説明

突起物保有の弾性体運動用具

【課題】 自主的なトレーニングとボディーケアーは、適応する十分な運動用具が身近になく、あらゆる場所や時間と各多様なポーズでの運動形態などが自由な状態でできない、各固定化したポーズで融通性に乏しいものになっており、器具、用具の負荷や刺激の微妙な調整も不透明で単純化傾向であるという不都合を解決すること。
【解決手段】 弾性がある断面が円、楕円、四角形などの貫通状、塊状を組み合わせ輪型、帯型、及び、輪型と帯型を合体した各弾性立体構造体全体の一部分の表面上に多様な形態の突起物構造を保有し、各適度な径、厚み、幅、長さの部分的と全体的の弾性強度や輪型の大きさを一定、可変するなどの構成の、突起部と主弾性体部は一体でも単品でも活用できる構造にしたものを設け、全体的な弾性形体の伸展、伸縮、収縮運動と局部的な突起形体の全周囲からの刺激運動の構成を効果的に融合することにより、この課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、運動用具のトレーニングとボディーケアーに関するものであり、運動用具の立体構造体の特有の形状、構成、機能に工夫を加えることによって、弾性形体と突起形体を共有するようにし、相対的、及び、絶対的運動ができるように開拓したものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自主的にトレーニングとボディーケアーをする場合、特定した場所、時間、運動形態などを選定し、ある程度の制約された中で実施するスタイルが大半であり、トレーニング用の器具、用具とボディーケアー用の器具、用具を区分化した偏向形態が根強いのが現状である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来のような自主的にトレーニングとボディーケアーをする場合、トレーニング用の器具、用具とボディーケアー用の器具、用具は、それぞれが特有の独占的なスタイルになって、適応する十分な運動用具が身近になく、一般化されてないため、あらゆる場所や時間と各多様なポーズでの運動形態などが自由な状態でできない、各固定化したポーズでの各固定化した運動トレーニングやボディーケアーの融通性に乏しいものになっており、各自が要求、各自に適合するトレーニング形態、ボディーケアー形態を満足するものでなく、適正に機能していない。又、運動の目的、運動の形態、運動能力、運動体力、運動感覚、各ボディーケアーなどによる各利用者のトレーニングとボディーケアーに対する、負荷や刺激の微妙な調整が不可欠になる場合が往々にして生じることがあるが不透明であり、器具、用具も単純化傾向である。本発明は、これらの不都合を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決するための請求項1の発明は、立体構造体に弾性形体と突起形体を共有し、各運動形態能を独立的、従属的、或いは時差的に機能効果を有する構成となることを特徴とする突起物保有の弾性体運動用具である。
【0005】
又、請求項2の発明は、フレキシビリティーで弾性がある輪型、帯型、及び、輪型と帯型を合体したものの各立体物全体において、一部の各部分的な各周囲の表面上に各多種多様な形態の突起物構造を保有するようにし、断面が円、楕円、正方形、長方形、ひし形、四角形、正三角形、三角形、多角形、変形などの貫通状、塊状で各適度な径、厚み、幅、長さの部分的と全体的の弾性強度や輪型の大きさを一定、可変するなどの構成により、断面が塊状な各表面突起部、各角型突起部の弾性体と弾力性の大きい、断面が貫通状部の主弾性体を合成した弾性立体構造体のもの、又は貫通状、塊状のどちらかに統一のものを設け、各突起部は主弾性体間で一体型と着脱可能な分離型があり、分離型は接続方式と包囲方式があり、組み合わせても単品でも活用でき、他方の主弾性体も単品で活用できる構造とし、弾性立体構造体が身体のあらゆる部分にフィットできるようにして、全体的な弾性形体の伸展、伸縮、収縮運動と局部的な各表面突起部、各角型突起部の突起形体の全周囲からの刺激運動の構成を効果的に融合する、突起物保有の弾性体運動用具ができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、自主的に他者に関係なくマイペースメニューで運動が可能であり、あらゆる場所や時間において、立つ、座る(椅子座り・床座り)、寝ころぶ(仰向け・横向け・うつ伏せ)などの各流動化したポーズでの各流動化した運動形態の伸展、伸縮、収縮の運動トレーニングや身体各部とつぼを刺激するボディーケアーを合同的、個別的にするフレキシビリティーなものが自由な状態で手軽にできる。又、利用者である各自の要求、各自に適合するトレーニング形態、ボディーケアー形態を満足する運動体制が確立できる。
【0007】
自主的にトレーニング前後、又はトレーニング中につぼを刺激することによって、血液の好循環、興奮、抑制性の神経系を増幅させ、ウォーミングアップ、身体能力の向上、身体的疲労の緩和、新陳代謝の促進、身体の変調を整える。更に、身体のあらゆる部分とつぼを刺激することができることから、トレーニングも一般的な運動形態から多様に変化して複雑化した運動形態のものが生起されることになり、トレーニングをしながら身体の刺激のボディーケアー、身体の刺激のボディーケアーをしながらトレーニングなどのプロセスを、身体全域がフィットできる態勢で同調運動、交互運動などをするので、各フィット間での相互作用が働き合い、トレーニングとボディーケアーの効能をより増強にする。総合的に相乗効果が大きく、トレーニングとボディーケアーが融和した威力を発揮し、幅広い利用法が可能である。
【0008】
本発明の立体構造体に弾性形体と突起形体は、運動の目的、運動の形態、運動能力、運動体力、運動感覚、各ボディーケアーなどによる各利用者に適合した、弾性形体の弾性強度や構造構成と突起形体の各突起物や構造構成を適当に組み合わせたものを適正に使用することで、一般の健全者は勿論のこと、病弱者、障害者、傷害者などの幼児から高齢者までを対象としたもので、身体各部の伸展、伸縮、収縮の運動トレーニングや身体各部とつぼを刺激するボディーケアーを効率的に成し遂げることが可能であり、快適に楽しむことができる奥深い各種マテリアルを提供することができる。
【0009】
本発明の突起物保有の弾性体運動用具の輪型、帯型、及び、輪型と帯型を合体したものの大きさや機能構成を多種多様にすることで、自主的には本用具を1つだけ使用することが多いが、複数を同時に用いても良い。複数人者で使用する場合も同様な利用方法が可能である。又、1つを二重三重にして、弾性強度、刺激強度を加減調整して使用することもできる。更に、突起形体の一部の主弾性体を含むものは、組み合わせても単品でも活用効果が大きいものがあり、塊状の肉厚を大きくして刺激効果を上げるとともに、単品での固定、ずらす、ローリングによる刺激圧力も可能にし、収縮運動のトレーニングと刺激効果のあるボディーケアーをすることができる。
【0010】
各スポーツの基礎体力トレーニング(筋力・筋骨・関節など)、体力と健康の維持(バランス感覚、持久力、柔軟性など)、各リハビリテーション、ストレッチング、リラクセーション、ストレス解消、運動不足解消、フィットネス、シェープアップ、運動遊具などの各固定化を含む、各流動化した運動形態の伸展、伸縮、収縮の運動トレーニングや身体各部とつぼを刺激するボディーケアーを目的とした、どこにでも携帯でき、いつでも活用ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、突起物保有の弾性体運動用具の概略図例1と概略断面図で、全体的にフレキシビリティーで弾力性がある輪型にして、弾力性が流動的で比較的小さい、断面が塊状な各表面突起部の弾性体と弾力性の大きい、断面が貫通状部の主弾性体を合成した弾性立体構造体にする。
【0012】
図1は、全体の輪型の一部の外周面上に多様な形態の突起物構造を保有するようにし、断面が円、楕円、正方形、多角形、変形などの貫通状、塊状で各適度な径、厚み、幅、長さの部分的と全体的の弾性強度や輪型の大きさを一定、可変するなどの構成のものを設け、全体的な弾性形体の伸展、伸縮、収縮運動と局部的な突起形体の全周囲からの刺激運動の構成を効果的に融合するようにして、運動の目的、運動の形態、運動能力、運動体力、運動感覚、各ボディーケアーなどによる各利用者に適合した各種マテリアルを提供するようにし、ある程度の強力な負荷が掛かっても全体的にバランスが取れ、耐えられる弾性立体構造体にする。
【0013】
図1の一般的なものは、図中Aは貫通状、B、C、Dは塊状であるが、全体を貫通状、塊状にすることもできる。BとC間、CとD間の各間隔は利用状態によって、殆どなくして小さくするか、大きくするなどを選定する。又、弾力性についてもAは弾力性を大きいものにし、B、C、Dは流動的でAより弾力性が小さいものにして、B、C、Dの3つは、どれか1つにするなどで、全体的に弾力性、断面の径、厚み、幅の均等化傾向の弾性立体構造体にするのが有効であるが、B、C、D部の全体からの占める割合を狭小範囲にして、B、C、D部を弾力性がないもの、弾力性が極小のものにする。或いは、全体を同一の弾力性のものにすることも可能である。従って、大きく分けて、ボディーのパワーアップとケアーのどちらを重要視するかの兼ね合いによって、AとB、C、Dとの弾力性を主軸とした各占有割合、各断面形状、各突起構造などの機能構成の配分を適正にするようにしたものである。更に、刺激効果をB、C、D、逆にD、C、Bと段階的にずらして利用することも有用である。
【0014】
図2は、突起物保有の弾性体運動用具の概略図例2・例3・例4で、図例2は図中の左側であり、全体的にフレキシビリティーで弾力性がある輪型にして、弾力性が比較的小さい、断面が塊状で四角形、三角形などの各角型突起部の弾性体と弾力性の大きい、断面が貫通状部の主弾性体を合成した弾性立体構造体にする。断面が円、楕円、曲線形以外の四角形などの角があるものは、角部による刺激効果があり、特に、表面突起物を設けても、設けなくても、どちらでも良い。又、円形の曲線形と四角形などの角形を効果的に混合した構造体にすることも可能である。
【0015】
図2で、図例3は図中の中央であり、全体的にフレキシビリティーで弾力性がある輪型にして、弾力性が比較的小さい、断面が塊状な各表面突起部を幅広く(径・厚みを大)した弾性体と弾力性の大きい、断面が貫通状部の主弾性体を合成した弾性立体構造体にする。
【0016】
図2で、図例4は図中の右側であり、全体的にフレキシビリティーで弾力性がある輪型にして、弾力性が比較的小さい、断面が塊状な各表面突起部を幅広く(径・厚みを大)した弾性体と弾力性の大きい、断面が貫通状部の主弾性体を合成した弾性立体構造体にする。更に、表面突起部の弾性体と主弾性体間は各接続部を設け、自由に着脱可能な形体構成にする。又、表面突起部の弾性体は弾力性が小さいものになっているが、殆ど弾力性がないものにすることも可能であり、身体の各部分的にフィットするようにした凹凸のある曲線形状のものを設けても良い。
【0017】
図3は、突起物保有の弾性体運動用具の概略図例5・概略図例6で、図例5は全体的にフレキシビリティーで弾力性がある帯型にして、弾力性が比較的小さい、断面が塊状な各表面突起部の弾性体と弾力性の大きい、断面が貫通状部の主弾性体を合成した弾性立体構造体にする。
【0018】
図3で、図例6は全体的にフレキシビリティーで弾力性がある輪型と帯型を合体したものにして、接続部を設け、自由に着脱可能な形体構成にするようにし、弾力性が比較的小さい、断面が塊状な各表面突起部の弾性体と弾力性の大きい、断面が貫通状部の主弾性体を合成した弾性立体構造体にする。
【0019】
図4は、突起物保有の弾性体運動用具の概略図例7と各概略図例で、全体的にフレキシビリティーで弾力性がある輪型、帯型にして、弾力性が比較的小さい、断面が塊状な各表面突起部(肉厚小・大)の取り付け取り外しが可能な包囲型弾性体(着脱用)を弾力性の大きい、断面が貫通状部の主弾性体に覆いかぶせて接合する構成で合成するようにした弾性立体構造体にする。
【0020】
図4で、A、Hの断面は貫通状、塊状のどちらでも良い。L2、Mは塊状で弾力性が流動的な小さいものが有効で、L1のL11に直角なL1の両端の縁はクッション系構造にすることにより、Aへの摩擦劣化の影響を防止する。又、L1の内径はAの外径と同じでも良いが、L1を大きくしAの流通を良くすることで、Aの全体的な弾力性の効率が良くなる。
【0021】
図4のMは、組み合わせても単品でも活用効果が大きいものである。塊状の肉厚を大きくして刺激効果を上げるとともに、単品での固定、ずらす、ローリングによる刺激圧力も可能にし、収縮運動のトレーニングと刺激効果のあるボディーケアーをすることができる。
【0022】
図4で、Lの活用の仕方を一つあげると、まず、A部、L部は身体のあらゆる部分にもフィットするものであり、1つのAの輪型にLを2つ取り付け、立つ、座る(椅子座り・床座り)、寝ころぶ(仰向け・横向け・うつ伏せ)の各状態で、Lを両足裏部にフィットさせて、腕力や頸椎(首後部)などにより、Aを伸展、伸縮のトレーニングとボディーケアーを同時的、時限的にすることで、足から頭まで全身の運動ができる。更に、主弾性体のAと突起部(刺激運動)のLを身体のどの部分にフィットさせるかによって、運動形態も多様化、複雑化した変化したものになる。又、突起部を身体にフィットさせずにトレーニングだけ、突起部だけを身体にフィットしてボディーケアーだけの、別々の形態も可能である。(これは概略図例1から7の全てに、概ね該当する使い方の概要である。)
【0023】
図5は、突起物保有の弾性体運動用具のその他使用法の概略図例で、輪型と帯型の弾性立体構造体の実体をそれぞれ二重、三重などにして活用することによって、全体的な弾性形体の伸展、伸縮、収縮運動時の弾力性を可変、加減し、運動形態も変化した構成のものにすることができる。又、局部的な突起形体の全周囲からの刺激運動の形態、刺激運動の方向性や強弱変化などの構成を作り出すものである。
【0024】
図1から図5は突起物保有の弾性体運動用具の概略図例であり、本発明の特許請求の範囲を満足すれば、この限りではない。又、本発明は[発明を実施するための最良の形態]の項目に記載した内容を効果的に駆使することで、最良のものを作り出すことができる。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明に係る突起物保有の弾性体運動用具は、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】 突起物保有の弾性体運動用具の概略図例1と概略断面図
【図2】 突起物保有の弾性体運動用具の概略図例2・例3・例4
【図3】 突起物保有の弾性体運動用具の概略図例5・概略図例6
【図4】 突起物保有の弾性体運動用具の概略図例7と各概略図例
【図5】 突起物保有の弾性体運動用具のその他使用法の概略図例
【符号の説明】
【0027】
図中の文字、数字は次の通りである。
A :主弾性体(弾力性大) B :弾性体(弾力性小/表面突起小)
C :弾性体(弾力性小/表面突起中)D :弾性体(弾力性小/表面突起大)
A1 :A部の断面図 B1 :B部の断面図
C1 :C部の断面図 D1 :D部の断面図
E :弾性体(弾力性小/角型突起) F :弾性体(弾力性小/突起幅大)
G :弾性体(着脱用/突起幅大) AG1:AとG間の接続部
AG2:AとG間の接続部 H :主弾性体(弾力性大)
I :弾性体(弾力性小/表面突起小)J :弾性体(弾力性小/表面突起中)
K :弾性体(弾力性小/表面突起大)A2 :輪型と帯型の合成の接続部
L :包囲型弾性体(着脱用肉厚小) L1 :Lの概略図
L2 :Lの断面図 L11:L2の外面側接合部
L12:L2の内面側接合部 M :包囲型弾性体(着脱用肉厚大)
M1 :Mの断面図 M11:M1の外面側接合部
M12:M1の内面側接合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
立体構造体に弾性形体と突起形体を共有し、各運動形態能を独立的、従属的、或いは時限的に機能効果を有する構成となることを特徴とする突起物保有の弾性体運動用具。
【請求項2】
フレキシビリティーで弾性がある輪型、帯型、及び、輪型と帯型を合体したものの各立体物全体において、一部の各部分的な各周囲の表面上に各多様な形態の突起物構造を保有し、断面が円、楕円、正方形、長方形、多角形、変形などの貫通状、塊状で各適度な径、厚み、幅、長さの部分的と全体的の弾性強度や輪型の大きさを一定、可変するなどの構成により、各表面突起部、各角型突起部の弾性体と弾力性の大きい主弾性体を合成した弾性立体構造体の断面が貫通状と塊状を併用のもの、又は貫通状、塊状のどちらかに統一のものを設け、各突起部は主弾性体間で一体型と分離型から成り立ち、分離型は接続方式と包囲方式があり、組み合わせても単品でも活用でき、他方の主弾性体も単品で活用できる構造とし、弾性立体構造体が身体のあらゆる部分にフィットできるようにして、全体的な弾性形体の伸展、伸縮、収縮運動と局部的な各突起形体の全周囲からの刺激運動の構成を効果的に融合することを特徴とする請求項1記載の突起物保有の弾性体運動用具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−23302(P2008−23302A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−224714(P2006−224714)
【出願日】平成18年7月25日(2006.7.25)
【出願人】(596150758)