説明

自動販売機の商品情報表示装置

【課題】表示部材を周方向へ長くすることなく、冷温表示と商品価格との組合せを複数表示すること。
【解決手段】商品選択釦23を介して商品の選択を行うようにした自動販売機に適用する自動販売機の商品情報表示装置において、商品の冷温状態情報である冷表示部32aと温表示部32bとを有し、商品選択釦23に対応する前面保持部34のスリット形成板34cに対して冷表示部32aおよび温表示部32bを択一的に配置させるべく移動可能に配設した冷温表示部材32と、商品の価格情報である価格表示部31aを複数種類有し、冷温表示部材32の価格表示透過部32cに対して価格表示部31aを択一的に配置させるべく移動可能に配設した価格表示部材31とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動販売機の商品情報表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動販売機の商品情報表示装置は、たとえば、図13に示すように、リング状の表示部材2を備えている。表示部材2には、冷表示部2aと温表示部2bとの間に価格表示部2cが設けられている。この自動販売機の商品情報表示装置1では、商品情報として、透過窓3bから「¥120」という商品価格に対して「HOT」もしくは「COLD」という冷温表示を択一的に表示することができる。したがって、表示部材2を周方向へ移動させれば、商品情報を切替えることが可能である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−126128号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の自動販売機の商品情報表示装置1では、商品価格を変更しようとした場合、新たな価格表示部2cを設けると共に、この価格表示部2cの隣にその冷温状態を表示するための冷表示部2aおよび温表示部2bを設けなければならない。したがって、表示部材2が周方向へ長くなり、配置スペースが増大するなどの問題があった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、表示部材を周方向へ長くすることなく、冷温表示と商品価格との組合せを複数表示することのできる自動販売機の商品情報表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機の商品情報表示装置は、商品選択手段を介して商品の選択を行うようにした自動販売機に適用する自動販売機の商品情報表示装置において、商品に関する第1の情報を複数種類有し、商品選択手段に対応する第1の表示領域に対して前記第1の情報を択一的に配置させるべく移動可能に配設した第1の表示部材と、商品に関する第2の情報を複数種類有し、商品選択手段に対応する第2の表示領域に対して前記第2の情報を択一的に配置させるべく移動可能に配設した第2の表示部材とを備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の請求項2に係る自動販売機の商品情報表示装置は、上記請求項1において、前記第1の表示部材は、周方向の複数箇所にそれぞれ前記第1の情報を有したリング状の部材であり、前記第2の表示部材は、周方向の複数箇所にそれぞれ前記第2の情報を有したリング状の部材であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項3に係る自動販売機の商品情報表示装置は、上記請求項2において、前記第1の表示部材は、前記第2の表示部材に表示された第2の情報を外周面から唯一透過視認させる大きさの透過部を有し、かつ前記第2の表示部材の外周面を囲繞する態様で配設したものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかる自動販売機の商品情報表示装置は、冷温状態を表示した第1の表示部材と複数の商品価格を表示した第2の表示部材とを個別に設けているため、表示部材を周方向へ長くしなくとも、冷温表示と商品価格との組合せが択一的に複数表示できるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる自動販売機の商品情報表示装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態である自動販売機の商品情報表示装置を示す正面図、図2は、図1に示した商品情報表示装置を適用した自動販売機の外観斜視図、図3は、図1に示した商品情報表示装置を後方側から見た斜視図、図4は、図1に示した商品情報表示装置の分解斜視図、図5は、図1に示した商品情報表示装置に適用する価格表示部材を示す斜視図、図6は、図1に示した商品情報表示装置に適用する冷温表示部材を示す斜視図である。図7は、図1に示した商品情報表示装置に適用する商品情報表示台を示す斜視図である。図8は、図1に示した商品情報表示装置における冷温表示部材および価格表示部材の商品情報表示台への配設過程を示す斜視図である。図10は、図1に示した商品情報表示装置における商品情報表示台の前面パネルに対する配設過程を示す側面図である。
【0012】
ここで例示する自動販売機は、たとえば、入金が行われた場合に缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの容器入り飲料を商品として販売するものであり、図2に示すように、自動販売機本体として本体キャビネット10および前面扉11を備えている。前面扉11には、硬貨投入口12、紙幣挿通口13、一体表示器14、硬貨返却レバー15、硬貨返却口16、商品取出口17が設けてある。
【0013】
さらに、前面扉11には、その前面上方へ展示スペース20が設けてある。展示スペース20は、開口20aが矩形状となるように設けた窪み領域である。この展示スペース20には、開口20aを閉塞する態様で前面パネル21が設けてある。
【0014】
前面パネル21は、アクリル樹脂などの比較的透明度の高い合成樹脂材料を成型した板材である。本実施の形態では、矩形状を成す正面部21aと、正面部21aの左右両側縁部からそれぞれ外方に向けて僅かに前方に傾斜する態様で延在する左側面部21bおよび右側面部21cを有した前面パネル21を適用している。
【0015】
また、前面パネル21の後面には、複数の商品銘板22と複数の商品選択釦23と複数の商品情報表示装置30とが設けてある。商品銘板22は、商品の外観などが表示されている矩形状の板材であり、前面パネル21の上下方向および左右方向へ複数配設してある。なお、商品銘板22は、材質として光透過性を有するものが望ましい。
【0016】
商品選択釦23は、利用者が商品銘板22に表示されている商品を選択するための商品選択手段であり、各商品銘板22に対してそれぞれの正面向かって下方右側に位置する部位に個別に配設してある。商品選択釦23は、図4に示すように、基部24と、基部24の一方の端部に設けた操作部25とを有している。基部24は、周面部24aおよび端面部24cから形成される円柱形状であり、その周面部24aに一対の弾性爪部24bを有している。弾性爪部24bは、端面部24c側から操作部25側へ向けて漸次外方に傾斜する形状を成している。操作部25は、図10に示すように、基部24よりも大きな外径を有した球面状を成している。図3からも明らかなように、商品選択釦23には、検出スイッチ26が設けてある。検出スイッチ26は、商品選択釦23が押圧された時に、電気信号を自動販売機の制御部(図示せず)へ出力するものである。この検出スイッチ26には、電気的な配線であるスイッチ配線27が接続してある。
【0017】
商品情報表示装置30は、たとえば、商品銘板22に表示されている商品の冷温状態や商品価格などの情報を表示するものであり、図1に示すように、各商品銘板22の下方となる部位に個別に配設してある。
【0018】
商品情報表示装置30は、価格表示部材(第2の表示部材)31と冷温表示部材(第1の表示部材)32と商品情報表示台33とを備えて構成してある。図1および図5に示す価格表示部材31は、可撓性を有するリング状の部材である。この価格表示部材31には、周方向の複数個所にそれぞれ所定のピッチで価格表示部31a(第2の情報)が設けてある。価格表示部31aは、たとえば、「¥120」のように商品の価格を表示するための黒色文字が表示してある。図1および図6に示す冷温表示部材32は、可撓性を有するリング状の部材である。この冷温表示部材32は、価格表示部材31の外周面を囲繞する態様で配設されるもので、冷表示部32a(第1の情報)と温表示部32b(第1の情報)と価格表示透過部32cとを有している。冷表示部32aは、冷温表示部材32における周方向の一部に冷状態を表示した部分であり、たとえば、青色に着色された背景に冷温状態を意味する「つめた〜い」の黒色文字が表示してある。温表示部32bは、冷温表示部材32における周方向の一部に温状態を表示した部分であり、たとえば、赤色に着色された背景に加温状態を意味する「あったか〜い」の黒色文字が表示してある。冷表示部32aおよび温表示部32bの冷温表示部材32における周方向の長さは、価格表示部材31において価格表示部31aを設けたピッチと同じに形成してある。価格表示透過部32cは、冷表示部32aおよび温表示部32bの一部に設けた矩形状の無色透明な領域である。この価格表示透過部32cは、価格表示部材31に設けた価格表示部31aを外周面から唯一透過視認させるだけの大きさを有して形成してある。
【0019】
図1、図4、図7、図10に示すように、商品情報表示台33は、前面パネル21と平行に形成してある前面保持部(表示領域)34と、前面保持部34の上端から後方へ延在した上方保持部35と、前面保持部34の下端から後方へ延在した下方保持部36とを備えて構成してある。商品情報表示台33には、商品選択釦孔34a、スリット形成開口34b、スリット形成板34cが設けてある。商品選択釦孔34aは、商品選択釦23の基部24を嵌合することのできる大きさに形成した孔であり、前面保持部34の正面向かって右側に形成してある。スリット形成開口34bは、矩形状の開口であり、前面保持部34から上方保持部35へ亘るように形成してある。このスリット形成開口34bの左右方向の長さは、冷表示部32aもしくは温表示部32bのいずれか一方を表示できる長さに形成してある。スリット形成板34cは、前面保持部34に対してスリット形成開口34bをほぼ閉塞する形態で設けた板状部分である。このスリット形成板34cは、上端が後方へ屈曲しており、上下方向の長さが、冷温表示部材32における上下方向の幅とほぼ同じに形成してある。すなわち、前面保持部34に対してスリット形成開口34bをほぼ閉塞する形態でスリット形成板34cを設けることにより、左スリット34dおよび右スリット34eを形成している。なお、スリット形成板34cは、材質として光透過性を有するものが望ましい。また、図中の符号34fは、前面保持部34において一方の側縁、例えば正面向かって右側となる縁部のほぼ中央後面から外方に向けて突出した連結部である。
【0020】
上方保持部35は、連結板保持部材35aと商品銘板押え保持部材35bとを有している。連結板保持部材35aは、上方保持部35の後端上面に接合され、後方へ延在する形態で形成してある部材である。この連結板保持部材35aの上下方向の厚みは、後述する連結板41の結合部41aのコの字断面の幅とほぼ同じに形成してある。商品銘板押え保持部材35bは、連結板保持部材35aの前端上面に接合され、上方垂直に突出した後、前方へほぼ直角に延在する形態で形成してある部材である。この商品銘板押え保持部材35bの上方保持部35の上面から上方垂直への突出量は、上方保持部35と連結板保持部材35aおよび商品銘板押え保持部材35bから形成されるコの字断面に、後述する商品銘板押え42における支点部42dの外径を収容可能に形成してある。
【0021】
下方保持部36は、表示部材保持部36aと複数のスリット形成板保持部材36dとを有している。表示部材保持部36aは、前面保持部34の下端から後方へほぼ直角に延在する形態で形成してある部分である。この表示部材保持部36aは、左右方向の両端に上方に向けて直角に延在する表示部材ガイド部36bと、下面から下方へ突出した後、後方へほぼ直角に延在する商品選択釦配線保持部36cとを形成してある。スリット形成板保持部材36dは、スリット形成板34cの後面下端と表示部材保持部36aの上面前端との間に介在する部分であり、互いを接合するような形態で形成してある。本実施の形態では、スリット形成板34cの左右方向の両端に形成してある。
【0022】
また、前面保持部34と上方保持部35とは、上方へ向けて開口する商品銘板保持溝37を形成するように接合してある。
【0023】
さらに、商品情報表示装置30には、連結板41と商品銘板押え42とが設けてある。連結板41は、結合部41aと複数の引掛部41bとを有している。結合部41aは、商品情報表示台33における上方保持部35の連結板保持部材35aに、後方から嵌合可能なコの字断面を成すように形成してある。引掛部41bは、結合部41aにおけるコの字断面の下面の一部が延在する形態で形成してあり、その先端部に上方へほぼ直角に延在した引掛爪部41cが形成してある。この引掛部41bは、商品情報表示台33における上方保持部35の連結板保持部材35aに、結合部41aに嵌合した状態で、左方向へ商品情報表示台33における左右方向の長さ毎に形成してある。
【0024】
商品銘板押え42は、ベース部42aと支点部42dと押え部42eとを有している。ベース部42aは板状の部分であり、表示部材孔42bと引掛孔42cとを有している。表示部材孔42bは、矩形状の孔であり、ベース部42aにおける左右方向の長さは、商品情報表示台33における前面保持部34のスリット形成開口34bの左右方向の長さとほぼ同じ長さに形成してある。引掛孔42cは、連結板41における引掛部41bの引掛爪部41cが挿通可能な大きさに形成した孔である。支点部42dは、ベース部42aの幅方向の一方の端部に形成してある円柱状の部分である。押え部42eは、ベース部42aの幅方向の他方の端部に下方へほぼ垂直に屈曲した形態で形成してある部分である。
【0025】
上述した商品情報表示装置を構成する場合には、まず、図8に示すように、価格表示部材31における商品銘板22に対応する表示したい価格表示部31aと、冷温表示部材32における商品銘板22に対応する表示したい冷表示部32aまたは温表示部32bとを、同一方向に向けた状態で冷温表示部材32を価格表示部材31の外周を取り囲むように配置する。次に、この価格表示部材31および冷温表示部材32を、表示したい部分を商品情報表示台33における前面保持部34へ向けた状態で、前面保持部34に形成した左スリット34dおよび右スリット34eに上方より挿入する。そして、この状態で、図9に示すように、価格表示部材31および冷温表示部材32を後方に移動させれば、価格表示部材31および冷温表示部材32を商品情報表示台33に係止することができる。図9からも明らかなように、商品情報表示台33におけるスリット形成板34cは、前面保持部34の前面より後方に設けているため、価格表示部材31および冷温表示部材32の外周面と前面保持部34の前面とを同一面上に位置させることが可能である。
【0026】
上記のように、冷温表示部材32および価格表示部材31を商品情報表示台33に配設すると、商品情報表示台33の前面から価格表示透過部32cを介して価格表示部31aが目視可能となる。
【0027】
しかも、本実施の形態における自動販売機の商品情報表示装置では、価格表示部材31および冷温表示部材32に可撓性を有する部材を採用しているため、左スリット34dおよび右スリット34eに適宜撓ませながら上方より挿入することができ、挿入作業の容易化を図ることができる。
【0028】
図10に示すように、商品情報表示台33を自動販売機の前面パネル21の後面へ配設する場合には、まず、前面パネル21に形成された商品選択釦貫通用の孔(図示せず)と、商品情報表示台33における前面保持部34の商品選択釦孔34aとを、同軸上になる状態で商品情報表示台33を前面パネル21の後面に配設する。そして、この状態で商品選択釦23を、端面部24cを前面パネル21に向けて前方よりを挿入すれば、商品選択釦23のフランジ部25aと弾性爪部24bとの間に前面パネル21と商品情報表示台33の前面保持部34とを挟み固定することができる。
【0029】
ここで、本実施の形態における自動販売機の商品情報表示装置では、価格表示部材31および冷温表示部材32に可撓性を有する部材を採用しているため、前面パネル21に沿うよう撓むことができ、またその復元力によって周方向への移動が拘束されることになる。したがって、価格表示部材31および冷温表示部材32の表示を固定する際に、専用部品を設ける必要がない。
【0030】
しかも、本実施の形態における自動販売機の商品情報表示装置では、商品情報表示台33における下方保持部36に商品選択釦配線保持部36cを形成しているため、図3からも明らかなように、スイッチ配線27を保持すると共に、他部品との干渉を防止することができる。
【0031】
また、図10に示すように、前述した商品銘板22を商品情報表示台33へ配設する場合には、まず、商品銘板22を商品情報表示台33に形成してある商品銘板保持溝37に上方から挿入する。そして、この状態で商品銘板押え42における押え部42eを商品銘板22に押し当て、かつ支点部42dを商品情報表示台33における上方保持部35と連結板保持部材35aおよび商品銘板押え保持部材35bから形成されるコの字断面に収容するように移動させれば、商品銘板22を商品銘板押え42で保持することができる。
【0032】
図3に示すように、連結板41における引掛爪部41cを、それぞれの商品情報表示台33における商品銘板押え42の引掛孔42cに当接させれば、複数の商品情報表示台33を左右方向へ互いに連結することができる。この場合、図11に示すように、一方の商品情報表示台33における前面保持部34の連結部34fに、他方の商品情報表示台33における前面保持部34の左端部を当接させれば、2つの前面保持部34の前面を同一面上に位置させることが容易となる。
【0033】
図12は、図1に示した商品情報表示装置の自動販売機への配置を示す側面図である。図12に示すように、商品情報表示装置30に対してほぼ真上に蛍光灯43を配置することにより、蛍光灯43から照射された光が、価格表示部材31および冷温表示部材32の前面パネル21側を照らすことになる。したがって、前面パネル21の後面に位置する価格表示部31aおよび冷表示部32aまたは温表示部32bを明るく表示することができる。
【0034】
上記のように構成した自動販売機の商品情報表示装置によれば、冷表示部32aおよび温表示部32bを備えた冷温表示部材32と複数の価格表示部31aを備えた価格表示部材31とを個別に設けるため、冷温表示部材32および価格表示部材31を周方向へ長くしなくとも、冷温表示と価格表示部31aとの組合せが択一的に複数表示可能になる。これにより、たとえば、価格表示部31aに変更が発生した場合、表示変更部材を必要とせずに、価格表示部31aの変更が可能となる。しかも、可撓性を有するリング状の価格表示部材31を商品情報表示台33における前面保持部34に形成した左スリット34dおよび右スリット34eに挿入して係止する構成としている。このことから、価格表示部材31を適宜撓ませながら指先などで周方向へ回動することにより、任意商品の価格表示部31aが変更可能である。
【0035】
なお、上述した実施の形態では、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの容器入り飲料を商品として販売する自動販売機を例示しているが、その他の商品を販売する自動販売機にももちろん適用することが可能である。また、上述した実施の形態では、商品価格と商品の冷温状態とを表示するものを例示しているが、その他の商品情報を表示するようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0036】
以上のように、本発明にかかる自動販売機の商品情報表示装置は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの容器入り飲料を販売する自動販売機の商品情報表示装置に有用であり、特に、商品情報の変更対応性に配慮した自動販売機の商品情報表示装置に適している。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施の形態である自動販売機の商品情報表示装置を示す正面図である。
【図2】図1に示した商品情報表示装置を適用した自動販売機の外観斜視図である。
【図3】図1に示した商品情報表示装置を後方側から見た示す斜視図である。
【図4】図1に示した商品情報表示装置の分解斜視図である。
【図5】図1に示した商品情報表示装置に適用する価格表示部材を示す斜視図である。
【図6】図1に示した商品情報表示装置に適用する冷温表示部材を示す斜視図である。
【図7】図1に示した商品情報表示装置に適用する商品情報表示台を示す斜視図である。
【図8】図1に示した商品情報表示装置における冷温表示部材および価格表示部材の商品情報表示台への配設過程を示す斜視図である。
【図9】図1に示した商品情報表示装置における冷温表示部材および価格表示部材の商品情報表示台への配設過程を示す上面図である。
【図10】図1に示した商品情報表示装置における商品情報表示台の前面パネルに対する配設過程を示す側面図である。
【図11】図1に示した商品情報表示装置の要部拡大断面平面図である。
【図12】図1に示した商品情報表示装置の自動販売機への配置を示す側面図である。
【図13】従来の自動販売機の商品情報表示装置を示す正面図である。
【符号の説明】
【0038】
10 本体キャビネット
11 前面扉
20 展示スペース
21 前面パネル
22 商品銘板
23 商品選択釦
30 商品情報表示装置
31 価格表示部材
31a 価格表示部
32 冷温表示部材
32a 冷表示部
32b 温表示部
32c 価格表示透過部
33 商品情報表示台
34 前面保持部
34a 商品選択釦孔
34b スリット形成開口
34c スリット形成板
34d 左スリット
34e 右スリット
34f 連結部
35 上方保持部
36 下方保持部
37 商品銘板保持溝
41 連結板
42 商品銘板押え

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品選択手段を介して商品の選択を行うようにした自動販売機に適用する自動販売機の商品情報表示装置において、
商品に関する第1の情報を複数種類有し、商品選択手段に対応する第1の表示領域に対して前記第1の情報を択一的に配置させるべく移動可能に配設した第1の表示部材と、
商品に関する第2の情報を複数種類有し、商品選択手段に対応する第2の表示領域に対して前記第2の情報を択一的に配置させるべく移動可能に配設した第2の表示部材と
を備えたことを特徴とする自動販売機の商品情報表示装置。
【請求項2】
前記第1の表示部材は、周方向の複数箇所にそれぞれ前記第1の情報を有したリング状の部材であり、
前記第2の表示部材は、周方向の複数箇所にそれぞれ前記第2の情報を有したリング状の部材であること
を特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品情報表示装置。
【請求項3】
前記第1の表示部材は、前記第2の表示部材に表示された第2の情報を外周面から唯一透過視認させる大きさの透過部を有し、かつ前記第2の表示部材の外周面を囲繞する態様で配設したものであることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機の商品情報表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−282107(P2008−282107A)
【公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−123922(P2007−123922)
【出願日】平成19年5月8日(2007.5.8)
【出願人】(000237710)富士電機リテイルシステムズ株式会社 (1,851)
【Fターム(参考)】