説明

結束部材を備えたコンテナ

【課題】複数コンテナの積み上げによる付加荷重、地震、船舶傾きなどによる外力にも耐え得る構造を有するコンテナを提供する。
【解決手段】本コンテナは、コーナー部2に配設され、周方向に閉じ、外部からコンテナ内への水の流入及び揺れを遮断するように補強プレート23が設けられ、各上端部と下端部の少なくとも一つの外側面に開口部が形成された4つの垂直ポスト20と、周方向に閉じ、外部からコンテナ内への水の流入が遮断されるように、一端部と他端部がそれぞれ当該垂直ポストの端部の対応側面に固定された8つの水平フレーム21と、各垂直ポストの上端部と下端部の少なくとも1つの端面周囲に設けられるもので、一側には、当該垂直ポストの端部に向かい合う開口部が形成され、他側には、コンテナの当該外縁部から外側に一定の距離にある少なくとも1つの貫通孔が形成された結束部材22と、を備えてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、結束部材を備えたコンテナに関し、より詳しくは、コンテナの積み降ろしを便利に行えるようにし、コンクリートやアスファルトなどの硬質な底面にコンテナを便利に固定できると共に、積み置き場、貨物車、船舶などに2つ以上のコンテナを積み上げる際において、隣接したコンテナ同士の固定を便利に行うための結束(カップリング)部材を備えたコンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、コンテナは、貨物の運送を安全に行うための積載または保管の手段として使用されたり、コンテナオフィス、簡易宿所、倉庫、住居手段、バス停前の簡易販売店などの用途として使用されたりしている。
【0003】
通常のコンテナ1は、図1乃至図4に示されるように、上部と下部それぞれの4つのコーナー部2の端部に3つの側面が外部に露出された一定の深さを有する凹部3が設けられており、この各凹部の周囲には、3つの開口部4aを有するコーナーキャスティング(corner casting)4が溶接されている。
【0004】
なお、前記コーナーキャスティング4は、コンテナ1を所定の位置に運搬するためのコンテナの積み降ろし作業に利用されるだけでなく、隣接したコンテナ同士の固定にも利用されている。
【0005】
コンテナ運搬の際に、前記コーナーキャスティング4の開口部4aは、クレーンのフック、ツイストロック、鋼線ワイヤなどを用いたコンテナ1の積み降ろし作業に主に利用されている。その他、前記コーナーキャスティング4の開口部4aは、凹部3内へ流入される雨水などを外部に排出させる排水口としても利用されている。
【0006】
コンテナ固定の際には、隣接したコンテナどうしは、各コーナー部2の周囲に取り付けられたコーナーキャスティング4、貫通孔5aを有する媒介プレート5、ボルト6とナット7及びリング8から構成される結束装置9を通じて互いに固定されるようになる。
【0007】
しかし、従来のコンテナ用結束装置では、少なくともコーナーキャスティング4、媒介プレート5及びボルト6とナット7を使用する必要があるため、構造が複雑化し、しかも、各部品単価が上昇するという問題点があった。
【0008】
さらに、前記各媒介プレート5がコーナーキャスティング4の開口部4aを通じてコーナーキャスティングの内部に配置される必要があり、ボルト6とナット7を当該コーナーキャスティング4の開口部4a内に嵌め込み、媒介プレート5を通じて当該コンテナを隣接したコンテナと固定させる構造であるため、組み立て作業が非常に煩雑になる。
【0009】
なお、通常のコンテナ1は、図1に示されるように、上部と下部の各4箇所に水平に設けられる8つの水平フレーム10、及び前記上部と下部の当該水平フレーム10の4箇所のコーナー部2に垂直配設する垂直ポスト11を含んでいる。
【0010】
しかし、従来のコンテナ1における前記各水平フレーム10及び垂直ポスト11は、図1に示されるように、まず、金属プレートが折り曲げられた後、当該金属プレートの両側縁部がコンテナ1の当該側面の対応部と溶接されているため、単にコンテナ1の当該部分を外部から覆うか、覆いかぶせるようになる。要するに、前記各水平フレーム10及び垂直ポスト11の断面構造は、図1の部分拡大図に示されるように、閉ループ型でなく、開ループ型になっている。
【0011】
従って、従来のコンテナ1では、コンテナを積み上げるか、外部から大きな荷重が加えられると、コンテナの本体が変形し易くなるおそれが大きい。さらに、結束装置9でコンテナ1同士を固定させた場合においても、地震、船舶傾きなどによる外力が加えられると、前記コンテナ1本体の変形に伴い、本体のコーナー部2に固定された前記結束装置9のねじれまたは結束状態の解除による安全事故が発生するおそれが高い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、前述のような問題点を解決するために創案されたものであって、本発明の目的は、複数コンテナの積み上げによる付加荷重、地震、船舶傾きなどによる外力にも耐え得る構造を有すると共に、クレーンのフック、ツイストロック、鋼線ワイヤなどを用いてコンテナの積み降ろしを便利に行えるようにし、コンクリートやアスファルトなどのような硬質な底面に当該コンテナを便利に固定できるようにし、または、互いに密に隣接したコンテナ同士を上下方向に便利に固定または分離できるようにする結束部材を備えたコンテナを提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、一方のコンテナの外縁部から外部に突出した結束部材の突出距離と、これに対応する、他方のコンテナの外縁部から外部に突出した結束部材の突出距離とを合わせた距離が、左右方向に互いに隣接したコンテナ同士の間隙などを規定するコンテナ国際規格の範囲内に入るようにするための結束部材を備えたコンテナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記のような目的を達成するため、本発明は、各4箇所のコーナー部に配設され、軸線方向に開き、周方向に閉じ、上端部と下端部からそれぞれ一定の深さにある部位に、外部からコンテナ内への水の流入及び揺れを遮断するように補強プレートが設けられ、前記各上端部と下端部の少なくとも一つの外側面に開口部が形成された4つの垂直ポストと、前記各垂直ポストの上端部と下端部の8つの対応部分に配設され、軸線方向に開き、周方向に閉じ、外部からコンテナ内への水の流入が遮断されるように、一端部と他端部がそれぞれ当該垂直ポストの端部の対応側面に固定された8つの水平フレームと、前記各垂直ポストの上端部と下端部の少なくとも1つの端面周囲に設けられるもので、一側には、当該垂直ポストの端部に向かい合う開口部が形成され、他側には、コンテナの当該外縁部から外側に一定の距離にある少なくとも1つの貫通孔が形成された結束部材、とを含むことを特徴とするコンテナを提供する。
【0015】
さらに、本発明は、前述のような実施の形態において、次のような具体的な実施例を提示する。
本発明の一実施例によれば、前記垂直ポストと水平フレームは、それぞれ中空状の四角管または円形管であることを特徴とする。
【0016】
本発明の一実施例によれば、前記垂直ポストは、前記結束部材の貫通孔を、当該外縁部から外側にさらに遠くに位置させると共に、前記結束部材と前記垂直ポストとの間の固定領域をより大きく確保できるように、隣接した水平フレームから外部に突出されることを特徴とする。
【0017】
本発明の一実施例によれば、前記結束部材は、板状を呈し、当該垂直ポストの端面と隣接した水平フレームの対応部に沿って溶接されることを特徴とする。
本発明の一実施例によれば、ある所定のコンテナ上に他のコンテナをさらに積載する時、隣接した両コンテナの各コーナー部の結束部材は、ボルトとナットで固定されることを特徴とする。
【0018】
本発明の一実施例によれば、前記結束部材が2つの貫通孔を含み、この貫通孔は、コンテナの長さまたは幅の方向に配列されることを特徴とする。
本発明の一実施例によれば、前記コーナー部の当該外縁部から外側への結束部材の突出距離は、互いに隣接したコンテナどうしの離隔距離について規定するコンテナの国際規格を満たすことを特徴とする。
【0019】
本発明の一実施例によれば、前記ボルトの頭部と対応した結束部材との間及び前記ナットと対応した結束部材との間のいずれか1つには、ワッシャーが配設され、このワッシャーは、前記ボルトの軸部を貫通して挿入されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、複数コンテナの積み上げによる付加荷重、地震、船舶傾きなどによる外力にも構造的に耐え得るコンテナを提供することができる。さらに、本発明によれば、クレーンのフック、ツイストロック、鋼線ワイヤなどを用いてコンテナの積み降ろしを便利に行うことができ、コンクリートやアスファルトなどのような硬質な底面にコンテナを便利に固定することができ、または、互いに密に隣接したコンテナ同士を上下方向に便利に固定または分離することができる。
【0021】
また、本発明では、一方のコンテナの外縁部から外部に突出した結束部材の突出距離と、これに対応する、他方のコンテナの外縁部から外部に突出した結束部材の突出距離とを合わせた距離が、左右方向に互いに隣接したコンテナ同士の間隙などを規定するコンテナ国際規格の範囲内に入るようになる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】通常のコンテナを示す概略斜視図である。
【図2】コーナーキャスティングが除去されたコンテナのコーナー部を示す概略斜視図である。
【図3】従来の技術によるコンテナ用結束装置の全体構成を示す概略的な分解斜視図である。
【図4】図3のコンテナ用結束装置を通じて互いに連結固定された両コンテナのコーナー部を示す概略的な部分拡大図である。
【図5】本発明に係る結束部材を備えたコンテナを示す概略斜視図である。
【図6】本発明に係る結束部材を備えたコンテナに適用される結束装置の全体構成を示す概略分解斜視図である。
【図7】本発明に係るコンテナの結束部材が、各コーナー部において長さ方向に設けられている状態を示す概略平面図である。
【図8】本発明に係るコンテナの結束部材が、各コーナー部に幅方向に設けられている状態を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明に係る結束部材を備えたコンテナの実施例を、図5乃至図8を参照して説明する。
図5は、本発明に係る結束部材を備えたコンテナを示す概略斜視図である。
【0024】
なお、従来の技術と同様な構成要素には、容易に理解できるように、同じ符号を付してある。
本発明に係る結束部材を備えたコンテナは、図5に示されるように、大別して、4つの垂直ポスト20、8つの水平フレーム21及び結束部材22を含んでなる。
【0025】
前記垂直ポスト20は、コンテナ1の4箇所のコーナー部2に垂直配置される。前記各垂直ポスト20は、軸線方向に開き、周方向には閉じた形態をとる。また、前記各垂直ポスト20は、上端部と下端部からそれぞれ一定の深さにある部位に、外部からコンテナ1内への水の流入及び揺れを遮断するように補強プレート23が設けられている。この場合、前記補強プレート23の周縁部と当該垂直ポスト20内壁の対応部分とは、溶接で封止されるようになる。また、前記垂直ポスト20の各上端部と下端部の少なくとも一つの外側面には、開口部20aが設けられている。前記開口部20aは、コンテナ1の移動を便利に行えるように、当該端部の両外側面にそれぞれ形成されることが好ましい。前記垂直ポスト20の当該端部と補強プレート23からなる凹部3は、前述のように、コンテナ1内への雨水流入などを防止すると共に、クレーンのフック、ツイストロック、鋼線ワイヤなどが出入りできるようにする働きをする。また、前記開口部20aを通じて、クレーンのフック、ツイストロック、鋼線ワイヤなどが出入りできると共に、前記凹部3内へ流入された雨水などが外部に速やかに排出されるようになる。
【0026】
前記各水平フレーム21は、前記各垂直ポスト20の上端部と下端部の8箇所の対応部分に水平方向に配置される。前記各水平フレーム21は、軸線方向に開き、周方向に閉じた形態をとる。また、前記各水平フレーム21は、外部からコンテナ1内への水の流入を遮断するように、一端部と他端部がそれぞれ当該両垂直ポスト20の端部の対応側面に固定される。
【0027】
前記結束部材22は、各垂直ポスト20の上端部と下端部の少なくとも1つの端面周囲に取り付けられる。前記結束部材22は、一側には、当該垂直ポスト20の端部に向かい合う開口部22aが形成されており、他側には、コンテナ1の当該外縁部から外側への所定の距離に、少なくとも1つの貫通孔22bが形成されている。
【0028】
また、本発明に係る結束部材を備えたコンテナは、前述のような構成に加えて、次の具体的な実施例によってさらに限定されることができる。
前記垂直ポスト20及び水平ポスト21は、それぞれ中空状の四角管(または、多角管)、円形管などで形成されることができる。前記垂直ポスト20または水平フレーム21は、金属プレートを四角形または円形に折り曲げた後、両側縁部を溶接することで製作される。
【0029】
前記垂直ポスト20において、前記結束部材22の貫通孔22bを、当該外縁部から外側にさらに遠くに位置させると共に、前記結束部材22と前記垂直ポスト20との間の固定領域(例えば、溶接面など)をより大きく確保できるように、隣接した水平フレーム21から外部に突出して配置することができる(図5参照)。
【0030】
前記結束部材22は、製作の便宜または設置スペースの制限を考慮すれば、板状を呈することが好ましい。また、前記結束部材22は、様々な形状の対象物(例えば、隣接したコンテナのコーナー部)への付着を考慮し、一部分が凸状または凹状を呈するように形成しても良い。前記結束部材22は、当該垂直ポスト20の端面に溶接されると共に、隣接した水平フレーム21の対応部分に沿ってさらに溶接されることが好ましい。
【0031】
なお、ある所定のコンテナ上に他のコンテナを積載する場合、両コンテナの各コーナー部の結束部材22は、ボルト6とナット7で固定されることが好ましい(図6参照)。
他の実施例として、前記結束部材22の一側には、当該垂直ポスト20の端部に向かい合う開口部22aが形成されており、他側には、コンテナ1の当該外縁部から外側へ一定の距離にある2つの貫通孔22bが形成されている構造にすることができる。この場合、前記結束部材22は、2つの貫通孔22bの配列がコンテナ1の長さまたは幅方向に位置するように当該コーナー部2に固定される(図7及び図8参照)。
【0032】
前記コーナー部2の当該外縁部から外部へ突出する結束部材22の突出距離は、互いに隣接したコンテナ1同士の間隙について規定するコンテナ国際規格を満たす。
前記ボルト6の頭部と対応する結束部材22との間及び前記ナット7と対応する結束部材22との間のいずれか1つには、ワッシャー24が設けられており、このワッシャーは、前記ボルト6の軸部を貫通して挿入される。
【0033】
なお、前記コンテナ1の各側壁は、互いに一定の間隙をおいて配置される金属プレート1a、1bからなり、この金属プレートの内部空間には、断熱のために発泡スチロールボード1cが設けられることが好ましい。また、前記コンテナ1の天井及び底部は、前述の側壁と同様にして構成することができる。
【0034】
以下、前述のように構成された本発明に係るコンテナの積載及び固定の過程を、図5乃至図8を参照して説明する。
まず、クレーンのフック(または、ツイストロック、鋼線ワイヤなど)を、コンテナ1の4箇所の垂直ポスト20の端部にそれぞれ設けられた結束部材22の開口部22a及び垂直ポスト20の凹部3と開口部20aを通じてコンテナ1のコーナー部2をかけた後、当該コンテナを一定の高さで持ち上げて希望の場所(例えば、積み置き場、貨物車、船舶など)に移動させる。
【0035】
次いで、前記コンテナ1の各コーナー部2からクレーンのフックを解除した後、上記と同様にして他のコンテナを持ち上げ、前述のように移動したコンテナ1の上に位置合わせして積載を行う。
すると、前記両コンテナの垂直ポスト20の各コーナー部2に設けられた結束部材22が向かい合うようになり、これによって、前記結束部材22の貫通孔22bが向かい合うようになる。
【0036】
次いで、ボルト6とナット7で順に前記各コーナー部2の結束部材22を互いに固定させると、両コンテナ1は、一体化するようになる。
次いで、作業者は、前述のような方式でコンテナを収容する場所または対象物(例えば、積み置き場、貨物車、船舶など)の積載空間に置くか、規定の許容範囲内でコンテナを積み上げて固定させることができる。
【0037】
一方、4つの垂直ポスト20の上端部と下端部の少なくとも1つの端面周囲に結束部材22が設けられたコンテナ1は、コンクリートやアスファルトなどの硬質な底面の上に置かれることもできる。この場合、硬質な底面には、前記コンテナ1の結束部材22の当該貫通孔22を通じて嵌めこまれるように、予め所定の深さで埋め込み固定された多数の支持棒(図示せず)が設けられている。前記各支持棒の先端部は、螺旋状にすることが好ましく、前記コンテナ1の各結束部材22と当該支持棒とは、ナット(図示せず)で脱着可能に固定される。
【0038】
以上のような本発明は、前述の実施例及び添付の図面に限定されるものではなく、本発明の技術思想内で、単なる置換、変形及び変更して実施できることは、当業界で通常の知識を有する者にとっては、明らかであろう。
【符号の説明】
【0039】
1 コンテナ
2 コーナー部
3 凹部
6 ボルト
7 ナット
20 垂直ポスト
20a、22a 開口部
21 水平フレーム
22 結束部材
22b 貫通孔
23 補強プレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各4箇所のコーナー部に配設され、軸線方向に開き、周方向に閉じ、上端部と下端部からそれぞれ一定の深さにある部位に、外部からコンテナ内への水の流入及び揺れを遮断するように補強プレートが設けられ、前記各上端部と下端部の少なくとも一つの外側面に開口部が形成された4つの垂直ポストと、
前記各垂直ポストの上端部と下端部の8つの対応部分に配設され、軸線方向に開き、周方向に閉じ、外部からコンテナ内への水の流入が遮断されるように、一端部と他端部がそれぞれ当該垂直ポストの端部の対応側面に固定された8つの水平フレームと、
前記各垂直ポストの上端部と下端部の少なくとも1つの端面周囲に設けられるもので、一側には、当該垂直ポストの端部に向かい合う開口部が形成され、他側には、コンテナの当該外縁部から外側に一定の距離にある少なくとも1つの貫通孔が形成された結束部材、
とを備えることを特徴とするコンテナ。
【請求項2】
前記垂直ポストと水平フレームは、それぞれ中空状の四角管または円形管である請求項1に記載のコンテナ。
【請求項3】
前記垂直ポストは、前記結束部材の貫通孔を、当該外縁部から外側にさらに遠くに位置させると共に、前記結束部材と前記垂直ポストとの間の固定領域をより大きく確保できるように、隣接した水平フレームから外部に突出される請求項1に記載のコンテナ。
【請求項4】
前記結束部材は、板状を呈し、当該垂直ポストの端面と隣接した水平フレームの対応部に沿って溶接される請求項1又は3に記載のコンテナ。
【請求項5】
ある所定のコンテナ上に他のコンテナを積載する時、隣接した両コンテナの各コーナー部の結束部材は、ボルトとナットで固定される請求項1に記載のコンテナ。
【請求項6】
前記結束部材が2つの貫通孔を含み、この貫通孔は、コンテナの長さ又は幅の方向に配列される請求項1に記載のコンテナ。
【請求項7】
前記コーナー部の当該外縁部から外側への結束部材の突出距離は、互いに隣接したコンテナ同士の離隔距離について規定するコンテナの国際規格を満たす請求項1に記載のコンテナ。
【請求項8】
前記ボルトの頭部と対応した結束部材との間及び前記ナットと対応した結束部材との間のいずれか1つには、ワッシャーが配設され、このワッシャーは、前記ボルトの軸部を貫通して挿入される請求項5に記載のコンテナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−255985(P2009−255985A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−95051(P2009−95051)
【出願日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【出願人】(507028907)
【Fターム(参考)】