説明

笛付風船保持装置

【課題】 誰でも笛付風船を簡単且つ確実に保持し、必要時に簡単に発射させることができる笛付風船の保持装置を提供する。

【解決手段】 指(20)に装着するためのリング状部(1a)を有する本体(1)と、本体(1)との間で笛(11)を挟持可能な係止部(2)と、係止部(2)を動かすことが可能なスイッチ部(3)とを備えている。複数の保持装置を装着すれば容易に複数の笛付風船を保持可能となる。スイッチ部(3)を操作して係止部(2)を動かすと、保持状態を解除して笛付風船を発射させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、口部に笛が取り付けられた笛付風船を保持するための保持装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
風船の口部に笛が取り付けられた笛付風船は、野球などのスポーツの応援や、イベント,セレモニー,パーティー等の演出に用いられている。
【0003】
使う際には笛の開口を通して風船内に空気を送り込んで風船を膨らます。そして、風船が膨らんだ後は風船内の空気が外部に逃げないように笛の穴を指で押さえた状態で保持しておく。通常は親指で笛の開口を抑えると共に、人差し指と中指で風船の口部近傍を挟むようにして保持する。
【0004】
保持している手を離すと、風船内の空気が笛の開口を通して噴射し、風船は飛んで行く。その際に、笛の開口を通過する空気により笛が鳴るため、風船は「ピュー」という独特の音を鳴らしながら飛行することとなる。応援やセレモニーでは複数の者がほぼ同時に風船を飛ばすので、会場は多くの風船で華やかな雰囲気となる。
【0005】
しかしながら、笛の開口の押さえ方が不十分で飛ばす前に空気が漏れてしまい、風船が十分に飛ばないことがある。特に子供の場合、シッカリと保持し続けることが難しく、決められたタイミング以前に誤って風船を離してしまい、残念な思いをすることがある。
【0006】
更には、指で開口を塞ぎつつ風船を保持する必要があるため、1人が一度に飛ばせる風船は多くても2個であり、それ以上の数の風船を同時に飛ばすことは困難である。そして風船を保持している間は手が塞がってしまい、手を使って他のことをすることができなくなる。
【特許文献1】特開平8−280941号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
誰でも笛付風船を簡単且つ確実に保持し、必要時に簡単に発射させることができる笛付風船の保持装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の笛付風船保持装置は、口部に笛(11)が取り付けられた笛付風船を保持するための保持装置であって、指(20)に装着するためのリング状部(1a)を有する本体(1)と、該本体(1)との間で笛(11)を挟持可能な係止部(2)と、該係止部(2)を動かすことが可能なスイッチ部(3)とを備えたことを特徴とする。
【0009】
これによれば指(20)に装着した本体(1)と、係止部(2)とにより笛付風船の笛(11)を挟持することにより笛付風船を保持することができる。そして、スイッチ部(3)を操作して係止部(2)を笛(11)から離すことにより、笛付風船を発射させることができる。
【0010】
請求項2記載の笛付風船保持装置は請求項1の笛付風船保持装置において、本体(1)と係止部(2)とスイッチ部(3)は一体成形されていることを特徴とする。
【0011】
本体(1)と係止部(2)とスイッチ部(3)とを一体成形することにより、安価に低コストで笛付風船保持装置を製作することができる。一体成形であっても、材料の弾性を利用することにより係止部(2)を動かすことができる。
【0012】
請求項3記載の笛付風船保持装置は、口部に笛(11)が取り付けられた笛付風船を保持するための保持装置であって、指(20)に装着するためのリング状部(1a)を有し、該笛(11)の下面開口と当接する本体(1)と、該笛(11)の上面と当接して該本体(1)との間で笛(11)を挟持可能なスライド部(7)を有し、該スライド部(7)は該本体(1)の笛(11)当接面に対して並行に移動することができ、該スライド部(7)には笛(11)を挟持する際に風船(10)との干渉を避けるためのスリットが設けられていることを特徴とする。
【0013】
これによれば、本体(1)とスライド部(7)により笛付風船に笛(11)を両側から挟持することにより笛付風船を保持することができる。スライド部(7)にはスリットが設けられているため、保持した状態でもスライド部(7)と風船(10)とは干渉しない。スライド部(7)を移動させ笛(11)から離すと、保持状態が解消され、笛付風船を発射させることができる。
【0014】
請求項4記載の笛付風船保持装置は請求項1〜3の笛付風船保持装置において、本体(1)の笛(11)に当接する面にはエラストマーよりなる当接部材(5)が配されていることを特徴とする。
【0015】
これによれば、保持された状態において笛(11)の開口は当接部材(5)と当接する。当接部材(5)はエラストマーであるので、変形することにより笛(11)開口との間に隙間が生じにくく、風船(10)内の空気が逃げることを抑制することができる。
【0016】
請求項5記載の笛付風船保持装置は、口部に笛(11)が取り付けられた笛付風船を保持するための保持装置であって、指(20)に装着するためのリング状部(1a)を有する本体(1)と、該本体(1)から突出する突起部(21)を有し、該突起部(21)の先端には該笛(11)の開口(11b)より僅かに径が大きな球状又は扁球状の嵌入部(22)が形成されており、該嵌入部(22)はエラストマーよりなり、該開口(11b)から該笛の内部に嵌入することにより笛付風船を保持することができ、本体(1)と嵌入部(22)との間に備えられた押上部(23)を該嵌入部(22)側に移動させることにより該嵌入部(22)を笛(11)内部から引き抜くことが可能であることを特徴とする。
【0017】
これによれば、突起部(21)の先端に設けられた嵌入部(22)はエラストマーであり一時的に変形することができるため、嵌入部(22)を笛の開口(11b)から笛(11)の内部に圧入することができる。嵌入部(22)の径が笛開口(11b)の径よりも大きいため、嵌入部(22)が笛の内側に引っかかることとなり笛付風船は保持される。押上部(23)を嵌入部(22)に移動させると嵌入部(22)は笛(11)内部から引き抜かれ、保持状態が解消され笛付風船が発射される。
【0018】
請求項6記載の笛付風船保持装置は、口部に笛が取り付けられた笛付風船を保持するための保持装置であって、指(20)に装着するためのリング状部(1a)を有する本体(1)と、開閉可能な挟持部材(30),(31)を有し、該挟持部材(30),(31)は風船(10)の開口近傍を挟持することにより、風船から空気が逃げない状態で保持可能であることを特徴とする。
【0019】
これによれば、該挟持部材(30),(31)により風船の開口近傍を挟持するため、笛付風船を保持できると共に、風船(10)内の空気が漏れることを防止することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の笛付風船保持装置により誰でも笛付風船を簡単且つ確実に保持することができるようになる。そして、必要時に簡単に発射させることができる。又、この笛付風船保持装置を複数装着することにより同時に複数の笛付風船を保持することができる。保持している間、手は塞がれないので保持しながら手を使って別の作業をすることも可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明を好適な実施例を用いて説明する。
【実施例1】
【0022】
図1は本実施例の笛付風船保持装置の概念図であり、図2は本実施例を上方から見た図である。図中において(1)はリング状部(1a)を有した本体であり、リング状部(1a)に指を通して指輪のように指に装着することができる。(4)は本体(1)から突出した爪部である。
【0023】
(2)は笛付風船の笛を係止するための係止部であり、スイッチ(3)を操作することにより動かすことが可能となっている。スイッチ(3)の位置や形状は特に限定されるものではなく、係合部(2)を開く操作ができればよい
【0024】
(5)は笛付風船の笛開口部と当接する当接部材であり、常温付近でゴム弾性を示す合成ゴム等のエラストマーからできている。この当接部材(5)は笛付風船を保持した際に笛(11)との隙間が生じないようにするために設けたが、本体(1)の形状や材質によっては笛開口からの空気漏れがあまり生じない場合もあるので、そのような場合は設ける必要はない。
【0025】
本実施例においては、製造の手間やコストを小さくするために当接部材(5)以外は合成樹脂製の一体成形としたが、複数の部材を組み合わせても良いし、金属部材を利用して製作しても良い。
【0026】
本位(1)と係止部(2)とは一体であっても、材料となっている合成樹脂には弾性があるので、係止部(2)を作動させることができるが、本体(1)と係止部(2)とを別部材とし、ヒンジ,バネ等を用いて作動させるようにしても良い。
【0027】
図3は笛付風船を保持した状態を説明する図である。風船(10)の口部に取り付けられた笛(11)の外周には溝部(11a)が形成されている。この溝部(11a)は製造の関係で、殆どの笛に設けられている。
【0028】
笛付風船は笛(11)の開口が本体(1)の当接部材(5)に当接するように置かれ、周囲の溝部(11a)が本体の爪部(4)と係止部(2)により係止される。これにより、笛(11)は係止部(2)と本体(1)(この場合は本体(1)の当接部材(5))との間で挟持される。笛(11)開口近傍は当接部材(5)が密接しているため、笛(11)開口からの空気の漏れは僅かである。
【0029】
笛付風船の笛としては図6に示すような物も普及している。同図において(110a)は笛(110)の外周に設けられた2つの鍔部であり、この鍔部(110a)相互間に該鍔部(110a)より径の小さな溝部(110b)が形成されている。風船(10)の口部が一方の鍔部(110a)に係止されることにより風船(10)と笛(110)が固定されている。このような構造の笛を有した笛付風船も本実施例の笛付風船保持装置により保持することが可能である。
【0030】
笛(11)の開口を指で押さえる必要が無く、風船を手で持つ必要もないので、手が塞がれない。そのため、笛付風船を保持しつつジュースを飲むようなことも可能となる。又、複数の笛付風船保持装置を指に装着することにより片手でも複数の笛付風船を保持することができる。更に、直接手で保持するわけではないので、小さな子供でも安心して笛付風船を保持し続けることができる。
【0031】
尚、笛付風船保持装置を指(20)に装着する際には、係止部(2)が手の甲側に来るように装着しても良いし、掌側に来るように装着しても良い。会場の風が強い場合には、係止部(2)が手の掌側に来るように装着し、もう一方の手で風船(10)の頭部を支えると安定して保持することができる。
【0032】
図4は笛付風船の発射時の様子を説明する図である。スイッチ(3)を押すと、スイッチ(3)と一体化されている係止部(2)が外側に移動し、笛(11)の溝部(11a)から離れる。すると、係合状態が解除され、笛付風船は笛(11)開口から噴射される空気により飛んで行く。
【0033】
図5は本実施例のバリエーションを示した図である。図3では笛(11)外周に設けられている溝部(11a)に係止部(2)を係止させて保持したが、図5に示すように溝部(11a)ではなく笛(11)の上面を係止するようにしても良い。
【0034】
図7も本実施例のバリエーションを示した図である。この例ではリング状部(1a)にフック部(1b)が形成されている。スイッチ(3)の位置や形状にもよるが、スイッチ(3)を押した際に本体(1)は装着した指(20)の外周に沿って回転する方向に力を受けることがある。そのような場合でも、フック部(1b)が隣接する指(20a)に当接するので、本体(1)が回転してしまうことを有効に防止することができる。
【0035】
図8も本実施例のバリエーションを示した図である。この図に示した物は両側にスイッチ(3)を有している。このような構成とすることにより、装着した指の両隣の指で挟み込むようにしてスイッチ(3)を作動させ、笛付風船を発射させることができる。
【0036】
尚、本実施例の保持具は笛付風船の保持と発射を主目的とするが、笛付風船を保持しない時には別の部材を保持させて利用することができる。保持させる部材は保持させる部分が笛と略同形状であれば、笛付風船と同様にして保持させることができる。
【0037】
例えば、装飾物を取り付けてファッションリングとして使用することができる。装飾物は特に限定されないが、例えばキャラクター,記念メッセージ等が書かれたメダル等が考えられる。これによりスポーツ観戦や結婚式等のセレモニーの記念とすることができる。
【0038】
又、ホイッスルや小形のホーンを取り付けることも考えられる。これらの発音装置を使ってスポーツ観戦の際の応援に利用することができ、より楽しくスポーツ観戦をすることができる。
【0039】
更には発光体を取り付けることも可能である。図9は発光体を取り付けた状態を示した図であり、発光体(60)の基部に設けられた溝部(60a)を本体(1)に保持させている。発光体(60)の形式は特に限定されないが、サイリュームのように化学変化により発光させる物でも良いし、LED又は小形電球と小形の電池を使用して電気的に発光させるものでも良い。又、夜行塗料のように蓄光材料を用いたものでも良い。
【0040】
ナイターゲームと呼ばれる夜間の試合を観戦した場合、帰宅は夜間となるがその際に発光させれば迷子や交通事故の発生を防止するのにも役立つ。尚、発光体の表面にキャラクターやチーム名等の意匠を施して楽しむことも可能である。
【実施例2】
【0041】
図10及び図11は本実施例の笛付風船保持装置を示した図であり、そのうち図10は保持時、図11は発射時の状態を示している。本体(1)の上部にはガイド部(6)が設けられており、このガイド部(6)に沿ってスライド可能なスライド部(7)が配されている。スライド部(7)は本体(1)の笛(11)が当接する面に並行に本体(1)の笛が当接する面と並行にスライドすることができる。
【0042】
笛付風船を保持する際には、スライド部(7)と本体(1)の笛が当接する面、この場合は当接部材(5)との間で笛(11)を挟持するようにして保持する。スライド部(7)の略中央には保持する風船(10)と干渉しないようにスリットが設けられている。
【0043】
笛付風船を発射させる際には、スライド部(7)を笛(11)から離れるようにスライドさせる。すると、スライド部(7)と本体(1)による挟持状態が解除され笛付風船は飛んで行く。
【0044】
尚、スライド部(7)が本体(1)の笛が当接する面と並行にスライドできれば、その構造は特に限定されるものではなく、ガイド部(6)やスライド部(7)の形状は適宜定めればよい。又、スライド部(7)がスライドする際に本体(1)に対する笛(11)の位置がずれないように、本体(1)の笛(11)と当接する面に突起縁等を設けても良い。
【実施例3】
【0045】
本実施例は実施例1や実施例2とは保持形式が異なる。実施例1や実施例2では笛を挟み込んで保持したが、本実施例では笛の内側を係止することにより笛付風船を保持している。
【0046】
図12と図14は本実施例を説明する図であり、このうち図12は笛付風船の保持時、図14は発射時の様子を示している。本体の突起部(21)が突出しており、この突起部(21)の先端部には楕球状の嵌入部(22)が形成されている。嵌入部(22)はゴム又は柔軟性のある合成樹脂等のエラストマーより形成されている。突起部(21)と嵌入部(22)は一体成形でも良いし、別の部材を接合しても良い。
【0047】
(23)は本体(1)と嵌入部(22)との間に設けられた押上体であり、スイッチ(24)の操作により押上体(23)を嵌入部(22)側に移動させることができる。
【0048】
笛付風船を保持させる際には、笛開口から嵌入部(22)を嵌め入れる。図13は笛(11)の開口(11b)に嵌入部(22)を嵌め入れた状態を説明する図である。嵌入部(22)の径は笛開口(11b)の径よりも大きいが、嵌入部(22)は弾性を有するため押圧すれば一時的に変形して笛(11)の内部空間に入れ込むことができる。笛(11)の内部空間に入った嵌入部(22)は直ぐに元の形状に復元する。
【0049】
笛付風船は飛び上がろうとするが、笛開口(11b)が嵌入部(22)に引っかかるため、本実施例の保持装置に保持されることとなる。又、風船(10)内の空気は笛開口(11b)を通して外部に逃げようとするが、嵌入部(22)が笛開口(11b)の栓と成るので、空気はほとんど漏れない。つまり、笛付風船は空気が漏れない状態で保持される。
【0050】
笛付風船を発射する際にはスイッチ(24)を押すことにより、押上体(23)を嵌入部(22)側に移動させる。これにより、笛(11)の下端が押上体(23)に押圧されて上方に移動する。すると笛開口(11b)から力を受けた嵌入部(22)は一時的に変形し、笛開口(11b)を通って笛(11)外部に抜き取られる。そして嵌入部(22)による係止状態が解除された笛付風船は飛んでいく。
【0051】
尚、本実施例ではスイッチ(24)と押上体(23)は一体成形された物を用いたが、押上体(23)を移動させて嵌入部(22)を笛(11)から抜き取ることができる構成であれば、これに限定されるものではなく、適宜設計すれば良い。例えば、スイッチ(24)と押上体(23)を一体成形とせずに別々の部材を用いて作っても良い。
【実施例4】
【0052】
本実施例は上記の各実施例とは保持の仕方が異なる実施例である。他の実施例は笛(11)の部分を保持したが、本実施例は笛(11)ではなく風船の口部近傍を挟み込んで保持する。図15及び図16は本実施例の概念図であり、図15は保持時、図16は発射時の様子を示している。
【0053】
図中において(30)は基部、(31)はドーム状の蓋部であり、両者はヒンジ(32)により開閉可能に接続されている。本実施例ではこの基部(30)と蓋部(31)とが風船を挟持する挟持部材となる。使用する際には蓋部(31)を開いて基部(30)と蓋部(31)の間に笛付風船の笛(11)を入れる。そして蓋部(31)を閉じると基部(30)と蓋部(31)の間に形成された空間に笛(11)が収納される。風船の開口付近は基部(30)と蓋部(31)とに挟まれて風船(11)の空気が笛(11)側に逃げないようにすることができる。
【0054】
本実施例では基部(30)には磁石(35)が、蓋部(31)には磁石(35)が備えられている。そして、この磁石(34)と磁石(35)とを磁着させることにより蓋部(31)が閉まった状態を維持するようにした。そして、その磁石(34)と磁石(35)が直接風船と接し、磁石(34)と磁石(35)により風船を挟持するようにした。この磁石には風船(10)と当接する箇所にゴムなどの弾衝材を配するようにしても良い。
【0055】
蓋部(31)が閉まった状態を維持するための手段としては磁石に限定されず、他の手段、例えばフック,面ファスナー等を利用しても良い。
【0056】
発射の際には蓋部(31)に配されているフック状のスイッチ(33)に指をかけて本体(1)側に力を加えると磁石(34)と磁石(35)とが離れ、両者に挟まれていた風船(10)の口部が開放される。そして、ヒンジ(32)を軸として蓋部(31)が開状態となり、風船(10)からの空気の噴射により笛付風船は飛んで行く。
【0057】
尚、蓋部(31)を開くためのスイッチ(33)は図示したような物に限定されず、蓋部(31)を容易に開くことができれば構造はどのようなものでも良い。又、蓋部(31)にキャラクター等の意匠施しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0058】
笛付風船の保持に用いることができるだけでなく、実施例1で説明したように発光体,アクセサリー等も保持させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】実施例1の概念図(正面)。
【図2】実施例1の概念図(上面)。
【図3】実施例1の使用状態を説明する図(保持時)。
【図4】実施例1の使用状態を説明する図(発射時)。
【図5】実施例1のバリエーションを説明する図。
【図6】笛付風船の笛の一例を示した図。
【図7】実施例1のリング部のバリエーションを説明する図。
【図8】実施例1のスイッチ部のバリエーションを説明する図。
【図9】実施例1の他用途の使用を説明する図。
【図10】実施例2の概念図(保持時)。
【図11】実施例2の概念図(発射時)。
【図12】実施例3の概念図(保持時)。
【図13】笛と実施例3の突起部との係合を説明する図。
【図14】実施例3の概念図(発射時)
【図15】実施例4の概念図(保持時)
【図16】実施例4の概念図(発射時)
【符号の説明】
【0060】
1 本体
1a リング部
1b フック部
2 係止部
3 スイッチ部
4 爪部
5 当接部材
6 ガイド部
7 スライド部
10 風船
11 笛
11a 笛の溝部
11b 笛の開口
20 指
20a 隣接する指
21 突起部
22 嵌入部
23 押上体
24 スイッチ
30 基部
31 蓋部
32 ヒンジ
33 スイッチ
34 磁石
35 磁石
60 発光体
60a 発光体基部の溝部
110 笛
110a 笛の鍔部
110b 笛の溝部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
口部に笛が取り付けられた笛付風船を保持するための保持装置であって、
指に装着するためのリング状部を有する本体と、該本体との間で笛を挟持可能な係止部と、該係止部を動かすことが可能なスイッチ部とを備えた
ことを特徴とする笛付風船保持装置。
【請求項2】
本体と係止部とスイッチ部は一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の笛付風船保持装置。
【請求項3】
口部に笛が取り付けられた笛付風船を保持するための保持装置であって、
指に装着するためのリング状部を有し、該笛の下面開口と当接する本体と、該笛の上面と当接して該本体との間で笛を挟持可能なスライド部を有し、
該スライド部は該本体の笛当接面に対して並行に移動することができ、該スライド部には笛を挟持する際に風船との干渉を避けるためのスリットが設けられていることを特徴とする
笛付風船保持装置。
【請求項4】
本体の笛に当接する面にはエラストマーよりなる当接部材が配されていることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3記載の笛付風船保持装置。
【請求項5】
口部に笛が取り付けられた笛付風船を保持するための保持装置であって、
指に装着するためのリング状部を有する本体と、該本体から突出する突起部を有し、
該突起部の先端には該笛の開口より僅かに径が大きな球状又は扁球状の嵌入部が形成されており、
該嵌入部はエラストマーよりなり、該開口から該笛の内部に嵌入することにより笛付風船を保持することができ、
本体と嵌入部との間に備えられた押上部を該嵌入部側に移動させることにより該嵌入部を笛内部から引き抜くことが可能である
ことを特徴とする笛付風船保持装置。
【請求項6】
口部に笛が取り付けられた笛付風船を保持するための保持装置であって、
指に装着するためのリング状部を有する本体と、開閉可能な挟持部材を有し、
該挟持部材は風船の開口近傍を挟持することにより、風船から空気が逃げない状態で保持可能であることを特徴とする笛付風船保持装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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