説明

線材の敷設シート

【課題】線材を容易に配置して敷設でき、製品全体が不良品になることを防ぎ、筐体内の空冷による冷却を妨げない線材の敷設シートを提供する。
【解決手段】線材を敷設するための敷設シート10は、線材21を通すことが可能な複数の穴部15を有する連結部分19を備えるメッシュ状のシートであり、線材21は、例えば穴部15に通すことで固定され、あるいは線材21は、敷設シート10に沿って配置され、線材38は、連結部分19に対して装着部材44を取り付けることで連結部材19に固定されている

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、線材の敷設シートに関し、特に光ファイバや電線などを敷設するための線材の敷設シートに関する。
【背景技術】
【0002】
線材の一例である光ファイバを使った複雑な回路を構成するために、図11に示すようなファイバシートと呼ばれるものがある。ファイバシート200の回路は、ポリイミドやポリエステルなどのフレキシブルなシート材201に接着剤を塗布して、光ファイバ202を這わせながら加熱もしくは超音波溶着することで形成されている
また、複数本の光ファイバがパイプにより束ねることで保持されているものもある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−114282号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、この種のファイバシート200を作成する場合には、光ファイバ202はシート材201に対して決められた位置に一本ずつ敷設していくので、ファイバシート200の製造の際のスループットが低い。また、光ファイバ202にコネクタ203を取り付ける際に、コネクタ203の取付けが一箇所でも失敗すると、ファイバシート製品全体が不良品になってしまう。
【0004】
しかも、ファイバシート200は、光ファイバ202のような線材がシート材201により完全に被覆されてしまうので、筐体内で冷却空気の流れを妨げるために有効な冷却効果が得られない。また特許文献1に記載されている従来例では、束ねる光ファイバの本数が変わると、パイプの直径が変わってしまうことと、複数本の光ファイバをパイプに挿入するのが面倒である。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、線材を容易に配置して敷設でき、製品全体が不良品になることを防ぎ、筐体内の空冷による冷却を妨げない線材の敷設シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解消するために、本発明の線材の敷設シートは、線材を敷設するための敷設シートであって、
前記線材を通すことが可能な複数の穴部を有する連結部分を備えるメッシュ状のシートであることを特徴とする。
本発明の線材の敷設シートでは、好ましくは前記線材前記線材の少なくとも一部は、前記穴部に通すことで前記連結部材に固定されていることを特徴とする。
【0006】
本発明の線材の敷設シートでは、好ましくは前記線材は、前記敷設シートに沿って配置され、前記線材は、前記連結部分に対して装着部材を取り付けることで前記連結部材に固定されていることを特徴とする。
本発明の線材の敷設シートでは、好ましくは前記線材は、前記敷設シートに沿って配置され、前記線材の一部分が前記穴部に挿入されており、前記線材の前記一部分に対して固定用の線状部材を通すことにより前記線材が前記連結部材に固定されていることを特徴とする。
【0007】
本発明の線材の敷設シートでは、好ましくは前記線材は、前記連結部材に対して接着剤により固定されていることを特徴とする。
本発明の線材の敷設シートでは、好ましくは前記穴部の位置を座標として、前記線材の配置を表示するためのマーキング部が形成されており、前記線材は前記マーキング部に沿って敷設されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の線材の敷設シートは、好ましくは機器に固定されていることを特徴とする。
本発明の線材の敷設シートでは、好ましくは前記線材は、電線あるいは光ファイバであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、線材を容易に配置して敷設でき、製品全体が不良品になることを防ぎ、筐体内の空冷による冷却を妨げない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の線材の敷設シートの好ましい実施形態を示す斜視図である。
図1に示す線材の敷設シート10は、例えば伸縮性を有するメッシュ状(網目状)のシートであり、この線材の敷設シート10は、金属あるいは樹脂あるいはセラミックスにより作られている。線材の敷設シート10は、図示例では線材の一例として光ファイバの単線を任意の位置に配置して敷設することができる。
【0011】
図1に示すように、1枚の線材の敷設シート10の上には、光モジュール11,12が配置されている。光モジュール11,12には、それぞれ複数の発光素子13,14が搭載されている。各発光素子13,14には、それぞれ光ファイバ21,22,23,24の一端部が接続されている。光ファイバ21,22,23,24の他端部には、それぞれコネクタ31,32,33,34が取り付けられている。
【0012】
線材の敷設シート10は、光ファイバ21,22,23,24を通すことが可能な複数の穴部15を有する連結部分19を備える。すなわち、X方向の対向する2つの連結部分19と、このX方向に直交するY方向の対向する2つの連結部分19とが、例えばほぼ正方形の穴部15を形成している。これらの複数の穴部15は、X方向とY方向に沿ってマトリックス状に配列されている。
【0013】
図1を参照して、各光ファイバ21,22,23,24が線材の敷設シート10に対して敷設されている状態例を説明する。
【0014】
図1に示すように、発光素子13側の光ファイバ21の部分21Bは、線材の敷設シート10の上面側においてY方向に沿って配置されており、光ファイバ21の部分21Cは、光ファイバ21の部分21Bに対して90度向きを変えており、しかも穴部15を通すことで線材の敷設シート10の下面側においてX方向に沿って配置されている。
【0015】
そして、光ファイバ21の部分21Dは、再び光ファイバ21の部分21Cに対して90度向きを変えており、しかも穴部15を通すことで線材の敷設シート10の上面側においてY方向に沿って配置されてコネクタ31に接続されている。これにより、光ファイバ21は、線材の敷設シート10の穴部15に通すことで、予め定めた配置パターンに対応して線材の敷設シート10に対して簡単しかも確実に固定できる。
【0016】
特徴的なのは、光ファイバ21の部分21Cと光ファイバ21の部分21Dの間には、光ファイバ21の長さの冗長な線長部分21Hを、3次元的に収納して寸法調整して配置できることである。これにより、光ファイバ21の長さが必要な長さではなく冗長な線長部分21Hを有している場合であっても配線処理が容易にでき、冗長な線長部分21Hがあっても製品全体が不良品になることが防げる。
【0017】
図1に示すように、発光素子13側の光ファイバ22の部分22Bは、線材の敷設シート10の上面側においてY方向に沿って配置されており、光ファイバ22の部分22Cは、光ファイバ22の部分22Bに対して90度向きを変えており、しかも穴部15を通すことで線材の敷設シート10の下面側においてX方向に沿って配置されている。そして、光ファイバ22の部分22Dは、再び光ファイバ22の部分22Cに対して90度向きを変えており、しかも穴部15を通すことで線材の敷設シート10の上面側においてY方向に沿って配置されてコネクタ32に接続されている。
これにより、光ファイバ22は、線材の敷設シート10の穴部15に通すことで、予め定めた配置パターンに対応して線材の敷設シート10に対して簡単しかも確実に固定できる。
【0018】
図1に示すように、発光素子14側の光ファイバ23は、線材の敷設シート10の上面側においてY方向に沿って配置されており、光ファイバ23の途中部分は、穴部15を通すことで線材の敷設シート10の連結部分19に対して保持した状態で敷設され、コネクタ33に接続されている。
【0019】
図1に示すように、発光素子14側の光ファイバ24は、線材の敷設シート10の上面側においてY方向に沿って配置されており、光ファイバ24の途中部分は、穴部15を通すことで線材の敷設シート10の連結部分19に対して保持した状態で敷設され、コネクタ34に接続されている。
【0020】
これにより、光ファイバ23,24は、線材の敷設シート10の穴部15に通すことで、予め定めた配置パターンに対応して線材の敷設シート10に対して簡単しかも確実に固定できる。
【0021】
また、図1に示す例では、線材の敷設シート10において光ファイバを誤った位置に敷設した後でも、光ファイバは線材の敷設シート10から取り外して再度線材の敷設シート10に対して正しい位置に簡単に敷設し直すことができる。
【0022】
図2(A)は、光ファイバ35,36,37が線材の敷設シート10の連結部分19に対して編み込みにより固定されている例を示している。図2(B)は、図2(A)に示す光ファイバ35の編み込み部分37を示すC方向から見た図である。
【0023】
図2(A)に示すように、光ファイバ35,36,37は、それぞれコネクタ35B,36B,37Bを有している。図2(B)に示すように、光ファイバ35の部分35Cが、線材の敷設シート10の穴部15に通されて線材の敷設シート10の上側10Uから下側10Lへ、下側10Lから上側10Uに、そして上側10Uから下側10Lに向けることで、光ファイバ35の編み込み部分37は線材の敷設シート10の連結部分19に対して編み込まれており、簡単かつ確実に固定されている。
【0024】
図3(A)は、光ファイバ38が線材の敷設シート10に対して固定されている状態を示す別の実施形態を示す斜視図である。図3(B)は、図3(A)に示す固定部分39を示すD方向から示す図である。
【0025】
図3(A)に示すように、発光素子40は線材の敷設シート10の上に固定されており、発光素子40には光ファイバ38が接続されている。光ファイバ38の複数の固定部分40,39,42,43は、固定用の装着部材44によりそれぞれ線材の敷設シート10の連結部分19に対して固定されている。装着部材44は、例えば金属やプラスチックあるいはゴムにより作られている。
【0026】
すなわち、装着部材44は、線材の敷設シート10の隣接する連結部分19,19間に取り付けられることで、光ファイバ38は、線材の敷設シート10の上に沿って配置されており、固定部分40,39,42,43は穴部15に通した装着部材44により固定されている。これにより、光ファイバ38は、線材の敷設シート10の穴部15に装着部材44を通して装着部材44の一端部と他端部を結んで固定することで、光ファイバ38は、予め定めた配置パターンに対応して線材の敷設シート10に対して簡単しかも確実に固定できる。
【0027】
図4は、光ファイバ38が線材の敷設シート10に対して固定されている状態を示すさらに別の実施形態を示している。
【0028】
図4に示すように、光ファイバ38の一部分38Rが、線材の敷設シート10の上側10Uから下側10Lに向けて穴部15内に挿入されている。そして、これらの一部分38Rは、ほぼU字型になっており、一部分38Rには固定用の線状部材55が通してある。これにより、光ファイバ38の一部分38Rは、線状部材55を用いて、線材の敷設シート10の連結部分19に対して簡単かつ確実に固定できる。
なお、光ファイバ38と線状部材55は、図4の例とは異なり、逆にして用いても良く、線状部材の一部分が、光ファイバを用いて、線材の敷設シート10の連結部分19に対して簡単かつ確実に固定することもできる。
【0029】
図5は、光ファイバ38が線材の敷設シート10に対して固定されている状態を示すさらに別の実施形態を示している。
【0030】
図5に示すように、光ファイバ38は、線材の敷設シート10の連結部分19上に接着材57を用いて固定されている。光ファイバ38が90度に曲げられた部分38Kが、接着材57により形状を保持した状態で連結部分19に固定されている。これにより、光ファイバ38の一部分38Rは、接着材57を用いて、線材の敷設シート10に対して簡単かつ確実に固定できる。
【0031】
図6は、光ファイバ38が線材の敷設シート10に対して固定されている状態を示すさらに別の実施形態を示している。
【0032】
線材の敷設シート10には、光ファイバ38を予め定めた位置に配置するための配置用のマーキング部60が形成されている。
【0033】
このマーキング部60は、穴部15を配置の座標として、光ファイバ38の形状に合わせて形成されており、光ファイバ38の3つの90度に曲げられた部分38Kが線材の敷設シート10の上に固定できる。これらの曲げられた部分38Kを確実にマーキング部60に沿って固定できるようにするために、マーキング部60は、接着材の塗布部の位置を示す接着材塗布部61を有している。
これにより、光ファイバ38は、マーキング部60に合わせて、線材の敷設シート10のあらかじめ定めた位置に簡単かつ確実に固定できる。
【0034】
図7は、光ファイバ38が2枚の線材の敷設シート10,10に対して固定されている状態を示すさらに別の実施形態を示している。
【0035】
図7に示すように、光ファイバ38は、2枚の線材の敷設シート10,10の間に通っており、必要に応じて穴部15に通っている。
これにより、光ファイバ38は、複数の線材の敷設シート10,10を用いて確実に固定することができる。
【0036】
図8は、光ファイバ38を敷設した線材の敷設シート10が、電子機器80に対して固定されている状態を示している。
【0037】
図8に示すように、光ファイバ38の一端部と他端部には、それぞれコネクタ81,82が取り付けられている。光ファイバ38の長さの冗長な線長部分38Hは、ループ状に曲げておくことで保持することができる。これにより、線材の敷設シート10は、電子機器80に対して、複数本の光ファイバ38を簡単かつ確実に固定することができ、必要に応じて冗長な船長部分38Hを配置することができる。
【0038】
図9は、光ファイバ38を敷設した線材の敷設シート10が、電子機器90に対して固定されている状態を示している。
【0039】
電子機器90内には、回路基板91,92が配置されており、回路基板91,92の間には、線材の敷設シート10が固定されている。線材の敷設シート10は、回路基板91の素子91Dと回路基板92の素子92Dを接続する複数本の光ファイバ38を敷設している。この例では、複数本の光ファイバ38がシャッフルして線材の敷設シート10に配置されているが、各光ファイバ38は、全長に渡って敷設するのではなく、各光ファイバ38の一部分を線材の敷設シート10の穴部に通すことで、光ファイバ38があばれないようにして固定できる。
【0040】
同様にして、線材の敷設シート10は、回路基板91の素子91Pと回路基板92の素子92Pを接続する複数本の光ファイバ38を敷設している。
これにより、電子機器90内では、対向する位置にある回路基板91,92に間において、光ファイバ38を任意の配置形状で簡単かつ確実に固定することができる。
【0041】
図10は、光ファイバ38を敷設した線材の敷設シート10が、電子機器95の筐体パネル97,98間で、そして筐体パネル97,99間に固定されている状態を示している。
【0042】
電子機器95の前面パネルには、筐体パネル97,98,99が固定されている。線材の敷設シート10は、筐体パネル97,98間で光ファイバ38を任意の配置の仕方で固定することができる。同様にして、線材の敷設シート10は、筐体パネル97,99間で光ファイバ38を任意の配置の仕方で固定することができる。
【0043】
上述した本発明の各実施形態の線材の敷設シート10は、この敷設シート10自体に、光ファイバ、電線などの線材を簡単かつ容易に固定することができる。線材の敷設シート10は、複数の穴部15をX方向とY方向に沿ってマトリックス状に形成されているので、空冷で冷却すると、冷却風が敷設シート10の穴部15を通るので、従来のファイバシートに比べて、筐体内の空気の循環を妨げずに線材の冷却効果を上げることができる。
【0044】
曲げに強い光ファイバを用いることで、光ファイバは敷設シート10の穴部15に通しても折れ曲がることがない。線材に冗長な部分がある場合には、例えばループ状に曲げておくことで冗長な部分を簡単に吸収して敷設できる。また、一度セットした光ファイバの位置が間違っていても、光ファイバは簡単にセットし直しができる。
【0045】
本発明の実施形態では、線材を敷設するための敷設シート10は、線材を通すことが可能な複数の穴部15を有する連結部分19を備えるメッシュ状のシートである。これにより、線材の敷設シート10は、線材を容易に配置して敷設でき、間違って敷設しても再度敷設し直すことができるので製品全体が不良品になることを防ぎ、線材は敷設シート上に配置されており、冷却風を当てるだけで穴部を通じて筐体内の空気の循環を妨げずに線材の冷却効果を上げることができる。容易に線材を冷却することができる。
【0046】
線材の少なくとも一部は、穴部15に通すことで固定されるので、線材を容易に配置して敷設でき、間違って敷設しても再度敷設し直すことができるので製品全体が不良品になることを防げる。
【0047】
線材は、敷設シート10に沿って配置され、線材は、連結部分19に対して装着部材44を取り付けることで固定されている。これにより、線材を容易に配置して敷設でき、間違って敷設しても再度敷設し直すことができるので製品全体が不良品になることを防げる。
【0048】
線材は、敷設シート10に沿って配置され、線材の一部分が穴部15に挿入されており、線材の一部分に対して固定用の線状部材55を通すことにより線材が固定されている。これにより、線材を容易に配置して敷設でき、間違って敷設しても再度敷設し直すことができるので製品全体が不良品になることを防げる。
【0049】
線材は、敷設シート10に対して接着剤57により固定されている。これにより、線材を容易に配置して敷設でき、間違って敷設しても再度敷設し直すことができるので製品全体が不良品になることを防げる。
【0050】
穴部15の位置を座標として、線材の配置を表示するためのマーキング部60が形成されており、線材はマーキング部60に沿って敷設されている。これにより、線材を予め定めた配置パターンにしたがって容易に配置して敷設でき、製品全体が不良品になることを防げる。
【0051】
線材の敷設シート10が機器に固定されている。これにより、線材を敷設した線材の敷設シート10が機器に対して固定でき、線材を機器に対して配置することが容易になる。
本発明の実施形態では、線材の全長に渡って線材の敷設シートに固定するだけではなく、線材の少なくとも一部を線材の敷設シートに対して固定することもでき、光ファイバのような線材が暴れないようにして固定できる。
【0052】
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
上述した本発明の各実施形態は、任意に組み合わせて用いることができる。
例えば、図示した線材は、光ファイバの単線であるが、本発明の線材の敷設シートは、複数の光ファイバの束線、電線、リボンなどの内の1種類あるいは複数種類を複合して敷設することができる。線材の敷設シートは、伸縮性を有するゴムやプラスチックあるいは薄い金属材でつくることができる。
線材の敷設シートの連結部分は、ほぼ正方形の穴部を形成するだけではなく、円形状の穴部、三角形状の穴部、楕円形状の穴部を形成しても良く、穴部の形状は限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の線材の敷設シートの好ましい実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2(A)は、光ファイバが線材の敷設シートに対して編み込みにより固定されている例を示している図である。図2(B)は、図2(A)に示す光ファイバの編み込み部分を示すC方向から見た図である示す図である。
【図3】図3(A)は、光ファイバが線材の敷設シートに対して固定されている別の実施形態を示す斜視図である。図3(B)は、図3(A)に示す固定部分を示すD方向から示す図である。
【図4】光ファイバが線材の敷設シートに対して固定されているさらに別の実施形態を示す図である。
【図5】光ファイバが線材の敷設シートに対して固定されているさらに別の実施形態を示す図である。
【図6】光ファイバが線材の敷設シートに対して固定されているさらに別の実施形態を示す図である。
【図7】光ファイバが2枚の線材の敷設シートに対して固定されているさらに別の実施形態を示す図である。
【図8】光ファイバを敷設した線材の敷設シートが、電子機器に対して固定されているさらに別の実施形態を示す図である。
【図9】光ファイバを敷設した線材の敷設シートが、電子機器に対して固定されているさらに別の実施形態を示す図である。
【図10】光ファイバを敷設した線材の敷設シートが、電子機器に対して固定されているさらに別の実施形態を示す図である。
【図11】従来のファイバシートを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0054】
10 線材の敷設シート
15 穴部
19 連結部分
21,22,23,24,35,36,37,38 光ファイバ(線材の一例)
44 装着部材
55 線状部材
57 接着材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
線材を敷設するための敷設シートであって、
前記線材を通すことが可能な複数の穴部を有する連結部分を備えるメッシュ状のシートであることを特徴とする線材の敷設シート。
【請求項2】
前記線材の少なくとも一部は、前記穴部に通すことで前記連結部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の線材の敷設シート。
【請求項3】
前記線材は、前記敷設シートに沿って配置され、前記線材は、前記連結部分に対して装着部材を取り付けることで前記連結部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の線材の敷設シート。
【請求項4】
前記線材は、前記敷設シートに沿って配置され、前記線材の一部分が前記穴部に挿入されており、前記線材の前記一部分に対して固定用の線状部材を通すことにより前記線材が前記連結部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の線材の敷設シート。
【請求項5】
前記線材は、前記連結部材に対して接着剤により固定されていることを特徴とする請求項1に記載の線材の敷設シート。
【請求項6】
前記穴部の位置を座標として、前記線材の配置を表示するためのマーキング部が形成されており、前記線材は前記マーキング部に沿って敷設されていることを特徴とする請求項1に記載の線材の敷設シート。
【請求項7】
機器に固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つの項に記載の線材の敷設シート。
【請求項8】
前記線材は、電線あるいは光ファイバであることを特徴とする請求項7に記載の線材の敷設シート。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−139838(P2009−139838A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−318399(P2007−318399)
【出願日】平成19年12月10日(2007.12.10)
【出願人】(000005290)古河電気工業株式会社 (4,457)
【Fターム(参考)】