自動取引システム
【目的】 各種のサービス情報を顧客の選択で表示部に表示させる。
【構成】 サービス案内表示制御手段64は顧客がサービス案内を選択すると、CRTディスプレイ61を制御して各種のサービス情報を表示するサービス案内画面を表示させる。このサービス案内画面で顧客が自己サービス情報を選択すると、この情報選択をサービス情報判定手段65が検知して判定するので、自己サービス表示制御手段66は記憶部62の自己サービス情報62aを取り込んでCRTディスプレイ61に自己サービス情報62aを表示させる。顧客が店内サービス情報を選択すると、サービス情報判定手段65の判定で店内サービス表示制御手段67はプロセッサ4の店内サービス情報を取り込んでCRTディスプレイ61に店内サービス情報を表示させる。顧客がセンタサービス情報62bを選択すると、サービス情報判定手段65の判定でセンタサービス表示制御手段68はCRTディスプレイ61にセンタサービス情報62bを表示させる。
【構成】 サービス案内表示制御手段64は顧客がサービス案内を選択すると、CRTディスプレイ61を制御して各種のサービス情報を表示するサービス案内画面を表示させる。このサービス案内画面で顧客が自己サービス情報を選択すると、この情報選択をサービス情報判定手段65が検知して判定するので、自己サービス表示制御手段66は記憶部62の自己サービス情報62aを取り込んでCRTディスプレイ61に自己サービス情報62aを表示させる。顧客が店内サービス情報を選択すると、サービス情報判定手段65の判定で店内サービス表示制御手段67はプロセッサ4の店内サービス情報を取り込んでCRTディスプレイ61に店内サービス情報を表示させる。顧客がセンタサービス情報62bを選択すると、サービス情報判定手段65の判定でセンタサービス表示制御手段68はCRTディスプレイ61にセンタサービス情報62bを表示させる。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関の営業店に設置されている自動取引装置及び情報保持装置を含み、自動取引装置がセンタと回線を介して接続されている自動取引システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動取引システムは、各地域に設置されている営業店内の複数の自動取引装置を通信制御装置にてセンタのホストコンピュータに接続する構成を有している。そして、顧客が自動取引装置に取引カードを挿入し、その表示部に表示された取引選択画面に基づいてタッチパネルやテンキーを操作すると、自動取引装置とホストコンピュータとの間で取引情報が授受され、所定の取引処理が実行される。
【0003】ところで、自動取引装置の表示部には各種のサービス文言やサービス画面、例えば「MMCをどうぞ。利率は×××%です。」等を表示することが行われている。このようなセンタ側からのサービス情報はホストコンピュータより各営業店の自動取引装置に送出されて装置のフロッピーディスク等の記憶部に格納されており、顧客の取引処理を実行している待ち時間にこのようなサービス情報が表示部に表示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近では多数の金融商品が開発されているので、取引処理を実行している待ち時間に全ての金融商品を表示部に表示させることは不可能であり、従って、顧客へのサービスとしては不充分である。また、センタ側からのサービス情報を画一的に表示させるだけでは、各営業店が地域に密着した営業活動を行うことができない。従って、各営業店ごとに自動取引装置の表示部に、独自のサービス情報を表示させることが好ましい。
【0005】更に、自動取引装置に各種の取引制限を設定することがあるので、自己の現在の取引機能を示すサービス情報や使用可能な媒体を表示部に表示させることが好ましい。本発明は、以上の点に着目してなされたもので、顧客の選択で各種のサービス情報を自動取引装置の表示部に表示させることができる自動取引システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、営業店に、表示部及び自己に関する自己サービス情報を格納する記憶部を有する自動取引装置と、営業店に関する店内サービス情報を保持する情報保持装置とが設置され、自動取引装置がセンタサービス情報を保持するセンタに回線を介して接続されている自動取引システムにおいて、自動取引装置が、顧客の選択で表示部を制御してサービス案内画面を表示させるサービス案内表示制御手段と、サービス案内画面に基づいて顧客の選択したサービス情報が自己サービス情報、店内サービス情報及びセンタサービス情報のいずれであるかを判定するサービス情報判定手段と、自己サービス情報との判定で記憶部の自己サービス情報を取り込んで表示部を制御し自己サービス情報を表示させる自己サービス表示制御手段と、店内サービス情報との判定で情報保持装置の店内サービス情報を取り込んで表示部を制御し店内サービス情報を表示させる店内サービス表示制御手段と、センタサービス情報との判定で表示部を制御してセンタサービス情報を表示させるセンタサービス表示制御手段とを含むことを特徴としている。
【0007】
【作用】サービス案内表示制御手段は顧客がサービス案内を選択すると、表示部を制御して各種のサービス情報を表示するサービス案内画面を表示させる。このサービス案内画面で顧客が自己サービス情報を選択すると、この情報選択をサービス情報判定手段が検知して判定するので、自己サービス表示制御手段は記憶部の自己サービス情報を取り込んで表示部に自己サービス情報を表示させる。顧客が店内サービス情報を選択すると、サービス情報判定手段の判定で店内サービス表示制御手段は情報保持装置の店内サービス情報を取り込んで表示部に店内サービス情報を表示させる。顧客がセンタサービス情報を選択すると、サービス情報判定手段の判定でセンタサービス表示制御手段は表示部にセンタサービス情報を表示させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図2は本発明に係る自動取引システムの構成図である。この図2において、1は通信制御装置を示している。この通信制御装置1には通信回線2を介して汎用端末装置3、プロセッサ4及び複数台の自動取引装置5が接続されている。これら汎用端末装置3、プロセッサ4、自動取引装置5は特定地域に設置されている営業店6の取引システムを構成している。また、通信制御装置1はモデム7を介してセンタ8のホストコンピュータ9に接続され、このホストコンピュータ9には所定の取引情報を書き込み又は読み取るためのセンタファイル10が接続されている。そして、このセンタファイル10にはセンタサービス情報が格納されている。センタサービス情報としては「MMC」、「定期預金」等の金融商品を案内する商品案内情報(図10参照)や、振込手数料や外国送金手数数等を案内する手数料案内情報等があり、全営業店において共通のサービス情報として利用される。
【0009】図5は汎用端末装置3の構成を示すブロック図である。この汎用端末装置3は主として窓口の勘定系端末として用いられ、IDカードによるオペレータの識別、融資等の記帳処理、伝票の照合等を行う際に利用される。この汎用端末装置3は制御部31と、電源32と、ディスク装置33と、ディスプレイ部34と、キーボード部35と、カードリーダ部36と、プリンタ部37等から成る。制御部31は各部の全体的制御を行い、ディスク装置33は、ハードディスク又はフロッピーディスク等から成り、勘定系に関する取引情報や運用情報が格納されている。ディスプレイ部34はCRT等から成り、情報検索用画面やその他の画面表示に利用される。キーボード部35はオペレータが取引処理に必要な情報や店内サービス情報を入力するためのものである。カードリーダ部36はオペレータが顧客より預かって挿入した取引カードを読み取るために利用される。プリンタ部37は通帳やレシートに取引結果を印字するために利用される。
【0010】以上の構成を有する汎用端末装置3は本実施例においては店内サービス情報を作成する情報作成装置として用いられる。この店内サービス情報としては営業店6の融資担当者や預金に関する担当者等を示す連絡系案内情報(図9参照)や、営業店6の設置されている地域に関する案内情報等がある。このような店内サービス情報を作成するには、先ず、営業店6のオペレータが汎用端末装置3のキーボード部35を操作し、装置登録用画面をディスプレイ部34に表示させ、カードリーダ部36にIDカードを挿入する。制御部31はIDカードの識別データに基づいて操作可能者か否かをチェックし、操作可能であれば、オペレータがキーボード部35を操作し、上記した店内サービス情報を入力する。尚、店内サービス情報に含まれる地域情報としては、例えば、「××祭りが開催されます。日付:4月10日 場所:×××」又は地域の景色の如き画像データがある。
【0011】最後にオペレータは入力した店内サービス情報を確認し、「確認キー」を押下する。この押下操作で制御部31は店内サービス情報を送信先(プロセッサ4)データと共に接続インタフェース部38を介して通信回線2に送出する。これにより、通信制御装置1はこれらの情報を受信し、通信回線2を介してプロセッサ4へ送信する。
【0012】図4はプロセッサ4の構成を示すブロック図である。このプロセッサ4はホストコンピュータ9より送られてくる照合情報等の基礎情報を分散して保持、管理し、又為替情報等を一時的に蓄積してホストコンピュータ9へ送信したり障害時の取引処理を代行させるために利用される。このプロセッサ4は全体を制御する制御部41と、電源42と、ディスク装置43と、メモリ44とから成り、ディスク装置43はハードディスク又はフロッピーディスク等に基礎情報や取引処理情報等を格納しており、店内サービス情報の記憶部としても用いられる。メモリ44は取引処理の終了した為替情報等を一時的に記憶させる等のために用いられる。
【0013】以上の構成を有するプロセッサ4は本実施例においては店内サービス情報を保持するための情報保持装置として用いられる。即ち、制御部41は受信した情報が店内サービス情報か否かを判定し、店内サービス情報と判定すると、この店内サービス情報をディスク装置43のディスクに格納する。
【0014】図3は自動取引装置5のブロック図であり、この自動取引装置5は主制御部51を備えている。主制御部51は以下に述べる処理ユニットの制御及び装置5全体の制御を行う。52はカードリーダライタユニットであり、図示しないカード挿入口に挿入された各種の取引カードの磁気ストライプより顧客の暗証番号や口座番号、その他のデータを読み取る読取ヘッドと、取引カードの磁気ストライプに所定のデータを書き込む書込みヘッドとを有している。53はエンボスリーダであり、取引カード表面のエンボス文字や印刷文字を光学的に読み取り、イメージデータとして出力する。54は明細票プリンタユニットであり、折り畳み式のレシート用紙及び補助用の同レシート用紙を有し、これら用紙の繰出し機構及び印字ヘッド、カッター等を含んでいる。55及び56は紙幣入出金機及び硬貨入出金機であり、入力された支払金額の支払処理や振込処理等のための紙幣又は硬貨の金種、真偽、計数等を実行し、紙幣等を紙幣入出金口又は硬貨入出金口より排出する。57は記帳機であり、通帳挿入排出口より挿入された通帳に取引金額等を印字し、取引終了後に排出する。58は音声案内部であり、顧客に操作処理等を音声ガイダンスするために用いられる。61はCRTディスプレイであり、顧客の操作に必要な指示やメッセージを表示したり、入金や出金、その他の金額を表示する際に利用され、又本実施例では特にサービス情報の選択及び内容を示す画面を表示するために利用される。CRTディスプレイ61上にはタッチパネル60が配設されている。このタッチパネル60は顧客が暗証番号や取引選択及び確認等を指により入力する際に利用される。尚、主制御部51に接続されている通信制御部59は、通信回線2に接続されている(図2参照)。
【0015】再び、自動取引装置5において、主制御部51は、図1に示すように、サービス案内表示制御手段64、サービス情報判定手段65、自己サービス表示制御手段66、店内サービス表示制御手段67及びセンタサービス表示制御手段68を備えている。サービス案内表示制御手段64は取引選択画面(図6参照)において顧客が「サービス案内」を選択してタッチパネル60を押下すると、その選択信号を受けてCRTディスプレイ61を制御し、図7で示すサービス案内画面を表示させる。このサービス案内画面では「お取引照会」、「連絡系案内」…等の各種サービス情報の案内が表示される。
【0016】サービス情報判定手段65はサービス案内画面(図7)において顧客がいずれかのサービス情報を選択し、タッチパネル60を押下すると、その選択信号を受けて選択した情報が自己サービス情報(お取引照会)、店内サービス情報(連絡系案内又は地域情報)、センタサービス情報(商品案内又は手数料案内)のいずれであるかを判定する。
【0017】自己サービス情報と判定すると、その判定信号が自己サービス表示制御手段66に出力されるので、この制御手段66は記憶部62をアクセスし、第1格納エリア62aの自己サービス情報(取引照会情報)を取り込み、CRTディスプレイ61を制御して図8の自己の取引照会サービス情報画面を表示させる。
【0018】また、サービス情報判定手段65がセンタサービス情報を選択したと判定し、その判定信号を出力すると、センタサービス表示制御手段68は記憶部62をアクセスし、第2格納エリア62bのセンタサービス情報(商品案内情報又は手数料案内情報)を取り込み、CRTディスプレイ61を制御して図10の商品案内サービス情報画面又は手数料案内サービス情報画面(図示せず)を表示させる。
【0019】ところで、センタ8のホストコンピュータ9より取引制限電文が送信されてきた場合、又は自動取引装置5の内部操作部63の取引選択キーにて取引指定データが入力された場合主制御部51は電文又は取引指定データに基づいて自己の取引可能な機能及び使用媒体(取引カードや通帳)を判断し、取引照会情報を編集、作成し、この取引照会情報を自己サービス情報として記憶部62の第1格納エリア62aに予め格納する。
【0020】また、センタ8のホストコンピュータ9がセンタファイル10よりセンタサービス情報(商品案内情報、手数料案内情報)を取り込み、通信制御装置1を介して営業店6へこの情報を送信すると、自動取引装置5の主制御部51はこのセンタサービス情報を編集し、記憶部62の第2格納エリア62bに予め格納する。
【0021】一方、サービス情報判定手段65が店内サービス情報を選択したと判定し、その判定信号を出力すると、店内サービス表示制御手段67はプロセッサ4に通信制御装置1及び通信回線2を介して送信要求電文を送信する。プロセッサ4の接続インタフェース部45を介して制御部41が送信要求電文を受信すると、対応する店内サービス情報を判定し、ディスク装置43を作動させる。ディスク装置43はディスクより対応する店内サービス情報、例えば、連絡系案内情報を読み込み、制御部41に送出する。制御部41は受信した連絡系案内情報を通信制御装置1等を介して装置5側に送信する。従って、店内サービス表示制御手段67はこの連絡系案内情報に基づいてCRTディスプレイ61を制御し、図9で示す連絡系案内のサービス情報画面を表示させる。
【0022】次に、本発明の自動取引システムの動作を図11の動作フローチャートにより説明する。先ず、主制御部51はCRTディスプレイ61を制御し、画面上に取引選択画面(図6参照)を表示させる(ステップ1)。この取引選択画面において、顧客が「サービス案内」を選択し(ステップ2)、タッチパネル60を押下すると、その選択信号を受け、サービス案内表示制御手段64はCRTディスプレイ61を制御し、図7のサービス案内画面を表示させる(ステップ3)。
【0023】このサービス案内画面において、顧客が「お取引照会」を選択し、タッチパネル60を押下すると、その選択信号を受け、サービス情報判定手段65は顧客が自己サービス情報を選択したと判定する(ステップ4)。
【0024】この判定信号は自己サービス表示制御手段66に送出されるので、この制御手段66は記憶部62をアクセスし、第1格納エリア62aの自己サービス情報(取引照会情報)を取り込む(ステップ5)。そして、自己サービス表示制御手段66はCRTディスプレイ61を制御し、自己サービス情報に基づいて図8の取引照会サービス情報画面を表示させる(ステップ6)。従って、顧客は図8の画面により自動取引装置5の現在における取引形態及び使用可能媒体を知ることができる。
【0025】顧客が「確認」キーを押下すると(ステップ7)、主制御部51は「取引照会」が終了したと判断し、CRTディスプレイ61を制御してステップ1の取引選択画面を表示させる。
【0026】一方、ステップ3で顧客が「連絡系案内」を選択し、タッチパネル60を押下すると、その選択信号を受け、サービス情報判定手段65は顧客が連絡系案内(店内サービス情報)を選択したと判定する(ステップ8)。これにより、店内サービス表示制御手段67は上述したように、プロセッサ4より連絡系案内情報を取り込み(ステップ9)、CRTディスプレイ61を制御して図9の連絡系案内のサービス情報画面を表示させる(ステップ10)。
【0027】また、ステップ3で顧客が「地域案内」を選択し、プロセッサ4より同様に地域案内情報を取り込み、CRTディスプレイ61を制御すると、地域特有の画面、例えば、「××祭りが開催されます。日付:10月10日 場所:○○○」等が表示される。
【0028】従って、顧客は店内サービス情報により、融資の担当者等や地域情報を知ることができる。尚、その後は「確認」キーの押下(ステップ11)でステップ1に戻り、取引選択画面が表示される。
【0029】更に、ステップ3で顧客が「商品案内」を選択し、タッチパネル60を押下すると、サービス情報判定手段65は商品案内(センタサービス情報)を選択したと判定する(ステップ12)。これにより、センタサービス表示制御手段68は記憶部62をアクセスし、第2格納エリア62bの商品案内情報を取り込み(ステップ13)、CRTディスプレイ61を制御し、図10の商品案内サービス情報画面を表示させる(ステップ14)。従って、顧客は金融商品の種類、内容を知ることができる。「手数料案内」を選択した場合にも同様にその表示画面より各取引の手数料を知ることができる。尚、その後は「確認」キーの押下(ステップ15)でステップ1へ戻る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、顧客にサービス案内を選択させ、更に顧客に自己サービス情報、店内サービス情報及びセンタサービス情報のいずれかを選択させて表示部に選択したサービス情報を表示させるようにしたので、顧客に各種のサービス情報を充分に提供することができる上に地域に密着した情報を提供でき、しかも自動取引装置の使用効率を向上させることが可能な自動取引システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動取引装置の主要部のブロック図である。
【図2】本発明に係る自動取引システムの構成図である。
【図3】本発明に係る自動取引装置のブロック図である。
【図4】本発明に係る営業店プロセッサのブロック図である。
【図5】営業店の汎用端末装置のブロック図である。
【図6】取引選択画面の一例を示す図である。
【図7】サービス案内画面の一例を示す図である。
【図8】自己の取引照会サービス情報画面の一例を示す図である。
【図9】店内の連絡系案内のサービス情報画面の一例を示す図である。
【図10】センタの商品案内サービス情報画面の一例を示す図である。
【図11】本発明に係る自動取引システムの動作フローチャートである。
【符号の説明】
4 プロセッサ
5 自動取引装置
6 営業店
8 センタ
9 ホストコンピュータ
51 主制御部
60 タッチパネル
61 CRTディスプレイ
62 記憶部
64 サービス案内表示制御手段
65 サービス情報判定手段
66 自己サービス表示制御手段
67 店内サービス表示制御手段
68 センタサービス表示制御手段
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関の営業店に設置されている自動取引装置及び情報保持装置を含み、自動取引装置がセンタと回線を介して接続されている自動取引システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動取引システムは、各地域に設置されている営業店内の複数の自動取引装置を通信制御装置にてセンタのホストコンピュータに接続する構成を有している。そして、顧客が自動取引装置に取引カードを挿入し、その表示部に表示された取引選択画面に基づいてタッチパネルやテンキーを操作すると、自動取引装置とホストコンピュータとの間で取引情報が授受され、所定の取引処理が実行される。
【0003】ところで、自動取引装置の表示部には各種のサービス文言やサービス画面、例えば「MMCをどうぞ。利率は×××%です。」等を表示することが行われている。このようなセンタ側からのサービス情報はホストコンピュータより各営業店の自動取引装置に送出されて装置のフロッピーディスク等の記憶部に格納されており、顧客の取引処理を実行している待ち時間にこのようなサービス情報が表示部に表示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近では多数の金融商品が開発されているので、取引処理を実行している待ち時間に全ての金融商品を表示部に表示させることは不可能であり、従って、顧客へのサービスとしては不充分である。また、センタ側からのサービス情報を画一的に表示させるだけでは、各営業店が地域に密着した営業活動を行うことができない。従って、各営業店ごとに自動取引装置の表示部に、独自のサービス情報を表示させることが好ましい。
【0005】更に、自動取引装置に各種の取引制限を設定することがあるので、自己の現在の取引機能を示すサービス情報や使用可能な媒体を表示部に表示させることが好ましい。本発明は、以上の点に着目してなされたもので、顧客の選択で各種のサービス情報を自動取引装置の表示部に表示させることができる自動取引システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、営業店に、表示部及び自己に関する自己サービス情報を格納する記憶部を有する自動取引装置と、営業店に関する店内サービス情報を保持する情報保持装置とが設置され、自動取引装置がセンタサービス情報を保持するセンタに回線を介して接続されている自動取引システムにおいて、自動取引装置が、顧客の選択で表示部を制御してサービス案内画面を表示させるサービス案内表示制御手段と、サービス案内画面に基づいて顧客の選択したサービス情報が自己サービス情報、店内サービス情報及びセンタサービス情報のいずれであるかを判定するサービス情報判定手段と、自己サービス情報との判定で記憶部の自己サービス情報を取り込んで表示部を制御し自己サービス情報を表示させる自己サービス表示制御手段と、店内サービス情報との判定で情報保持装置の店内サービス情報を取り込んで表示部を制御し店内サービス情報を表示させる店内サービス表示制御手段と、センタサービス情報との判定で表示部を制御してセンタサービス情報を表示させるセンタサービス表示制御手段とを含むことを特徴としている。
【0007】
【作用】サービス案内表示制御手段は顧客がサービス案内を選択すると、表示部を制御して各種のサービス情報を表示するサービス案内画面を表示させる。このサービス案内画面で顧客が自己サービス情報を選択すると、この情報選択をサービス情報判定手段が検知して判定するので、自己サービス表示制御手段は記憶部の自己サービス情報を取り込んで表示部に自己サービス情報を表示させる。顧客が店内サービス情報を選択すると、サービス情報判定手段の判定で店内サービス表示制御手段は情報保持装置の店内サービス情報を取り込んで表示部に店内サービス情報を表示させる。顧客がセンタサービス情報を選択すると、サービス情報判定手段の判定でセンタサービス表示制御手段は表示部にセンタサービス情報を表示させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図2は本発明に係る自動取引システムの構成図である。この図2において、1は通信制御装置を示している。この通信制御装置1には通信回線2を介して汎用端末装置3、プロセッサ4及び複数台の自動取引装置5が接続されている。これら汎用端末装置3、プロセッサ4、自動取引装置5は特定地域に設置されている営業店6の取引システムを構成している。また、通信制御装置1はモデム7を介してセンタ8のホストコンピュータ9に接続され、このホストコンピュータ9には所定の取引情報を書き込み又は読み取るためのセンタファイル10が接続されている。そして、このセンタファイル10にはセンタサービス情報が格納されている。センタサービス情報としては「MMC」、「定期預金」等の金融商品を案内する商品案内情報(図10参照)や、振込手数料や外国送金手数数等を案内する手数料案内情報等があり、全営業店において共通のサービス情報として利用される。
【0009】図5は汎用端末装置3の構成を示すブロック図である。この汎用端末装置3は主として窓口の勘定系端末として用いられ、IDカードによるオペレータの識別、融資等の記帳処理、伝票の照合等を行う際に利用される。この汎用端末装置3は制御部31と、電源32と、ディスク装置33と、ディスプレイ部34と、キーボード部35と、カードリーダ部36と、プリンタ部37等から成る。制御部31は各部の全体的制御を行い、ディスク装置33は、ハードディスク又はフロッピーディスク等から成り、勘定系に関する取引情報や運用情報が格納されている。ディスプレイ部34はCRT等から成り、情報検索用画面やその他の画面表示に利用される。キーボード部35はオペレータが取引処理に必要な情報や店内サービス情報を入力するためのものである。カードリーダ部36はオペレータが顧客より預かって挿入した取引カードを読み取るために利用される。プリンタ部37は通帳やレシートに取引結果を印字するために利用される。
【0010】以上の構成を有する汎用端末装置3は本実施例においては店内サービス情報を作成する情報作成装置として用いられる。この店内サービス情報としては営業店6の融資担当者や預金に関する担当者等を示す連絡系案内情報(図9参照)や、営業店6の設置されている地域に関する案内情報等がある。このような店内サービス情報を作成するには、先ず、営業店6のオペレータが汎用端末装置3のキーボード部35を操作し、装置登録用画面をディスプレイ部34に表示させ、カードリーダ部36にIDカードを挿入する。制御部31はIDカードの識別データに基づいて操作可能者か否かをチェックし、操作可能であれば、オペレータがキーボード部35を操作し、上記した店内サービス情報を入力する。尚、店内サービス情報に含まれる地域情報としては、例えば、「××祭りが開催されます。日付:4月10日 場所:×××」又は地域の景色の如き画像データがある。
【0011】最後にオペレータは入力した店内サービス情報を確認し、「確認キー」を押下する。この押下操作で制御部31は店内サービス情報を送信先(プロセッサ4)データと共に接続インタフェース部38を介して通信回線2に送出する。これにより、通信制御装置1はこれらの情報を受信し、通信回線2を介してプロセッサ4へ送信する。
【0012】図4はプロセッサ4の構成を示すブロック図である。このプロセッサ4はホストコンピュータ9より送られてくる照合情報等の基礎情報を分散して保持、管理し、又為替情報等を一時的に蓄積してホストコンピュータ9へ送信したり障害時の取引処理を代行させるために利用される。このプロセッサ4は全体を制御する制御部41と、電源42と、ディスク装置43と、メモリ44とから成り、ディスク装置43はハードディスク又はフロッピーディスク等に基礎情報や取引処理情報等を格納しており、店内サービス情報の記憶部としても用いられる。メモリ44は取引処理の終了した為替情報等を一時的に記憶させる等のために用いられる。
【0013】以上の構成を有するプロセッサ4は本実施例においては店内サービス情報を保持するための情報保持装置として用いられる。即ち、制御部41は受信した情報が店内サービス情報か否かを判定し、店内サービス情報と判定すると、この店内サービス情報をディスク装置43のディスクに格納する。
【0014】図3は自動取引装置5のブロック図であり、この自動取引装置5は主制御部51を備えている。主制御部51は以下に述べる処理ユニットの制御及び装置5全体の制御を行う。52はカードリーダライタユニットであり、図示しないカード挿入口に挿入された各種の取引カードの磁気ストライプより顧客の暗証番号や口座番号、その他のデータを読み取る読取ヘッドと、取引カードの磁気ストライプに所定のデータを書き込む書込みヘッドとを有している。53はエンボスリーダであり、取引カード表面のエンボス文字や印刷文字を光学的に読み取り、イメージデータとして出力する。54は明細票プリンタユニットであり、折り畳み式のレシート用紙及び補助用の同レシート用紙を有し、これら用紙の繰出し機構及び印字ヘッド、カッター等を含んでいる。55及び56は紙幣入出金機及び硬貨入出金機であり、入力された支払金額の支払処理や振込処理等のための紙幣又は硬貨の金種、真偽、計数等を実行し、紙幣等を紙幣入出金口又は硬貨入出金口より排出する。57は記帳機であり、通帳挿入排出口より挿入された通帳に取引金額等を印字し、取引終了後に排出する。58は音声案内部であり、顧客に操作処理等を音声ガイダンスするために用いられる。61はCRTディスプレイであり、顧客の操作に必要な指示やメッセージを表示したり、入金や出金、その他の金額を表示する際に利用され、又本実施例では特にサービス情報の選択及び内容を示す画面を表示するために利用される。CRTディスプレイ61上にはタッチパネル60が配設されている。このタッチパネル60は顧客が暗証番号や取引選択及び確認等を指により入力する際に利用される。尚、主制御部51に接続されている通信制御部59は、通信回線2に接続されている(図2参照)。
【0015】再び、自動取引装置5において、主制御部51は、図1に示すように、サービス案内表示制御手段64、サービス情報判定手段65、自己サービス表示制御手段66、店内サービス表示制御手段67及びセンタサービス表示制御手段68を備えている。サービス案内表示制御手段64は取引選択画面(図6参照)において顧客が「サービス案内」を選択してタッチパネル60を押下すると、その選択信号を受けてCRTディスプレイ61を制御し、図7で示すサービス案内画面を表示させる。このサービス案内画面では「お取引照会」、「連絡系案内」…等の各種サービス情報の案内が表示される。
【0016】サービス情報判定手段65はサービス案内画面(図7)において顧客がいずれかのサービス情報を選択し、タッチパネル60を押下すると、その選択信号を受けて選択した情報が自己サービス情報(お取引照会)、店内サービス情報(連絡系案内又は地域情報)、センタサービス情報(商品案内又は手数料案内)のいずれであるかを判定する。
【0017】自己サービス情報と判定すると、その判定信号が自己サービス表示制御手段66に出力されるので、この制御手段66は記憶部62をアクセスし、第1格納エリア62aの自己サービス情報(取引照会情報)を取り込み、CRTディスプレイ61を制御して図8の自己の取引照会サービス情報画面を表示させる。
【0018】また、サービス情報判定手段65がセンタサービス情報を選択したと判定し、その判定信号を出力すると、センタサービス表示制御手段68は記憶部62をアクセスし、第2格納エリア62bのセンタサービス情報(商品案内情報又は手数料案内情報)を取り込み、CRTディスプレイ61を制御して図10の商品案内サービス情報画面又は手数料案内サービス情報画面(図示せず)を表示させる。
【0019】ところで、センタ8のホストコンピュータ9より取引制限電文が送信されてきた場合、又は自動取引装置5の内部操作部63の取引選択キーにて取引指定データが入力された場合主制御部51は電文又は取引指定データに基づいて自己の取引可能な機能及び使用媒体(取引カードや通帳)を判断し、取引照会情報を編集、作成し、この取引照会情報を自己サービス情報として記憶部62の第1格納エリア62aに予め格納する。
【0020】また、センタ8のホストコンピュータ9がセンタファイル10よりセンタサービス情報(商品案内情報、手数料案内情報)を取り込み、通信制御装置1を介して営業店6へこの情報を送信すると、自動取引装置5の主制御部51はこのセンタサービス情報を編集し、記憶部62の第2格納エリア62bに予め格納する。
【0021】一方、サービス情報判定手段65が店内サービス情報を選択したと判定し、その判定信号を出力すると、店内サービス表示制御手段67はプロセッサ4に通信制御装置1及び通信回線2を介して送信要求電文を送信する。プロセッサ4の接続インタフェース部45を介して制御部41が送信要求電文を受信すると、対応する店内サービス情報を判定し、ディスク装置43を作動させる。ディスク装置43はディスクより対応する店内サービス情報、例えば、連絡系案内情報を読み込み、制御部41に送出する。制御部41は受信した連絡系案内情報を通信制御装置1等を介して装置5側に送信する。従って、店内サービス表示制御手段67はこの連絡系案内情報に基づいてCRTディスプレイ61を制御し、図9で示す連絡系案内のサービス情報画面を表示させる。
【0022】次に、本発明の自動取引システムの動作を図11の動作フローチャートにより説明する。先ず、主制御部51はCRTディスプレイ61を制御し、画面上に取引選択画面(図6参照)を表示させる(ステップ1)。この取引選択画面において、顧客が「サービス案内」を選択し(ステップ2)、タッチパネル60を押下すると、その選択信号を受け、サービス案内表示制御手段64はCRTディスプレイ61を制御し、図7のサービス案内画面を表示させる(ステップ3)。
【0023】このサービス案内画面において、顧客が「お取引照会」を選択し、タッチパネル60を押下すると、その選択信号を受け、サービス情報判定手段65は顧客が自己サービス情報を選択したと判定する(ステップ4)。
【0024】この判定信号は自己サービス表示制御手段66に送出されるので、この制御手段66は記憶部62をアクセスし、第1格納エリア62aの自己サービス情報(取引照会情報)を取り込む(ステップ5)。そして、自己サービス表示制御手段66はCRTディスプレイ61を制御し、自己サービス情報に基づいて図8の取引照会サービス情報画面を表示させる(ステップ6)。従って、顧客は図8の画面により自動取引装置5の現在における取引形態及び使用可能媒体を知ることができる。
【0025】顧客が「確認」キーを押下すると(ステップ7)、主制御部51は「取引照会」が終了したと判断し、CRTディスプレイ61を制御してステップ1の取引選択画面を表示させる。
【0026】一方、ステップ3で顧客が「連絡系案内」を選択し、タッチパネル60を押下すると、その選択信号を受け、サービス情報判定手段65は顧客が連絡系案内(店内サービス情報)を選択したと判定する(ステップ8)。これにより、店内サービス表示制御手段67は上述したように、プロセッサ4より連絡系案内情報を取り込み(ステップ9)、CRTディスプレイ61を制御して図9の連絡系案内のサービス情報画面を表示させる(ステップ10)。
【0027】また、ステップ3で顧客が「地域案内」を選択し、プロセッサ4より同様に地域案内情報を取り込み、CRTディスプレイ61を制御すると、地域特有の画面、例えば、「××祭りが開催されます。日付:10月10日 場所:○○○」等が表示される。
【0028】従って、顧客は店内サービス情報により、融資の担当者等や地域情報を知ることができる。尚、その後は「確認」キーの押下(ステップ11)でステップ1に戻り、取引選択画面が表示される。
【0029】更に、ステップ3で顧客が「商品案内」を選択し、タッチパネル60を押下すると、サービス情報判定手段65は商品案内(センタサービス情報)を選択したと判定する(ステップ12)。これにより、センタサービス表示制御手段68は記憶部62をアクセスし、第2格納エリア62bの商品案内情報を取り込み(ステップ13)、CRTディスプレイ61を制御し、図10の商品案内サービス情報画面を表示させる(ステップ14)。従って、顧客は金融商品の種類、内容を知ることができる。「手数料案内」を選択した場合にも同様にその表示画面より各取引の手数料を知ることができる。尚、その後は「確認」キーの押下(ステップ15)でステップ1へ戻る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、顧客にサービス案内を選択させ、更に顧客に自己サービス情報、店内サービス情報及びセンタサービス情報のいずれかを選択させて表示部に選択したサービス情報を表示させるようにしたので、顧客に各種のサービス情報を充分に提供することができる上に地域に密着した情報を提供でき、しかも自動取引装置の使用効率を向上させることが可能な自動取引システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動取引装置の主要部のブロック図である。
【図2】本発明に係る自動取引システムの構成図である。
【図3】本発明に係る自動取引装置のブロック図である。
【図4】本発明に係る営業店プロセッサのブロック図である。
【図5】営業店の汎用端末装置のブロック図である。
【図6】取引選択画面の一例を示す図である。
【図7】サービス案内画面の一例を示す図である。
【図8】自己の取引照会サービス情報画面の一例を示す図である。
【図9】店内の連絡系案内のサービス情報画面の一例を示す図である。
【図10】センタの商品案内サービス情報画面の一例を示す図である。
【図11】本発明に係る自動取引システムの動作フローチャートである。
【符号の説明】
4 プロセッサ
5 自動取引装置
6 営業店
8 センタ
9 ホストコンピュータ
51 主制御部
60 タッチパネル
61 CRTディスプレイ
62 記憶部
64 サービス案内表示制御手段
65 サービス情報判定手段
66 自己サービス表示制御手段
67 店内サービス表示制御手段
68 センタサービス表示制御手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】 営業店に、表示部及び自己に関する自己サービス情報を格納する記憶部を有する自動取引装置と、営業店に関する店内サービス情報を保持する情報保持装置とが設置され、前記自動取引装置がセンタサービス情報を保持するセンタに回線を介して接続されている自動取引システムにおいて、前記自動取引装置は、顧客の選択で前記表示部を制御してサービス案内画面を表示させるサービス案内表示制御手段と、前記サービス案内画面に基づいて前記顧客の選択したサービス情報が、前記自己サービス情報、前記店内サービス情報及び前記センタサービス情報のいずれであるかを判定するサービス情報判定手段と、前記自己サービス情報と判定された場合前記記憶部より自己サービス情報を取り込み、前記表示部を制御して自己サービス情報を表示させる自己サービス表示制御手段と、前記店内サービス情報と判定された場合前記情報保持装置より店内サービス情報を取り込み、前記表示部を制御して店内サービス情報を表示させる店内サービス表示制御手段と、前記センタサービス情報と判定された場合前記表示部を制御して前記センタのセンタサービス情報を表示させるセンタサービス表示制御手段とを含むことを特徴とする自動取引システム。
【請求項1】 営業店に、表示部及び自己に関する自己サービス情報を格納する記憶部を有する自動取引装置と、営業店に関する店内サービス情報を保持する情報保持装置とが設置され、前記自動取引装置がセンタサービス情報を保持するセンタに回線を介して接続されている自動取引システムにおいて、前記自動取引装置は、顧客の選択で前記表示部を制御してサービス案内画面を表示させるサービス案内表示制御手段と、前記サービス案内画面に基づいて前記顧客の選択したサービス情報が、前記自己サービス情報、前記店内サービス情報及び前記センタサービス情報のいずれであるかを判定するサービス情報判定手段と、前記自己サービス情報と判定された場合前記記憶部より自己サービス情報を取り込み、前記表示部を制御して自己サービス情報を表示させる自己サービス表示制御手段と、前記店内サービス情報と判定された場合前記情報保持装置より店内サービス情報を取り込み、前記表示部を制御して店内サービス情報を表示させる店内サービス表示制御手段と、前記センタサービス情報と判定された場合前記表示部を制御して前記センタのセンタサービス情報を表示させるセンタサービス表示制御手段とを含むことを特徴とする自動取引システム。
【図1】
【図4】
【図5】
【図8】
【図2】
【図3】
【図9】
【図10】
【図6】
【図7】
【図11】
【図4】
【図5】
【図8】
【図2】
【図3】
【図9】
【図10】
【図6】
【図7】
【図11】
【公開番号】特開平5−54055
【公開日】平成5年(1993)3月5日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平3−242753
【出願日】平成3年(1991)8月28日
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【公開日】平成5年(1993)3月5日
【国際特許分類】
【出願日】平成3年(1991)8月28日
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
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