説明

肌診断装置

【課題】特定の位置の肌診断を家庭内で手軽に行うことができる肌診断装置を提供する。
【解決手段】被験者の肌を撮影して肌状態を診断する肌診断装置において、肌状態を測定する肌測定ユニット21の先端を肌に接触させ、目印22によって肌測定ユニット21で測定しようとする被験者の肌の測定位置を検知する。肌測定ユニット21肌測定ユニット21による肌状態の測定を行い、測定された肌状態と肌測定ユニット21で測定しようとする被験者の肌の位置とを被験者に知らせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は肌診断装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、可撓性の本体と、この本体に内蔵されるカメラ部と、本体に対し引き出し又は収納可能に設けられ、引出位置では本体に対向する被写体の頭部を外光から遮断し得るように構成され、その内面に反射機能が付与されている折畳式のフードと、本体に設けられ、光源からの発光をフード内面に反射させる照明装置と、被写体の顔面とカメラ部の撮像素子との間に光路を形成する光路形成部とを備える顔面撮像装置が知られている(下記公報参照)。
【0003】
上記顔面撮像装置を用いて顔全体を撮影し、取得した画像を特定の位置の肌診断に利用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−158395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記顔面撮像装置は顔全体を包み込むようにして撮影するものであり、装置が大型化するため、持ち運びが面倒であり、家庭で手軽に肌診断を行うことはできなかった。
【0006】
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は肌診断を家庭で手軽に行うことができる肌診断装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、被験者の肌を撮影して肌状態を診断する肌診断装置において、前記肌状態を測定する肌測定ユニットと、前記肌測定ユニットで測定しようとする前記被験者の肌の測定位置を検知する測定位置検知手段と、前記肌測定ユニットで測定された前記肌状態と前記測定位置検知手段で検知された前記測定位置とを前記被験者に知らせる測定位置報知手段とを備えていることを特徴とする肌診断装置である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の肌診断装置において、前記肌測定ユニットは、前記被験者の肌の拡大画像を取得するための画像撮影手段と、前記被験者の肌状態を測定するための測定手段と、前記測定手段で測定された肌状態を解析する肌解析手段と、前記測定手段で測定された測定値、前記画像撮影手段で拡大された前記被験者の肌の画像を記憶する記憶手段とを有することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の肌診断装置において、前記測定位置検知手段は、前記被験者の肌を撮影する肌撮影手段と、前記肌撮影手段で撮影された画像を表示する表示手段とを有し、前記肌測定ユニットは、前記測定位置を特定するための目印を有し、前記肌解析手段は、前記目印に基づいて前記測定位置を特定する測定位置特定手段を有することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の肌診断装置において、前記測定位置検知手段は、前記被験者の肌を撮影する肌撮影手段と、前記肌撮影手段で撮影された画像を表示する表示手段とを有し、
前記肌解析手段は、前記表示手段に表示された前記画像を複数の領域に区画するとともに前記測定位置を特定するための前記画像上の目印が前記複数に区画された領域のいずれにあるかを認識する測定位置認識手段を有することを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項2記載の肌診断装置において、前記記憶手段は、前記測定手段によって測定された前記測定位置の肌状態のデータを蓄積し、前記肌解析手段は、前記肌状態のデータに基づいて前記被験者特有の肌の特徴を見つけ出す肌特徴抽出手段を有することを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項2記載の肌診断装置において、前記記憶手段は、前記測定位置毎に予め定義された良好な肌状態のデータを記憶したデータベースを有し、前記肌解析手段は、前記測定手段によって測定された肌状態のデータと前記データベースに予め記憶された良好な肌状態のデータとを前記測定位置毎に比較し、良好な肌状態のデータから外れたデータを有する測定位置を抽出する測定位置抽出手段を有することを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項2記載の肌診断装置において、前記測定位置報知手段は、前記肌解析手段で抽出された良好な肌状態のデータから外れたデータを有する測定位置の肌状態の測定を再度行うように前記肌解析手段の指示に基づいて前記被験者に促す再測定報知手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば肌診断を家庭で手軽に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る肌診断装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は肌診断装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】図3(a)は肌診断装置の動作を説明するフローチャート、図3(b)は肌解析装置の動作を説明するフローチャートである。
【図4】図4は撮影装置を有するディスプレイを示す正面図である。
【図5】図5は肌測定ユニットと撮影装置を有するディスプレイとの位置関係を示す図である。
【図6】図6は肌測定ユニットの使用状態を示す図である。
【図7】図7は拡大画像が表示されたディスプレイの画面を示す図である。
【図8】図8はディスプレイの画面を示す図である。
【図9】図9は肌状態データベースのデータ構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1はこの発明の一実施形態に係る肌診断装置1の構成を示すブロック図である。
【0018】
肌診断装置1は、肌状態を測定する肌測定ユニット21と、肌測定ユニット21で測定しようとする被験者(図示せず)の肌の位置(測定位置)を検知する測定位置検知部(測定位置検知手段)10と、肌測定ユニット21で測定された肌状態と測定位置検知部10で検知された測定位置とを被験者に知らせる測定位置報知部(測定位置報知手段)60とを備えている。
【0019】
測定位置検知部10は、被験者の肌を撮影する撮影装置(肌撮影手段)11と、撮影装置11で撮影された画像を表示するディスプレイ(表示手段)41とを有する(図4参照)。撮影装置11は例えばCCDカメラである。
【0020】
肌測定ユニット21は、被験者の肌の拡大画像を取得するための画像撮影手段(図示せず)と、被験者の肌状態を測定するためのセンサ(測定手段)25(図6参照)と、センサ25で測定された肌状態を解析する肌解析装置(肌解析手段)30と、センサ25で測定された測定値、前記画像撮影手段で拡大された被験者の肌の画像を記憶する記憶装置(記憶手段)50とを有する。
【0021】
記憶装置50は肌状態データベース51を有する。肌状態データベース51に前記被験者の肌の画像及びセンサ25によって測定された測定位置の肌状態のデータが記憶される。また、肌状態データベース51には、測定位置毎に予め定義された良好な肌状態のデータが記憶されている。
【0022】
なお、肌状態データベース51を例えば通信ネットワークを介して外部データベース(図示せず)に接続すれば、最新の情報を蓄積しておくことが可能になる。
【0023】
肌解析装置30は、肌診断装置1の動作を制御するためのプログラムを記憶するメモリ(ROM)やプログラムを実行するCPU(図示せず)等を備える。
【0024】
肌解析装置30は、目印22に基づいて測定位置を特定する測定位置特定手段として機能する。
【0025】
また、肌解析装置30は、ディスプレイ41に表示された画像を複数の領域に区画するとともに、目印22がいずれの領域にあるかを画像処理によって認識する測定位置認識手段として機能する(図8参照)。
【0026】
更に、肌解析装置30は、センサ25によって測定された測定位置の肌状態のデータに基づいて被験者特有の肌の特徴を見つけ出す肌特徴抽出手段として機能する。なお、肌解析装置30は、測定の回数を増やしていくことで被験者の特徴を更新するアルゴリズムを有する。
【0027】
また、肌解析装置30は、センサ25によって測定された肌状態のデータと肌状態データベース51に予め記憶された良好な肌状態のデータ(基準値)とを測定位置毎に比較し、良好な肌状態のデータから外れたデータを有する測定位置を抽出する測定位置抽出手段として機能する。
【0028】
測定位置報知部60は、肌解析装置30からの指示に基づいて良好な状態を示す肌状態のデータから外れたデータを有する測定位置の肌状態の測定を再度行うように被験者に音、音声、振動等で報知する図示しない報知部(再測定報知手段)を有する。報知部は光や音によって被験者に再測定を報知する。
【0029】
次に、肌診断装置1の動作を説明する。
【0030】
図2は肌診断装置1の動作を説明するフローチャートである。なお、S1〜S5は各処理のステップを示す。
【0031】
まず、肌測定ユニット21で測定しようとする肌の位置を検出する(S1)。
【0032】
次に、被験者が測定位置を認識できるように、目印22によって特定された測定位置をディスプレイ41に表示する(S2)。
【0033】
その後、肌状態の測定を開始する(S3)。このとき、センサ25によって水分量、油分量、しみ、ほくろ等の状況を検知する。また、測定位置認識機能を働かせて被験者に測定位置を認識させてもよい。このとき、図8の星印(画像上の目印)43で示された領域の全部又は一部(例えば1cm×1cmの領域)が測定される。
【0034】
その後、水分量、油分量等の測定値(肌状態のデータ)や肌拡大画像42等を肌状態データベース51に記録する(S4)。肌状態データベース51に記録される項目は、個人を特定できるID(氏名、生年月日、性別等)、測定日、測定部位、肌状態のデータ、肌拡大画像42等である。これらは例えば測定部位毎に肌状態データベース51に記憶されるとともに、ディスプレイ41に表示される(S5)。
【0035】
図3(a)は肌診断装置1の動作を説明するフローチャートである。なお、S11〜S17は各処理のステップを示す。
【0036】
まず、肌状態データベース51に蓄積された過去のデータから肌測定を行う被験者の肌特徴を検索する(S11〜S13)。
【0037】
次に、ステップS11〜S13で検索された肌特徴に基づいて被験者に測定位置を例えば図8のようにディスプレイ41上に画像で報知する(S14)。測定位置の報知は撮影装置11で撮影された画像の動きにしたがって行われる。なお、画像で報知する代わりに音、音声、振動等によって測定位置を報知するようにしてもよい。また、感覚センサ(T.Amemiya,H.Ando,and T.Maeda “Perceptual Attraction Force: The Sixth Force,”)Proc. of ACM SIGGRAPH 2006,2006. 参照)を用いて肌測定ユニット21を測定位置へ誘導してもよい。
【0038】
被験者は報知(又は誘導)された測定位置に肌測定ユニット21を合わせ、肌状態を測定する(S15)。なお、被験者に測定位置を報知する測定催促モードと、被験者に測定位置を報知しないモードとを切り換える切換ボタン(図示せず)をディスプレイ41上に表示させ、切換ボタンで被験者がモードを切り替えることができるようにしてもよい。
【0039】
ステップ16及びステップ17の処理はステップ4及びステップ5の処理と同じである。
【0040】
図3(b)は肌解析装置30の動作を説明するフローチャートである。なお、S21〜S24は各処理ステップを示す。
【0041】
まず、画像データや肌状態の測定値と肌状態データベース51に蓄積された基準値(範囲)とを比較し、肌の良否を評価する(S21)。基準値としては例えば年齢に対応する標準的な値が用いられる。例えば基準値を超えている場合をC、基準値以内の場合をB、基準値以内の場合でも肌が特に良好な場合をAとし、肌の各部位毎に良否評価を行う。
【0042】
次に、センサ25で測定された測定値、画像撮影手段で拡大された被験者の肌の画像に基づいて被験者の肌の特徴点を検索する(S22)。検索された特徴は測定ポイントリストに格納される(S23)。例えば、おでこの油分量と頬の水分量とがCであるという評価が続いた被験者は部分的に乾燥と油っぽさとを有すると判断され、おでこと頬との位置と肌情報とが測定ポイントリストに格納される。また、しみ、そばかす、ほくろが多い被験者の場合、しみやほくろの位置や大きさ、色等の変化を測定ポイントリストに格納する。このとき、将来、皮膚がん等に発展する可能性を調査する機能を肌解析装置30に設けてもよい。
【0043】
被験者の肌特徴のデータを格納した測定ポイントリストは肌状態データベース51に蓄積される(S24)。測定ポイントリストのデータ構成の一例を図9に示す。
【0044】
次に、肌診断装置1の使用方法の一例を説明する。
【0045】
図4は撮影装置11を有するディスプレイ41との位置関係を示す正面図、図5は肌測定ユニット21と撮影装置11を有するディスプレイ41との位置関係を示す図である。
【0046】
矩形のディスプレイ41は例えば机の上に斜めに置かれる。ディスプレイ41の上端には撮影装置11(CCDカメラ)が取り付けられている。撮影装置11を起動すると、被験者の顔Fの画像がディスプレイ41にリアルタイムに表示される。したがって、鏡を用いなくても正確に肌状態を測定したい位置(目印22)を認識することができる。
【0047】
ディスプレイ41にはタッチパネル(図示せず)が設けられ、タッチペン等を用いて測定や画像処理を行うための種々の指令やデータ入力することができる。ディスプレイ41には初めての測定か否かを選択する画面が表示される。初めて測定の場合、ID(氏名、生年月日、性別等)53を入力する(図9参照)。次回の測定からは肌状態データベース51の記録された氏名等を選択するだけで肌状態の測定を行うことができる。なお、次回の測定からはライブ画像と肌状態データベース51の画像とを比較する顔認識アルゴリズムによって被験者を認証するようにしてもよい。
【0048】
図6は肌測定ユニット21の使用状態を示す図、図7は拡大画像が表示されたディスプレイ41の画面を示す図である。
【0049】
肌測定ユニット21には、LED等で構成される目印22と、肌拡大画像表示をオンするボタン23と、測定を開始させる測定開始ボタン24と、肌に接触させるセンサ25とが設けられている。
【0050】
センサ25は例えば水分や油分等を検出する超音波センサや、しみやほくろの状況を検知する画像センサである。
【0051】
肌測定ユニット21の先端部にはセンサ25とともに肌の拡大画像撮影用のCCDカメラ等(画像撮影手段)のレンズが設けられている。肌拡大画像42は顔全体の画像の一部に重ねて表示される(図7参照)。
【0052】
被験者が肌測定ユニット21のセンサ25を肌に接触させると、目印22によって肌測定ユニット21で測定しようとする被験者の肌の位置が検知される。
【0053】
測定開始ボタン24が押されると測定が開始される。ボタン23を押すことにより肌拡大画像42がディスプレイ41に表示されるので(図7参照)、被験者は確実に測定が行われたことを視覚的に認識することができる。なお、肌拡大画像42は静止画として表示し、数秒後にリアルタイム表示に切り替わる。前述したように、水分量、油分量等の測定値や拡大画像等は肌状態データベース51に記憶される。
【0054】
その後、ディスプレイ41に測定完了のメッセージが表示される。
【0055】
なお、肌画像データはデジタルのカラー画像データであり、JPEG等のファイル形式で肌状態データベース51に記憶される。
【0056】
図8はディスプレイ41の画面を示す図である。
【0057】
図8ではディスプレイ41に表示した顔Fの領域が複数(7つ)に分割されているが、分割数は適宜変更することができる。なお、顔Fの領域の分割数を大きくすればするほど測定の精度を上げることができるが、測定回数が増加し測定時間が長くなる。領域の大きさと認識した顔Fの位置とから目印22の位置を求め、測定位置を特定する。星印43をディスプレイ41に表示させることによって被験者に測定位置を視覚的に認識させることができる。そのため、被験者は顔Fのぶれや動きを気にすることなく肌状態を測定することができる。
【0058】
図9は肌状態データベース51のデータ構成の一例を示す図である。
【0059】
肌状態データベース51には、ID(氏名、生年月日、性別等)53と、測定日毎の各部位の拡大画像、水分量、しみ位置・色、しみ大きさ等のデータ52が記憶されている。
【0060】
この実施形態によれば、被験者が肌測定ユニットを肌に接触させるだけで肌診断を行うことができるので、肌診断を家庭で手軽に行うことができる。
【符号の説明】
【0061】
1: 肌診断装置、10:測定位置検知部(測定位置検知手段)、11:撮影装置(肌撮影手段)、21:肌測定ユニット、22:目印、25:センサ(測定手段)、30:肌解析装置(肌解析手段)、41:ディスプレイ(表示手段)、50:記憶装置(記憶手段)、60:測定位置報知部(測定位置報知手段)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被験者の肌を撮影して肌状態を診断する肌診断装置において、
前記肌状態を測定する肌測定ユニットと、
前記肌測定ユニットで測定しようとする前記被験者の肌の測定位置を検知する測定位置検知手段と、
前記肌測定ユニットで測定された前記肌状態と前記測定位置検知手段で検知された前記測定位置とを前記被験者に知らせる測定位置報知手段と
を備えていることを特徴とする肌診断装置。
【請求項2】
前記肌測定ユニットは、前記被験者の肌の拡大画像を取得するための画像撮影手段と、前記被験者の肌状態を測定するための測定手段と、前記測定手段で測定された肌状態を解析する肌解析手段と、前記測定手段で測定された測定値、前記画像撮影手段で拡大された前記被験者の肌の画像を記憶する記憶手段とを有することを特徴とする請求項1記載の肌診断装置。
【請求項3】
前記測定位置検知手段は、前記被験者の肌を撮影する肌撮影手段と、前記肌撮影手段で撮影された画像を表示する表示手段とを有し、
前記肌測定ユニットは、前記測定位置を特定するための目印を有し、
前記肌解析手段は、前記目印に基づいて前記測定位置を特定する測定位置特定手段を有することを特徴とする請求項2記載の肌診断装置。
【請求項4】
前記測定位置検知手段は、前記被験者の肌を撮影する肌撮影手段と、前記肌撮影手段で撮影された画像を表示する表示手段とを有し、
前記肌解析手段は、前記表示手段に表示された前記画像を複数の領域に区画するとともに前記測定位置を特定するための前記画像上の目印が前記複数に区画された領域のいずれにあるかを認識する測定位置認識手段を有することを特徴とする請求項2記載の肌診断装置。
【請求項5】
前記記憶手段は、前記測定手段によって測定された前記測定位置の肌状態のデータを蓄積し、
前記肌解析手段は、前記肌状態のデータに基づいて前記被験者特有の肌の特徴を見つけ出す肌特徴抽出手段を有することを特徴とする請求項2記載の肌診断装置。
【請求項6】
前記記憶手段は、前記測定位置毎に予め定義された良好な肌状態のデータを記憶したデータベースを有し、
前記肌解析手段は、前記測定手段によって測定された肌状態のデータと前記データベースに予め記憶された良好な肌状態のデータとを前記測定位置毎に比較し、良好な肌状態のデータから外れたデータを有する測定位置を抽出する測定位置抽出手段を有することを特徴とする請求項2記載の肌診断装置。
【請求項7】
前記測定位置報知手段は、前記肌解析手段で抽出された良好な肌状態のデータから外れたデータを有する測定位置の肌状態の測定を再度行うように前記肌解析手段の指示に基づいて前記被験者に促す再測定報知手段を有することを特徴とする請求項2記載の肌診断装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−284239(P2010−284239A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−138856(P2009−138856)
【出願日】平成21年6月10日(2009.6.10)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】