説明

耐震補強工法

【課題】 収納スペースを確保したり、収納家具を造り付けしたりしながら家屋の耐震補強を行う耐震補強工法の提供。
【解決手段】 本棚11は、底板13と、側板15,15と、天板17と、背板19と、仕切板21と、棚板23とを備え、予め背板19以外の板材13,15,17,21,23が組み立てられて本棚本体部25が形成されている。土台となる横柱1に立設された多数の柱3,3…,3の室内側に取り付けられた板材5の一部を撤去し、隣接する柱3,3の側面に添え柱31を固定する。この添え柱31に本棚11の背板19を固定する。添え柱31に固定された背板19に本棚本体部25を固定する。本棚11は台輪57を介して床面に接地し、本棚11の上部に設けられる幕板59は天井に当接する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅の耐震性を向上させる耐震補強工法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
住宅の耐震性を向上させるために各種の耐震補強工事が行われている。たとえば、多数の金具により柱同士を連結したり、筋交いを入れたりしている。これにより、地震などによる倒壊の防止が図られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のいずれの工法も補強工事のみを目的とするものであった。
【0004】
そこで、本発明は、補強工事を行うことにより、同時に、収納スペースが確保でき、あるいは、収納家具の設置ができる家屋の耐震補強工法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、請求項1に記載の発明は、柱間に取り付けられた壁材を撤去し、前記柱間に収納家具を構成する板部材を固定し、この板部材に前記収納家具の他の部材を取り付けることを特徴とする耐震補強工法である。
【0006】
請求項2に記載の発明は、前記板部材は、前記収納家具の背板であり、前記他の部材によって、背板を除く前記収納家具のユニットを予め組み立てておき、柱間に前記背板を取り付けた後、その背板に前記ユニットを組みつけることを特徴とする請求項1に記載の耐震補強工法である。
【0007】
請求項3に記載の発明は、予め収納家具を組み立てておき、柱間に取り付けられた壁材を撤去した後に、前記収納家具を構成する板部材を前記柱間に固定して収納家具を設置することを特徴とする耐震補強工法である。
【0008】
請求項4に記載の発明は、前記板部材が固定される柱と横柱とを金具で連結することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の耐震補強工法である。
【0009】
請求項5に記載の発明は、前記柱に添え柱を固定し、この添え柱に前記板部材を固定することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の耐震補強工法である。
【0010】
請求項6に記載の発明は、室内外方向へ傾斜している柱に前記添え柱を当接し、前記添え柱を床面に対して鉛直に配置して前記柱に前記添え柱を固定し、この添え柱に前記板部材を固定することを特徴とする請求項5に記載の耐震補強工法である。
【0011】
さらに、請求項7に記載の発明は、前記板部材は、前記柱または前記添え柱に、ネジが所定間隔でねじ込まれて、または釘が所定間隔で打ち込まれて固定されることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の耐震補強工法である。
【発明の効果】
【0012】
本発明の耐震補強工法によれば、収納スペースを確保したり、収納家具を造り付けしたりしながら家屋の耐震補強を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の耐震補強工法の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の本棚の背板と側板の連結方法を示す分解斜視図である。
【図3】図1の本棚の背板と側板の連結状態を示す断面図である。
【図4】柱に本棚を固定した状態を側面から見た断面図である。
【図5】柱に本棚を固定した状態を平面から見た断面図である。
【図6】図1の本棚の変形例を示す図であり、柱に固定した状態を断面にして示している。
【図7】図1の本棚のさらに別の変形例を示す図であり、柱に固定した状態を断面にして示している。
【図8】柱に本棚の一方の側板を固定して、本棚を設置する状態を示す断面図である。
【図9】本棚の背板を直接柱に固定して本棚を設置した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の耐震補強工法の別の実施例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面から見た断面図である。
【図11】本発明の耐震補強工法のさらに別の実施例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の耐震補強工法の一実施例について図面に基づいて具体的に説明する。
【0015】
図1は、本発明の耐震補強工法の一実施例を示す分解斜視図である。
【0016】
本実施例の耐震補強工法は、典型的には中古住宅、特に木造の中古住宅に適用される。木造住宅は、通常、土台となる横柱1に立設された多数の柱3,3…,3の室外側および室内側に矩形状の板材が取り付けられて外壁および内壁が構成されている。本実施例では、柱3の室内側に取り付けられた板材(面材)5の一部を撤去して、柱3に新たに収納家具を固定することで耐震補強を行う。本実施例では、収納家具として本棚11が使用される。
【0017】
本棚11は、水平に配置される矩形板状の底板13と、この底板13の幅方向両端部に上方へ向けて鉛直に固定される側板15,15と、一対の側板15,15の上部同士を連結する天板17と、これら板材13,15,15,17により構成される矩形状の枠体の後面を塞ぐ背板19とを主要部に備える。
また、図示例では、天板17および底板13の幅方向中央部同士を連結するように仕切板21が設けられており、天板17および底板13は左右に二分割されている。さらに、各側板15と仕切板21との間には棚板23が上下に離隔して複数枚設けられている。なお、複数の棚板23の一部または全部は、上下に取り付け位置を変更可能とされる。各板材13,15,17,19,21,23は、無垢材、メラミンボードまたは突板などの仕上材により形成されている。
【0018】
本棚11は、予め、背板19を除いた部材が組み立てられて本棚本体部25が形成されている。つまり、底板13、側板15,15、天板17、仕切板21および棚板23が組み立てられてユニットとしての本棚本体部25が構成されている。
また、本実施例では、底板13の下部に矩形枠状の台輪57が設けられ、本棚11は台輪57を介して床面fに接地する。また、本棚11の上部には幕板59が取り付けられ、この幕板59は天井cに接する。
【0019】
図2は、背板と側板の連結方法を示す分解斜視図である。
図3は、背板と側板の連結状態を示す断面図である。
【0020】
図1から図3に示すように、背板19には、その左右両端辺部に、上下に離間して複数のピン27が取り付けられる。そのために、背板19の左右両端部には、それぞれ上下に離隔して複数のネジ穴が前方へ開口して形成されている。本実施例では、背板19に、3つのネジ穴が上下に等間隔に離隔して形成されている。
【0021】
ピン27は、丸棒状とされ、その先端部27aの外周面にはネジが形成されている。ピン27の基端部には、その外周面に周方向に沿って環状の溝27bが形成されている。また、ピン27は、溝27bより基端側が略球状に形成されると共に、その基端は平坦面に形成されている。ピン27は、その先端部27aが、背板19のネジ穴にねじ込まれて背板19に取り付けられる。
【0022】
次に、本実施例の耐震補強工法の手順について説明する。
まず、柱3の室内側に固定された板材(面材)5の内、たとえば1枚を撤去する。そして、図1において、左右に離間した柱3(3A),3(3B)の側面にそれぞれ添え柱31を固定する。添え柱31は、断面矩形状の柱材とされ、ネジまたは釘などにより柱3に固定される。本実施例では、左側の柱3Aの右側面と、右側の柱3Bの左側面にそれぞれ添え柱31がネジにより固定される。また、図示例では、添え柱31は、柱3より上下寸法が短く、土台を構成する横柱1と上側の横柱35との間にそれぞれ隙間を形成した状態で柱3に固定される。そして、横柱1と柱3および横柱35と柱3を連結するように金属製の略L字形の補助具37を固定する。補助具37は、一端部が横柱1,35にネジで固定されると共に、他端部が柱3にネジで固定される。なお、図示例では、柱3と柱3の間に、間柱40が設けられている。
【0023】
図4は、柱に本棚を固定した状態を側面から見た断面図である。
図5は、柱に本棚を固定した状態を平面から見た断面図である。
【0024】
次に、背板19を添え柱31に固定する。具体的には、背板19の幅方向両端部を、それぞれ添え柱31の前面に重ね合わせて、ネジまたは釘などにより背板19を添え柱31に固定する。本実施例では、所定数のネジが、上下に等間隔に離隔して各添え柱31にねじ込まれて背板19が添え柱31に固定される。
具体的には、本棚11を添え柱31に固定して耐震補強を行う際、背板19を添え柱31に固定するネジの個数により壁強さ倍率が変わる。つまり、ネジの個数を少なくすると補強強度が小さくなり、多くすると補強強度が大きくなる。ただし、ネジの個数を多くしすぎると、添え柱31が破損するおそれがある。そこで、本棚11を固定する位置に適応した個数のネジにより取り付ける必要があり、本実施例では、実験データや計算などに基づいた個数のネジを上下に等間隔にねじ込んで固定する。これにより、ネジの数が足りずに補強が不十分となったり、ネジの数が過剰となり添え柱31を破損したりするおそれがなくなる。また、本実施例では、背板19の幅方向両端部にネジが通される穴19aが上下に等間隔に離間して多数形成されており、使用されるネジの個数に応じていずれの穴19aを使用するか決定し、その決定した穴19aから添え柱31にネジをねじ込めばよい。
【0025】
次に、予め組み立てられた本棚本体部25を、背板19に固定する。
本実施例では、背板19に室内側へ突出して設けられたピン27が、側板15に設けられる係止具41に係止されて本棚本体部25が背板19に固定される。具体的には、図2および図3に示すように、側板15には、その後面に後方へ開口する円形の第一穴43が、上下に離隔して3つ形成されている。この第一穴43は、背板19に設けられたピン27と対応した位置に形成されている。また、側板15には、その後端部に、左右方向外側へ開口する円形の第二穴45が形成されており、第一穴43と第二穴45とは連通している。
【0026】
係止具41は、略円柱形状とされ、その基端面中央部には十字状の溝47が形成されている。また、係止具41は、円弧状に湾曲した鎌形の係止片51,51が軸方向に離間して2つ残されるように、周側壁の一部が切り欠かれて径方向外側へ開口する凹部49が形成されている。係止具41は、側板15の第二穴45に回転可能にはめ込まれて設けられる。この際、係止具41の凹部49は第一穴43と対応した位置に配置される。
【0027】
本棚本体部25を背板19に固定する際、背板19に固定されたピン27の基端部を、側板15の第一穴43にはめ込むと共に、係止具41の凹部49にはめ込む。
そして、ドライバー等の工具を係止具41の溝47にはめ込み、係止具41を回転させる。これにより、係止具41の2つの鎌形の係止片51が、ピン27の溝27b内に入り込み、ピン27の基端部を挟み込み係止する。係止具41の係止片51がピン27の基端部を挟み持つことで、ピン27の抜けが防止され、本棚本体部25が背板19に固定される。このようにして家屋の壁に本棚11が固定され、耐震補強がなされる。しかも、本実施例では、既存の柱3に添え柱31を固定することで、地震時などにおいて既存柱3の折損を防止でき、仮に柱3が長手方向中途部で折損しても添え柱31により耐震性が維持される。
【0028】
本実施例における本棚の構成は適宜変更可能である。
たとえば、図6に示すように、本棚11の幅寸法を大きくしてもよい。上記実施例では、本棚11は、隣接する2本の柱3,3間に設けられたが、図6では、3本の柱3,3,3に固定される。図示例では、左側の柱3(3A)の右側面、中央の柱3(3C)の左右両側面、および右側の柱3(3B)の左側面にそれぞれ添え柱31が固定されている。そして、これらの添え柱31に背板19がネジなどにより固定されて、背板19に上記と同様にして、本棚本体部25が固定される。また、本棚11の幅寸法をさらに大きくして、図7に示すように4本の柱3に背板19を固定するようにしてもよい。同様に、本棚の幅と、それを設置する柱の本数は適宜変更可能である。なお、背板19は、1枚の板材により構成されてもよいし、複数枚に分離して構成されてもよい。
【0029】
また、上記実施例では、背板19を柱3に固定して本棚11を設置したが、図8に示すように、柱3に一方の側板15を固定し、この側板15に底板13、他方の側板15、天板17、背板19、仕切板21および棚板23を取り付けてもよい。この際、一方の側板15および棚板23以外の板材13,15,17,19を予め組み立てたユニットを形成しておき、このユニットを一方の側板15に固定し、その後、棚板23を取り付ければよい。
【0030】
また、上記実施例では、柱3に添え柱31を固定し、この添え柱31に背板19を固定したが、図9に示すように、柱3に直接背板19を固定し、この背板19に本棚本体部25を固定するようにしてもよい。
【0031】
また、建築後、年数が経過して柱3が壁に対して垂直方向に傾斜している場合、つまり、柱3が室内外方向へ傾いている場合には、添え柱31を柱3の側面に当接すると共に、床面に対して垂直に配置して柱3に固定し、この添え柱31に背板19を固定すればよい。これにより本棚11を水平に設置することができる。
【0032】
さらに、上記実施例では、収納家具として本棚を用いたが、本棚以外の収納家具を用いてもよい。たとえば、台所において戸棚を柱に固定するようにしてもよい。
図10は、台所に戸棚を設けた状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は横断面図である。
【0033】
具体的には、台所の内壁を構成する既存の板材の一部を撤去し、上記実施例と同様に、柱3に取り付けられた添え柱31に背板65を固定する。図示例では、背板65の上部に、上下に離隔して矩形板状の天板および底板69が水平に固定され、これらの左右各端部に側板71が垂直に固定される。そして、天板、底板69および側板71,71により構成される矩形状の枠体を左右に分割するように仕切板73が複数枚設けられる。また、仕切板73により区切られた各空間部の開口部を開閉するように、それぞれ扉75が設けられて、背板65の上部に第一収納部77が形成される。なお、扉75の内、右端以外の扉75は観音開き状に開閉する扉とされる。さらに、背板65の下部には、複数の引き出し79を有する第二収納部83が形成され、第二収納部83の上部にはIH調理器やコンロなどが設置されている。また、図示例では、背板65の下部に設けられる第二収納部83と、背板65の上部に設けられる第一収納部77の左端部同士を連結するように第三収納部85が設けられている。この第三収納部85は、左右に離間して配置される側板89,89と、この側板89,89の上下端部に配置される天板91および底板93と、側板89の中途に設けられる棚板95とにより構成されている。なお、背板65の内、正面に露出する箇所65aにパネルを重ね合わせて固定してもよい。
【0034】
このように、柱に固定される背板または側板に取り付けられる各種部材は、適宜変更可能であり、部屋や場所に応じた収納家具を柱に固定すればよい。
【0035】
ところで、上記実施例では、柱3に固定された添え柱31に、背板19を取り付けた後、本棚本体部25を背板19に固定したが、図11に示すように、背板19を含んだ状態で予め本棚11を組み立てておき、この本棚11の背板19を添え柱31に固定するようにしてもよい。図示例では、背板19の幅方向両端面に側板15の一端部を当接して固定している。これにより、本棚11を添え柱31に固定した際に、背板19と側板15との境界部が外部から見えず、意匠性がよい。また、図8に示す例では、柱3に固定された添え柱31に、一方の側板15を取り付けた後、その他の部材を側板15に固定したが、予め組み立てておいた本棚11の一方の側板15を、添え柱31に固定して本棚11を設置するようにしてもよい。また、柱3に背板19または側板15を直接ネジなどで固定するようにしてもよい。
【0036】
本発明の耐震補強工法は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
上記実施例では、家屋の外周の壁に適用したが、部屋を仕切る壁に適用してもよい。
また、上記実施例では、背板以外の板材を予め組み立てたユニットを、柱に固定した背板に取り付けたが、背板に順次各部材を取り付けて、収納家具を完成させてもよい。
また、上記実施例では、本棚は、台輪を介して床面に接地されたが、床面に直接接地するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、背板に側板を固定する際、ピンおよび係止具を使用したが、背板に各種部材を固定する手段および方法は適宜変更可能である。たとえば、ダボやネジなどで固定してもよい。
【符号の説明】
【0037】
3 柱
11 本棚(収納家具)
15 側板
19 背板
25 本棚本体部(ユニット)
31 添え柱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柱間に取り付けられた壁材を撤去し、前記柱間に収納家具を構成する板部材を固定し、この板部材に前記収納家具の他の部材を取り付ける
ことを特徴とする耐震補強工法。
【請求項2】
前記板部材は、前記収納家具の背板であり、
前記他の部材によって、背板を除く前記収納家具のユニットを予め組み立てておき、柱間に前記背板を取り付けた後、その背板に前記ユニットを組みつける
ことを特徴とする請求項1に記載の耐震補強工法。
【請求項3】
予め収納家具を組み立てておき、
柱間に取り付けられた壁材を撤去した後に、前記収納家具を構成する板部材を前記柱間に固定して収納家具を設置する
ことを特徴とする耐震補強工法。
【請求項4】
前記板部材が固定される柱と横柱とを金具で連結する
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の耐震補強工法。
【請求項5】
前記柱に添え柱を固定し、この添え柱に前記板部材を固定する
ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の耐震補強工法。
【請求項6】
室内外方向へ傾斜している柱に前記添え柱を当接し、前記添え柱を床面に対して鉛直に配置して前記柱に前記添え柱を固定し、この添え柱に前記板部材を固定する
ことを特徴とする請求項5に記載の耐震補強工法。
【請求項7】
前記板部材は、前記柱または前記添え柱に、ネジが所定間隔でねじ込まれて、または釘が所定間隔で打ち込まれて固定される
ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の耐震補強工法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−26079(P2012−26079A)
【公開日】平成24年2月9日(2012.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−162448(P2010−162448)
【出願日】平成22年7月20日(2010.7.20)
【出願人】(510149219)株式会社I&C (1)
【出願人】(504180239)国立大学法人信州大学 (759)
【Fターム(参考)】