説明

空気栓ユニット

【課題】給排気具を別途用意する必要がなくて失うこともない、使い勝手のよい空気栓ユニットを提供する。
【解決手段】軟質な合成樹脂シートによって空気室28を有する空気袋17に取り付けられた基部11と、この基部11に設けた空気栓12及び収容部13と、前記空気栓12に備えた栓部14と、給排気具15とを備えた空気栓ユニット20であって、前記空気栓12を、前記空気袋17内への空気の出入を行うものとし、前記収容部13を、前記給排気具15を収容し得るものとし、前記栓部14を、前記空気栓12に差し込んだとき、前記空気袋17からの空気の漏れを防止するものとし、前記給排気具15を、前記空気栓12に差し込んだとき、前記空気袋17に対する給気又は排気を行うこと。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、軟質な合成樹脂シートによって空気室を有する浮き輪などの空気袋に取り付けられる空気栓、及び空気栓に差し込まれて空気室内に給気又は排気を行う給排気具を備えた空気栓ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
浮き輪、枕等の柔軟な合成樹脂シートによって形成された空気袋は、空気栓から空気室内へ給気され、体積を大きくして使用される。また、使用後の空気袋は、空気栓から外部へ排気され、空気袋の体積を小さくして折り畳んで保管される。
【0003】
ところで、この空気栓は、一般的に図7に示すものが主流であり、空気袋27と同じ合成樹脂で形成された空気栓22の基部21が熱や高周波によって空気袋27の表面に溶着されて、取り付けられている。また、空気栓22は、その中心に空気袋27に対して給排気を行うための給排気口22aを備えている。この給排気口22aは「有底筒状」のものに形成され、その下部に入れた切込み22bによって、「有底筒状」の底部分が弁部22cとなっている。
【0004】
次に、空気栓22の使用態様について説明する。まず、空気室28内に空気を給気するときは、給排気口22aの上部を口で銜えて空気を吹き込むことで、図7の仮想線で示すように空気圧により弁部22cが開放されて、給気が行われる。一方、空気室28内の空気を排気するときは、立設部22dを指で摘んで絞ることで、弁部22cが開放されて、排気が行われる。また、空気室28内の空気の漏れを防止するときは、給排気口22aの上端に一体形成された栓部24が、給排気口22aに差し込まれる。
【0005】
このように、空気室28内への給排気は、空気栓22単体のみで行うことが可能であるが、より短時間で簡単に給排気を可能とするものとして、例えば図8の(a)に示すポンプ式の給気装置や、図8の(b)に示す排気具が用いられてきた。
【0006】
この図8の(a)に示すポンプ(ポンプ本体は不図示)式の給気装置は、エアホースDの先端に取り付けた給気具25を空気栓22の給排気口22aに差込んで、ポンプ本体から送られた空気を空気室28内へと給気する。ところで、給排気口22aのサイズ(口径、深さ)は用途に応じて様々なものがあるため、給排気口22aのサイズに合わせた数種類の給気具25が用意されており、ユーザは、給排気口22aのサイズに合う給気具25を適宜選択し、それをエアホースDの先端に取り付けて利用している。
【0007】
次に、図8の(b)に示す排気具35は、排気具35の先端に弁開放部35c、排気具35内部に外部と空気室28内とを連通させる連通孔35eを備えており、その先端側を空気栓22の給排気口22aに差し込むことで、弁開放部35cが弁部22cを開放する。すなわち、空気室28内の空気は、開放された弁部22cから排気具35の連通孔35eを通して外部に排気されることになる。
【0008】
上述したように、給気具25や排気具35を利用すれば、空気室28への給排気が短時間で簡単なものになり、非常に便利である。しかしその反面、この給気具25及び排気具35は、使用するときに別途用意しなければならないし、これらは小さい部品であるため使用しないときに、何処かに保管しても失いやすく、使い勝手が悪いものであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本願発明は上記問題に鑑み、給排気具を別途用意する必要がなくて失うこともない、使い勝手のよい空気栓ユニットを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、先ず、請求項1に係る本願発明の空気栓ユニット20は、図5に示す記号を用いて説明すると、軟質な合成樹脂シートによって空気室28を有する空気袋17に取り付けられた基部11と、この基部11に設けた空気栓12及び収容部13と、前記空気栓12に備えた栓部14と、給排気具15とを備えた空気栓ユニット20であって、前記空気栓12を、前記空気袋17内への空気の出入を行うものとし、前記収容部13を、前記給排気具15を収容し得るものとし、前記栓部14を、前記空気栓12に差し込んだとき、前記空気袋17からの空気の漏れを防止するものとし、前記給排気具15を、前記空気栓12に差し込んだとき、前記空気袋17に対する給気又は排気を行うものとしたことを特徴としている。
【0011】
上記特徴によれば、空気袋17に対する給気又は排気を行う給排気具15は、すでに空気栓ユニット20に備えられているため、空気栓12に差し込んで給気又は排気するときに別途用意する必要がない。さらに、給排気具15を収容し得る収容部13を備えているため、給排気具15は、使用しないとき収容部13に収容されて保管される。つまり、給排気具15は空気袋17に取り付けられた空気栓ユニット20に備えられているので、別途用意する必要もなく、また何処かへ失えてしまうこともない。また、給排気具15は、収容部13へ収容されるので、収まりよく邪魔にはならないのである。
【0012】
この空気栓ユニット20は、空気栓12と収容部13とが互いに近接して設けられているが、基部11をさらに大きくして、空気栓12と収容部13とを離して設けることもできる。また、給排気具15は、収容部13の上端から延設された柔軟な合成樹脂の延設帯16に取り付けられているため、収容部13への収容、及び空気栓12への差込みが無理なくできる。なお、延設帯16に取り付けられた給排気具15が、空気栓12及び収容部13に差し込めるのであれば、延設帯16は、収容部13の上端以外の他の場所からでも、延設することができる。例えば、図6に示す空気栓ユニット50のように、給排気具45は、空気栓42の上端から延設された延設帯46cに取り付けることが出来る。この延接帯46cは、給排気具45を空気栓42の給排気口42aに差し込むことができ、尚且つ収容部43の収容口43aに収容することができるように、延設帯46bよりも長く形成されている。さらに、延設帯46b及び46cは、柔軟な合成樹脂に限られず、ひも等の自由に折り曲げられるものであればよい。また、延設帯46cへの給排気具45の取り付け方法は、接着材による接着、熱等による溶着、又は着脱可能な取付部材を用いてもよい。
【0013】
さらに、この給排気具15は、図1〜6に示すものに限られず、従来から用いられている図8の(a)の給気具25や、図8の(b)に示す排気具35であってもよい。勿論、空気栓12に差し込んで給気又は排気を行うものであれば、これらに限られるものではない。
【0014】
次に、請求項2に係る本願発明の空気栓ユニット10は、図3に示す記号を用いて説明すると、前記栓部4と前記給排気具5とを連接したことを特徴としている。
【0015】
ここで、この栓部4と給排気具5とを連接するとは、延設帯6によって、栓部4と給排気具5とを連ねて接続することをいう。そして、給気又は排気を行うときは、先ず空気栓2の給排気口2aに差し込まれている栓部4をはずし、次に空気栓2の給排気口2aに給排気具5を差し込むが、栓部4と給排気具5とが連接されているので、この作業は連続で行い易くなる。また、給気又は排気を行わないときは、図4に示すように空気栓2の給排気口2aに栓部4を差し込み、給排気具5を収容部3の収容口3aに差し込んで収容するが、栓部4と給排気具5とが連接されているので、同様にこの作業も連続で行い易くなり、使い勝手がよいものとなる。
【0016】
さらに、請求項3に係る本願発明の空気栓ユニット10は、図3に示す記号を用いて説明すると、給排気具5が、前記空気栓2の給排気口2a内に差し込まれる第1差込部5aと、この第1差込部5aより大径の第2差込部5bと、前記第1差込部5aの先端に一体化した弁開放部5cと、前記第2差込部5bの外端に一体化されて、空気の注入または排出を行う操作部5fと、この操作部5f、第1差込部5a、及び第2差込部5b内に形成されて、外部と前記空気室8とを連通させる連通孔5eとを備えたことを特徴としている。
【0017】
上記特徴によれば、給排気具5は、給排気口2aに差し込まれる第1差込部5aと、この第1差込部5aより大径の第2差込部5bとの2種類の差込部を有しているから、空気栓2の給排気口2aの内径が異なったとしても、ほぼ全ての空気栓2に対応することが出来る。
【0018】
すなわち、空気栓2は、柔軟な合成樹脂によって形成されているため、給排気口2aの内径が第1差込部5aの外径より小さい場合は、この第1差込部5aを強く差し込めば、給排気口2aの弾力性によって給排気口2aの内壁と第1差込部5aの外周が密着して空気の漏れを防ぐことになる。反対に、給排気口2aの内径が第1差込部5aの外径より大きい場合は、第2差込部5bを強く差し込めば、両者が強く密着して空気の漏れを防ぐことができる。
【0019】
さらに、空気栓2の給排気口2aに差し込まれた給排気具5の弁開放部5cが、弁部2cを押し開いて開放した状態を維持するため、給排気具5の内部に形成された連通孔5e及び開口部5dを通して、空気室8内と外部とが連通することになる。したがって、従来のように空気圧によって弁部2cを開放したり、指で摘んで絞ることで弁部2cを開放したりしなくても、給排気具2を差し込むだけで弁部2cが開放状態となっているため、空気室8に対する給気及び排気が短時間で簡単に行われる。
【発明の効果】
【0020】
従来は、空気室に給排気するための給排気具を別途用意しなければならないし、使用後に何処かに保管しても失くしやすいものであった。しかし、請求項1に係る本願発明によれば、空気室28に給気又は排気するときは、給排気具15を別途用意しなくても、既に空気栓ユニット20に備えられた給排気具15をそのまま使用できるので使い勝手がよい。更に、給排気具15を使用しないときは、空気栓ユニット20に備えられた収容部13に収容して保管しておけばよいので、失うこともなく、尚且つ邪魔になることもないので、使い勝手がよいのである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本願発明の空気栓ユニットを浮き輪に取り付けた斜視図である。
【図2】(a)は、本願発明の一実施例に係る空気栓ユニットの側面図、(b)は、同空気栓ユニットの平面図である。
【図3】図2示した空気栓ユニットの使用態様を示す断面図である。
【図4】図2示した空気栓ユニットの他の使用態様を示す断面図である。
【図5】本願発明の他の実施例に係る空気栓ユニットの断面図である。
【図6】本願発明の更に他の実施例に係る空気栓ユニットの平面図である。
【図7】本願発明の背景技術の一例として空気栓の断面図である。
【図8】(a)は、本願発明の背景技術の一例として給気具の断面図、(b)は排気具の断面図である。
【符号の説明】
【0022】
1 基部
2 空気栓
3 収容部
4 栓部
5 給排気具
6 延設帯
7 空気袋
8 空気室
10 空気栓ユニット
X 浮き輪
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に、本願発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
【0024】
図1は、本願発明の空気栓ユニット10を浮き輪Xに取り付けた斜視図を示している。この空気栓ユニット10は、浮き輪X以外にも、空気枕、エアマット等の軟質な合成樹脂シートによって空気室を有する多種多様な製品に用いることができる。
【0025】
空気栓ユニット10の空気栓2及び収容部3は、浮き輪Xの表面より下側に押し込まれている。これは、浮き輪Xを使用する際に、空気栓2及び収容部3が浮き輪X表面に突出していると、邪魔になるからである。また、浮き輪Xの空気袋に対して空気を給気又は排気するときは、空気栓2又は収容部3は、浮き輪Xの表面上に引き上げられて利用される。
【0026】
次に、図2では、この空気栓ユニット10の構造を詳しく説明する。図2の(a)は、本願発明の空気栓ユニット10の側面図を、図2の(b)は、本願発明の空気栓ユニット10の平面図を示している。
【0027】
空気栓2及び収容部3は、基部1上に軟質な合成樹脂で一体形成されている。この空気栓2及び収容部3は、基部1の上側に位置するように、立設部2d、3dによってそれぞれ支持されている。この立設部2d、3dは、柔軟な合成樹脂で形成されているため、空気栓2及び収容部3を基部1の下側に位置するように押し込むことができる。したがって、図1に示すように、浮き輪Xを使用するときには、空気栓2及び収容部3は浮き輪Xの表面より下側に邪魔にならないように押し込まれる。
【0028】
空気栓2は、その中心に空気を給排気するための給排気口2aを有し、収容部3はその中心に給排気具5を収容する収容口3aを有している。栓部4及び給排気具5は、空気栓2の上端から延設され、柔軟な合成樹脂で形成された延設帯6上に取り付けられている。ここで、栓部4は延設帯6と一体形成されて取り付けられており、一方の給排気具5は、操作部5fの外周に沿って設けられた溝5gに、延設帯6の輪部6aをはめ込むことで取り付けられている。なお、給排気具5の延設帯6への取り付け方法は、接着剤による接着や、熱等による溶着、その他の着脱可能な取付手段によるものであってもよい。また、着脱可能な取付手段によるものであれば、ユーザが任意に選んだ給排気具を取り付けることも出来る。
【0029】
次に、給排気具5の構造について説明する。この給排気具5の第1差込部5aは、その先端に、空気の出入のための開口を有したもので、この開口の周囲には、「逆門型」の弁開放部5cが形成されている。また、この第1差込部5aの下端側には、この第1差込部5aより直径の大きい第2差込部5bが連なっており、これらの第1差込部5a及び第2差込部5bには、先端の開口に連なる連通孔5eが形成されている。さらに、第2差込部5bの他端には、第2差込部5bより直径の大きい操作部5fが連続しており、この操作部5fの中心には、連通孔5eに連なる開口部5dが設けられている。ところで、この給排気具5は径の異なる2種類の差込部を有しているため、本願発明の空気栓ユニット10を有しない空気栓の径が異なる他の浮き輪等に対しても、給排気具5を用いて給排気を行うことも出来る。
【0030】
では、この給排気ユニット10を、軟質な合成樹脂シートによって空気室8を有する空気袋7に取り付けて使用する態様を図3で説明する。給排気ユニット10は、熱や高周波によって空気袋7の表面に基部1が溶着されることで、取り付けられている。また、空気栓2自体の構造は、図7の従来の空気栓22と同じである。
【0031】
空気室8に給気する際には、給排気具5を空気栓2の給排気口2aに差し込むことにより、弁開放部5cの先端が弁部2cに当接して、弁部2cを開放する。この状態で、操作部5fの上端側を口で銜え、開口部5dへ向けて息を送り込めば、連通孔5eを通して空気室8への給気が行われる。また、開口部5dの直径は、エアホースDの先端(図8の(a)を参照)の直径より小さいため、エアホースDの先端を開口部5dに強固に差し込むことができ、ポンプ式の給気装置を利用することもできる。
【0032】
一方、排気する際には、この給排気具5を空気栓2の給排気口2aに差し込んだ状態で放置すれば、弁開放部5cによって弁部2cが開放されているので、連通孔5eを通して開口部5dから外部へと、空気室8の空気が排気されることになる。このように、給排気具5単体で、給気と排気の両方を行うことができる。
【0033】
次に、給排気具5を空気栓2の給排気口2aから引き抜いて、空気室8に対する給排気を終える。そうすると、給排気具5の弁開放部5cによって開放されていた弁部2cが、その軟質性によって元に戻り、図4に示すように、給排気口2aは有底筒状となる。そして、空気栓2の給排気口2aに栓部4を差し込み、そのまま、栓部4に連接されている給排気具5を収容部3の収容口3aに差し込んで収容する。このように、栓部4及び給排気具5は、柔軟な合成樹脂で形成された延設帯6上に連接されているので、この一連の作業を連続で行いやすい。もちろん、この状態から、栓部4及び給排気具5を引き抜き、給排気するために給排気具5を給排気口2aに差し込む一連の作業も連続で行いやすい。なお、収容口3aの深さは、給排気口2aよりも深くなっており、給排気具5の先端の弁開放部5cまで確実に収容できるようになっている。
【0034】
また、空気栓2と収容部3の構造は、空気栓2の給排気口2aと収容部3の収容口3a以外は、すべて共通である。さらに、収容口3aは、給排気口2aと比べると、その深さが異なる点、及び弁部2cを形成するための切込み2bがない点を除けば、給排気口2aの形状と類似している。したがって、空気栓2と収容部3の形状は、多くの部分で共通しており、製造コストを削減することができる。なお、収容部3の形状は、給排気具5を収容できるものであればよく、柱体や錐体、その他の形状でもよい。
【0035】
なお、本願発明の空気栓ユニットは、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲、実施形態の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能であり、これらの変形例、組み合わせもその権利範囲に含むものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軟質な合成樹脂シートによって空気室を有する空気袋に取り付けられた基部と、この基部に設けた空気栓及び収容部と、前記空気栓に備えた栓部と、給排気具とを備えた空気栓ユニットであって、
前記空気栓を、前記空気袋内への空気の出入を行うものとし、
前記収容部を、前記給排気具を収容し得るものとし、
前記栓部を、前記空気栓に差し込んだとき、前記空気袋からの空気の漏れを防止するものとし、
前記給排気具を、前記空気栓に差し込んだとき、前記空気袋に対する給気又は排気を行うものとしたことを特徴とする空気栓ユニット。
【請求項2】
前記栓部と前記給排気具とを連接したことを特徴とする請求項1に記載の空気栓ユニット。
【請求項3】
前記給排気具は、
前記空気栓の給排気口内に差し込まれる第1差込部と、この第1差込部より大径の第2差込部と、前記第1差込部の先端に一体化した弁開放部と、前記第2差込部の外端に一体化されて、空気の注入または排出を行う操作部と、この操作部、前記第1差込部及び第2差込部内に形成されて、外部と前記空気袋内とを連通させる連通孔とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気栓ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−111275(P2012−111275A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−259892(P2010−259892)
【出願日】平成22年11月22日(2010.11.22)
【出願人】(398063825)株式会社ヒオキ (9)