説明

簡易型カロリーカウンター

【課題】 本発明は、1日に摂取する食事の好適な摂取カロリーを簡単に計算できるように工夫した簡易型カロリーカウンターを提供する。
【解決手段】 ポケットに入る大きさの容器本体(1)に仕切り部(4a)、仕切り部(4b)を設け、上の容器(2a)と下の容器(2b)に分け、上の容器(2a)に上の蓋(5a)を設け、下の容器(2b)に下の蓋(5b)を設け、上の容器(2a)に約30個の球状体(10)を入れ、仕切り部(4a)、仕切り部(4b)の間に案内部(3)を設け、仕切り部(4a)に穴(6a)を設け、仕切り部(4b)に穴(6b)を設け、案内部(3)に縦方向の貫通穴(7)を設け、案内部(3)の側面に押しボタン(8)を設け、もう一方に弾性体(9)を設け、容器本体(1)の内側に弾性体(9)を取り付け、弾性体(9)の内側にガイド部(11)を設けたことを特徴とする簡易型カロリーカウンター。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食事制限のある人が1日に食事などで摂取すべきカロリーを簡単に守ることができるように工夫した簡易型カロリーカウンターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、糖尿病や肥満の患者さんは、食事制限があるのに食事療法を守ることができなくて苦労している人が多い。
すなわち、1日に必要なカロリーを守ることができなないのである。
ところが、糖尿病の患者さんのように、医師により食事の制限がある人にとっては、日々、摂取できるカロリーの計算をしなければならない。
家で食事をする場合、摂取した食事のカロリーをすぐに計算表に記入することができる。
ところが、外食した場合、摂取した食事のカロリーを手帳などにメモしておいて、家に帰ってから、摂取したカロリーを計算表に書くことになる。
そのことをいつも気にしていなければならないのである。
食べたカロリーを覚えていることができず、ついつい食べ過ぎてしまうことがよくある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため、つぎのような問題点があった。
外食した場合、摂取した食事のカロリーをメモするのは面倒である。また、摂取したカロリーを忘れてしまうことも多かった。
そのため、摂取した食事のカロリーの計算ができず、その結果、医師の指示通りに食事制限を行うことができないのである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ポケットに入る大きさの容器本体(1)に仕切り部(4a)、仕切り部(4b)を設ける。
上の容器(2a)と下の容器(2b)に分ける。
上の容器(2a)に上の蓋(5a)を設ける。
下の容器(2b)に下の蓋(5b)を設ける。
上の蓋(5a)、下の蓋(5b)の、開け方の構造は、開閉式、スライド式など特に限定しない。
上の容器(2a)に約30個の球状体(10)を入れ、仕切り部(4a)、仕切り部(4b)の間に案内部(3)を設ける。
仕切り部(4a)に穴(6a)を設ける。
仕切り部(4b)に穴(6b)を設ける。
案内部(3)に縦方向の貫通穴(7)を設ける。
案内部(3)の側面に押しボタン(8)を設け、もう一方に弾性体(9)を設け、容器本体(1)の内側に弾性体(9)を取り付ける。
弾性体(9)の内側にガイド部(11)を設ける。
以上のように構成された簡易型カロリーカウンター。
【発明の効果】
【0005】
本発明を使用すれば、その日1日にすでに取ったカロリーを知ることができる同時にその日1日にあとどれ位のカロリーを取ってもよいかも簡単に知ることができる。
糖尿病や肥満の患者さんは、食事制限を意識でき、苦労をすることなく食事療法を守ることができる。
1日に必要なカロリーも分かり、食事制限を守ることも期待できる。
1日、食事などで摂取したカロリーのメモをしていなくても、球状体(10)の数を数えれば計算ができる。それを、計算表に摂取したカロリーを書けばいい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
容器本体(1)に仕切り部(4a)、仕切り部(4b)を設け、上の容器(2a)と下の容器(2b)に分ける。
上の容器(2a)に上の蓋(5a)を設ける。
下の容器(2b)に下の蓋(5b)を設ける。
上の蓋(5a)、下の蓋(5b)の、開け方の構造は、開閉式、スライド式など特に限定しない。
上の容器(2a)に約30個の球状体(10)を入れる。
球状体(10)の1個を約80kカロリーとする。
球状体(10)の1個のカロリーの数値は自分で場合に応じて設定する。
患者さんの病状、体格により、摂取できるカロリーが違うので球状体(10)の数で調整することができる。
容器本体(1)のサイズはポケットに入る大きさ(約50mm×約50mm、厚さ約10mm)にする。
仕切り部(4a)、仕切り部(4b)の間に案内部(3)を設ける。
仕切り部(4a)に穴(6a)を設ける。
穴(6a)を中心に仕切り部(4a)をすり鉢状にする。
仕切り部(4b)に穴(6b)を設ける。
案内部(3)に縦方向の貫通穴(7)を設け、案内部(3)の側面に押しボタン(8)を設け、もう一方に弾性体(9)を設ける。
弾性体(9)の内側にガイド部(11)を設ける。
容器本体(1)の内側に弾性体(9)を取り付ける。
以上のような構成である。
本発明を使用するときは、たとえば、約80kカロリーを摂取する(前記で決めたカロリーを摂取する)ごとに球状体(10)1個を仕切り部(4a)の穴(6a)を通り、案内部(3)の貫通穴(7)に球状体(10)1個入れる。
押しボタン(8)を押し、案内部(3)の貫通穴(7)を穴(6b)の位置で移動させる。
ガイド部(11)を設けているので、貫通穴(7)と穴(6b)の位置は一致する。
球状体(10)が中心に集結できるように、穴(6a)を中心に仕切り部(4a)をすり鉢状にしている。
球状体(10)は仕切り部(4b)の穴(6b)を通り、1個だけ下の容器(2b)に入る。
下の容器(2b)にたまった球状体(10)の数でカロリーの計算ができるしくになっている。
1日が終わったら、下の容器(2b)に入った球状体(10)を下の蓋(5b)を開けて球状体(10)を取り、上の容器(2a)の上の蓋(5a)を開け球状体(10)を入れる。
それを日々繰り返して使えばいい。使い方は簡単である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の分解斜視図である。
【図2】 本発明を平面から見た状態の内部構造の説明図である。
【図3】 本発明を側面から見た状態の内部構造の説明図である。
【符号の説明】
【0008】
1 容器本体
2a 上の容器
2b 下の容器
3 案内部
4a 仕切り部
4b 仕切り部
5a 上の蓋
5b 下の蓋
6a 穴
6b 穴
7 貫通穴
8 押しボタン
9 弾性体
10 球状体
11 ガイド部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポケットに入る大きさの容器本体(1)に仕切り部(4a)、仕切り部(4b)を設け、上の容器(2a)と下の容器(2b)に分け、上の容器(2a)に上の蓋(5a)を設け、下の容器(2b)に下の蓋(5b)を設け、上の容器(2a)に約30個の球状体(10)を入れ、仕切り部(4a)、仕切り部(4b)の間に案内部(3)を設け、仕切り部(4a)に穴(6a)を設け、仕切り部(4b)に穴(6b)を設け、案内部(3)に縦方向の貫通穴(7)を設け、案内部(3)の側面に押しボタン(8)を設け、もう一方に弾性体(9)を設け、容器本体(1)の内側に弾性体(9)を取り付け、弾性体(9)の内側にガイド部(11)を設けたことを特徴とする簡易型カロリーカウンター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−293781(P2007−293781A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−142054(P2006−142054)
【出願日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【出願人】(506172517)