説明

義歯洗浄器

【課題】義歯清浄の時、不快感を少なくし、上下ブラシによる短時間で義歯のぬめりや汚物を浄化水を交えて、表裏を同時に清浄化できる義歯清浄器を提供する。
【解決手段】義歯13を上下ブラシ2,3の間で廻転させながら、浄化水を交えて前後に移動する。義歯を回転させることにより、義歯13がブラシ2,3間に挿入し易く、又義歯全体を隈なく清浄化出来る様にしたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は義歯に付着した、ぬめり、又は食べ残り粕など汚物の清浄を目的としたものである。
【背景技術】
【0002】
従来は洗面場に於いて、義歯を手で持ちながら、歯ブラシ又は布や水で洗いながら清浄するのが一般的である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
義歯を使用されている方は、清浄を余儀無くされます。病床に臥されて居る方は介護人に依頼せねばならないが、介護人の不快感を少なくし、しかも急ぎの時、簡単に手早く清浄することを目的としたものである。
【課題を解決しようとする手段】
【0004】
この課題を解決するための発明は、上下にブラシを配置し、上下ブラシの中間を、義歯台に義歯を置き、義歯台を前後に移動と同時に廻転させ適宜な早さで水を交えて、往復運動を手動で繰り返す。義歯の表裏を同時に清浄することが出来る。
【発明の効果】
【0005】
義歯の表裏面のぬめりと残存汚物を、簡単な操作で手早く処理することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
ハンドルを前後に移動させると、ラックにてピニオンが廻される。義歯台に乗った義歯は、廻りながら上下のブラシ面に無理なく挿入され、水を交えて、義歯の表裏を隈なく清浄する。ハンドルを数回、前後運動すればよい。
【産業上の利用可能性】
【0007】
本発明に係る義歯清浄器は、高齢化が進むと共に、義歯の方が多くなり、益々利用価値も増大することである。社会的公算も大きくなり、産業的量産化は容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】 義歯台とブラシの配置側面図
【図2】 義歯の廻転移動を示す上面図
【図3】 ブラシと義歯台軸の構成図
【図4】 放射形義歯受台上面図
【図5】 ハンドル上面図
【符号の説明】
1 上ブラシ取付枠
2 上ブラシ
3 下ブラシ
4 コの字形スライド案内枠
5 廻転義歯台と縦軸は同体
6 ラック
7 ピニオン
8 ハンドル
9 ハンドル送行用リング
10 ボス付スライド板
11 外枠
12 ハンドル送行用空間
13 義歯

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下にブラシを2列に配置し、上下のブラシの先端が触れ合う様に取り付ける。義歯台に乗せた義歯を、上下のブラシの中間をラックとピニオンを使い、ハンドルで義歯台を前後と正逆転を繰り返しながら移動する。上下ブラシは浄化水と共に、義歯の動きに合わせて右左に靡いて義歯を擦り磨く。義歯の表裏に附着した、ぬめり、汚物を表裏同時に取り除く。短時間で清浄することを目的とした、ブラシに依る、義歯清浄器である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−237856(P2008−237856A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−112388(P2007−112388)
【出願日】平成19年3月26日(2007.3.26)
【出願人】(591207909)
【Fターム(参考)】