説明

糸切断装置

【課題】糸掛け作業の作業性を向上させるとともに、複数本の糸を確実に切断できる糸切断装置を提供する。
【解決手段】複数本の糸Yを切断する糸切断装置50であって、複数本の糸Yを案内する糸道規制ガイド51と、前記糸道規制ガイド51の上流側に配置されて該糸道規制ガイド51に掛けられた糸Yを一方向に引き寄せる糸寄せガイド52と、前記糸寄せガイド52の上流側に配置されて該糸寄せガイド52によって引き寄せられた糸Yを吸引するアスピレータ53と、前記糸寄せガイド52と前記アスピレータ53の間に配置されて該アスピレータ53によって吸引された糸Yを切断するカッター54と、を備える、とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、糸を切断する糸切断装置の技術に関する。より詳細には、紡糸巻取設備において製造された糸を切断する糸切断装置の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、紡出装置から紡出された複数本のフィラメントを束ねて糸を構成し、該糸に対して延伸等の処理を行なった後に巻き取ることでパッケージを作成する紡糸巻取設備が知られている。
【0003】
このような紡糸巻取設備においては、糸の製造及び巻き取りを開始するにあたって、オペレータがフィラメントや糸を各ローラや各ガイドに掛ける、いわゆる糸掛け作業を行なう必要が生じる。また、製造された糸がローラに絡まるなどの異常が発生したときには、該糸を切断して復旧させることから、オペレータが再び糸掛け作業を行なう必要が生じることとなる。
【0004】
しかし、複数本のフィラメント及び複数本の糸を掛ける糸掛け作業は、オペレータが手作業で行なうために多大な工数が必要となる。そのため、糸掛け作業の作業性を向上させた紡糸巻取設備が求められていた。
【0005】
ところで、製造された糸がローラに絡まるなどの異常が発生したときには、紡出装置の下流側に配置された糸切断装置によって糸の切断が行われる。糸切断装置は、糸を切断する機能の他、紡出装置から紡出され続けるフィラメントを吸引して排棄処理する機能も有する。そのため、オペレータは、糸切断装置によって吸引されているフィラメントをサクションガンで吸引して保持し、フィラメントを保持した状態のサクションガンを操作することによって糸掛け作業を行なう。このように、糸切断装置における糸掛け作業は、特に工数を要するために糸掛け作業の作業性向上が求められていたのである。
【0006】
また、近年においては、紡出装置から紡出されるフィラメントの本数を増やして製造される糸の本数を増加させた紡糸巻取装置が提案されている。そのため、紡糸巻取設備に備えられる糸切断装置には、複数本の糸を確実に切断できる能力が求められていた。
【0007】
なお、従来より提案されている糸切断装置においては、糸寄せガイド(糸寄せプレート)がアスピレータ(吸引装置)の反対側に配置されているため、糸道規制ガイド等に糸掛けする際に、上記糸寄せガイド(糸寄せプレート)が邪魔になって作業が困難になる場合があった(例えば特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特公平7−26247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであり、糸掛け作業の作業性を向上させるとともに、複数本の糸を確実に切断できる糸切断装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
次に、この課題を解決するための手段を説明する。
【0011】
即ち、第1の発明は、複数本の糸を切断する糸切断装置であって、
複数本の糸を案内する糸道規制ガイドと、
前記糸道規制ガイドの上流側に配置されて該糸道規制ガイドに掛けられた糸を一方向に引き寄せる糸寄せガイドと、
前記糸寄せガイドの上流側に配置されて該糸寄せガイドによって引き寄せられた糸を吸引するアスピレータと、
前記糸寄せガイドと前記アスピレータの間に配置されて該アスピレータによって吸引された糸を切断するカッターと、を備える、としたものである。
【0012】
第2の発明は、第1の発明に係る糸切断装置において、前記糸道規制ガイドは、複数本の糸を案内するそれぞれのガイド溝を糸の配列方向に並列に備え、
前記糸寄せガイドと前記アスピレータと前記カッターは、前記ガイド溝が備えられた糸道規制ガイドの一端側に配置される、としたものである。
【0013】
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る糸切断装置において、前記糸寄せガイドは、前記ガイド溝が備えられた糸の配列方向に沿って往復駆動することで前記ガイド溝に掛けられた全ての糸を一端側に引き寄せる、としたものである。
【0014】
第4の発明は、第1から第3のいずれかに係る糸切断装置において、前記カッターは、前記アスピレータによって保持された全ての糸に対して一回又は複数回の切断動作を行なう、としたものである。
【0015】
第5の発明は、第1から第4のいずれかに係る糸切断装置において、前記アスピレータと前記カッターの間に規制ガイドを具備し、
前記規制ガイドは、前記糸寄せガイドによって引き寄せられた全ての糸を集める尖端溝を有する、としたものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0017】
第1の発明によれば、アスピレータによって糸を保持するため、糸を切断する際に該糸が弛まない。これにより、糸を容易に切断することが可能となる。また、クランプ装置等を用いて糸を挟持する必要がないため、糸切断装置を簡素な構成にすることができ、小型化ならびにコスト低減を図ることが可能となる。
【0018】
第2の発明によれば、糸寄せガイド等を一端側に集中させて配置するため、糸道規制ガイドの上方の空間を広く確保できる。これにより、オペレータによる糸掛け作業の作業性を向上させることが可能となる。また、糸寄せガイド等を一端側に集中させて配置するため、糸切断装置を簡素な構成にすることができ、小型化ならびにコスト低減を図ることが可能となる。
【0019】
第3の発明によれば、糸寄せガイドがガイド溝に掛けられた糸を押しのけながら前進し、ガイド溝に掛けられた糸を引っ掛けながら後退する。これにより、全ての糸を確実に引き寄せることができる。また、糸寄せガイドを往復駆動させる機構のみで成立するため、糸切断装置を簡素な構成にすることができ、小型化ならびにコスト低減を図ることが可能となる。
【0020】
第4の発明によれば、アスピレータによって保持された糸に対して一回又は複数回の切断動作を行なうため、確実に全ての糸を切断できる。
【0021】
第5の発明によれば、糸寄せガイドによって引き寄せられた全ての糸を尖端溝に案内させることができるため、該糸を所定の箇所に集めることができる。これにより、少数回のカッターの切断動作で確実に全ての糸を切断することが可能となる。
【0022】
第6の発明によれば、糸寄せガイドによって引き寄せられた全ての糸を尖端溝に案内させることができるため、該糸を所定の箇所に集めることができる。これにより、少数回のカッターの切断動作で確実に全ての糸を切断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】紡糸巻取設備100の構成を示す図。
【図2】巻取装置40を示す図。
【図3】糸切断装置50の構成を示す斜視図。
【図4】糸切断装置50の構成を示す側面図。
【図5】可動座57の構成を示す上面図。
【図6】糸切断装置50の動作態様を示す斜視図。
【図7】糸切断装置50の動作態様を示す斜視図。
【図8】糸切断装置50の動作態様を示す斜視図。
【図9】糸切断装置50の動作態様を示す斜視図。
【図10】糸切断装置50の動作態様を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
まず、紡糸巻取設備100について説明する。
【0025】
図1は、紡糸巻取設備100の構成を示す図である。なお、重力の作用方向を上下方向として図中に示す。
【0026】
紡糸巻取設備100は、紡出装置10から紡出された複数本のフィラメントFを束ねて糸Yを構成し、該糸Yに対して延伸等の処理を行なった後に巻き取ることでパッケージPを作成する。本実施形態に係る紡糸巻取設備100は、主に紡出装置10と、第一ゴデットローラ対20と、第二ゴデットローラ対30と、巻取装置40と、で構成される。
【0027】
紡出装置10は、複数本のフィラメントFを紡出する。紡出装置10は、投入された合繊原料(フィラメントの原料)を溶融した状態で圧送し、スピニングヘッド11に設けられた紡出口から紡出させる。なお、紡出装置10は、紡糸巻取設備100の最上部に配置されている。
【0028】
スピニングヘッド11の紡出口から紡出された複数本のフィラメントFは、所定の本数毎に束ねられて複数本の糸Yを構成する。こうして得られた複数本の糸Yは、下方に向けて送られて第一ゴデットローラ対20及び第二ゴデットローラ対30に導かれる。
【0029】
巻取装置40は、糸Yを巻き取ることでパッケージPを作成する。図2に示すように、巻取装置40は、第二ゴデットローラ対30から送り出された複数本の糸Yをそれぞれのボビン41に巻き取ることで複数個のパッケージPを作成する。巻取装置40は、綾振装置42によって糸Yを綾振する。
【0030】
次に、糸切断装置50について説明する。
【0031】
図3及び図4は、糸切断装置50の構成を示す図である。なお、重力の作用方向を上下方向として図中に示す。また、上下方向に直交する所定の方向を左右方向として図中に示す。
【0032】
糸切断装置50は、複数本の糸Yを切断する。本糸切断装置50は、主に、糸道規制ガイド51と、糸寄せガイド52と、アスピレータ53と、カッター54と、本体部55と、で構成される。なお、糸切断装置50は、紡出装置10と第一ゴデットローラ20との間に配置される(図1参照)。
【0033】
糸道規制ガイド51は、複数本の糸Yを案内する。糸道規制ガイド51は、複数本の糸Yを案内するそれぞれのガイド溝51gを糸Yの配列方向に並列に備えている。複数本の糸Yは、それぞれのガイド溝51gに掛けられることにより、並列した状態で第一ゴデットローラ対20へ送られる(図6参照)。なお、糸道規制ガイド51は、本体部55の最下部に備えられている(図4参照)。
【0034】
糸寄せガイド52は、糸道規制ガイド51のガイド溝51gに掛けられた糸Yを引き寄せる。糸寄せガイド52は、ガイド溝51gに掛けられた糸Yを引っ掛けるフック部52hを先端部分に備えている(図4、図7参照)。ガイド溝51gに掛けられた糸Yは、ガイド溝51gが備えられた方向(糸Yの配列方向)に沿って糸寄せガイド52が往復駆動することにより、フック部52hに引っ掛けられて引き寄せられる(図7、図8参照)。なお、糸寄せガイド52は、糸道規制ガイド51の上流側に備えられている(図4参照)。
【0035】
アスピレータ53は、糸寄せガイド52によって引き寄せられた糸Yを保持する。アスピレータ53は、引き寄せられた糸Yを吸引する空気吸込口53aを備えている。糸寄せガイド52によって引き寄せられた糸Yは、空気吸込口53aが空気を吸い込むことにより、該空気吸込口53aに吸引された状態で保持される(図8、図9、図10参照)。なお、アスピレータ53は、糸寄せガイド52の上流側に備えられている(図4参照)。
【0036】
カッター54は、アスピレータ53によって保持された糸Yを切断する。カッター54は、ガイド溝51gが備えられた方向(糸Yの配列方向)に沿って往復駆動する可動座57上に取り付けられている(図4、図5参照)。アスピレータ53によって保持された糸Yは、ガイド溝51gが備えられた方向(糸Yの配列方向)に沿って可動座57が往復駆動することにより、該可動座57上に取り付けられたカッター54によって切断される(図9、図10参照)。なお、可動座57及びカッター54は、糸寄せガイド52とアスピレータ53の間に配置されている(図4参照)。
【0037】
このような構成により、本糸切断装置50は、アスピレータ53と糸寄せガイド52によって糸Yを保持するため、糸Yを切断する際に該糸Yが弛まない。これにより、糸Yを容易に切断することが可能となる。
【0038】
また、本糸切断装置50は、糸寄せガイド52とアスピレータ53とカッター54が、ガイド溝51gが備えられた糸Yの配列方向の一端側に配置されることを特徴としている。
【0039】
このような構成により、本糸切断装置50は、糸寄せガイド52等を一端側に集中させて配置するため、糸道規制ガイド51の上方の空間を広く確保できる。これにより、オペレータによる糸掛け作業の作業性を向上させることが可能となる。また、糸寄せガイド52等を一端側に集中させて配置するため、糸切断装置50を簡素な構成にすることができ、小型化ならびにコスト低減を図ることが可能となる。
【0040】
以下に、糸切断装置50の動作態様について詳細に説明する。
【0041】
図6から図10は、糸切断装置50の動作態様を示す図である。なお、重力の作用方向を上下方向として図中に示す。また、上下方向に直交する所定の方向を左右方向として図中に示す。
【0042】
図6に示すように、複数本の糸Yは、それぞれのガイド溝51gに掛けられることにより、平行に配列された状態で第一ゴデットローラ対20へ送られる。このとき、糸寄せガイド52は、本体部55に収納された状態で待機している。また、アスピレータ53は、空気の吸入を停止している。
【0043】
ここで、例えば糸Yがローラなどに絡まった場合や、フィラメントFや糸Yに何らかの異常が発生した場合を想定する。このような場合、オペレータの指令によって糸Yの切断が行なわれる。
【0044】
図7に示すように、糸切断装置50は、オペレータから糸Yを切断する旨の指令を受けた場合、糸寄せガイド52を駆動させる。具体的に説明すると、糸切断装置50は、ガイド溝51gが備えられた糸Yの配列方向に沿って糸寄せガイド52を本体部55から離間する方向に駆動させる(図4、図7中矢印A参照)。このとき、糸寄せガイド52は、ガイド溝51gに掛けられた糸Yをフック部52hの背で押しのけながら前進する。
【0045】
更に、糸切断装置50は、糸切れ感知センサ43(図2参照)が糸Yの切断を感知した際にも糸寄せガイド52を駆動させる。糸切れ感知センサ43は、各糸Yの糸道にそれぞれ配置されており、糸Yが一本でも切断されたことを検知すると糸寄せガイド52が駆動する。また、オペレータが巻取装置40に設けられたボタン44を押した場合にも糸寄せガイド52が駆動する。
【0046】
その後、図8に示すように、糸切断装置50は、ガイド溝51gが備えられた糸Yの配列方向に沿って糸寄せガイド52を本体部55に近接する方向に駆動させる(図4、図8中矢印A参照)。このとき、糸寄せガイド52は、ガイド溝51gに掛けられた糸Yをフック部52hに引っ掛けながら後退する。
【0047】
このような構成により、本糸切断装置50は、糸寄せガイド52がガイド溝51gに掛けられた糸Yを押しのけながら前進し、ガイド溝51gに掛けられた糸Yを引っ掛けながら後退する。これにより、全ての糸Yを確実に引き寄せることができる。また、糸寄せガイド52を往復駆動させる機構のみで成立するため、糸切断装置50を簡素な構成にすることができ、小型化ならびにコスト低減を図ることが可能となる。
【0048】
そして、糸寄せガイド52が駆動している際に、糸切断装置50は、アスピレータ53による空気の吸入を開始する。これにより、糸寄せガイド52によって引き寄せられた糸Yは、空気吸込口53aに吸引された状態で保持される。
【0049】
次に、糸切断装置50は、可動座57を駆動させて切断動作を行なう。具体的に説明すると、糸切断装置50は、ガイド溝51gが備えられた糸Yの配列方向に沿ってカッター54が取り付けられた可動座57を本体部55から離間又は近接する方向に往復駆動させる(図4、図5中矢印B参照)。なお、本糸切断装置50においては、複数回の切断動作を行なうように設定されている。このため、図9に示すように、一回の切断動作によって全ての糸Yが切断できなかった場合であっても、図10に示すように、複数回の切断動作によって全ての糸Yを切断することが可能となる。
【0050】
本糸切断装置50は、糸Yの配列方向に沿ってカッター54が取り付けられた可動座57を本体部55から離間又は近接する方向に往復駆動するように構成している。しかし、例えば糸Yの配列方向に垂直にカッター54が取り付けられた可動座57を往復駆動させるとしても良い。また、例えば一対の切刃部を設けて鋏のように切断動作を行なうとしても良い。
【0051】
このような構成により、本糸切断装置50は、アスピレータ53によって保持された糸Yに対して一回又は複数回の切断動作を行なうため、確実に全ての糸Yを切断できる。
【0052】
なお、図3及び図4に示すように、本糸切断装置50は、アスピレータ53とカッター54の間に規制ガイド56を具備している。
【0053】
規制ガイド56には、ガイド溝51gが備えられた糸Yの配列方向に沿って本体部55に近接する方向に徐々に狭まる尖端溝56gが形成されている。
【0054】
このような構成により、本糸切断装置50は、糸寄せガイド52によって引き寄せられた全ての糸Yを尖端溝56gに案内させることができるため、該糸Yを所定の箇所に集めることができる。これにより、本糸切断装置50は、少数回のカッター54の切断動作で確実に全ての糸Yを切断することが可能となる。
【符号の説明】
【0055】
100 紡糸巻取設備
10 紡出装置
20 第一ゴデットローラ対
30 第二ゴデットローラ対
40 巻取装置
50 糸切断装置
51 糸道規制ガイド
51g ガイド溝
52 糸寄せガイド
53 アスピレータ
53a 空気吸込口
54 カッター
55 本体部
56 規制ガイド
57 可動座
F フィラメント
P パッケージ
Y 糸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数本の糸を切断する糸切断装置であって、
複数本の糸を案内する糸道規制ガイドと、
前記糸道規制ガイドの上流側に配置されて該糸道規制ガイドに掛けられた糸を一方向に引き寄せる糸寄せガイドと、
前記糸寄せガイドの上流側に配置されて該糸寄せガイドによって引き寄せられた糸を吸引するアスピレータと、
前記糸寄せガイドと前記アスピレータの間に配置されて該アスピレータによって吸引された糸を切断するカッターと、を備える、ことを特徴とする糸切断装置。
【請求項2】
前記糸道規制ガイドは、複数本の糸を案内するそれぞれのガイド溝を糸の配列方向に並列に備え、
前記糸寄せガイドと前記アスピレータと前記カッターは、前記ガイド溝が備えられた糸道規制ガイドの一端側に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の糸切断装置。
【請求項3】
前記糸寄せガイドは、前記ガイド溝が備えられた糸の配列方向に沿って往復駆動することで前記ガイド溝に掛けられた全ての糸を一端側に引き寄せる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の糸切断装置。
【請求項4】
前記カッターは、前記アスピレータによって吸引された全ての糸に対して一回又は複数回の切断動作を行なう、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の糸切断装置。
【請求項5】
前記アスピレータと前記カッターの間に規制ガイドを具備し、
前記規制ガイドは、前記糸寄せガイドによって引き寄せられた全ての糸を集める尖端溝を有する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の糸切断装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−127011(P2012−127011A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−277344(P2010−277344)
【出願日】平成22年12月13日(2010.12.13)
【出願人】(502455511)TMTマシナリー株式会社 (91)
【Fターム(参考)】