説明

給紙装置及び画像形成装置

【課題】装置の高さを高くすることなく、ファンフォールド紙を速やかに引き出すことができるようにする。
【解決手段】給紙装置21は 収納部22に収納されたファンフォールド紙Wをピンチローラ23及び搬送ベルト13によって引き出して給送するようになっており、収納部22に収納された状態のファンフォールド紙を下側に対して上面側がピンチローラ23及び搬送ベルト13による引き出し方向に向くように傾斜させる突起24を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給紙装置と、この給紙装置を備えた画像形成装置とに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ファンフォールド紙(以下、「用紙」という)に画像を形成する画像形成装置において、用紙を画像形成装置の本体内に給送する給紙装置は、特許文献1に記載のように、用紙より上方に配置されていた。これは、給紙装置が、用紙を上方に引き上げて、画像形成装置の本体内に給送し易くするためである。
【0003】
なお、ファンフォールド紙は、Z字状に、山折れのミシン目と谷折れのミシン目が交互に折り畳まれて連続してつながっている用紙である。
【0004】
しかし、給紙装置は、用紙より上方に設けられるため、高さの低い画像形成装置に設けることが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−201679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
仮に、図9に示すように、高さを低くしてコンパクトにした画像形成装置900に設けられた給紙装置901の給送部902は、用紙との高低差が殆ど無い。このため、給送部902は、用紙の給送初期の段階において、用紙Wを用紙の面に沿って引き出す必要があり、用紙のミシン目の山折れ部が突っ張った状態になり、引き出し負荷が大きく、速やかに引き出すことができないという課題があった。
【0007】
また、このような給紙装置を備えた画像形成装置は、給紙装置から給送されてくるファンフォールド紙に速度ムラがあり、ファンフォールド紙に形成する画像の質を高めるのが困難であった。
【0008】
本発明は、ファンフォールド紙を速やかに引き出すことができる給紙装置と、この給紙装置を備えて画質の良い画像を形成できる画像形成装置とを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の給紙装置は収納部に収納されたファンフォールド紙を給送手段によって引き出して給送するようになっており、前記収納部に収納された状態のファンフォールド紙を下側に対して上面側が前記給送手段による引き出し方向に向くように傾斜させる傾斜手段を備えている。
【0010】
本発明の画像形成装置は、ファンフォールド紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段にファンフォールド紙を給送する上記の給紙装置と、を備えている。
【発明の効果】
【0011】
本発明の給紙装置は、傾斜手段によってファンフォールト紙を下流側に傾けることができるので、装置の高さを高くすることなく、ファンフォールド紙のミシン目の山折れ部が突っ張った状態になるのを防止して、ファンフォールド紙を円滑に給送することができる。
【0012】
本発明の画像形成装置は、ファンフォールド紙を速やかに引き出すことができる給紙装置を備えているので、ファンフォールド紙に画質の良い画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態の給紙装置を備えた画像形成装置としてのプリンタのファンフォールド紙の搬送方向に沿った断面図である。
【図2】図1の状態から上フレームを開いた図である。
【図3】本発明の実施形態における給紙装置の用紙積載トレイ、傾動板及び支柱ガイドの斜視図である。
【図4】用紙積載トレイを下方から見た図である。
【図5】ファンフォールド紙を収納するときの動作説明用の図である。
【図6】ファンフォールド紙が傾いた状態を示す図である。
【図7】給紙装置の制御ブロック図である。
【図8】給紙装置の動作説明用のフローチャートである。
【図9】従来の給紙装置を備えたプリンタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
(プリンタ)
本発明の実施形態の給紙装置を備えた画像形成装置としてのプリンタを説明する。図1は、プリンタのファンフォールド紙の搬送方向に沿った断面図である。図2は、図1の状態から上フレームを開いた図である。
【0016】
プリンタ20は、ファンフォールド紙Wにインクによって画像を形成するインクジェットプリンタである。なお、説明の都合上、ファンフォールド紙を用紙と称する。
【0017】
プリンタ20は、プリンタ本体20A内に、用紙Wを収納して給装する給紙装置21と、給紙装置21によって引き出された用紙Wを搬送する搬送ユニット1と、搬送ユニット1によって搬送される用紙に画像を形成する印字ヘッドユニット2等を備えている。プリンタ本体20Aの外部には、画像を形成された用紙が積載される排紙積載トレイ3が昇降自在に設けられている。
【0018】
プリンタ本体20Aは、下フレーム4と、下フレーム4に開閉自在に設けられた上フレーム5とで形成されている。下フレーム4には、給紙装置21、搬送ユニット1及び排紙積載トレイ3等が設けられている。上フレーム5には、印字ヘッドユニット2と、給紙装置21のピンチローラ23等が設けられている。
【0019】
搬送ユニット1は、駆動ローラ11と、従動ローラ12と、駆動ローラ11と従動ローラ12とによって循環する搬送ベルト13と、搬送ベルト13にテンションを加えて搬送ベルト13を張った状態にするテンションローラ14とを備えている。また、搬送ユニット1は、搬送ベルト13の循環領域内に設けられて搬送ベルト13を内側から支持して案内する案内板15と、用紙Wを搬送ベルト13に吸着する吸着ファン16と、ダクト17とを備えている。さらに、搬送ユニット1は、駆動ローラ11を回転させるベルト駆動モータM1(図7)、吸着ファン16を回転させる吸気モータM2も備えている。
【0020】
印字ヘッドユニット2は、イエロ用ヘッド2Y、マゼン用ヘッド2M、シアン用ヘッド2C及びブラック用ヘッド2Bkで構成されている。なお、ヘッドの数は、4つに限定されない。印字ヘッドユニット2は、図2のように、上フレーム5を開き、印字ヘッドユニット2を搬送ベルト13から離間した状態において、交換できる。
【0021】
プリンタ20は、給紙装置21によって給送された用紙Wを循環している搬送ベルト13に吸着して印字ヘッドユニット2の下を通過させる。搬送ベルト13と案内板15には、不図示の孔が多数形成されている。吸着ファン16が回転してダクト17内が負圧になっているため、用紙Wは搬送ベルト13に吸着される。この場合、案内板15が印字ヘッドユニット2と用紙Wとの間隔を所定の間隔に保持している。
【0022】
印字ヘッドユニット2は、搬送ベルト13に吸着搬送されている用紙Wにインクを吐出して画像を形成する。搬送ベルト13は循環を継続しているため、給紙装置21から連続して給送されてくる用紙を連続して吸着搬送し、印字ヘッドユニット2は用紙に順次画像を形成する。搬送ベルト13を吸着搬送された用紙Wは、プリンタ本体20Aから排出されて、排紙積載トレイ3に順次積載されていく。この場合、用紙Wは、ミシン目が付けられているため、Z字状に順次畳まれて積載される。
【0023】
(給紙装置)
図3は、本発明の実施形態における給紙装置の用紙積載トレイ、傾動板及び支柱ガイドの斜視図である。図4は、用紙積載トレイを下方から見た図である。図5は、ファンフォールド紙を収納するときの動作説明用の図である。図6は、ファンフォールド紙が傾いた状態を示す図である。図7は、給紙装置の制御ブロック図である。図8は、給紙装置の動作説明用のフローチャートである。
【0024】
給紙装置21は、プリンタ本体20Aの収納部22に収納された用紙Wを給送手段としてのピンチローラ23、搬送ベルト13及び駆動ローラ11によって引き出して搬送ユニット1と印字ヘッド2との間に給送するようになっている。本発明の給紙装置21は、収納部22に収納された状態の用紙Wを下側に対して上面側がピンチローラ23、搬送ベルト13及び駆動ローラ11による引き出し方向に向くように傾斜させる傾斜手段としての突起24を収納部の底に備えていることを特徴としている。
【0025】
給紙装置21は、突起24の他に、用紙積載トレイ25、傾動板26、昇降装置30、センサS1,S2及びスイッチSW3等を備えている。
【0026】
図2、図5に示すように、用紙積載トレイ25は、上フレーム5が開かれた状態で、用紙Wが置かれて不図示の水平ガイドに案内と手動とによって、印字ヘッドユニット2の各ヘッドの配列方向(矢印A方向)に沿って水平往復移動できるようになっている。また、用紙積載トレイ25は、プリンタ本体20Aの奥まで押し込まれると、昇降装置30に受け止められて、昇降装置30によって矢印B方向に下降及び上昇するようになっている。
【0027】
昇降装置は、用紙積載トレイ25を支持して昇降する昇降トレイ31、昇降トレイを昇降案内する昇降ガイド32、昇降トレイ31に係合して昇降トレイを昇降させるボルト軸33、ボルト軸を駆動ベルト34によって回転させる昇降モータM3等を備えている。
【0028】
用紙をプリンタ本体20Aに収納する動作を説明する。
【0029】
図1、図2において、用紙が収納部22に収納されておらず、収納部22が空になっているものとする。また、用紙積載トレイ25は、空の状態で昇降トレイ31に支持されて、収納部22の底部にいるものとする。
【0030】
まず、ユーザが、プリンタ20に電源を入れ、上フレーム5を図1の状態から図2に矢印R方向に開く(図8、S101)。上フレーム5が開かれたことは、下フレーム4に設けられた開閉検知センサS3によって検知される。また、上フレーム5が開かれると、上フレーム5に設けられているピンチローラ23が上フレーム5と一体に上方に移動して搬送ベルト13から離れる。
【0031】
次に、下フレーム4に設けられた昇降スイッチSW1を押す。すると、昇降モータM3が始動する。昇降モータM3は、駆動ベルト34を介してボルト軸33を回転させる。ボルト軸33は、昇降トレイ31を上昇させる。昇降トレイ31は、ボルト軸33と昇降ガイド32の上下方向を向いたガイド溝32aとの案内によって上昇する。
【0032】
昇降トレイ31が上昇すると昇降トレイ31に支持されている用紙積載トレイ25も上昇する。そして、昇降トレイ31が上限検知センサS1に検知されると、昇降モータM3は、回転を停止する。その状態で、ユーザは、用紙積載トレイ25を手動で手前方向に引く。
用紙積載トレイ25は、昇降トレイ31から不図示の水平ガイドに案内されて、搬送ベルト13の真上あたりで停止する。
【0033】
その後、ユーザが、用紙積載トレイ25に用紙Wを置いて、用紙積載トレイ25の手前側を押して用紙積載トレイ25を奥に押し込む。用紙積載トレイ25は、不図示の水平ガイドに案内されて、上昇位置に待機している昇降トレイ31に乗り移る。これによって、ユーザがプリンタ本体20A内の奥まで手を伸ばすことなく、用紙積載トレイ25を重い用紙を積載したままで、奥まで移動させることができる。したがって、用紙の収納を容易に行える。
【0034】
用紙積載トレイ25は、奥まで移動させられると、用紙積載トレイ25の背面に水平に突設している水平突片27でフラグプレート28を不図示のばねに抗して押して、インターロックスイッチSW2をONにする(S103)。このとき、上限検知センサS1もONになる(S105)インターロックスイッチSW2がONになると、昇降モータM3が回転可能な状態になる。この状態でユーザが昇降スイッチSW1(図1)をONにする(S107)。すると、昇降モータM3が始動して(S109)、駆動ベルト34を介してボルト軸33を回転させ、昇降トレイ31を下降させる。昇降トレイ31の下降に伴って、昇降トレイ31が支持している用紙積載トレイ25と用紙Wも下降する(S111)。昇降トレイ31は、所定の高さまで下降すると下限検知センサS2に検知される(SS113)。これによって、用紙Wは収納部22の底部に下降したことになり、昇降モータM3は回転を停止する(S115)。
【0035】
なお、以上の動作において、昇降モータM3は、インターロックスイッチSW2がONになっていないと、昇降スイッチSW1をONにしても回転しないようになっている。これは、ユーザが、上フレーム5を開いて、搬送ベルト13の真上に用紙積載トレイ25を引き出して、用紙の補給セットをしているとき、昇降スイッチSW1を誤って押しても、昇降モータM3が回転しないようするためである。
【0036】
収納部22の底部まで下降した用紙Wは、図6の破線で示すように、用紙Wの最上面Waがピンチローラ23と搬送ベルト13とのニップNPよりやや低い位置に位置する。しかし、用紙Wは、次に説明する突起24によって、実線の位置に傾き、用紙の上面上流側端部であるミシン目山折れ部Wbが、ピンチローラ23と搬送ベルト13とのニップNPと略同じ高さに位置している。
【0037】
収納部22の収納枠29には、突起24が立設されている。このため、昇降トレイ31が所定の高さまで下降すると、突起24は、昇降トレイ31に形成されている不図示の貫通孔と、用紙積載トレイ25(図4)の貫通孔35を貫通して傾動板26に当接して傾動板26を押し上げる。傾動板26は、用紙積載トレイ25にバーリングによる突部25aに回転自在に設けられている。このため、傾動板26は、用紙積載トレイ25が昇降トレイ31によって下降されられているとき、突起24に受け止められて、用紙積載トレイ25の下降にともなって、押し上げられて突部25aを中心に回転する。傾動板26は、用紙の下部後端部を支持する支持面26aを有しており(図3)、その支持面26aによって、用紙の下部後端部Wcを押し上げて、用紙全体を用紙搬送側に角度α(例えば、7度)だけ傾ける(図1、図6)。
【0038】
以上のように、昇降トレイ31は、用紙Wの最上面Waがピンチローラ23と搬送ベルト13とのニップよりやや低い高さ位置になるまで下降する。しかし、用紙Wは、突起24によって角度α傾けられて、図6のようにミシン目山折れ部Wbがピンチローラ23と搬送ベルト13とのニップNPと略同じ高さになる。
【0039】
用紙が傾いた状態で所定の位置にセットされた後、最上位の用紙を搬送ベルト13の上まで引っ張り出す。そして、ユーザが上フレーム5を閉じる(S117)。上フレーム5を閉じるのに伴って、ピンチローラ23が搬送ベルト13に接近して用紙を搬送ベルト13とで挟む。この結果、用紙はピンチローラ23と搬送ベルト13とのニップNPに挟まれた状態になり、プリンタ20は印字可能な状態になる。
【0040】
なお、突部36は、傾動板26を介して用紙Wを傾けるようになっているが、傾動板26を省略して、用紙Wを直接押して傾けても良い。この場合、突部36の代わりにシート搬送方向に対して交差する方向に沿った長尺な部材を使用してもよい。
【0041】
以上説明したように、用紙Wは、シート搬送方向に傾けられて、図6のようにミシン目山折れ部Wbがピンチローラ23と搬送ベルト13とのニップNPと略同じ高さになる保持されている。この結果、給紙装置21は、高さを高くすることなく、ミシン目山折れ部Wbの角度が大きくなるため、用紙をピンチローラ23と搬送ベルト13とよって擬似的に上から引っ張る状態になり、連続した次の用紙との分離を容易に行える。この結果、給紙装置21は、用紙搬送面(搬送ベルト13の上面)の高さと、用紙の最上面Waの高さとが略同じでも、ピンチローラ23と搬送ベルト13とが用紙を引き出す負荷を軽減して、円滑にかつ用紙の速度ムラを少なくして、用紙を給送することができる。また、ピンチローラ23と搬送ベルト13とのニップ圧を軽減することができる。
【0042】
また、プリンタ20は、用紙を速やかに引き出すことができる給紙装置を備えているので、用紙に画質の良い画像を形成することができる。
【0043】
以上の動作は、全て、CPU40の制御によって行われる。
【0044】
以上説明したように給紙装置21は、用紙を収納部22に収納したとき、用紙をシート給送側に角度α傾けるようになっている。これは、仮に、用紙を最初から傾けてあると、用紙の積載高さが高くなり、上フレーム5の開き角度を大きくする必要があり、開かれたプリンタ本体20A内の各構成部品を損傷するおそれがあり、各構成部品を保護するためである。また、用紙を最初から傾けてあると、用紙積載トレイ25を水平移動させたり昇降させたりするとき、傾き方向に用紙が崩れるおれがあるため、重心を安定にして用紙が崩れるのを防止するためである。
【0045】
なお、用紙の傾き角が、用紙が崩れるおそれが少ない傾き角である場合には、突部36を用紙積載トレイ25に設けてもよい。
【0046】
以上のように、給紙装置21は、突起24によって用紙Wを下流側に傾けることができるので、装置の高さを高くすることなく、用紙のミシン目の山折れ部Wbが突っ張った状態になるのを防止して、用紙を円滑かつ速やかに給送することができる。
【0047】
また、プリンタ20は、用紙を速やかに引き出すことができる給紙装置21を備えているので、用紙に画質の良い画像を形成することができる。
【符号の説明】
【0048】
W:ファンフォールド紙、Wa:最上面、Wb:ミシン目山折れ部、Wc:下部後端部、1:搬送ユニット、2:印字ヘッドユニット(画像形成手段)、11:駆動ローラ(給送手段)、13:搬送ベルト(給送手段)、20:プリンタ(画像形成装置)、20A:プリンタ本体、21:給紙装置、22:収納部、23:ピンチローラ(給送手段)、24:突起(傾斜手段)、30:昇降装置、40:CPU。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納部に収納されたファンフォールド紙を給送手段によって引き出して給送する給紙装置において、
前記収納部に収納された状態のファンフォールド紙を下側に対して上面側が前記給送手段による引き出し方向に向くように傾斜させる傾斜手段を備えた、
ことを特徴とする給紙装置。
【請求項2】
ファンフォールド紙を積載して前記収納部を昇降する昇降手段を備え、
前記傾斜手段は、前記収納部に設けられて前記昇降手段によって下降したファンフォールド紙を受け止めて傾斜させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
【請求項3】
ファンフォールド紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段にファンフォールド紙を給送する請求項1又は2に記載の給紙装置と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−183759(P2012−183759A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−49125(P2011−49125)
【出願日】平成23年3月7日(2011.3.7)
【出願人】(000208743)キヤノンファインテック株式会社 (1,218)
【Fターム(参考)】