説明

空気中の結核菌の殺菌機

【課題】 従来病院の空気は患者の寄るところであり、それはいろいろな菌が集結するところでもある、そして院内感染の危惧されるところでもあった事は、国民周知の事でもあったが治療を行うところでもある事から良い対策が待ちのぞまれていた。オゾンを使用しても空気の中の結核菌は殺菌できなかった。今日まで病院内の結核感染防止対策としては部屋の空気の入れ替え、また患者のいる部屋の場合は空気が廊下等に漏れないように、部屋の空気の気圧は低圧室の設定と適切な方法はなかった。現実の問題としては一人結核患者が発見されると、入院患者を巻き込んだ院内従事者、共々の集団感染事故が何年か置きに報告されているのが現実である。
【解決手段】 空気を殺菌浄化する収納体の一部から空気を取りこみ、とりこんだ空気は、ヒドロキシラジカルを連続発生させている空間を設け、そこを通過させて、結核菌を殺菌することである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
空気中の結核菌の殺菌をするための機械である。
【背景技術】
【0002】
従来、病院等の結核菌にたいする対応は室内の空気の総入れ替え又は患者のいる部屋は空気が廊下等に漏れ出ない様に低圧室にして管理する、また医師や看護師は医療用N95マスク(息が苦しくなるため使用限度15分)して作業しているのが実情であった。
【特許文献1】特開2002−282346号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、環境管理の中、オゾン発生機等、空気清浄機は種々な製品があったが空気中の結核菌を殺菌して感染を防止出来るものはなかった。国の医療費の増加は33兆円を超え(平成17年度)24%の約8兆円は国民の税の負担となっている。その内の3兆円は院内感により生ずる医療費である事より、今日までなかった、空気中の結核菌を殺菌し結核の院内感染を防止しようとしたものである。病院の待合室や診察室は病菌の集約されている環境である、例えば大病院になると月平均2〜30人の結核患者が来院されると言われている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
空気を殺菌浄化する収納体の8一部から空気を取りこみ、とりこんだ空気は、ヒドロキシラジカルを連続発生させている4空間を設け、そこを通過させる事により、結核菌を殺菌する空気殺菌機
【発明の効果】
【0005】
上記の如く結核感染防止機の開発により病院は菌の集約所でもあり、衛生環境の向上に役立つ事が出来、院内従事者はもちろんの事、国民の感染防止に役立ち、又国の医療費の節約にも、少しでも役に立つことが出来るのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態を図1〜図2に基づいて説明する。
図中(1) は殺菌風洞の中に設けられて、連続で洗浄されている「洗浄フィルター」で
ある。
(2) はオゾンガスをオゾン発生機より送風している管である。
(3) は洗浄化された水を水槽から汲み上げてフィルターを連続洗浄の為に洗浄水
を送っている管である。
(4) ヒドロキシラジカルの発生空間であり、その空間は霧等が飛ばない様にした
空気の殺菌空間としての働きをする大切な空間である。
(5) 循環しながら、フィルターを連続洗浄している水の洗浄化水槽。
(6) フィルターの洗浄の終わった水が水槽に還流していく管。
(7) オゾン発生機
(8) 汚染空気の吸入口
(9) 殺菌風洞の中の空気を吸引し洗浄化した空気を部屋に還流させるモーター
(10) 清浄化した空気を部屋に還流させる還流口
【0007】
殺菌風洞の中でヒドロキシラジカルを発生させる空間は、従来のようにオゾンと霧や水
滴等と混同する殺菌等の方法ではなく「霧や水滴等とオゾン混同しては、むしろ負の作用
が働くので、図1の (1) の拡大図 (図3) について説明すると、右側の空間部分には、洗浄水が霧や水滴等がネットを越えない、飛ばない様にして、連続洗浄するフィルター。それは図の左半分に、連続して洗浄水をかけフィルター全体が連続洗浄される様に水量等バランス等とれる、フィルター使用の構造の空気殺菌機。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の正面図である
【図2】この発明の斜視図である
【図3】図1の (1) の部分の正面拡大図である

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気を殺菌清浄化する収納体の一部から、空気を取り込み、取り込んだ空気は、ヒドロキシラジカルを連続発生させている空間を設け、そこを通過させる事により結核菌を殺菌する空気殺菌機。
【請求項2】
殺菌風洞の中で二重に空気の通過フィルターを設けオゾンの当たる一面は、連続で清水により洗浄していても、水滴や霧等が飛ばないようにフィルターが設置してある構造の空気殺菌機。
【請求項3】
殺菌風洞のなか、連続洗浄されている1フィルターにオゾン (O3) を衝突させる構造の空気殺菌機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−148823(P2010−148823A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−333108(P2008−333108)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(301022415)有限会社サン・シルバー (1)
【Fターム(参考)】