説明

端末装置、サーバ、表示制御方法、プログラムおよび記録媒体

【課題】本来の表示画像を常に小さくすること無しに、広告宣伝画像を表示するスペースを広くとることができ、また、広告宣伝画像を画面の中央に表示することができ、さらに、広告宣伝画像を鮮明に見せることができる端末装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替える端末装置において、端末装置に表示されている上記メニューのうちの1つの項目をクリック等したことを検出すると、オブジェクト内で、CM画像または案内画像を徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を徐々に消す端末装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、サーバ、表示制御方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
WEBブラウザ画面を利用する広告宣伝表示は、多数の人たちが閲覧するページの中の一部スペースを利用し、本来伝達したい情報(コンテンツ、番組等)の脇、すなわち画面の隅に位置することが多い。
【0003】
上記従来例によれば、広告を表示するスペースが狭いという問題、つまり、広告を表示するスペースを広くすることができないという問題がある。
【0004】
この問題を解決するためには、第1のレイヤに情報コンテンツを表示し、情報コンテンツの後ろの第2のレイヤに広告が表示され、情報コンテンツの不透明度と広告の不透明度とを50%づづにして表示し、情報コンテンツと広告とを同時に見ることができる発明が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003‐22042公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記情報コンテンツの不透明度と広告の不透明度とを50%づづにして表示する従来例では、広告の不透明度が50%であるので、広告を鮮明に見ることができず、端末装置を見ている人に広告内容を強く訴えることができないという問題がある。
【0006】
本発明は、本来の表示画像を常に小さくすること無しに、広告宣伝画像を表示するスペースを広くとることができ、また、広告宣伝画像を画面の中央に表示することができ、さらに、広告宣伝画像を鮮明に見せることができる端末装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替える端末装置において、端末装置に表示されている上記メニューのうちの1つの項目をクリック等したことを検出すると、オブジェクト内で、CM画像または案内画像を徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を徐々に消す端末装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、本来の表示画像を常に小さくすること無しに、広告宣伝画像を表示するスペースを広くとることができ、また、広告宣伝画像を画面の中央に表示することができ、さらに、広告宣伝画像を鮮明に見せることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例である。
【実施例1】
【0010】
図1は、本発明の実施例1であるパソコン100を示すブロック図である。
【0011】
パソコン100は、端末装置の例であり、CPU10と、I/Fコントローラ20と、バスコントローラ30と、メモリ40と、表示装置50と、タッチパネルコントローラ60と、マウス70と、キーボード80とを有する。
【0012】
CPU10は、パソコン10の全体を制御するとともに、図3に示すフローチャートのプログラムを実行する手段である。I/Fコントローラ20は、表示装置50と、タッチパネルコントローラ60と、マウス70と、キーボード80とを制御する。
【0013】
バスコントローラ30は、CPU10、I/Fコントローラ20、メモリ40との間を接続しているバスを制御する。メモリ40は、図2に示すWEBブラウザ90、通信制御プログラム91、図3に示すフローチャートに対応するプログラムを格納する。
【0014】
表示装置50は、ディスプレイであり、図4−1に示すメニューMを表示し、オブジェクトOJ1に、入替前の本来の画像P1と、CM画像P2と、入替後の本来の画像P3とを表示する装置である。なお、オブジェクトOJ1は、WEBブラウザ画面の表示部分であり、フレームとも言われる部分である。
【0015】
タッチパネルコントローラ60は、ユーザの指等で、表示装置50の所定部分を指定するポインティングデバイスの一種である。
【0016】
タッチパネルコントローラ60、マウス70、キーボード80は、表示装置50の画面の所定部分を指定し、決定する手段の例である。
【0017】
CM画像P2は、所定の製品、サービスを宣伝広告する画像であり、実施例1では、家具、電気掃除機を宣伝する画像である。
【0018】
図2は、パソコン100と、WEBサーバSVとの関係を示す図である。
【0019】
WEBブラウザ90と、通信制御プログラム91とは、メモリ40に格納されている。
【0020】
WEBブラウザ90は、WEBページを閲覧するためのアプリケーションソフトウエアである。
【0021】
次に、上記実施例の動作について説明する。
【0022】
図3は、上記実施例1の動作を示すフローチャートである。
【0023】
図4−1は、実施例1において、本来の表示画像(入替前の本来の画像)P1が徐々にCM画像P2に置き換わる変化を説明する図である。
【0024】
図4−2は、実施例1において、CM画像P2が本来の表示画像(入替後の本来の画像)P3に徐々に置き換わる変化を説明する図である。
【0025】
図4−1(1)は、オブジェクトOJ1の領域を明示するために、オブジェクトOJ1の全面に、何も表示されていない状態を示す図である。
【0026】
S1で、WEBサーバSVに、WEBブラウザ90と、所定の画像とを要求する。上記所定の画像は、入替前の本来の画像P1と、CM画像P2とである。入替前の本来の画像P1は、本来の表示画像であって、CM画像P2が表示される前に表示されている画像である。つまり、CM画像P2が、入替前の本来の画像P1の背面に配置されている。また、入替前の本来の画像P1は、本来伝達したい内容の画像であり、コンテンツ、番組等の画像である。
【0027】
図4−1(2)は、オブジェクトOJ1の全面に、入替前の本来の画像P1が表示されている状態を示す図である。
【0028】
S2で、プログラムを起動し、ユーザが、タブTB1をクリックしたとする。これによって、クリスマスに関する入替前の本来の画像P1を表示する。この状態では、入替前の本来の画像P1の後ろ(背面)に、CM画像P2が配置され、CM画像P2は、入替前の本来の画像P1に隠れ、ユーザには、見えない画像である。
【0029】
S3で、メニューMを構成するタブTB2、TB3、TB4のうちのいずれかのタブがクリックされたかどうかを判断する。ここで、タブTB2がクリックされたとする。これによって、S4〜S7で、入替前の本来の画像P1と入替後の本来の画像P3とを入れ替え、この入替の途中で、CM画像P2を表示する。CM画像P2を表示する場合、CM画像P2の表示面積を徐々に拡大するとともに、入替前の本来の画像P1の表示面積を縮小し、CM画像P2が、オブジェクトOJ1の全面に表示された後に、CM画像P2の表示面積を徐々に縮小するとともに、入替後の本来の画像P3の表示面積を徐々に拡大し、入替後の本来の画像P3を、オブジェクトOJ1の全面に表示する。これによって、画像の入替を終了する。
【0030】
なお、入替後の本来の画像P3は、本来伝達したい内容の画像であり、コンテンツ、番組等の画像である。
【0031】
つまり、S4で、所定の時間をかけて、入替前の本来の画像P1の表示面積を徐々に縮小し、CM画像P2の表示面積を徐々に拡大する。
【0032】
図4−1(3)は、オブジェクトOJ1の面積の3/4に、入替前の本来の画像P1が表示され、オブジェクトOJ1の下1/4にCM画像P2が表示されている状態を示す図である。
【0033】
図4−1(4)は、オブジェクトOJ1の面積の2/4に、入替前の本来の画像P1が表示され、オブジェクトOJ1の下2/4にCM画像P2が表示されている状態を示す図である。
【0034】
図4−1(5)は、オブジェクトOJ1の面積の1/4に、入替前の本来の画像P1が表示され、オブジェクトOJ1の下3/4にCM画像P2が表示されている状態を示す図である。
【0035】
図4−2(6)は、オブジェクトOJ1の全面に、CM画像P2が表示され、入替前の本来の画像P1が消えている状態を示す図である。
【0036】
図4−1(2)に示す状態から、図4−1(3)、(4)、(5)、図4−2(6)と、進むにつれ、入替前の本来の画像P1の表示面積が次第に減少し、CM画像P2の表示面積が次第に増加する。
【0037】
そして、S5で、図4−2(6)に示すように、オブジェクトOJ1の全面に、CM画像P2を表示し、オブジェクトOJ1から、入替前の本来の画像P1の表示を消す。
【0038】
S6で、CM画像P2の表示面積を徐々に縮小し、入替後の本来の画像P3の表示面積を徐々に拡大する。上記入替後の本来の画像P3は、本来の表示画像であって、CM画像P2が表示された後に表示される画像である。
【0039】
つまり、図4−2(7)に示すように、オブジェクトOJ1の上部の1/4に、入替後の本来の画像P3が表示され、オブジェクトOJ1の下部の3/4に、CM画像P2が表示され、続いて、図4−2(8)に示すように、オブジェクトOJ1の上部の2/4に、入替後の本来の画像P3が表示され、オブジェクトOJ1の下部の2/4に、CM画像P2が表示される。さらに、図4−2(9)に示すように、オブジェクトOJ1の上部の3/4に、入替後の本来の画像P3が表示され、オブジェクトOJ1の下部の1/4に、CM画像P2を表示する。
【0040】
そして、S7で、図4−2(10)に示すように、オブジェクトOJ1の全面に、入替後の本来の画像P3が表示され、オブジェクトOJ1から、CM画像P2を消去する。
【0041】
実施例1では、入替前の本来の画像P1、CM画像P2、入替後の本来の画像P3の各表示面積が、無段階で変化するが、入替前の本来の画像P1、CM画像P2、入替後の本来の画像P3の各表示面積を段階的に変化するようにしてもよい。
【0042】
その後、S8で、メニューMを構成する複数のタブのうちで、直前にクリックされたタブと同じタブ(上記説明では、タブTB2)がクリックされたかどうかを判断する。同じタブがクリックされると、タブTB2をクリックしたときに表示されたCM画像P2を、オブジェクトOJ1の全面に表示し、この表示状態を固定する。
【0043】
S8で、同じタブをクリックしなければ、S9で、直前にクリックしたタブ以外の新たなタブ(上記説明では、タブTB1、TB3、TB4のうちのいずれかのタブ)がクリックされたかどうかを判断する。新たなタブがクリックされれば、S4に戻る。S4に戻った場合、図3のS4においては、入替前の本来の画像P1を、入替後の本来の画像P3に置き換え、入替後の本来の画像P3をP4等、他の画像に置き換えてフローチャートを読む。
【0044】
実施例1において、オブジェクトOJ1における画面内容の変化は、画面閲覧者であるユーザが、所定の操作を実行することによって、短時間で実行される。
【0045】
つまり、パソコン100は、入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替える端末装置の例である。
【0046】
なお、上記CM画像または案内画像が達する所定の面積は、オブジェクトOJ1の50%〜100%の範囲のうちのいずれの面積でもよい。つまり、上記CM画像または案内画像が、オブジェクトOJ1の面積のたとえば、50%、70%、90%、100%のうちのいずれかになった場合、上記CM画像または案内画像の面積が減少するようにしてもよい。
【0047】
また、タブをクリックすることによって、CM画像P2が表示、消去されてから、所定時間経過すると、CM画像P2が自動的に表示され、自動的に消去されるようにしてもよい。つまり、上記画面を制御する人間の動作を検出し、上記CM画像または案内画像を表示する面積を、徐々に拡大し、徐々に縮小し、表示面積が0になってから、所定時間経過すると、上記端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を行わなくても、上記CM画像または案内画像を表示する面積を、徐々に拡大し、徐々に縮小する手段を、上記表示画像制御手段が有するようにしてもよい。
【0048】
CM画像P2を挟んで、入替前の本来の画像P1から入替後の本来の画像P3へ、表示画像を動的に入替える場合、次の(1)〜(17)のいずれか1つの処理によって、入替前の本来の画像P1から入替後の本来の画像P3へ、表示画像を動的に入替えるようにしてもよい。
(1)Box in/out(四角い画像を、外から中心へ/中心から外へ縮小/拡大するする処理)
(2)Circle in/out(円の画像を、外から中心へ縮小し/中心から外へ拡大する処理)
(3)Wipe up/down(画像を、下から上へ/上から下へスライドする処理)
(4)Wipe right/left(画像を、左から右へ/右から左へ移動する処理)
(5)Vertical/Horizontal blinds(画像を、縦/横のブラインドで遮蔽する処理)
(6)Checkerboard across/down(画像を、左から右へ/上から下へモザイクする処理)
(7)Random dissolve(画像を、点から全体へ拡大する処理)
(8)Split vertical in/out(画像を、左右から中心へ/中心から左右へ移動する処理)
(9)Split horizontal in/out(画像を、上下から中心へ/中心から上下へ移動する処理)
(10)Strips left down/up(画像を、右上から左下へ/右下から左上へ移動する処理)
(11)Strips right down/up(画像を、左上から右下へ/左下から右上へ移動する処理)
(12)Random bars horizontal/vertical(画像を、横線/縦線から全体へ拡大する処理)
(13)フェードイン/アウト(画像の不透明度を0→100%/100→0%に変換させる処理)
(14)ロールイン/アウト(画像を、巻物のように開/閉または上/下、左/右に巻く処理)
(15)キューブロールイン/アウト(立方体の画像を、上下左右方向に回転させる処理)
(16)ページロール イン/アウト(画像を、ページめくりする処理)
(17)スライドアウト/イン(画像を、上下左右方向に移動する処理)。
【0049】
つまり、上記処理(1)〜(17)のそれぞれは、CM画像P2を徐々に表示する処理であり、CM画像P2を徐々に消去する処理である。また、上記処理(1)〜(17)のそれぞれは、入替前の本来の画像P1または入替後の本来の画像P3を徐々に表示する処理であり、入替前の本来の画像P1または入替後の本来の画像P3を徐々に消去する処理である。
【0050】
すなわち、CPU1は、パソコン100等の端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を検出する検出手段の例である。さらに、CPU1は、CM画像または案内画像を、上記入替前の本来の画像の背面に配置し、上記画面を制御する人間の動作を検出すると、画面のオブジェクト内で、CM画像または案内画像を徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を徐々に消す表示画像制御手段の例である。
【0051】
このように、動的画面切替の手法を採用し、画面切替において、遷移時間を敢えて作り、その間に、広告宣伝情報を閲覧者に見せる。実施例1において、重要なことは、動的画面切替の手法自体ではなく、2つの画面が入れ替わる際の一瞬の「間」である。
【0052】
上記実施例1によれば、次の効果を奏する。
【0053】
1.本来の表示画像(入替前の本来の画像P1、入替後の本来の画像P3)を常に小さくしなくても、CM画像P2の表示スペースを大きくすることができる。
【0054】
2.オブジェクトOJ1の中央に、CM画像P2を配置することができる。
【0055】
3.動的画像切替によって、閲覧者の視点に、CM画像P2を表示するので、CM画像P2が目立ち、CM画像P2の内容を閲覧者に強く訴えることができる。
【0056】
4.CM画像P2が徐々に見えた後に、CM画像P2を鮮明に表示するので、広告宣伝画像を鮮明に見せることができる。
【0057】
5.CM画像P2が見え始めてから再び隠れるまでの絶妙な“間“が、かえって閲覧者の注意を惹きつける。
【0058】
実施例1において、CM画像P2を表示する代わりに、所定の案内画像を表示するようにしてもよい。上記案内画像は、所定のイベント、官公庁が行う行事の案内等を表示する画像である。
【0059】
また、実施例1において、メニューMを構成する複数のタブのうちの1つのタブをカーソルで指定し、決定する場合、マウスを使用するが、マウスの代わりに、キーボード、タッチパネル等のポインティングデバイスの操作、音声認識装置への音声入力のうちの少なくとも1つの操作によって、メニューMを構成する複数のタブのうちの1つを指定し、決定するようにしてもよい。つまり、端末装置100に表示されている画面を制御する人間の動作によって、メニューMを構成する複数のタブのうちの1つのタブをカーソルで指定し、決定するようにしてもよい。
【0060】
また、実施例1において、上記表示画像制御手段は、上記画面を制御する人間の動作と同じ動作を続けて実行すると、具体的には、直前にクリックしたメニュー中の項目と同じ項目をもう1回、クリックすると、CM画像P2または案内画像を表示し続ける。
【0061】
さらに、上記実施例をサーバSVの発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替える端末装置と交信するサーバにおいて、上記端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を検出する検出手段と、CM画像または案内画像を、上記入替前の本来の画像の背面に配置し、上記画面を制御する人間の動作を検出すると、画面のオブジェクト内で、CM画像または案内画像を徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を徐々に消す表示画像制御手段とを有するサーバの例である。
【0062】
しかも、上記実施例を方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、 入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替える表示制御方法において、端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を、検出手段が検出する検出工程と、CM画像または案内画像を、上記入替前の本来の画像の背面に配置し、上記画面を制御する人間の動作を検出すると、画面のオブジェクト内で、CM画像または案内画像を、表示画像制御手段が徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を、表示画像制御手段が徐々に消す表示画像制御工程とを有する表示制御方法の例である。
【0063】
そして、上記実施例をプログラムの発明として把握することができる。つまり、上記実施例は、入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替えるプログラムにおいて、端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を、検出手段が検出する検出手順と、CM画像または案内画像を、上記入替前の本来の画像の背面に配置し、上記画面を制御する人間の動作を検出すると、画面のオブジェクト内で、CM画像または案内画像を、表示画像制御手段が徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を、表示画像制御手段が徐々に消す表示画像制御手順とをコンピュータに実行させるプログラムの例である。
【0064】
加えて、上記実施例を記録媒体として把握することができる。つまり、上記実施例は、上記プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体の例である。この場合、記録媒体として、CD、DVD、磁気ディスク、光磁気ディスク、HD、半導体メモリ等を想定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の実施例1であるパソコン100を示すブロック図である。
【図2】パソコン100と、WEBサーバSVとの関係を示す図である。
【図3】上記実施例1の動作を示すフローチャートである。
【図4−1】実施例1において、入替前の本来の画像P1が徐々にCM画像P2に置き換わる変化を説明する図である。
【図4−2】実施例1において、CM画像P2が入替後の本来の画像P3に徐々に置き換わる変化を説明する図である。
【符号の説明】
【0066】
100…パソコン、
10…CPU、
20…I/Fコントローラ、
30…バスコントローラ、
40…メモリ、
50…表示装置、
60…タッチパネルコントローラ、
70…マウス、
80…キーボード。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替える端末装置において、
上記端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を検出する検出手段と;
CM画像または案内画像を、上記入替前の本来の画像の背面に配置し、上記画面を制御する人間の動作を検出すると、画面のオブジェクト内で、CM画像または案内画像を徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を徐々に消す表示画像制御手段と;
を有することを特徴とする端末装置。
【請求項2】
請求項1において、
上記端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作は、マウスの操作、キーボード操作、タッチパネルの操作、音声認識装置への音声入力のうちの少なくとも1つであることを特徴とする端末装置。
【請求項3】
請求項1において、
上記表示画像制御手段は、上記画面を制御する人間の動作を検出し、上記CM画像または案内画像を徐々に表示し、徐々に消したときから、所定時間経過すると、上記端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を行わなくても、上記CM画像または案内画像を徐々に表示し、徐々に消す手段であることを特徴とする端末装置。
【請求項4】
請求項1において、
上記表示画像制御手段は、上記CM画像または案内画像について、Box in/out、Circle in/out、Wipe up/down、Wipe right/left、Vertical/Horizontal blinds、Checkerboard across/down、Random dissolve、Split vertical in/out、Split horizontal in/out、Strips left down/up、Strips right down/up、Random bars horizontal/vertical、フェードイン/アウト、ロールイン/アウト、キューブロールイン/アウト、ページロール イン/アウトのうちの少なくとも1つを実行する手段であることを特徴とする端末装置。
【請求項5】
請求項1において、
上記表示画像制御手段は、上記画面を制御する人間の動作と同じ動作を続けて実行すると、上記CM画像または案内画像を表示し続ける手段であることを特徴とする端末装置。
【請求項6】
入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替える端末装置と交信するサーバにおいて、
上記端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を検出する検出手段と;
CM画像または案内画像を、上記入替前の本来の画像の背面に配置し、上記画面を制御する人間の動作を検出すると、画面のオブジェクト内で、CM画像または案内画像を徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を徐々に消す表示画像制御手段と;
を有することを特徴とするサーバ。
【請求項7】
入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替える表示制御方法において、
端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を、検出手段が検出する検出工程と;
CM画像または案内画像を、上記入替前の本来の画像の背面に配置し、上記画面を制御する人間の動作を検出すると、画面のオブジェクト内で、CM画像または案内画像を、表示画像制御手段が徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を、表示画像制御手段が徐々に消す表示画像制御工程と;
を有することを特徴とする表示制御方法。
【請求項8】
入替前の本来の画像を入替後の本来の画像に表示を切り替えるプログラムにおいて、
端末装置に表示されている画面を制御する人間の動作を、検出手段が検出する検出手順と;
CM画像または案内画像を、上記入替前の本来の画像の背面に配置し、上記画面を制御する人間の動作を検出すると、画面のオブジェクト内で、CM画像または案内画像を、表示画像制御手段が徐々に表示し、上記CM画像または案内画像を所定量表示すると、上記入替後の本来の画像を徐々に表示しつつ、上記CM画像または案内画像を、表示画像制御手段が徐々に消す表示画像制御手順と;
をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項9】
請求項8記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4−1】
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【図4−2】
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【公開番号】特開2009−204843(P2009−204843A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−46454(P2008−46454)
【出願日】平成20年2月27日(2008.2.27)
【出願人】(508061284)
【Fターム(参考)】