説明

耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀

【課題】側耳孔の耳垢を除去可能であるとともに、耳孔や鼻孔のうぶ毛を剃ることができる耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀を提供する。
【解決手段】棒状の把持部材10の先端に設けられた耳掻きに、耳孔あるいは鼻孔内の毛を剃るための刃20を把持部材の中心軸に対して60°から120°の角度に形成するとともに、耳掻き部を刃を備えた板状ブレードにし、その形状を円筒、楕円筒、角を丸くした三角筒又は四角筒などの多角形筒、あるいはJ形、U字形に形成されたものから選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、耳孔内部、耳殻、鼻孔内の毛、うぶ毛を剃るための剃刀に係るものであり、特に、理容師が耳孔を掃除するに際して、耳孔の入り口あるいは内部にあるうぶ毛や鼻孔内の鼻毛を安全かつ簡易に除去できる耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀に関する。
【背景技術】
【0002】
耳掻き具には、耳孔に先端部を挿入して効率よく耳垢が除けるように、先端部の形状として様々なものが提案されている。一般的な耳掻き具として、先端が湾曲した杓子形状の耳掻き部を備えており、その他に、把持部材の全周面に沿ってフランジ状部分を形成した耳掻き部を備えるもの(特許文献1)、先端に接着剤層を介して固着された角のある外周面を有する無機質硬質粒子を含む耳掻き部を備えるもの(特許文献2)、表面に軸部の軸線方向に平行状の突状部を備えた耳掻き部を有するもの(特許文献3)、先端に螺旋状の溝を設け、隣接する溝間で所定の厚み高さの円盤状の掻き出し板を形成したもの(特許文献4)、あるいは繊維塊状部を設けた綿棒であって、少なくとも1箇所に突起部を設けたもの(特許文献5)などがある。これらは、それぞれ耳垢の取り残しを防止するため、あるいは小さな耳垢をも掻き取るなどの効果を発揮するものであった。
【0003】
しかし、これらの耳掻き具は、基本的に耳垢を取り除くことが目的であり、耳孔の入口付近や内部に生えるうぶ毛を剃る機能は持ち合わせていなかった。
【0004】
耳孔のうぶ毛を切断するものとして、多数の小穴又はメッシュが配設された外刃と、外刃の内面に沿って回転する内刃とを備え、小穴又はメッシュへ挿入された毛を外刃と内刃で切断するシェーバであって、外刃が、先端部と基軸部とで形成され、先端部と基軸部との間にくびれ部が形成されたものがある(特許文献6)。
【0005】
しかし、係るシェーバは、耳毛を剃るのではなく、切断するものであり、耳孔の毛を根元から除去することができない。また、鼻毛等のように、比較的太く硬い毛については効果的に切断可能であるが、うぶ毛のように細く柔らかい毛は、外刃と内刃の隙間等に毛が入ってしまい完全に切断することができないという問題点があった。
【特許文献1】特開平6−113978号公報
【特許文献2】特開平9−294690号公報
【特許文献3】特開平10−216042号公報
【特許文献4】特開2000−116564号公報
【特許文献5】特開2002−186568号公報
【特許文献6】特開2006−167260号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の問題点に鑑みて案出されたものであり、耳孔の耳垢を除去可能であるとともに、鼻孔、耳孔の毛又はうぶ毛を剃ることができる耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上のような課題を解決するために、本発明が採った手段は以下の通りである。
【0008】
本発明請求項1に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀は、棒状の把持部材の先端に設けられた耳掻き部に、耳孔、耳殻又は鼻孔内の毛を剃るための刃が把持部材の中心軸に対して60°から120°の角度に形成されてなることをその要旨とする。
【0009】
本来、毛を剃るには、刃をできるだけ寝かせて、すなわち肌との角度をなるべく小さくして剃ると毛をより効率的に剃ることができるものである。しかし、鼻孔又は耳孔の内面は粘膜で形成されているので、角度をあまり鋭角にして剃ると傷つける危険性がある。また、あまり刃を寝かせすぎると耳掻きとしての機能を有しなくなってしまう。そこで、請求項1記載の発明では、刃先の角度を比較的立たせて60°から120°の範囲で形成したものである。この範囲の角度に形成することにより、理容師等が顧客に対して耳掻きをする際に、耳垢を除去可能であるとともに、耳孔の毛はほとんどがうぶ毛であるので、この範囲の角度でも耳孔の毛を十分に剃ることができる。
【0010】
本発明の請求項2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀は、耳掻き部はへら状に形成され、へら状の先端に前記刃が形成されてなることをその要旨とする。
【0011】
先端をへら状に形成することで、従来の耳掻きとして扱いやすい形状とすることができるとともに、その先端に刃を形成することで、耳垢を除去すると同時に先端の刃で耳内の毛を剃ることができる。
【0012】
本発明の請求項3に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀は、刃を備えた板状ブレードで、円筒、楕円筒、角を丸くした三角筒又は四角筒等の多角形筒又はJ字形、U字形に形成されたものから選択されるいずれかからなることをその要旨とする。
【0013】
かかる構成を採用することにより、先端だけでなく、側方にも刃を形成することができるようになる。従って、耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀を耳孔又は鼻孔へ挿入させた状態から引くことは勿論、把持部材を回転させて刃を回転させることによっても毛を剃ることができるようになる。この際に板状のブレード部分が耳掻き部として機能し、耳垢も除去することができる。また、係る構成を採用することによって、板状ブレードの形状を適宜設定することができ、複雑な耳孔や鼻孔の側壁形状に合わせて使用勝手のよい耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀とすることができる。
【0014】
本発明の請求項4に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀は、把持部材の中心軸進行方向に対して90°以上の角度に形成されてなることをその要旨とする。
【0015】
係る構成を採用することにより、鼻孔や耳孔へ耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀を挿入する際に刃が耳壁に触れた場合であっても、刃が進行方向へ向いていないので、耳を誤って切創することを防止することができる。一方、剃刀を引き戻す場合には、刃が引き戻す方向に向くので、通常の剃刀として作用させて容易に耳の中の毛を剃ることができる。
【0016】
本発明の請求項5に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀は、前記刃に皮膚に切り傷を与える危険性を減少させるための安全ガードが設けられていることをその要旨とする。また、本発明の請求項6に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀は、前記刃より若干延出して設けられる複数のワイヤーや延出部であることをその要旨とするものである。
【0017】
係る構成を採用することにより、刃によって不用意に耳内側面又は鼻孔の皮膚を傷つけることを防止することができる。ワイヤーや延出部を設けることで、剃刀の刃が横方向にずれることを防止し、誤って耳内側面又は鼻孔を切ってしまう危険性を減らすことができる。また、仮に多少ずれた場合でもワイヤーや延出部によって、刃がずれる瞬間は、鼻孔又は耳内側面に接触することを抑えることができるので、誤って、鼻孔又は耳内を切ってしまう危険性を減らすことができる。
【発明の効果】
【0018】
上記手段を採ったことにより得られる効果は以下の通りである。
【0019】
本発明に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀によれば、刃が把持部材の中心軸に対して60°から120°の角度で設けられているので、耳孔又は鼻孔の内側面の損傷を最小限に抑えて耳孔の耳垢を除去できるとともに、耳毛又は鼻毛を剃ることができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の「耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀」を実施するための最良の形態について説明する。
【0021】
本発明に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀は、把持する柄の役割を果たす把持部材と、この把持部材の先端に設けられた刃とを備えている。把持部材は特に限定するものではなく、耳孔のうぶ毛を剃る際に持ちやすい形状を適宜選択することができる。勿論、材料についても限定するものではなく、プラスチック、ガラス、プラスチック等種々の材料を選択することができる。
【0022】
刃は、把持部材の先端に形成されていて、図2に示すように、把持部材の軸前方の仮想線(軸)Aに対して60°以上120°以下、好ましくは、70°から110°の角度(α)に形成されている。すなわち、刃は、耳孔又は鼻孔を剃る場合に耳内面に対して30°以上の角度を持って当てられることになる。このような角度に設定することによって、耳内側面又は鼻孔に鋭角に刃を当てることがないため、耳内側面又は鼻孔の損傷の危険性を最小限に抑えることができる。一方、本来、この角度では、剃るという作業を効率的に行う角度としては、一般的に大きすぎるのであるが、耳孔内の毛はうぶ毛がほとんどであるので、十分に剃ることができる。また、このような角度に設けることによって、刃は耳掻き部としても機能し、耳垢を除去することができる。
【0023】
さらに、刃の先端は把持部材の軸前方の仮想線に対して90°以上の角度に設けると良い。このような角度に刃を設定することによって、耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀を耳孔又は鼻孔へ挿入する際に、耳内側面又が鼻孔に刃先が当接しても、刃は進行方向と反対方向を向いているため耳内面を誤って切るおそれをできる限り防止することができる。
【0024】
把持部材の先端に刃を形成する形態としては、把持部材の先端をへら状に形成し、その先端の刃先を60°以上120°以下の角度を設けて形成すればよい。この方法によれば、へらの先端の刃で耳内面のうぶ毛を剃ると同時に、へらによって耳垢をも除去することができる。また、別の形態として、円筒、楕円筒、三角筒又は四角筒等の多角形筒の角部を滑らかにしたもの(すなわち、三角や四角形の角が丸く形成されたもの)の筒状体の辺に刃を設けてブレード状に形成したものを把持部材の先端に形成することもできる。また板状のブレードを折り曲げて円筒状やU字状等に形成して先端に取り付けることもできる。刃は、把持部材と一体のものとしてもよいし、別の部品として刃を作製して、把持部材に取り付けられるようにしてもよい。
【0025】
前記刃には、皮膚に切り傷を与えないように保護するための安全ガードを設けてもよい。安全ガードは、前記刃に対して略垂直方向に先端を被覆するワイヤーを設けたり、刃より若干延出して設けられる複数の延出部を設けることによって形成することができる。
【0026】
以下、本発明の耳掻き兼耳孔及び耳殻用剃刀の最適な実施例について、耳に使用する使用状態を例にとって図に沿って説明する。尚、以下に説明する実施例及び図面は、本発明の実施例の最適な形態を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではない。
【実施例1】
【0027】
本発明の実施例1に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀について、図1〜4に図示されている。図1は、実施例1に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の斜視図を示す。実施例1に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100は、棒状に設けられた把持部材10と、把持部材10の先端に設けられたへら状の先端に刃20を有する刃体部21を備えている。実施例1においては、刃体部21は柄22と一体に成形されており、一方、把持部材10は、柄22が脱着可能な装着部11を有していて、この装着部11に柄22を挿入することによって取り替え可能となっている。
【0028】
へらの部分は、図2に示すように、へらの内側の先端が中心軸Aに対して90°となるように滑らかにカーブしている。へらの先端は、外側面が削られたいわゆる片刃に形成されている。
【0029】
さらに、本実施例1の耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100には、図3に示すように、刃20の先端に刃の先端よりわずかに延出している複数の延出部23を設けてもよい。延出部23を設けることによって、刃20が横方向にずれることを防止し、誤って耳内側面を切ってしまう危険性を減らすことができる。また、仮に多少ずれた場合でも延出部23によって耳内側面に刃を接触させることを抑えることができるので、誤って、耳内側面を切ってしまう危険性を減らすことができる。
【0030】
以上のようにして作製された耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100は、以下のようにして使用される。図4に示したように、まず、耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の刃先を耳孔に挿入する。そして、耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100を進行方向とは逆の方向へ引くことによって、うぶ毛を剃ることができる。尚、刃20を90°以上に設定しておけば、刃は進行方向に対して90°より後方を向くことになるため、挿入時に、刃20が耳内側面に接したとしても、進行方向と反対方向を向いているため耳内側面を切る危険性を減少させることができる。
【実施例2】
【0031】
次に、耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀の別の最適実施例の1つである実施例2について、図5〜10に沿って説明する。実施例2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100も実施例1と同様に把持部材10と刃20とを備えている。把持部材10は実施例1と同様に棒状体からなる。刃20は、筒状に形成されたブレードから形成されている。
【0032】
実施例2に係る刃20は、以下のようにして作製される。円筒形のブレードを例にして説明すると、まず、断面が円の長い筒状体を用意する(図6a)。そして、該筒状体を所定の長さに分割する(図6b)。その後、切削により、側辺部に研磨又は研ぎによって刃付けすることによって作製される。筒状の形態としては、円筒状の他に、図6、7に示すように、楕円筒状、略角の丸い三角筒状、さらには、図示していないが角の丸い四角筒状等の多角形等種々の形態を取りうる。
【0033】
筒状のブレードで形成された刃20は、柄22を溶接されて把持部材10に取り付けられる。取り付け方法は、図5に示すように、柄22の方には、柄22の端部を扁平に作製するとともに貫通孔を設けておき、一方把持部材10は、前記柄22を挟持できるように先端を分割して形成する。そして、前記柄22の貫通孔を介してねじ止めすることによって固定してある。係る構成を採用することによって、把持部材の中心軸A’に対して筒状の刃20の角度を調整することができるようになる。このように刃20の角度を調整可能とすることによって、理容師等が最も使い勝手のよい角度に調整することができるようになる。刃20は、軸A’に対して60°以上120°以下の角度に設定することはいうまでもない。また、本実施例のように、刃20を把持部材10から取り外し可能にしておくことにより、先述した円筒、楕円筒等の種々の形態の刃に容易に交換することができるようになり、使用する人の好みに応じて、又は耳孔の形状似合わせて刃を交換することができるようになる。
【0034】
また、実施例2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100は、図9に示されるように、刃と垂直にワイヤー23を設けてもよい。このワイヤー23が安全ガードとして機能し、剃刀の刃が横方向にずれることを防止し、誤って耳内側面を切ってしまう危険性を減らすことができる。また、仮に多少ずれた場合でもワイヤー23によって刃が耳内側面の接触するのを抑えることができるので、誤って、耳内側面を切ってしまう危険性を減らすことができる。
【0035】
以上のようにして作製された耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100は、以下のようにして使用される。図10に示したように、まず、耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の刃20を耳孔に挿入し、刃20を耳孔内側面へ当接させつつ、引くことによって耳垢を除去することができるとともに、うぶ毛を剃ることができる。本実施例2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100は、刃20が円筒状に設けられているので、押し引きだけでなく、把持部材の軸を回転することで、耳孔の全周にわたって毛を剃ることができる。
【実施例3】
【0036】
次に、耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀の最適実施例の1つである実施例3について、図11から13に沿って説明する。実施例3に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100も同様に把持部材10と刃20とを備えている。把持部材10は実施例1と同様に棒状体からなる。刃20は、一枚のブレードを曲げ加工して作製されている。ブレードは、一般的に熱処理されたステンレス鋼で作製されているため、耳孔に入る程度に小さな円筒状に曲げると、ほとんどが割れてしまう。そこで、本実施例3においては、折り曲げた後でも形態を保持できる別の板状体30をブレードに重ね合わせて曲げ加工してある。このように別の板状体30を重ね合わせて曲げ加工すると、応力が一部に集中するのを防止することができるため、ブレードを破損させることなく曲げ加工することができるようになる。またこのように別の板状体30を重ねて加工することで柄22の部分を同時に作製することができるようになり、柄を溶接する必要がなくなるため有効である。刃20を把持部材に取り付ける方法は、実施例2と同様である
【0037】
また、図13に示すように、板状体30側辺に複数の延出部31を形成してもよい。この延出部31は、肌を保護することができる安全ガードとして機能し、多少刃先は皮膚の接触時にずれたりしても皮膚を傷つけることを防止することができる
【0038】
以上のようにして作製された耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100は、耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀の刃を耳孔に挿入し、刃を耳孔内側面へ当接させつつ、引くことによって耳垢を除去するとともにうぶ毛を剃ることができる。本実施例3においては、刃が側面方向にも設けられているので押し引きだけでなく、把持部材の軸を回転することで、耳孔の全周にわたって剃ることができる。
【0039】
尚、実施例3の変形例として、刃の形状を図13に示すように半円筒形や図14に示すようにU字形にしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、例えば理容師等が、耳掻きをする際に同時に耳内の毛を剃るのに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】実施例1に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の斜視図である。
【図2】実施例1に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の側面図である。
【図3】実施例1に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100に複数の延出部を設けた状態を示す斜視図である。
【図4】実施例1に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の使用状態を示す図である。
【図5】実施例2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の斜視図である。
【図6】実施例2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の刃を作製工程を示す図である。
【図7】実施例2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の別実施例を示す斜視図である。
【図8】実施例2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100のさらなる別実施例を示す斜視図である。
【図9】実施例2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の刃に安全ガードとしてもワイヤーを設けた状態を示す図である。
【図10】実施例2に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の使用状態を示す図である。
【図11】実施例3に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の斜視図である。
【図12】実施例3に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の刃の部分の平面図である。
【図13】実施例3に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の刃に安全ガードとしても延出部を設けた状態を示す図である。
【図14】実施例3に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100の別実施例を示す斜視図である。
【図15】実施例3に係る耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀100のさらなる別実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
100 耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀
10 把持部材
20 刃
23 安全ガード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状の把持部材の先端に設けられた耳掻き部に、耳孔、鼻孔内又は耳殻の毛を剃るための刃が前記把持部材の中心軸に対して60°から120°の角度に形成されてなることを特徴とする耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀。
【請求項2】
前記耳掻き部はへら状に形成され、へら状の先端に前記刃が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀。
【請求項3】
前記耳掻き部は、前記刃を備えた板状ブレードで、円筒、楕円筒、角を丸くした三角筒又は四角筒等の多角形筒又はJ字形、U字形に形成されたものから選択されるいずれかからなることを特徴とする請求項1記載の耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀。
【請求項4】
前記把持部材の中心軸進行方向に対して90°以上の角度に形成されてなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀。
【請求項5】
前記刃に皮膚に切り傷を与える危険性を減少させる安全ガードが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀。
【請求項6】
前記安全ガードは、前記刃より若干延出して設けられる複数のワイヤー又は延出部であることを特徴とする請求項5記載の耳掻き兼耳孔、耳殻及び鼻孔用剃刀。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2009−297440(P2009−297440A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−158235(P2008−158235)
【出願日】平成20年6月17日(2008.6.17)
【出願人】(390038209)足立工業株式会社 (24)
【Fターム(参考)】