説明

管理装置および情報生成方法

【課題】管理装置と情報処理装置とのそれぞれにインストールされているドライバプログラムのバージョンが異なる場合でも、管理者にかかる負担を軽減しつつ、情報処理装置において登録される登録情報を適切に管理できるようにする。
【解決手段】管理装置2は、人体又は情報記録媒体から情報を読み取る情報読取装置3を備え、その情報読取装置3に対応するドライバプログラム5を実行することによって情報処理装置に登録するための登録情報D1を生成する。また管理装置2は、コンバータ取得部32を備えており、このコンバータ取得部32は、ドライバプログラム5のバージョンと、情報処理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンとが異なる場合、ドライバプログラム5を実行することによって情報読取装置3で読み取られる情報を、情報処理装置で読み取られる情報に変換するためのコンバータ40を自動取得する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理装置および情報生成方法に関し、特に、ユーザ認証を行う情報処理装置と、その情報処理装置に予め登録される登録情報を管理する管理装置とがネットワークを介して接続される構成において、管理装置が情報処理装置に登録される登録情報を管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、バージョンの異なるソフトウェア間でデータ移行を行うための技術として、新バーションのソフトウェアが動作する情報処理装置において、旧バージョンのソフトウェアに対応した情報を取得し、その取得した情報を新バージョンのソフトウェアに対応した形式に変換するものが提案されている(例えば特許文献1)。このような技術によれば、旧バージョンのソフトウェアに対応する情報を、新バージョンのソフトウェアに対応する情報に変換することができるため、データ移行を適切に行うことができるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−140337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、オフィス環境などで使用されるデジタル複合機などの情報処理装置は、課金管理やセキュリティ管理などのためにユーザ認証を行うように構成されている。近年、このような情報処理装置におけるユーザ認証の認証形態として、例えばユーザの指紋や静脈などの生体情報を読み取って認証を行う生体認証や、ユーザの所持するICカードに記録されたカード情報を読み取って認証を行うカード認証が採用されるようになっている。そのため、近年の情報処理装置は、ユーザ認証を行うために生体情報を読み取る生体情報読取装置や、カード情報を読み取るカード情報読取装置を備えている。このような情報処理装置には、それらの情報読取装置を駆動するためのドライバプログラムが予めインストールされており、ユーザ認証を行う際にはそのドライバプログラムを実行して情報読取装置を動作させることにより、ユーザ認証のための認証情報を取得するように構成されている。
【0005】
上記のような情報処理装置には、ユーザ認証を行うために、予めユーザに関する情報(生体情報やカード情報)が登録情報として登録されている。そしてユーザ認証時に情報読取装置が読み取って取得した認証情報を予め登録されている登録情報と照合し、認証情報に一致する情報が登録情報に登録されていれば、それによってユーザを特定することが可能でありユーザ認証が成功となる。
【0006】
一方、近年では、オフィス環境などに複数の情報処理装置が設置される場合、それら複数の情報処理装置とネットワークを介してデータ通信可能な管理装置が設けられ、その管理装置によって複数の情報処理装置のそれぞれに予め登録される登録情報を一元管理することが行われている。このような管理装置は、例えば一般的なパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成され、ユーザの指紋や静脈などの生体情報を読み取る生体情報読取装置、又は、ユーザが所持するICカードからカード情報を読み取るカード情報読取装置を備えている。このような管理装置にも、それらの情報読取装置を駆動するためのドライバプログラムが予めインストールされており、そのドライバプログラムを実行して情報読取装置を動作させることにより、生体情報やカード情報などの情報を読み取って登録情報を生成して各情報処理装置に登録する。
【0007】
上記のように管理装置が複数の情報処理装置に予め登録される登録情報を一元管理する場合、管理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンと、情報処理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンとが互いに一致している必要がある。なぜなら、管理装置のバージョンと、情報処理装置のバージョンとが異なる場合、管理装置における情報読取装置が読み取って得られる情報と、情報処理装置における情報読取装置が読み取って得られる情報とが互いに異なるデータフォーマットとなってしまうことが生じたり、或いは、情報処理装置で読み取り可能なICカードを管理装置で読み取ることができずに登録情報を生成することができない事態が生じたりするからである。
【0008】
図12は、従来の情報処理システムの一構成例を示す図である。図12(a)に示すように、このシステムでは、管理装置101がネットワーク103に接続され、このネットワーク103を介して管理装置101と情報処理装置104とがデータ通信可能である。そして管理装置101には情報読取装置102が設けられており、この情報読取装置102を動作させるためのドライバプログラムがインストールされている。また、情報処理装置104には情報読取装置105が設けられており、この情報読取装置105を動作させるためのドライバプログラムがインストールされている。
【0009】
図12(a)に示す例では、管理装置101のドライバプログラムのバージョンと、情報処理装置104のドライバプログラムのバージョンとが、互いに「1」で一致している。この場合、管理装置101において情報読取装置102が読み取り動作を行うことによって生成される情報と、情報処理装置104において情報読取装置105が読み取り動作を行うことによって生成される情報とが、互いに同じデータフォーマットの情報となる。また、情報処理装置104で読み取り可能なICカードのデータフォーマットを管理装置101で読み取ることができないという問題が生じることもない。それ故、図12(a)に示す例の場合、管理装置101は、情報処理装置104においてユーザ認証時に取得される認証情報に対応する登録情報を予め適切に生成して情報処理装置104に登録しておくことができる。
【0010】
次に、図12(a)に示す構成に対し、新たに情報処理装置106が追加されると、そのシステム構成は、図12(b)に示す状態となる。この新たに追加された情報処理装置106には情報読取装置107が設けられており、この情報読取装置107を動作させるためのドライバプログラムがインストールされている。ところが、この情報処理装置106にインストールされているドライバプログラムは、図12(b)に示すようにそのバージョンが「2」となっており、管理装置101や他の情報処理装置104のバージョン「1」とは異なるバージョンとなっている。
【0011】
このような場合、上述したように、管理装置101は、新たな情報処理装置106がユーザ認証を行う際に取得する認証情報とは異なるデータフォーマットの情報を登録情報として生成してしまったり、或いは、新たな情報処理装置106においてユーザ認証時に使用されるICカードを適切に読み込むことができなかったりするため、新たな情報処理装置106においてユーザ認証時に参照される適切な登録情報を生成することができないという問題がある。
【0012】
従来は、上記のような管理装置101と情報処理装置106とのバージョンの相違を解消するために、上述した特許文献1のように、旧バージョンのソフトウェアに対応した情報を取得し、その取得した情報を新バージョンのソフトウェアに対応した形式に変換するものなどが提案されている。しかし、このような従来技術では、管理装置101を管理する管理者自身が、新バージョンのソフトウェアに対応した情報に変換するためのコンバータをインストールする操作を手動で必要がある。そのため、従来は、管理装置によって管理される情報処理装置が新たに追加される度に、管理者がその新たに追加された情報処理装置のバージョンを調べ、そのバージョンに対応するコンバータをインストールしなければならず、管理者の作業負担が過大なものとなっていた。
【0013】
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、管理装置と情報処理装置とのそれぞれにインストールされているドライバプログラムのバージョンが異なる場合に、管理者にかかる負担を軽減しつつ、情報処理装置において登録される登録情報を適切に管理できるようにした管理装置および情報生成方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、人体又は情報記録媒体からユーザ認証のための認証情報を読み取る第1の情報読取手段を有し、前記第1の情報読取手段に対応する第1のドライバプログラムを実行することによって前記第1の情報読取手段を駆動して認証情報を取得し、その取得した認証情報を予め登録された登録情報と照合することによってユーザ認証を行う構成である情報処理装置とネットワークを介して接続され、前記情報処理装置において登録される登録情報を管理する管理装置であって、人体又は情報記録媒体から情報を読み取る第2の情報読取手段と、前記第2の情報読取手段に対応する第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段に情報の読み取り動作を行わせて前記情報処理装置に登録するための登録情報を生成する登録情報生成手段と、前記登録情報生成手段によって生成される登録情報を前記情報処理装置に登録する登録手段と、前記第2のドライバプログラムのバージョンと、前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なる場合、前記第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段で読み取られる情報を、前記第1のドライバプログラムを実行することによって前記第1の情報読取手段で読み取られる情報に変換するためのコンバータを取得するコンバータ取得手段と、を備え、前記登録情報生成手段は、前記第2のドライバプログラムのバージョンと、前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なる場合、前記第2の情報読取手段で読み取られた情報を、前記コンバータを用いて変換することにより、前記情報処理装置に登録するための登録情報を生成することを特徴とする構成である。
【0015】
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の管理装置において、前記コンバータ取得手段は、前記第2のドライバプログラムのインストール時又はバージョンアップ時に、前記第2のドライバプログラムのバージョンと、前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なるか否かを判別し、その判別結果に基づいてコンバータを取得することを特徴とする構成である。
【0016】
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の管理装置において、前記コンバータ取得手段は、前記ネットワークに対して前記情報処理装置が増設されたとき、その増設された前記情報処理装置とデータ通信を行うことにより、前記第2のドライバプログラムのバージョンと、その増設された前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なるか否かを判別し、その判別結果に基づいてコンバータを取得することを特徴とする構成である。
【0017】
請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の管理装置において、前記情報処理装置は、前記第1のドライバプログラムを実行することによって読み取られる情報と、前記第1のドライバプログラムのバージョンよりも旧バージョンのドライバプログラムを実行することによって読み取られる情報との間で相互に情報を変換するための少なくとも1つのコンバータを保持しており、前記コンバータ取得手段は、前記情報処理装置から前記第2のドライバプログラムのバージョンに対応するコンバータを取得することを特徴とする構成である。
【0018】
請求項5にかかる発明は、人体又は情報記録媒体からユーザ認証のための認証情報を読み取る第1の情報読取手段を有し、前記第1の情報読取手段に対応する第1のドライバプログラムを実行することによって前記第1の情報読取手段を駆動して認証情報を取得し、その取得した認証情報を予め登録された登録情報と照合することによってユーザ認証を行う情報処理装置と、人体又は情報記録媒体から情報を読み取る第2の情報読取手段を有し、前記第2の情報読取手段に対応する第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段に情報の読み取り動作を行わせて前記情報処理装置に登録するための登録情報を生成して前記情報処理装置に登録する管理装置と、を備える情報処理システムにおいて、前記第1のドライバプログラムのバージョンと、前記第2のドライバプログラムのバージョンとの相違に基づいて登録情報を生成する情報生成方法であって、前記管理装置にインストールされている前記第2のドライバプログラムのバージョンと、前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なる場合、前記第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段で読み取られる情報を、前記第1のドライバプログラムを実行することによって前記第1の情報読取手段で読み取られる情報に変換するためのコンバータを前記管理装置にインストールするステップと、前記管理装置において前記第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段に情報の読み取り動作を行わせるステップと、
前記第2の情報読取手段によって読み取られた情報を、前記コンバータを用いて変換するステップと、前記コンバータによって変換された情報を、登録情報として前記情報処理装置に登録するステップと、を備えることを特徴とする構成である。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、管理装置における第2のドライバプログラムのバージョンと、情報処理装置における第1のドライバプログラムのバージョンとが異なる場合、第2のドライバプログラムを実行することによって第2の情報読取手段で読み取られる情報を、第1のドライバプログラムを実行することによって第1の情報読取手段で読み取られる情報に変換するためのコンバータが自動取得され、そのコンバータによって自動変換された情報を、登録情報として情報処理装置に登録することができる構成である。そのため、管理者にとっては、手動操作でコンバータをインストールする作業を行う必要がなくなることから、管理装置と情報処理装置とのそれぞれにインストールされているドライバプログラムのバージョンが異なる場合でも、管理者にかかる負担を軽減しつつ、情報処理装置において登録される登録情報を適切に管理することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。
【図2】情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】管理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図4】管理装置のCPUが管理プログラムを実行することによって実現される機能構成の一例を示すブロック図である。
【図5】異なる情報処理装置を示す図である。
【図6】情報処理システムに対して新たな情報処理装置が組み込まれた状態の概略構成を示す図である。
【図7】管理装置がコンバータを取得するための処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】バージョン判別処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】管理装置によるコンバータの自動取得の一例として、図6に示した情報処理システムに対して新たな情報処理装置が組み込まれた状態の概略構成を示す図である。
【図10】管理装置によるコンバータの自動取得の一例として、図9に示した構成で管理装置にインストールされているドライバプログラムがバージョンアップされた状態の概略構成を示す図である。
【図11】管理装置が情報処理装置に対して登録情報を登録するための処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】従来の情報処理システムの一構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
【0022】
図1は、本実施形態における情報処理システム1の概略構成の一例を示す図である。この情報処理システム1は、管理者が操作する管理装置2と、複数の情報処理装置7a,7bとがLANなどのネットワーク6を介して相互にデータ通信可能に接続された構成である。尚、図1では、情報処理システム1に2台の情報処理装置7a,7bが含まれる場合を例示しているが、情報処理装置の台数はこれに限られるものではない。
【0023】
管理装置2は、例えば一般的なパーソナルコンピュータ(PC)などによって構成される。この管理装置2には、ユーザの指紋や静脈などの生体情報を読み取る生体情報読取装置、又は、ユーザが所持するICカード(情報記録媒体)からカード情報を読み取るカード情報読取装置などの情報読取装置3が接続されている。
【0024】
また、情報処理装置7a,7bは、コピー機能、スキャナ機能、FAX機能などを有するデジタル複合機などの装置である。これらの情報処理装置7a,7bは、ユーザ認証機能を備えており、上記各種の機能を使用するユーザのユーザ認証を行い、そのユーザ認証に成功してユーザを特定することができた場合に、各種の機能を使用することができるようになる。このような情報処理装置7a,7bには、ユーザの指紋や静脈などの生体情報を読み取る生体情報読取装置、又は、ユーザが所持するICカードからカード情報を読み取るカード情報読取装置などの情報読取装置8a,8bが設けられている。すなわち、情報処理装置7aには情報読取装置8aが設けられ、情報処理装置7bには情報読取装置8bが設けられている。これらの情報読取装置8a,8bは、ユーザ認証のための認証情報を取得するためのものである。
【0025】
管理装置2は、上記のような情報処理装置7a,7bにおいてユーザ認証時に参照される登録情報D1を生成し、各情報処理装置7a,7bに対してネットワーク6を介してその登録情報D1を登録すると共に、各情報処理装置7a,7bにおいて保持される登録情報D1を一元的に管理する装置である。登録情報D1は、各情報処理装置7a,7bを使用することが許可されたユーザに関する情報が記録された情報であり、情報読取装置3によって読み取られた情報(生体情報又はカード情報)が含まれる。
【0026】
各情報処理装置7a,7bは、管理装置2から個別に送信される登録情報D1を受信すると、それをユーザ認証時に参照する情報として予め登録する。そして情報処理装置7a,7bは、ユーザ認証時に、各情報読取装置8a,8bが読み取った認証情報に一致する情報が登録情報D1に登録されているか否かを判別する。その結果、認証情報に一致する情報が登録情報D1に登録されていれば、ユーザ認証が成功となって一のユーザが特定されるので、その特定されたユーザが情報処理装置7a,7bを使用することができるようになる。これに対し、認証情報に一致する情報が登録情報D1に登録されていなければ、ユーザ認証が失敗となり、そのユーザは情報処理装置7a,7bを使用することができない。
【0027】
上記のような情報処理システム1において、管理装置2には、図1に示すように、管理プログラム4と、ドライバプログラム5とがインストールされている。管理プログラム4は、管理装置2がネットワーク6を介して複数の情報処理装置7a,7bのそれぞれとデータ通信を行うことにより、各情報処理装置7a,7bに対して登録情報D1を登録したり、或いは、各情報処理装置7a,7bに保持されている登録情報D1を管理したりするためのプログラムである。すなわち、管理装置2は、この管理プログラム4を実行することにより、各情報処理装置7a,7bに対して登録するための登録情報D1を生成し、その登録情報D1を各情報処理装置7a,7bに対して登録することができるようになる。ドライバプログラム5は、管理装置2に設けられた情報読取装置3を駆動するためのプログラムであり、管理装置2が管理プログラム4を実行している状態で各情報処理装置7a,7bに対して登録するための登録情報D1を生成する際に実行され、情報読取装置3に情報の読み取り動作を行わせるプログラムである。図1の例では、管理装置2にインストールされているドライバプログラム5のバージョンは、「1」となっている。そして管理装置2は、これらの管理プログラム4とドライバプログラム5とを実行することにより、情報読取装置3が読み取った情報に基づいて登録情報D1を生成し、各情報処理装置7a,7bに登録することができるようになる。
【0028】
また図1の例では、複数の情報処理装置7a,7bのそれぞれにも、ドライバプログラム9a,9bがインストールされている。これらのドライバプログラム9a,9bは、各情報処理装置7a,7bに設けられた情報読取装置8a,8bを駆動するためのプログラムであり、各情報読取装置8a,8bに情報の読み取り動作を行わせるものである。情報処理装置7a,7bは、ユーザ認証を行う際、このドライバプログラム9a,9bを実行することによって情報読取装置8a,8bを動作させ、生体情報やカード情報などを認証情報として取得する。図1の例では、各情報処理装置7a,7bにインストールされているドライバプログラム9a,9bのバージョンは、いずれも「1」となっている。
【0029】
次に、情報処理装置7a,7bのハードウェア構成について説明する。図2は、情報処理装置7a,7bのハードウェア構成を示す図である。情報処理装置7a,7bは、制御部10と、ネットワークインタフェース13と、外部インタフェース14と、操作パネル15と、スキャナ部16と、プリンタ部17と、記憶装置18とを備え、これらがデータバスを介して相互にデータの入出力を行うことができる構成である。ネットワークインタフェース13は、情報処理装置7a,7bをネットワーク6に接続するためのものである。外部インタフェース14は、例えばUSBインタフェースなどによって構成される。本実施形態では、この外部インタフェース14に情報読取装置8a,8bが接続されている。操作パネル15は、ユーザに対して各種情報を表示する表示部15aと、ユーザからの各種操作を受け付ける操作部15bとを備えており、情報処理装置7a,7bを使用するユーザが各種操作を行うためのユーザインタフェースとなるものである。スキャナ部16は、原稿を読み取って画像データを生成するものである。またプリンタ部17は、画像データに基づいて印刷出力を行うものである。記憶装置18は、ハードディスク装置などの不揮発生の記憶手段である。この記憶装置18には、基本プログラムとなる制御プログラム19と、情報読取装置8a,8bを動作させるためのドライバプログラム9a,9bと、管理装置2から送信されて登録される登録情報D1とが記憶される。
【0030】
制御部10は、CPU11とメモリ12とを備えている。CPU11は、記憶装置18に記憶されている制御プログラム19を読み出して実行することにより、各種の機能を実現すると共に、上述した各部を制御する。メモリ12は、CPU11がプログラムを実行することに伴う一時的なデータなどを記憶するものである。CPU11が制御プログラム19を実行することによって実現される各種の機能には、ユーザ認証機能が含まれる。CPU11は、このユーザ認証機能を動作させる際、記憶装置18からドライバプログラム9a,9bを読み出して実行する。これにより、外部インタフェース14に接続された情報読取装置8a,8bを動作させることができ、生体情報やカード情報などの情報を読み取らせて、その情報を認証情報として取得する。
【0031】
次に、管理装置2のハードウェア構成について説明する。図3は、管理装置2のハードウェア構成を示す図である。管理装置2は、CPU21と、メモリ22と、外部インタフェース23と、表示装置24と、操作入力装置25と、記憶装置26と、ネットワークインタフェース27とを備え、これらがデータバスを介して相互にデータの入出力を行うことができる構成である。CPU21は、各種プログラムを実行する処理部である。メモリ22は、CPU21がプログラムを実行することに伴う一時的なデータなどを記憶するものである。外部インタフェース23は、例えばUSBインタフェースなどによって構成され、外部機器を接続するためのものである。本実施形態では、この外部インタフェース14に情報読取装置3が接続されている。表示装置24は、液晶ディスプレイなどで構成され、管理者に対して各種情報を表示するためのものである。操作入力装置25は、キーボードやマウスなどで構成され、管理者による各種の指示操作の入力を受け付けるものである。ネットワークインタフェース27は、管理装置2をネットワーク6に接続するためのものである。記憶装置26は、ハードディスク装置などの不揮発生の記憶手段である。この記憶装置26には、管理装置2の基本プログラムとなる管理プログラム4と、情報読取装置3を動作させるためのドライバプログラム5とが記憶されている。
【0032】
上記のような構成において、CPU21が記憶装置26から管理プログラム4を読み出して実行することにより、管理装置2は、複数の情報処理装置7a,7bのそれぞれに対して予め登録しておくための登録情報D1を生成し、その生成した登録情報D1をそれぞれの情報処理装置7a,7bに登録する機能を動作させる。ドライバプログラム5は、CPU21が管理プログラム4を実行している状態で更に実行されるプログラムである。すなわち、管理装置2は、複数の情報処理装置7a,7bのうちのいずれかに登録するための登録情報D1を生成する際、記憶装置26からドライバプログラム5を読み出して実行する。これにより、管理装置2は、外部インタフェース14に接続された情報読取装置3を動作させることができ、生体情報やカード情報などの情報を読み取らせて、その読み取った情報に基づいて登録情報D1を生成する。
【0033】
図4は、管理装置2のCPU21が管理プログラム4を実行することによって実現される機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、CPU21は、管理プログラム4を実行することにより、バージョン判別部31、コンバータ取得部32、登録情報生成部33、および、登録処理部36として機能する。以下、これら各部について詳しく説明する。
【0034】
バージョン判別部31は、CPU21において所定のタイミングで、或いは一定の時間間隔で機能するものであり、管理装置2および複数の情報処理装置7a,7bのそれぞれにインストールされているドライバプログラム5,9a,9bのバージョンを判別する処理部である。このバージョン判別部31は、それらドライバプログラム5,9a,9bのバージョンを判別すると、さらに管理装置2にインストールされているドライバプログラム5のバージョンと異なるバージョンのドライバプログラムのインストールされている情報処理装置が存在するか否かを判別する。このバージョン判別部31は、例えば、管理装置2に新たなドライバプログラム5がインストールされたタイミング、管理装置2に既にインストールされているドライバプログラム5がバージョンアップされたタイミング、或いは、ネットワーク6に対して新たな情報処理装置が設置されたタイミングで、各装置のバージョン判別を行うように構成される。
【0035】
例えば、図1に示すように、管理装置2にインストールされているドライバプログラム5がバージョン「1」であり、複数の情報処理装置7a,7bのそれぞれにインストールされているドライバプログラム9a,9bもバージョン「1」である場合、バージョン判別部31は、管理装置2と各情報処理装置7a,7bとの間にバージョンの相違がないことを特定する。
【0036】
これに対し、図1とは異なり、ネットワーク6に対し、管理装置2とバージョンの異なるドライバプログラムがインストールされた情報処理装置が新たに接続されることもある。図5は、図1に示した情報処理装置7a,7bとは異なる情報処理装置7cを示す図である。図5に示す情報処理装置7cは、例えば図1に示した情報処理装置7a,7bよりも後にリリースされる装置である。この情報処理装置7cは、先にリリースされた情報処理装置7a,7bと同様の情報読取装置8cを備えている。また、この情報処理装置7cには、情報読取装置8cを動作させるためのドライバプログラム9cが予めインストールされている。そして、このドライバプログラム9cは、先にリリースされた情報処理装置7a,7bにインストールされているドライバプログラム9a,9bよりもバージョンアップされたものとなっており、バージョン「3」となっている。
【0037】
本実施形態では、図5に示すように、情報処理装置7cにインストールされているドライバプログラム9cが最初にリリースされたバージョンよりも新しいバージョンになっている場合、その情報処理装置7cに、コンバータ40がインストールされる。このコンバータ40は、ドライバプログラム9cを実行することによって読み取られる情報と、それよりも旧バージョンのドライバプログラムを実行することによって読み取られる情報との間で相互に情報を変換するためのプログラムである。図5の例では、コンバータ40に、2つのコンバータ40a,40bが含まれている。このうち、コンバータ40aは、バージョン「3」のドライバプログラム9cを実行することによって読み取られる情報と、バージョン「1」のドライバプログラムを実行することによって読み取られる情報との間で相互に情報を変換するためのプログラムである。また、コンバータ40bは、バージョン「3」のドライバプログラム9cを実行することによって読み取られる情報と、バージョン「2」のドライバプログラムを実行することによって読み取られる情報との間で相互に情報を変換するためのプログラムである。このように情報処理装置7cに予めインストールされるコンバータ40には、ドライバプログラム9cのバージョンと、それよりも先にリリースされた旧バージョンとの間で1対1での情報を変換するための少なくとも1つのコンバータ(プログラム)が含まれる。
【0038】
図6は、図1に示す情報処理システム1に対して上記のような新たな情報処理装置7cが組み込まれた状態の概略構成を示す図である。図6に示すように、情報処理システム1に対して新たな情報処理装置7cが組み込まれると、管理装置2は、それを検知する。この場合、図4に示したバージョン判別部31は、新たに組み込まれた情報処理装置7cにインストールされているドライバプログラム9cのバージョンを判別し、管理装置2にインストールされているドライバプログラム5とのバージョン比較を行う。その結果、管理装置2のバージョンと、情報処理装置7cのバージョンとが異なることが判明する。このようにして、バージョン判別部31が、複数の情報処理装置7a,7b,7cのなかに管理装置2とは異なるバージョンのドライバプログラムがインストールされている情報処理装置7cを検知すると、図4に示すコンバータ取得部32を機能させる。
【0039】
図4に示すコンバータ取得部32は、バージョン判別部31によって検知されたドライバプログラム9cを実行することにより読み取られる情報と、管理装置2のドライバプログラム5を実行することにより読み取られる情報とを相互に変換するためのコンバータ40を自動取得して管理装置2の記憶装置26に保存する処理部である。本実施形態のコンバータ取得部32は、管理装置2とは異なるバージョンのドライバプログラム9cがインストールされていると検知された情報処理装置7cからコンバータ40を取得する。ただし、これに限られるものではなく、例えば、所定のWebサーバなどにアクセスし、そのWebサーバからコンバータ40を取得するようにしても良い。
【0040】
コンバータ取得部32は、情報処理装置7cからコンバータ40を取得する際、コンバータ40に含まれる全てのコンバータ40a,40bを取得する必要はない。図6の場合、コンバータ取得部32は、情報処理装置7cにインストールされているコンバータ40から、バージョン「1」に対応する情報と、バージョン「3」に対応する情報との間で相互に変換するためのコンバータ40aのみを取得し、その取得したコンバータ40aを記憶装置26に保存する。すなわち、コンバータ取得部32は、情報処理装置7cにインストールされている複数種類のコンバータ40a,40bの中から必要なコンバータ40aだけを取得するように構成される。これにより、管理装置2の記憶装置26における記憶領域が、不要なコンバータ40bによって占有されることを防止することができる。
【0041】
このように管理装置2のCPU21において、バージョン判別部31およびコンバータ取得部32が機能することにより、管理装置2のバージョンと異なるバージョンのドライバプログラムがインストールされている情報処理装置がある場合、それら異なるバージョンの相互間で情報を変換するためのコンバータ40が予め自動取得され、管理装置2に保存されるようになる。このとき、管理者は特別な操作を行う必要がないため、コンバータ40を管理装置2にインストールするための作業負担が軽減されるようになる。
【0042】
次に図4に示す登録情報生成部33および登録処理部36は、管理者が複数の情報処理装置7a,7b,7cのいずれかに対してユーザに関する情報を登録情報D1として登録するための操作を行った場合に機能する。すなわち、登録情報生成部33は、情報読取装置3を動作させて生体情報やカード情報を取得し、その取得した情報に基づいて登録情報D1を生成する処理部である。また、登録処理部36は、登録情報生成部33によって生成される登録情報D1を、管理者によって指定された情報処理装置に対して送信することによって登録する処理部である。
【0043】
図4に示すように、登録情報生成部33は、読取制御部34と、データ変換部35とを備えている。読取制御部34は、記憶装置26に記憶されているドライバプログラム5を読み出し、そのドライバプログラム5を実行することにより、情報読取装置3を駆動し、情報読取装置3における情報の読み取り動作を制御する処理部である。このような読取制御部34の制御により、情報読取装置3は、登録対象であるユーザから生体情報を読み取ったり、或いは、登録対象であるユーザのICカードからカード情報を読み取ったりする。そして情報読取装置3は、その読み取った情報を読取制御部34に出力する。読取制御部34は、ドライバプログラム5を実行することにより、情報読取装置3から出力される情報を所定のデータフォーマットの情報として取得する。このとき取得される情報は、ドライバプログラム5のバージョン「1」に対応したデータフォーマットとなる。
【0044】
データ変換部35は、登録情報D1の登録先となる情報処理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンが管理装置2にインストールされているドライバプログラム5のバージョンと異なる場合に機能し、情報読取装置3から取得された情報をその異なるバージョンに対応する情報に変換する処理部である。上述したように、登録情報D1の登録先となる情報処理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンが管理装置2にインストールされているドライバプログラム5のバージョンと異なる場合、それに対応するコンバータ40が予め記憶装置26に記憶されている。データ変換部35は、そのコンバータ40を読み出して実行することにより、情報読取装置3から取得された情報を、登録先となる情報処理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンに対応する情報に変換する。尚、記憶装置26に複数のコンバータ40が記憶されている場合、データ変換部35は、管理装置2にインストールされているドライバプログラム5のバージョンと、登録先の情報処理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンとに対応するコンバータ40を読み出して実行する。
【0045】
そして登録情報生成部33は、上記のように変換して得られる情報を含む登録情報D1を生成する。尚、登録情報D1の登録先となる情報処理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンが管理装置2にインストールされているドライバプログラム5のバージョンと同じである場合、上述したデータ変換部35は機能せず、登録情報生成部33は、情報読取装置3から取得した情報に基づいて登録情報D1を生成する。
【0046】
例えば図6に示す構成において、管理装置2が情報処理装置7cに登録するための登録情報D1を生成する場合、登録情報生成部33は、ドライバプログラム5を実行することによって情報読取装置3から取得した情報を、情報処理装置7cから予め取得しているコンバータ40aを用いて変換することにより、情報処理装置7cのドライバプログラム9cのバージョン「3」に対応する登録情報D1を生成する。
【0047】
そして登録処理部36は、登録情報生成部33によって生成される登録情報D1を、ネットワークインタフェース27を介してネットワーク6に出力することにより、登録先となる情報処理装置に送信する。そして登録先となる情報処理装置は、その登録情報D1を受信すると、その登録情報D1を記憶装置18に保存して登録する。
【0048】
このように管理装置2のCPU21において、登録情報生成部33および登録処理部36が機能することにより、管理装置2のバージョンと異なるバージョンのドライバプログラムがインストールされている情報処理装置に登録情報D1を登録する際、管理装置2の情報読取装置3で得られた情報が、予め取得されているコンバータ40によって、情報処理装置のバージョンに対応する情報に自動変換される。そして、その自動変換によって生成される登録情報D1が情報処理装置に登録されるようになる。このとき、管理者は、情報の変換を行うために特別な操作を行う必要がないため、管理装置2とは異なるバージョンのドライバプログラムがインストールされている情報処理装置に対応した情報を生成するための作業負担が軽減されるようになる。
【0049】
次に、上記のような管理装置2における動作について説明する。図7は、管理装置2がコンバータ40を取得するための処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、CPU21が管理プログラム4を実行することによって一定時間間隔で定期的に行われる処理である。また管理装置2においてこの処理が行われるとき、CPU21は、上述したバージョン判別部31およびコンバータ取得部32として機能する。
【0050】
図7に示すように、管理装置2は、この処理を開始すると、新たなドライバプログラム5がインストールされたか否かを判断する(ステップS10)。例えば、管理装置2には複数種類の情報読取装置3が接続されることがあり、管理装置2に対して新たな種類の情報読取装置3が接続されると、それに伴い、その新たな情報読取装置3を駆動するためのドライバプログラム5がインストールされる。そのため、管理装置2は、定期的にドライバプログラム5がインストールされたか否かを判断する。その結果、新たなドライバプログラム5がインストールされた場合(ステップS10でYES)、ステップS12に進む。
【0051】
一方、新たなドライバプログラム5がインストールされていない場合(ステップS10でNO)、管理装置2は、既にインストールされているドライバプログラム5のバージョンアップが行われたか否かを判断する(ステップS11)。例えば、管理者が管理装置2を操作することにより、既にインストールされているドライバプログラム5が旧バージョンから最新バージョンにバージョンアップされることがある。このような場合、管理装置2にインストールされているコンバータ40を更新する必要があるため、管理装置2は、定期的にドライバプログラム5がバージョンアップされたか否かを判断する。その結果、ドライバプログラム5のバージョンアップが行われた場合(ステップS11でYES)、ステップS12に進む。
【0052】
そしてステップS12に進むと、管理装置2は、ネットワーク6に接続されている全ての情報処理装置7a,7b,7cを判別対象として設定する。
【0053】
これに対し、ドライバプログラム5のバージョンアップが行われていない場合(ステップS11でNO)、管理装置2は、ネットワーク6に接続されている装置の中に、新たな情報処理装置を検知したか否かを判断する(ステップS13)。例えば、管理装置2は、ネットワーク6に対して所定の信号を送出し、各装置から返信される情報に基づいて新たな情報処理装置が追加されたか否かを検知する。その結果、新たな情報処理装置を検知しなかった場合(ステップS13でNO)、この処理は終了する。これに対し、新たな情報処理装置を検知した場合(ステップS13でYES)、管理装置2は、その新たな情報処理装置を判別対象として設定する(ステップS14)。
【0054】
そして管理装置2は、判別対象となる情報処理装置が設定された場合(ステップS12,S14)、バージョン判別処理を実行する(ステップS15)。図8は、このバージョン判別処理(ステップS15)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。管理装置2は、この処理を開始すると、まず自身のドライバプログラム5のバージョンを判別する(ステップS20)。図6の例の場合、ドライバプログラム5がバージョン「1」であることが特定される。次に管理装置2は、ステップS12又はS14で判別対象として設定された情報処理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンを判別する(ステップS21)。例えば、図6の例で新たな情報処理装置7cが判別対象として設定されている場合、管理装置2はその情報処理装置7cにインストールされているドライバプログラム9cがバージョン「3」であることを特定する。また、図6の例で全ての情報処理装置7a,7b,7cが判別対象として設定されている場合、管理装置2はそれらの情報処理装置7a,7b,7cにインストールされているドライバプログラム9a,9b9cがそれぞれバージョン「1」と「3」であることを特定する。
【0055】
そして管理装置2は、判別対象として設定されている情報処理装置の中に、管理装置2のバージョンとは異なるバージョンのドライバプログラムがインストールされたものが存在するか否かを判断する(ステップS22)。その結果、異なるバージョンのドライバプログラムがインストールされた情報処理装置が存在する場合(ステップS22でYES)、管理装置2は、さらに、それら異なるバージョン間のコンバータ40が既に取得され、記憶装置26に記憶されているか否かを判断する(ステップS23)。
【0056】
そして管理装置2は、異なるバージョンのドライバプログラムがインストールされた情報処理装置が存在しない場合(ステップS22でNO)、或いは、異なるバージョン間のコンバータ40を既に取得済みである場合(ステップS23でYES)、コンバータ取得フラグをオフに設定する(ステップS24)。
【0057】
これに対し、異なるバージョンのドライバプログラムがインストールされた情報処理装置が存在しており、しかも、それら異なるバージョン間のコンバータ40が未だ取得されていない場合(ステップS23でNO)、管理装置2は、それら異なるバージョン間のコンバータ40を取得対象として設定する(ステップS25)。そして管理装置2は、コンバータ取得フラグをオンに設定する(ステップS26)。以上で、このバージョン判別処理は終了する。
【0058】
図7のフローチャートに戻り、上記のようなバージョン判別処理(ステップS15)が終了すると、管理装置2は、次にコンバータ取得フラグがオンであるか否かを判断する(ステップS16)。ここで、コンバータ取得フラグがオフである場合(ステップS16でNO)、コンバータ40を取得する必要はないため、この処理は終了する。これに対し、コンバータ取得フラグがオンである場合(ステップS16でYES)、管理装置2は、取得対象として設定されたコンバータ40を取得するためのコンバータ取得処理を実行する(ステップS17)。このコンバータ取得処理では、管理装置2のバージョンとは異なるバージョンのドライバプログラムがインストールされた情報処理装置から、異なるバージョン間で情報を変換するために必要となるコンバータ40が取得され、その取得されたコンバータ40が記憶装置26に保存される。以上で、管理装置2がコンバータ40を取得するための処理が全て終了する。
【0059】
管理装置2において上記のような処理が行われることにより、管理者による操作が行われなくても、管理装置2は必要なコンバータ40を自動取得して記憶装置26に保存しておくことができるようになる。
【0060】
図9は、コンバータの自動取得の一例として、図6に示した情報処理システム1に対して新たな情報処理装置7dが組み込まれた状態の概略構成を示す図である。図9において新たに追加された情報処理装置7dには、バージョン「5」のドライバプログラム9dがインストールされている。この情報処理装置7dには、ドライバプログラム9dの他に、バージョン「5」と「1」との間で情報を変換するためのコンバータ40cと、バージョン「5」と「2」との間で情報を変換するためのコンバータ40dと、バージョン「5」と「3」との間で情報を変換するためのコンバータ40eと、バージョン「5」と「4」との間で情報を変換するためのコンバータ40fとがインストールされている。一方、管理装置2にインストールされているドライバプログラム5は、バージョン「1」である。
【0061】
この場合、管理装置2は、新たな情報処理装置7dを検知すると、その情報処理装置7dにインストールされているドライバプログラム9dがバージョン「5」であることを判別し、管理装置2にインストールされているドライバプログラム5のバージョン「1」と異なるバージョンであることを特定する。そのため、管理装置2は、情報処理装置7dからバージョン「5」と「1」との間で情報を変換するためのコンバータ40cを取得し、記憶装置26に記憶する。これにより、管理装置2は、コンバータ40cがインストールされた状態となる。そのため、その後に管理装置2において情報処理装置7dに登録するための登録情報D1を生成する際、そのコンバータ40cを用いて情報読取装置3で得られた情報が自動変換されるようになる。このようにして生成される登録情報D1は、情報処理装置7dにおいてドライバプログラム9dが実行され、情報読取装置8dで得られる情報を同じデータフォーマットの情報となるため、情報処理装置7dにおいて適切なユーザ認証を行うことができるようになる。
【0062】
次に図10は、コンバータの自動取得の一例として、図9に示した構成で管理装置2にインストールされているバージョン「1」のドライバプログラム5がバージョン「5」のドライバプログラム5aにバージョンアップされた状態の概略構成を示す図である。管理装置2においてこのようなバージョンアップが行われると、管理装置2において必要なコンバータ40の自動取得が行われる。図例の場合、バージョン「5」と「1」との間で相互に情報を変換するためのコンバータ40cは既に取得済みであるため、管理装置2は、情報処理装置7dからバージョン「5」と「3」との間で情報を変換するためのコンバータ40cを取得し、記憶装置26に記憶する。
【0063】
そして、その後に管理装置2において情報処理装置7a,7bに登録するための登録情報D1を生成する際、そのコンバータ40cを用いて情報読取装置3で得られた情報を自動変換することにより、情報処理装置7a,7bに適したデータフォーマットの登録情報D1を生成する。また、管理装置2において情報処理装置7cに登録するための登録情報D1を生成する際、そのコンバータ40eを用いて情報読取装置3で得られた情報を自動変換することにより、情報処理装置7cに適したデータフォーマットの登録情報D1を生成する。尚、管理装置2において情報処理装置7dに登録するための登録情報D1を生成する際には、コンバータによる情報の変換は必要なく、情報読取装置3で得られた情報に基づいて登録情報D1を生成することにより、情報処理装置7dに適したデータフォーマットの登録情報D1を生成することができる。
【0064】
次に図11は、管理装置2が各情報処理装置7a,7b,7c,7dに対して登録情報D1を登録するための処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、CPU21が管理プログラム4を実行することによって行われる処理であり、CPU21において一定時間間隔で繰り返し行われる処理である。また管理装置2においてこの処理が行われるとき、CPU21は、上述した登録情報生成部33および登録処理部36として機能する。
【0065】
管理装置2は、この処理を開始すると、管理者による登録指示操作が行われたか否かを判断する(ステップS30)。このとき、管理者による登録指示操作が行われていなければ(ステップS30でNO)、この処理は終了する。これに対し、管理者による登録指示操作が行われた場合(ステップS30でYES)、管理装置2は、情報読取装置3を駆動するためのドライバプログラム5を実行し、情報読取装置3に情報の読み取り動作を行わせる(ステップS31)。これにより、情報読取装置3が生体情報やカード情報などの情報の読み取り動作を行うので、管理装置2は、情報読取装置3で読み取られた情報を取得する。
【0066】
そして管理装置2は、自身のドライバプログラム5のバージョンを判別する(ステップS32)。例えば図9の例の場合、管理装置2は、自身のドライバプログラム5がバージョン「1」であることを判別する。次に管理装置2は、登録先となる情報処理装置にインストールされているドライバプログラムのバージョンを判別する(ステップS33)。例えば図9の例において、情報処理装置7dが登録先である場合、その情報処理装置7dにインストールされているドライバプログラム9dがバージョン「5」であることを特定する。
【0067】
そして管理装置2は、自身のバージョンと、登録先のバージョンとが異なるか否かを判断する(ステップS34)。上記例の場合、ここではYESと判断されることになる。そして管理装置2は、それら異なるバージョン間で情報を変換するためのコンバータ40を記憶装置26から読み出し、実行する(ステップS35)。そして管理装置2は、情報読取装置3で読み取られた情報を、コンバータ40によって変換する(ステップS36)。上記例の場合、管理装置2は、コンバータ40cを用いて情報の変換を行い、情報処理装置7dに対応する情報を生成する。尚、ステップS34において、自身のバージョンと、登録先のバージョンとが同じであった場合(ステップS34でNO)、ステップS35,S36の処理はスキップする。
【0068】
そして管理装置2は、上記のようにして得られる情報に基づいて登録情報D1を生成する(ステップS37)。このとき生成される登録情報D1は、登録先の情報処理装置に対応したデータフォーマットの情報となっている。そして管理装置2は、その生成した登録情報D1を登録先となる情報処理装置に登録する(ステップS38)。以上で、管理装置2が各情報処理装置7a,7b,7c,7dに対して登録情報D1を登録するための処理が終了する。
【0069】
管理装置2において上記のような処理が行われることにより、複数の情報処理装置7a,7b,7c,7dは、自身のドライバプログラム9a,9b,9c,9dのバージョンに対応した登録情報D1を管理装置2から取得してそれぞれの記憶装置18に予め保存しておくことができる。そのため、各情報処理装置7a,7b,7c,7dにおいてユーザ認証時に取得される認証情報と同じデータフォーマットの登録情報D1が予め各情報処理装置7a,7b,7c,7dに記憶されることになる。その結果、各情報処理装置7a,7b,7c,7dにおいてユーザ認証が行われるときには、データフォーマットの相違などによってユーザ認証が失敗してしまうようなことはなく、適切なユーザ認証を行うことができるようになる。
【0070】
以上のように本実施形態の管理装置2は、ユーザ認証を行う情報処理装置7a,7b,7c,7dとネットワーク6を介して接続され、それら情報処理装置7a,7b,7c,7dにおいて登録される登録情報D1を管理するように構成される。
【0071】
ここで、情報処理装置7a,7b,7c,7dは、人体、又は、ICカードなどの情報記録媒体から、ユーザ認証のための認証情報を読み取る情報読取装置8a,8b,8c,8dを有している。そして情報処理装置7a,7b,7c,7dは、その情報読取装置8a,8b,8c,8dに対応する第1のドライバプログラム9a,9b,9c,9dを実行することによって情報読取装置8a,8b,8c,8dを駆動して認証情報を取得し、その取得した認証情報を予め登録された登録情報D1と照合することによってユーザ認証を行う構成である。
【0072】
一方、管理装置2は、人体、又は、ICカードなどの情報記録媒体から情報を読み取る情報読取装置3と、その情報読取装置3に対応する第2のドライバプログラム5を実行することによって情報読取装置3に情報の読み取り動作を行わせて情報処理装置7a,7b,7c,7dに登録するための登録情報D1を生成する登録情報生成部33と、登録情報生成部33によって生成される登録情報D1を情報処理装置7a,7b,7c,7dに登録する登録処理部36と、コンバータ40を取得するコンバータ取得部32とを備える構成である。ここで、コンバータ取得部32は、第2のドライバプログラム5のバージョンと、情報処理装置7a,7b,7c,7dにインストールされている第1のドライバプログラム9a,9b,9c,9dのバージョンとが異なる場合、第2のドライバプログラム5を実行することによって情報読取装置3で読み取られる情報を、第1のドライバプログラム9a,9b,9c,9dを実行することによって情報読取装置8a,8b,8c,8dで読み取られる情報に変換するためのコンバータ40を取得するものである。そして、登録情報生成部33は、第2のドライバプログラム5のバージョンと、情報処理装置7a,7b,7c,7dにインストールされている第1のドライバプログラム9a,9b,9c,9dのバージョンとが異なる場合、情報読取装置3で読み取られた情報を、コンバータ取得部32によって取得されたコンバータ40を用いて変換することにより、各情報処理装置7a,7b,7c,7dに登録するための登録情報D1を生成するように構成されている。
【0073】
したがって、上記のような構成によれば、管理装置2と情報処理装置7a,7b,7c,7dとのそれぞれにインストールされているドライバプログラムのバージョンが異なる場合であっても、管理者自身が、新バージョンのドライバプログラムに対応した情報に変換するためのコンバータを手動操作でインストールする必要がなくなる。そのため、本実施形態の管理装置2は、管理者にかかる負担を軽減しつつ、情報処理装置7a,7b,7c,7dにおいて登録される登録情報D1を適切に管理することができるようになる。
【0074】
また、本実施形態の管理装置2におけるコンバータ取得部32は、第2のドライバプログラム5のインストール時又はバージョンアップ時に、第2のドライバプログラム5のバージョンと、情報処理装置7a,7b,7c,7dにインストールされている第1のドライバプログラム9a,9b,9c,9dのバージョンとが異なるか否かを判別し、その判別結果に基づいてコンバータ40を取得する構成である。そのため、管理装置2に新たなドライバプログラム5がインストールされた時、或いは、既にインストールされているドライバプログラム5がバージョンアップされた時に、適切なコンバータ40が取得されるようになっている。
【0075】
また、本実施形態の管理装置2におけるコンバータ取得部32は、ネットワーク6に対して新たな情報処理装置が増設されたとき、その増設された情報処理装置とデータ通信を行うことにより、第2のドライバプログラム5のバージョンと、その増設された情報処理装置にインストールされている第1のドライバプログラムのバージョンとが異なるか否かを判別し、その判別結果に基づいてコンバータを取得する構成である。そのため、管理装置2が管理する情報処理装置が新たに追加された時には、それに伴い、適切なコンバータ40が取得されるようになっている。
【0076】
さらに、本実施形態における情報処理装置7a,7b,7c,7dは、第1のドライバプログラム9a,9b,9c,9dを実行することによって読み取られる情報と、第1のドライバプログラム9a,9b,9c,9dのバージョンよりも旧バージョンのドライバプログラムを実行することによって読み取られる情報との間で相互に情報を変換するための少なくとも1つのコンバータ40を保持している。このような保持形態とすることにより、情報処理装置7a,7b,7c,7dは、全ての旧バージョンを含む組み合わせでコンバータを保持する必要がなくなるという利点がある。そして管理装置2のコンバータ取得部32は、そのような情報処理装置7a,7b,7c,7dから第2のドライバプログラム5のバージョンに対応するコンバータ40を取得する構成である。このような構成により、管理装置2は、情報処理装置7a,7b,7c,7dから必要なコンバータ40を取得することができるようになっている。
【0077】
以上、本発明に関する一実施形態について説明したが、本発明は上述した内容に限られるものではなく、種々の変形例が適用可能であることは言うまでもない。例えば、上述した実施形態では、ユーザ認証に用いられる情報を記録した情報記録媒体がICカードである場合を例示したが、このような情報記録媒体はICカードに限られるものではない。
【符号の説明】
【0078】
1 情報処理システム
2 管理装置
3 情報読取装置(第2の情報読取手段)
4 管理プログラム
5 ドライバプログラム(第2のドライバプログラム)
6 ネットワーク
7a,7b,7c,7d 情報処理装置
8a,8b,8c,8d 情報読取装置(第1の情報読取手段)
9a,9b,9c,9d ドライバプログラム(第1のドライバプログラム)
31 バージョン判別部
32 コンバータ取得部(コンバータ取得手段)
33 登録情報生成部(登録情報生成手段)
34 読取制御部
35 データ変換部
36 登録処理部(登録手段)
40(40a,40b,40c,40d,40e) コンバータ
D1 登録情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体又は情報記録媒体からユーザ認証のための認証情報を読み取る第1の情報読取手段を有し、前記第1の情報読取手段に対応する第1のドライバプログラムを実行することによって前記第1の情報読取手段を駆動して認証情報を取得し、その取得した認証情報を予め登録された登録情報と照合することによってユーザ認証を行う構成である情報処理装置とネットワークを介して接続され、前記情報処理装置において登録される登録情報を管理する管理装置であって、
人体又は情報記録媒体から情報を読み取る第2の情報読取手段と、
前記第2の情報読取手段に対応する第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段に情報の読み取り動作を行わせて前記情報処理装置に登録するための登録情報を生成する登録情報生成手段と、
前記登録情報生成手段によって生成される登録情報を前記情報処理装置に登録する登録手段と、
前記第2のドライバプログラムのバージョンと、前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なる場合、前記第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段で読み取られる情報を、前記第1のドライバプログラムを実行することによって前記第1の情報読取手段で読み取られる情報に変換するためのコンバータを取得するコンバータ取得手段と、
を備え、
前記登録情報生成手段は、前記第2のドライバプログラムのバージョンと、前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なる場合、前記第2の情報読取手段で読み取られた情報を、前記コンバータを用いて変換することにより、前記情報処理装置に登録するための登録情報を生成することを特徴とする管理装置。
【請求項2】
前記コンバータ取得手段は、前記第2のドライバプログラムのインストール時又はバージョンアップ時に、前記第2のドライバプログラムのバージョンと、前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なるか否かを判別し、その判別結果に基づいてコンバータを取得することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記コンバータ取得手段は、前記ネットワークに対して前記情報処理装置が増設されたとき、その増設された前記情報処理装置とデータ通信を行うことにより、前記第2のドライバプログラムのバージョンと、その増設された前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なるか否かを判別し、その判別結果に基づいてコンバータを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の管理装置。
【請求項4】
前記情報処理装置は、前記第1のドライバプログラムを実行することによって読み取られる情報と、前記第1のドライバプログラムのバージョンよりも旧バージョンのドライバプログラムを実行することによって読み取られる情報との間で相互に情報を変換するための少なくとも1つのコンバータを保持しており、
前記コンバータ取得手段は、前記情報処理装置から前記第2のドライバプログラムのバージョンに対応するコンバータを取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の管理装置。
【請求項5】
人体又は情報記録媒体からユーザ認証のための認証情報を読み取る第1の情報読取手段を有し、前記第1の情報読取手段に対応する第1のドライバプログラムを実行することによって前記第1の情報読取手段を駆動して認証情報を取得し、その取得した認証情報を予め登録された登録情報と照合することによってユーザ認証を行う情報処理装置と、
人体又は情報記録媒体から情報を読み取る第2の情報読取手段を有し、前記第2の情報読取手段に対応する第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段に情報の読み取り動作を行わせて前記情報処理装置に登録するための登録情報を生成して前記情報処理装置に登録する管理装置と、
を備える情報処理システムにおいて、前記第1のドライバプログラムのバージョンと、前記第2のドライバプログラムのバージョンとの相違に基づいて登録情報を生成する情報生成方法であって、
前記管理装置にインストールされている前記第2のドライバプログラムのバージョンと、前記情報処理装置にインストールされている前記第1のドライバプログラムのバージョンとが異なる場合、前記第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段で読み取られる情報を、前記第1のドライバプログラムを実行することによって前記第1の情報読取手段で読み取られる情報に変換するためのコンバータを前記管理装置にインストールするステップと、
前記管理装置において前記第2のドライバプログラムを実行することによって前記第2の情報読取手段に情報の読み取り動作を行わせるステップと、
前記第2の情報読取手段によって読み取られた情報を、前記コンバータを用いて変換するステップと、
前記コンバータによって変換された情報を、登録情報として前記情報処理装置に登録するステップと、
を備えることを特徴とする情報生成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−128474(P2012−128474A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−276649(P2010−276649)
【出願日】平成22年12月13日(2010.12.13)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】