説明

航空機用スチームオーブン

【課題】航空機に搭載して食材を加熱するスチームオーブンの水漏れの防止を図る。
【解決手段】スチームオーブンの水供給回路には、直列に2つの電磁弁6,7が挿入される。電源スイッチ12は15Vの直流を電磁弁6,7に供給する。コントローラ1はオーブン内の温度センサ10の信号に応じて電磁弁の駆動回路4,5に指令を送る。クロック発生器14の出力は周波数カウンタで計測され、弁開の時間を集計する。弁開時間の集計が所定の値を超えると、電磁弁の電源スイッチ12を遮断して水漏れを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機に搭載されるスチームオーブンに関する。
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1,2は航空機用のスチームオーブンのギャレーに対する搭載の状況と、水漏れの防止装置を開示する。
【0003】
従来、航空機オーブンのコントローラに使用されているソフトウェアは、一般の電子機器同様に、ウォッチドックタイマによって監視、保護されていた。これは、ソフトウェアで制御されているCPUが何らかの理由で正常に機能しなくなった場合には、同時にウォッチドックタイマを一定時間内にクリヤーすることができなくなると想定し、ウォッチドックタイマがクリヤーされない場合に、一定時間後にCPUを強制的にリセットし、ソフトウェアの異常状態から抜け出す手法がとられていた。
しかしながら、この手法ではソフトウェアの根本的な問題を解決させたわけではなく、一時的な避難にすぎず、再発の可能性を含んでいる。また、ソフトウェアの設計が適切でないとウォッチドックタイマが機能しているにもかかわらずソフトウェアの一部に異常が発生するような現象が出現する。このために、ウォッチドックタイマが実装されていても、ソフトウェアの異常を完璧に救済できるとの保証にはならないと言われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−210118号公報
【特許文献2】特開2006−69457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
航空機のギャレーで使用するスチームオーブン(以下オーブンと称す)のスチーム用の電磁弁(以下バルブと称す)の制御にソフトウェアが絡むと、ソフトウェア自身の不具合や、ハードウェアの故障のために引き起こされるCPUの暴走で、バルブが異常にリリースされて、スチーム用の水がオーブン庫内に充満し、更には床下へあふれ出ることが予想される。航空機は床下に電子機器が格納されており、大量の水漏れは危険であり防止策が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の航空機用オーブンは、バルブのリリース時間を計測する手段として、バルブリリース期間の時間を計測するクロック発生器とこれを積算する周波数カウンタとを備えている。また、オーブンが使う水量は、バルブのリリース時間とバルブを通過する水の流量との積で推定することができるため、CPUのフリーズや暴走を、バルブのリリース時間を積算して監視し、想定されるバルブのリリース時間を著しく超えた場合に、CPUの異常と見做し、バルブの電源を切断するか、またはオーブンの主電源を切断するように手段を備える。
【発明の効果】
【0007】
以上の手段を備えることにより、オーブンが使う水量を推定することができるため、オーブンが正常に機能したときに使用する水量を基にして、それを超える危険と思われる最大水量を設定し、それを超えたと推定される場合に、水漏れ危険状態と判断し、バルブの電源を直接切断するか、またはオーブンの主電源を切断することで、コントローラのソフトウェアとは全く関連を持たない、独自の水漏れ防止回路を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の航空機用オーブンの水漏れ防止回路とバルブ制御を示す系統図。
【図2】従来の航空機用オーブンのバルブ制御を示す系統図。
【図3】図1に対応したオーブンの調理における各波形を示す。
【図4】本発明を適用する航空機用ギャレーユニットの斜視図。
【図5】航空機用オーブンの断面と水の供給を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図4は、本発明を適用する航空機用ギャレーユニットの斜視図である。以下、図4において説明する。
全体を符号50で示すギャレーユニットは、ハニカムパネル材でつくられる筺体60を有する。筺体60は、ギャレーユニット50が設置される場所の航空機の胴体の内部形状に対応する形状に形成される。
筺体60の下部には、サービスカート格納用のコンパートメントが設けられ、多数のサービスカート70が格納される。サービスカート70内には、予め用意された食事用のトレーが多数格納されており、不使用時には、ストッパによりコンパートメント内に固定されている。
【0010】
ギャレーユニット50の筺体60には、カウンタ65が設けられ、カウンタ65より上方の筺体内には、各種の収納庫や調理器具80に加えて、温菜の加熱調理用のオーブン100が装備される。
【0011】
図5は、航空機用オーブンの断面と水の供給を示す説明図である。以下、図5において説明する。
オーブン100は、食材の調理を行うための高温の蒸気を発生する部と調理品を収容する庫内110と庫内110にアクセスするドア130と制御パネル140を有する。オーブンは調理に蒸気を使うために水を必要とする。この水は、航空機に装備された貯水タンク300からの飲料水310を、ポンプ320を介してパイプライン330を経由してオーブン100に送られる。オーブン100では、飲料水310をジョイント160で受けた後、パイプライン150を経由してオーブンの庫内110のノズル180に供給する。パイプライン150の途中には、2つのバルブ6,7が直列に挿入され、ノズル180に供給する水量を制御する。
バルブ6,7を通過した水はノズル180からヒータ210の上部に散水され、送風用のモータ190に直結されたファイン200からの熱風により蒸気化され、送風ガイド120を介して庫内の食材220に放出される。食材220に放射された蒸気は、庫内110から蒸気排出路170を通り、オーブンの外に排出される。 蒸気排出路の途中には蒸気温度センサ10aがあり、排出蒸気の温度を検知し、オーブンコントローラ1へ送られる。
ヒータ210の上部には調理温度センサ10bがあり、調理温度を検知しオーブンコントローラ1へ送られる。オーブンコントローラ1は、調理温度センサ10aと蒸気温度センサ10bからの情報をもとにして、バルブ制御指令をバルブ6,7へ送ってバルブ6,7を開閉する。オーブンコントローラ1はまた制御パネル140と接続されており、ここではオーブンの操作や調理の設定を行うと同時にオーブンコントローラ1からの操作情報の表示も行っている。
【0012】
図2は従来の航空機用オーブンのバルブ制御を示す系統図である。以下、図2において説明する。
オーブンコントローラ1はオーブンの装置全体の操作を行うものであるが、本発明に関係しない部分については省略している。
CPU2は、オーブンコントローラ1の中にあり、オーブンを制御するマイクロプロセッサで、ここにはオーブン専用のソフトウェアが搭載され、数多くのオーブンコントローラの処理を行っているが、本発明に関係しない部分については省略している。
また、CPU2のフリーズや暴走を保護するために、ウォッチドッグタイマ3が使われている。ウォッチドッグタイマ3は、CPU2が何らかの理由で不測の事態に陥り、ウォッチドッグタイマクリヤー信号2aを所定の時間内に出力できない時に、CPU2へリセットパルスを出力し、CPU2を強制的にリセットする。この結果、CPU2は動作を中断し、電源投入時と同様に最初のステップから再起動を開始する。CPU2が再起動することでシステムの異常の事態から一時的に回避することができるため、このようなウォッチドッグタイマはソフトウェアの搭載された機器に広く採用されている。
【0013】
CPU2では、2種類のバルブ制御パルスを発生し、バルブドライブ4及びバルブドライブ5のスイッチング素子をオン/オフさせている。バルブドライブ4及びバルブドライブ5の出力は、バルブ6及びバルブ7の−端子へ供給される。バルブドライブ信号6aはバルブ6の、また、バルブドライブ信号7aはバルブ7のそれぞれ−端子の信号である。またバルブ6及びバルブ7の+端子には、AC入力8からAC−DCインバータ9にてAC電圧からDC電圧に変換された電源の一部の15V直流電源9aに接続されている。
【0014】
15V直流電源9aがオンでバルブドライブ4及びバルブドライブ5のスイッチング素子がオンすると、バルブ6及びバルブ7のコイルに電流が流れ、バルブがリリースされる。バルブドライブ4及びバルブドライブ5のスイッチング素子がオフになるか、15V直流電源9aがオフになるとバルブ6及びバルブ7のコイルに電流が流れないため、バルブ内のバネの力でバルブがクローズされる。オーブンコントローラ1には、また、スチーム温度や調理温度を測定する温度センサ10(図5の蒸気温度センサ10aおよび調理温度センサ10b)が接続されている。CPU2はスチーム温度や調理温度に応じてバルブの制御を行っている。その他のCPU2の入出力ポートについては、本発明には直接関係ないため説明は省略する。AC−DCインバータ9では、オーブンで使用する全ての電源を供給しているが、本発明には直接関係ないため説明は省略する。
【0015】
図1は、本発明の航空機用オーブンの水漏れ防止回路とバルブ制御を示す系統図で、図2の従来のオーブンコントローラ1に本発明の水漏れ防止回路11を接続したものである。以下、図1において説明する。バルブドライブ4出力のバルブドライブ信号6aは、バルブ6の−端子へ供給される一方、ORゲート入力13bに供給されている。同様にバルブドライブ5出力のバルブドライブ信号7aは、バルブ7の−端子へ供給される一方、ORゲート入力13cに供給されている。バルブ6とバルブ7の+端子は共に電源スイッチ12を経由し、15V直流電源9aに接続されている。ORゲート13を通過したORゲート出力13aは、クロック発生器14に供給され、ORゲート入力13bとORゲート入力13cが共にLowレベルの期間にHighレベルからLowレベルに転じ、クロックパルス出力14aを発生させている。クロック発生器14出力のクロックパルス出力14aは、周波数カウンタ15のクロック端子に供給されている。
【0016】
周波数カウンタ15はクロックパルス出力14aを計数し、その出力15aと15bはNANDゲート16に送られる。NANDゲート16の出力16aは、カウンタ出力15aとカウンタ出力15bの入力信号が共にHighレベルの時にHighからLowレベルに転じ、電源スイッチ12へ供給され、電源スイッチ12を開放状態に転じている。また、NANDゲート出力16aは、クロック発生器14へ送られ、クロック発生を停止させている。レギュレータ21の入力には、15V直流電源9aが供給されており、これから電圧を5Vに降圧し、出力21aをオーブン水漏れ防止回路11内の5V直流電源として供給している。
【0017】
リセットパルス発生器20は、レベル反転器17と抵抗18とコンデンサ19より構成され、レベル反転器17入力には抵抗18とコンデンサ19の一端が接続されており、抵抗18の他の一端は5V直流電源21aに、またコンデンサ19の他の一端はグランドに接続されている。
レギュレータ21の入力にAC−DCインバータから電圧9aが供給され、出力21aの電圧が5Vに立ち上がると、コンデンサ19が充電されるまでの期間、レベル反転器17出力はHighレベルとなり、その後、コンデンサ19に電圧が充電されるとレベル反転器17はLowレベルに転じる。このためレベル反転器17出力を電源リセット信号20aとして周波数カウンタ15へ供給することにより、電源投入時に周波数カウンタ15のリセットを行っている。
バルブ6a及び7aが共にLowレベルの時に、バルブ6とバルブ7が共にリリースされ、スチーム用の水がオーブンの庫内に放射される。ORゲート13の出力は、まさに水の流入を表しているのに等しいといえる。従って、ORゲート13の出力がLow時の時間を読み取ることによって、どの位の水がオーブンの庫内に放射されたかが分かる。
【0018】
このようなバルブリリース時間を読み取るには、水の流入されるバルブリリース期間よりも十分短い周期のクロックパルス出力14aを用いて、その期間のクロック数を数えることで実現することができる。クロック周期を短くする程、正確なバルブリリース時間を読み取りができるが、その分、計数を行う周波数カウンタ15の規模が膨大になる。クロック発生器14は、一般的に連続した一定の周波数のパルスを発生するものであるが、本案ではスタートストップ型の発振器を採用している。この理由としては、スタートストップ型の方が、発振器が作動している時間帯を最小にすることができるため、航空機のように、電磁波規制が厳しい場合には、その効果は大きい。また、バルブリリース期間がCPU2で正確に確定されるような場合には、クロック発生器14でバルブリリース期間に同期した周波数のクロックパルス出力14aを発生させることで、非同期のクロックで発生する計数誤差を無くすことができる点にある。
【0019】
図3は、図1に対応したオーブンの調理における各波形を示す。以下図3において説明する。
22は調理番号で、オーブンが電源投入されていから行う調理の番号を示している。6aはバルブ6のドライブ信号波形で、調理♯1と♯3ではLowレベルでバルブ6が常にリリース状態である様子を、また調理♯2では、周期的な間隔でリリースとクローズを繰り返している様子を示している。7aはバルブ7ドライブ信号波形で、調理♯1では周期的な間隔でリリースとクローズを繰り返している様子を、また調理♯2では、Lowレベルでバルブ6がリリース状態である様子を、調理♯3では、本来、調理♯1と同様に周期的な間隔でリリースとクローズを繰り返すはずのところが、誤作動でLowレベルを呈している様子を示している。13aはORゲート出力波形で、上記6aと7aのORゲート入力が共にLowレベルの時にLowレベルが出力される様子を示している。21aは、5V直流電源波形で電源の立ち上がり波形を示している。
【0020】
20aは、周波数カウンタのリセットパルス波形で、電源投入時の様子を示している。
15aは、周波数カウンタ15の212桁のバイナリーカウンタ出力波形で、クロックパルス出力14aを212計数したときにLowからHighに転じる様子を示している。同様に51bは、周波数カウンタ15の213桁のバイナリーカウンタ出力波形で、クロックパルス出力14aを213計数したときにLowからHighに転じる様子を示している。16aはNAND出力波形で、クロックパルス出力14aを計数し積算値が12288に達し、前記15aと15bが共にHighレベルとなった時点で、HighレベルからLowレベルに転じる様子を示している。12aは電源スイッチ出力波形で、前記16aがHighからLowに転じた時に、出力がオフになる様子を示している。
【0021】
図3下方の13aは、上方のORゲート出力波形13aの時間軸を拡大した波形であり、Lowレベルの期間が0.1秒である様子を示している。14aは、前記13aに対応したクロックパルス出力波形で、10個のパルスが発生している様子を示している。このときの発振周波数の条件は、90Hz〜100Hzとなる。このためここでは、クロックパルス出力14aの発振周波数が、95Hz付近になるように調整されている。15a,15bは1パッケージで計数可能なカウンタ数を使用したが、これで不足な場合には周波数カウンタを更に1段カスケードに追加する必要がある。
【0022】
図3の場合には、1個のカウンタの最大桁とこれより一つ下の出力とをNANDゲート16を使用して、12288(=213+212)を最大計数値としている。この様な場合には、例えば、1.5秒のバルブインターバルで0.1秒のバルブリリース期間にクロックパルスを10クロック発生させ周波数カウンタで計数し12288を最大計数値とすると、バルブインターバルの総計は12288/10=1228.8回、バルブリリース時間の積算は1228.8×0.1=122.88秒ということになる。またこれを水量に換算すると、バルブを通過する水の流量を3.25cc/秒の場合、3.25×122.88=399.36ccということになる。
【0023】
本発明は以上の機能を利用して、まず最大限度とする水漏れ量を設定し、それをバルブの流量の値で除すことで、バルブのリリース延べ時間の最大限界を算出し、それに対応したクロックパルス周波数と周波数カウンタの最大計数値を設定し、クロックパルス数が前記周波数カウンタの最大計数値を超えたときには、異常事態と判断してバルブの駆動電源をオフとして給水を断ち、水漏れを防止することができる。
バルブの駆動電源をオフすることにかえて、オーブンの主電源をオフとすることもできる。
本発明のオーブンでは、パイプライン150の途中に、2つのバルブ6,7が直列に挿入されているが、これはバルブ制御の信頼性を向上させるための方法であり、バルブは1個でも同様に機能することは明白である。
また、水漏れ防止回路11は、オーブンの主電源の投入時に周波数カウンタをリセットする回路を備え、電源投入毎に周波数カウンタ15を初期値に戻して水漏れを監視するようになっているが、例えば、オーブンの調理毎に周波数カウンタ15をリセットすることで、より少ない水漏れ防止回路を構築することができるが、調理の終了をどのように検出するかが課題となる。
【符号の説明】
【0024】
1 オーブンコントローラ
2 CPU
(2a ウォッチドックタイマクリヤー信号)
3 ウォッチドッグタイマ
4,5 バルブドライブスイッチング素子
6,7 バルブ
(6a,7a バルブドライブ信号)
8 AC入力
9 AC−DCインバータ
(9a 15V直流電源)
10 温度センサ
(10a 蒸気温度,10b 調理温度)
11 水漏れ防止回路
12 電源スイッチ
(12a 電源スイッチ出力)
13 ORゲート
(13a ORゲート出力、13b,13c ORゲート入力)
14 クロック発生器
(14a クロックパルス出力)
15 周波数カウンタ
(15a,15b 周波数カウンタ出力)
16 NANDゲート
(16a NAND出力)
17 レベル反転器
18抵抗
19 コンデンサ
20 リセットパルス発生器
(20a リセットパルス)
21 レギュレータ
(21a 5V直流電源)
22 調理番号
50 ギャレーユニット
60 筺体
65 カウンタ
70 サービスカート
80 調理器具
100 オーブン
110 庫内
120 送風ガイド
130 ドア
140 制御パネル
150 パイプライン
160 ジョイント
170 蒸気排出路
180 ノズル
190 モータ
200 ファン
210 ヒータ
220 調理食材
300 貯水タンク
310 飲料水
320 ポンプ
330 パイプライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーブンの給水配管直列に配設され給水を制御する電磁弁と、電磁弁の制御信号を含むオーブンの機器を制御するコントローラと前記電磁弁に供給する電磁弁電源を備えた、航空機に搭載される食材調理用のスチームオーブンにおいて、前記コントローラが前記電磁弁の制御に失敗し、危険量を超える水漏れを防止するために、電磁弁のリリース時間を計測するクロックパルス発生器と前記クロックパルス発生器のパルス数を電磁弁のリリース期間だけ計測する積算計数器とを有し、所定の水漏れ量に対応した計数値を超えたときに、前記電磁弁電源又はスチームオーブンの主電源を切断し、前記電磁弁を強制的にクローズ状態にする、水漏れ防止機能を備えた航空機用スチームオーブン。
【請求項2】
請求項1において、前記クロックパルス発生器は前記電磁弁のリリース期間の最初のタイミングに一致させてクロックパルスの発生動作を開始し、リリース期間の終了のタイミングでクロックの発生動作を停止するようにしたクロックパルス発生器であることを特徴とする前記水漏れ防止機能を備えた航空機用スチームオーブン。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、スチームオーブンの電源投入時に前記積算計数器のリセットを行う回路を備えた航空機用スチームオーブン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−132649(P2012−132649A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−286963(P2010−286963)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【出願人】(000132013)株式会社ジャムコ (53)