説明

紙製扇子

【課題】製作容易で安価であり形状も伝統的な扇子に類似して強度も確保できる紙製扇子を提供する。
【解決手段】長方形厚紙を幅中央で二つ折りして貼り合わせて左右2本の親骨を形成し、扇状紙を等分割に複数回折り曲げて蛇腹構造の扇面紙とし両端分割片を親骨に貼り付ける。細長形状の厚紙で複数個の中骨を形成し、各先端部を扇面紙の一つおきの分割片裏面下部に貼り付ける。各中骨と貼り合わせた右親骨の基端部に孔を設け、左親骨には表側になる紙片の基端部にのみ孔を設ける。左親骨の貼り合わせ前に該親骨の上に中骨と右親骨とを孔を連通させて重ね合わせ、頭部が孔径より大きく下側に短い細長2本脚をもつ要材を挿通させて脚先端側を開脚折り曲げし、折り曲げた2本脚を挟み込んだ状態で左親骨の貼り合わせを行なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は広告宣伝用の配布品や景品として好適な安価で製作容易な紙製扇子に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な扇子は、竹又は木製の一対の親骨、複数の中骨、蛇腹状に折り畳んだ扇面紙、中骨と親骨の基端部を軸止させる要材からなる。扇面紙は芯紙の両面に表紙、裏紙を貼り合わせたもので芯紙には扇面を支持する中骨が差し込まれる。一般的な扇子はこうした部品を精度良く組み立てて製作されるため見栄えがよい反面、製作に手間とコストがかかる。
【0003】
一方、扇子には実用目的の他に広告を印刷して商品宣伝用に配布する宣伝媒体や景品としてのニーズもある。こうしたニーズに応える扇子は低コストで製作容易でなければならないことから、従来より紙製の扇子が各種提案されている(特許文献1〜4参照)。しかし、従来の紙製扇子は形状が伝統的な扇子とかなり相違していたり強度が不足していたりするものが多い。例えば、特許文献1には扇形状の紙を複数に等分割して折り畳み、扇形の中心角部を挟んだ両辺部を二重に重ねて親骨とした扇子が提案されている。しかし、扇面の紙は薄いためその紙を二重に重ねただけの親骨では実用面での強度が不足する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−52433号公報
【特許文献1】特開2007−301330公報
【特許文献1】実公平08−3291号公報
【特許文献1】実開平07−7518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その課題は低コスト且つ製作容易であり、形状は伝統的な扇子に類似し、強度も確保できる紙製扇子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、左右2本の親骨の間に複数本の中骨で支持した扇面紙を張り渡して各親骨、中骨の基端部を要材で軸止した紙製扇子であって、左右の親骨は長方形厚紙を幅中央で二つ折りして貼り合わせて形成してあり、扇面紙は扇状紙を等分割に複数回、山折り、谷折りした蛇腹構造で、その両端分割片は左右の親骨に貼り付けてあり、各中骨は厚紙で細長形状に形成したもので、その先端部は扇面紙の左端分割片から一つおきの分割片の裏面下部に貼り付けてあり、各中骨並びに開いた状態で右側となる貼り合わせた右親骨の基端部には要材を通す孔が設けてあり、左親骨には開いた状態で表側となる紙片の基端部にのみ孔が設けてあり、要材は金属又はプラスチックを用いて頭部が孔の径より大きく、頭部下側に短い細長形状の2本脚を形成したもので、左親骨の貼り合わせを行なう前に該親骨の上に複数本の中骨と右親骨とを孔を連通させた状態で重ね合わせ、連通させた孔に該2本脚を挿通させて先端側を開脚折り曲げすることにより回動軸となし、左親骨は該開脚折り曲げした2本脚を挟み込んだ状態で貼り合わせてあることを特徴とする。
【0007】
このような構成の紙製扇子は、要材を除く部品に紙を使用するため材料費が安く製作も容易であることから低コストで製作できる。また、2本の親骨に強度のある厚紙を使用することで強度を確保でき、全体の形状も伝統的な扇子の形状に類似していて見栄えがよい利点を有する。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、左右2本の親骨の間に複数本の中骨で支持した扇面紙を張り渡して各親骨、中骨の基端部を要材で軸止した紙製扇子であって、左右の親骨は長方形厚紙を幅中央で二つ折りして貼り合わせて形成してあり、扇面紙は扇状紙を等分割に複数回、山折り、谷折りした蛇腹構造で、その両端分割片は左右の親骨に貼り付けてあり、各中骨は厚紙で細長形状に形成したもので、その先端部は扇面紙の左端分割片から一つおきの分割片の裏面下部に貼り付けてあり、各中骨並びに左右親骨の二つ折りした厚紙の片側紙片の基端部には要材を通す孔が設けてあり、要材は短い紙紐で形成され、左右親骨の貼り合わせを行なう前に左親骨、複数本の中骨、右親骨をこの順に各孔を連通させた状態で重ね合わせ、連通させた孔に該紙紐を挿通して両端部を各親骨の孔周辺に接着固定して回動軸となし、左右親骨は該接着固定した両端部を挟み込んだ状態で貼り合わせてあることを特徴とする。
【0009】
このような構成の紙製扇子、要材を含む全部品を紙で製作するため材料費が安く製作も容易であることから低コストで製作できる。2本の親骨に強度のある厚紙を使用することで強度も確保できる。要部分が外面に表れない。全体の形状が伝統的な扇子の形状に類似していて見栄えがよい利点を有する。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、左右2本の親骨の間に複数本の中骨で支持した扇面紙を張り渡して各親骨、中骨の基端部を要材で軸止した紙製扇子であって、左右の親骨は長方形厚紙を幅中央で二つ折りして貼り合わせて形成してあり、扇面紙は扇状紙を等分割に複数回、山折り、谷折りした蛇腹構造で、その両端分割片は左右の親骨に貼り付けてあり、各中骨は厚紙で細長形状に形成したもので、その先端部は扇面紙の左端分割片から一つおきの分割片の裏面下部に貼り付けてあり、各中骨並びに貼り合わせた左右親骨の基端部には要材を通す孔が設けてあり、要材は環状鍔を有する円筒状の鳩目雄体と該円筒状部に嵌合し得る開口部を有する鳩目雌体とからなる金属又はプラスチック製の鳩目で構成され、左親骨、複数本の中骨、右親骨をこの順に各孔を連通させた状態で重ね合わせ、連通させた孔に鳩目雄体の円筒状部を挿通させ、反対側から鳩目雌体を嵌合させて円筒状部先端を金属製の場合は拡開、プラスチック製の場合は加熱溶融して固定させることにより回動軸としてあることを特徴とする。
【0011】
このような構成の紙製扇子も、要材を除く部品に紙を使用するため材料費が安く製作も容易であることから低コストで製作できる。また、2本の親骨に強度のある厚紙を使用することで強度を確保でき、全体の形状も伝統的な扇子の形状に類似していて見栄えがよい利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1の実施形態に係る紙製扇子1を開いた状態の正面(表側)図である。
【図2】紙製扇子1を開いた状態の背面(裏側)図である。
【図3】紙製扇子1を分解して示す全部品図である。
【図4】右親骨2と左親骨3の展開図である。
【図5】要材6の外形図である。
【図6】紙製扇子1の骨部の組立て方を説明する図である。
【図7】紙製扇子1の骨組みの展開図である。
【図8】第2の実施形態に係る紙製扇子1aの骨組みの展開図である。
【図9】鳩目12の外観図である。
【図10】第3の実施形態に係る紙製扇子1bの組立て方を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る紙製扇子の構成例を実施形態に分けて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態の紙製扇子1を開いた状態の正面(表側)図、図2は背面(裏側)図、図3は分解して示した全部品図である。図3に示すように紙製扇子1は、開いた状態で右端に位置する右親骨2、左端に位置する左親骨3、扇面紙4、複数本の中骨5、要材6とで構成される。
【0014】
要材6以外の他の部品はすべて紙で形成してある。図4の(1)は右親骨2の展開図である。厚紙を長方形状に切断して幅中央で二つ折りして重ね合わせ、合わせ面を接着剤で貼り合わせる。その基端部には貼り合わせた状態で要材6を通す孔7が形成してある。図4の(2)は左親骨3の展開図である。厚紙を右親骨2と同じ長方形状に切断して幅中央で二つ折りして重ね合わせ、合わせ面を接着剤で貼り合わせる。基端部の孔7は右親骨2と異なり、扇子1を図1のように開いた状態で表側になる紙片にのみ形成してある。
【0015】
扇面紙4は扇状紙を等分割に複数回、山折り、谷折りして折り目をつけ、蛇腹構造にしてある。中骨5は厚紙を細長形状に切断して形成してある。先端部分は少し幅狭に形成してあり、基端部には貼り合わせた状態で要材6を通す孔7が形成してある。中骨5の本数は4〜6本が適当である。扇面紙4の分割片の個数は、中骨5の本数の2倍に3を加えた数にしてある。
【0016】
要材6は金属薄板を用いて製作してある。最初に金属薄板を図5の(1)に示すような中央に丸形部8、その左右に細長部を有する形に打ち抜く。丸形部8の径は要材6を通す孔7の径より大きくし、前記打ち抜きの際に中央部が凸となる形状に形成する。次に、左右の細長部を図5の(2)に示すように丸形部の下方に折り曲げて脚9としてある。なお、このような形状の要材6を金属薄板の代わりにプラスチックで製作してもよい。
【0017】
次に、これらの部品を用いた扇子1の組み立て方について説明する。右親骨2は合わせ面の接着を済ませておく。左親骨3は接着しない状態にしておく。左親骨3は孔7のある片3aが開いた状態の扇子1の表側に、孔7のない片3bが開いた状態の扇子1の裏側になるように使用する。孔7のある片3aの外側面(接着した状態で外側となる面)の上に複数本の中骨5、右親骨2を孔7の位置を一致させた状態で重ね合わせる。重ね合わせで連通状態となった孔7に右親骨2側から要材6の脚9を図6に示すように挿入し、左親骨3の孔7から突出した脚9を開脚折り曲げする。折り曲げは重ねた左親骨3、複数本の中骨5、右親骨2の基端部を締めつけるようにして行なう。
【0018】
次に、左親骨3の開脚折り曲げした脚9を間に挟んだ状態で左親骨3の合わせ面を接着剤で貼り合わせ、扇子1の骨組みを完成させる。次に、完成した骨組みを図7に示すように広げて扇面紙4の貼り付けを行なう。扇面紙4は広げてその左端分割片4bを左親骨3の表側面に、右端分割片4aを右親骨2の裏側面に貼り付ける。続いて、各中骨5の先端部を図2に示すように扇面紙4の裏側下部に貼り付ける。貼り付けは扇面紙4の裏側面の左端分割片から一つおきの分割片に対して行なう。以上により紙製扇子1が完成する。
【0019】
本実施形態の紙製扇子1は要材6を除く部品に紙を使用するため材料費が安く、製作も容易である。従って、低コストで製作できる。2本の親骨2、3に強度のある厚紙を使用することで強度も確保できる。また、全体の形状が伝統的な扇子の形状に類似していて見栄えがよい利点を有する。
【0020】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では要材6として図5に示した形状の金属製又はプラスチック製の部品を使用した。本実施形態の紙製扇子1aは、それらに代えて紙紐11を使用したものであり、図8にその骨組を示す。右親骨2の基端部の孔7は、第1の実施形態における左親骨3と同様に片側の紙片にのみ形成してある。それら以外の部品の形状は図3に示した第1の実施形態のものと同じである。
【0021】
右親骨2、左親骨3は貼り合わせ面を接着しない状態にしておく。そして、第1の実施形態の場合と同様に、左親骨3の孔7のある片3aの外側面(接着した状態で外側となる面)の上に複数本の中骨5、右親骨2を孔7の位置を一致させた状態で重ね合わせる。次に、重ね合わせで連通状態となった孔7に断面偏平な短い紙紐11を挿通する。そして、重ねた右親骨2、複数本の中骨5、左親骨3の基端部を緩く締めつけた状態にして紙紐11の両端を折り曲げ、右親骨2、左親骨3の孔7周辺に接着固定する。図8は紙紐11の端部を右親骨2の孔7周辺に接着固定した状態を示す。左親骨3側も同様に接着固定する。
【0022】
次に、紙紐11の接着固定した端部を挟み込んだ状態で右親骨2、左親骨3の貼り合わせを行ない扇子1aの骨組みを完成させる。最後に骨組みを広げて扇面紙4の貼り付けを行ない扇子1aを完成させる。
【0023】
本実施形態の紙製扇子1aは要材6を含む全部品を紙で製作するため材料費が安く、製作も容易である。従って、低コストで製作できる。2本の親骨2、3に強度のある厚紙を使用することで強度も確保できる。要部分は外面に表れない。全体の形状が伝統的な扇子の形状に類似していて見栄えがよい利点を有する。
【0024】
(第3の実施形態)
本実施形態の紙製扇子1bは、要材6として鳩目12を使用したものである。図9は使用する鳩目12の外観である。鳩目12は鳩目雄体12aと鳩目雌体12bとで構成される。鳩目雄体12aは円筒状部13の一方の縁に環状鍔14を設けたものである。鳩目雌体12bは、鳩目雄体12aの円筒状部13に嵌合し得る開口部を有する環状体である。右親骨2、左親骨3の基端部の孔7は両側の紙片に形成してある。貼り合わせは済ませておく。それら以外の部品の形状は図3に示した第1の実施形態のものと同じである。
【0025】
組立ては、左親骨3、複数本の中骨5、右親骨2の順に孔7の位置を一致させた状態で重ね合わせる。次に、図10に示すよう重ね合わせで連通状態となった孔7の一方から鳩目雄体12aの円筒状部13を挿通させ、反対側から鳩目雌体12bを嵌合させて円筒状部13に固定させる。固定は、金属製鳩目の場合は円筒状部13の先端をかしめ工具を使用して拡開して行なう。プラスチック製鳩目の場合は円筒状部13の先端を加熱溶融して鳩目雌体12bに溶着させる。次に出来上がった骨組みを広げて扇面紙4の貼り付けを行ない扇子1bを完成させる。鳩目は硬く締めつけることなく左親骨3、複数本の中骨5、右親骨2が回動可能な状態に緩めに取り付ける。
【0026】
本実施形態の紙製扇子1bは、要材6を除く部品に紙を使用するため材料費が安く製作も容易であることから低コストで製作できる。また、2本の親骨に強度のある厚紙を使用することで強度を確保でき、全体の形状も伝統的な扇子の形状に類似していて見栄えがよい利点を有する。
【符号の説明】
【0027】
図面中、1、1a、1bは紙製扇子、2は右親骨、3は左親骨、4は扇面紙、5は中骨、6は要材、7は孔、9は脚、11は紙紐、12は鳩目、12aは鳩目雄体、12bは鳩目雌体示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右2本の親骨の間に複数本の中骨で支持した扇面紙を張り渡して各親骨、中骨の基端部を要材で軸止した紙製扇子であって、
前記左右の親骨は長方形厚紙を幅中央で二つ折りして貼り合わせて形成してあり、
前記扇面紙は扇状紙を等分割に複数回、山折り、谷折りした蛇腹構造で、その両端分割片は前記左右の親骨に貼り付けてあり、
前記各中骨は厚紙で細長形状に形成したもので、その先端部は前記扇面紙の左端分割片から一つおきの分割片の裏面下部に貼り付けてあり、
前記各中骨並びに開いた状態で右側となる貼り合わせた右親骨の基端部には要材を通す孔が設けてあり、左親骨には開いた状態で表側となる紙片の基端部にのみ孔が設けてあり、
前記要材は金属又はプラスチックを用いて頭部が前記孔の径より大きく、頭部下側に短い細長形状の2本脚を形成したもので、前記左親骨の前記貼り合わせを行なう前に該親骨の上に前記複数本の中骨と右親骨とを前記孔を連通させた状態で重ね合わせ、連通させた孔に該2本脚を挿通させて先端側を開脚折り曲げすることにより回動軸となし、
前記左親骨は該開脚折り曲げした2本脚を挟み込んだ状態で貼り合わせてあることを特徴とする。
【請求項2】
左右2本の親骨の間に複数本の中骨で支持した扇面紙を張り渡して各親骨、中骨の基端部を要材で軸止した紙製扇子であって、
前記左右の親骨は長方形厚紙を幅中央で二つ折りして貼り合わせて形成してあり、
前記扇面紙は扇状紙を等分割に複数回、山折り、谷折りした蛇腹構造で、その両端分割片は左右の親骨に貼り付けてあり、
前記各中骨は厚紙で細長形状に形成したもので、その先端部は前記扇面紙の左端分割片から一つおきの分割片の裏面下部に貼り付けてあり、
前記各中骨並びに前記左右親骨の二つ折りした厚紙の片側紙片の基端部には前記要材を通す孔が設けてあり、
前記要材は短い紙紐で形成され、前記左右親骨の前記貼り合わせを行なう前に左親骨、複数本の中骨、右親骨をこの順に前記各孔を連通させた状態で重ね合わせ、連通させた孔に該紙紐を挿通して両端部を各親骨の孔周辺に接着固定して回動軸となし、
前記左右親骨は該接着固定した両端部を挟み込んだ状態で貼り合わせてあることを特徴とする。
【請求項3】
左右2本の親骨の間に複数本の中骨で支持した扇面紙を張り渡して各親骨、中骨の基端部を要材で軸止した紙製扇子であって、
前記左右の親骨は長方形厚紙を幅中央で二つ折りして貼り合わせて形成してあり、
前記扇面紙は扇状紙を等分割に複数回、山折り、谷折りした蛇腹構造で、その両端分割片は左右の親骨に貼り付けてあり、
前記各中骨は厚紙で細長形状に形成したもので、その先端部は前記扇面紙の左端分割片から一つおきの分割片の裏面下部に貼り付けてあり、
前記各中骨並びに前記貼り合わせた左右親骨の基端部には要材を通す孔が設けてあり、
前記要材は環状鍔を有する円筒状の鳩目雄体と該円筒状部に嵌合し得る開口部を有する鳩目雌体とからなる金属又はプラスチック製の鳩目で構成され、前記左親骨、複数本の中骨、右親骨をこの順に前記各孔を連通させた状態で重ね合わせ、連通させた孔に前記鳩目雄体の円筒状部を挿通させ、反対側から鳩目雌体を嵌合させて円筒状部先端を金属製の場合は拡開、プラスチック製の場合は加熱溶融して固定させることにより回動軸としてあることを特徴とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−115363(P2011−115363A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−275170(P2009−275170)
【出願日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【出願人】(594097594)藤徳紙器株式会社 (14)
【Fターム(参考)】