空気清浄機
【課題】室内の使用者の位置を判別することで快適性や利便性を向上し、空気汚れに対する運転を効率的におこなうことができる空気清浄機を提供することを目的とする。
【解決手段】本体1内に備えた使用者の居る方向を判別する方向判別部6と、清浄化した空気を吹出す可動式吹出部5により、使用者の居る方向を判別してその方向に可動式吹出部5を固定することで、使用者に清浄化された吹出し風を常に送ることができる空気清浄機を得られる。
【解決手段】本体1内に備えた使用者の居る方向を判別する方向判別部6と、清浄化した空気を吹出す可動式吹出部5により、使用者の居る方向を判別してその方向に可動式吹出部5を固定することで、使用者に清浄化された吹出し風を常に送ることができる空気清浄機を得られる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉塵センサーおよびガスセンサーにより室内の空気汚れを検出し、制御部が送風手段を駆動して室内空気を吸い込み、清浄化手段を通して清浄化する空気清浄機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の空気清浄機は下記に記載されたものが知られている。
【0003】
以下その空気清浄機について図10および図11を用いて説明する。図に示すように、空気清浄機本体101には、前面パネル102が設けられ、空気を清浄化するためのフィルター103と、空気を吸い込むためのファンモータ104と、浄化した空気を吹出す風向ルーバー105と、この風向ルーバー105を制御する制御部106を備えている。また、本体101の前面には室内の空気汚れを検出する空気汚れセンサ107を設けている。
【0004】
上記構成において、制御部106は風向ルーバー105の吹出し方向を順次変化させながら空気汚れセンサ107が検出する汚れレベルを順次記憶し、最も汚れレベルの高かった風向ルーバー105の位置に風向ルーバーの吹出し方向を固定して、室内の汚れに対応した清浄化運転を行なうものである(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−057919号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような従来の空気清浄機では、吹出し風の吹出し方向が使用者の位置に関係なく固定されるため、清浄化された空気が使用者のところに届かず、使用者周辺が清浄化されるまで時間がかかるという課題があり、使用者の位置を判別してきれいな空気を送風することが要求されている。
【0006】
また、吹出し風の吹出し方向が使用者の位置に関係なく固定されるため使用者に風が当って寒いという課題があり、使用者の位置を判別して人のいない方向へ送風し、効率良く汚れを除去することが要求されている。
【0007】
また、人が居ない場合でも吹出し方向が固定されるため風の循環効率が悪く汚れの除去効率が低下するという課題があり、人が居ない場合は吹出し方向を左右にスイングさせて除去効率を上げることが要求されている。
【0008】
また、使用者によっては吹出し方向を自らの方向にするのか否か選択できずに使用勝手が悪いという課題があり、使用者の意思によって選択できることが要求されている。
【0009】
また、冬場などの室温が低い場合には、風が直接当ると寒いという課題があり、室温が低い場合には吹出し方向を変更して直接風が当らないようにしたり、風を緩和させてやわらげたりすることが要求されている。
【0010】
また、吹出し方向が使用者の居る方向に固定された場合に、室内の汚れレベルが高いと最高風量で運転して風が煩わしいという課題があり、煩わしさを抑えた運転により汚れを除去することが要求されている。
【0011】
また、吹出し方向が使用者の居ない方向に固定された場合に、室内の汚れレベルが低いと最低風量で運転して汚れ除去に時間を要するという課題があり、短時間で汚れを除去することが要求されている。
【0012】
また、室内の汚れが粉塵汚れの場合は沈降しやすく比較的低い位置に漂っているため効率良く除去できないという課題があり、吹出し方向を変えて効率良く除去することが要求されている。
【0013】
また、室内の汚れがニオイ汚れの場合は上昇しやすく比較的高い位置に漂っているため効率良く除去できないという課題があり、吹出し方向を変えて効率良く除去することが要求されている。
【0014】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、使用者の位置を判別して送風方向を変更して運転をおこない、また室内の温度によっても送風方向を変更して運転をおこない、また送風方向によっては室内の汚れレベルによる運転風量を変更して運転をおこない、また発生する汚れ物質の種類に対応して効率良く運転をおこない、また使用者に煩わしさを感じさせずに汚れを除去する運転モードとなる空気清浄機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、前記制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいる方向に固定するようにしたものである。
【0016】
この手段により使用者のいる方向に清浄された空気を送風することで常に使用者は清浄度の高い空間にて生活できる空気清浄機が得られる。
【0017】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいない方向に固定するようにしたものである。
【0018】
この手段により使用者は吹出し風を直接受けることが無いので煩わしさを感じることなく運転することができる空気清浄機が得られる。
【0019】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から人が検出されない場合に前記吹出し手段の吹出し方向を左右に可動させるようにしたものである。
【0020】
この手段により使用者が居ない場合には部屋全体に送風することで空気汚れを効率良く除去できる空気清浄機が得られる。
【0021】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記方向判別手段から検出される人の位置に対して、人のいる方向に送風するか人のいない方向に送風するか選択できる操作スイッチを有したものである。
【0022】
この手段により使用者が送風方向を選択できるため使用者の使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0023】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、室内の温度を検出する温度検知手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記温度検知手段からの信号が規定レベルより低い場合には前記吹出し方向を左右に可動させ規定値レベルより高い場合には前記方向判別手段から人が検出された方向へ前記吹出し手段の吹出し方向を固定するようにしたものである。
【0024】
この手段により使用者へ吹出し風を送風していても室内の温度が低い場合には、使用者に直接風が当らないように吹出し方向を変更することで煩わしさを解消し使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0025】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階下げるようにしたものである。
【0026】
この手段により使用者へ吹出し風を送風していても室内の汚れレベルが高くなった場合には、運転風量が大きくならないので使用者へ直接強風が当ることを軽減して煩わしさを解消し使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0027】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階上げるようにしたものである。
【0028】
この手段により使用者のいない方向へ吹出し風を送風しているので室内の汚れレベルが低い場合でも、運転風量を大きくして空気汚れを短時間で除去できる空気清浄機が得られる。
【0029】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量が最大風量の場合に、前記吹出し手段の吹出し部を上下にスイングさせるようにしたものである。
【0030】
この手段により使用者へ吹出し風を送風していても室内の汚れレベルが高くなった場合には送風方向が上下スイングして風当りを和らげるので使用者へ直接強風が当ることを軽減して煩わしさを解消し使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0031】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号が粉塵汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を前面側に固定するようにしたものである。
【0032】
この手段により前面側への循環気流が発生するので沈降しやすい粉塵汚れを効率的に除去できる空気清浄機が得られる。
【0033】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号がニオイ汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を天面側へ固定するようにしたものである。
【0034】
この手段により天面側へ循環気流が発生するので室内全体に浮遊しているニオイ汚れを効率的に除去できる空気清浄機が得られる。
【0035】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記温度検知手段の信号が規定レベルより低い場合は、前記方向判別手段から人が検出された方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにしたものである。
【0036】
この手段により使用者へ吹出し風を送風していても室内の温度が低くなった場合には送風方向が前後にスイングして風当りを和らげるので使用者へ直接強風が当ることを軽減して煩わしさを解消し使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0037】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量運転時に、前記方向判別手段から人がいない方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにしたものである。
【0038】
この手段により使用者のいない方向へ吹出し風を送風しているので室内の汚れレベルが低い場合でも、送風方向が前後にスイングすることで空気汚れの循環効率を高めて短時間で除去できる空気清浄機が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
本発明の請求項1記載の発明は、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、前記制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいる方向に固定するようにしたものであり、室内の空気を清浄化するに際して使用者の方向に清浄化された空気を送るので、使用者は常に清浄化された空間に居れるという作用を有する。
【0040】
また、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいない方向に固定するようにしたものであり、清浄化された吹出し風が使用者の居ない方向に出されるので、風が直接当る煩わしさを感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0041】
また、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から人が検出されない場合に前記吹出し手段の吹出し方向を左右に可動させるようにしたものであり、使用者が居ない場合には吹出し方向を固定せず左右にスイングするので室内全体に循環気流を流し効率良く空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0042】
また、方向判別手段から検出される人の位置に対して、人のいる方向に送風するか人のいない方向に送風するか選択できる操作スイッチを有するようにしたものであり、使用者が室内の状況によって吹出し方向を選択できるという作用を有する。
【0043】
また、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、室内の温度を検出する温度検知手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記温度検知手段からの信号が規定レベルより低い場合には前記吹出し方向を左右に可動させ規定値レベルより高い場合には前記方向判別手段から人が検出された方向へ前記吹出し手段の吹出し方向を固定するようにしたものであり、冬場のように室温が低い時には使用者の居ない方向に吹出し風を送風し、夏場のような室温が高い時には使用者の居る方向に吹出し風を送風するので使用者に煩わしさを感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0044】
また、汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階下げるようにしたものであり、使用者の居る方向に吹出し風を送風する場合に室内の汚れレベルが高くても運転風量が大きくならないので使用者に煩わしさを感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0045】
また、汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階上げるようにしたものであり、使用者の居ない方向に吹出し風を送風する場合に室内の汚れレベルが低くても運転風量を大きくするので、使用者に煩わしさを感じさせずに空気の汚れ除去スピードを上げることができるという作用を有する。
【0046】
また、汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量が最大風量の場合に、前記吹出し手段の吹出し部を前後にスイングさせるようにしたものであり、使用者の居る方向に吹出し風を送風する場合に吹出し部を前後にスイングさせるので、使用者に当る風量を減らして煩わしさ感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0047】
また、汚れ検出手段からの信号が粉塵汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を前面側に固定するようにしたものであり、比較的重い粉塵汚れが浮遊する室内の低域空間に循環気流を発生させることで粉塵汚れを効率良く除去できるという作用を有する。
【0048】
また、汚れ検出手段からの信号がニオイ汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を天面側へ固定するようにしたものであり、比較的軽いニオイ汚れが浮遊する室内の高域空間に循環気流を発生させることで粉塵汚れを効率良く除去できるという作用を有する。
【0049】
また、温度検知手段の信号が規定レベルより低い場合は、前記方向判別手段から人が検出された方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにしたものであり、使用者の居る方向に吹出し風を送風する場合に室内の温度が低くても吹出し部をスイングさせるので使用者への風当りを低減して煩わしさを感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0050】
また、汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量運転時に、前記方向判別手段から人がいない方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにしたものであり、室内の汚れレベルが低くても送風方向が前後にスイングすることで空気汚れの循環効率を高めて短時間で除去できるという作用を有する。
【0051】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0052】
(実施の形態1)
図1〜図5に示すように、空気清浄機の本体1は略箱形に形成され、本体1の正面にはフロントパネルを設け、本体1の側面に吸気口2を形成している。本体1内には空気を清浄化するためフィルター3と、このフィルター3に通風するファンモータ4が備えられ、本体1天面には可動式吹出部5が設けられている。ファンモータ4の駆動により吸気口2から空気が吸い込まれ、フィルター3を通って清浄された後、可動式吹出部5から吹出される。可動式吹出部5としては、吹出し口、あるいは吹出し方向が可動できればよく、例えば、ステッピングモータと連動したルーバーなどがある。
【0053】
本体1正面上部には人の位置を判別する手段として赤外線センサ6a、6b、6cを備えた方向判別部6が設けられ、本体1上部には汚れ検出手段としてガスセンサ7aを備えたガス検出部7が設けられ、本体1側面には汚れ検出手段として光学式の粉塵センサ8aを備えた粉塵検出部8が設けられている。
【0054】
また本体1の正面上部には操作部9が設けられ、制御部10に演算部12を設けている。本体1の正面左端部に室内空気の汚れ状態を色変化で表す汚れ表示部11を備えている。
【0055】
上記構成において、電源が通電されると制御部10はガス検出部7または粉塵検出部8で検出した出力信号を0〜5の汚れレベル値に変換する処理をおこない、操作部9を自動運転に設定すると、制御部10は汚れレベル値に従ってファンモータ4を運転するものである。このときガス検出部7または粉塵検出部8の検出する汚れレベルに対するファンモータ4の送風量は図2に示す関係としている。
【0056】
また図4に示すように方向判別部6は赤外線センサ6a、6b、6cに対して“左”、“中央”、“右”の3段階に対応させて区切り、それぞれの赤外線量を検出し、制御部10にその信号を伝達する。制御部10はその信号を演算部12にて演算し、赤外線の検出量の多い位置が赤外線センサ6cであれば右側に人が存在する位置と判断して可動式吹出部5を右側の方向に向ける。
【0057】
以上のように使用者が室内に居る位置に清浄化された吹出し風が送られるので、常に清浄な環境状態で生活することができる。
【0058】
また、ここでは人の居る位置に吹出し風を送風したが赤外線の検出量が最も少ない方向に吹出し風を送風して風による煩わしさを無くすようにしても良い。
【0059】
また、ここでは赤外線の検出量を比較して吹出し方向を決めたが、赤外線が検出されない場合については吹出部を左から中央そして、右と繰り返し動かすことで部屋全体に送風しても良い。
【0060】
また、ここでは赤外線の検出量によって吹出す方向を決定したが、設定スイッチを設けて使用者が吹出すモードを設定しても良い。
【0061】
(実施の形態2)
本実施の形態は前記実施の形態1に対して室内の温度を検出する温度検知部13を設けたものであるため、同一構成のものは同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0062】
図6,7に示すように方向判別部6により検出された人の位置に対して、温度検出部13で検出された温度が規定値の20℃に対して超えている場合は、可動式吹出部5を人の検出された方向に固定して清浄運転をおこない、検出された温度が20℃未満の場合は可動式吹出部5の位置を固定せずに“左”、“中央”、“右”と連続的に可動させて清浄運転をおこなう。温度検出部13としては、温度を検知できればよく、例えば、サーミスタなどの温度センサなどがある。
【0063】
以上のように室温が低くなった場合には送風方向を可動させるので使用者に送風による冷感を感じさせることなく清浄運転することができる。
【0064】
また、ここでは吹出部を左右に可動させたが、前後にスイングするようにしてもその作用効果に差異はない。
【0065】
(実施の形態3)
本実施の形態は前記実施の形態1あるいは2と制御方法が異なるのみであり、同一構成のものは同一番号を付して詳しい説明は省略する。
【0066】
図8(イ)(ロ)に示すように、吹出部5が人の居る位置に固定されているとガス検出部7または粉塵検出部8の検出する汚れレベルに対するファンモータ4の送風量は1段階下げた送風量に設定されるため、通常汚れレベル5の空気汚れを検出した場合は風量急速にて運転するが、1段階下げた風量中にて運転するようにしている。また可動式吹出部5が人の居ない位置に固定されているとガス検出部7または粉塵検出部8の検出する汚れレベルに対するファンモータ4の送風量は1段階上げた送風量に設定されるため、通常汚れレベル1の空気汚れを検出した場合は風量弱にて運転するが、1段階上げた風量中にて運転するようにしている。
【0067】
このように、使用者の居る位置に吹出し風が送風される場合においては室内の汚れレベルが高くても風量を上げずに使用者に煩わしさを感じさせずに清浄運転することができ、使用者の居ない位置に吹出し風が送風される場合においては室内の汚れレベルが低くても風量を上げて短時間で除去することができる。
【0068】
また、ここでは使用者の居る位置に吹出し風が送風される場合において室内の汚れレベルが高くても風量を上げないようにしたが、風量は上げたままで吹出し部を前後にスイングすることにしてもその作用効果に差異はない。
【0069】
また、ここでは使用者の居ない位置に吹出し風が送風される場合において室内の汚れレベルが低くても風量を上げるようにしたが、風量は下げたままで吹出し部を前後にスイングすることにしてもその作用効果に差異はない。
【0070】
(実施の形態4)
本実施の形態は前記実施の形態1あるいは2と制御方法が異なるのみであり、同一構成のものは同一番号を付して詳しい説明は省略する。
【0071】
図9に示すように検出された空気汚れ物質が粉塵検出部8による汚れの場合は吹出し部5を前面側に固定するようにし、またガス検出部7による汚れの場合は吹出部5を天面側に固定するようにして清浄運転をおこなう。
【0072】
このように、検知物質が浮遊する空間によって吹出し気流が低域空間を循環するようにするか高域空間を循環するようにするかを変更することで効率良く空気汚れを除去することができる。
【産業上の利用可能性】
【0073】
室内での使用者の位置を特定することで空気清浄機の利便性を向上することができるので、加湿器の運転制御にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の実施の形態1の空気清浄機の一部破断の外観斜視図
【図2】同各検出部の汚れレベル値に対する運転風量の相関図
【図3】同制御ブロック図
【図4】同赤外線センサ部の模式図((イ)同方向判別部の模試図、(ロ)同吹出し部が右に設定される場合の赤外線センサからの赤外線量を示す図)
【図5】同制御フローチャート
【図6】本発明の実施の形態2のブロック図
【図7】同制御フローチャート
【図8】本発明の実施の形態3の各検出部の汚れレベル値に対する運転風量の相関図(( イ)同吹出し部が人の居る方向に固定された場合のガス検出部および粉塵検出部の汚れレベル値に対する運転風量を示す図、(ロ)同吹出し部が人の居ない方向に固定された場合のガス検出部および粉塵検出部の汚れレベル値に対する運転風量を示す図)
【図9】本発明の実施の形態4の制御フローチャート
【図10】従来の空気清浄機の外観斜視図
【図11】同空気清浄機の制御フローチャート
【符号の説明】
【0075】
1 本体
2 吸気口
3 フィルター
4 ファンモータ
5 可動式吹出部
6 方向判別部
7 ガス検出部
8 粉塵検出部(汚れ検出手段)
10 制御部
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉塵センサーおよびガスセンサーにより室内の空気汚れを検出し、制御部が送風手段を駆動して室内空気を吸い込み、清浄化手段を通して清浄化する空気清浄機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の空気清浄機は下記に記載されたものが知られている。
【0003】
以下その空気清浄機について図10および図11を用いて説明する。図に示すように、空気清浄機本体101には、前面パネル102が設けられ、空気を清浄化するためのフィルター103と、空気を吸い込むためのファンモータ104と、浄化した空気を吹出す風向ルーバー105と、この風向ルーバー105を制御する制御部106を備えている。また、本体101の前面には室内の空気汚れを検出する空気汚れセンサ107を設けている。
【0004】
上記構成において、制御部106は風向ルーバー105の吹出し方向を順次変化させながら空気汚れセンサ107が検出する汚れレベルを順次記憶し、最も汚れレベルの高かった風向ルーバー105の位置に風向ルーバーの吹出し方向を固定して、室内の汚れに対応した清浄化運転を行なうものである(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−057919号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような従来の空気清浄機では、吹出し風の吹出し方向が使用者の位置に関係なく固定されるため、清浄化された空気が使用者のところに届かず、使用者周辺が清浄化されるまで時間がかかるという課題があり、使用者の位置を判別してきれいな空気を送風することが要求されている。
【0006】
また、吹出し風の吹出し方向が使用者の位置に関係なく固定されるため使用者に風が当って寒いという課題があり、使用者の位置を判別して人のいない方向へ送風し、効率良く汚れを除去することが要求されている。
【0007】
また、人が居ない場合でも吹出し方向が固定されるため風の循環効率が悪く汚れの除去効率が低下するという課題があり、人が居ない場合は吹出し方向を左右にスイングさせて除去効率を上げることが要求されている。
【0008】
また、使用者によっては吹出し方向を自らの方向にするのか否か選択できずに使用勝手が悪いという課題があり、使用者の意思によって選択できることが要求されている。
【0009】
また、冬場などの室温が低い場合には、風が直接当ると寒いという課題があり、室温が低い場合には吹出し方向を変更して直接風が当らないようにしたり、風を緩和させてやわらげたりすることが要求されている。
【0010】
また、吹出し方向が使用者の居る方向に固定された場合に、室内の汚れレベルが高いと最高風量で運転して風が煩わしいという課題があり、煩わしさを抑えた運転により汚れを除去することが要求されている。
【0011】
また、吹出し方向が使用者の居ない方向に固定された場合に、室内の汚れレベルが低いと最低風量で運転して汚れ除去に時間を要するという課題があり、短時間で汚れを除去することが要求されている。
【0012】
また、室内の汚れが粉塵汚れの場合は沈降しやすく比較的低い位置に漂っているため効率良く除去できないという課題があり、吹出し方向を変えて効率良く除去することが要求されている。
【0013】
また、室内の汚れがニオイ汚れの場合は上昇しやすく比較的高い位置に漂っているため効率良く除去できないという課題があり、吹出し方向を変えて効率良く除去することが要求されている。
【0014】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、使用者の位置を判別して送風方向を変更して運転をおこない、また室内の温度によっても送風方向を変更して運転をおこない、また送風方向によっては室内の汚れレベルによる運転風量を変更して運転をおこない、また発生する汚れ物質の種類に対応して効率良く運転をおこない、また使用者に煩わしさを感じさせずに汚れを除去する運転モードとなる空気清浄機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、前記制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいる方向に固定するようにしたものである。
【0016】
この手段により使用者のいる方向に清浄された空気を送風することで常に使用者は清浄度の高い空間にて生活できる空気清浄機が得られる。
【0017】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいない方向に固定するようにしたものである。
【0018】
この手段により使用者は吹出し風を直接受けることが無いので煩わしさを感じることなく運転することができる空気清浄機が得られる。
【0019】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から人が検出されない場合に前記吹出し手段の吹出し方向を左右に可動させるようにしたものである。
【0020】
この手段により使用者が居ない場合には部屋全体に送風することで空気汚れを効率良く除去できる空気清浄機が得られる。
【0021】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記方向判別手段から検出される人の位置に対して、人のいる方向に送風するか人のいない方向に送風するか選択できる操作スイッチを有したものである。
【0022】
この手段により使用者が送風方向を選択できるため使用者の使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0023】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、室内の温度を検出する温度検知手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記温度検知手段からの信号が規定レベルより低い場合には前記吹出し方向を左右に可動させ規定値レベルより高い場合には前記方向判別手段から人が検出された方向へ前記吹出し手段の吹出し方向を固定するようにしたものである。
【0024】
この手段により使用者へ吹出し風を送風していても室内の温度が低い場合には、使用者に直接風が当らないように吹出し方向を変更することで煩わしさを解消し使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0025】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階下げるようにしたものである。
【0026】
この手段により使用者へ吹出し風を送風していても室内の汚れレベルが高くなった場合には、運転風量が大きくならないので使用者へ直接強風が当ることを軽減して煩わしさを解消し使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0027】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階上げるようにしたものである。
【0028】
この手段により使用者のいない方向へ吹出し風を送風しているので室内の汚れレベルが低い場合でも、運転風量を大きくして空気汚れを短時間で除去できる空気清浄機が得られる。
【0029】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量が最大風量の場合に、前記吹出し手段の吹出し部を上下にスイングさせるようにしたものである。
【0030】
この手段により使用者へ吹出し風を送風していても室内の汚れレベルが高くなった場合には送風方向が上下スイングして風当りを和らげるので使用者へ直接強風が当ることを軽減して煩わしさを解消し使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0031】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号が粉塵汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を前面側に固定するようにしたものである。
【0032】
この手段により前面側への循環気流が発生するので沈降しやすい粉塵汚れを効率的に除去できる空気清浄機が得られる。
【0033】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号がニオイ汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を天面側へ固定するようにしたものである。
【0034】
この手段により天面側へ循環気流が発生するので室内全体に浮遊しているニオイ汚れを効率的に除去できる空気清浄機が得られる。
【0035】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記温度検知手段の信号が規定レベルより低い場合は、前記方向判別手段から人が検出された方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにしたものである。
【0036】
この手段により使用者へ吹出し風を送風していても室内の温度が低くなった場合には送風方向が前後にスイングして風当りを和らげるので使用者へ直接強風が当ることを軽減して煩わしさを解消し使い勝手を向上した空気清浄機が得られる。
【0037】
また、本発明の空気清浄機は上記目的を達成するために、制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量運転時に、前記方向判別手段から人がいない方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにしたものである。
【0038】
この手段により使用者のいない方向へ吹出し風を送風しているので室内の汚れレベルが低い場合でも、送風方向が前後にスイングすることで空気汚れの循環効率を高めて短時間で除去できる空気清浄機が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
本発明の請求項1記載の発明は、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、前記制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいる方向に固定するようにしたものであり、室内の空気を清浄化するに際して使用者の方向に清浄化された空気を送るので、使用者は常に清浄化された空間に居れるという作用を有する。
【0040】
また、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいない方向に固定するようにしたものであり、清浄化された吹出し風が使用者の居ない方向に出されるので、風が直接当る煩わしさを感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0041】
また、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から人が検出されない場合に前記吹出し手段の吹出し方向を左右に可動させるようにしたものであり、使用者が居ない場合には吹出し方向を固定せず左右にスイングするので室内全体に循環気流を流し効率良く空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0042】
また、方向判別手段から検出される人の位置に対して、人のいる方向に送風するか人のいない方向に送風するか選択できる操作スイッチを有するようにしたものであり、使用者が室内の状況によって吹出し方向を選択できるという作用を有する。
【0043】
また、本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、室内の温度を検出する温度検知手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記温度検知手段からの信号が規定レベルより低い場合には前記吹出し方向を左右に可動させ規定値レベルより高い場合には前記方向判別手段から人が検出された方向へ前記吹出し手段の吹出し方向を固定するようにしたものであり、冬場のように室温が低い時には使用者の居ない方向に吹出し風を送風し、夏場のような室温が高い時には使用者の居る方向に吹出し風を送風するので使用者に煩わしさを感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0044】
また、汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階下げるようにしたものであり、使用者の居る方向に吹出し風を送風する場合に室内の汚れレベルが高くても運転風量が大きくならないので使用者に煩わしさを感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0045】
また、汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階上げるようにしたものであり、使用者の居ない方向に吹出し風を送風する場合に室内の汚れレベルが低くても運転風量を大きくするので、使用者に煩わしさを感じさせずに空気の汚れ除去スピードを上げることができるという作用を有する。
【0046】
また、汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量が最大風量の場合に、前記吹出し手段の吹出し部を前後にスイングさせるようにしたものであり、使用者の居る方向に吹出し風を送風する場合に吹出し部を前後にスイングさせるので、使用者に当る風量を減らして煩わしさ感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0047】
また、汚れ検出手段からの信号が粉塵汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を前面側に固定するようにしたものであり、比較的重い粉塵汚れが浮遊する室内の低域空間に循環気流を発生させることで粉塵汚れを効率良く除去できるという作用を有する。
【0048】
また、汚れ検出手段からの信号がニオイ汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を天面側へ固定するようにしたものであり、比較的軽いニオイ汚れが浮遊する室内の高域空間に循環気流を発生させることで粉塵汚れを効率良く除去できるという作用を有する。
【0049】
また、温度検知手段の信号が規定レベルより低い場合は、前記方向判別手段から人が検出された方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにしたものであり、使用者の居る方向に吹出し風を送風する場合に室内の温度が低くても吹出し部をスイングさせるので使用者への風当りを低減して煩わしさを感じさせずに空気汚れを除去できるという作用を有する。
【0050】
また、汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量運転時に、前記方向判別手段から人がいない方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにしたものであり、室内の汚れレベルが低くても送風方向が前後にスイングすることで空気汚れの循環効率を高めて短時間で除去できるという作用を有する。
【0051】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0052】
(実施の形態1)
図1〜図5に示すように、空気清浄機の本体1は略箱形に形成され、本体1の正面にはフロントパネルを設け、本体1の側面に吸気口2を形成している。本体1内には空気を清浄化するためフィルター3と、このフィルター3に通風するファンモータ4が備えられ、本体1天面には可動式吹出部5が設けられている。ファンモータ4の駆動により吸気口2から空気が吸い込まれ、フィルター3を通って清浄された後、可動式吹出部5から吹出される。可動式吹出部5としては、吹出し口、あるいは吹出し方向が可動できればよく、例えば、ステッピングモータと連動したルーバーなどがある。
【0053】
本体1正面上部には人の位置を判別する手段として赤外線センサ6a、6b、6cを備えた方向判別部6が設けられ、本体1上部には汚れ検出手段としてガスセンサ7aを備えたガス検出部7が設けられ、本体1側面には汚れ検出手段として光学式の粉塵センサ8aを備えた粉塵検出部8が設けられている。
【0054】
また本体1の正面上部には操作部9が設けられ、制御部10に演算部12を設けている。本体1の正面左端部に室内空気の汚れ状態を色変化で表す汚れ表示部11を備えている。
【0055】
上記構成において、電源が通電されると制御部10はガス検出部7または粉塵検出部8で検出した出力信号を0〜5の汚れレベル値に変換する処理をおこない、操作部9を自動運転に設定すると、制御部10は汚れレベル値に従ってファンモータ4を運転するものである。このときガス検出部7または粉塵検出部8の検出する汚れレベルに対するファンモータ4の送風量は図2に示す関係としている。
【0056】
また図4に示すように方向判別部6は赤外線センサ6a、6b、6cに対して“左”、“中央”、“右”の3段階に対応させて区切り、それぞれの赤外線量を検出し、制御部10にその信号を伝達する。制御部10はその信号を演算部12にて演算し、赤外線の検出量の多い位置が赤外線センサ6cであれば右側に人が存在する位置と判断して可動式吹出部5を右側の方向に向ける。
【0057】
以上のように使用者が室内に居る位置に清浄化された吹出し風が送られるので、常に清浄な環境状態で生活することができる。
【0058】
また、ここでは人の居る位置に吹出し風を送風したが赤外線の検出量が最も少ない方向に吹出し風を送風して風による煩わしさを無くすようにしても良い。
【0059】
また、ここでは赤外線の検出量を比較して吹出し方向を決めたが、赤外線が検出されない場合については吹出部を左から中央そして、右と繰り返し動かすことで部屋全体に送風しても良い。
【0060】
また、ここでは赤外線の検出量によって吹出す方向を決定したが、設定スイッチを設けて使用者が吹出すモードを設定しても良い。
【0061】
(実施の形態2)
本実施の形態は前記実施の形態1に対して室内の温度を検出する温度検知部13を設けたものであるため、同一構成のものは同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0062】
図6,7に示すように方向判別部6により検出された人の位置に対して、温度検出部13で検出された温度が規定値の20℃に対して超えている場合は、可動式吹出部5を人の検出された方向に固定して清浄運転をおこない、検出された温度が20℃未満の場合は可動式吹出部5の位置を固定せずに“左”、“中央”、“右”と連続的に可動させて清浄運転をおこなう。温度検出部13としては、温度を検知できればよく、例えば、サーミスタなどの温度センサなどがある。
【0063】
以上のように室温が低くなった場合には送風方向を可動させるので使用者に送風による冷感を感じさせることなく清浄運転することができる。
【0064】
また、ここでは吹出部を左右に可動させたが、前後にスイングするようにしてもその作用効果に差異はない。
【0065】
(実施の形態3)
本実施の形態は前記実施の形態1あるいは2と制御方法が異なるのみであり、同一構成のものは同一番号を付して詳しい説明は省略する。
【0066】
図8(イ)(ロ)に示すように、吹出部5が人の居る位置に固定されているとガス検出部7または粉塵検出部8の検出する汚れレベルに対するファンモータ4の送風量は1段階下げた送風量に設定されるため、通常汚れレベル5の空気汚れを検出した場合は風量急速にて運転するが、1段階下げた風量中にて運転するようにしている。また可動式吹出部5が人の居ない位置に固定されているとガス検出部7または粉塵検出部8の検出する汚れレベルに対するファンモータ4の送風量は1段階上げた送風量に設定されるため、通常汚れレベル1の空気汚れを検出した場合は風量弱にて運転するが、1段階上げた風量中にて運転するようにしている。
【0067】
このように、使用者の居る位置に吹出し風が送風される場合においては室内の汚れレベルが高くても風量を上げずに使用者に煩わしさを感じさせずに清浄運転することができ、使用者の居ない位置に吹出し風が送風される場合においては室内の汚れレベルが低くても風量を上げて短時間で除去することができる。
【0068】
また、ここでは使用者の居る位置に吹出し風が送風される場合において室内の汚れレベルが高くても風量を上げないようにしたが、風量は上げたままで吹出し部を前後にスイングすることにしてもその作用効果に差異はない。
【0069】
また、ここでは使用者の居ない位置に吹出し風が送風される場合において室内の汚れレベルが低くても風量を上げるようにしたが、風量は下げたままで吹出し部を前後にスイングすることにしてもその作用効果に差異はない。
【0070】
(実施の形態4)
本実施の形態は前記実施の形態1あるいは2と制御方法が異なるのみであり、同一構成のものは同一番号を付して詳しい説明は省略する。
【0071】
図9に示すように検出された空気汚れ物質が粉塵検出部8による汚れの場合は吹出し部5を前面側に固定するようにし、またガス検出部7による汚れの場合は吹出部5を天面側に固定するようにして清浄運転をおこなう。
【0072】
このように、検知物質が浮遊する空間によって吹出し気流が低域空間を循環するようにするか高域空間を循環するようにするかを変更することで効率良く空気汚れを除去することができる。
【産業上の利用可能性】
【0073】
室内での使用者の位置を特定することで空気清浄機の利便性を向上することができるので、加湿器の運転制御にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の実施の形態1の空気清浄機の一部破断の外観斜視図
【図2】同各検出部の汚れレベル値に対する運転風量の相関図
【図3】同制御ブロック図
【図4】同赤外線センサ部の模式図((イ)同方向判別部の模試図、(ロ)同吹出し部が右に設定される場合の赤外線センサからの赤外線量を示す図)
【図5】同制御フローチャート
【図6】本発明の実施の形態2のブロック図
【図7】同制御フローチャート
【図8】本発明の実施の形態3の各検出部の汚れレベル値に対する運転風量の相関図(( イ)同吹出し部が人の居る方向に固定された場合のガス検出部および粉塵検出部の汚れレベル値に対する運転風量を示す図、(ロ)同吹出し部が人の居ない方向に固定された場合のガス検出部および粉塵検出部の汚れレベル値に対する運転風量を示す図)
【図9】本発明の実施の形態4の制御フローチャート
【図10】従来の空気清浄機の外観斜視図
【図11】同空気清浄機の制御フローチャート
【符号の説明】
【0075】
1 本体
2 吸気口
3 フィルター
4 ファンモータ
5 可動式吹出部
6 方向判別部
7 ガス検出部
8 粉塵検出部(汚れ検出手段)
10 制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、前記制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいる方向に固定するようにした空気清浄機。
【請求項2】
本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいない方向に固定するようにした空気清浄機。
【請求項3】
本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から人が検出されない場合に前記吹出し手段の吹出し方向を左右に可動させるようにした空気清浄機。
【請求項4】
制御部は前記方向判別手段から検出される人の位置に対して、人のいる方向に送風するか人のいない方向に送風するか選択できる操作スイッチを有することを特徴とした空気清浄機。
【請求項5】
本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、室内の温度を検出する温度検知手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記温度検知手段からの信号が規定レベルより低い場合には前記吹出し方向を左右に可動させ規定値レベルより高い場合には前記方向判別手段から人が検出された方向へ前記吹出し手段の吹出し方向を固定するようにした空気清浄機。
【請求項6】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階下げたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
【請求項7】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階上げたことを特徴とする請求項2記載の空気清浄機。
【請求項8】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量が最大風量の場合に、前記吹出し手段の吹出し部を前後にスイングさせることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
【請求項9】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号が粉塵汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を前面側に固定することを特徴とする請求項1または2記載の空気清浄機。
【請求項10】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号がニオイ汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を天面側へ固定することを特徴とする請求項1または2記載の空気清浄機。
【請求項11】
制御部は前記温度検知手段の信号が規定レベルより低い場合は、前記方向判別手段から人が検出された方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにした請求項5記載の空気清浄機。
【請求項12】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量運転時に、前記方向判別手段から人がいない方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにした請求項2記載の空気清浄機。
【請求項1】
本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、前記制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいる方向に固定するようにした空気清浄機。
【請求項2】
本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から検出された人の位置によって前記吹出し手段の吹出し方向を人のいない方向に固定するようにした空気清浄機。
【請求項3】
本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記方向判別手段から人が検出されない場合に前記吹出し手段の吹出し方向を左右に可動させるようにした空気清浄機。
【請求項4】
制御部は前記方向判別手段から検出される人の位置に対して、人のいる方向に送風するか人のいない方向に送風するか選択できる操作スイッチを有することを特徴とした空気清浄機。
【請求項5】
本体に設けた吸気口と、前記吸気口から吸気した汚れ空気を清浄化する清浄化手段と、前記清浄化手段に通風する送風手段と、前記送風手段からの清浄空気を室内に吹出すための吹出し方向を変更可能な吹出し手段と、空気中の汚れを検出する汚れ検出手段と、室内の人のいる方向を判別する方向判別手段と、室内の温度を検出する温度検知手段と、前記汚れ検出手段からの信号から前記送風手段の風量を決定し運転制御する制御部を有し、制御部は前記温度検知手段からの信号が規定レベルより低い場合には前記吹出し方向を左右に可動させ規定値レベルより高い場合には前記方向判別手段から人が検出された方向へ前記吹出し手段の吹出し方向を固定するようにした空気清浄機。
【請求項6】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階下げたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
【請求項7】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量を1段階上げたことを特徴とする請求項2記載の空気清浄機。
【請求項8】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量が最大風量の場合に、前記吹出し手段の吹出し部を前後にスイングさせることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
【請求項9】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号が粉塵汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を前面側に固定することを特徴とする請求項1または2記載の空気清浄機。
【請求項10】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号がニオイ汚れの場合に、その汚れレベルによって前記吹出し手段の吹出し方向を天面側へ固定することを特徴とする請求項1または2記載の空気清浄機。
【請求項11】
制御部は前記温度検知手段の信号が規定レベルより低い場合は、前記方向判別手段から人が検出された方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにした請求項5記載の空気清浄機。
【請求項12】
制御部は前記汚れ検出手段からの信号から決定される前記送風手段の風量運転時に、前記方向判別手段から人がいない方向へ固定された前記吹出し手段の吹出し方向を前後にスイングするようにした請求項2記載の空気清浄機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2008−62175(P2008−62175A)
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−242458(P2006−242458)
【出願日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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