説明

組立式立体ラベル

【課題】 組立式立体ラベルを容器の小径部と大径部との間に装着させて、立体的で十分な情報量の表示が行えるようにすると共に、1枚のラベル基材を用いてこの組立式立体ラベルを簡単に立体的に組み立てることができるようにする。
【解決手段】 小径部23と大径部21を有する容器10に装着させる組立式立体ラベルにおいて、1枚のラベル基材10に容器の小径部を挿入させる大径部より小さい貫通穴11を設けると共に、このラベル基材を折り曲げて立体状に形成した状態で係止させる係止手段として、このラベル基材に係止片12とこの係止片を挿入させて係止させる係止用切込み14とを形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、小径部と大径部を有する容器に装着させる組立式立体ラベルに係り、特に、容器の小径部と大径部との間に装着させて立体的で十分な情報量の表示が行えると共に、1枚のラベル基材を用いて組立式立体ラベルを簡単に立体的に組み立てることができるようにした点に特徴を有するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、物品の名称、特徴、使用方法、製造者、製造日等の各種の情報を表示するために物品にラベルを貼付することが行われている。
【0003】
しかし、従来のラベルにおいては、一般にこれらの情報をラベル表面に平面的に表示させるようにしているだけであるため、顧客の注意を十分に喚起して、情報を効果的に伝達させる機能が弱いという問題があった。
【0004】
また、ビンやボトルなどの容器の首部に装着させるラベルにおいて、顧客の注意を十分に喚起させるため、特許文献1に示されるように、ラベル基材に略H字状や略コ字状になった切込みを設け、この切込み部分に容器の首部を挿入させて、切込み部分におけるラベル基材を立ち上げて起立面を形成するようにしたネックハンガーラベルが提案されている。
【0005】
しかし、この特許文献1に示されるネックハンガーラベルにおいては、立ち上げられる起立面が小さくて、表示できる情報量が少ないという問題があった。
【0006】
そして、近年においては、特許文献2に示される首架けラベルのように、上記の略H字状になった切込みが設けられた第1ラベル基材の両側に第2ラベル基材を接着させて、容器の首部に装着させるラベルの4面を起立させるようにし、表示できる情報量を多くすることが提案されている。
【0007】
しかし、この特許文献2に示される首架けラベルのように、略H字状になった切込みが設けられた第1ラベル基材の両側に第2ラベル基材を接着させる作業は非常に面倒であり、その製造に時間を要すると共に、コストも高くつくという問題があった。
【特許文献1】特開2002−140002号公報
【特許文献2】特開2005−62702号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この発明は、小径部と大径部を有する容器に装着させる組立式立体ラベルにおいて、この組立式立体ラベルを小径部と大径部との間に装着させて立体的で十分な情報量の表示が行えるようにすると共に、1枚のラベル基材を用いてこの組立式立体ラベルを簡単に立体的に組み立てることができるようにすることを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明においては、上記のような課題を解決するため、小径部と大径部を有する容器に装着させる組立式立体ラベルにおいて、1枚のラベル基材に容器の小径部を挿入させる大径部より小さい貫通穴を設けると共に、このラベル基材を折り曲げて立体状に形成した状態で係止させる係止手段として、このラベル基材に係止片とこの係止片を挿入させて係止させる係止用切込みとを形成した。
【0010】
ここで、上記のようにラベル基材に係止片とこの係止片を挿入させて係止させる係止用切込みとを形成するにあたっては、上記の係止片と係止用切込みとを、上記の貫通穴を挟んで相互に対向する位置に形成することが好ましい。
【0011】
また、上記の組立式立体ラベルにおいて、上記のようにラベル基材を折り曲げて立体状に形成することが簡単に行えるようにするため、上記の貫通穴と係止片との間及び/又は貫通穴と係止用切込みとの間に、上記のラベル基材を折り曲げるための折り目線を形成することが好ましい。
【0012】
また、上記の組立式立体ラベルにおいて、ラベル基材に設けた上記の貫通穴に容器の小径部を簡単に挿入できるようにすると共に、この組立式立体ラベルが容器の小径部に適切に保持されるようにするため、上記の貫通穴に拡開用切込みを形成することが好ましい。
【0013】
また、この組立式立体ラベルを装着させる容器は、上記のように小径部と大径部を有するものであればよく、例えば、ボトルなどの容器のように、容器本体から収縮された口部に容器本体よりも小径のキャップが取り付けられたボトル等の容器が用いられ、この容器の場合、上記の容器本体が大径部となり、口部に取り付けられたキャップが小径部となる。
【発明の効果】
【0014】
この発明における組立式立体ラベルにおいては、上記のラベル基材を立体状に折り曲げ、このラベル基材に設けられた上記の係止片を係止用切込みに係止させて、このラベル基材を立体状に形成すると共に、このラベル基材に設けられた上記の貫通穴に容器の小径部を挿入させるようにする。
【0015】
このようにすると、上記のようにラベル基材が立体状に形成された組立式立体ラベルが容器の小径部に保持されて容器に取り付けられるようになり、このように立体状に形成された組立式立体ラベルによって顧客の注意が十分に喚起されると共に、上記のように折り曲げられたラベル基材に多くの情報を表示できるようになる。
【0016】
また、この発明における組立式立体ラベルにおいては、上記のようにラベル基材を立体状に折り曲げ、このラベル基材に設けられた係止片を係止用切込みに係止させて、このラベル基材を立体状に形成すると共に、このラベル基材に設けられた貫通穴に容器の小径部を挿入させるだけであるため、容器を展示する現場などにおいても、この組立式立体ラベルを簡単に立体的に組み立て、容器に取り付けることができるようになる。
【0017】
また、このように容器を展示する現場などにおいて、組立式立体ラベルを簡単に立体的に組み立て、容器に取り付けることができるため、容器を展示する時点までは、この組立式立体ラベルを立体的に組み立てる前の平坦なラベル基材の状態にして保管し、輸送することができ、この組立式立体ラベルが嵩張るということがなく、保管や輸送のコストも低減される。
【0018】
また、ラベル基材に係止片とこの係止片を挿入させて係止させる係止用切込みとを形成するにあたり、上記の貫通穴を挟んで相互に対向する位置に係止片と係止用切込みとを形成すると、上記のようにラベル基材を折り曲げて係止片を係止用切込みに係止させて立体状に形成すると共に、このラベル基材に設けられた貫通穴に容器の小径部を挿入させると、上記のように折り曲げられて立体状に形成されたラベル基材が容器の小径部の上を覆うようになり、ラベル基材に表示された情報が容器の小径部によって隠れることがなく見やすくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、この発明の実施形態に係る組立式立体ラベルを添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る組立式立体ラベルは、下記の実施形態に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
【0020】
(実施形態1)
実施形態1における組立式立体ラベルA1においては、図1に示すように、細長状になったラベル基材10の一方の端部側に貫通穴11を設け、貫通穴11が設けられたラベル基材10の一方の端部側における端部から係止片12を突出させる一方、この係止片12と反対側における貫通穴11の近傍にこのラベル基材10を折り曲げるための折り目線13を形成している。
【0021】
また、上記の係止片12を突出させた端部と反対側のラベル基材10の端部に上記の係止片12を挿入させて係止させる係止用切込み14を形成している。
【0022】
ここで、この実施形態の組立式立体ラベルA1を立体的に組み立てるにあたっては、上記の折り目線13の位置において、図2(A),(B)に示すように、係止用切込み14が設けられたラベル基材10の部分を上方に彎曲するようにして略半円状に折り曲げ、このように折り曲げられたラベル基材10の端部における係止用切込み14に、このラベル基材10の一方の端部から突出された係止片12を挿入させて係止させ、側面が略半円状になった組立式立体ラベルA1を組み立てるようにする。
【0023】
また、この実施形態において、組立式立体ラベルA1を取り付ける容器20としては、図3に示すように、容器本体(大径部)21の上部における収縮された口部22に、容器本体11よりも小径のキャップ(小径部)23を取り付けるようにしたものを用いている。
【0024】
そして、上記のように組み立てた組立式立体ラベルA1を上記の容器20に取り付けるにあたっては、図4に示すように、上記のラベル基材10に設けられた貫通穴11に、容器本体21上部の口部22に取り付けられたキャップ23を挿入させて、この組立式立体ラベルA1を上記の容器20に取り付けるようにする。
【0025】
このようにして組立式立体ラベルA1を容器20に取り付けると、上記のように略半円状に折り曲げられたラベル基材10が容器20のキャップ12の上を覆うようになり、ラベル基材10に表示された情報が容器20のキャップ12によって隠れることがない。
【0026】
また、この実施形態における組立式立体ラベルA1において、上記のようにラベル基材10に設けられた貫通穴11に、容器本体21上部の口部22に取り付けられたキャップ23を挿入させるにあたり、キャップ23を上記の貫通穴11に挿入させやすくするため、図5に示すように、ラベル基材10に設けられた貫通穴11に拡開用切込み11aを形成することができる。
【0027】
このようにラベル基材10に設けられた貫通穴11に拡開用切込み11aを形成すると、このラベル基材10に設ける貫通穴11をキャップ23よりも小さくした場合においても、貫通穴11がこの拡開用切込み11aによって広がってキャップ23が挿入されるようになる。また、貫通穴11にキャップ23が挿入された状態では、上記の拡開用切込み11aが元に戻って狭まり、貫通穴11がキャップ23よりも小さくなって、貫通穴11の周囲のラベル基材10がキャップ23の下縁に係止され、組立式立体ラベルA1が容器20のキャップ23の部分から簡単に外れるのが防止される。
【0028】
また、この実施形態においては、上記のように組立式立体ラベルA1を組み立てた後、ラベル基材10に設けられた貫通穴11に、容器20に設けられたキャップ23を挿入させるようにしたが、容器20に設けたキャップ23をラベル基材10に設けられた貫通穴11に挿入させた状態で、組立式立体ラベルA1を組み立てるようにすることも可能である。
【0029】
さらに、この実施形態の組立式立体ラベルA1においては、上記のように容器本体21上部の口部22にキャップ23が取り付けられた容器20を用い、この容器20のキャップ23をラベル基材10に設けられた貫通穴11に挿入させて、この組立式立体ラベルA1を容器20に取り付けるようにしたが、使用する容器20の種類等は特にこのようなものに限定されない。
【0030】
例えば、図6に示すように、容器本体11が大径部11aと小径部11bとからなる容器20を用いた場合には、上記の容器本体11の小径部11bをラベル基材10に設けられた貫通穴11に挿入させて、この組立式立体ラベルA1を容器20に取り付けるようにすることも可能である。
【0031】
(実施形態2)
実施形態2における組立式立体ラベルA2においては、図7に示すように、細長状になったラベル基材10の中央部分に貫通穴11を設け、この貫通穴11の両側に所要間隔を介してラベル基材10を折り曲げるための折り目線13a,13bを形成している。
【0032】
そして、上記の貫通穴11の片側における一方の折り目線13aから、幅方向両側部が波形状になって延出されたラベル基材10の部分に、さらに所要間隔を介してラベル基材10を折り曲げるための2つの折り目線13c,13dを設け、端部側に位置する折り目線13dからさらに延出されたラベル基材10の端部に、係止片12を形成するための係止片用切込み12aを形成している。
【0033】
また、上記の貫通穴11の反対側に設けられた他方の折り目線13bから延出されたラベル基材10の部分に係止片12を挿入させて係止させる係止用切込み14を形成し、この係止用切込み14からさらに延出されたラベル基材10の部分に切離し用ミシン目15を設け、この切離し用ミシン目15により切り離し可能な切離しラベル部16を形成している。
【0034】
ここで、この実施形態の組立式立体ラベルA2を立体的に組み立てるにあたっては、図8(A)〜(C)に示すように、先ず、上記の貫通穴11の両側に所要間隔を介して設けられた各折り目線13a,13bにおいて両側のラベル基材10を上方に折り曲げるようにする。
【0035】
そして、上記の折り目線13aから幅方向両側部が波形状になって延出されたラベル基材10に設けられた最初の折り目線13cにおいて、このラベル基材10を前記の貫通穴11の反対側の折り目線13bにおいて上方に折り曲げられたラベル基材10に向かうように折り曲げると共に、このラベル基材10の次の折り目線13dにおいて、係止片用切込み12aが形成された部分を、上記の反対側の折り目線13bにおいて上方に折り曲げられたラベル基材10に接触させるようにして上方に折り曲げる。
【0036】
そして、上記の折り目線13dにおいて折り曲げられたラベル基材10に設けられた上記の係止片用切込み12aの部分を折り曲げて係止片12を突出させ、この係止片12を上記の反対側の折り目線13bにおいて上方に折り曲げられたラベル基材10に設けられている係止用切込み14に挿入させて係止させ、この組立式立体ラベルA2を立体的に組み立てるようにする。
【0037】
このようにして組立式立体ラベルA2を立体的に組み立てた場合、上記の反対側の折り目線13bにおいて上方に折り曲げられたラベル基材10において、切離し用ミシン目15により切り離し可能になった切離しラベル部16が上方に突出した状態になる。
【0038】
そして、上記のように組み立てた組立式立体ラベルA2を、前記の図3に示した容器20に取り付けるにあたっては、図9及び図10に示すように、上記のラベル基材10に設けられた貫通穴11に、容器本体21上部の口部22に取り付けられたキャップ23を挿入させて、この組立式立体ラベルA1を上記の容器20に取り付けるようにする。
【0039】
このようにして組立式立体ラベルA2を容器20に取り付けると、前記の組立式立体ラベルA1の場合と同様に、上記のように折り曲げられたラベル基材10が容器20のキャップ12の上を覆うようになり、ラベル基材10に表示された情報が容器20のキャップ12によって隠れることがない。
【0040】
また、このようにして組立式立体ラベルA2を容器20に取り付けた場合、上記の切離し用ミシン目15によって切り離すことができる切離しラベル部16が上方に突出した状態になる。
【0041】
そして、この組立式立体ラベルA2においては、上記のように上方に突出した切り離し可能な切離しラベル部16の部分に、例えば、「新発売」や「期間限定割引」などの所定期間だけの表示を行い、その期間経過後に、図11に示すように、このような表示を行った切離しラベル部16を組立式立体ラベルA2から切り離すようにすることができる。
【0042】
また、この実施形態における組立式立体ラベルA2においても、前記の組立式立体ラベルA1の場合と同様に、容器20に設けたキャップ23をラベル基材10に設けられた貫通穴11に挿入させた状態で、この組立式立体ラベルA2を組み立てるようにすることも可能である。
【0043】
また、この組立式立体ラベルA2を取り付ける容器20の種類等も限定されず、図示していないが、前記の組立式立体ラベルA1の場合と同様に、図6に示すような容器本体11が大径部11aと小径部11bとを有する容器20を用い、この容器本体11の小径部11bをラベル基材10に設けられた貫通穴11に挿入させて、組立式立体ラベルA2を上記のような容器20に取り付けるようにすることも可能である。
【0044】
さらに、図示していないが、この組立式立体ラベルA2においても、前記の組立式立体ラベルA1の場合と同様に、ラベル基材10に設けられた貫通穴11に拡開用切込み11aを形成することも可能である。
【0045】
なお、上記の各実施形態における組立式立体ラベルA1,A2においては、ラベル基材10を折り曲げて立体状に形成した状態で係止させる係止片12と、この係止片12を挿入させて係止させる係止用切込み14とを貫通穴11を挟んで相互に対向する位置に設けるようにしたが、貫通穴11と係止片12と係止用切込み14との配置はこのようなものに限定されない。
【0046】
例えば、図12に示す実施形態3の組立式立体ラベルA3のように、ラベル基材10に設けた貫通穴11に対して、ラベル基材10の同じ側に係止用切込み14と折り目線13と係止片12とを設けることも可能である。
【0047】
そして、この実施形態の組立式立体ラベルA3を立体的に組み立てるにあたっては、図13に示すように、係止用切込み14と係止片12との間における折り目線13の位置において、端部に係止片12が設けられたラベル基材10の部分を上方に彎曲するようにして略半円状に折り曲げ、このように折り曲げられたラベル基材10の端部における係止片12を上記の係止用切込み14に挿入させて係止させるようにする。
【0048】
このようにして組立式立体ラベルA3を立体的に組み立てた場合、貫通穴11の片側においてラベル基材10が立体的に形成された状態になり、図示していないが、この組立式立体ラベルA3の貫通穴11に容器20のキャップ12を挿入させて、組立式立体ラベルA3を容器20に取り付けた場合、前記の組立式立体ラベルA1,A2のように折り曲げられたラベル基材10が容器20のキャップ12の上を覆うということがなく、容器20の片側に立体的に形成されたラベル基材10が現れるようになる。
【0049】
なお、この実施形態における組立式立体ラベルA3においても、図示していないが、上記の各実施形態における組立式立体ラベルA1,A2の場合と同様に、ラベル基材10に設けられた貫通穴11に容器20に設けたキャップ23を挿入させた状態で、この組立式立体ラベルA3を組み立てるようにしたり、容器本体11が大径部11aと小径部11bとを有する容器20を用い、この容器本体11の小径部11bをラベル基材10に設けられた貫通穴11に挿入させて、この組立式立体ラベルA3を上記のような容器20に取り付けるようにしたり、ラベル基材10に設けられた貫通穴11に拡開用切込み11aを形成したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】この発明の実施形態1に係る組立式立体ラベルの概略平面図である。
【図2】上記の実施形態1に係る組立式立体ラベルを立体的に組み立てた状態を示し、(A)は概略側面図、(B)は概略断面図である。
【図3】この発明の実施形態に係る組立式立体ラベルを取り付ける容器の例を示した概略側面図である。
【図4】立体的に組み立てた実施形態1に係る組立式立体ラベルを、図3に示した容器のキャップの部分に取り付けた状態を示した部分断面説明図である。
【図5】上記の実施形態1に係る組立式立体ラベルにおいて、ラベル基材に設けられた貫通穴に拡開用切込みを形成した状態を示した概略平面図である。
【図6】組立式立体ラベルを取り付ける容器の変更例を示し、立体的に組み立てた実施形態1に係る組立式立体ラベルを、大径部と小径部とを有する容器本体の小径部に取り付けた状態を示した部分断面説明図である。
【図7】この発明の実施形態2に係る組立式立体ラベルの概略平面図である。
【図8】上記の実施形態2に係る組立式立体ラベルを立体的に組み立てた状態を示し、(A)は概略側面図、(B)は概略断面図、(C)は概略正面図である。
【図9】立体的に組み立てた実施形態2に係る組立式立体ラベルを、図3に示した容器のキャップの部分に取り付けた状態を示した部分断面説明図である。
【図10】立体的に組み立てた実施形態2に係る組立式立体ラベルを図3に示した容器のキャップの部分に取り付けた状態を示した概略正面図である。
【図11】立体的に組み立てた実施形態2に係る組立式立体ラベルを図3に示した容器のキャップの部分に取り付けた後、この組立式立体ラベルにおける切離しラベル部を切り離した状態を示した概略正面図である。
【図12】この発明の実施形態3に係る組立式立体ラベルの概略平面図である。
【図13】上記の実施形態3に係る組立式立体ラベルを立体的に組み立てた状態を示した概略断面図である。
【符号の説明】
【0051】
A1,A2,A3 組立式立体ラベル
10 ラベル基材
11 貫通穴
11a 拡開用切込み
12 係止片
12a 係止片用切込み
13,13a〜13d 折り目線
14 係止用切込み
15 切離し用ミシン目
16 切離しラベル部
20 容器
21 容器本体(大径部)
21a 大径部
21b 小径部
22 口部
23 キャップ(小径部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
小径部と大径部を有する容器に装着させる組立式立体ラベルにおいて、1枚のラベル基材に容器の小径部を挿入させる大径部より小さい貫通穴を設けると共に、このラベル基材を折り曲げて立体状に形成した状態で係止させる係止手段として、このラベル基材に係止片とこの係止片を挿入させて係止させる係止用切込みとを形成したことを特徴とする組立式立体ラベル。
【請求項2】
請求項1に記載の組立式立体ラベルにおいて、上記のラベル基材に形成する係止片と係止用切込みとを、上記の貫通穴を挟んで相互に対向する位置に形成したことを特徴とする組立式立体ラベル。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の組立式立体ラベルにおいて、上記の貫通穴と係止片との間及び/又は貫通穴と係止用切込みとの間に、上記のラベル基材を折り曲げるための折り目線を形成したことを特徴とする組立式立体ラベル。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の組立式立体ラベルにおいて、上記の貫通穴に拡開用切込みを形成したことを特徴とする組立式立体ラベル。
【請求項5】
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の組立式立体ラベルにおいて、上記の小径部と大径部を有する容器が、容器本体から収縮された口部に容器本体よりも小径のキャップが取り付けられた容器であり、上記の大径部が容器本体で、小径部が口部に取り付けられたキャップであることを特徴とする組立式立体ラベル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−93100(P2009−93100A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−266018(P2007−266018)
【出願日】平成19年10月12日(2007.10.12)
【出願人】(000205306)大阪シーリング印刷株式会社 (90)
【Fターム(参考)】