説明

穀粒搬送装置

【課題】 穀粒搬送の円滑化、脱ぷの防止。
【解決手段】 横方向に穀粒を送る第一螺旋3と、第一螺旋3からの穀粒を縦方向に送る第二螺旋14との引継部に屈曲状態の穀粒流路Rを形成し、この穀粒流路R内に、前記第一螺旋3と第二螺旋14とを伝動連結する伝動ケース17を設け、該伝動ケース17の両側方において、穀粒送り方向上手側から下手側にかけて高くなるように傾斜面を形成すると共に、該傾斜面の穀粒送り方向上手側の始端部28、29は前記第一螺旋3の伝動ケース17の軸受けボス部19の上端を通る横方向の接線Xより下方に位置させた穀粒搬送装置。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等に使用される穀粒搬送装置に関し、横方向に穀粒を送る螺旋と、螺旋からの穀粒を上方向に送る螺旋を有する穀粒搬送装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開平1−124321号公報には、水平方向に穀粒を送る第一螺旋と、第一螺旋からの穀粒を垂直上方方向に送る第二螺旋との連結部に屈曲状態の穀粒流路Rを形成すると共に、この穀粒流路R内に第一螺旋の送り経路Sの最も低いレベルの穀粒よりも高い位置に設けた水平のテーブル部を形成し、該テーブル部と前記第一螺旋の回転によって持ち上げる側の下方レベルに設けた始端部との間に持上げ側始端部からテーブル部に至るに従い次第に高くなるように傾斜させた傾斜面を形成した構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、第二螺旋の中心として、傾斜面は、第一螺旋の持上げ側の始端部から第一螺旋の回転下降側のテーブル部に至たる間に形成し、テーブル部の第一螺旋側には縦面に形成し、テーブル部と縦面との境界部分が直角になっているので、第二螺旋に引き継がれなかった穀粒は第一螺旋の螺旋翼が下降回転するときの圧力と第一螺旋により送られた穀粒の圧力により脱ぷが起こり易いという課題がある。
【0004】
【発明の目的】穀粒搬送の円滑化、脱ぷの防止。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、横方向に穀粒を送る第一螺旋3と、第一螺旋3からの穀粒を縦方向に送る第二螺旋14との引継部に屈曲状態の穀粒流路Rを形成し、この穀粒流路R内に、前記第一螺旋3と第二螺旋14とを伝動連結する伝動ケース17を設け、該伝動ケース17の両側方において、穀粒送り方向上手側から下手側にかけて高くなるように傾斜面を形成すると共に、該傾斜面の穀粒送り方向上手側の始端部28、29は前記第一螺旋3の伝動ケース17の軸受けボス部19の上端を通る横方向の接線Xより下方に位置させた穀粒搬送装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例をコンバインの例にて図面により説明すると、1はコンバインに設けたグレンタンクであり、グレンタンク1には、グレンタンク1内の穀粒を排出する穀粒搬送装置2の一部を構成する水平(横)方向の第一螺旋3を設ける。第一螺旋3は横回転軸4の外周に横螺旋翼5を設けて形成し、第一螺旋3の終端は前記グレンタンク1に形成した排出口6より外方に突出させる。第一螺旋3の終端には連結部材7を接続する。連結部材7は横筒部8と縦筒部9とによりL形形状に屈曲させて形成する。前記縦筒部9には穀粒搬送装置2の一部を構成する揚穀筒13の下部を接続し、揚穀筒13内には第二螺旋14を設け、第二螺旋14により前記第一螺旋3が搬送した穀粒を揚穀する。15は前記第二螺旋14の縦回転軸、16は縦螺旋翼である。
【0007】前記連結部材7内には、伝動ケース17を設け、該伝動ケース17の第一螺旋3側側部には横向きの横軸受孔18を有する横軸受けボス部19を設け、横軸受けボス部19に前記第一螺旋3の横回転軸4を軸装し、横螺旋翼5の終端を横筒部8内に挿入して伝動ケース17に可及的に近接させる。また、伝動ケース17の上部には縦向きの縦軸受孔20を有する縦軸受けボス部21を設け、縦軸受けボス部21に前記第二螺旋14の縦回転軸15を軸装し、前記縦螺旋翼16の下端を縦筒部9内に挿入して伝動ケース17の上面に可及的に近接させる。そして、伝動ケース17内に突出させた横回転軸4および縦回転軸15の夫々の端部には夫々ベベルギヤ22、23を固定し、ベベルギヤ22とベベルギヤ23とを前記伝動ケース17内にて噛み合わせる。
【0008】しかして、前記連結部材7内には第一螺旋3より第二螺旋14に至る屈曲状態の穀粒流路Rが形成され、穀粒流路Rの底には穀粒を案内する案内ガイド26を設ける。案内ガイド26は、第一螺旋3の送り経路Sの最も低いレベルの穀粒よりも高い位置となる高位部27と、第一螺旋3の回転によって持ち上げる側の下方レベルに設けた持上げ側始端部28と、第一螺旋3の回転下降側の下方レベルに設けた下降側始端部29とを有し、持上げ側始端部28と高位部27の間に持上げ側始端部28から高位部27に至るに従い次第に高くなるように傾斜させた持上げ側傾斜面30を形成し、高位部27と下降側始端部29の間に高位部27から下降側始端部29に至るに従い次第に低くなるように傾斜させた下降側傾斜面31を形成し、かつ、前記持上げ側始端部28および下降側始端部29のいずれも前記横軸受孔18の上端を通る横方向の接線Xよりも下方に位置させる。なお、下降側始端部29の部分名称は、理解を容易にするために持上げ側始端部28の表現に合わせたもので、この名称によって作用・効果等は限定されない。
【0009】しかして、前記高位部27の位置・形状は任意であるが、本実施例では、第一螺旋3の方から見て、縦軸受けボス部21の奥側に位置させ、前記持上げ側傾斜面30および下降側傾斜面31を対称状に形成している。また、第一螺旋3の方から見て、略水平面に形成しているが、持上げ側傾斜面30と下降側傾斜面31との側にそれぞれ低くなるように山形形状に形成してもよい。また、実施例では、前記持上げ側傾斜面30および下降側傾斜面31を対称状に形成するため、持上げ側始端部28と下降側始端部29とを同一高さに形成しているが、図5のように、高さを変えてもよく、また、持上げ側傾斜面30と下降側傾斜面31の傾斜角度を相違させてもよい。また、実施例では、前記持上げ側始端部28と下降側始端部29を横軸受けボス部19の下縁近傍に位置させ、持上げ側傾斜面30および下降側傾斜面31の夫々の第一螺旋3側に縦面33を連続形成し、縦面33と前記持上げ側傾斜面30および下降側傾斜面31とにより形成される側面視の角度は90度より大角(鈍角)に形成する。即ち、前記持上げ側始端部28と下降側始端部29はいずれも高位部27より低く位置しているので、持上げ側傾斜面30および下降側傾斜面31と略垂直の縦面33との境界部となる持上げ側始端部28と下降側始端部29の部分の側面視の角度はいずれも必然的に90度より大角となる。
【0010】しかして、図6は、コンバインの側面図であり、35は機体フレーム、36はエンジンカバー、37はリヤカバーである。前記グレンタンク1とエンジンカバー36の間には、中間カバー38を、前記エンジンカバー36が開くと自動的に開くように設けている。前記エンジンカバー36は詳細な図示は省略するが、固定部に設けた縦軸39を中心に矢印イ方向に回動するように設け、グレンタンク1には中間カバー38を縦軸40により回動自在に取付ける。41は縦軸40を含む取付部材である。中間カバー38には係合ピン43を設け、グレンタンク1には係合ピン43が係合する係合部材44を設け、中間カバー38のエンジンカバー36側には前記エンジンカバー36に当接するバネ体45を設け、エンジンカバー36を開くとエンジンカバー36がバネ体45を押して中間カバー38を自動的に開くように構成する。46は中間カバー38を開くように付勢するバネ、47はストッパー、48は前記係合部材44を取付けるステー、49は開閉用の取手部である。
【0011】また、前記グレンタンク1は、詳細な図示は省略するが、その後部外側部分を縦軸50により固定部に回動自在に取付け、グレンタンク1の後面51に軸筒部材52を設け、軸筒部材52に前記リヤカバー37に設けた縦軸53を嵌合させて回動自在に取付ける。54は常時リヤカバー37を開くように付勢するバネである。前記リヤカバー37は平面視L型形状に形成し、リヤカバー37の先端には係合フック55を設ける。係合フック55は係合部材56に係合させ、係合フック55と係合部材56は、前記グレンタンク1を回動させると、係合フック55は係合部材56から離脱するように構成する。即ち、係合フック55はグレンタンク1側に向いた鍵型に形成し、係合部材56は反グレンタンク1側に向いた鍵型に形成し、グレンタンク1が回動すると、リヤカバー37は弾性変形することと、係合フック55の位置が変位することにより、係合フック55は係合部材56から離脱する。
【0012】前記係合部材56にはバネ体57を取付け、バネ体57は縦板状のステー58に取付け(図11R>1)、ステー58はカッターカバー59の側面に固定する。ステー58には縦軸60を設け、縦軸60を固定部に回動自在に取付ける。前記ステー58には上下屈曲部61を形成し、上下屈曲部61に別のコ型形状のステー62を重合させて軸63により回動自在に取付け、ステー62はノッターカバー64に固定する。したがって、ノッターカバー64は単独で軸63中心に回動し、カッターカバー59は縦軸60を中心に回動するが、カッターカバー59が回動すると、ノッターカバー64も回動する。そして、前記係合部材56には平面視L型形状のハンドル65を一体的に連設し、ハンドル65は前記ステー62の回動軌跡状に臨ませる。したがって、ノッターカバー64を回動させるとステー62がハンドル65を押し、ハンドル65はバネ体57を撓ませて係合部材56を移動させ、これにより係合フック55は係合部材56から離脱する。66は前記揚穀筒13の上部に設けた排出オーガーである。
【0013】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記構成であり、第一螺旋3を回転させると、第一螺旋3の横回転軸4の回転は連結部材7の伝動ケース17内のベベルギヤ22とベベルギヤ23を介して第二螺旋14の縦回転軸15に伝達され、第二螺旋14を回転させ、第一螺旋3はグレンタンク1内の穀粒を連結部材7に搬送し、この穀粒を第二螺旋14が揚穀する。この場合、連結部材7内には第一螺旋3より第二螺旋14に至る穀粒流路Rが形成され、穀粒流路Rの底には案内ガイド26が設けられ、案内ガイド26は、第一螺旋3の送り経路Sの最も低いレベルの穀粒よりも高い位置に設けた高位部27と、第一螺旋3の回転によって持ち上げる側の下方レベルに設けた持上げ側始端部28との間に、持上げ側始端部28から高位部27に至るに従い次第に高くなるように傾斜させた持上げ側傾斜面30を形成しているから、第一螺旋3の横螺旋翼5により終端で跳ね上げられて後続の穀粒に押されている穀粒は、持上げ側傾斜面30上を昇るように案内されて高位部27に至り、高位部27にまで押し上げられた穀粒はそのまま第二螺旋14の縦螺旋翼16により引き継がれて揚送される。
【0014】しかして、縦螺旋翼16に引き継がれなかった穀粒は、第一螺旋3の回転下降側の送り経路Sに戻り、そのため、この部分の穀粒は、第一螺旋3の横螺旋翼5が下降回転するときの上方から圧力が掛かるが、案内ガイド26の高位部27と第一螺旋3の回転下降側の下方レベルに設けた下降側始端部29との間には高位部27から下降側始端部29に至るに従い次第に低くなるように傾斜させた下降側傾斜面31を形成しているから、第一螺旋3の回転下降側の送り経路Sの穀粒は、下降側傾斜面31の上方空間側に逃げることが可能で、その分、圧力を分散させて高せず、穀粒が脱ぷするの防止する。しかして、持上げ側傾斜面30の持上げ側始端部28と下降側傾斜面31の下降側始端部29は、横軸受孔18の上端を通る水平方向の接線Xより下方に位置しているので、第一螺旋3の横螺旋翼5が下降回転する空間内の穀粒に掛かる圧力を広く分散させる。
【0015】即ち、下降側傾斜面31の下降側始端部29の位置が高いと、下降側傾斜面31に続いて形成されている縦面33の面積が大きいため、第一螺旋3の横螺旋翼5が下降回転させたときの穀粒の圧力を分散させるための空間は狭くなり、また、第一螺旋3により送られてくる穀粒の圧力も加わり易いが、下降側傾斜面31の下降側始端部29の位置を低くすると、縦面33の面積も小さくなって第一螺旋3による搬送穀粒の圧力も低くなり、穀粒が脱ぷするの防止する。また、下降側傾斜面31の下降側始端部29に続いて縦面33を連続形成しているが、下降側傾斜面31が高位部27から下降側始端部29に至るに従い次第に低くなるように傾斜させているので、縦面33と下降側傾斜面31とにより形成される側面視の角度は90度より大角(鈍角)に形成されることになり、それゆえ、第一螺旋3の横螺旋翼5が下降回転するときに穀粒に上方から掛かる圧力を分散させて、圧力を高くせず、穀粒が脱ぷするの防止する。また、高位部27は、第一螺旋3の方から見て、縦軸受けボス部21の奥側に位置させているから、持上げ側傾斜面30および下降側傾斜面31を対称状に形成することができ、製造が容易になる。また、図5のように、持上げ側始端部28に対して下降側始端部29を低く形成してあるから、一層、第一螺旋3の横螺旋翼5が下降回転するときに穀粒に上方から掛かる圧力を分散させて、穀粒が脱ぷするの防止する。
【0016】しかして、図6の実施例では、エンジンカバー36を開くと、中間カバー38はバネ46により常時開くように付勢されているから、エンジンカバー36の側面(前面)がバネ体45を押し、係合ピン43が係合部材44より離脱し、中間カバー38は縦軸40中心に回動し、エンジンカバー36の回動を妨害しない。次に、エンジンカバー36を元に戻して、中間カバー38を回動させると、係合ピン43が係合部材44に係合して中間カバー38を閉じた状態に保持する。また、グレンタンク1の後部と、カッターカバー59およびノッターカバー64の側部との間に形成した空間を、リヤカバー37で包囲し、リヤカバー37はグレンタンク1の後面51に回動自在に取付け、リヤカバー37のノッターカバー64側に係合フック55を設け、係合フック55はノッターカバー64側に取付けた係合部材56に係合させているから、グレンタンク1を回動させると、縦軸50中心に係合フック55が係合部材56に対して変位すること及び弾性変形して、係合フック55は係合部材56から離脱し、また、ノッターカバー64を回動させると、ノッターカバー64は軸63中心に回動するので、ステー62も軸63中心に回動し、ステー62はハンドル65に当接し、ハンドル65はバネ体57を押すから、バネ体57が変形して係合部材56は係合フック55から離脱し、そして、リヤカバー37はバネ54により常時付勢されているので、自動的にオープンする。
【0017】したがって、リヤカバー37はグレンタンク1の回動およびノッターカバー64の回動操作のいずれかの操作をするだけで、オープン回動し、グレンタンク1の回動およびノッターカバー64の回動の障害にならないだけでなく、リヤカバー37が破損変形するのを防止する。しかして、カッターカバー59を回動させると、係合部材56を取付けたステー58を縦軸60中心に回動させるから、係合部材56も縦軸60中心に回動して変位して係合フック55より離脱し、リヤカバー37はバネ54により自動的にオープンする。したがって、リヤカバー37は、カッターカバー59を回動させても自動的にオープンし、グレンタンク1とノッターカバー64とカッターカバー59のいずれかの回動操作を行うと、自動的にオープンして、操作性を向上させる。
【0018】
【効果】本発明は、横方向に穀粒を送る第一螺旋3と、第一螺旋3からの穀粒を縦方向に送る第二螺旋14との引継部に屈曲状態の穀粒流路Rを形成し、この穀粒流路R内に、前記第一螺旋3と第二螺旋14とを伝動連結する伝動ケース17を設け、該伝動ケース17の両側方において、穀粒送り方向上手側から下手側にかけて高くなるように傾斜面を形成すると共に、該傾斜面の穀粒送り方向上手側の始端部28、29は前記第一螺旋3の伝動ケース17の軸受けボス部19の上端を通る横方向の接線Xより下方に位置させた穀粒搬送装置としたものであるから、第二螺旋14に引き継がれずに第一螺旋3の回転下降側の送り経路Sに戻った穀粒は、穀粒送り方向上手側から下手側にかけて高くなるようにした傾斜面側に逃げることが可能で、その分、圧力を分散させて高せず、穀粒が脱ぷするの防止または軽減でき、また、前記傾斜面の始端部28、29は、軸受けボス部19の上端を通る横方向の接線Xより下方に位置しているので、第一螺旋3の横螺旋翼5が下降回転させたときの穀粒の圧力を分散させるための空間は広くなり、また、始端部28、29における側面視の角度が90度より大角(鈍角)に形成されることになることから、穀粒に上方から掛かる圧力を分散させて、圧力を高くせず、穀粒が脱ぷするの防止または軽減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 穀粒搬送装置の縦断側面図。
【図2】 連結部材の正面図。
【図3】 同平面図。
【図4】 案内ガイドの斜視図。
【図5】 同第二実施例の斜視図。
【図6】 コンバインの側面図。
【図7】 中間カバーの平面図。
【図8】 同正面図。
【図9】 リヤカバー及びグレンタンクの斜視図。
【図10】 リヤカバー、グレンタンク、ノッターカバー及びカッターカバーの斜視図。
【図11】 係合フック及び係合部材の取付状態斜視図。
【図12】 同斜視図。
【図13】 リヤカバー、グレンタンク、ノッターカバー及びカッターカバーの概略平面図。
【符号の説明】
1…グレンタンク、2…穀粒搬送装置、3…第一螺旋、4…横回転軸、5…横螺旋翼、6…排出口、7…連結部材、8…横筒部、9…縦筒部、13…揚穀筒、14…第二螺旋、15…縦回転軸、16…縦螺旋翼、17…伝動ケース、18…横軸受孔、19…横ボス、20…縦軸受孔、21…縦ボス、22…ギヤ、23…ギヤ、26…案内ガイド、27…高位部、28…持上げ側始端部、29…下降側始端部、30…持上げ側傾斜面、31…下降側傾斜面、33…縦面、35…機体フレーム、36…エンジンカバー、37…リヤカバー、38…中間カバー、39…縦軸、40…縦軸、43…係合ピン、44…係合部材、45…バネ体、46…バネ、47…ストッパー、50…縦軸、51…後面、52…軸筒部材、53…縦軸、54…バネ、55…係合フック、56…係合部材、57…バネ体、58…ステー、59…カッターカバー、60…縦軸、61…上下屈曲部、62…ステー、63…軸、64…ノッターカバー、65…ハンドル、66…排出オーガー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 横方向に穀粒を送る第一螺旋3と、第一螺旋3からの穀粒を縦方向に送る第二螺旋14との引継部に屈曲状態の穀粒流路Rを形成し、この穀粒流路R内に、前記第一螺旋3と第二螺旋14とを伝動連結する伝動ケース17を設け、該伝動ケース17の両側方において、穀粒送り方向上手側から下手側にかけて高くなるように傾斜面を形成すると共に、該傾斜面の穀粒送り方向上手側の始端部28、29は前記第一螺旋3の伝動ケース17の軸受けボス部19の上端を通る横方向の接線Xより下方に位置させた穀粒搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図12】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図8】
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【図9】
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【図6】
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【図7】
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【図11】
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【図10】
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【図13】
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【公開番号】特開平10−28463
【公開日】平成10年(1998)2月3日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平8−205255
【出願日】平成8年(1996)7月16日
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)