総入れ歯脱落防止装置

【課題】総入れ歯は上下とも安定剤を用いても噛む力は増すが、噛むために上下のあごを開く時、又、食物を口に入れるために大きく口を開こうとすると、総入れ歯は脱落する事がしばしばである。それを防ぐために人工の歯を顎の骨に埋め込み、入れ歯が脱落しない方法やマグネットを利用した装置もあるが、大変高価な費用が必要である。普通の人には到底利用できない金額である。本発明は、それらの課題を解決するためのものである。
【解決手段】本発明の総入れ歯脱落防止装置を使用することにより、食物を噛む時、大きな口を開く時にも総入れ歯が脱落しないように、唇の筋肉の圧力を利用している総入れ歯の脱落防止装置であり、本発明の総入れ歯脱落防止装置により、総入れ歯の脱落を簡単に解決する事が出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、総入れ歯の場合、総入れ歯脱落防止装置を装着する事により、唇の筋肉の拡張圧力を利用して總入れ歯の脱落を防止することに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の総入れ歯は、どのような入れ歯安定剤を使用しても噛む力は増すものの、大さな口を開けた場合やご飯を噛む時、上下の顎が開いた時点で、総入れ歯が脱落する事がしはしばである。安定剤は噛む時のクッションにはなるが、総入れ歯を脱落から防ぐ事は不可能であり、脱落した入れ歯は噛む時に歯ぐきを痛めるため、柔らかい物か流動食しか安心して食べる外は、硬い物を確実に噛んで食べる事は出来なかった。尚、義歯を顎の骨に埋め込み、総入れ歯を安定する方法や、マグネットを埋め込み安定する方法もあるが、大変高価な費用がかかる難点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
そのために、次のような問題点があった。
総入れ歯の場合、大きな口を開けるにも、食物を噛む時に上下の顎を開いた場合も総入れ歯は、どのような入れ歯安定剤を使用しても、脱落し歯ぐきから外れる欠点があった。他に脱落防止装置には高価な装着方法もあるが、本発明は、安価で簡単に装着することが出来るため、以上の欠点となる問題を解決しようとする発明である。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
総入れ歯の脱落を防止するために、本発明の柔軟な素材で出来た総入れ歯脱落防止装置を入れ歯に装着する事により、食物をかむ時、大きな口を開ける時、唇の筋肉の圧力を利用して、総入れ歯が脱落する事を防止する手段を持つ特徴を有する装置である。
【発明の効果】
【０００５】
本発明は、総入れ歯に柔軟な素材で出来た、総入れ歯脱落防止装置を装着する事により、食物を噛む時大きな口を開ける時も唇の筋肉の圧力を利用して総入れ歯が歯ぐきから脱落する事を防止する効果があり、従って、本発明により、食物を食べる際、食物を噛む時、大きな口を開け食物を入れる場合も、総入れ歯が脱落する心配がなくなる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
イ総入れ歯（３）に総入れ歯脱落防止装置（１）を接着剤（２）により貼り付ける。
ロ総入れ歯（３）に貼り付けられた総入れ歯脱落防止装置（１）により、唇の筋肉が張る方向（５）に働く唇の筋肉の圧力により、総入れ歯脱落防止装置（１）がストッパーの役目をする。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明は総入れ歯脱落装置（１）を総入れ歯（３）に貼り付けることにより、大きく口を開けた顔の一部分（４）に示すように、唇の筋肉が張る方向（５）、即ち、点線の矢印の方向に筋肉が張り、その圧力が口内を圧するため、総入れ歯に装着された、総入れ歯脱落防止装置（１）が圧迫され、ストッパーの役目をするので、総入れ歯（３）は歯ぐきより脱落することなく、安心して食物を噛み、大きな口を開ける事が出来て、総入れ歯（３）は歯ぐきに密着して使用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の正面図
【図２】本発明の横面図
【図３】本発明の拡大断面図
【図４】本発明の斜面図
【図５】総入れ歯の図面
【図６】総入れ歯に本発明の装置を装着した図面
【図７】上下唇の筋肉が張る方向を表す図面
【符号の説明】
【０００８】
１総入れ歯脱落防止装置
２接着剤
３総入れ歯
４口を開けた顔の一部分
５唇の筋肉が張る方向

【特許請求の範囲】
【請求項１】
総入れ歯の場合、本発明の総入れ歯脱落防止装置を、上下どちらの総入れ歯にでも装着することで、上下の唇の筋肉が伸びる事による圧力を利用し、総入れ歯脱落防止装置を装着した総入れ歯を自然に押さえ込み、総入れ歯の脱落を防止する総入れ歯脱落防止装置。

【図１】