説明

空気流入バルブが結合され、外部へ表示されるエアーチューブを形成した履物の靴底

【課題】使用者の体重に応じたクッション性を提供する。
【解決手段】空気流入バルブ1が結合され、外部に表示されるエアーチューブ5を形成した履物の底に関するものであり、靴の中底に通常的に自動車の車輪内部へエアーチューブ5を形成するように、靴を構成する底に外部から空気を流入したり、排出できる空気バルブ1を形成したエアーチューブ5を靴の底の外部へ露出されるよう、一体で結合し、靴の外観を美しくし、使用者の趣向に合うエアークッションの程度を選択して、靴を着用できるようにするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は空気流入バルブが結合され、外部へ表示されるエアーチューブを形成した靴の靴底に関するもので、詳細には靴を構成する中底において、外部に空気の流入と排出が自由な空気バルブを形成したエアーチューブを中底外部へ露出されるよう、中底と結合し、使用者の体重とクッション程度にしたがい、エアーチューブ内部の空気量を調節して、個人の趣向に合うエアーチューブクッションを持つ靴を提供できるようにするものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に靴の緩衝作用のために多様な形態のクッション機能を備えた靴底が市販されている。その例として、靴底にスプリングの弾性を利用したクッションと、空気を利用したエアーバックが使用されており、弾性力が優秀な合成樹脂等を利用した靴底が使用されている。
【0003】
上記の構成において、空気を利用したエアーバックの場合、靴底や中底に空気が入った
エアーバックを結合して使用するものであるが、エアーバックに入っている空気が人の身体の重さおよび個人の趣向によるクッションの程度が考慮されず、一括的に決められた状態で均一なクッションを持つエアーバックで形成されたものが一般的である。
【0004】
または、エアーバックに入った空気を靴が底敷で排出して、靴の内部の空気を浄化したり内部の温度を低下させて、靴の着用時、足から発生する汗や匂いを抑制できるようにする空気循環式のエアーバックを提供しているが、これもまた、個人のクッション程度を考慮せず、エアーバックが単純に空気を循環させるポンプ機能を行うようにしたものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記のような問題点を勘案して、靴の中底に通常的に自動車の車輪内部へエアーチューブを形成するように、靴を構成する靴底に外部から空気を流入するとか、排出できる空気バルブを形成したエアーチューブを靴の靴底外部へ露出されるように一体で結合し、靴の外観を美しくする。使用者の趣向に合うエアークッションの程度を選択して、靴を着用できるようにしたもので、添付の図面により、詳細に説明すると次の通りである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
空気の流入と排出のための空気バルブ(1)を形成した空気流入管(2)と、上記の空気流入管(2)を結合した空気流入口(3)および空間部(4)を形成したエアーチューブ(5)と、上記のエアーチューブ(5)と空気バルブ(1)が、外部へ露出されるよう、エアーチューブ(5)外側へ一体で成型する合成樹脂で、靴底(6)を結合したものである。
【0007】
このように空気の流入と排出が自由な空気バルブ(1)を形成したエアーチューブ(5)を結合した靴底(6)を詳細に説明すると次のとおりである。
【0008】
本発明はエアーチューブ(5)の内側へ空気を流入する方法で、空気バルブ(1)を開放し、空気を空気流入管(2)と空気流入口(2)を経由して、エアーチューブ(5)の内側へ流入した後、空気バルブ(1)を閉め、その状態を維持する。
【0009】
上記のように空気を入れたエアーチューブ(5)を、靴底(6)を成型する成型枠に安着した状態で、エアーチューブ(5)の外面と空間部(4)に材料が充填されるよう、靴底(6)で使用する発泡ウレタン樹脂や、その他合成樹脂等を入れて、靴底(6)内部にエアーチューブ(5)が一体で固定されるよう靴底(6)を成型する。
【0010】
上記のような結合のために、エアーチューブ(5)の材質は、耐久性が優れ、他のゴム材質や合成樹脂材質との接着が容易なビニール樹脂系の材質を利用したものである。
【0011】
上記のように靴底(6)とエアーチューブ(5)を結合する過程において、エアーチューブ(5)の空気バルブ(1)とエアーチューブ(5)の左、右面および背面が靴底(6)外部へ露出されるよう結合して、靴底(6)外部において空気バルブ(1)を利用して、エアーチューブ(5)内部の空気を流入したり排出できるようにする構造である。
【0012】
上記のような空気バルブ(1)の構成は一般的に使用されるタイヤの空気流入バルブのような構成で、空気バルブ(1)を回して、空気流入口(3)を開放したり密閉する方法で空気の流入と流入した空気が外部へ排出されないようにする形態である。
【0013】
上記のように靴底(6)と結合したエアーチューブ(5)を、甲皮(11)を結合した靴(12)で構成する状態の作用を注意して見ると、次の通りである。
【0014】
使用者が靴(12)を着用した状態において、身体の荷重に足を通じて靴底(6)に伝達されると、身体の荷重でエアーチューブ(5)が収縮しながら荷重を解消して、エアーチューブ(5)の模様が復元されながら、最初の状態を維持することを繰り返して、エアーチューブ(5)を通じるクッション作用で足に伝達される身体の荷重を解消するものである。
【0015】
本発明において、靴底(6)では地面と接する靴底(6)が滑らないようにする磨耗性が優れており、ノンスリップ(Non-slip)機能を持つノンスリップ底(13)を結合して、靴底(6)の表面を保護できるようにするものである。
【0016】
上記のようにエアーチューブ(5)が身体の荷重を解消する過程において、靴底(6)の前面部で形成するいくつかの空間部(6−1)は、靴底(6)とノンスリップ底の間の空間面積により足の前面部に加えられる身体の荷重を解消するクッション作用をするものである。
【0017】
上記のようにエアーチューブ(5)の円滑な動作のために、エアーチューブ(5)の上面と下面では、いくつかの均衡維持筋肉(5−1)を形成して、エアーチューブ(5)の耐久性を強化したものである。
【0018】
上記のような作用のために、エアーチューブ(5)と一体に結合した靴底(6)は、
エアーチューブ(5)の形状変化に適用できるよう軟質の材料で使用することが適しており、エアーチューブ(5)の模様変化に妨害になる硬質の材料は使用しないことが望ましい。
【0019】
上記において詳細に説明したように、靴底(6)の外部へ、エアーチューブ(5)が露出され、エアーチューブ(5)内部の空気量を調節できるようにした本発明は、使用者の趣向に合うエアーチューブ(5)のクッションの程度を選択でき、使用者の身体の重さおよびクッションの程度を選択して使用できる効果があるものである。
【0020】
本発明は、靴底(6)と一体で結合したエアーチューブ(5)が靴底(6)の外部へ露出されるので、エアーチューブ(5)による靴(12)の外観が美しい効果があるものである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の構成を表示した斜視図。
【図2】本発明の構成を表示した平面図。
【図3】本発明のエアーチューブと中底の結合を表示した断面図。
【図4】本発明において靴底とノンスリップ靴底の結合を表示した要部断面図。
【図5】本発明の使用状態図。
【符号の説明】
【0022】
1: 空気バルブ
2: 空気流入管
3: 空気流入口
4: 空間部
5: エアーチューブ
5−1:筋肉
6: 靴底
6−1:空間部
11: 甲皮
12: 靴
13: ノンスリップ底

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気流入と排出のためのバルブ(1)を形成した空気流入管(2)と、
上記の空気流入管(2)を結合した空気流入口(3)および空間部(4)を形成したエアーチューブ(5)と
上記のエアーチューブ(5)と空気バルブ(1)が外部へ露出されるよう、エアーチューブ(5)の表側へ、一体で成型する合成樹脂で、靴底(6)を結合したことを特徴とする、空気流入バルブが結合され、外部へ表示されるエアーチューブを形成した靴の靴底。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−229336(P2008−229336A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−64046(P2008−64046)
【出願日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願人】(508078190)
【Fターム(参考)】