説明

穿孔工具

【課題】切抜片の落下を効果的に防止可能な穿孔工具を提供する。
【解決手段】下端に切刃を有する円筒状のホールカッター21と、ホールカッター21の回転中心に配置されてホールカッター21よりも下方へ突出され、ホールカッター21と一体的に回転するドリル30と、ドリル30の外周面に対して出没自在にドリル30の途中部に設けられ、ドリル30により形成される小径孔を挿通した状態で外方へ突出して、ホールカッター21により切り抜かれた切抜片を下側から係止可能な係止部材31とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、切抜片の脱落を防止可能な穿孔工具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
穿孔工具として、下端に切刃を有する円筒状のホールカッターと、ホールカッターの回転中心に配置されてホールカッターよりも下方へ突出され、ホールカッターと一体的に回転するドリルと、ホールカッターの上部に上方へ突出形成した取付部であって、ボール盤や電気ドリルなどの穿孔機への取付部を有するものが広く実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この穿孔工具では、鉄板等の被削材にドリルで小径孔を形成して、該小径孔を回転中心として、ホールカッターで大径孔を形成することになる。そして、大径孔の形成後は、ホールカッター内に残留する円板状の切抜片を外部へ排出して、穿孔処理を完了することになる。
【0004】
また、前記切抜片の脱落を防止するために、前記穿孔工具に、切抜片を吸着保持する磁石を備えさせたものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−254130号公報
【特許文献2】特開2004−291220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前記特許文献1記載の発明では、穿孔処理に伴なって発生する切抜片は、ホールカッター及びドリルとの摩擦抵抗によりホールカッター内に保持されており、穿孔工具を下側へ向けただけでは容易には落下しないが、穿孔工具を下側へ向けた状態で、穿孔工具が他物に衝突したりすると、穿孔工具から脱落することが懸念される。
【0007】
一方、特許文献2記載の発明のように、磁石により切抜片を吸着保持することで、切抜片の脱落を防止することも可能であるが、切粉が磁石に付着してその除去作業が煩雑になるという別の問題が発生する。
【0008】
本発明の目的は、切抜片の落下を効果的に防止可能な穿孔工具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る穿孔工具は、下端に切刃を有する円筒状のホールカッターと、前記ホールカッターの回転中心に配置されてホールカッターよりも下方へ突出され、ホールカッターと一体的に回転するドリルと、前記ドリルの外周面に対して出没自在にドリルの途中部に設けられ、ドリルにより形成される小径孔を挿通した状態で外方へ突出して、ホールカッターにより切り抜かれた切抜片を下側から係止可能な係止部材とを備えたものである。
【0010】
この穿孔工具では、従来の穿孔工具と同様に、ドリルにより鉄板等の被削材に小径孔を形成して、該小径孔を回転中心として、ホールカッターで大径孔を形成することになるが、係止部材が小径孔を挿通して被削材の反対側へ移動し、係止部材がドリルの外周面よりも外方へ突出すると、ホールカッターにより切り抜かれた切抜片が係止部材により下側から係止され、切抜片の脱落が防止されることになる。このため、穿孔の形成後、切抜片を排出するまでの間において、穿孔工具から切抜片が予期せず脱落するという不具合を防止できる。しかも、係止部材により機械的に切抜片を係止できるので、磁石による場合のように切粉が付着したりすることもない。なお、穿孔工具から切抜片を取り除くときには、係止部材をドリル内に押し込んで没入させた状態で取り除くことになる。
【0011】
前記係止部材をその自重により外方へ突出するようにドリルに対して枢支することが好ましい実施例である。この場合には、ドリルを停止させてドリルが上下方向に配置された状態で、係止部材がその自重により外方へ突出するので、穿孔工具により被削材に穿孔を形成した後、穿孔工具の回転を停止させたときに、係止部材が没入側へ移動することを簡単な構成で防止することができ、切抜片が脱落しないように係止部材により切抜片を確実に係止できる。ただし、バネ等により係止部材を突出側へ常時付勢するように構成することも可能である。
【0012】
前記係止部材をドリルの回転時における遠心力で外方へ突出するようにドリルに対して枢支することも好ましい実施例である。係止部材は、バネ等により没入可能に外方へ突出させることも可能であるが、構造が複雑になるとともに、切粉が詰まって係止部材の没入側へ弾性変形が不能になることもあるので、遠心力で外方へ突出するように構成することが好ましい。
【0013】
前記ドリルをホールカッターに対して上下方向に移動自在に設け、前記ドリルをホールカッターに対して下方へ付勢する付勢手段を設けることもできる。ドリルをホールカッターに対して固定的に設けることも可能であるが、本発明に係る穿孔工具では、穿孔処理時における穿孔工具の上下方向へのストロークが、小径孔を形成してから係止部材が被削材の下側へ移動するまでのストローク分だけ、既存の穿孔工具よりも大きくなり、既存の穿孔機に適用できない場合があるので、ドリルをホールカッターに対して上下方向に移動自在に設けることが好ましい、この場合には、ドリルにより小径孔を形成したときに、付勢手段の付勢力によりドリルが下側へ突出して、係止部材が被削材よりも下側へ移動するように構成できるので、小径孔を形成してから係止部材が被削材の下側へ移動するまでのストローク分だけ、穿孔工具のストロークを小さく設定することができる。
【0014】
前述のようにドリルをホールカッターに対して上下移動自在に設ける場合には、前記ドリルをドリル本体と軸部材とに分割構成し、軸部材にホールカッターに対して上下方向に移動自在で且つ相対回転不能なスプライン軸部を形成することが好ましい。つまり、ドリルに対して直接的にスプラインを形成して、ドリルをホールカッターに対して相対回転不能で且つ上下移動自在に構成することも可能であるが、このように構成すると消耗品としてのドリルの製作コストが高くなる。そこで、本発明のように、ドリルをドリル本体と軸部材とに分割構成して、繰り返し使用する軸部材にスプライン軸部を形成することで、消耗品としてのドリル本体の製作コストを安くすることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る穿孔工具によれば、ホールカッターにより切り抜かれた切抜片が係止部材により下側から係止され、切抜片の脱落が防止されるので、穿孔の形成後、切抜片を排出するまでの間において、穿孔工具から切抜片が予期せず脱落するという不具合を防止できる。しかも、係止部材により機械的に切抜片を係止できるので、磁石による場合のように切粉が付着したりすることもない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】穿孔機の側面図
【図2】穿孔工具の縦断面図
【図3】図2の(a)はa−a線断面図、(b)はb−b線断面図、(c)はc−c線断面図
【図4】(a)〜(d)は穿孔方法の説明図
【図5】(a)〜(d)は穿孔方法の説明図
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、穿孔機10は、穿孔工具20を回転駆動する駆動手段11と、レバー12の操作により駆動手段11とともに穿孔工具20をその軸心方向(上下方向)に送り操作する送り操作手段13と、電磁石により穿孔機10を被削材1に着脱自在に固定設置するための磁気吸着手段14とを備えた周知の構成のものである。ただし、穿孔機10の設置方法は、磁気吸着手段14を用いた以外の固定方法、例えばボルトやナットを用いた固定方法を採用することも可能である。
【0018】
穿孔工具20は、下端に切刃を有する円筒状のホールカッター21と、ホールカッター21の回転中心に配置されてホールカッター21よりも下方へ突出され、ホールカッター21と一体的に回転するドリル30と、ドリル30の外周面に対して出没自在にドリル30の途中部に枢支した係止部材31とを備えている。
【0019】
ホールカッター21は、下端側を開口させた有底な略円筒状の部材で構成され、ホールカッター21の下端部には切刃が周方向に一定間隔おきに形成され、ホールカッター21の中央部には切り抜いた切抜片2及び切粉を収容可能な収容空間22が形成されている。ホールカッター21の上端部には、穿孔機10のシャンク15に対して相対回転不能に取り付けられる取付部23が形成され、ホールカッター21の上部内にはネジ孔24が軸方向に貫通状に形成されている。ネジ孔24にはガイド部材25が収容空間22側から締結され、ガイド部材25にはスプライン孔26が軸方向に貫通状に形成されている。ガイド部材25の下端部には6角孔27が形成され、この6角孔27に6角レンチを挿入して、ガイド部材25をネジ孔24に締結できるように構成されている。ただし、ガイド部材25を省略し、ネジ孔24に代えてスプライン孔26をホールカッター21に直接的に形成することも可能である。また、穿孔機10による穿孔工具20の上下方向のストロークを十分に確保できる場合には、ホールカッター21に対してドリル30を螺合等により相対移動不能に固定することも可能である。
【0020】
ドリル30は、ドリル本体32と軸部材33とに分割構成されている。ドリル本体32の上端部にはネジ部34が突出状に形成され、軸部材33の接続部39にはネジ孔39aが形成され、ドリル本体32と軸部材33とはドリル本体32のネジ部34を軸部材33のネジ孔39aに締結することで同軸上に連結されている。
【0021】
軸部材33の途中部にはガイド部材25のスプライン孔26に軸方向に移動自在で且つ相対回転不能に嵌合するスプライン軸部35が形成され、スプライン軸部35の上端部にはスプライン軸部35よりも小径のネジ部36が形成されている。ガイド部材25よりも上側においてネジ部36にはスプリングワッシャからなる係止リング37を挿通させた状態でナット部材38が締結され、係止リング37がガイド部材25の上面に当接することで、軸部材33の下方への移動が規制されて、ガイド部材25からの軸部材33の脱落が防止されるように構成されている。軸部材33の下端部にはスプライン軸部35よりも大径の接続部39が形成され、接続部39とガイド部材25間においてスプライン軸部35には軸部材33を下方へ常時付勢する圧縮コイルバネ部材からなる付勢手段40が外装されている。
【0022】
ドリル本体32の上部には上下方向(軸方向)に細長い角孔状の収容部41が形成され、収容部41の下部内にはピン部材42がドリル本体32の軸心直交方向に固定されている。ピン部材42には上下方向に細長い平板状の係止部材31が、ドリル本体32の外周面外へ突出しないように収容部41内に収容された、図2に実線で図示の収納位置と、ドリル本体32の外周面外へ突出した、図5(b)〜(d)に実線で図示の突出位置とにわたって回動自在に枢支されている。
【0023】
係止部材31は下端近傍部においてピン部材42で枢支され、ドリル本体32の回転による遠心力で突出位置へ回動するように構成されている。また、係止部材31の重心位置がピン部材42の中心位置よりも収容部41の開口部側に配置され、係止部材31の自重により突出位置側へ回動するようにも構成されている。ただし、係止部材31の重心位置は、ピン部材42の中心位置よりも収容部41の奥部側に配置されるように構成してもよい。
【0024】
係止部材31の下端部には突出位置において収容部41の奥端面に当接して係止部材31を突出位置に保持する当接面43が形成されている。また、係止部材31の上部には突出位置において略水平に配置される受け面44が形成され、穿孔処理により発生した切抜片2を受け面44により下側から支持できるように構成されている。係止部材31の外側面には突出位置において上側へ行くにしたがってドリル本体32の回転中心から離間するようにドリル本体32外へ突出する傾斜案内面45が形成され、傾斜案内面45の横断面は円弧状に形成され、ドリル30により形成された小径孔3の口縁に傾斜案内面45が当接することで、突出位置に移動した係止部材31が収納位置側へ徐々に回動し、係止部材31がドリル本体32とともに小径孔3を挿通できるように構成されている。
【0025】
収容部41は、ドリル30が最も下側へ突出した状態で、ホールカッター21の下端部よりも下側に収容部41が配置されるように、ドリル本体32の上部に設けられて、ドリル30が最も下側へ突出した状態で、係止部材31を手で収納位置側へ操作できるように構成されている。
【0026】
次に、穿孔工具20の作動について説明する。
先ず、図1及び図4(a)に示すように、穿孔工具20の取付部23を穿孔機10のシャンク15に取り付けることになる。そして、ドリル30を被削材1の穿孔位置に位置合わせしながら、穿孔機10を磁気吸着手段14で被削材1に固定設置すると、図1及び図4(b)に示すように、ドリル30が被削材1により押されて、図1に仮想線で図示の下限位置から実線で図示の位置まで上方へ移動する。なお、この穿孔機10では、シャンク15と被削材1間の最大間隔が小さいので、ドリル30の先端部を被削材1に当接させながら、ドリル30を上方へ移動させたが、シャンク15と被削材1間の最大間隔が大きな穿孔機10では、ドリル30が上方へ移動することはない。
【0027】
次に、穿孔機10を被削材1に固定設置した状態で、駆動手段11により穿孔工具20を回転させながら、図1に矢印で示す方向へレバー12を操作して、駆動手段11とともに穿孔工具20を下降させる。このとき、先ず、図4(c)に示すように、被削材1に対してドリル本体32にて小径孔3が形成され、図4(d)に示すように、ドリル30が被削材1を貫通すると、係止リング37がガイド部材25の上面に当接するまで、付勢手段40の付勢力によりドリル30が下方へ突出する。また、小径孔3の穿孔時、係止部材31はドリル30の回転による遠心力で、図4(c)に示すように、突出位置に保持されることになるが、図4(d)に示すように、ドリル30が下方へ移動するときに、係止部材31の傾斜案内面45が小径孔3の口縁で内側へ押されて、係止部材31が収納位置側へ移動する。
【0028】
次に、小径孔3を形成した後、図5(a)に示すように、更に穿孔工具20を下降させると、小径孔3を中心としてホールカッター21により大径孔4が形成されるとともに、係止部材31が収納位置に没入した状態で小径孔3内を下側へ移動する。そして、図5(b)に示すように、係止部材31が被削材1よりも下方へ移動すると、穿孔工具20の回転による遠心力により、係止部材31が突出位置へ回動する。
【0029】
このため、ホールカッター21により被削材1を切り抜いて形成される切抜片2が下側へ移動した場合でも、図5(c)に示すように、切抜片2の下端部が係止部材31の受け面44で受け止められて、切抜片2の落下が防止されることになる。
【0030】
こうして、ホールカッター21により大径孔4を形成してから、切抜片2を穿孔工具20に保持させながら、穿孔工具20を大径孔4から抜き取り、穿孔機10を停止させた状態で、係止部材31を収納位置へ回動させながら、切抜片2を指で摘んで穿孔工具20から抜き取って、穿孔作業を完了することになる。
【0031】
このように、この穿孔工具20では、ホールカッター21により切り抜かれた切抜片2が係止部材31により下側から係止され、切抜片2の脱落が防止されるので、大径孔4の形成後、切抜片2を排出するまでの間において、穿孔工具20から切抜片2が予期せず脱落するという不具合を防止できる。しかも、係止部材31により機械的に切抜片2を係止できるので、磁石により脱落防止する場合のように切粉が付着したりすることもない。
【0032】
また、係止部材31がその自重により外方へ突出するようにドリル30に対して枢支されているので、ドリル30を停止させてドリル30が上下方向に配置された状態で、係止部材31がその自重により外方へ突出するので、穿孔工具20により被削材1に大径孔4を形成した後、穿孔工具20の回転を停止させたときに、係止部材31が収納位置側へ移動することを簡単な構成で防止することができ、切抜片2が脱落しないように係止部材31により切抜片2を確実に係止できる。
【0033】
更に、ドリル30の回転時における遠心力で係止部材31を外方へ突出させるので、簡単な構成で且つ確実に係止部材31を突出位置に移動させることができる。
【0034】
更にまた、ドリル30をホールカッター21に対して上下方向に移動自在に設けて、付勢手段40で下方へ付勢しているので、上下方向のストロークの小さい既存の穿孔機10に対しても、本発明に係る穿孔工具20をそのまま適用することができる。また、ドリル30をドリル本体32と軸部材33とに分割構成し、軸部材33にホールカッター21に対して上下方向に移動自在で且つ相対回転不能なスプライン軸部35を形成しているので、繰り返し使用する軸部材33にスプライン軸部35を形成することで、消耗品としてのドリル本体32の製作コストを安くできる。
【0035】
なお、本実施例では、遠心力により係止部材31を突出位置側へ回動させたが、バネ等により係止部材31を突出側へ常時付勢するように構成し、バネ部材の付勢力のみ或いはバネ部材の付勢力と遠心力とで、係止部材31を突出位置側へ回動させるように構成してもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 被削材 2 切抜片
3 小径孔 4 大径孔
10 穿孔機 11 駆動手段
12 レバー 13 操作手段
14 磁気吸着手段 15 シャンク
20 穿孔工具 21 ホールカッター
22 収容空間 23 取付部
24 ネジ孔 25 ガイド部材
26 スプライン孔 27 6角孔
30 ドリル 31 係止部材
32 ドリル本体 33 軸部材
34 ネジ部 35 スプライン軸部
36 ネジ部 37 係止リング
38 ナット部材 39 接続部
39a ネジ孔
40 付勢手段 41 収容部
42 ピン部材 43 当接面
44 受け面 45 傾斜案内面


【特許請求の範囲】
【請求項1】
下端に切刃を有する円筒状のホールカッターと、
前記ホールカッターの回転中心に配置されてホールカッターよりも下方へ突出され、ホールカッターと一体的に回転するドリルと、
前記ドリルの外周面に対して出没自在にドリルの途中部に設けられ、ドリルにより形成される小径孔を挿通した状態で外方へ突出して、ホールカッターにより切り抜かれた切抜片を下側から係止可能な係止部材と、
を備えたことを特徴とする穿孔工具。
【請求項2】
前記係止部材をその自重により外方へ突出するようにドリルに対して枢支した請求項1記載の穿孔工具。
【請求項3】
前記係止部材をドリルの回転時における遠心力で外方へ突出するようにドリルに対して枢支した請求項1又は2記載の穿孔工具。
【請求項4】
前記ドリルをホールカッターに対して上下方向に移動自在で且つ相対回転不能に設け、前記ドリルをホールカッターに対して下方へ付勢する付勢手段を設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の穿孔工具。
【請求項5】
前記ドリルをドリル本体と軸部材とに分割構成し、軸部材にホールカッターに対して上下方向に移動自在で且つ相対回転不能なスプライン軸部を形成した請求項4記載の穿孔工具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−62783(P2011−62783A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−216577(P2009−216577)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【出願人】(398075781)ジロー株式會社 (16)
【Fターム(参考)】