説明

自立性包装袋及びその製造方法

【目的】 低粘度の内容物を低コストで良好に注ぎ出すことができるようにすること。
【構成】 一対の可撓性の胴部シート11の両サイド部を接着し、胴部シートの底部に可撓性の底部シート12を拡開可能に接着し、胴部シートの天部を注出口14が形成可能に接着して構成された自立性包装袋10において、絞り穴21を備えた可撓性の流量制御シート18が上記胴部シートの内面に接着されて、内容物を絞り穴を経て注出口へ流すよう構成されたものである。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に低粘度の内容物を充填する自立性包装袋及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図9に示す第1の従来技術として、液体又は粉体等の内容物を充填して流通及び販売する自立性包装袋(スタンディングパウチ)1が一般に知られている。この自立性包装袋1は、一般には、可撓性シートからなる胴部シート2の下部に、底部シート4を拡開可能に加熱接着し、上記胴部シート2を両サイドで加熱接着してヒートシール部3を形成して構成される。これらの胴部シート2及び底部シート4にて形成される空間5内に上記液体や粉体を充填した後、自立性包装袋1の天部が加熱接着されて封緘される。
【0003】このとき、天部に注出口6が形成され、自立性包装袋1の使用に際しては、天部を切断線7にて切断して、注出口6から自立性包装袋1内の内容物を注ぎ出し可能とする。
【0004】また、第2の従来技術として、実開昭62-108238 号公報記載の考案のように、自立性包装袋の注出口近傍に軟質金属片が配置されて、上記注出口を強制的に開口させるものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術では、自立性包装袋1の注出口6の幅方向寸法aを小さくして内容物の注出流量を低く抑えようとすると、注出口6が十分に開かず、閉じてしまうことがある。また、注出口6を十分に開口させるために、注出口6の幅方向寸法aを大きく設定すると、内容物が低粘度の場合、この内容物が注出口6から注出される流量が過大となってしまう。
【0006】また、第2の従来技術では、自立性包装袋の注出口を良好に開口させるために、自立性包装袋とは材質の異なる軟質金属片を用いるので、製造コストが上昇してしまう。
【0007】本発明は、上述の事情を考慮してなされたものであり、低粘度の内容物を低コストで良好に注ぎ出すことができる自立性包装袋を提供することを目的とし、更に、自立性包装袋内への内容物の充填を容易に実施できる自立性包装袋の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、対向配置された一対の可撓性の胴部シートの両サイドを接着し、上記胴部シートの底部に可撓性の底部シートを拡開可能に接着し、上記胴部シートの天部を注出口が形成可能に接着して構成された自立性包装袋において、絞り部を備えた可撓性の流量制御シートが上記両胴部シートの内面に接着されて、内容物を上記絞り部を経て上記注出口へ流すよう構成されたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、対向配置された一対の胴部シートの両サイド部の接着と、上記胴部シートの底部への底部シートの接着とを実施した後、上記胴部シートの天部から内容物を充填し、上記胴部シートの上記天部を接着して自立性包装袋を製造する自立性包装袋の製造方法において、上記銅部シートの両サイド部の接着と同時に、流量制御シートの両端部を上記胴部シートの上記両サイド部に接着し、上記内容物を充填した後、上記流量制御シートの全周部を上部シートの内面に接着するようにしたものである。
【0010】請求項1に記載の発明には、次の作用がある。対向配置された胴部シートの内面に、絞り部を備えた流量制御シートが接着され、内容物が絞り部を経て注出口へ流れることから、注出口を好適に開口保持させた状態で、内容物、特に低粘度の内容物を流量制御シートの絞り部にて流量制御し、過度に流出させることなく注出口から注ぎ出すことができる。また、流量制御シートは、胴部シートや底部シートと同一材質にて構成されているのでコストも安い。これらのことから低粘度の内容物を低コストで良好に注ぎ出すことができる。
【0011】請求項2に記載の発明には、次の作用がある。内容物の充填前には、流量制御シートの両端部のみが接着されて、流量制御シートと両胴部シートとの間に大きな開口が形成されているので、内容物は、この開口内を流れて自立性包装袋内に充填される。従って、流量制御シートの存在にも拘わらず、自立性包装袋内への内容物の充填を容易に実施できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(A)は、本発明に係る自立性包装袋の一つの実施の形態の一部を切り欠いて示す正面図である。図1(B)は、図1(A)の流量制御シートを示す斜視図である。図2(A)は、図1(A)のIIA-IIA 線に沿う断面図である。図2(B)は、図2(A)のIIB 部拡大断面図である。図3は、図1(A)の自立性包装袋に内容物が充填され、且つ使用状態を示す自立性包装袋の斜視図である。図4(A)は、図1(A)の自立性包装袋を製造する自立性包装袋の製造方法の一つの実施の形態を実施する自立性包装袋の製造設備を示す平面図である。図4(B)は、図4(A)におけるIVB 部拡大断面図である。図5は、図4(A)の自立性包装袋の製造設備にて製造され、内容物が充填された自立性包装袋を示す構成図である。
【0013】図1〜図3に示す自立性包装袋10は、対向配置された2枚の胴部シート11の下部に、2つ折り形状の底部シート12を加熱接着し(この接着部をボトムシール部13と称する)、2枚の胴部シート11の両サイド部を同様に加熱接着し(この接着部をサイドシール部15と称する)、これらの胴部シート11及び底部シート12に囲まれた空間16(図2(A))内に、洗剤等の液体や粉体等の低粘度の内容物を充填した後、両胴部シート11の天部を、注出口14が形成可能に加熱接着して(この接着部を天部シール部17と称する)構成される。この自立性包装袋10では、内容物の充填時に、2つ折りの底部シート12が拡開して、自立性包装袋10は自立し得るよう構成される。
【0014】ここで、注出口14は、その幅方向寸法Aが、自立性包装袋10の使用状態で注出口14を好適に開口させ得る大きさに設定される。また、同部シート11及び底部シート12は、ともに可撓性シールである。
【0015】更に、上記自立性包装袋10では、一対の胴部シート11の内面で、注出口14の近傍に流量制御シート18が接着されている。この流量制御シート18は可撓性シールであり、図1(B)に示すように2つ折り形状で、その全周部19が胴部シート11の内面に接着される(この接着部を全周部シール部19Aと称する)。そして、この流量制御シート18の中央位置に絞り用切欠20が形成される。自立性包装袋10の使用時に、図3に示すように、絞り用切欠20の注出口14側部分20Aが接近し、絞り用切欠20の全周部19側部分20Bが絞り部としての絞り穴21(図3)を構成する。この自立性包装袋10の使用時には、自立性包装袋10内の内容物が流量制御シート18に形成された絞り穴21を経て注出口14へ至り、この注出口14から注ぎ出される。
【0016】ここで、上記胴部シート11は、図2(B)に示すように胴部シート外装フィルム11Aと胴部シート内装フィルム11Bとをラミネート接着剤(不図示)にてラミネートして構成される。また、上記底部シート12も、底部シート外装フィルム12A及び底部シート内装フィルム12Bを、上記流量制御シート18も、流量制御シート外装フィルム18A及び流量制御シート内装フィルム18Bを、それぞれ胴部シート11と同様にラミネートして構成される。胴部シート外装フィルム11A、底部シート内装フィルム12B及び流量制御シート内装フィルム18Bは、耐熱性を備えた樹脂フィルムであり、例えば2軸延伸ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ナイロン或いは2軸延伸ポリプロピレンが好ましい。また、胴部シート内装フィルム11B、底部シート外装フィルム12A及び流量制御シート外装フィルム18Aは、熱融着性を備えた樹脂フィルムであり、例えば低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンが好ましい。特に、胴部シート内装フィルム11Bは、内容物に対する高いシール性を備える材質が要求される。
【0017】胴部シート外装フィルム11A、底部シート内装フィルム12B及び流量制御シート内装フィルム18Bの融点が例えば200 ℃であり、胴部シート内装フィルム11B、底部シート外装フィルム12A及び流量制御シート外装フィルム18Aの融点が例えば100 ℃であるとすると、胴部シート11同志、胴部シート11と底部シート12、胴部シート11と流量制御シート18のそれぞれの加熱接着時に、一対の胴部シート11の胴部シート内装フィルム11Bを内側にし、底部シート12の底部シート外装フィルム12Aを外側にして2つ折りし、流量制御シート18の流量制御シート外装フィルム18Aを外側にして2つ折りにし、加熱温度を例えば180 ℃とすれば、胴部シート内装フィルム11B同士が融着し、胴部シート内装フィルム11Bと底部シート外装フィルム12Aとが融着し、胴部シート内装フィルム11Bと流量制御シート外装フィルム18Aとが融着する。このとき、胴部シート外装フィルム11A、底部シート内装フィルム12B及び流量制御シート内装フィルム18Bに熱変形が生ぜず、これらの表面性状が良好に維持される。
【0018】上述のような自立性包装袋10の製造方法を、図4に示す自立性包装袋の製造装置30の説明とともに述べる。
【0019】この自立性包装袋の製造装置30は、原反供給工程31、ボトムシール形成工程32、サイドシール形成工程33、切断工程34、充填工程35及び天部シール形成工程36を順次実施するものである。ボトムシール形成工程32とサイドシール形成工程33とは順序を入れ替えてもよい。
【0020】原反供給工程31は、底部シート原反ロール37から、底部シート原反38を2つ折り状態で供給し、流量制御シート原反ロール39から、流量制御シート原反40を2つ折り状態で供給し、更に、2個の胴部シート原反ロール41から、底部シート原反38及び流量制御シート原反40を挟むようにして、胴部シート原反42を供給するものである。
【0021】また、この原反供給工程31では、パンチ穴穿孔機43が底部シート原反38にパンチ穴44を開口し、又、パンチ穴穿孔機45が、流量制御シート原反40にパンチ穴46を開口する。これらのパンチ穴44及び46は、それぞれ底部シート原反38及び流量制御シート原反40において、自立性包装袋10の幅方向寸法とほぼ同一寸法のピッチで穿設される。尚、流量制御シート原反40のパンチ穴46は、必ずしも必要ではない。
【0022】ボトムシール形成工程32では、ボトムシール加熱接着機構47及びボトムシール冷却機構48を有してなる。ボトムシール加熱接着機構47は、上下一対のアッパシール型とロアシール型とを備える。ボトムシール冷却機構48も、上下一対のアッパシール型とロアシール型とを備えてなる。ボトムシール加熱接着機構47のアッパシール型及びロアシール型にて、2つ折りの底部シート原反38の底部シート外装フィルム12Aと2枚の胴部シート原反42の胴部シート内装フィルム11Bとを加熱押圧して接着し、図1(A)及び図5(A)に示すようにボトムシール部13を形成する。ボトムシール冷却機構48のアッパシール型及びロアシール型は、上記ボトムシール部13を押圧状態で冷却するものである。
【0023】サイドシール形成工程33では、サイドシール加熱接着機構49及びサイドシール冷却機構50を有してなる。サイドシール加熱接着機構49は、上下一対のアッパシール型とロアシール型とを備えてなる。サイドシール冷却機構50も、上下一対のアッパシール型とロアシール型とを備えてなる。サイドシール加熱接着機構49のアッパシール型及びロアシール型にて、2枚の胴部シート原反42の胴部シート内装フィルム11Bを自立性包装袋10の幅寸法のピッチで加熱押圧して接着し、図1(A)及び図5(B)に示すようにサイドシール部15を形成する。サイドシール冷却機構50のアッパシール型及びロアシール型は、上記サイドシール部15を押圧状態で冷却する。
【0024】上記サイドシール部15の形成時に、2つ折り状態の流量制御シート原反40におけるサイドシール部15対応部分(流量制御シート18の両端部51)の流量制御シート外装フィルム18Aが、サイドシール加熱接着機構49及びサイドシール冷却機構50によって、胴部シート原反42におけるサイドシール部15の胴部シート内装フィルム11Bに接着する。このとき、流量制御シート原反40のパンチ穴46に対応する位置において、両胴部シート原反42の胴部シート内装フィルム11B同志が融着される。
【0025】また、上記サイドシール部15の形成時には、底部シート原反38のパンチ穴44に対応する位置において、両胴部シート原反42の内装フィルム18Bどうしが融着して、後工程で製造される自立性包装袋10の両胴部シート11による自立性が確保される。
【0026】図4に示す切断工程34は、上下方向に接離する一対のカッタ刃52を備え、これらのカッタ刃52にて、ボトムシール部13及びサイドシール部15が形成されて一体化された胴部シート原反42、底部シート原反38及び流量制御シート40を、サイドシール部15及びパンチ穴29、44にて2分割するように切断し、複数枚の自立性包装袋10を形成する。
【0027】充填工程35では、上述のようにして形成された自立性包装袋10内に、流体や粉体等の低粘度の内容物56を、図5(C)に示す充填ノズル53から注入し充填する。このとき、この充填工程35に搬入された自立性包装袋10では、流量制御シート18の両端部51のみが胴部シート11のサイドシール部15に接着され、2つ折り状態の流量制御シート18と両胴部シート11の内面との間に開口54が形成されているので、充填ノズル53からの内容物56は、この開口54を通って自立性包装袋10内へ充填される。
【0028】天部シール形成工程36では、自立性包装袋10における両胴部シート11の天部を、胴部シート内装フィルム11Bを融着させることによって接着し、天部シール部17を形成する(図5(D))。このとき、天部シール部17に注出口14が形成される。この天部シール部17の形成と同時に、或いはその前後に、流量制御シート18の全周部19における流量制御シート外装フィルム18Aを、両胴部シート11の胴部シート内装フィルム11Bに融着して全周部シール部19Aを形成し、上記開口54を塞ぐ。このようにして、自立性包装袋10を製造する。
【0029】自立性包装袋10の使用に際しては、図1に示す切断線55にて自立性包装袋10の天部シール部17を切断し、注出口14を機能させる。使用者が自立性包装袋10を傾けると、この自立性包装袋10内の内容物は、流量制御シート18の絞り用切欠20にて形成された絞り穴21を通って流量が制御され、注出口14から注ぎ出される。
【0030】上記実施の形態によれば、自立性包装袋10において、対向配置された胴部シート11の内面に、絞り用切欠20を備えた流量制御シート18が接着され、内容物が絞り用切欠20にて形成される絞り穴21を経て注出口14へ流れることから、この注出口14を好適に開口保持させた状態で、内容物、特に低粘度の内容物を流量制御シート18の絞り穴21にて流量制御し、過度に流出させることなく注出口14から注ぎ出すことができる。また、流量制御シート18は、胴部シート11や底部シート12と同一材質にて構成されたのでコストも安い。これらのことから低粘度の内容物を低コストで良好に注ぎ出すことができる。
【0031】また、内容物の充填前には、流量制御シート18の両端部51のみが両胴部シート11に接着されて、流量制御シート18と両胴部シート11との間に大きな開口54が形成されているので、内容物は、この開口54内を流れて自立性包装袋10内に充填される。従って、流量制御シート18の存在にも拘わらず、自立性包装袋10内への内容物の充填を容易に実施できる。
【0032】図6(A)〜(G)は、図1(B)の流量制御シートの第1〜第7変形例をそれぞれ示し、図6(H)は、図6(G)の流量制御シートの展開図である。図7は、図1(A)の流量制御シートの第8変形例を自立性包装袋に装着された状態で示す一部断面図である。図8は、図1(B)の流量制御シートの第9変形例を自立性包装袋に装着された状態で示す一部断面図である。
【0033】図6(A)の流量制御シート60は、絞り部として絞り用切欠61及び絞り穴62が別々に形成されたものであり、自立性包装袋10の使用時に、主に絞り穴62を内容物が流れる。
【0034】図6(B)の流量制御シート63は、絞り部として、大きな開口面積の絞り用切欠64を形成したものであり、自立性包装袋10の使用時に絞り用切欠64の全周部19側が開口される。
【0035】また、図6(C)の流量制御シート65は、絞り部として、流量制御シート60の絞り用切欠61と同形状の第1絞り用切欠66と、この第1絞り用切欠66に対向して設けられた第2絞り用切欠67とを備えたものであり、自立性包装袋10の使用時に、第2絞り用切欠67を主に内容物が流れる。
【0036】図6(D)の流量制御シート68は、絞り用切欠69が図1の絞り用切欠20と同形状であるものを、全周部70を側面視く字形状に形成したものである。
【0037】図6(E)、図6(F)の流量制御シート71、72は、複数本のスリット73が形成されたものであり、自立性包装袋10の使用時にこのスリット73が開いて絞り部として機能するものである。
【0038】図6(G)の流量制御シート74は、図6(H)に示すように、2つ折り状態の片方側を2つの三角形状片75とし、他方側を四角形状片76として、これら三角形状片75及び四角形状片76にて囲まれた空間を絞り部とするものである。
【0039】図7の流量制御シート77は、展開状態で長方形状の流量制御シート77の両側を2つ折り状態として、中央部に絞り部としての絞り穴78を形成したものである。
【0040】図8の流量制御シート79は、流量制御シート77(図7)を図における左右で2分割し、中央部に絞り部としての絞り穴80を形成したものである。
【0041】上述の流量制御シートの各変形例においても、前記実施の形態の流量制御シート18と同様の作用及び効果を奏する。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る自立性包装袋によれば、低粘度の内容物を低コストで良好に注ぎ出すことができ、又本発明に係る自立性包装袋の製造方法によれば、自立性包装袋内への内容物の充填を容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、本発明に係る自立性包装袋の一つの実施の形態の一部を切り欠いて示す正面図である。図1(B)は、図1(A)の流量制御シートを示す斜視図である。
【図2】図2(A)は、図1(A)のIIA-IIA 線に沿う断面図である。図2(B)は、図2(A)のIIB 部拡大断面図である。
【図3】図3は、図1(A)の自立性包装袋に内容物が充填され、且つ使用状態を示す自立性包装袋の斜視図である。
【図4】図4(A)は、図1(A)の自立性包装袋を製造する自立性包装袋の製造方法の一つの実施の形態を実施する自立性包装袋の製造設備を示す平面図である。図4R>4(B)は、図4(A)におけるIVB 部拡大断面図である。
【図5】図5は、図4(A)の自立性包装袋の製造設備にて製造され、内容物が充填された自立性包装袋を示す構成図である。
【図6】図6(A)〜(G)は、図1(B)の流量制御シートの第1〜第7変形例をそれぞれ示し、図6(H)は、図6(G)の流量制御シートの展開図である。
【図7】図7は、図1(A)の流量制御シートの第8変形例を自立性包装袋に装着された状態で示す一部断面図である。
【図8】図8は、図1(B)の流量制御シートの第9変形例を自立性包装袋に装着された状態で示す一部断面図である。
【図9】図9は、第1の従来技術の自立性包装袋を示す正面図である。
【符号の説明】
10 自立性包装袋
11 胴部シート
12 底部シート
13 ボトムシール部
14 注出口
15 サイドシール部
17 天部シール部
18 流量制御シート
19 流量制御シートの全周部
20 絞り用切欠
21 絞り穴
51 流量制御シートの両端部
54 流量制御シートと胴部シートにて形成される開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】 対向配置された一対の可撓性の胴部シートの両サイドを接着し、上記胴部シートの底部に可撓性の底部シートを拡開可能に接着し、上記胴部シートの天部を注出口が形成可能に接着して構成された自立性包装袋において、絞り部を備えた可撓性の流量制御シートが上記両胴部シートの内面に接着されて、内容物を上記絞り部を経て上記注出口へ流すよう構成されたことを特徴とする自立性包装袋。
【請求項2】 対向配置された一対の胴部シートの両サイド部の接着と、上記胴部シートの底部への底部シートの接着とを実施した後、上記胴部シートの天部から内容物を充填し、上記胴部シートの上記天部を接着して自立性包装袋を製造する自立性包装袋の製造方法において、上記銅部シートの両サイド部の接着と同時に、流量制御シートの両端部を上記胴部シートの上記両サイド部に接着し、上記内容物を充填した後、上記流量制御シートの全周部を上部シートの内面に接着することを特徴とする自立性包装袋の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図6】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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