説明

美容・理容用コート

【課題】簡易に襟部を固定し、一度留めると緩むことがなく、留めた後でも容易に襟元の調節をすることができ、更にスタイリングチェアのペダル操作の時に邪魔にならない美容・理容用コートを提供する。
【解決手段】本発明は、被施術者の背中方向で重なり合う略半円状の布である本体と、前記本体上部中央部に設けた被施術者の首に巻かれる襟部とから構成され、前記襟部が、略U字形で、前記本体上部より延設された内留め部と、前記内留め部の先端部表面に取り付けられた第1面ファスナーと、前記本体上部より延設された外留め部と、前記外留め部の先端部裏面に取り付けられた第2面ファスナーと、前記襟部表面に取り付けられ前記第1面ファスナーが固定される第3面ファスナーと、前記襟部裏面に取り付けられ前記第2面ファスナーが固定される第4面ファスナーと、からなることを特徴とする美容・理容用コートの構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、理容室や美容室において、理容師、美容師などの施術者による散髪、洗髪、染毛、パーマ等の施術の際に被施術者に使用される美容・理容用コートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の美容・理容用コートは、スタイリングチェアを包むように被施術者の背面で重なり合い裾部に向け末広がりとなっており、襟元部分に取り付けられた紐を被施術者の首に苦しくならない程度に括り付けて使用していた。
【0003】
また、特許文献1に記載のように、上述の紐に代えて襟元部分の一方に長めの留め部を設けて、その先端に面ファスナーを取付け、前記留め部を被施術者の首に巻き付けた後、襟元に直接設けた他方の面ファスナーに留め部の面ファスナーを留めて使用していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平01−91427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の紐式美容・理容用コートでは、締め加減の調節が困難であり、施術の間に紐が緩んでしまうことがあり、その際は途中で締め直す必要があったため、作業を中断しなければならないという問題があった。また、一般に流通している美容・理容用コートでは、留め部を首に巻き付け、1組の面ファスナーで首後方から側部において一点で留めるため、髪の長い被施術者である場合は、留め部に髪が絡まる危険があった。さらに、時間の経過とともに、内側の生地が垂れ下がり、被施術者に突っ張り感、かさばり或いはパサつきを感を与え不快なものであった。
【0006】
また、上述の状態で締め直しを忘れて作業を続けた場合、切り落とした細かな髪が襟元から入り込んだり、ヘアカラー、パーマ液、洗髪中又は洗髪後の雫が襟元に入り込むという問題もあった。
【0007】
また、紐式美容・理容用コートに代えた上記の面ファスナー式の美容・理容用コートでは、一度面ファスナー同士で留めてしまうと緩むことはないが、締め加減を直す際には巻き付けた留め部を一度外して締め直さなければならず、やはり手間のかかるものであった。
【0008】
更に、これまでの美容・理容用コートはスタイリングチェア全体を覆ってしまうため、施術者がスタイリングチェアの高さ等を足で操作するために設けられた足下のペダルが隠れてしまうことがあり、ペダルのみを踏むつもりが美容・理容用コートの背面裾部も一緒に踏んで、被施術者の首を絞めて不快な思いをさせてしまうことがあった。
【0009】
そこで、本発明は、簡易に襟部を固定し、一度留めると緩むことがなく、留めた後でも容易に襟元の調節をすることができ、更にスタイリングチェアのペダル操作の時に邪魔にならない美容・理容用コートを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記の課題を解決するために、被施術者の背中方向で重なり合う略半円状の布である本体と、前記本体上部中央部に設けた被施術者の首に巻かれる襟部とから構成され、前記襟部が、略U字形で、前記本体上部より延設された内留め部と、前記内留め部の先端部表面に取り付けられた第1面ファスナーと、前記本体上部より延設された外留め部と、前記外留め部の先端部裏面に取り付けられた第2面ファスナーと、前記襟部表面に取り付けられ前記第1面ファスナーが固定される第3面ファスナーと、前記襟部裏面に取り付けられ前記第2面ファスナーが固定される第4面ファスナーと、からなることを特徴とする美容・理容用コートの構成、前記外留め部が、前記内留め部より長く、何れも前記本体上部に垂設されたことを特徴とする前記美容・理容用コートの構成とした。
【0011】
また、前記外留め部及び前記内留め部が、前記本体と同一面に設けられ、前記外留め部及び前記内留め部の外側が前記本体上部から先端に向け湾曲した湾曲部を有することを特徴とする前記何れかに記載の美容・理容用コートの構成、前記襟部の略U字底部を2重にし、第4面ファスナーを縫製し、補強部を形成したことを特徴とする前記何れかに記載の美容・理容用コートの構成とした。
【0012】
さらに、前記本体上部の両端部を切欠き、左右切取部を設け、被施術者に着用されたとき、前記本体重合部の下端部に隙間を形成することを特徴とする前記何れかに記載の美容・理容用コートの構成、前記本体が、略扇状の正面部と、前記正面部の一辺に縫製した略扇状の左背面部と、前記正面部の他辺に縫製した略扇状の右背面部とからなり、裾部が、3つの弧を形成することを特徴とする前記何れかに記載の美容・理容用コートの構成、前記本体に、被施術者の左腕を通す袖口が開放した筒状の左腕挿通部を前記正面部と前記左背面部の間に縫製し、被施術者の右腕を通す袖口が開放した筒状の右腕挿通部を前記正面部と前記右背面部の間に縫製して設けたことを特徴とする前記美容・理容用コートの構成とした。
【0013】
加えて、前記襟部と前記本体上部の裾部との間に左右面ファスナーを十字状に重なるよう設け、前記本体重合部を左右面ファスナーで固定したことを特徴とする前記何れかに記載の美容・理容用コートの構成、前記正面部の中心部に、正面中央に縦方向に向かって左右第1折線、その左右に左右第2折線を設け、左右第1、第2折線の上端を前記襟部の中央一点で留め合せ部とし、裾部は広げることができるギャザー部を設けたことを特徴とする前記何れかに記載の美容・理容用コートの構成とした。
【0014】
最後に、前記本体上部の前記襟部を挟み左右何れか一方に、生地を縫製し、前記本体背面の重合部を3重に重ねることを特徴とする前記何れかに記載の美容・理容用コートの構成とした。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、第1〜第4面ファスナーと、2本の留め部を有する襟部を採用することで被施術者の首に、容易かつしっかりと襟部を2点で取り付けることができると同時に、容易に締め具合の調節をすることができる。即ち、第1〜第4面ファスナーがそれぞれ定まった位置に固定されており、それぞれ連結固定先が定められているため、僅かな微調整で、襟部を被施術者の最適な締めつけ具合に確実、容易に固定することができる。
【0016】
さらに、外留め部の第2面ファスナーが首左前面に位置する第4面ファスナーに、内留め部3aの第1ファスナーが首右前面からやや側部に位置する第3面ファスナーに、それぞれ固定されるため、特に、被施術者の髪が長い場合でも髪が留め部に絡まなく、被施術者にとっても不快感がない。それらの理由から、施術者にとって、美容・理容用コートの被施術者への装着作業効率が極めてよい。
【0017】
また、留め部を本体と同一面状に、左右背面部から延設すること、正面部、左右腕挿通部をパーツ化することで、容易に縫製により製造することができる。
【0018】
また、2本の留め部を使用しているため、美容・理容用コートの重心バランスが良く、被施術者の首に取り付けた後も美容・理容用コートの重みによる締め付けが起こりにくい。留め部に湾曲部を有することで、背面の重合部が肩のなだらかな湾曲に沿って自然に垂れ下がり、被施術者にコートの引っ張り感など不快感がなく体の線に沿ってフィットする。即ち、本発明である美容・理容用コートは、首から肩へかさばること無くフラットに装着され、2点留めであるため外れる危険がなく、生地のカッティングに工夫を凝らしたため被施術者へのホールド感、フィット感に優れた従来にない美容・理容用コートである。
【0019】
また、補強部、ギャザー部を採用することで、コートの強度が増すとともに、補強部に厚みをもたせることで、被施術者の首周りの不快感を緩和させる。
【0020】
加えて、左右背面部に左右切取部を設けたため、常にスタイリングチェアのペダル部分に隙間が空いた状態となり、ペダルを踏む際に誤って美容・理容用コートの裾を踏む心配がない。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明である美容・理容用コートの正面図である。
【図2】本発明である美容・理容用コートの背面図である。
【図3】本発明である美容・理容用コートの展開図である。
【図4】本発明である美容・理容用コートを使用した状態を示した背面図である。
【図5】本発明である美容・理容用コートの襟部を示した拡大図である。
【図6】本発明である美容・理容用コートの左側面図である。
【図7】本発明である美容・理容用コートの右側面図である。
【図8】本発明である美容・理容用コートの平面図である。
【図9】本発明である美容・理容用コートの底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
【実施例1】
【0023】
実施例1に係る美容・理容用コートを説明する。図1は本発明である美容・理容用コートの正面図、図2は美容・理容用コートの背面図、図3は美容・理容用コートの展開図、図4は美容・理容用コートを使用した状態を示した背面図、図5は美容・理容用コートの襟部を示した拡大図、図6は美容・理容用コートの左側面図、図7は美容・理容用コートの右側面図、図8は美容・理容用コートの平面図、図9は美容・理容用コートの底面図である。
【0024】
図1から図3に示すように、本発明である美容・理容用コート1は、被施術者の背中方向で重なり合う略半円状の布である本体1aと、前記本体上部1b中央部に設けた被施術者の首に巻かれる襟部5とから構成され、前記襟部5が、略U字形で、前記本体上部1bより延設された内留め部3aと、前記内留め部3aの先端部表面に取り付けられた第1面ファスナー3dと、前記本体上部1bより延設された外留め部4aと、前記外留め部4aの先端部裏面に取り付けられた第2面ファスナー4dと、前記襟部5表面に取り付けられ前記第1面ファスナー3dが固定される第3面ファスナー4eと、前記襟部5裏面に取り付けられ前記第2面ファスナー4dが固定される第4面ファスナー2gとからなる。
【0025】
前記本体1aは、略扇状の正面部2と、前記正面部2の一辺に縫製した略扇状の左背面部3と、前記正面部2の他辺に縫製した略扇状の右背面部4とからなり、裾部1eが3つの弧を形成している。尚、符号2bは正面部2と左背面部3の縫合部である左合せ面を示しており、符号2cは正面部2と右背面部4の縫合部である右合せ面を示している。本体の素材は、従来から使用されている生地でよく、必要に応じて耐水性、耐薬剤性のものを採用できる。
【0026】
前記正面部2と左背面部3の間には左腕を通す袖口2kが開放した筒状の左腕挿通部2dが縫製されており、前記左腕挿通部2dと正面部2及び左背面部3の縫合部分は開口部2pを形成するように縫合されている。
【0027】
また、前記正面部2と右背面部4の間には右腕を通す袖口2kが開放した筒状の右腕挿通部2eが縫製されており、前記右腕挿通部2eと正面部2及び右背面部4の縫合部分は開口部2pを形成するように縫合されている。
【0028】
なお、図3に示すように、第3面ファスナー4eが右腕挿通部2eの裏面に、第4面ファスナー2gは正面部2左腕挿通部2d側の表面のそれぞれ襟部5に取り付けられている。この位置にあることで、襟部5の固定と、調整が施術者に作業し易く、被施術者に不快感を与えない。
【0029】
即ち、本体1aの背面側から開口部2p、2pに両腕を通し、各袖口2k、2kから両手を出すことができるように形成されている。
【0030】
前記正面部2の中心部には、縦方向に向かって左右第1折線2h、2i、その左右に左右第2折線2n、2oを設け、左右第1、第2折線2h、2i、2n、2oの上端を前記襟部5の中央一点で留めて合せ部2jとし、裾部1eは広げることができるギャザー部2aが形成されている。
【0031】
尚、左第1及び第2折線2h、2nの間は正面左合せ面2lを形成し、右第1及び第2折線2i、2oの間は正面右合せ面2mを形成しており、図1に示すように前記折線2h、2i、2n、2oに沿ってギャザー部2aを折り合わせた際に正面左右合せ面2l、2mとギャザー部2aの中央面が重なり合う。
【0032】
前記本体上部1bの両端部は左右切取部3b、4bが設けられており、被施術者に着用して左右背面部3、4の端同士を合わせた際に重合部1cの下端部分に隙間1dが形成される。隙間1dがあることで、被施術者を可能な限り覆い、かつコートがペダル操作の邪魔をしないようにできる。切取部3b、4bは、裾部1eにおいては上部1bから約20〜10cm好ましくは10cm、裾部1bから襟部5方向への高さは15〜35cm好ましくは20cm程度切欠いて形成する。
【0033】
前記襟部5を形成する外留め部4aは、内留め部3aより長く、何れも前記本体上部1bに垂設されている。また、前記外留め部4a及び前記内留め部3aは、前記本体1aと同一面に設けられており、外留め部4a及び内留め部3aの外側が本体上部1bから先端に向けカーブした湾曲部3e、4fを形成している。
【0034】
また、前記襟部5の略U字底部は2重にして補強部2fを形成し、前記補強部2fの正面側且つ左腕挿通部側には第4面ファスナー2gを縫製している。
【0035】
前記左背面部3側の上部1bにおいては、襟部5と裾部1eとの間に左面ファスナー3cが縦方向に向かって設けられており、一方、前記右背面部4側の上部1bにおいては、襟部5と裾部1eとの間に右面ファスナー4cが上部1bと平行に設けられている。
【0036】
前記左右面ファスナー3c、4cは、左右背面部3、4の端部を重ねた際に十文字に重なるように設けられている。これにより、左右面ファスナーの接着位置に幅を持たせることができる。
【0037】
図4に示すように、本発明である美容・理容用コート1をスタイリングチェア7に座らせた被施術者6に着せた後、左右背面部3、4の端部である上部1b、1bを重ね合わせて左右面ファスナー3c、4cで留めると、前述のように重合部1cの下端に隙間1dが形成され、丁度スタイリングチェア7に設置されているペダルを操作する空間ができる。
【0038】
尚、図示はしていないが、前記本体上部1bの前記襟部5を挟み左右何れか一方に、生地を縫製し、前記本体背面の重合部1cを3重としてもよい。より一層密閉性が確保でき、各種溶液の浸透を防止できる。
【0039】
図5に示すように、本発明である美容・理容用コート1を被施術者6に着用させた際の各面ファスナーの状況は、次の通りである。尚、図5中においては、被施術者6を省略しており、斜め背面から見た状態を示している。
【0040】
まず、襟部5を形成する内留め部3aの第1面ファスナー3dは、第3面ファスナー4eと留められ、次に外留め部4aの第2面ファスナー4dが第4面ファスナー2gに留められる。このように、本発明では2つの位置で襟部5を留めるため、最初に内留め部3aを緩めに留めておき、次に外留め部4aで締め具合を調節することができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明である美容・理容用コートは、第1〜第4面ファスナーと、2本の留め部を有することで被施術者の首に、容易かつしっかりと襟部を取り付けることができると同時に、容易に締め具合の調節をすることができ、また、2本の留め部を使用しているため、美容・理容用コートの重心バランスが良く、被施術者の首に取り付けた後も美容・理容用コートの重みによる締め付けが起こりにくく、更に、左右背面部に左右切取部を設けたため、常にスタイリングチェアのペダル部分に隙間が空いた状態となり、ペダルを踏む際に誤って美容・理容用コートを踏む心配がない。
【符号の説明】
【0042】
1 美容・理容用コート
1a 本体
1b 上部
1c 重合部
1d 隙間
1e 裾部
2 正面部
2a ギャザー部
2b 左合せ面
2c 右合せ面
2d 左腕挿通部
2e 右腕挿通部
2f 補強部
2g 第4面ファスナー
2h 左第1折線
2i 右第1折線
2j 合せ部
2k 袖口
2l 正面左合せ面
2m 正面右合せ面
2n 左第2折線
2o 右第2折線
2p 開口部
3 左背面部
3a 内留め部
3b 左切取部
3c 左面ファスナー
3d 第1面ファスナー
3e 湾曲部
4 右背面部
4a 外留め部
4b 右切取部
4c 右面ファスナー
4d 第2面ファスナー
4e 第3面ファスナー
4f 湾曲部
5 襟部
6 被施術者
7 スタイリングチェア
8 従来の美容・理容用コート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被施術者の背中方向で重なり合う略半円状の布である本体と、前記本体上部中央部に設けた被施術者の首に巻かれる襟部とから構成され、前記襟部が、略U字形で、
前記本体上部より延設された内留め部と、前記内留め部の先端部表面に取り付けられた第1面ファスナーと、前記本体上部より延設された外留め部と、前記外留め部の先端部裏面に取り付けられた第2面ファスナーと、前記襟部表面に取り付けられ前記第1面ファスナーが固定される第3面ファスナーと、前記襟部裏面に取り付けられ前記第2面ファスナーが固定される第4面ファスナーと、からなることを特徴とする美容・理容用コート。
【請求項2】
前記外留め部が、前記内留め部より長く、何れも前記本体上部に垂設されたことを特徴とする請求項1に記載の美容・理容用コート。
【請求項3】
前記外留め部及び前記内留め部が、前記本体と同一面に設けられ、前記外留め部及び前記内留め部の外側が前記本体上部から先端に向け湾曲した湾曲部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の美容・理容用コート。
【請求項4】
前記襟部の略U字底部を2重にし、第4面ファスナーを縫製し、補強部を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の美容・理容用コート。
【請求項5】
前記本体上部の両端部を切欠き、左右切取部を設け、被施術者に着用されたとき、前記本体重合部の下端部に隙間を形成することを特徴とする請求項1〜請求項4に何れか1項に記載の美容・理容用コート。
【請求項6】
前記本体が、略扇状の正面部と、前記正面部の一辺に縫製した略扇状の左背面部と、前記正面部の他辺に縫製した略扇状の右背面部とからなり、裾部が、3つの弧を形成することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の美容・理容用コート。
【請求項7】
前記本体に、被施術者の左腕を通す袖口が開放した筒状の左腕挿通部を前記正面部と前記左背面部の間に縫製し、被施術者の右腕を通す袖口が開放した筒状の右腕挿通部を前記正面部と前記右背面部の間に縫製して設けたことを特徴とする請求項6に記載の美容・理容用コート。
【請求項8】
前記襟部と前記本体上部の裾部との間に左右面ファスナーを十字状に重なるよう設け、前記本体重合部を左右面ファスナーで固定したことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の美容・理容用コート。
【請求項9】
前記正面部の中心部に、正面中央に縦方向に向かって左右第1折線、その左右に左右第2折線を設け、左右第1、第2折線の上端を前記襟部の中央一点で留め合せ部とし、裾部は広げることができるギャザー部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の美容・理容用コート。
【請求項10】
前記本体上部の前記襟部を挟み左右何れか一方に、生地を縫製し、前記本体背面の重合部を3重に重ねることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の美容・理容用コート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−194241(P2010−194241A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−45643(P2009−45643)
【出願日】平成21年2月27日(2009.2.27)
【出願人】(309004851)
【Fターム(参考)】