説明

立体駐車装置の操作装置

【課題】 パレット呼出しの始動・停止・再始動・逆転始動の切替えと、次回以降の呼出パレットの予約を簡便に行う。
【解決手段】 複数の移動可能なパレットを備えた立体駐車装置において、利用者のRFIDタグ・カード13の情報を読取る読取装置12と、入出庫処理が行われていないときRFIDタグ・カード13を一回読取るとパレット呼出しの始動、パレット作動中に同一RFIDタグ・カード13を一回読取ると一時停止、パレット一時停止中に同一RFIDタグ・カード13を一回読取ると再始動、パレット一時停止中に同一RFIDタグ・カード13を所定時間内に複数回読取ると逆転始動の各指令信号を本体制御盤16へ送る操作制御盤15とを備える。入出庫処理の途中で他のRFIDタグ・カード13を読取ると、そのRFIDタグ・カード13情報を次回のパレットの呼出予約とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立体駐車装置の入出庫処理において、利用者がパレット呼出しの始動・停止・再始動・逆転始動の切替えと、次回以降のパレットの呼出予約を簡便に行うことのできる立体駐車装置の操作装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
複数の移動可能なパレットを備え、パレットを所定の格納場所から入出庫床に呼出し、このパレットに車両を積載し格納場所に移動させて格納する機械式の立体駐車装置においては、車両の入出庫処理の際の操作を行う操作盤が機側に設置されている。車両の入庫や出庫を行う場合には、利用者が操作盤の所まで行き、キースイッチを入れた後、呼出対象パレットの情報を入力し、所要の作動を指示する操作スイッチを押す等の操作を行ってパレットを所定の格納場所から入出庫床に呼出している。
【0003】
立体駐車装置では、パレットの呼出操作が行われてパレット呼出しが始動した後、安全上あるいは利用者の事情によりパレットを作動の途中で一時停止させる必要が生じる場合がある。
作動の途中での一時停止は、光電管等の安全装置の検出や非常停止スイッチの操作等によって行われる。
一時停止した後の再始動は、リセット後、再度始動時と同じ操作スイッチを押すことにより行っている。
【0004】
また、一時停止した後、当初と逆の方向(例えばパレットが上昇中に停止したのであれは下降方向)に作動させる所謂逆転始動は、逆方向への作動を指示する操作スイッチを押すことにより行っている。逆転始動は、例えば、パレット移動中に不具合が発生し、これを回避するためにパレットを元の位置に戻したい場合や、利用者が後で気が変わって呼出しを中止したいときなどに行われる。
【0005】
このため、再始動・逆転始動では、再度始動時と同様に操作スイッチを押す操作を行わねばならず、操作盤が扉付操作盤であれば扉の開閉も再度必要である。
また、作動中に他の利用者が車両の入出庫を行うためにやってきた場合、次のパレットの呼出操作は、そのとき実行中の一連の入出庫処理が完了した後でなければ、行うことができない。
【0006】
これに対し、再始動・逆転始動での煩雑な操作スイッチの操作を簡単にするためには、例えば押釦の一押しで停止、二押しで再始動等、一つの押釦の押し方を変えるだけで停止・再始動・逆転始動等の各種操作が行えるように制御プログラムを組むことも可能である。
しかし、立体駐車装置の操作盤は通常屋外に設置されているため、押釦の接点の劣化が激しく、押釦の押し方によって各種の操作を行おうとすると、誤操作の可能性が高くなるばかりでなく、押釦を押す回数が増えることにより接点の寿命が短くなるという問題がある。
【0007】
そこで、立体駐車装置に光遠隔操作装置(特許文献1参照)を用いることも考えられる。光遠隔操作装置では、利用者が手許の送信機の所要の操作スイッチを押して光による操作信号を機側の受信機に送信することにより、立体駐車装置のパレットの呼出操作を行うことができる。
この操作装置は、屋外に設置されている操作盤の押釦の接点を劣化させて接点の寿命を低下させるおそれはないが、利用者の手許の送信機は電池によって作動するので、操作中に電池が切れるとその後の操作ができなくなり、緊急停止が必要なときにも停止操作が不能になるという問題がある。しかも、機器が高価である。
【0008】
なお、次回以降のパレットの呼出操作については、操作盤に電話機から送信されたパレット呼出しの予約コールを受信して予約データを生成するデータ入力部を設け、データ入力部から制御盤に予約データを送り、予約データに基づいて所定時間に予約パレットを入出庫床に呼出すように構成したパレット呼出し予約装置(特許文献2参照)を利用することができる。
【0009】
このパレット呼出し予約装置を用いれば、次のパレットの呼出操作は、そのとき実行中の一連の作動が完了する前から予約しておくことが可能となる。
しかし、このパレット呼出し予約装置は、呼出し完了時間を指定しなければならず操作が面倒であり、離れた場所から予約した第一の予約者が予約時間に立体駐車装置の所へ行けず入出庫作業が行われないと、第二の予約の呼出しが実行され、改めて他のパレットが呼出されてしまうことになるので、第一の予約パレットの作動が無駄になるうえ、車両の入出庫を行うために駐車装置の所にやってきた他の利用者が待たされることになり、利便性に欠けるという問題がある。
【0010】
また、予約送信を行う電話機には広く普及している携帯電話を利用できるが、操作盤のデータ入力部側の機器が高価になる。
【特許文献1】特開2001−055840号公報
【特許文献2】特開2001−254526号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、立体駐車装置の入出庫処理における上記問題を解決するものであって、利用者がパレット呼出しの始動・停止・再始動・逆転始動の切替えと、次回以降の呼出パレットの予約を簡便に行うことのできる立体駐車装置の操作装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の立体駐車装置の操作装置は、上記課題を解決するため、複数の移動可能なパレットを備えた立体駐車装置において、利用者のIDタグの情報を読取る読取装置と、入出庫処理が行われていないときにIDタグを一回読取るとパレット呼出しの始動、パレット作動中に同一IDタグを一回読取ると一時停止、パレット一時停止中に同一IDタグを一回読取ると再始動、パレット一時停止中に同一IDタグを所定時間内に複数回読取るか又は所定時間継続して読取ると逆転始動の各指令信号を本体制御盤へ送る操作制御盤とを備えている。
【0013】
この立体駐車装置の操作装置では、入出庫処理が行われていないときに利用者がIDタグの情報を読取装置に読取らせると、操作制御盤がパレット呼出しの始動指令信号を本体制御盤へ送り、パレット呼出しを開始させる。
パレット作動中に同一IDタグを一回読取らせると、操作制御盤が一時停止指令信号を本体制御盤へ送り、パレット呼出しを一時停止させる。
パレット一時停止中に同一IDタグを一回読取らせると、操作制御盤が再始動指令信号を本体制御盤へ送り、パレット呼出しを再始動させる。
パレット一時停止中に同一IDタグを所定時間内に複数回読取らせるか又は所定時間継続して読取らせると、操作制御盤が逆転始動指令信号を本体制御盤へ送り、パレット呼出しを逆転始動させる。
【0014】
従って、利用者はパレット呼出しの始動・停止・再始動・逆転始動の各操作を、IDタグを用いて確実且つ簡便に行うことができる。
なお、開閉するゲートを備えた立体駐車装置では、入出庫処理の際にゲートを開閉作動の途中で一時停止させる必要が生じる場合もある。これに対しては、入出庫処理におけるゲート作動中に同一IDタグを一回読取ると一時停止、ゲート一時停止中に同一IDタグを一回読取ると再始動、ゲート一時停止中に同一IDタグを所定時間内に複数回読取るか又は所定時間継続して読取ると逆転始動の各指令信号を、操作制御盤が本体制御盤へ送るように構成すれば、利用者が入出庫処理中のゲート開閉の一時停止・再始動・逆転始動の各操作も、IDタグを用いて確実且つ簡便に行うことができるようになる。
【0015】
また、入出庫処理が行われている途中で他のIDタグを読取ると、新たに読取られたIDタグの情報を次回のパレットの呼出予約として記憶するように構成すれば、他の利用者が車両の入出庫を行うためにやってきた場合、そのとき実行中の一連の入出庫処理が完了するまで次のパレットの呼出操作を待つ必要はなく、IDタグを読取らせるだけですぐに呼出予約ができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の立体駐車装置の操作装置は、利用者がパレット呼出しの始動・停止・再始動・逆転始動の切替えと、次回以降の呼出パレットの予約を簡便に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は本発明の実施の一形態である立体駐車装置の操作装置の構成を示すブロック図、図2は立体駐車装置の構成を示す正面図、図3は立体駐車装置の側面図、図4は操作盤の正面図、図5は操作盤の扉を開いた状態を示す正面図、図6はRFIDタグ・カードを用いた入出庫処理の手順を示す流れ図、図7は立体駐車装置の動作の説明図、図8は押釦を用いた入出庫処理の手順を示す流れ図、図9は立体駐車装置の動作の説明図である。
【0018】
この立体駐車装置20は、4列3段(地上2段、地下1段)の横行昇降式立体駐車装置であって、入出庫床となっている中段に2台の横行するパレット1、2、上段と下段にそれぞれ4台の昇降するパレット3、4、5、6、7、8、9、10を備えている。
立体駐車装置20には、内部へ人が立ち入るのを防止するため、入出庫口となっている正面に昇降するゲート25、左右両側面と背面にはフェンス27が設けられている。
【0019】
また、立体駐車装置20には、パレット1〜10、及び昇降するゲート25の位置等を検出するリミットスイッチ、光電管等の公知の検出器が設けられている。
この立体駐車装置20は、正面の入出庫口付近に操作盤11が設置され、立体駐車装置20の背部には本体制御盤16が設置されている。また、従来と同様の押釦スイッチを用いた操作に加え、非接触型のRFIDタグ・カード13を用いた操作が行えるようにするため、操作盤11の正面の扉17にRFIDタグ・カード13の情報を読取るための読取装置12が設けられ、立体駐車装置20の背部に操作制御盤15が設置されている。
【0020】
操作盤11は、キースイッチ24、パレット呼出、ゲート開、ゲート閉の操作や表示を行うパレット呼出釦22、パレット番号等の情報を表示する表示器14、警報用のブザー21と表示灯26、非常停止釦23等、立体駐車装置20を操作するために必要な機器を備えており、この操作盤11を利用者が操作することにより、入出庫処理用の指令信号を本体制御盤16に送る。
【0021】
読取装置12は、アンテナ18とリーダライタ19とを備えた公知のRFID読取装置であって、利用者が携帯するRFIDタグ・カード13を所定範囲内に近接させると、そこに記録されているID情報を受信して操作制御盤15に送る。
操作制御盤15は、演算/制御部と指令部を有するRFIDシステム制御用のプログラマブルコントローラ(PLC)30を備えており、読取装置12から送られたID情報に基づいて、入出庫処理用の指令信号を本体制御盤16に送る。また、スピーカ31を備えており、本体制御盤16からのアナウンス指令信号により音声メッセージを流す。
【0022】
本体制御盤16は、演算/制御部と指令部を有する本体制御用のプログラマブルコントローラ(PLC)32を備えており、操作盤11又は操作制御盤15からの指令信号に基づいて、パレット1、2の横行用モータ33、パレット3〜10の昇降用モータ34、ゲート25の昇降用のモータ35等を含む立体駐車装置20の本体駆動部36へ作動用の指令信号を送ると共に、操作盤11の表示部14、ブザー21、表示灯26、操作制御盤15のスピーカ31へ表示や警報用の指令信号を送る。
【0023】
RFIDタグ・カード13を用いて操作を行う場合には、図6、図7に示すように、利用者は立体駐車装置20の所へ行き、読取装置12にRFIDタグ・カード13を近付けてID情報を読取らせる。このID情報により操作制御盤15のPLC30が利用者の呼出す対象を例えばパレット5であると認識すると、表示灯21が点滅しブザー21が警報音を発し、スピーカ31が下降開始をアナウンスすると共にパレット5が下降を開始する。表示器14にはパレット5を呼出中であることが表示される。
【0024】
パレット5が入出庫床に着床して停止し呼出しが完了すると、表示灯21が点灯しブザー21が消音するので、利用者が読取装置12にRFIDタグ・カード13を近付ける。すると表示灯21が点滅しブザー21が警報音を発し、スピーカ31がゲート上昇開始をアナウンスすると共にゲート25が上昇を開始する。
ゲート25が開くと表示灯21が点灯しブザー21が消音するので、利用者は、入庫時には路上からパレット5上に車両Cを乗入れ、出庫時にはパレット5上から路上に車両Cを乗出した後、読取装置12にRFIDタグ・カード13を近付ける。
【0025】
すると、表示灯21が点滅しブザー21が警報音を発し、スピーカ31がゲート下降開始をアナウンスすると共にゲート25が下降を開始する。ゲート25が閉じると表示灯21が消灯しブザー21が消音する。
パレット5の呼出操作が行われてパレット呼出しが始動した後、パレット5を作動の途中で一時停止させる必要が生じた場合には、利用者が読取装置12にRFIDタグ・カード13を近付ける。パレット作動中に同一RFIDタグ・カード13が一回読取られると、操作制御盤15が一時停止指令信号を本体制御盤16へ送り、パレット呼出しを一時停止させる。
【0026】
パレット5を再始動させるときには、利用者が再度読取装置12にRFIDタグ・カード13を近付ける。パレット一時停止中に同一RFIDタグ・カード13が一回読取られると、操作制御盤15が再始動指令信号を本体制御盤16へ送り、パレット呼出しを再始動させる。
パレット5を逆転始動させるときには、利用者が読取装置12にRFIDタグ・カード13を短い間隔で二回近付ける。パレット一時停止中に同一RFIDタグ・カード13が所定時間内に二回読取られると、操作制御盤15が逆転始動指令信号を本体制御盤16へ送り、パレット呼出しを逆転始動させ、パレット5を元の位置に戻す。
【0027】
なお、ゲート25の開閉操作が行われてゲート開閉が始動した後、ゲート25を作動の途中で一時停止させる必要が生じた場合には、利用者が読取装置12にRFIDタグ・カード13を近付ける。ゲート作動中に同一RFIDタグ・カード13が一回読取られると、操作制御盤15が一時停止指令信号を本体制御盤16へ送り、ゲート開閉(上昇、下降)を一時停止させる。
【0028】
ゲート25を再始動させるときには、利用者が再度読取装置12にRFIDタグ・カード13を近付ける。ゲート一時停止中に同一RFIDタグ・カード13が一回読取られると、操作制御盤15が再始動指令信号を本体制御盤16へ送り、ゲート開閉(上昇、下降)を再始動させる。
ゲート25を逆転始動させるときには、利用者が読取装置12にRFIDタグ・カード13を短い間隔で二回近付ける。ゲート一時停止中に同一RFIDタグ・カード13が所定時間内に二回読取られると、操作制御盤15が逆転始動指令信号を本体制御盤16へ送り、パレット呼出しを逆転(上昇中一時停止したのであれば下降、下降中一時停止したのであれば上昇)始動させ、ゲート25を元の位置に戻す。
【0029】
また、入出庫処理が行われている途中に他の利用者がやってきて、読取装置12に他のRFIDタグ・カード13を近付けた場合には、新たに読取られたRFIDタグ・カード13のID情報(例えばパレット10)が次回のパレットの呼出予約として操作制御盤15に記憶される。複数の呼出予約も順次行うことができる。
そのとき実行中のパレット5の一連の入出庫処理が完了するまで次のパレット10の呼出操作を待つ必要はなく、RFIDタグ・カード13を読取らせるだけですぐに呼出予約が行われ、実行中のパレット5の一連の入出庫処理が完了すると、自動的に次のパレット10の呼出が開始される。
【0030】
従って、利用者はパレット呼出し、ゲート開閉の始動・停止・再始動・逆転始動、及び呼出予約の各操作を、RFIDタグ・カード13を用いて確実且つ簡便に行うことができる。操作のために扉17を開閉する必要はない。RFIDタグ・カード13には電池は不要なので、電池切れによる操作不能のおそれもない。
RFIDタグ・カード13や読取装置12は安価なので設備コストも低廉である。特に、RFIDタグ・カード13は極めて安価なので、利用者に家族用として複数のRFIDタグ・カード13を配布することもできる。
【0031】
押釦スイッチを用いた操作を行う場合には、利用者は立体駐車装置20の所へ行き、図8、図9に示すような従来と同様の操作をすればよい。
まず、キースイッチ24を入れると表示灯26が点灯する。
次に、パレット呼出釦22中の例えば[パレット5 ]釦を押すと、表示灯26が点滅し、ブザー21が警報音を発すると共に、パレット5 が下降を開始する。
【0032】
パレット5 が着床し呼出しが完了すると、表示灯26が点灯し、ブザー21が消音するので、[ゲート開]釦を押す。すると、表示灯26が点滅し、ブザー21が警報音を発すると共に、ゲート25が上昇を開始する。
ゲート25が上限に達して開作動が終了すると、表示灯26が点灯し、ブザー21が消音するので、利用者は、入庫時には路上からパレット5上に車両Cを乗入れ、出庫時にはパレット5上から路上に車両Cを乗出した後、[ゲート閉]釦を押す。すると、表示灯26が点滅し、ブザー21が警報音を発すると共に、ゲート25が下降を開始する。
【0033】
ゲート25が下降して閉作動が終了したら、キースイッチ24を切り、キーを抜く。
この一連の入出庫処理が完了すると次のパレットの操作が可能となる。
作動の途中での一時停止は、光電管等の安全装置の検出や非常停止釦23の操作によって行う。パレット5 が一時停止すると、表示灯26が点灯し、ブザー21が消音する。
パレット5を再始動させるときには、再度[パレット5 ]釦を押す。すると、表示灯26が点滅し、ブザー21が警報音を発すると共に、パレット5が下降を再開する。
パレット5を逆転始動させるときには、利用者がパレット呼出釦22の[パレット1]〜[パレット10]中の[パレット5 ]以外の釦を押す。すると、表示灯26が点滅し、ブザー21が警報音を発すると共に、パレット5が上昇して元の位置に戻る。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施の一形態である立体駐車装置の操作装置の構成を示すブロック図である。
【図2】立体駐車装置の構成を示す正面図である。
【図3】立体駐車装置の側面図である。
【図4】操作盤の正面図である。
【図5】操作盤の扉を開いた状態を示す正面図である。
【図6】RFIDタグ・カードを用いた入出庫処理の手順を示す流れ図である。
【図7】立体駐車装置の動作の説明図である。
【図8】押釦を用いた入出庫処理の手順を示す流れ図である。
【図9】立体駐車装置の動作の説明図である。
【符号の説明】
【0035】
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10 パレット
11 操作盤
12 読取装置
13 RFIDタグ・カード
14 表示器
15 操作制御盤
16 本体制御盤
20 立体駐車装置
21 ブザー
22 パレット呼出釦
23 非常停止釦
24 キースイッチ
25 ゲート
26 表示灯
27 フェンス
30 プログラマブルコントローラ
31 スピーカ
32 シーケンサ
36 本体駆動部
C 車両

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の移動可能なパレットを備えた立体駐車装置において、
利用者のIDタグの情報を読取る読取装置と、入出庫処理が行われていないときにIDタグを一回読取るとパレット呼出しの始動、パレット作動中に同一IDタグを一回読取ると一時停止、パレット一時停止中に同一IDタグを一回読取ると再始動、パレット一時停止中に同一IDタグを所定時間内に複数回読取るか又は所定時間継続して読取ると逆転始動、の各指令信号を本体制御盤へ送る操作制御盤とを備えたことを特徴とする立体駐車装置の操作装置。
【請求項2】
立体駐車装置が開閉するゲートを備え、
操作制御盤が、入出庫処理におけるゲート作動中に同一IDタグを一回読取ると一時停止、ゲート一時停止中に同一IDタグを一回読取ると再始動、ゲート一時停止中に同一IDタグを所定時間内に複数回読取るか又は所定時間継続して読取ると逆転始動、の各指令信号を本体制御盤へ送ることを特徴とする請求項1記載の立体駐車装置の操作装置。
【請求項3】
入出庫処理が行われている途中で他のIDタグを読取ると、新たに読取られたIDタグの情報を次回のパレットの呼出予約として記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の立体駐車装置の操作装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−9429(P2006−9429A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−188607(P2004−188607)
【出願日】平成16年6月25日(2004.6.25)
【出願人】(000165974)古河機械金属株式会社 (211)