説明

移動装置

【課題】 接地面、壁面、天井面等の障害物に合わせて、自由に調節することができる検出装置を備えた移動装置を提供する。
【解決手段】 移動装置31は、左側の移動部93〜95を駆動する左駆動部53と、右側の移動部93〜95を駆動する右駆動部53と、左駆動部53と右駆動部53の駆動を制御する制御手段39が設けられている。装置本体32には、障害物を検出する障害物検出装置1,1と、移動部93〜95の移動量を検出する移動量検出手段81,82を有する。制御手段39は、障害物検出装置1,1が障害物を検出すると、左駆動部53と右駆動部53を駆動制御し、移動量検出手段81,82が移動部93〜95の移動量を検出する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、障害物を検出する検出装置を備えた移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、障害物を検出する検出装置は、実開平5−84397号公報に開示さているように、押圧式スイッチと、押圧式スイッチをONする接触部材とからなる。押圧式スイッチは、駆動モータによって移動する移動装置に取り付けられ、駆動モータの回転方向を切り換えるようになっている。接触部材は、移動装置の所定位置に取り付けられ、移動装置が駆動モータによって移動中、壁等の障害物に接触すると、押圧式スイッチをONし、駆動モータを逆回転させて、移動装置を後退させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の検出装置は、移動装置の所定位置に取り付けられているので、その位置の障害物しか検出できず、接地面、壁面、天井面等の障害物に合わせて、自由に調節することができないという問題点があった。
【0004】本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、接地面、壁面、天井面等の障害物に合わせて、自由に調節することができる検出装置を備えた移動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の移動装置は、上記目的を達成するため、下記の手段を有する。
(イ)装置本体は、少なくとも一対の移動部を有すること。
(ロ)装置本体には、左側の移動部を駆動する左駆動部と、右側の移動部を駆動する右駆動部と、左駆動部と右駆動部の駆動を制御する制御手段が設けられていること。
(ハ)装置本体には、障害物を検出する障害物検出装置と、移動部の移動量を検出する移動量検出手段を有すること。
(ニ)制御手段は、障害物検出装置及び移動量検出手段に接続され、障害物検出装置が障害物を検出し、又は移動量検出手段が移動部の移動量を検出すると、左駆動部と右駆動部のどちらか一方又は両方を駆動制御するようになっていること。
【0006】請求項2記載の移動装置は、上記目的を達成するため、上記手段に加え、下記の手段を有する。
(イ)障害物検出装置は、切換スイッチと、切換スイッチに着脱自在に取り付けられた接触部材とからなること。
(ロ)接触部材は、折曲可能であって、折曲された状態が保持できるように形成されていること。
【0007】請求項3記載の移動装置は、上記目的を達成するため、上記移動量検出手段が、移動手段近傍に設けられたスイッチと、このスイッチを押圧する、移動手段に設けられた押圧カムとからなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態を図1乃至図3に基づいて説明する。図1は、本願発明に係る移動装置の全体分解斜視図である。図2は、本願発明に係る検出装置の分解斜視図である。図3は、図2の断面側面図である。
【0009】検出装置1は、図2,3に示すように、切換スイッチ2と、切換スイッチ2に設けられた接触部材5とからなる。切換スイッチ2は、駆動モータ23によって移動する移動装置11に取り付けられ、駆動モータ23の回転方向を切り換えるようになっている。接触部材5は、折曲可能であって、折曲された状態が保持できるように形成されている。切換スイッチ2は、レバー3を備えており、このレバー3に接触部材5が着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0010】切換スイッチ2は、器体4と、器体4に揺動自在に設けられたレバー3とからなり、レバー3が器体4と略直角となるように図示しない弾性部材によって付勢されている。レバー3は、全方向に向かって揺動できるように器体4に取り付けられており、揺動後は弾性部材によって元の状態に復帰する。
【0011】接触部材5は、両端に先端キャップ7と連結片8が取り付けられている。接触部材5は、折曲可能であって、折曲した状態を保持できる素材、例えば針金、プラスチックワイヤー等で形成され、後端部5aが略U字状に折曲されている。先端キャップ7は、ゴム等の摩擦抵抗の大きい素材で有底筒状に形成され、後端面7bに形成された円孔7aが接触部材5の先端に嵌着されて取り付けられている。
【0012】連結片8は、ゴム等の摩擦抵抗の大きい素材で矩形体状に形成され、前端面8cに矩形状の矩形穴8aが形成され、後端面8dに円形の差込穴8bが形成されている。接触部材5は、略U字状に折曲された後端部5aが連結片8の矩形孔8aに回動不能に嵌着されて、連結片8に取り付けられている。接触部材5は、これの連結片8の差込穴8bを切換スイッチ2のレバー3に差し込むようにして、レバー3に着脱自在に取り付けられる。
【0013】移動装置11は、装置本体12を有する。装置本体12の左右には、脚部又は車輪等の移動部13,20が少なくとも2個ずつ設けられている。装置本体12には、移動部13,20を駆動する駆動モータ23が設けられている。装置本体12の一側には、検出装置1が設けられている。
【0014】移動装置11について、図1に基づいて、具体的に説明する。装置本体12の前部には、一対の前輪13,13を回動自在に取り付けた操向枠15が支軸16により旋回自在に取り付けられている。操行枠15は、一対のガイド突起17,18によって旋回範囲が規制され、装置本体12が前方に移動するとき旋回せず、装置本体12が後方に移動するとき旋回する。そのため、移動装置11は、前進時は直進し、後進時は曲がる。
【0015】装置本体12の後部には、一対の後輪20,20を取り付けた駆動軸21が回動自在に取り付けられている。駆動軸21には、クラウン歯車22が固着されている。クラウン歯車22は、駆動モータ23の駆動歯車25と噛み合っている。装置本体12には、図示しないメインスイッチと電池が設けられ、さらに駆動モータ23の回転方向を制御する制御基板26がボス27を介して取り付けられている。
【0016】装置本体12の前部左右には、検出装置1,1が設けられている。即ち、装置本体12の前部左右には、切換スイッチ2,2が固定して取り付けられ、この切換スイッチ2,2のレバー3に接触部材5、5が着脱自在に取り付けられている。切換スイッチ2,2は、制御基板26に電気コードによって接続されている。なお、装置本体12には、二点鎖線で示すボディ29が取り付けられる。
【0017】移動装置11は、図示しないメインスイッチをONにすると、駆動モータ23が正回転し、メインスイッチをOFFにすると、駆動モータ23が停止する。駆動モータ23が正回転すると、駆動歯車25,クラウン歯車22,駆動軸21を介して一対の後輪20,20が正回転し、移動装置11は直進走行する。
【0018】走行中、どちらか一方の接触部材5が障害物に接触すると、切換スイッチ2のレバー3が揺動し、切換スイッチ2がONとなって、制御基板26が駆動モータ23を一定時間逆回転させる。移動装置11は、曲がりながら後進する。制御基板26は、駆動モータ23を一定時間逆回転させた後、正回転させるので、移動装置11は向きを変えて直進走行する。このように、移動装置11は、障害物をさけながら、走行することができる。なお、接触部材5は、自由に折曲し、折曲状態が保持できるので、走行面のみならず、天井面等のあらゆる障害物に折曲して対応させることができる。
【0019】以下、本発明に係る移動装置の他の形態を図4乃至図8に基づいて説明する。図4は、本願発明に係る移動装置の全体斜視図である。図5は、図4の分解斜視図である。図6は、図4の要部斜視図である。図7は、図6の下方から視た斜視図である。図8は、移動装置の使用状態を説明する側面図である。
【0020】移動装置31は、装置本体32を有する。装置本体32の左右には、脚部又は車輪等の移動部93〜95が少なくとも2個ずつ設けられている。装置本体32には、左側の移動部93〜95を駆動する左駆動モータ53と、右側の移動部93〜95を駆動する右駆動モータ53と、左駆動モータ53と右駆動モータ53の駆動を制御する制御手段39が設けられている。装置本体32の左右には、検出装置1,1が設けられている。左検出装置1と右検出装置1は、制御手段39に接続され、左駆動モータ53と右駆動モータ53の回転方向を切り換えるようになっている。
【0021】さらに、移動装置31について具体的に説明する。装置本体32は、図5に示すように、基枠33と、基枠33の両側に設けられた一対の脚部取付枠35,35と、一対の脚部取付枠35,35を基枠33に固定するネジ34,34とからなる。基枠33は、平板36と、平板36の前後下部に形成された軸受板37,37とで構成されている。
【0022】平板36の上面には、取付ボス38・・・が突設され、この取付ボス38・・・に制御基板39がネジ40によって固定されている。制御基板39には、図示しない制御回路、電池41、検出装置1,1、メインスイッチ42、サブスイッチ43が設けられている。
【0023】基枠33には、制御基板39を覆う虫型形状のカバー体45が着脱自在に取り付けられている。脚部取付枠35は、図6,7に示すように、前壁48と後壁49の下部に支軸50,50が突設され、上部にネジ34を螺着する雌ネジ部51,51が形成されている。一対の脚部取付枠35,35は、基枠33の前後に形成された軸受板37,37に対称的に配置され、支軸50が軸受板37に形成された軸受孔46に軸支され、ネジ34によって基枠33に固定されている。
【0024】脚部取付枠35内には、図7に示すように、駆動モータ53と伝達軸55が設けられている。駆動モータ53の駆動軸には、駆動歯車56が固定して取り付けられている。前記駆動歯車56は、平歯車57と噛み合い、この平歯車57は、小歯車59と一体的に形成されている。この小歯車59は、伝達軸55の平歯車60と噛み合うようになっている。伝達軸55は、前部の所定位置に第1のウォーム歯車61が固定して取り付けられ、後部の平歯車60寄りに第2のウォーム歯車62が固定して取り付けられ、後部の所定位置に第3のウォーム歯車63が固定して取り付けられている。
【0025】脚部取付枠35の前部には、第1の回転軸65が回動自在に設けられている。第1の回転軸65には、第1のウォーム歯車61と噛み合う第1の大歯車66と、第1の大歯車66と一体の第1の小歯車67が設けられている。脚部取付枠35の中央部には、第2の回転軸69が回動自在に設けられている。
【0026】第2の回転軸69には、第2のウォーム歯車62と噛み合う第2の大歯車70と、第2の大歯車70と一体の第2の小歯車71が設けられている。脚部取付枠35の後部には、第3の回転軸73が回動自在に設けられている。第3の回転軸73には、第3のウォーム歯車63と噛み合う第3の大歯車75と、第3の大歯車75と一体の第3の小歯車76が設けられている。
【0027】又、脚部取付枠35の前部には、第1の脚部取付軸79が回動自在に設けられている。この第1の脚部取付軸79には、前記第1の小歯車67と噛み合う第1の従動歯車80が一体的に形成されている。
【0028】第1の脚部取付軸79の後端には、スイッチ81をON−OFFする押圧カム82が設けられている。第1の脚部取付軸79の先端には、略矩形状の取付孔83が同一軸心上に形成されている。
【0029】脚部取付枠35の中央部には、第2の脚部取付軸85が回動自在に設けられている。この第2の脚部取付軸85には、前記第2の小歯車71と噛み合う第2の従動歯車86が一体的に形成されている。第2の脚部取付軸85の先端には、略矩形状の取付孔87が同一軸心上に形成されている。
【0030】脚部取付枠35の後部には、第3の脚部取付軸89が回動自在に設けられている。この第3の脚部取付軸89には、前記第3の小歯車76と噛み合う第3の従動歯車90が一体的に形成されている。第3の脚部取付軸89の先端には、略矩形状の取付孔91が同一軸心上に形成されている。
【0031】各第1,第2,第3の脚部取付軸79,85,89の取付孔83,87,91には、図6に示すように、断面矩形状の脚軸93,94,95の後端が回動不能に差し込まれて取り付けられている。脚軸93〜95は、折曲可能であって、折曲した状態を保持できる素材、例えば針金、プラスチックワイヤー等で形成されている。また、脚軸93,94,95は、先端にゴム等の摩擦抵抗の大きい素材で形成された球体状の足部材96,97,99が嵌め込んで取り付けられている。
【0032】一対の脚部取付枠35,35内の駆動モータ53,53、スイッチ81,81と、制御基板39に設けられた制御回路、電池41、検出装置1,1、メインスイッチ42、サブスイッチ43は、電気的に接続されている。
【0033】移動装置31は、上記構成を有し、メインスイッチ42をONにすると、制御基板39を介して駆動モータ53が駆動し、メインスイッチ42又はサブスイッチ43をOFFにすると駆動モータ53が停止する。歩行面に接触する脚軸93〜95の先部を緩やかに折り曲げておく。メインスイッチ42をONにし、駆動モータ53を駆動すると、駆動歯車56が回転する。駆動歯車56の回転は、平歯車57、小歯車59、平歯車60、伝達軸55に伝えられ、第1のウォーム歯車61、第2のウォーム歯車62、第3のウォーム歯車63が回転する。
【0034】第1のウォーム歯車61の回転は、第1の大歯車66、第1の小歯車67、第1の従動歯車80、第1の脚部取付軸79を介して脚軸93に伝えられ、脚軸93が軸線回りの方向に回転し、先端の足部材96が上下方向に旋回する。
【0035】第2のウォーム歯車62の回転は、第2の大歯車70、第2の小歯車71、第2の従動歯車86、第2の脚部取付軸85を介して脚軸94に伝えられ、脚軸94が軸線回りの方向に回転し、先端の足部材97が上下方向に旋回する。
【0036】第3のウォーム歯車63の回転は、第3の大歯車75、第3の小歯車76、第3の従動歯車90、第3の脚部取付軸89を介して脚軸95に伝えられ、脚軸95が軸線回りの方向に回転し、先端の足部材99が上下方向に旋回する。
【0037】このようにして、駆動モータ53を正転させて、脚軸93〜95を軸線回りの方向に前回転させると、足部材96〜99が上下方向に前旋回し、移動装置31は前進する。また、駆動モータ53を逆転させると、移動装置31は後進する。
【0038】左右の駆動モータ53,53の回転方向、回転数は、制御基板39によって変更される。駆動モータ53の回転が第1の脚部取付軸79に伝達されると、押圧カム82がスイッチ81を押圧し、その押圧回数が制御基板39に送られて、制御基板39が脚軸93〜95の回転数を認識することができる。この結果、制御基板39が左右の駆動モータ53,53の回転数を制御することができる。
【0039】歩行中、左右どちらか一方の接触部材5が障害物に接触すると、一方の切換スイッチ2のレバー3が揺動し、一方の切換スイッチ2がONとなって、制御基板39が左右の脚部取付枠35の駆動モータ53,53を逆回転させる。制御基板39は、接触した側の一方(例えば左側)の駆動モータ53を約1回転逆転させた後正回転に戻し、また接触しなかった側の他方(例えば右側)の駆動モータ53を約3回転逆転させた後正回転に戻す。
【0040】従って、移動装置31は、前進中に一方の検出装置1が障害物を検出すると、一旦後退してから、他方に向きを変え、又前進する。駆動モータ53の回転数は、上記したように、押圧カム82がスイッチ81を押圧し、その押圧回数が制御基板39に送られて、制御基板39が認識する。
【0041】このように、移動装置31は、障害物をさけながら、歩行することができる。接触部材5は、自由に折曲し、折曲状態が保持できるので、歩行面のみならず、天井面等のあらゆる障害物に折曲して対応させることができる。例えば、図8に示すように、一方の接触部材5を下方に折り曲げて、歩行面の障害物Aを検出できるように設定し、他方の接触部材5を上方に折り曲げて、天井面の障害物Bを検出できるように設定することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載の移動装置は、少なくとも一対の移動部により前進中に、障害物検出装置が障害物を検出すると、制御手段が左駆動部と右駆動部のどちらか一方又は両方を駆動制御して移動部の移動方向を変え、移動量検出手段が移動部の移動量を検出すると、制御手段が左駆動部と右駆動部のどちらか一方又は両方を駆動制御して移動部の移動方向を変えて、多種多様な障害物を避けながら移動でき、より複雑な動きをさせることができるという効果がある。
【0043】請求項2記載の移動装置は、上記効果に加えて、障害物検出装置が切換スイッチと、切換スイッチに着脱自在に取り付けられた接触部材とからなり、接触部材が折曲可能であって、折曲された状態が保持できるように形成されているので、長さ、形状の異なる接触部材を簡単に交換することができるという効果がある。また、接触部材が移動装置の所定位置に取り付けられても、接触部材を折曲して、接地面、壁面、天井面等の障害物に合わせて、自由に調節することができるという効果がある。また、移動部を脚部とし、装置本体を虫形状にすると、障害物検出装置がワイヤ状の接触部材を備えているので、その接触部材が触角となり、あたかも触角が障害物を検知して、その障害物を避けながら動く本物の虫のようにリアルに動かすことができるという効果がある。
【0044】請求項3記載の移動装置は、上記効果に加えて、移動量検出手段が移動手段近傍に設けられたスイッチと、このスイッチを押圧する、移動手段に設けられた押圧カムとからなるので、確実に移動量を検出することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る移動装置の一つの実施の形態を示す全体分解斜視図である。
【図2】本願発明に係る検出装置の分解斜視図である。
【図3】図2の断面側面図である。
【図4】本願発明に係る移動装置の他の実施の形態を示す全体斜視図である。
【図5】図4の分解斜視図である。
【図6】図4の要部斜視図である。
【図7】図6の下方から視た斜視図である。
【図8】移動装置の使用状態を説明する側面図である。
【符号の説明】
A 障害物
B 障害物
1 検出装置
2 切換スイッチ
3 レバー
4 器体
5 接触部材
5a 後端部
7 先端キャップ
7a 円孔
7b 後端面
8 連結片
8a 矩形穴
8b 差込穴
8c 前端面
8d 後端面
11 移動装置
12 装置本体
13 移動部(前輪)
15 操向枠
16 支軸
17 ガイド突起
18 ガイド突起
20 移動部(後輪)
21 駆動軸
22 クラウン歯車
23 駆動モータ
25 駆動歯車
26 制御基板(制御手段)
27 ボス
29 ボディ
31 移動装置
32 装置本体
33 基枠
34 ネジ
35 脚部取付枠
36 平板
37 軸受板
38 取付ボス
39 制御基板(制御手段)
40 ネジ
41 電池
42 メインスイッチ
43 サブスイッチ
45 カバー体
46 軸受孔
48 前壁
49 後壁
50 支軸
51 雌ネジ部
53 駆動モータ
55 伝達軸
56 駆動歯車
57 平歯車
59 小歯車
60 平歯車
61 第1のウォーム歯車
62 第2のウォーム歯車
63 第3のウォーム歯車
65 第1の回転軸
66 第1の大歯車
67 第1の小歯車
69 第2の回転軸
70 第2の大歯車
71 第2の小歯車
73 第3の回転軸
75 第3の大歯車
76 第3の小歯車
79 第1の脚部取付軸
80 第1の従動歯車
81 スイッチ
82 押圧カム
83 取付孔
85 第2の脚部取付軸
86 第2の従動歯車
87 取付孔
89 第3の脚部取付軸
90 第3の従動歯車
91 取付孔
93 脚軸(移動部)
94 脚軸(移動部)
95 脚軸(移動部)
96 足部材
97 足部材
99 足部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする移動装置。
(イ)装置本体は、少なくとも一対の移動部を有すること。
(ロ)装置本体には、左側の移動部を駆動する左駆動部と、右側の移動部を駆動する右駆動部と、左駆動部と右駆動部の駆動を制御する制御手段が設けられていること。
(ハ)装置本体には、障害物を検出する障害物検出装置と、移動部の移動量を検出する移動量検出手段を有すること。
(ニ)制御手段は、障害物検出装置及び移動量検出手段に接続され、障害物検出装置が障害物を検出し、又は移動量検出手段が移動部の移動量を検出すると、左駆動部と右駆動部のどちらか一方又は両方を駆動制御するようになっていること。
【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動装置。
(イ)障害物検出装置は、切換スイッチと、切換スイッチに着脱自在に取り付けられた接触部材とからなること。
(ロ)接触部材は、折曲可能であって、折曲された状態が保持できるように形成されていること。
【請求項3】 移動量検出手段は、移動手段近傍に設けられたスイッチと、このスイッチを押圧する、移動手段に設けられた押圧カムとからなることを特徴とする請求項1又は2記載の移動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2001−125642(P2001−125642A)
【公開日】平成13年5月11日(2001.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−274006(P2000−274006)
【分割の表示】特願平11−298721の分割
【出願日】平成11年10月20日(1999.10.20)
【出願人】(000135748)株式会社バンダイ (246)