説明

自動発行システム

【課題】本発明は、進入車両が車高の高い車種では有るが運転席が低い車両である場合な
どにも、運転者が発行された通行券を容易に受け取ることが可能な、運転者にとって利便
性の良い自動発行システムを提供することを目的とする。
【解決手段】自動発行機3は、異なる高さの複数の発行口を有する。また、入口に設置さ
れた車種判別装置13によって判別された進入車両の車種に応じて適切な発行口を選択し
、選択された発行口より通行券を発行する。自動発行機3に設けられた複数の発行口の近
傍にはそれぞれ発行口変更釦が設けられ、この発行口変更釦が押下されることに基づいて
、一度発行した通行券を押下された発行口変更釦近傍の発行口から発行する。従って、車
両の運転者が容易に発行された通行券の受け取りができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動発行システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、駐車場、有料道路の料金所などにおいて車両の進入を検知し、進入車両の検知
に基づいて自動的に通行券を発行する自動発行システムが使用されている。この自動発行
システムは入口付近に設置された車種判別装置によって進入車両の車種を判別する。また
、自動発行システムを構成する自動発行機は異なる高さの複数の通行券の発行口を有して
いて、車種判別装置によって判別された進入車両の車種に応じて複数の発行口から適切な
高さの発行口を選択して通行券を発行する。従って、進入車両が大型車種などの車高の高
い車種であると判別された場合には、上段の発行口から通行券を発行し、普通車などの車
高の比較的低い車種であると判別された場合には、下段の発行口から通行券を発行する自
動発行システムが記載されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3009590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の自動発行システムは、進入車両の車種を判別し、高さの異なる複数の通行券の発
行口から適切な発行口を選択し通行券を発行するため、車両の運転者は通行券を無理なく
受け取ることが出来る。しかし、進入車両によっては車高の高い車種ではあるが運転席が
低く、上段発行口では無く、下段の発行口から通行券が発行された方が通行券の受け取り
がし易いといった場合もある。こういった場合には必ずしも従来の自動発行システムは運
転者にとって利便性の良いものとは言えなかった。
【0005】
そこで、本発明は、運転者にとって利便性の良い自動発行システムを提供することを目
的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する為に、請求項1記載の自動発行システムは、異なる高さ位置に設け
られ、通行券を発行する複数の発行口と、車両の進入を検知する進入検知手段と、前記進
入検知手段によって検知された車両の車種を判別する車種判別手段と、前記車種判別手段
によって判別された車種の情報に基づいて複数の発行口のうちの何れの発行口から通行券
を発行するかを判定する発行口判定手段と、前記発行口判定手段によって判定された第1
の発行口から通行券を発行する第1の発行手段と、前記第1の発行口とは異なる第2の発
行口の近傍に設置された発行位置変更釦と、前記発行位置変更釦が押下されたことに基づ
いて前記第1の発行口から発行された通行券を前記第2の発行口から発行する第2の発行
手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、運転者にとって利便性の良い自動発行システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動発行システムの全体構成を示す構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る自動発行システムを構成する自動発行機3のブロック図。
【図3】通行券発行制御情報テーブル23aを示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係る自動発行システムの自動発行機3の全体を示す外観図。
【図5】本発明の実施の形態に係る自動発行システムの自動発行機3の内部構造を示す構造図。
【図6】本発明の実施の形態に係る自動発行システムの処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る自動発行システムを有料道路の入口料金所に導入した場合を例にと
って本発明の一実施の形態を以下図1乃至図6の図面を参照し詳細に説明する。図1は本
発明の実施の形態に係る自動発行システムの全体構成を示す構成図である。図2は本発明
の実施の形態に係る自動発行システムを構成する自動発行機3のブロック図である。通行
券発行制御情報テーブル23aを示す図である。図4は本発明の実施の形態に係る自動発
行システムの自動発行機3の全体を示す外観図である。本発明の実施の形態に係る自動発
行システムの自動発行機3の内部構造を示す構造図である。図6は本発明の実施の形態に
係る自動発行システムの処理を示すフローチャートである。
【0010】
(実施の形態1)
図1に示すように、自動発行システムは、有料道路の料金所において車両の入口通過に
対して処理を行う路側システムを有している。路側システムは、車線(図1の斜線部)に
設置され、進入検知器12(進入検知手段)、車種判別装置13(車種判別手段)、自動
発行機3、車線制御装置6、発進制御器8、表示装置9、発進検知器14から構成される

【0011】
進入検知器12は、車線の入口に設置されており、車線に進入する車両を検知し車両検
知情報を車線制御装置6へ送信する。
【0012】
車種判別装置13は、路側部及び路面に設置したセンサ、車両を撮像するカメラ、メモ
リを備え、メモリには予め車種判別を行うための車種判別情報が記憶されている。車種判
別装置13は、路側部に設置したセンサで検知した車両の外形情報、路面に設置したセン
サで検知した車軸、車輪情報、カメラで撮像したナンバープレートなどの情報を基にして
メモリに記憶されている車種判別情報と照合することによって車線に進入した車両の車種
を判別し車種判別結果の情報を車線制御装置6へ送信する。
【0013】
つまり、車種判別装置13は、進入検知器12とほぼ同じ位置で車線の両側の路側帯に
発光部と受光部が対向して設けられた赤外線高さセンサと、車線を横切るように路面に配
置された圧力センサと、車両のナンバープレートを撮像し、ナンバーを認識するナンバー
認識手段(カメラと文字認識装置)とを有しており、車両の外形と車軸、タイヤの押圧、
ナンバーから車両の車種を判別する。
【0014】
車線制御装置6は、進入検知器12、発進検知器14による車両検知情報、車種判別装
置13による車種判別結果の情報などにより得られた情報に基づいて、路側システムの各
装置、機器を制御する。車線制御装置6は、車両或いは車両に対する通行券の発行制御な
どを行う。車線制御装置6には、予めメモリに入口ゲート番号などが入口情報として記憶
されている。また、車線制御装置6は、時計機能を備えており、車両の入口通過時の処理
の際に時計機能により掲示された車両の通過時刻が入口情報に加えられる。
【0015】
発進制御器8は、退出口の付近に設置されており、車線制御装置6からの制御により、
車線に開閉自在に設置された開閉バーを開閉制御し、車両の発進を許可或いは禁止する。
【0016】
表示装置9は、車線制御装置6から送信されたメッセージを表示することにより車両の
運転者へ処理の状況の報知、処理異常が発生した際の対応指示などを行う。この他、処理
異常が発生した旨を報知する手段としてブザーなどの警告手段も設けられている。
【0017】
発進検知器14は、車線の退出口に設置されており、車線から退出する車両を検知し、
車両検知情報を車線制御装置6へ通知する。
【0018】
図2乃至図4を用いて自動発行機3の構成及び処理について説明する。
【0019】
図2に示すように、自動発行機3はCPU21、メモリ22、搬送制御部24、通信イ
ンターフェース25(以下、通信I/F25)、印字部27、センサ制御部28、通行券
をストックした発行用の通行券の蓄積部であるストッカ、通行券の発行口である発行口3
9a、39b、廃棄用の通行券の蓄積部である回収箱を有している。
【0020】
ここで、自動発行機3の有する発行口には、図3、及び図4に示すように下段の発行口
39a、上段の発行口39bがある。以下、特に区別して説明する必要がない場合にはこ
れらを総称して発行口39とする。
【0021】
また、自動発行機3は発行口変更釦42a、42bが発行口39a、39bそれぞれの
近傍に設けられている。この発行口変更釦42a、42bは押下されることにより一度発
行された通行券を内部に取り込み、発行された発行口とは異なる発行口から発行する。つ
まり、発行口39aから発行された通行券は、発行口変更釦42bが押下されると、発行
口変更釦42b近傍に設けられた発行口39bから再度発行される。一方、発行口39b
から発行された通行券は、発行口変更釦42aが押下されると、発行口変更釦42a近傍
に設けられた発行口39aから再度発行される。本実施の形態では発行口変更釦42a、
42bが発行口39a、39bの近傍に設けられている例を説明するが、発行口変更釦は
どちらか一方のみであっても良い。つまり、発行口変更釦42aのみでも良いし、発行口
変更釦42bのみであっても良いものとする。
【0022】
CPU21は、自動発行機3の制御を行い、メモリ22には自動発行機3を制御するた
めの制御プログラムや各種設定情報が記憶されている。
【0023】
補助記憶装置23には、車種ごとに通行券発行制御情報を記憶した通行券発行制御情報
テーブル23aが記憶されている。
【0024】
図5に示すように通行券発行制御情報テーブル23aには、大型、特大、普通、中型、
軽、及び、二輪車等の車種それぞれに対して何れの発行口から通行券を発行するかの情報
が設定されている。例えば、車種が「特大」、「大型」の場合には「発行口39b」、車
種が「普通」、「中型」、及び「二輪車」の場合には「発行口39a」というように設定
されている。つまり、この場合には、車種が「特大」、「大型」の場合には発行口39b
から通行券を発行し、「普通」、「中型」、「二輪車」の場合には発行口39bから通行
券を発行する。
【0025】
これは一例に過ぎず、これ以外にも通行券の発行制御に関する情報を設定することが可
能である。つまり、この通行券発行制御情報は、車種の追加などによって適宜設定内容を
見直すことができる。
【0026】
搬送制御部24は、自動発行機3で扱う通行券をストッカから発行口39a、39b、
回収箱までの間の搬送制御を行うとともに、ロール紙カッティングなどの制御を行う。ま
た、この搬送制御部24は、上記の搬送方向とは逆方向にも搬送可能である。つまり、一
度、発行口39bから発行した通行券を自動発行機3の内部に取り込み、ソータ部36に
よって直線搬送部34まで搬送して、搬送された通行券を直線搬送部34によって発行口
39aまで搬送することもできる。
【0027】
通信I/F25は、車線制御装置6からの情報を受信する一方、自動発行機3で処理し
た通行券の情報を車線制御装置6へ送信する。
【0028】
印字部27は、CPU21により制御されて通行券へ必要な情報を印字する。印字する
情報としては、例えば、日付、時刻、車種、ナンバー情報などである。ナンバー情報とは
、上述のナンバー認識手段によって認識したナンバーの全部の文字或いは少なくとも数桁
の文字の情報である。
【0029】
センサ制御部28は、発行口39、ストッカ、回収箱の入口付近、その間の搬送路に所
定間隔(扱う通行券の長さ程度の間隔)で複数設けられているセンサを制御し、自動発行
機3の装置内における通行券の所在を検知する。
【0030】
例えば、センサ制御部28は、発行口に設置される停止センサ40a、40b、抜き取
りセンサ41a、41bを制御し、発行口での通行券の停止、及び、通行券の引き抜きを
検知する。
【0031】
続いて、図5を用いて自動発行機3の行う処理について説明する。
【0032】
CPU21は、車線制御装置6から受信した車両検知情報及び車種判別結果の情報を通
信I/F25を介して受信すると、搬送制御部19に通行券の待機指令を送信する。待機
指令を受信した搬送制御部19は、ロール紙31をロール紙送り機構32によりカッター
機構33まで搬送する。カッター機構33まで搬送されたロール紙は、カッター機構33
において正規寸法にカッティングされ、CPU21からの発行指令を搬送制御部19が受
信するまで待機する。
【0033】
CPU21は、通信I/Fを介して受信した車種判別結果の情報、及び、通行券発行制
御情報テーブル23aを参照し、発行口39a、39bの何れの発行口を用いて通行券を
発行するかを判定し(発行口判定手段)、搬送制御部19にこの判定結果を指定段情報と
して、通行券に印字する情報と併せ発行指令として送信する。発行指令を受信した搬送制
御部19は、待機している通行券を直線搬送部34により搬送を開始する。
【0034】
搬送された通行券は、印字部27により必要事項の印字処理が行われた後、CPU21
から受信した指定段情報に基づいて、発行口39aから通行券を発行すると判定された場
合には、直線搬送部34によって発行口39aへ搬送し、停止センサ41aがオンしたと
ころで発行状態とする。一方、発行口39bから通行券を発行すると判定された場合には
、フラッパ37を制御し、通行券をソータ部36によって発行口39bへ搬送し、停止セ
ンサ41bがオンしたところで発行状態とする。
【0035】
発行口39a、発行口39bから通行券の発行した後、搬送制御部19は、上述と同様
にカッター機構33まで次車両の為の通行券を待機させておく。処理中の進入車両が正常
に通行券を抜き取ったことを搬送制御部19は、各センサの制御を行うセンサ制御部20
からの抜き取りセンサ41a、41bのオンからオフへの信号変化通知により認識する。
【0036】
CPU21は、通行券を抜き取った車両の通過を、通信I/F25を介して車両通過情
報を発進検知装置18から受信することにより認識する。この車両通過情報を受信したこ
とに基づいてCPU21は一台の車両に対する処理を終了する。
【0037】
図6を参照してこの自動発行システムの処理を説明する。
【0038】
この自動発行システムでは、有料道路の料金所の入口に設置された入口処理用の車線に
矢印A方向に進入する車両が進入検知器12により検知されたとき(S101:Yes)
、車両が進入したことを示す車両検知情報が車線制御装置6へ送信される。
【0039】
進入検知器12によって検知された車両が車種判別装置13の位置を通過したことに基
づいて、車種判別装置13によって車両の車種が判別され(S102)、車種判別結果の
情報が車線制御装置6に送信される。
【0040】
車線制御装置6は、S101において送信された車両検知情報、及び、S102におい
て送信された車種判別結果の情報を受信すると、それらを自動発行機3へ送信する。
【0041】
自動発行機3は、通信I/F25を介して車両検知情報、及び、車種判別結果の情報を
受信し、通信I/F25からメモリ22に車種判別結果の情報が記憶される。CPU21
は、メモリ22に記憶された車種判別結果の情報を基に補助記憶装置23の通行券発行制
御情報テーブル23aを参照して、何れの発行口(発行口39a、39b)から通行券を
発行するか否かを判定し(S103)、この判定結果を指定段情報として、印字情報と併
せ発行指令として搬送制御部24に送信する。
【0042】
搬送制御部24は、S103において送信された発行指令を受信すると、ストッカの通
行券を磁気ヘッドの設けられた位置へ搬送し、搬送された通行券は受信した印字情報を基
に印字部27によって印字処理が行われる。
【0043】
印字処理の後、CPU21は、搬送制御部24を制御して通行券を該当する発行口へ搬
送し、発行口から通行券を若干突き出した状態で止めるなどの発行制御を行う。つまり、
S103における判定結果が「発行口39a」である場合(S103:「発行口39a」
)、CPU21は、搬送制御部24を制御して通行券を発行口39aへ搬送し、発行口3
9aから通行券を若干突き出した状態で止めるなどの発行制御を行う(S104)(第1
の発行手段)。一方、S103における判定結果が「発行口39b」である場合(S10
3:「発行口39b」)、CPU21は、搬送制御部24を制御して通行券を該当する発
行口39bへ搬送し、発行口39bから通行券を若干突き出した状態で止めるなどの発行
制御を行う(S107)(第2の発行手段)。
【0044】
S104における発行制御の後、発行口変更釦42bが押下された場合には(S105
:Yes)、CPU21は、搬送制御部24を制御して通行券を発行している発行口39
aから自動発行機3の内部に一度通行券を取り込み、発行口39bから通行券を若干突き
出した状態で止めるなどの発行制御を行う(S106)(第2の発行手段)。
【0045】
また、S107における発行制御の後、発行口変更釦42aが押下された場合には(S
108)、CPU21は、搬送制御24を制御して通行券を発行している発行口39bか
ら自動発行機3の内部に一度通行券を取り込み、発行口39aから通行券を若干突き出し
た状態で止めるなどの発行制御を行う(S109)(第2の発行手段)。
【0046】
一方、S104における通行券の発行制御の後、発行口変更釦42bが押下されなかっ
た場合(S105:No)、及びS107における通行券の発行制御の後、発行口変更釦
42aが押下されなかった場合には(S108:No)、CPU21は、通行券を抜き取
った車両の通過を、通信I/F25を介して車両通過情報を発進検知装置18から受信す
ることにより認識し、この車両通過情報を受信したことに基づいてCPU21は一台の車
両に対する処理を終了する(End)。
【0047】
以上説明したように本実施の形態では、車種判別装置13によって判別された車種判別
の結果に基づいて、複数有する自動発行機3の適切な発行口を選択し、選択した発行口よ
り通行券を発行する。通行券を発行された発行口とは異なる他の発行口の近傍に設けられ
た発行口変更釦が押下されることにより一度発行された通行券を自動発行機3の内部に取
り込み押下された発行口変更釦近傍の発行口より発行する。
【0048】
すなわち、以上述べたように車種判別をした結果に基づいて適切な発行口を選択し、通
行券を発行する。車両の運転者が他の発行口からの通行券を望む場合には他の発行口近傍
の発行口変更釦を押下することにより、一度発行された通行券を自動発行機3の内部に取
り込み、取り込んだ通行券を押下した発行口変更釦近傍に設けられた発行口より発行する
。従って、例えば、進入する車両が車高の高い車種ではあるが運転席が低く下段の発行口
から通行券が発行された方が通行券の受け取り易いといった場合に一度上段の発行口から
発行された通行券を、再度下段の発行口から発行することにより運転者にとって利便性の
良い自動発行システムを提供することができる。
【0049】
なお、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその
要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上述の実施の形態に開
示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例え
ば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除しても良い。さらに
異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
【符号の説明】
【0050】
3 自動発行機
6 車線制御装置
8 発進制御器
9 表示装置
12 進入検知器
13 車種判別装置
14 発進検知器
21 CPU
22 メモリ
23 補助記憶装置
23a 通行券発行制御情報テーブル
24 搬送制御部
25 通信I/F
27 印字部
28 センサ制御部
31 ロール紙
32 ロール紙送り機構
33 カッター機構
34 直線搬送部
37 フラッパ
39a、39b 発行口
40a、40b 停止センサ
41a、41b 抜き取りセンサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
異なる高さ位置に設けられ、通行券を発行する複数の発行口と、
車両の進入を検知する進入検知手段と、
前記進入検知手段によって検知された車両の車種を判別する車種判別手段と、
前記車種判別手段によって判別された車種の情報に基づいて複数の発行口のうちの何れの
発行口から通行券を発行するかを判定する発行口判定手段と、
前記発行口判定手段によって判定された第1の発行口から通行券を発行する第1の発行手
段と、
前記第1の発行口とは異なる第2の発行口の近傍に設置された発行位置変更釦と、
前記発行位置変更釦が押下されたことに基づいて前記第1の発行口から発行された通行券
を前記第2の発行口から発行する第2の発行手段と、
を有することを特徴とする自動発行システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−60098(P2011−60098A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−210542(P2009−210542)
【出願日】平成21年9月11日(2009.9.11)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】