説明

移動通信放送システムにおけるサービスガイド受信方法及び提供方法並びにそれらの装置

【課題】移動体通信放送システムにおけるサービスガイドを提供する方法及びその装置の提供。
【解決手段】前記方法及びその装置は、第1サービスガイドを受信する端末を含み、前記第1サービスガイドから抽出したサービスフラグメントのうち少なくとも一つのサービスタイプがサービスガイドとして設定されている場合、前記第1サービスガイドの少なくとも一つのアクセスフラグメントから第2サービスガイドについての受信情報を取得し、前記取得された受信情報を用いて前記第2サービスガイドを受信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送サービス(Broadcast Service;以下、BCAST)をサポートする移動通信放送システムに関し、特に移動体通信放送システムにおける基本サービスガイドを通じて他のサービスガイドを受信する方法及び提供する方法並びにそれらの装置に関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信市場は、既存の技術の再組み合わせや統合により新たなサービスの生産を継続的に求められており、今日、通信及び放送技術の発達に伴い、従来の放送システム又は移動通信システムにおいて、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等、携帯端末機(以下、移動端末)を通じて放送サービスを提供する段階にある。
【0003】
このような潜在的で、かつ実際的な市場需要とマルチメディアサービスに対して急増するユーザの要求、既存の音声サービスの他に放送サービスなど新たなサービスを提供しようとする事業者の戦略、そして顧客の要求を受容して移動通信事業を強化しているIT企業の利害関係が噛み合って移動通信サービスとIP(Internet Protocol)との融合は、次世代の移動通信技術開発の大きい流れとして位置を占めている。
【0004】
これは、移動通信市場だけでなく、一般の有線通信市場でも無線又は放送などに存在する多様なサービスを導入及び適用させることに至って、このような全方位的な融合は、有線放送、無線放送などにかかわらず、多様なサービスに対して同一の顧客環境を形成するようになった。
【0005】
一方、オープンモバイルアライアンス(Open Mobile Alliance;以下、OMA)は、個別モバイルソリューションの相互連動のための標準化を仕事とする団体であって、移動通信用ゲーム、インターネットサービスなどに対する多様なアプリケーション標準を定める役目を主として担当している。
【0006】
特に、OMAのワーキンググループのうち、OMA BCAST(Mobile Broadcast Working Group)では、移動端末を用いて放送サービスを提供する技術標準を研究している。即ち、OMA BCASTは、サービスガイド、ダウンロード及びストリーミング送信技術、サービス及びコンテンツ保護技術、サービス加入、ローミングなど、携帯端末環境でIP基盤の放送サービスを提供するための技術を標準化している。
【0007】
上述した有線−無線通信環境の融合による統合サービス提供のための市場の流れに従って、OMA BCAST等の携帯放送技術もモバイル環境を越えて有線−無線統合環境でサービスが提供できるように進化すべきである。
【0008】
図1は、標準となる従来の移動通信放送システムにおける端末機にサービスガイドを送信する構成例を示すブロック図である。
図1には、構成エレメント(論理個体)間のインターフェースが示されており、以下に示す表1と表2は図1に使用されるインターフェースを説明したものである。
【0009】
【表1】

【0010】
【表2】

【0011】
図1を参照すると、コンテンツ供給者(Content Creation)101は放送サービス(以下、BCASTサービス)の供給者であり、上記BCASTサービスは従来の音声/画像放送サービス、音楽ファイル、又はデータファイルのファイルダウンロードサービスなどを行い得る。
【0012】
コンテンツ供給者101は、サービスガイドコンテンツ供給ソース(Service Guide Content Creation Source;以下、SGCCS)102を用いてBCASTサービスのサービスガイド構成のために必要とされるコンテンツ情報、移動端末の性能情報、ユーザプロファイル、コンテンツ時間情報などを、上記表1のSG1インターフェース103を介してBCASTサービスアプリケーション104のサービスガイドアプリケーションソース(Service Guide Application Source;以下、SGAS)105に伝達する。
【0013】
BCASTサービスアプリケーション104は、コンテンツ供給者101からBCASTサービスのためのデータの供給を受けて、BCASTネットワークに適した形態に加工してBCASTサービスデータを作る役目をする。また、BCASTサービスアプリケーション104は、移動通信放送案内に必要な標準化されたメタデータを生成する役目を担当する。
【0014】
SGAS105は、SGCCS102から伝達を受けた情報と共にサービス及びコンテンツ詳細情報、スケジュール情報、位置情報など、サービスガイドの構成に必要な各種ソースをインターフェースSG2(106)を介して後述するBCASTサービス分配/適応(Distribution/Adaptation)部108のサービスガイド生成(Service Guide Generation;以下、SG−G)部109に伝達する。
【0015】
BCASTサービス分配/適応部108は、BCASTサービスアプリケーション104から供給を受けたBCASTサービスデータを配送するベアラー(bearer)を設定する役目、BCASTサービスの送信スケジュールを決定する役目、そして移動通信放送案内情報を生成する役目を担当する。BCASTサービス分配/適応部108は、BCASTサービスデータを送信するネットワークである放送分配システム(Broadcast Distribution System;以下、BDS)122及び双方向通信をサポートする双方向ネットワーク123と連結される。
【0016】
SG−G 109で生成されたサービスガイドは、サービスガイド分配(SG Distribution;以下、SG−D)部110とSG−5インターフェース117を介して移動通信端末(Terminal)119に提供される。仮に、BDS122又は双方向通信をサポートする双方向ネットワーク123を介してサービスガイドを提供するか、または該当システム又はネットワークと関連して整合が必要な場合には、SG−G 109で生成されたサービスガイドは、サービスガイド適応(SG Adaptation;以下、SG−A)部111で整合されてSG−D 110に提供されるか、SG−B1インターフェース116を介して後述するBSCサービス分配(BDS Service Distribution)部121に提供される。
【0017】
BCAST加入管理(BCAST Subscription Management)部113は、BCASTサービスの受信のための加入情報と、サービス提供情報及びBCASTサービスを受信する移動通信端末に対する装置情報と、を管理する。
BCAST加入管理部113のサービスガイド加入ソース(Service Guide Subscription Source;以下、SGSS)114は、サービスガイドの生成と関連した加入関連情報、供給関連情報、及び購買情報、広報関連情報などのソースをSG4インターフェース112を介してサービスガイドを生成する上記SG−G 109に伝達する。
【0018】
BDSサービス分配部121は、全ての受信されたBCASTサービスを放送チャンネル(Broadcast channel)又は双方向チャンネル(interaction channel)を介して分配する役目を遂行する。BDSサービス分配部121は、BDS122の種類によって存在することも、存在しないこともできる構成要素である。
【0019】
BDS122は、BCASTサービスを配送するネットワークであり、例えばDVB−H(Digital Video Broadcasting−Handheld)、3GPPのMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)、3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)のBCMCS(Broadcast Multicast Service)などの放送ネットワークである。双方向ネットワーク123は、一対一でBCASTサービスを伝送するか、又はBCASTサービス受信に関連した制御情報及び付加情報を双方向に交換する役目をし、例えば既存のセルラーネットワークでありうる。
【0020】
図1で、移動通信端末119はBCASTサービスを受信することができる端末機であり、端末機の性能に従ってセルラーネットワークと接続できる機能を有する。移動通信端末119は、サービスガイドクライアント(Service Guide Client;以下、SG−C)を備えてSG5インターフェース117を介して送信されるサービスガイドを受信するか、SG6インターフェース118を介して送信される通知メッセージを受信してBCASTサービス受信のための適切な動作を遂行する。
【0021】
以下に示す、表3〜表5は、図1に示す主要構成要素(論理個体)の機能を要約し、OMA BCASTサービスの標準として定義したものである。
【0022】
【表3】

【0023】
【表4】

【0024】
【表5】

【0025】
図2は、標準となる従来のOMA BCAST内でサービスガイド(Service Guide)生成のためのサービスガイドに対するデータモデル(Data Model)を示す図である。図2で、各フラグメントを連結する実線は各フラグメントの間の相互参照を意味する。
【0026】
図2を参照すると、サービスガイドデータ(Service Guide Data)モデルは、全サービスガイドの上位構成情報を提供する管理(Administrative)グループ200、サービス、コンテンツ、スケジュールなどのサービスガイドの核心情報を提供する核心(Core)グループ220、サービスまたはコンテンツに接続できるように接続情報を提供するアクセス(Access)グループ230、及び加入及び購買情報を提供する供給(Provisioning)グループ210から構成される。
【0027】
管理グループ200は、サービスガイド伝達ディスクリプタ(Service Guide delivery Descriptor)201を含み、供給グループ210は、購入アイテム(Purchase Item)211、購入データ(Purchase Data)212、及び購入チャンネル(Purchase Channel)213を含んで構成される。
【0028】
核心グループ220は、サービス(Service)221、スケジュール(Schedule)222、及びコンテンツ(Content)223を含んで構成され、アクセスグループ230は、アクセス(Access)231、及びセッション解釈(Session Description)232を含んで構成される。
【0029】
その他、サービスガイド情報は、図2に示すように、上述した4個のグループ(200、210、220、230)の以外に、プリビューデータ(Preview Data)241及び相互データ(Interactivity Data)251をさらに含むことができる。上述した各構成を、サービスガイドを構成する最小単位であるフラグメント(Fragment)と呼ぶ。
【0030】
上述した各構成要素をフラグメントとして見ると、サービスガイド伝達ディスクリプタ(Service Guide Delivery Descriptor)フラグメント201は、サービスガイドを構成するフラグメントを含んでいるサービスガイド伝達ユニット(Service Guide Delivery Unit;SGDU)が搬送される伝達セッションの情報を提供し、SGDUに対するグルーピング(Grouping)情報、及び通知(Notification)メッセージを受信するためのエントリーポイント(Entry Point)を提供する。
【0031】
サービス(Service)フラグメント221は、全サービスガイドの核心部分である放送サービスに含まれるコンテンツ(Content)の上位集合体であって、サービスコンテンツ、ジャンル、サービス地域などの情報を提供する。
スケジュール(Schedule)フラグメント222は、ストリーミング(Streaming)、ダウンローディング(Downloading)等、サービスに含まれるコンテンツ各々の時間情報を提供する。
【0032】
コンテンツ(Content)フラグメント223は、放送されるコンテンツに対する詳細説明、ターゲットユーザグループ、サービス地域、及びジャンルなどの情報を提供する。
アクセス(Access)フラグメント231は、サービスを見ることができるように、接続と関連した情報を提供し、該当接続セッションに対する配送方法、セッション情報などを提供する。
【0033】
セッション解釈(Session Description)フラグメント232は、アクセスフラグメント(Access)231に含まれることもでき、端末機が該当セッション解釈フラグメント232を検出できるように、セッション解釈フラグメント232の位置についての情報はURI(Uniform Resource Identifier)形態で提供される。
また、セッション解釈フラグメント232は、該当セッションに存在するマルチメディアコンテンツに対するアドレス情報、コーデック(CODEC)情報などを提供する。
【0034】
購入アイテム(Purchase Item)フラグメント211は、ユーザがサービスの購入、サービスのバンドル(Bundle)、又はその承認ができるように、1つ以上のマルチプルサービスやアイテムのスケジュールがいっしょにグループ化される。
購入データ(Purchase Data)フラグメント212は、価格情報、プロモーション情報などのサービスあるいはサービスバンドルについての購入及び加入情報を含む。
【0035】
購入チャンネル(Purchase Channel)フラグメント213は、サービスあるいはサービスバンドルの加入あるいは購買のための接続情報を提供する。
サービスガイド伝達ディスクリプタフラグメント201は、サービスガイド受信のためのエントリーポイント(Entry Point)を示唆し、フラグメントのコンテナ(Container)であるSGDUに対するグルーピング情報(Grouping Information)を提供する。
【0036】
また、プリビューデータ(Preview Data)フラグメント241は、サービス、スケジュール、及びコンテンツに対するプリビュー情報を提供し、相互データ(Interactivity Data)フラグメント251は、該当サービス、スケジュール、及びコンテンツに従って、放送中の双方向サービスを提供する。サービスガイドに対する具体的な情報は、図2の上位データモデルに基づいて、提供されるコンテンツ及び価値に対しての多様なエレメント値(Element)及び属性(Attribute)値を通じて定義できる。
【0037】
便宜上、サービスガイドの各々のフラグメントに対する詳細なエレメント値及び属性値は、ここでは含めなかったが、上記詳細なエレメント値及び属性値は本発明では制約されず、本発明では、移動通信放送サービスのためのサービスガイド提供において、必要により定義された全てのエレメント値及び属性値を全て適用できる。
【0038】
ところが、上記データモデルに従ってSG−G 109でサービスガイドを生成した後、各フラグメントをSG−D 110とユーザ端末であるSG−C 120を通じて提供する段階において、事業者が提供するサービスとコンテンツの量が多くなるほど、提供しなければならない情報が多くなり、これによって、サービスガイドのフラグメントのサイズ及び個数が著しく増加してきている。したがって、端末で全フラグメントを受信し、サービスガイドを組み合せてディスプレイするに当たってオーバーヘッドが生じることがあるという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0039】
本発明は、上記のような問題点を解決するために案出されたものであって、本発明の好適な実施形態の態様は、移動通信放送システムにおけるサービスガイドを提供するに当たって、効率的なサービスの伝達のために最小限の基本サービスガイドを優先的に配布し、基本サービスガイドを通じて基本サービスガイドに対する追加情報あるいは別の他のサービスガイドを受信することができる方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0040】
上記目的を達成するためになされた本発明の好適な一実施形態の態様に係るサービスガイド受信方法は、移動通信放送システムにおける端末においてサービスガイドを受信する方法であって、第1サービスガイドを受信する段階と、前記第1サービスガイドから抽出したサービスフラグメントのうち少なくとも一つのサービスタイプがサービスガイドとして設定されている場合、前記第1サービスガイドの少なくとも一つのアクセスフラグメントから第2サービスガイドについての受信情報を取得する段階と、 前記取得された受信情報を用いて前記第2サービスガイドを受信する段階とを有し、前記アクセスフラグメントは、前記サービスフラグメントと関連があることを特徴とする。
【0041】
上記目的を達成するためになされた本発明の好適な一実施形態の態様に係るサービスガイド提供方法は、移動通信放送システムにおけるサービスガイドを端末に提供する方法であって、第1サービスガイドと、少なくとも1つの第2サービスガイドを構成する段階と、前記第1サービスガイドに含まれているサービスフラグメントのうち少なくとも一つのサービスタイプをサービスガイドとして設定し、前記第2サービスガイドについての受信情報を前記第1サービスガイドの少なくとも一つのアクセスフラグメントに追加する段階と、前記第2サービスガイドについての受信情報が含まれた第1サービスガイドを前記端末に送信する段階と、前記第1サービスガイドに含まれた前記第2サービスガイドについての受信情報を用いて接続した端末に、前記第2サービスガイドを提供する段階とを有し、前記アクセスフラグメントは、前記サービスフラグメントと関連があることを特徴とする。
【0042】
上記目的を達成するためになされた本発明の好適な一実施形態の態様に係るサービスガイド受信装置は、移動通信放送システムにおけるサービスガイドを受信する装置であって、放送データを受信する放送データ受信部と、前記放送データから第1サービスガイドと少なくとも1つの第2サービスガイドとを取得するサービスガイド受信部と、前記第1サービスガイドを解釈し、前記第1サービスガイドから抽出したサービスフラグメントのうち少なくとも一つのサービスタイプがサービスガイドとして設定されていると、前記第1サービスガイドの少なくとも一つのアクセスフラグメントから前記第2サービスガイドについての受信情報を取得するサービスガイド解釈部と、前記取得した第1サービスガイド又は第2サービスガイドの少なくともいずれか1つを表示するサービスガイド表示部とを有し、
前記アクセスフラグメントは、前記サービスフラグメントと関連があることを特徴とする。
【0043】
上記目的を達成するためになされた本発明の好適な一実施形態の態様に係るサービスガイド提供装置は、移動通信放送システムにおけるサービスガイドを端末に提供する装置であって、第1サービスガイドと少なくとも1つの第2サービスガイドを構成し、前記第1サービスガイドに含まれているサービスフラグメントのうち少なくとも一つのサービスタイプをサービスガイドとして設定し、前記第2サービスガイドについての受信情報を前記第1サービスガイドの少なくとも一つのアクセスフラグメントに追加するサービスガイド生成部と、前記第2サービスガイドについての受信情報が含まれた第1サービスガイドを前記端末に送信し、前記第2サービスガイドについての受信情報を用いて接続した端末に、前記第2サービスガイドを提供するサービスガイド送信部とを有し、前記アクセスフラグメントは、前記サービスフラグメントと関連があることを特徴とする。
【発明の効果】
【0044】
本発明に係る移動通信放送システムにおけるサービスガイド提供方法及び装置によれば、基本サービスに対するサービスガイドを通じて更に他のサービスに対するサービスガイドを提供することで、容量の大きいサービスガイドを基本サービスガイドと基本サービスに対する追加詳細情報、あるいは独立的なサービスガイドに分離配布できるので、サービスガイドを効率的に送信できるという効果がある。また、基本サービスガイドを先に送信することによって、初期サービスガイドの受信時間を節約してユーザにもっと迅速に情報を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】従来のOMA BCASTでサービスガイド機能の論理構造を示す図である。
【図2】従来のOMA BCASTでサービスガイドのデータモデルである。
【図3】本発明の実施形態に係る基本サービスガイドを通じたサービスガイド受信方法の例示図である。
【図4】本発明の実施形態に係る基本サービスガイドを通じたサービスガイド受信手続を説明するためのフローチャートである。
【図5】OMA BCASTのサービスガイドデータモデルのうち、サービスフラグメントに提供される詳細情報の例示図である。
【図6】OMA BCASTのサービスガイドデータモデルのうち、アクセスフラグメントに提供される詳細情報の例示図である。
【図7】本発明の実施形態に係るシステム及び端末のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
次に、本発明に係る移動通信放送システムにおけるサービスガイド提供方法及び装置を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0047】
本発明を説明するに当たって、関連した公知機能あるいは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合、その詳細な説明は省略する。そして、後述する用語は本発明の機能を考慮して定義された用語であって、これは、ユーザ、運用者の意図、または慣例などによって変わることができる。したがって、その定義は本明細書全般に亘る内容に基づいて下されるべきである。
【0048】
後述する本発明の詳細な説明には、前述した技術的課題をなすための本発明において、代表的な実施形態を提示する。また、本発明の説明の便宜のために、非同期移動通信標準である3GPP(3rd Generation Partnership Project)あるいは移動端末のアプリケーションの標準機構であるOMA BCASTで定義している個体の名称を同様に使用するが、このような標準及び名称が本発明の範囲を限定するものではなく、類似の技術的背景を有するシステムにも本発明が適用できる。
【0049】
本発明を説明する前に、理解を助けるために、本発明で使われるメッセージスキマテーブルについて以下の表6を参照して説明する。
【表6】

【0050】
表6で、名称(Name)は、該当メッセージを構成するエレメント値と属性値に対する名称を表す。
タイプ(Type)は、該当名称がエレメント値又は属性値のうち、どんな形態であるかを意味する。
【0051】
もし、実体がエレメント値ならば、エレメント値は「E1」、「E2」、「E3」、「E4」のような値を有し、E1は全メッセージに対する上位エレメント値を意味し、E2はE1の下位エレメント値、E3はE2の下位エレメント値、E4はE3の下位エレメント値を表す。
もし、実体が属性値ならばタイプは「A」で表示する。例えば、E1の下の「A」は「E1」の属性値を表す。
範疇(Category)は、該当エレメント値あるいは属性値が必須内容か否かを区分するために使用され、必須の場合は「M」値を、オプションの場合は「O」値を有する。
【0052】
カーディナリティ(Cardinality)は、エレメント同士間の関係を表し、「0」、「0..1」、「1」、「0..n」、「1..n」の値を有する。「0」はオプションを意味し、「1」は必須関係を意味し、「n」は複数の値を有することができることを意味する。例として、「0..n」は該当エレメント値がないか、又は、n個の値を有することを意味する。
説明(Description)は、該当エレメント又は属性値が意味するところを記述し、データ型(Data Type)は該当エレメント値又は属性値に対するデータ構造を定義する。
【0053】
図3は、本発明の実施形態に係るサービスガイドを受信する方法及び基本サービスガイドを通じて他のサービスガイドを提供する方法の例示図である。
【0054】
図3を参照すると、移動通信放送システムにおいて、端末機(図示せず)のSG−C 120(図1参照)はアナウンスメントセッション(Announcement Session)301に接続して該当セッションから伝えられるサービスガイド伝達ディスクリプタ(Service Guide Delivery Descriptor;以下、SGDD)310を受信する。
【0055】
SGDD310は、前述したように、サービスガイド伝達ユニット(Service Guide Delivery Unit;SGDU)リスト及びSGDUが伝えられる伝達セッションに関する情報を含んでいる。図3では、SGDD310が基本サービスガイドに対するフラグメントを含んでいるSGDUリストと、該当SGDUが搬送される伝達セッションX(Delivery Session X)302に対する情報を含んでいる。
【0056】
端末は、SGDD310の情報を解釈し、伝達セッションX302に接続して基本サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニット(SGDU)311を受信し、受信したSGDU311から基本サービスガイドに対するフラグメントを抽出し、最終的に基本サービスガイド320を画面に表示して、ユーザが該当情報を見ることができるようにする。
【0057】
基本サービスガイド320には該当サービスと関連した追加情報を含むことができ、また、基本サービスガイド320を通じて他のサービス事業者のサービスガイドに対する接続方法を提供することができる。
【0058】
図3で、端末は基本サービスガイド320を通じて第1サービスガイド321と第2サービスガイド322に対する受信情報を確認することができ、該当受信情報は第1サービスガイド321に対するSGDU312を搬送する伝達セッションY303に対する情報及び第2サービスガイド322に対するSGDU313を搬送する伝達セッションZ304に対する情報を含む。
【0059】
端末は、伝達セッションY303又は伝達セッションZ304に接続して第1サービスガイド321のためのSGDU312又は第2サービスガイド322のためのSGDU313を受信した後、第1サービスガイド321又は第2サービスガイド322をユーザに見せることができる。
【0060】
図4は、本発明の実施形態に従って端末がサービスガイドを受信する方法に対する詳細手続を説明するためのフローチャートである。
図4を参照すると、端末はサービスガイド受信のために、まず、ステップS401で、アナウンスメントセッションに接続して該当セッションから伝えられるSGDDを受信する。
【0061】
次に、ステップS402で、端末は受信したSGDDを解釈してサービスガイドの生成に必要なフラグメントが伝えられるセッション情報及びSGDUを検出する。
次に、ステップS403で、端末はSGDDによって示される全てのSGDUを該当伝達セッションから受信する。
【0062】
次に、ステップS404で、端末は伝達セッションから受信したSGDUからフラグメントを抽出し、抽出されたフラグメントを解釈してサービスガイドを構成する。
次に、ステップS405で、構成されたサービスガイドからサービスフラグメントリストをチェックする。
図5は、サービスフラグメントに対する上位属性値とエレメント値を図式化したものである。
【0063】
次に、ステップS406で、端末はサービスフラグメントリストにあるサービスフラグメントを解釈して、サービスガイド値であるServiceType501(図5参照)情報が含まれているかどうかを判断する。
サービスガイド値が含まれていなければ、該当サービスガイド内には更なる他のサービスガイドを提供するための情報がなく、受信したサービスガイドがサービス事業者から提供を受けた情報の全部であると考えることができ、この場合にはステップS407に進行して、端末は該当サービスガイドをユーザに表示することができる。
【0064】
一方、サービスガイド値を有するServiceType501が含まれていれば、これは該当サービスガイド内に更なる他のサービスガイドに対する受信及び接続のための情報が含まれていることを意味する。したがって、この場合にはステップS408で、ServiceType501がサービスガイドであるサービスフラグメントと関連した全てのアクセスフラグメントを検出する。
図6は、アクセスフラグメントに対する上位属性値とエレメント値を図式化したものである。
【0065】
次に、ステップS409で、端末は、検出された全てのアクセスフラグメントを解析して、該当アクセスフラグメントでServiceClass601に該当する値を決定する。
その結果、ServiceClass601に該当する値が‘urn:oma:oma_bsc:sg:1.0’であれば、これは該当アクセスフラグメント内に含まれている接続情報に該当する伝達セッション内に独立的なスタンドアローンサービスガイド(stand alone SG)があることを意味し、‘urn:oma:oma_bsc:csg:1.0’であれば、これは該当アクセスフラグメント内に含まれている接続情報に該当する伝達セッション内に該当サービスガイドに対する追加詳細情報を含んでいるコンプリメンタリサービスガイド(complementary SG)が存在することを意味する。
【0066】
次に、ステップS410で、端末はServiceClassの下位エレメント値である「ReferredSGInfo」をチェックしてスタンドアローンSG(stand alone SG)及びコンプリメンタリSG(complementary SG)に対する事前情報を取得する。事前情報に対する内容は、以下の表7に示す。
【0067】
【表7】


























【0068】
最後に、ステップS411で、端末は、スタンドアローンSG(stand alone SG)あるいはコンプリメンタリSG(complementary SG)を受信して該当サービスガイドを構成し、これをユーザに表示する。
【0069】
本発明と関連してステップS411の「ReferredSGInfo」に定義されている下位エレメント値は、表7に表すように、‘BSMSelector’、‘ServiceIDRef’、そして‘ServiceGuideDeliveryUnit’がある。スタンドアローンSG(stand alone SG)あるいはコンプリメンタリSG(complementary SG)に対するその他の事前情報を提供するための情報は、「ReferredSGInfo」の下位エレメント値にして追加的に定義することができる。
【0070】
「ReferredSGInfo」に定義されている下位エレメント値の各々の使用例について説明すれば、次の通りである。
まず、‘BSMSelector’は、スタンドアローンSGあるいはコンプリメンタリSGを提供するサービス事業者を特定する。
サービス事業者は、‘idRef’による‘BSMSelector’の識別子(ID)、又は、ユーザが識別可能な名称(Name)によって識別される。
【0071】
前者の場合、‘idRef’を通じて‘BSMSelector’に対する識別子が提供される場合、基本サービスガイド受信時に使われたSGDD内に定義されているBSMListをチェックし、該当BSMListのうち、‘idRef’と一致するBSMSelector情報からサービス事業者に該当するBSMコードやユーザが識別可能なサービス事業者名などの情報を取得する。
【0072】
このような情報は、スタンドアローンSGあるいはコンプリメンタリSGを受信した後、端末内で該当サービスガイドを事業者別に分類して管理する時、コードあるいは事業者名別に使用することもでき、また、基本サービスガイドで該当事前情報をユーザに見せて、ユーザが選択的にサービスガイドを受信できるようにすることをサポートする。このような情報は、‘idRef’のような識別子の以外に‘SPName’を通じてユーザが識別可能な名称を直接提供することもできる。
【0073】
‘ServiceIDRef’は、受信を受けるスタンドアローンSGあるいはコンプリメンタリSGが基本サービスガイド内のどんなサービスと関連したサービスであるかを示す。‘ServiceIDRef’内にはサービスフラグメントが識別できる識別子が含まれる。したがって、識別子が含まれている場合、基本サービスガイド内で該当識別子と一致するサービスフラグメントを検出して、受信を受けるスタンドアローンSGあるいはコンプリメンタリSGが検出されたサービスフラグメントと関連されていることを知らせる。
【0074】
‘ServiceGuideDeliveryUnit’は、該当アクセスフラグメントで示されるセッション情報を通じて該当伝達セッションに接続する場合、どんなSGDUがスタンドアローンSGあるいはコンプリメンタリSGと関連があるかを示す。サービス事業者はSGDUリストの提供を通じて基本サービスガイド及びスタンドアローンSGあるいはコンプリメンタリSGを同一の伝達セッションを通じて提供され、SGDUリストに従って、受信、分類、及び管理される。
【0075】
図7は、本発明の実施形態に係るBCASTサービス提供のためのネットワーク及びBCAST端末のブロック図である。
図7を参照すると、BCASTネットワークシステム710は、BCASTサービスを提供するためのシステムであって、図1のコンテンツ供給者101、BCASTサービスアプリケーション104、BCASTサービス分配/適応部108、BCAST加入管理部113の実体を構成要素として含むことができる。BCASTネットワークシステム710は、サービスガイドと関連してサービスガイドソース生成部711、サービスガイド生成部712、及びサービスガイド送信部713を含む。
【0076】
サービスガイドソース生成部711は、図1のSGCCS102、SGAS105、及びSGSS114の実体から構成され、サービスガイド生成のためのサービス及びプログラムに対する基本的な情報を提供する。
【0077】
サービスガイド生成部712は、サービスガイドソース生成部711からサービスガイド生成のための情報を受信してその情報を用いてサービスガイドを生成する。
サービスガイド生成部712は、図1でSG−G109及びSG−A111の実体から構成できる。また、サービスガイド生成部712は、サービスガイドフラグメントを生成し、フラグメント同士間の相互参照を定義し、本発明では特に、基本サービスガイド及びスタンドアローンまたはコンプリメンタリサービスガイドのためのフラグメント及びフラグメント同士間の相互参照を定義する役目をする。
【0078】
サービスガイド送信部713は、図1のSG−D110の実体から構成され、サービスガイド生成部712から生成されたサービスガイドに対する送信を担う。特に、本発明の実施形態において、サービスガイド送信部713は、サービスガイド生成部712で生成されたフラグメントに対し、基本サービスガイド及びスタンドアローンまたはコンプリメンタリサービスガイドに対する伝達セッションを形成し、形成された伝達セッションに該当フラグメントを送信する役目をする。
【0079】
放送分配システム(BDS)720は、放送チャンネルを提供するシステムであって、放送送信システム721を含み、放送送信システム721には、DVBのDVB−H、3GPPのMBMS、3GPP2のBCMCSのようなシステムがありうる。
【0080】
BCAST端末機730は、図1の端末機119に相当するものであって、本発明の実施形態ではサービスガイドを受信して解釈して端末に表示する役目を担う。
BCAST端末機730は、放送データを受信する放送データ受信部731、サービスガイドの受信のためのサービスガイド受信部732、受信したサービスガイドに対する解釈を担うサービスガイド解釈部733、及び解釈したサービスガイドを表示部735に表示するサービスガイド表示部734を含む。
【0081】
サービスガイド受信部732、サービスガイド解釈部733、及びサービスガイド表示部734は、図1でSG−C120に該当する機能を担う。特に、本発明の実施形態において、サービスガイド受信部732は、基本サービスガイドを受信し、サービスガイド解釈部733で基本サービスガイドに対するフラグメントを解釈し、サービスガイド表示部734は、解釈結果を表示部735に表示してユーザが確認できるようにする。
【0082】
ユーザがそのうちの所望のサービスを選択する場合、該当サービスと関連した詳細情報は、基本サービスガイド内の関連したアクセスフラグメントをチェックし、放送データ受信部731を経てサービスガイド受信部732で該当フラグメントを受信した後、サービスガイド解釈部733で解釈して、サービスガイド表示部734を通じて表示部735に表示するようになる。
【0083】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0084】
301 アナウンスメントセッション
302 伝達セッションX
303 伝達セッションY
304 伝達セッションZ
310 サービスガイド伝達ディスクリプタ(SGDD)
311 基本サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニット(SGDU)
312 第1サービスガイドに対するSGDU
313 第2サービスガイドに対するSGDU
320 基本サービスガイド
321 第1サービスガイド
322 第2サービスガイド
710 BCASTネットワークシステム
711 サービスガイドソース生成部
712 サービスガイド生成部
713 サービスガイド送信部
720 放送分配システム(BDS)
721 放送送信システム
730 BCAST端末機
731 放送データ受信部
732 サービスガイド受信部
733 サービスガイド解釈部
734 サービスガイド表示部
735 表示部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動通信放送システムにおける端末においてサービスガイドを受信する方法であって、
第1サービスガイドを受信する段階と、
前記第1サービスガイドから抽出したサービスフラグメントのうち少なくとも一つのサービスタイプがサービスガイドとして設定されている場合、前記第1サービスガイドの少なくとも一つのアクセスフラグメントから第2サービスガイドについての受信情報を取得する段階と、
前記取得された受信情報を用いて前記第2サービスガイドを受信する段階とを有し、
前記アクセスフラグメントは、前記サービスフラグメントと関連があることを特徴とするサービスガイド受信方法。
【請求項2】
前記第2サービスガイドについての受信情報は、前記第2サービスガイドが搬送される伝達セッションについての情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のサービスガイド受信方法。
【請求項3】
前記第2サービスガイドを受信するための情報は、前記第2サービスガイドを提供する事業者情報と、前記第2サービスガイドと前記第1サービスガイドとの関係情報と、前記第2サービスガイドと前記第2サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニットとの関係情報とをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のサービスガイド受信方法。
【請求項4】
前記第1サービスガイドを受信する段階は、前記端末がアナウンスメントセッションに接続して、該アナウンスメントセッションからサービスガイド伝達ディスクリプタ(Service Guide Delivery Descriptor;SGDD)を受信する段階と、
前記サービスガイド伝達ディスクリプタを解釈することにより前記第1サービスガイドが搬送される伝達セッションについての情報を取得する段階と、
前記伝達セッションに接続し、前記第1サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニット(Service Guide Delivery Unit;SGDU)を受信する段階と、
前記受信したサービスガイド伝達ユニットから前記第1サービスガイドのフラグメントを抽出する段階と、
前記抽出したフラグメントを用いて前記第1サービスガイドを構成する段階と、
前記第1サービスガイドを表示する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載のサービスガイド受信方法。
【請求項5】
前記第2サービスガイドを受信する段階は、前記第2サービスガイドが搬送される伝達セッションに接続して前記第2サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニットを受信する段階と、
前記受信した第2サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニットから前記第2サービスガイドの複数のフラグメントを抽出する段階と、
前記抽出したフラグメントから前記第2サービスガイドを構成する段階と、
前記第2サービスガイドを表示する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載のサービスガイド受信方法。
【請求項6】
移動通信放送システムにおけるサービスガイドを端末に提供する方法であって、
第1サービスガイドと、少なくとも1つの第2サービスガイドを構成する段階と、
前記第1サービスガイドに含まれているサービスフラグメントのうち少なくとも一つのサービスタイプをサービスガイドとして設定し、
前記第2サービスガイドについての受信情報を前記第1サービスガイドの少なくとも一つのアクセスフラグメントに追加する段階と、
前記第2サービスガイドについての受信情報が含まれた第1サービスガイドを前記端末に送信する段階と、
前記第1サービスガイドに含まれた前記第2サービスガイドについての受信情報を用いて接続した端末に、前記第2サービスガイドを提供する段階とを有し、
前記アクセスフラグメントは、前記サービスフラグメントと関連があることを特徴とするサービスガイド提供方法。
【請求項7】
前記第2サービスガイドについての受信情報は、前記第2サービスガイドが搬送される伝達セッションについての情報を含むことを特徴とする請求項6に記載のサービスガイド提供方法。
【請求項8】
前記第2サービスガイドについての受信情報は、前記第2サービスガイドを提供する事業者情報と、前記第2サービスガイドと前記第1サービスガイドとの関係情報と、前記第2サービスガイドと前記第2サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニットとの関係情報とをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のサービスガイド提供方法。
【請求項9】
前記第1サービスガイドを送信する段階は、前記アナウンスメントセッションに接続した端末にサービスガイド伝達ディスクリプタを提供する段階と、
前記サービスガイド伝達ディスクリプタを解釈することにより前記第1サービスガイドが搬送される伝達セッションに接続した端末に、前記第1サービスガイドを構成するためのサービスガイド伝達ユニットを提供する段階とを含むことを特徴とする請求項6に記載のサービスガイド提供方法。
【請求項10】
移動通信放送システムにおけるサービスガイドを受信する装置であって、
放送データを受信する放送データ受信部と、
前記放送データから第1サービスガイドと少なくとも1つの第2サービスガイドとを取得するサービスガイド受信部と、
前記第1サービスガイドを解釈し、前記第1サービスガイドから抽出したサービスフラグメントのうち少なくとも一つのサービスタイプがサービスガイドとして設定されていると、前記第1サービスガイドの少なくとも一つのアクセスフラグメントから前記第2サービスガイドについての受信情報を取得するサービスガイド解釈部と、
前記取得した第1サービスガイド又は第2サービスガイドの少なくともいずれか1つを表示するサービスガイド表示部とを有し、
前記アクセスフラグメントは、前記サービスフラグメントと関連があることを特徴とするサービスガイド受信装置。
【請求項11】
前記第2サービスガイドについての受信情報は、前記第2サービスガイドが搬送される伝達セッション情報を含むことを特徴とする請求項10に記載のサービスガイド受信装置。
【請求項12】
前記第2サービスガイドについての受信情報は、前記第2サービスガイドを提供する事業者情報と、前記第2サービスガイドと前記第1サービスガイドとの関係情報と、前記第2サービスガイドと前記第2サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニットとの関係情報とをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のサービスガイド受信装置。
【請求項13】
前記サービスガイド受信部は、前記端末がアナウンスメントセッションに接続して該アナウンスメントセッションでサービスガイド伝達ディスクリプタを受信し、
前記サービスガイド解釈部は、前記サービスガイド伝達ディスクリプタを解釈して前記第1サービスガイドが搬送される伝達セッションについての情報を取得することを特徴とする請求項10に記載のサービスガイド受信装置。
【請求項14】
前記サービスガイド受信部は、伝達セッションに接続して前記第1サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニットを受信し、
前記サービスガイド解釈部は、前記受信されたサービスガイド伝達ユニットから前記第1サービスガイドの複数のフラグメントを抽出することを特徴とする請求項13に記載のサービスガイド受信装置。
【請求項15】
前記サービスガイド受信部は、前記第2サービスガイドが搬送される伝達セッションに接続して前記第2サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニットを受信し、
前記サービスガイド解釈部は、前記受信した第2サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニットから前記第2サービスガイドの複数のフラグメントを抽出することを特徴とする請求項11に記載のサービスガイド受信装置。
【請求項16】
移動通信放送システムにおけるサービスガイドを端末に提供する装置であって、
第1サービスガイドと少なくとも1つの第2サービスガイドを構成し、前記第1サービスガイドに含まれているサービスフラグメントのうち少なくとも一つのサービスタイプをサービスガイドとして設定し、前記第2サービスガイドについての受信情報を前記第1サービスガイドの少なくとも一つのアクセスフラグメントに追加するサービスガイド生成部と、
前記第2サービスガイドについての受信情報が含まれた第1サービスガイドを前記端末に送信し、前記第2サービスガイドについての受信情報を用いて接続した端末に、前記第2サービスガイドを提供するサービスガイド送信部とを有し、
前記アクセスフラグメントは、前記サービスフラグメントと関連があることを特徴とするサービスガイド提供装置。
【請求項17】
前記第2サービスガイドについての受信情報は、前記第2サービスガイドが搬送される伝達セッションについての情報を含むことを特徴とする請求項16に記載のサービスガイド提供装置。
【請求項18】
前記第2サービスガイドについての受信情報は、前記第2サービスガイドを提供する事業者情報と、前記第2サービスガイドと前記第1サービスガイドとの関係情報と、前記第2サービスガイドと前記第2サービスガイドのためのサービスガイド伝達ユニットとの関係情報をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のサービスガイド提供装置。
【請求項19】
前記サービスガイド送信部は、前記アナウンスメントセッションに接続した端末にサービスガイド伝達ディスクリプタを提供し、
前記サービスガイド伝達ディスクリプタを解釈することにより前記第1サービスガイドが搬送される伝達セッションに接続した端末に、前記第1サービスガイドを構成するためのサービスガイド伝達ユニットを提供することを特徴とする請求項16に記載のサービスガイド提供装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−165392(P2012−165392A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−44388(P2012−44388)
【出願日】平成24年2月29日(2012.2.29)
【分割の表示】特願2010−527891(P2010−527891)の分割
【原出願日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】