説明

粉体噴射装置

【解決手段】 圧力気体供給源5からの圧力気体は、粉体噴射装置の本体1内に設けられた圧力気体通路3を流通して外部に噴射されるようになっている。上記本体1には薬剤などの粉体を収容する粉体容器2が設けられており、この粉体容器2内の粉体は上記圧力気体通路3に供給されて、圧力気体とともに噴射されるようになっている。
上記本体1には回転体23が設けられており、この回転体23には、一端が粉体容器2内に連通されるとともに、他端が該回転体23の回転位置に応じて上記圧力気体通路3の圧力気体供給源側に断続的に連通される供給通路32が設けられている。
【効果】 上記回転体23の回転により供給通路32から粉体容器2内に圧力気体が断続的に供給されるので、該粉体容器内の粉体が良好に攪拌されるようになり、粉体を均一に圧力気体に混合させることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は粉体噴射装置に関し、より詳しくは、例えば患者の体内の患部へ止血薬剤などの粉体を噴射するのに好適な粉体噴射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の粉体噴射装置として、粉体噴射装置の本体と、この本体に取り付けられて薬剤などの粉体を収容する粉体容器と、上記本体に設けられ、上記粉体容器内の粉体が供給される圧力気体通路と、この圧力気体通路に圧力気体を供給する圧力気体供給源とを備え、上記圧力気体供給源から圧力気体通路に供給された圧力気体に上記粉体容器内の粉体を供給して、該粉体を圧力気体とともにノズルから噴射するようにしたものが知られている(特許文献1)。
この粉体噴射装置においては、粉体容器内の粉体を圧力気体に供給する際には、該圧力気体を一旦粉体容器内に噴射し、その噴射により粉体容器内において粉体を攪拌して該粉体を圧力気体内に混合させ、その後に該粉体を圧力気体とともに粉体容器外に排出させて、さらに患者の体内の患部などへ噴射するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第2809976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の粉体噴射装置においては、圧力気体を粉体容器内に連続的に噴射することにより粉体を圧力気体内に良好に混合させるようにしているが、それでも混合にムラがあり、より均一な混合が望まれていた。
本発明はそのような事情に鑑み、より均一な混合を図ることが可能な粉体噴射装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち本発明は、粉体噴射装置の本体と、この本体に取り付けられて薬剤などの粉体を収容する粉体容器と、上記本体に設けられ、上記粉体容器内の粉体が供給される圧力気体通路と、この圧力気体通路に圧力気体を供給する圧力気体供給源とを備え、上記圧力気体供給源から圧力気体通路に供給された圧力気体に上記粉体容器内の粉体を供給して、該粉体を圧力気体とともにノズルから噴射するようにした粉体噴射装置において、
上記本体に回転自在に設けた回転体と、この回転体に設けられて、一端が上記粉体容器内に連通されるとともに、他端が該回転体の回転位置に応じて上記圧力気体通路を介して圧力気体供給源に断続的に連通される供給通路と、一端が上記粉体容器内に連通され、他端が上記圧力気体通路を介してノズルに連通される排出通路と、上記回転体を回転させる回転駆動手段とを備え、上記回転体を回転させて上記供給通路を断続的に圧力気体供給源に連通させることにより、上記粉体容器内に圧力気体を断続的に供給して該粉体容器内の粉体を攪拌させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、上記粉体容器内に圧力気体を断続的に供給することによって該粉体容器内の粉体を攪拌させることができるので、粉体容器内に圧力気体を連続的に供給するようにしていた従来装置に比較して、粉体をより均一に圧力気体に混合させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】図1の要部の拡大断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図3とは異なる状態を示す断面図。
【図5】本発明の第2実施例を示す要部の拡大断面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】図5とは異なる状態を示す断面図。
【図8】図8のVIII−VIII線に沿う断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1において、粉体噴射装置の本体1は概略L字形のピストル形状を有しており、そのL字形の下方に伸びる部分はグリップ部1Aとなっていて、これを把持して使用することができるようになっている。
他方、上記L字形本体1の水平方向に伸びる部分はバレル部1Bとなっており、その上面に止血薬剤などの粉体を収容した粉体容器2を倒立状態で着脱自在に取り付けることができるようになっている。
上記本体1の内部には、グリップ部1Aの底部に設けられたコネクタ3Aとバレル部1Bの先端に設けられたコネクタ3Bとの間に亘って圧力気体通路3が設けられており、この圧力気体通路3内を流通する圧力気体に上記粉体容器2内の粉体を供給することができるようになっている。
【0009】
上記グリップ部1A側のコネクタ3Aには、フレキシブルホース4の一端を着脱可能に接続することができるようになっており、該フレキシブルホース4の他端は圧力気体供給源5に接続されている。
またバレル1B側のコネクタ3Bには、図示しないが患者の患部へ上記止血薬剤などの粉体を噴射するのに好適なノズルを接続することができるようになっている。なお、必要に応じて、このコネクタ3Bをノズルとして利用して、該コネクタ3Bから直接患部に粉体を噴射することも可能である。
【0010】
上記本体1には、上記粉体容器2を該本体1に着脱自在に取り付けるために支持部材7を取り付けてある。
図2に拡大して示すように、この支持部材7は全体として円筒状に形成してあり、その本体部となる筒状部8の上端部を本体1の上方に突出させた状態で該本体1に固定してある。
上記本体1の上面には円筒状の凹部1Cを形成してあり、上記筒状部8の上端部はこの凹部1Cの内部の同心位置に設けてある。そして筒状部8の外周面に、本体1よりも上方に突出された部分の先端部に、環状のシール部材9を設けてある。
上記粉体容器2の開口部は円柱状の内周面を備えており、該内周面の内部に上記支持部材7の筒状部8を嵌合した際に、上記シール部材9の弾性により気密を保って両者を着脱自在に連結できるようにしている。
なお、粉体容器2が本体1から脱落することがないように、適宜の脱落防止手段を設けてもよい。
【0011】
図1に示すように、上記圧力気体通路3は、上記グリップ部1A側のコネクタ3Aと、この圧力気体通路3の流路を切換えるために設けた切換弁15の入口ポート15Aとを接続するチューブ16を備えている。
また上記圧力気体通路3は、上記切換弁15の第1出口ポート15Bと上記支持部材7に設けた入口ポート7Aとを接続するチューブ17と、さらに支持部材7に設けた出口ポート7Bと上記バレル1B側のコネクタ3Bとを接続するチューブ18とを備えている。
図2に示すように、上記支持部材7には、筒状部8の内部を上下に区画する隔壁21を設けてあり、上記入口ポート7Aと出口ポート7Bは、隔壁21よりも上方となる円柱状の空間22に、互いに対向させた位置で開口させてある。そして後に詳述するように、入口ポート7Aに供給された圧力気体を出口ポート7Bから外部に噴射させることができるようにしてある。
【0012】
上記空間22内には円柱状の回転体23を回転自在に配置してあり、この回転体23の回転軸23Aは上記隔壁21に軸支してある。また上記回転体23の回転軸23Aには駆動羽根24を一体的に連結してあり、この駆動羽根24は、上記隔壁21よりも下方となる空間25内で回転自在に配置してある。
そしてこの駆動羽根24に圧力気体を吹き付けることによって、該駆動羽根24と一体に上記回転体23を回転駆動させることができるようにしてある。
【0013】
上記回転体23はその上端面中央位置に中空軸31を一体に連設してあり、この中空軸31は上記本体1に倒立状態で取り付けた粉体容器2の内部に位置して、その上端部が粉体容器2の底面近傍まで伸びている。
上記中空軸31の内部は圧力気体を粉体容器2内に導入する供給通路32となっており、該供給通路32の一端は上記中空軸31の上端から粉体容器2内に連通し、また供給通路32の他端はL字状に屈曲して回転体23の外周面に開口している。
この供給通路32の上記外周面における開口部は、回転体23の回転位置に応じて、支持部材7に形成した上記入口ポート7Aに対向し(図2、図3参照)、この状態では供給通路32は入口ポート7Aよりも上流側の、すなわち圧力気体供給源5側の圧力気体通路3に連通されることになる。したがってこの状態では、入口ポート7Aから導入される圧力気体は、供給通路32を介して粉体容器2内に供給されるようになる。
【0014】
上記回転体23には、上記供給通路32を形成した部分を除いて円周方向に切欠き部を形成してあり、この切欠き部を連通路33としてある。この連通路33は、図4に示すように、上記供給通路32の開口部が入口ポート7Aに対向するような回転体23の回転位置を除いて、支持部材7に形成した入口ポート7Aと出口ポート7Bとを連通させるようになっている。
この状態では、入口ポート7Aからの圧力気体は連通路33を介してそのまま出口ポート7Bに排出されるようになる。このとき、連通路33は、圧力気体の流れにより低圧状態となるので、供給通路32より粉体が連通路33に吸引され、吸引された粉体は圧力気体とともに噴射される(ベルヌーイの定理)。これにより後述するように、粉体の供給は連続で行われることになる。
【0015】
図2に示すように、上記粉体容器2内に供給された圧力気体は排出通路34を介して粉体と共に上記出口ポート7Bに排出され、さらに該出口ポート7Bよりも下流側の、すなわちノズル側の圧力気体通路3に連通されて、バレル1B側のコネクタ3Bを介して図示しないノズルから患部に向けて噴射されるようになっている。
本実施例では、上記排出通路34は、中空軸31の外周面と筒状部8の内周面との間の間隙と、回転体23の外周面と空間22の内周面との間の間隙とから構成してあり、上記中空軸31の外周面と筒状部8の内周面との間の間隙が粉体容器2内に連通し、また回転体23の外周面と空間22の内周面との間の間隙が出口ポート7Bに連通している。
【0016】
次に、上記支持部材7には、上記駆動羽根24を回転させるために、駆動羽根24の羽根に圧力気体を吹き付ける噴射口36を形成してある。この噴射口36は、駆動羽根24を回転自在に設けた円柱状の空間25内に、その内壁面の接線方向に圧力気体を噴射させることができる位置に形成してあり、円柱状の空間25内に送り込まれた圧力気体は、駆動羽根24を回転駆動した後、筒状部8の底部開口から外部に排出されるようになっている。
図1に示すように、上記噴射口36と上記切換弁15の第2出口ポート15Cとは、圧力気体通路を構成するチューブ37によって接続してある。
上記切換弁15は、そのレバー38を水平位置に回転させた際に、入口ポート15Aと出口ポート15B及び15Cとの連通を遮断して、圧力気体が粉体容器2や駆動羽根24へ供給されるのを遮断することができるようになっている。
他方、切換弁15のレバー38を垂直上方位置に回転させた際には、上記入口ポート15Aと出口ポート15B及び15Cとを連通させて、これにより圧力気体を粉体容器2内に供給するとともに、駆動羽根24にも供給することができるようになっている。
【0017】
以上の構成において、粉体噴射装置を使用する際には、先ず切換弁15のレバー38を水平位置に回転させて、圧力気体が粉体容器2や駆動羽根24へ供給されないようにしておく。次に、グリップ部1A側のコネクタ3Aにフレキシブルホース4の一端を接続して、圧力気体供給源5からの圧力気体を粉体噴射装置に供給できるようにする。そしてこれと同時に、内部に止血薬剤などの粉体を収容した粉体容器2を本体1に取り付ける。
この状態となったら、コネクタ3B若しくはこれに接続した図示しないノズルを患者の患部に向けた状態で、上記切換弁15のレバー38を垂直上方位置に回転させる。これにより切換弁15の入口ポート15Aと第1出口ポート15Bとが連通されるので、圧力気体供給源5からの圧力気体は、フレキシブルホース4、コネクタ3B、チューブ16、切換弁15の入口ポート15Aと第1出口ポート15B及びチューブ17を介して支持部材7の入口ポート7Aに導入されるようになる。
【0018】
これと同時に、上記切換弁15のレバー38が垂直上方位置に回転された際には、切換弁15の入口ポート15Aと第2出口ポート15Cも連通されるので、圧力気体供給源5から入口ポート15Aに導入されていた圧力気体は、第2出口ポート15C及びチューブ37を介して噴射口36から空間25内に噴射される。
これにより、圧力気体が駆動羽根24に吹き付けられて該駆動羽根24が回転駆動されると、これと一体に回転体23が回転される。
【0019】
回転体23が回転されると、その回転位置に応じて、該回転体23に設けた供給通路32と連通路33とが交互に入口ポート7Aに連通されるようになり、供給通路32が入口ポート7Aに連通された際には、入口ポート7Aまで導入されていた圧力気体が該供給通路32を介して粉体容器2内に供給され、粉体容器2内の粉体とともに排出通路34を介して上記出口ポート7Bに排出されるようになる。そしてさらに、チューブ18を介して上記コネクタ3Bから患部に向けて噴射されるようになる。
他方、連通路33が入口ポート7Aに連通された際には、圧力気体は粉体容器2内に供給されることなく、該連通路33を介してそのまま出口ポート7Bに排出されるようになるが、この際には、前述したように連通路33は圧力気体の流れにより低圧状態となるので、供給通路32より粉体が連通路33に吸引され、この吸引された粉体は圧力気体とともに患部に向けて噴射されるので、粉体の供給は連続で行われることになる。
このように本実施例によれば、回転体23の回転位置に応じて粉体容器2内に圧力気体が断続的に供給されてその内部の粉体が攪拌され、それによって粉体が圧力気体に均一に混合されるようになるので、圧力気体に均一に混合された粉体はムラを生じさせることなく患者の患部に噴射されるようになる。
【0020】
図5〜図8は本発明の第2実施例であって、本実施例においては、回転体43に2つの通路44を形成し、その回転位置に応じていずれか一方を供給通路、他方を排出通路として用いることができるようにしたものである。
すなわち本実施例における回転体43の外周面には、互いに180度ずれた位置に、軸方向に沿って溝状の上記通路44を形成してある。それぞれの通路44は回転体43の外周面に開口しており、その上端部側が粉体容器2内に常時連通し、また下端部側は回転体43の回転位置に応じて、支持部材7に形成した上記入口ポート7Aと出口ポート7Bとのいずれか一方に連通するようになっている。
さらに本実施例では、上記回転体43には、上記2つの通路44と90度ずれた位置に、上記入口ポート7Aと出口ポート7Bと連通させる直径方向の連通路45を形成してある。
この連通路45の中央部分にはベンチュリー効果を得るための絞り部45Aを形成してあり、かつこの絞り部45Aの中央部分を回転体43の軸方向に形成した通路46によって粉体容器2内に連通させてある。この通路46と上記連通路45とによって第2の排出通路を形成してある。
その他の構成は第1実施例と同様に構成してあり、第1実施例と同一若しくは相当部分には、第1実施例と同一の符号を付して示してある。
【0021】
本実施例においては、図5、図6に示すように、回転体43の回転位置に応じて、一方の通路44が入口ポート7Aに連通した際には他方の通路44は出口ポート7Bに連通するようになる。この状態では、一方の通路44は供給通路として機能し、上記入口ポート7Aまで導入されていた圧力気体は該一方の通路44を介して粉体容器2内に供給される。また、他方の通路44は排出通路として機能し、上記粉体容器2内の圧力気体は粉体と共に該他方の通路44を介して上記出口ポート7Bに排出されて、患部に向けて噴出されるようになる。
さらに図7、図8に示すように、上述した状態から回転体43が90度回転されると、上記2つの通路44と入口ポート7A及び出口ポート7Bとの連通が遮断されるとともに、これら入口ポート7A及び出口ポート7Bは回転体43に形成した連通路45を介して相互に連通されるようになる。この状態では、入口ポート7Aからの圧力気体は粉体容器2内に供給されることなく、連通路45を介してそのまま出口ポート7Bに排出され、したがって粉体容器2内には、回転体23の回転位置に応じて圧力気体が断続的に供給されてその内部の粉体が攪拌されるようになる。
またこの状態では、粉体容器2内の圧力気体は連通路45に設けた絞り部45Aを流通する圧力気体により粉体とともに吸引され、連通路45から出口ポート7Bに排出されるようになる。
【0022】
なお、上記実施例では、上記駆動羽根24を回転させる回転駆動手段を、駆動羽根24に圧力気体を吹き付けて該駆動羽根24を回転させる圧力気体通路(チューブ37、噴射口36)から構成しているが、これに限定されるものではなく、モータであっても良いことは勿論である。
【符号の説明】
【0023】
1 本体 1A グリップ部
1B バレル部 2 粉体容器
3 圧力気体通路 5 圧力気体供給源
7 支持部材 15 切換弁
23、43 回転体 24 駆動羽根
32、44 供給通路 33、45 連通路
34、44 排出通路 45A 絞り部
46 通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉体噴射装置の本体と、この本体に取り付けられて薬剤などの粉体を収容する粉体容器と、上記本体に設けられ、上記粉体容器内の粉体が供給される圧力気体通路と、この圧力気体通路に圧力気体を供給する圧力気体供給源とを備え、上記圧力気体供給源から圧力気体通路に供給された圧力気体に上記粉体容器内の粉体を供給して、該粉体を圧力気体とともにノズルから噴射するようにした粉体噴射装置において、
上記本体に回転自在に設けた回転体と、この回転体に設けられて、一端が上記粉体容器内に連通されるとともに、他端が該回転体の回転位置に応じて上記圧力気体通路の圧力気体供給源側に断続的に連通される供給通路と、一端が上記粉体容器内に連通され、他端が上記圧力気体通路のノズル側に連通される排出通路と、上記回転体を回転させる回転駆動手段とを備え、上記回転体を回転させて上記供給通路を断続的に圧力気体供給源に連通させることにより、上記粉体容器内に圧力気体を断続的に供給して該粉体容器内の粉体を攪拌させることを特徴とする粉体噴射装置。
【請求項2】
上記回転駆動手段は、上記回転体に一体に設けた駆動羽根と、該駆動羽根に圧力気体を吹き付けて該駆動羽根を回転させる圧力気体通路とを備えることを特徴とする請求項1に記載の粉体噴射装置。
【請求項3】
上記本体に支持部材が取り付けられて該支持部材に上記粉体容器が取り付けられ、また該支持部材に上記圧力気体通路の圧力気体供給源側に連通する入口ポートと圧力気体通路のノズル側に連通する出口ポートとが形成されるとともに、該支持部材に上記回転体が回転自在に軸支され、上記供給通路の上記他端は回転体の外周面に開口しており、該回転体の回転位置に応じて断続的に上記入口ポートに連通されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉体噴射装置。
【請求項4】
上記回転体に連通路が形成され、該連通路は、上記供給通路が入口ポートに連通される回転体の回転位置以外の回転位置で入口ポートと出口ポートとを連通することを特徴とする請求項3に記載の粉体噴射装置。
【請求項5】
上記連通路内にベンチュリー効果を有する絞り部が形成され、また上記回転体に絞り部と粉体容器内とを連通する通路が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の粉体噴射装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−161523(P2012−161523A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−25227(P2011−25227)
【出願日】平成23年2月8日(2011.2.8)
【出願人】(000135036)ニプロ株式会社 (583)