説明

自動供給式高速リベットツール

マンドレルが絶えず引き抜かれて新たに供給されることを要しない自動供給式高速リベットツール及び方法は、非常に効率が良いものであり、しかもツールにリベットを再装填するためにラインが停止されることを要しないフローライン応用に使用できる。柔軟な管は、リベットをツールへガイドワイヤに沿って搬送する。柔軟な内管がリベットを搬送することもある。また、ナイロン製ボールが外管の上に設けられることもある。この場合、ナイロン製ボールは、ジョイントとして作用するとともに、外管が、中心線を短縮することなしに、圧縮できるようにする。このツールは、複数の発明概念を組み入れている。例えば、マンドレルの端部の前方でマンドレルを良好に把持する旋回可能なブレード付きのスプーンである。この他にも、移送機構や、リベット・センタリング機構、それにマンドレルを縦方向に管理するための機構がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的にリベットを設置するためのツール及び方法に関し、特に中間サイズ応用(即ち、1年に100万〜500万本のリベット)に使用される自動供給式高速リベットツールのような自動供給式高速リベットツール及び自動供給式高速リベットツールを使用したリベットを設置する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
小規模の作業を扱うための小型の自動供給式リベットツールや、大規模の作業を扱うための高価なコンソール型リベットツールはあるが、中間サイズの作業を扱うために現場へ持ち込むことができる幅広く利用可能なリベットツールはない。
【0003】
従来技術のハンドツールは、35本のリベットを保持するマンドレルを使用している。35本のリベットを発射した後に、このマンドレルには、新たにリベットが供給されなければならない。このことは、マンドレルがツールから引き抜かれて、一連の新たなリベット(最初は剥離紙に接着されて供給される)がマンドレル上に設置されることを要求する。このことは、時間と手際よさの双方を必要とする。マンドレルの耐久性は、典型的に約30,000サイクルである。本発明は、マンドレルが絶えず引き抜かれて新たに35本ほどのリベットが供給されることを要しないハンドツールに向けられている。このことにより、必要であれば、ロボットがこのツールを使用可能になる。また、このツールは、ツールにリベットを再装填するためにラインが停止されることを要しないフローライン応用(即ち、アセンブリライン)に使用できる。ツールに絶えずリベットが供給されるようになると、効率は50〜80%増加する。
【0004】
[目的及び要約]
本発明の実施形態の1つの目的は、中間サイズ応用のための自動供給式高速リベットツール及び方法を提供するにある。
【0005】
本発明の実施形態のもう1つの目的は、マンドレルが絶えず引き抜かれて新たに供給されることを要しないハンドツール及び方法を提供するにある。
【0006】
本発明の実施形態の更に別の目的は、ツールにリベットを再装填するためにラインが停止されることを要しないフローライン応用(即ち、アセンブリライン)に使用できるハンドツール及び方法を提供するにある。
【0007】
本発明の実施形態の更に別のもう1つの目的は、非常に効率が良い自動供給式高速リベットツール及び方法を提供するにある。
【0008】
簡単に、そして前述したことに従って、本発明のいくつかの実施形態がここに開示される。本発明の一実施形態では、柔軟な管がリベットをツールへ搬送する。リベットは、ガイドワイヤに沿って搬送されることが好ましい。ガイドワイヤは、ツール内でマンドレルに溶接されていることもあれば、ないこともある。ガイドワイヤが使用され、また空気を使用してリベットが管を通して吹き飛ばされることが好ましい。
【0009】
本発明のもう1つの実施形態では、柔軟な内管がリベットをガイドワイヤに沿ってツールへ搬送する。また、ナイロン製ボールが、1インチ程度毎にアルミ製の外管に沿って設けられている。このナイロン製ボールは、ジョイントとして作用するとともに、外管が、中心線を短縮することなしに、圧縮できるようにする。
【0010】
本発明のもう1つの実施形態では、複数のスプーンが使用される。これらスプーンは、単一のリベットがスプーンの上流からリベット列へ通過することを可能にする。これらスプーンは、列内最前方のリベットを表に出す間にマンドレルを把持する。また、列内最後方のリベットに力を加えて、列内2番目のリベットがツールのノーズを押し開いて、列内2番目のリベットを後続の押し出し用にツール外に位置決めする。これらスプーンは、プロセス中に開閉するように構成されていても、いなくてもよい。これらスプーンを使用することに加えて、千鳥状にされた対のボール及び摺動可能なカラーが、ゲートを設けることに使用できる。そのようなゲートは、複数のリベットをツールの上流から管内に貯蔵することが望まれる場合に使用できる。このゲートにより、一度に1本のリベットだけがツール内でスプーンを超えて進行できることが好ましい。
【0011】
本発明の好ましい実施形態は、複数の追加的な発明概念を組み入れている。例えば、移送機構や、リベット・センタリング機構、それにマンドレルを縦方向に管理するための機構、更にはマンドレルをマンドレルの端部の前方で良好に把持するための機構であり、これにより潜在的に破壊されるマンドレルの質量を効果的に低減する。本発明の他の発明概念及び実施形態は、以下で更に詳細に説明されるように使用されることもある。
【0012】
この発明の構造及び動作の組織及び手法は、その更なる目的及び利点とともに、添付図面に関連してなされる以下の説明を参照することによって、最も良く理解される。図面では、同様の参照符号は同様の要素を識別している。
【0013】
[発明の実施形態の説明]
この発明は異なる形の実施形態として受け入れ可能であるが、ここでは特定の実施形態が図面に示され、詳細に説明される。この開示は、発明の原理の例示と考えられるべきものであって、発明を、ここで図示され説明されたものに限定しようとするものではない。
【0014】
図1は、本発明の第1の実施形態を示す。この実施形態では、柔軟な管10、例えばポリエチレン管がリベット12をツールへ搬送する。リベット12は、ガイドワイヤ14、例えば鋼製ケーブルに沿って搬送されることが好ましい。ガイドワイヤ14は、ツール内でマンドレルに溶接されていても、いなくてもよい。ガイドワイヤが使用されない場合、リベットは、管10内での転倒を防止するために、それらの幅よりも長いものでなければならない。ガイドワイヤ14が使用され、そして空気を使用してリベットが管を通して吹き飛ばされることが好ましい。
【0015】
図2は、本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態では、柔軟な内管16(例えばポリエチレン管)がリベット12をガイドワイヤ14(例えば鋼製ケーブル)に沿ってツールへ搬送するとともに、ナイロン製ボール18が1インチ程度毎にアルミ製の外管20に沿って設けられている。ナイロン製ボール18は、ジョイントとして作用するとともに、外管20が、中心線を短縮することなしに、圧縮できるようにする。外管20は、例えば、10フィート長であって、リベットツールに接続されることもある。
【0016】
図3は、図1又は2に示された装置のいずれかに関連して、あるいはリベットをツールへ配送するための他の機構に関連して使用され得るツール22を示す。ツール22は、ハンドル24と、トリガ26と、例えば参照によりここにその全体が組み入れられるGB2124955に記載されているノーズピース28とを有する。ツール22は、このツールを図1又は2に示された管10又は16のいずれかに(あるいはリベットをツールへ配送するための他の機構とともに)結合するカップリング30を有する。ノーズピース28は、プランジャ32と係合されている。このプランジャは、1つのチャンバ34内のオイル又は空気によって作動され、またもう1つのチャンバ38内のスプリング36によって逆方向にバイアスされている。
【0017】
図示のように、ガイドワイヤ14(例えば図1又は2からのガイドワイヤあるいは他の機構からのガイドワイヤ)は、ツール20内でマンドレル40に溶接されて、リベット用のガイドケーブル42を形成する。このガイドケーブル42は、複数のスプーン46からなることが好ましいプランジャ32の前方部分44を通して延びる。具体的には、図4に示されるように、3つのスプーン46が設けられ、ガイドケーブル42は、これらスプーン46の2つの間のスペース48を通して延び、そして3つのスプーン46の全ては一緒にそれらの前端部に開口部50を規定して、ガイドケーブル42がそこを通して延びることを可能にする。
【0018】
スプーン46は、それらが(矢印52で表されるように)後退及び前進させられて、一緒に1つのプランジャとして動作するように構成されている。使用時に、スプーン46が後退させられると、リベットは、ガイドケーブル42に沿って、ツール22の前方部分54にあるマンドレル40上のリベットのスタック(図示せず)に供給され、そしてスプーン46は、ツール22内を図3に示された位置まで前進させられて、そこでマンドレル40を把持する。受容可能なグリップをスプーン46によって与えるために、スプーン46の各々の表面56は、鋸歯状ジョーを与えることがある。その代わりに、後述されるように、ブレードがスプーン46上に設けられてマンドレル40を把持することもある。スプーン46は、ツール22内でスプーン46の後方に設けられたチャンバ34に与えられた空気又はオイルによって前進させられ、そしてこのチャンバ34から空気又はオイルが排気又は除去されるとともにチャンバ38内に設けられたスプリング36を介してスプーン46にスプリング力が加えられることによって後退させられる。シーリング部材60がプランジャ機構32の後方部分に設けられ、このシーリング部材60がツール22の内壁62に接してシールすることが好ましい。リテイナー64がツール22内に、ツール22の内肩66に接して設けられ、そしてスプリング36がリテイナー64とプランジャ機構32の後方部分との間に配設されることが好ましい。図示のように、回転シールロック68がツール22の後部70に設けられ、前方部分72は開口部74中に延びている。
【0019】
ツール22は、ガイドケーブル42を中心に置くためのガイドケーブル・センタリング機構76を有することがある。図示のように、ガイドケーブル・センタリング機構76は、ピン80に係合するブレード78と、ツール22の開口部84内に配設されてピン80をバイアスするスプリング82とを有することがある。ピン80の頭部88上に、シーリング部材86が設けられることがある。
【0020】
使用時に、スプーン46は後退させられる(即ち、チャンバ34から空気又はオイルを除去することによって、スプリング36がスプーン46を後に押すことを可能にする)。それから、リベットは、管10,20を通して上向きにツール22内へ打ち込まれ、ツールの前方部分54内のマンドレル42上に座しているリベット列まで達する。それから、スプーン46は前進させられて(即ち、空気又はオイルをチャンバ34内へ押し込むことによって)列最後のリベットに接し、これにより列最初のリベットがツール22のノーズ28をキックして開き、ツール22から外へ前進する。その後、ノーズ28は閉じ、そしてプランジャ32を作動することによって、ツール22は作動される。具体的に、空気又はオイルがチャンバ34内へ押し込まれてプランジャ32を前進させるが、マンドレル42はスプーン46によって定位置に保持されている。上述したように、受容可能なグリップをスプーン46によって与えるために、スプーン46は鋸歯状ジョーを有することがある。このプランジャ32の前進によって、最前方のリベットが押し出される。その後、スプーン46は後退させられ、もう1本のリベットが管10,20を通して打ち込まれ、そしてスプーン46は再度前進させられる。スプーン46の数が3であると、スプーン46はガイドワイヤ42から遠ざかるように滑動可能となって、ガイドワイヤ42は定位置に維持されるのに対し、スプーン46は1本のプランジャのように前進及び後退させられる。
【0021】
図5に示されたツール22aは図3に示されたツール22と非常に良く似ていて、ハンドル24と、トリガ26と、ノーズ28と、プランジャ機構32aと、スプリング36と、スプーン46aとを有する。しかしながら、図5に示されたツール22aのスプーン46aは、数が2つであって、それらは後退するときに開き(図6参照)、また完全に前進されるときに閉じる(図5参照)ように構成されている。使用時に、スプーン46aは後退させられ(且つ開かれ)、そしてリベットは前進させられる(好ましくは空気又はオイルを使用して、管10,20を通して、ガイドワイヤ42に沿って(図1及び2を参照))。図6に示されるように、スプーン46aが後退するときに、スプーン46aの表面89は内壁90に接触して、これがスプーン46aを開放状態に回転させる。スプーン46aが前進するときに、スプーン46aの表面92は内肩94に接触し、これがスプーンを閉成状態に回転させる。そして、図5に示されるように、スプーンが完全に前進させられるときに、スプーンはマンドレル40を把持する。図5に示されたツール22a内のスプーン46aは、図3に示されたツール22内のスプーン46と同じ3つの機能を果たす(即ち、これらは、単一のリベットがスプーンの上流からリベット列まで通過することを可能にし、それから列内最前方のリベットの押し出し負荷を阻止しているマンドレルを把持し、そして列内最後方のリベットに力を加えて列内2番目のリベットがツールのノーズを押し開いて、列内2番目のリベットを後続の押し出し用にツール外へ位置決めする)。受容可能なグリップをスプーンによって与えるために、鋸歯状ジョーが表面56aに設けられる。その代わりに、ブレードがスプーン上に設けられてもよい。
【0022】
図5に示されたツール22aが図3に示されたツール22とは異なるのは、リベットをツールに配送するための管10,20がツール22aの後端99に接続されるようにツール22aが構成されている点である。
【0023】
図5に示されているように、ゲート機構100がツール22aの後端99に近接して設けられることもある。具体的には、図7に示されているように、千鳥状にされた対(即ち、対102及び対104)のボール106と、摺動可能なカラー108が、ゲート100を設けることに使用できる。そのようなゲート100は、ツール22a上流からのリベットを貯蔵することが望まれる場合に使用され得る。このようにしてリベットを貯蔵することは、サイクル時間を減少できる。ゲート100は、一度に1本のリベットだけがツール内でスプーン46aを超えて前進できるようにする。リベットが一度に1本だけ管10,20を通して吹き飛ばされる場合、ゲートは使用されないことが好ましい。ゲート100は、1つの対104のボール106が3及び9時位置に配置され、そして少し下流に、もう1つの対102のボール106が12及び6時位置に配置されるようにすることが好ましい。ボールは、各ボール116に対して1つ、計4つの穴112を有した内部のシャンク様部材110に収容されることが好ましい。また、ツール22aは、スプーン46aを前進させるために空気が供給されるスプーン46aの後方領域と、カラー108の前進及び後退を制御するもう1つの領域との間に、1以上の内部口を有することが好ましい。具体的には、スプーン46aを前進させるために空気が供給されると、その空気はもう1つの領域へ吹き出して、カラー108が(リベットの移動の方向に対して)後退する。同様に、スプーン46aを後退させるために(スプリング作用の結果として)空気が引き抜かれると、空気は他方の領域からも引き抜かれて、カラー108が(リベットの移動の方向に対して)前進する(これもスプリング作用の結果として)。カラー108がスプリング118によって押されると(即ち、前方へ)、下流104の12及び6時位置のボール106がカラー108の凹部112内へ落下する一方で、他の2つのボール106は押し込まれて、リベットを後方に保持する。カラー108が空気によって後方に押されると、上流102の3及び9時位置のボール106がカラー108の凹部112内へ落下して、現在押し込まれている他の2つ(即ち、対104)のボールに向けてリベットを解放する。空気が引き抜かれ、その後にカラー108がスプリング116によって前方へ押されると、下流102の12及び6時位置のボール106がカラー108の凹部112内へ再び落下してリベットを解放する。この結果、リベットはスプーン46a(後退及び開放されている)を超えてツール22aの前方部分のリベット列まで移動できる。これに対し、他の2つのボール106(即ち、対104)は押し込まれて、新たなリベットを後方に保持する。
【0024】
そのようなゲート100aのもう1つの実施形態が図8及び9に示されている。この実施形態は、それぞれがツール内を移動するとともに互いにスライドする2つのカラー130,132を備える。最外側のカラー132が、前進及び後退時に、ある表面134,136に突き当たると、カラー130,132は、互いにスライドして、一方又は他方の対のボール106を、最外側のカラー132に設けられている2つの凹部138,140の一方に落下させる。リベットのスタックが、図8及び9に示されているように、左側へ移動すると、カラー132はカラー134上に底をつき、またボール106は凹部138内に落下して、1本のリベットが解放されるようにする。
【0025】
図10は、本発明の好ましい実施形態に係るツール200を示している。このツールは、複数の発明概念を組み入れており、そのいくつかが以下で説明される。
【0026】
他の従来のツールと同様に、このツールは、ハンドル部分202と、トリガ204と、ノーズピース208aに接続されたエンドピース206とを有する。ノーズピース208aは、参照によりここに組み入れられるGB2124955に記載されているようなものである(但し、以下で説明される好ましい変形例は除く)。ツール200は、図1及び2に示されているようなリベット配送管10,20に接続される。マンドレル40は、ツール内に配設され、リベット配送管10,20内に配設されたガイドワイヤ14の端部から離されている。図10に示されたツールに組み入れられた発明概念の1つは、移送機構212である。この移送機構212は、リベット12を、1本ずつ、ガイドワイヤ14からマンドレル40へ移送するように動作するもので、複数のブレード216,218からなることが好ましい。具体的に、6つのスプリング負荷型ブレード214が設けられる。その内の3つは、図11に示されたトップブレード216のように構成され、またその内の3つは、図11に示されたボトムブレード218のように構成され、円を中心としてツールの縦軸220の回りに互い違いになっている(即ち、図11に示されたトップブレード216のようなブレードは、ツール200の縦軸220を中心として12時、4時及び8時位置に設けられ、また図11に示されたボトムブレード218のようなブレードは、ツール200の縦軸220を中心として2時、6時及び10時位置に設けられる)。
【0027】
縦方向に移動可能な3つのブレード216(即ち、12時、4時及び8時位置のブレード)は、ストリッパポケット222を備え、またプランジャ226に鍵合された後方部分224を有する。プランジャ226の後方には、プランジャ226(及び3つのブレード216)を前進させるために空気が与えられる空気チャンバ228がある。プランジャ228は、ツール200内でプランジャ228とリテイナー部材232との間に配設された復帰スプリング230によって後向きにバイアスされている。6つのブレードの各々の前半部分234は、ツール200内に設けられた円筒形の片又は管238に設けられたスロット236内に延びている。全てのブレードは、半径方向外向きに旋回するように構成されているが、1つおきのブレードだけがツール200の縦軸220に沿って並進するように構成されている。それ故、移送機構212は、半径方向及び縦方向に移動する3つのブレード216の組と、縦方向には静止しているが半径方向に移動可能な3つのブレード218の組とを備え、6つのブレード全てが管238の前方部分のスロット236内に受け入れられることが好ましい。静止側ブレード218に関すれば、これらのブレードは、ストリッパポケット229を備え、ピン240がそれらを実質的に内向きに移動しないように停止し、またガータースプリング242がそれらを縦方向に移動しないように停止する。移動側ブレード216は、後退し、リベット12をガイドワイヤ14から受け取り(且つ反発を抑え)、そして前進してリベット12をマンドレル40まで移送する。静止側ブレード218は、前のリベットを保持したまま前方に留まる。ブレード216,218の前方部分234は、例えば新たなマンドレルがツール200のノーズ208を通して設置中であるときに、マンドレル40を中心に置こうとする傾斜面246を与えることが好ましい。
【0028】
以下、移送機構212の動作が図14〜23を参照して説明される。先ず、図14に示されるように、3つの縦方向に移動可能なブレード216が後退させられ、そして管10,20の壁250とブレード216の表面252との接触によって、ブレード216は開放状態に旋回する(即ち、半径方向外側に移動する)。それから、リベット12がリベット配送管10,20から配送される。それから、図15に示されるように、3つのブレード216が前方に移動させられると、ブレード216の表面254はリベット12の背面でロックされる。ブレード216の領域“K”もまた内側に移動して、マンドレル40の後端を、リベット12に整列させてブレード間の中心に置く。それから、図16に示されるように、ブレード216は更に前方に移動されて、他方の3つのブレード218をスプリング圧力に抗して外側に移動させる。図17に示されるように、ブレード218は、8°の角度を与える表面256を有することが好ましい。これは、リベット12の頭部がブレード216の表面254と真に点接触した状態に留まることを確実にするドラッグを確実にする(即ち、維持する)ためである(そうでなければ、内向きのスプリング圧力がリベット12を不整合状態にする)。図18に示されるように、ブレード218は、ストリッパーポケット239を与える。このポケットは、ブレード216が更に前進させられるときに、リベット12をマンドレル40上に整列させるように働く。図19に示されるように、リベット12は僅かに前進した状態を維持し、そしてブレード216上の前進力はマンドレル40上のクランプ力に効果的に変換される。図20に示されるように、ブレード216が後退(即ち、リセット)し始めると、リベット12はストリッパーポケット239に捕捉される。それから、図21に示されるように、ブレード216が完全に後退し、次のリベット12が受け取られる。図22に示されるように、ブレード216が前進させられると、それらは、図23に示されるように、前のリベット12をストリッパーポケット239から管270内に押し出す。そして、リベット12をツール内へ吹き飛ばすことに使用される空気は、リベット12を、管270内を通して、マンドレル40に沿って、ツール200のノーズ208aに向かって推進する。新たなマンドレル40がツール内に挿入されるときに、移動可能なブレード216は後退位置に配置される。
【0029】
図10に示されたツール200に組み入れられたもう1つの発明概念は、マンドレル40を、好ましくはマンドレル40の後端274から離れて把持するスプーン272の使用である。ツール200は、標準的な19インチのマンドレルを使用するように設計されている。スプーン272は、開放及び閉成するのみならず後退及び前進する。具体的に、スプーン272は、それらが完全に後退させられるときに開き、そしてそれらがツール200内で完全に前進させられる(即ち、ツール200のノーズ208に向かう)ときに閉じる。スプーン272が閉じるときに、それらはマンドレル40を、好ましくはマンドレル40の後端274から離れて把持する。スプーン272は、ツール200内でスプーン272後方のチャンバ276に与えられた空気によって前進し、またチャンバ276からの排気と、スプーン272の後方部分278に近接したチャンバ276内に設けられたスプリング280を介してスプーン272の後方部分278に加えられているスプリング力とによって後退する。
【0030】
スプーン272は、プランジャ機構290に取り付けられている。スプーン272は、図5に示されたツールに設けられたスプーンと同様に動作するように構成されていて、スプーン272が後退するときに、スプーン272上の傾斜面292はツール200内の内壁294(図9参照)に接触して、スプーン272を開かせる。図27,30及び31に示されているように、スプーン272が前進するときに、スプーン272上の傾斜面293はツール200内の内側スリーブ297の内壁295に接触して、スプーン272を閉成状態に旋回させ、これによりマンドレル40を把持する。ツール200内には、内側スリーブ297上の外肩300とツール200内の内肩302との間に、スプリング298が設けられている。このスプリング298は、内側スリーブ297をツール200内で前方向にバイアスするように働く。
【0031】
スプーン272の前端312に近接してブレード310が設けられ、マンドレル40に対する効果的なグリップを促進する。このグリップは、強いものではあるが、マンドレル40を摩損させようとするものではなく、これによりマンドレル40の寿命を長くする。図10及び27に示されているように、スプーン272の凹部318内にスプリング314が設けられていて、ピン316がそのスプリング314を定位置に保つ。スプリング314は、ブレード310の外側エッジ320をツール200の後部に向かってバイアスするが、ブレード310の外側エッジ320は、概ねツール200のノーズ208に向かって旋回又は傾斜することができる。この傾斜動作は、はさむ力を有意に増加する。何故ならば、この傾斜動作が少ししか力を要せず、しかも非常に摩擦が小さいからである。ブレード310は、ピン322によって、スプーン272の凹部318内の定位置に保持されることが好ましい。ブレード310は、図28に示されている形状に形成されるとともに、ピン322を受けるための穴324を有し、またマンドレルを受けるための切り欠き326を有することが好ましい。スプーン272は、図25及び26に示されるように互いに対応する端部プロフィールを有することが好ましい。図25はトップスプーンの端部プロフィールを示し、また図26はボトムスプーンの端部プロフィールを示している。スプーンの端部プロフィールは、マンドレルがスプーンによって把持されるときに、マンドレル40をツール200内で中心に置くことを容易にする。
【0032】
マンドレルの寿命を増加するために、このツールは、マンドレルがその端部で把持されて引かれるようにはしないが、マンドレルの端部の前方で非常に良く把持されるように設計されている。加えて、スプーンのジョーは鋸歯状にされていないが、その代わりにスプーン272の各々の凹部318内に収容された複数の旋回可能なスプリングバイアス型ブレード310を有する。これらのブレードは、マンドレルと係合する。そして、最前方のリベットが前に出されるに従ってマンドレルが前方へシフトしようとするときに、ブレードはシフトして、マンドレルがシフトするに従ってマンドレルに切り込もうとする鋸歯状のエッジに対向する。ブレード310は、マンドレルが少し遊ぶことを可能にする。そして、ブレード310が旋回するにつれて、ブレードはマンドレル40に対するそれらのグリップを緊密にする。この結果、マンドレルが摩損される見込みは少なくなる。このことは重要である。何故ならば、マンドレルの摩損がマンドレルの寿命を減少させ、またリベットがマンドレルの摩損領域でハングアップする傾向にあるからである。
【0033】
図10に示されているように、リーフスプリング340がツール200のノーズ208a付近に設けられることもある。このリーフスプリング340は、マンドレル40をツール200内で中心に置こうとする。リーフスプリング340が図10に示されているが、このリーフスプリング340は省略され得る。ツール200は、ツール内のリベットの位置を示すために信号が伝送されるように設計されている。この情報は、いつ空気/オイルをツールに送るかを決定することに使用される。スプーン272に近いリーフスプリング340は、スプーン272のジョーがマンドレルを把持しようとする場所をリベットが通り越して前進した時点を示すための金属接触センサを与える。このことは、マンドレルの代わりにリベットを把持することによって、ツールがジャム状態になることを避けるために重要である。接触センサは、新しいリベットの到来を信号で知らせるとともに、スプーンを閉じさせるためのクリア信号を与えて、スプーンがリベット上で閉じないことを確実にする。
【0034】
図33に示されるように、チェック弁スプリング380が接触スプリング382から180°の位置にあることが好ましい。チェック弁スプリングは、ツールの前方部分におけるリベットのスタックを管理するとともに、それらが後方へ滑動することを防止する。このツールが合理的な長さとなり得るようするために、リベットを前に出すことに使用されるオイルに対抗する力を与えるスプリングは、ツールの中間付近に配置される。
【0035】
このツールは、マンドレルを中心に置くとともに、新たなマンドレルをそれが設置されている間に中心に置くように働く1以上のセンタリング機構を備える。マンドレルを中心に置いて、新たなリベットがガイドワイヤからマンドレルへ輸送されている間に、それを受け取ることに問題が起こらないようにすることは重要である。このツールに組み込まれることがある1つのセンタリング機構は、ツール200外から接近可能な2つのボタン384を備えることがある。これらのボタンは、閉じるときに、マンドレルを中心に置こうとする開口を開くように働く。新たなマンドレルが設置されるときに、ボタン384は、マンドレルが開口を過ぎて前進されるまで押される。それから、ボタンは解放され、そして開口は閉じて、マンドレルを中心に置く。上述したように、移送機構210もまた、マンドレル・センタリング機能を与えることが好ましい。この場合、移送機構は、マンドレルを中心に置くように働く傾斜面を有したブレード216,218を備える。
【0036】
図34及び35に示されているように、スプリング/カム動作型ストッパー386がノーズ208a付近に設けられて、空マンドレルがツール200外へ移動することを防止することがある。リベットが押し上げられて、バルブ390に接して座したときに、リベットはストップを持ち上げて、マンドレルがリベットともにノーズを通過できるようにする。
【0037】
ノーズピース208aは、参照によりここに組み入れられているGB2124955に記載されているようなものである。但し、ノーズピース208aは、ノーズピースの端部付近にノーズピン400を有することが望ましい。ツールの作動中のノーズピースの動作は、図36から図40への経過に示されている。図示のように、スプリング402は、部品404とノーズ半体406との間に設けられ、バイアス効果を与える(明瞭化のために、このスプリングは図39及び図40から省略されている)。図36は、リベットを表へ出す準備のできたノーズを示している。ノーズピン400は、リベットのステムによって押し出される。図37は、リベットが表へ出された後のノーズを示している。ノーズピン400は、リーフスプリングカムによってバイアスされている。図38は、ノーズピン400によって抑えられているマンドレルの前方向移動を示している。図39は、(スプーン272の前方向運動によって)前方へ押されたリベットのスタックを示している(図29及び31参照)。リードリベットフランジは、リーフスプリングカムを動作させ、かくしてノーズピン400を開いて、マンドレル先端が通過することを可能にする。図40は、リベットフランジがノーズ半体406の側壁408に接触し、かくしてノーズを開いてリベットを通過させる様子を示している。ノーズピン400は、それらが延ばされるときに(即ち、内部に)、ノーズが開放されているときのリベットの頭部との干渉に起因して、動作を果たさない(即ち、制限する)ように構成されている。
【0038】
発明の実施形態が図示され説明されたが、当業者が、前述の説明の精神及び範囲を逸脱することなく、種々の変形例を工夫することは想像される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】リベットをガイドワイヤに沿ってツールへ搬送する柔軟な管を示す。
【図2】リベットをガイドワイヤ及び外管に沿ってツールへ搬送する柔軟な内管を備えた装置であって、ナイロン製ボールが1インチ程度毎にアルミ製の外管に沿って設けられ、このナイロン製ボールがジョイントとして作用する装置を示す。
【図3】図1又は2に示された装置のいずれかに関連して(あるいはリベットをツールへ配送するための他の機構とともに)使用され得るツールを示す。
【図4】図3のツールのスプーンがガイドケーブルを中心に置く様子を示す。
【図5】もう1つのツールを示す。この場合のツールは、図3に示されたツールと同様であって、図1又は2に示された装置のいずれかに関連して(あるいはリベットをツールへ配送するための他の機構とともに)使用され得る。
【図6】図5に示されたツールのスプーンの開口部を示す。
【図7】図5に示された装置に関連して(あるいは他の機構とともに)使用され得るゲート機構を示す。
【図8】図7に示されたゲート機構と同様なゲート機構を示す。
【図9】図7に示されたゲート機構と同様なゲート機構を示す。
【図10】本発明の一実施形態に係るツールを示す。
【図11】図10に示されたツールに組み込まれた移送機構を示す。
【図12】図11に示された移送機構に関連している。
【図13】図11に示された移送機構に関連している。
【図14】図11に示された移送機構に関連している。
【図15】図11に示された移送機構に関連している。
【図16】図11に示された移送機構に関連している。
【図17】図11に示された移送機構に関連している。
【図18】図11に示された移送機構に関連している。
【図19】図11に示された移送機構に関連している。
【図20】図11に示された移送機構に関連している。
【図21】図11に示された移送機構に関連している。
【図22】図11に示された移送機構に関連している。
【図23】図11に示された移送機構に関連している。
【図24】図10に示されたツールに組み込まれたスプーンを示す。
【図25】図10に示されたツールに組み込まれたスプーンの端部プロフィールを示す。
【図26】図10に示されたツールに組み込まれたスプーンの端部プロフィールを示す。
【図27】スプーンがマンドレルを把持するときの、スプーン上に包含されたブレードの機能を示す。
【図28】ブレードの好ましい形状を示す。
【図29】スプーンの前進及び後退とマンドレルの把持を示す。
【図30】スプーンの前進及び後退とマンドレルの把持を示す。
【図31】スプーンの前進及び後退とマンドレルの把持を示す。
【図32】空マンドレルがツールから出ることを防止するツール前方の機構を示す。
【図33】空マンドレルがツールから出ることを防止するツール前方の機構を示す。
【図34】空マンドレルがツールから出ることを防止するツール前方の機構を示す。
【図35】空マンドレルがツールから出ることを防止するツール前方の機構を示す。
【図36】リベットを表に出す間のツールのノーズの動作を示す一連の図を与える。
【図37】リベットを表に出す間のツールのノーズの動作を示す一連の図を与える。
【図38】リベットを表に出す間のツールのノーズの動作を示す一連の図を与える。
【図39】リベットを表に出す間のツールのノーズの動作を示す一連の図を与える。
【図40】リベットを表に出す間のツールのノーズの動作を示す一連の図を与える。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リベットをツールに与える方法であって、ガイドワイヤがその中に配設された柔軟な管を与える工程と、柔軟な管をツールに接続する工程と、リベットをガイドワイヤに沿って、柔軟な管を通して、ツールまで吹き飛ばす工程とを備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
ツールは、マンドレルを含み、前記方法は、ガイドワイヤをマンドレルに接続する工程と、リベットをガイドワイヤに沿ってマンドレルまで吹き飛ばす工程とを更に備える請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ガイドワイヤがその中に配設された柔軟な管を与える工程は、外管内に配設された内管を与える工程を含み、前記内管は、その中にガイドワイヤが配設され、またリベットをガイドワイヤに沿って、柔軟な管を通して、ツールまで吹き飛ばす工程は、リベットをガイドワイヤに沿って、内管を通して、ツールまで吹き飛ばす工程を含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
外管内に配設された内管を与える工程は、ジョイントとして作用するボールを外管が含むようにする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
リベットをツールに与える装置であって、ガイドワイヤがその中に配設された柔軟な管を備え、前記柔軟な管の一端はツールに係合可能であり、前記柔軟な管は、前記リベットがガイドワイヤに沿って、柔軟な管を通して、ツールまで吹き飛ばされ得るように構成されていることを特徴とする装置。
【請求項6】
外管内に配設された内管を更に備え、前記内管は、その中にガイドワイヤが配設されている請求項5に記載の装置。
【請求項7】
外管は、ジョイントとして作用するボールを含む請求項6に記載の装置。
【請求項8】
リベットを通してマンドレルを引き抜いてリベットの設置を施行するためのツールであって、本体と、本体内のプランジャとを備え、前記プランジャは、一端に複数のスプーンを有し、これらスプーン間にマンドレルが配置され、前記プランジャは、本体内を後退可能であって、これによりリベットがマンドレルに与えられ、また前記プランジャは、本体内を前進可能であって、これによりツールがリベットをツール外へ押し出すときに、スプーンはマンドレルを把持することを特徴とするツール。
【請求項9】
各スプーンは、マンドレルの把持を容易にするための鋸歯状ジョー及びブレードの少なくとも1つを含む請求項8に記載のツール。
【請求項10】
マンドレル・センタリング機構を更に備え、この機構は、ピンと、このピンに係合するブレードと、ツールの開口部内に配設されるとともにピンをバイアスするスプリングとを有する請求項8に記載のツール。
【請求項11】
2つのスプーンを更に備え、これらは、プランジャが本体内を後退するときに開くように構成され、またプランジャが本体内を前進するときに閉じるように構成されている請求項8に記載のツール。
【請求項12】
前記スプーンの各々は、プランジャが本体内を後退するときにツールの内壁に接触する表面を有し、これによりスプーンを開放状態に回転させる請求項11に記載のツール。
【請求項13】
前記スプーンの各々は、プランジャが本体内を前進するときにツールの内肩に接触する表面を有し、これによりスプーンを閉成状態に回転させるとともにマンドレルを把持させる請求項11に記載のツール。
【請求項14】
前記スプーンの各々は、プランジャが本体内を後退するときにツールの内壁に接触する第1の表面を有し、これによりスプーンを開放状態に回転させ、また前記スプーンの各々は、プランジャが本体内を前進するときにツールの内肩に接触する第2の表面を有し、これによりスプーンを閉成状態に回転させるとともにマンドレルを把持させる請求項11に記載のツール。
【請求項15】
ツールの一端は、リベットをツールに与えるためにガイドワイヤがその中に配設された柔軟な管を受けるように構成されている請求項8に記載のツール。
【請求項16】
ゲート機構をツールの一端付近に更に備え、ツールは、一度に1本のリベットだけがスプーンを超えて進むことができるように構成されている請求項8に記載のツール。
【請求項17】
前記ゲート機構は、摺動可能なカラーに係合する複数のボールを備える請求項16に記載のツール。
【請求項18】
前記ゲート機構は、各ボール用の穴を有した内部部材を更に備える請求項17に記載のツール。
【請求項19】
カラーは、本体内でスプリングによりバイアスされている請求項17に記載のツール。
【請求項20】
前記ゲート機構は、第1対のボールと、第2対のボールとを更に備え、カラーは、内部部材に対して摺動可能であり、1つの姿勢では、第1対のボールがカラーの凹部内に落下するとともに第2対のボールはカラーによって内側に押され、またカラーは、内部部材に対して摺動可能であり、もう1つの姿勢では、第2対のボールがカラーの凹部内に落下するとともに第1対のボールはカラーによって内側に押される請求項18に記載のツール。
【請求項21】
本体内でリベットを保持して移動させるための複数のブレードを有した移送機構を更に備える請求項8に記載のツール。
【請求項22】
移送機構は、本体内を移動可能な第1組のブレードと、本体内を移動不能な第2組のブレードとを備え、第1組のブレードは前進及び後退でき、第2組のブレードは前進及び後退できない請求項21に記載のツール。
【請求項23】
第1組のブレードは、後退し、リベットを受け、そして前進するように構成され、これによりリベットをツール内で前進させる請求項22に記載のツール。
【請求項24】
ブレードは、1つの円を中心としてツールの縦軸の回りに配置されている請求項22に記載のツール。
【請求項25】
ブレードの各々は、スプリングによる負荷をかけられている請求項22に記載のツール。
【請求項26】
第1組のブレードは、プランジャーに鍵合されている請求項22に記載のツール。
【請求項27】
第1組のブレードの各ブレードは、リベットをツール内でマンドレル上に配列するように構成されたストリッパーポケットを有する請求項26に記載のツール。
【請求項28】
本体内に配設された円筒管を更に備え、ブレードの各々の前方部分は、円筒管に設けられたスロット内に延びる請求項22に記載のツール。
【請求項29】
各ブレードは、外側に旋回するように構成されている請求項22に記載のツール。
【請求項30】
第2組のブレードに係合するピンを更に備え、これにより第2組のブレードが実質的に内側に移動することを阻止し、また第2組のブレードに係合するガータースプリングを更に備え、これにより第2組のブレードがツールの縦軸に沿って縦方向に移動することを阻止する請求項22に記載のツール。
【請求項31】
各スプーンは、ブレードがその中に配設された凹部と、ブレードをバイアスするスプリングとを有し、ブレードの外側エッジは、ツールの後端に向かってバイアスされ、またブレードは、概ねツールの前端に向かって旋回できる請求項8に記載のツール。
【請求項32】
各ブレードは、マンドレルに係合するように構成された切り込みを有する請求項31に記載のツール。
【請求項33】
本体に係合されたノーズを更に備え、このノーズ内に配設されるとともにマンドレルを中心に置くように構成されたリーフスプリングを更に備える請求項8に記載のツール。
【請求項34】
リーフスプリングは、リベットの存在を検知するように構成されている請求項33に記載のツール。
【請求項35】
接触スプリングと対向するチェック弁スプリングを更に備え、チェック弁スプリングは、リベットのスタックを管理するとともに前記スタックが後方へ滑動することを防止するように構成され、また接触スプリングは、リベットの存在を検知するように構成されている請求項8に記載のツール。
【請求項36】
マンドレルをツール内で中心に置くためにツール外から接近可能な複数のボタンを更に備える請求項8に記載のツール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【公表番号】特表2007−535410(P2007−535410A)
【公表日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−510939(P2007−510939)
【出願日】平成17年4月27日(2005.4.27)
【国際出願番号】PCT/US2005/014482
【国際公開番号】WO2005/110670
【国際公開日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(507065795)アキュメント インテレクチュアル プロパティーズ エルエルシー (11)