説明

航空機2チャネルディスプレイのための装置

【課題】構造内の単一点故障が許容できる航空機2チャネルディスプレイのための装置を提供する。
【解決手段】航空機操縦室ディスプレイ(22)には、とりわけ、液晶マトリックスを有するLCDパネル(24)、および液晶マトリックスを照明するための複数のLEDのアレイを有するLEDバックライト(40)が含まれる。ディスプレイ(22)の残りの部分は、LCDパネル(24)の主表示機能に影響を及ぼすことないように、複数化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機操縦室ディスプレイに関する。
【背景技術】
【0002】
現代の航空機操縦室には、広範囲にわたる航空機、飛行、航行、および航空機の操作および制御に使用される他の情報を飛行乗務員に表示する複数のフライトディスプレイを有するフライトデッキが含まれる。航空産業には、大型ワイドスクリーンフォーマットディスプレイを操縦室内に使用する方向に向かう傾向がある。これは、より多くの情報を飛行乗務員に提供し、表示フォーマットおよび表示される情報を整えることができるようにするための、より大型の構成可能なディスプレイ表面を実現する利点をもたらす。複数のディスプレイまたは計器に代えて単一の表示表面にすべての主要な飛行情報を表示することができるため、単一の表示表面を失うことは、従来の手法を使用した場合よりはるかに深刻である。
【発明の概要】
【0003】
一実施形態では、航空機操縦室ディスプレイには、ピクセルが行および列で配置された液晶マトリックスを有するLCDパネルと、液晶マトリックスを照明するための複数のLEDのアレイを有するLEDバックライトと、液晶マトリックスの行に動作可能に結合された、行を駆動するための行ドライバ、液晶マトリックスの列に動作可能に結合された、列を駆動するための列ドライバ、および複数のLEDのアレイに動作可能に結合された、液晶マトリックスへのバックライトを制御するためのLEDドライバを個々のビデオチャネルが有する第1および第2の独立のビデオチャネルと、ビデオ信号をLCDパネルに表示するために第1の独立のビデオチャネルと第2の独立のビデオチャネルとの間で選択するためのスイッチが含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】従来の設計によるフライトディスプレイモジュールの概略図である。
【図2】本発明による複数のフライトディスプレイモジュールを有する航空機操縦室の一部の斜視図である。
【図3】図2の航空機操縦室のフライトディスプレイモジュールのうちの1つの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図1は、従来の設計によるフライトディスプレイモジュール2を示したものである。フライトディスプレイモジュール2は、ワイドスクリーンLCD表示パネルとすることができる表示パネル4と、電力回路6、タイミング制御7、行ディスプレイドライバ8および列ディスプレイドライバ9の形態のディスプレイドライバを含む関連の電力および制御電子回路とを含む。電力およびビデオデータは、フライトディスプレイモジュール2に供給され、したがって電力回路6、タイミング制御7あるいはディスプレイドライバ8、9のいずれの故障であっても、従来の設計によるフライトディスプレイモジュール2内の故障があればそれは、破損していないビデオデータを表示パネル4に表示するフライトディスプレイモジュール2の能力に悪影響を及ぼすことになる。破損は、LCDパネル上の部分的または完全なスクリーンビデオ破損として出現することになる。ディスプレイがワイドスクリーンディスプレイの場合、面積が広いこのようなディスプレイを失うことによる影響は、従来装備の航空機上で単一の機械式計器を失うこと、あるいはより小型の電子飛行計器ディスプレイを失うことよりもはるかに深刻である。
【0006】
以下で説明する本発明の実施形態によれば、フライトディスプレイモジュールは高い可用性を有することを確実にし、また、LCDパネル自体の故障を除いて単一故障があっても、主表示機能に影響を及ぼさないことを確実にする。図2は、本発明の一実施形態による操縦室12を有する航空機10の一部を示したものである。商用航空機が示されているが、本発明は、例えば、それらに限定されないが、固定翼機、回転翼機、ロケット、自家用航空機および軍用航空機などの任意のタイプの航空機に使用することができることが企図されている。第1の使用者(例えば操縦士)は、操縦室12の左側の座席14に座ることができ、また、他の使用者(例えば副操縦士)は、操縦室12の右側の座席16に座ることができる。様々な計器20および複数のフライトディスプレイモジュール22を有するフライトデッキ18は、操縦士および副操縦士の前に配置することができ、飛行乗務員に航空機10の飛行を支援する情報を提供することができる。フライトディスプレイモジュール22は、主フライトディスプレイまたは多機能ディスプレイのいずれかを含むことができ、また、広範囲にわたる航空機、飛行、航行、システム、および航空機10の操作および制御に使用される他の情報を表示することができる。図に示されているフライトディスプレイモジュール22は、互いに隣り合わせに間隔を隔てて配置されている。フライトディスプレイモジュール22は、それより少ない、またはそれより多くのディスプレイを有する方法を含めて、任意の方法でレイアウトすることができる。さらに、フライトディスプレイモジュール22は共面である必要はなく、また、同じ大きさにする必要もない。フライトディスプレイモジュール22は、その中に表示パネル24を含むことができ、この表示パネル24上にディスプレイ表示を提供することができる。この表示パネルは、LCDおよびLEDなどの個々に制御することができるピクセルのマトリックスを有する任意の表示パネルを含むことができる。非制限の例として、表示パネル24は、平坦なアクティブマトリックス型液晶ディスプレイ(AMLCD)パネルとすることができる。
【0007】
操縦室12は、1つまたは複数のカーソル制御デバイス26および1つまたは複数の多機能キーボード28を含むことができ、また、航空機10のシステムと対話するために1人または複数の飛行乗務員が使用することも可能であることが企図されている。適切なカーソル制御デバイス26は、使用者から入力を受け入れ、その入力を複数のフライトディスプレイモジュール22のいずれかの上でグラフィカルな位置に変換するのに適した任意のデバイスを含むことができる。様々なジョイスティック、マルチウェイロッカスイッチ、マウス、トラックボールなどがこの目的に適しており、個々の使用者は、個別の1つまたは複数のカーソル制御デバイス26および1つまたは複数のキーボード28を有することができる。
【0008】
コントローラ30は、フライトディスプレイモジュール22、カーソル制御デバイス26およびキーボード28を含めて、航空機10のコンポーネントに動作可能に結合させることができる。また、コントローラ30は、航空機10の他のコントローラ(図示せず)にも接続される可能性がある。コントローラ30はメモリを含むことができ、また、航空機10を動作させるための任意の適切なプログラムを動作させることができる処理装置を含むことができる。また、コントローラ30は、航空機10の操作を支援する様々な情報をコントローラ30に提供することができる1つまたは複数の他の追加センサ(図示せず)から入力を受け取ることも可能である。
【0009】
図3は、フライトディスプレイモジュール22の概略実施形態を示したものである。図に示されているフライトディスプレイモジュール22には、表示パネル24と、発光ダイオード(LED)バックライトアセンブリ40と、電源60、タイミングコントローラ58、バックライトコントローラ94、列ドライバ50、行ドライバ52およびLEDバックライトドライバ54からなる第1のチャネル42と、電源80、タイミングコントローラ78、バックライトコントローラ96、列ドライバ70、行ドライバ72およびLEDバックライトドライバ74からなる第2のチャネル44が含まれる。図に示されているスイッチ46は、フライトディスプレイモジュール22に動作可能に結合される。
【0010】
表示パネル24は、複数のピクセルのアレイを備えた液晶マトリックス(図示せず)を含むことができ、個々のピクセルは複数のサブピクセルの色グループからなっており、また、個々のサブピクセルは、行および列によってアドレス可能であり、それらの関連する行ドライバおよび列ドライバによってプログラムされる。このような表示パネル24は、水平方向の寸法13.2インチ(335mm)、垂直方向の寸法7.9インチ(201mm)を含むことができ、つまり縦横比16:9および対角線寸法15.3インチ(389mm)である。異なるサイズのスクリーンを使用することも可能であること、また、縦横比は、上で言及したワイドスクリーンフォーマットから変更することができることは理解されよう。
【0011】
LEDバックライトアセンブリ40は、表示パネル24の背後に取り付けることができ、また、複数のLEDのアレイ(図示せず)を含むことができる。このようなLEDアレイは、色をより良好に再生し、かつ、陰極蛍光灯より電気の消費が少ない。LEDバックライトアセンブリ40内の複数のLEDアレイは、表示パネル24の液晶マトリックスを照明するための十分な光を得るためにプリント回路基板(図示せず)の上に取り付けることができる。
【0012】
第1のチャネル42および第2のチャネル44は、ビデオ信号をLCDパネルに表示することができる独立した2つの同一のビデオチャネルである。図に示されている第1のチャネル42には、列ドライバ50、行ドライバ52、LEDドライバ54、タイミングコントローラ58、バックライトコントローラ94および電源60が含まれる。図に示されている第2のチャネル44には、列ドライバ70、行ドライバ72、LEDドライバ74、タイミングコントローラ78、バックライトコントローラ96および電源80が含まれる。
【0013】
それぞれ第1および第2のチャネル42および44の列ドライバ50および70は、表示パネル24の液晶マトリックスの列に動作可能に結合される。列ドライバ50および70の各々は、表示パネル24の液晶マトリックスの列を選択的に駆動することができる。それぞれ第1および第2のチャネル42および44の行ドライバ52および72は、表示パネル24の液晶マトリックスの行に動作可能に結合される。行ドライバ52および72の各々は、表示パネル24の液晶マトリックスの行を選択的に駆動することができる。LEDバックライトドライバ54および74は、LEDバックライトアセンブリ40を制御して表示パネル24の液晶マトリックスを照明するために、LEDバックライトアセンブリ40の複数のLEDのアレイに動作可能に結合される。LEDバックライトドライバ54および74の各々は、LEDバックライトアセンブリ40の複数のLEDのアレイを選択的に駆動することができる。
【0014】
第1のチャネル42のタイミングコントローラ58は、列ドライバ50および行ドライバ52に動作可能に結合される。タイミングコントローラ58は、列ドライバ50および行ドライバ52に制御信号を出力することができる。第2のチャネル44のタイミングコントローラ78は、列ドライバ70および行ドライバ72に動作可能に結合される。タイミングコントローラ78は、列ドライバ70および行ドライバ72に制御信号を出力することができる。
【0015】
第1のチャネル42のバックライトコントローラ94は、LEDバックライトドライバ54に動作可能に結合される。バックライトコントローラ94は、LEDバックライトドライバ54に制御信号を出力することができる。第2のチャネル44のバックライトコントローラ96は、LEDバックライトドライバ74に動作可能に結合される。バックライトコントローラ96は、LEDバックライトドライバ74に制御信号を出力することができる。第1および第2の独立のビデオチャネル42および44の各々のタイミングコントローラおよびバックライトコントローラは、個別に実施することができること、あるいは単一のデバイスの中で実施することができることが企図されている。
【0016】
第1の電力入力すなわち電源60は、第1のチャネル42の中に含まれており、第1のチャネル42のコンポーネントに電力を供給する。第2の電力入力すなわち電源80は、第2のチャネル44の中に含まれており、第2のチャネル44のコンポーネントに電力を供給する。
【0017】
スイッチ46は、選択された第1および第2の独立のビデオチャネル42および44からのビデオ信号を表示パネル24に表示するために、第1の独立のビデオチャネル42と第2の独立のビデオチャネル44の間の選択を提供する。スイッチ46は、操縦室12の操縦士および/または副操縦士の手が届く範囲内に配置される手動スイッチとすることができる。スイッチ46は、フライトディスプレイモジュール22と一体にすることができる。例えば図に示されているスイッチは、フライトディスプレイモジュール22の外部に取り付けられる。
【0018】
スイッチ46は、第1のチャネル42または第2のチャネル44のいずれかを選択してアクティブチャネルにする2位置手動スイッチとすることができることが企図されている。また、手動スイッチ46は、自動スイッチ位置を含むことも可能であることが企図されている。自動スイッチ位置が選択されると、フライトディスプレイモジュール22の電源投入時に、フライトディスプレイモジュール22内のアービタモジュール(図示せず)が、事前に定義されたチャネルをデフォルト選択することができ、第1および第2の独立のビデオチャネル42および44の各々のチャネル内の、ビデオデータストリームの完全性に影響を及ぼす個々の機能の健全性を監視することができる。故障が検出されると、代替チャネルが自動的にアクティブチャネルに切り換えられることになる。
【0019】
スイッチ46は、手動スイッチとして図に示され、かつ、説明されているが、スイッチ46は完全自動のスイッチとすることができることが企図されている。フライトディスプレイモジュール22は、その中にこのような自動スイッチを含むことができる。自動スイッチは、第1および第2の独立のビデオチャネル42および44のいずれか一方が故障すると、第1の独立のビデオチャネル42と第2の独立のビデオチャネル44の間で切り換えることができ、上で説明した自動スイッチ位置と同様の作用をすることができる。このような自動スイッチ機構またはアービタモジュールは、フライトディスプレイモジュール22内で二重にすることができる。
【0020】
動作中、第1のチャネル42および第2のチャネル44の両方が、いつでも表示パネル24に完全な表示グラフィックスを提供することができる。アクティブチャネルは、最初に、フライトディスプレイモジュール22の電源投入時に自動的に、あるいは手動で選択することができ、また、アクティブチャネルは、適切な行ドライバ、列ドライバおよびLEDドライバを動作させて表示パネル24にビデオ表示を提供することができる。通常の動作中、第1のチャネル42または第2のチャネル44のいずれか一方のみを一度にアクティブにすることができる。また、両方のチャネルが動作している場合、第1のチャネル42および第2のチャネル44の両方を同時にアクティブにすることも可能である。
【0021】
アクティブチャネル内の故障は表示パネル24が故障することになり、後続する他のチャネルの選択によってすべての表示機能が回復する。他のチャネルを選択することにより、そのチャネルがアクティブチャネルになり、そのチャネルが適切な行ドライバ、列ドライバおよびLEDドライバを動作させて表示パネル24にビデオ表示を提供することができる。第1のチャネル42と第2のチャネル44の間の切換えは、例えば操縦士または副操縦士がスイッチ46の設定を変えることによって手動で実施することができる。別法としては、フライトディスプレイモジュール22に組み込まれている故障検出処理に応答して、自動スイッチによってこの切換えを実施することも可能である。非制限の例として、誤り検出処理を実行して、何らかのグラフィック情報、すなわち文字情報、グラフィック記号および図表が誤っていないかどうかを判定するディスプレイモニタを設けることができる。
【0022】
一方のチャネルがアクティブとして選択されると、非アクティブチャネルを使用不能にすることができる。非制限の例として、選択されていないチャネルへの電力源を遮断することができる。電力源を遮断する代替として、あるいは電力源を遮断するだけでなく、選択されていない、つまり非アクティブチャネルのドライバを開状態またはトライステート状態に設定して、アクティブチャネルの故障を防止することも可能である。
【0023】
上で説明した実施形態によれば複数の利点が得られる。例えば、上で説明した実施形態によれば、フライトディスプレイモジュールは高い可用性を有すること、およびLCDパネル自体を除いて単一故障があっても、フライトディスプレイモジュールの主表示機能に影響を及ぼさないことを確実にする。いくつかの従来技術によるディスプレイは、ディスプレイのいくつかの部分に冗長性を有することができるが、現在の航空機ディスプレイは、上で説明したように可用性を最大にしていない。上で説明した実施形態の高い可用性設計のため、一方のグラフィックチャネルが故障しても依然として画面全体の操作が可能であり、したがってアクティブチャネル内に故障が生じても表示ビデオデータの完全性が確保される。このようなフライトディスプレイの故障によって操縦室の片側の主要飛行計器を全面的に失うことになることを考えると、高められたこのようなシステム可用性は極めて重要である。上で説明した実施形態によれば、フライトディスプレイモジュール上の表示を失う可能性がある一点故障の数が制限される。フライトディスプレイモジュール内に残される唯一の単一チャネルデバイスはLCD自体であるが、極めて多数の故障が生じても、単一のピクセルまたはピクセルの単一の行あるいは単一の列を失うことになるだけで、LCD全体を失うのではなく、表示の可読性に最小の影響を及ぼすにすぎない。また、バックライトの個々のLEDも同じく故障する可能性があるが、これも、バックライトの均一性および表示の可読性に最小の影響を及ぼすことになるにすぎない。また、フライトディスプレイモジュールの高い可用性により、ディスプレイが抱える問題に関連する電子飛行計器システムによる保全遅れを低減または除去することができる。
【0024】
本書では、最良のモードを含めて、本発明を開示するために、また、任意のデバイスまたはシステムの構築および使用、ならびに組み込まれる任意の方法の実施を含めて、あらゆる当業者が本発明を実施することができるように例が使用されている。本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者に思い浮ぶ他の例を含むことができる。このような他の例は、それらが特許請求の範囲の文言と同じ構造要素を有している場合、あるいはそれらが特許請求の範囲の文言とは実質的に異ならない等価の構造要素を含む場合、特許請求の範囲に包含されるものとする。
【符号の説明】
【0025】
2、22 フライトディスプレイモジュール
4、24 表示パネル
6 電力回路
7 タイミング制御
8、9 ディスプレイドライバ
10 航空機
12 操縦室
14、16 操縦室の座席
18 フライトデッキ
20 計器
26 カーソル制御デバイス
28 多機能キーボード
30 コントローラ
40 発光ダイオード(LED)バックライトアセンブリ
42 第1のチャネル
44 第2のチャネル
46 スイッチ
50、70 列ドライバ
52、72 行ドライバ
54、74 LEDバックライトドライバ
58、78 タイミングコントローラ
60、80 電源
94、96 バックライトコントローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピクセルが行および列で配置された液晶マトリックスを有するLCDパネルと、
前記液晶マトリックスを照明するための複数のLEDのアレイを有するLEDバックライトと、
前記液晶マトリックスの前記行に動作可能に結合された、前記行を駆動するための行ドライバ、前記液晶マトリックスの前記列に動作可能に結合された、前記列を駆動するための列ドライバ、および前記複数のLEDのアレイに動作可能に結合された、前記液晶マトリックスへのバックライトを制御するためのLEDドライバを個々のビデオチャネルが有する第1および第2の独立のビデオチャネルと、
ビデオ信号を前記LCDパネルに表示するために前記第1の独立のビデオチャネルと第2の独立のビデオチャネルとの間で選択するためのスイッチと
を備える航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項2】
前記スイッチが自動スイッチである、請求項1記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項3】
前記自動スイッチが、前記第1および第2の独立のビデオチャネルのいずれか一方の故障に応答して、前記第1の独立のビデオチャネルと第2の独立のビデオチャネルとの間で切り換える、請求項2記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項4】
前記スイッチが手動スイッチである、請求項1記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項5】
前記手動スイッチが前記操縦室の操縦士の手の届く範囲内に配置される、請求項4記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項6】
前記手動スイッチが前記ディスプレイと一体である、請求項5記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項7】
前記第1および第2の独立のビデオチャネルの各々が独立した電力源をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか1項記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項8】
チャネルが選択されていない場合、そのチャネルへの電力源を遮断することができる、請求項7記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項9】
前記チャネルが選択されていない場合、前記行ドライバおよび列ドライバをトライステート状態に設定することができる、請求項8記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項10】
前記チャネルが選択されていない場合、前記行ドライバおよび列ドライバをトライステート状態に設定することができる、請求項1記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項11】
前記第1および第2の独立のビデオチャネルの各々がタイミングコントローラをさらに備える、請求項1乃至10のいずれか1項記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項12】
前記第1および第2の独立のビデオチャネルの各々が、前記LEDドライバに動作可能に結合されたバックライトコントローラをさらに備える、請求項11記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項13】
前記第1および第2の独立のビデオチャネルのうちの少なくとも一方の前記タイミングコントローラおよびバックライトコントローラが単一のデバイス内で実施される、請求項12記載の航空機操縦室ディスプレイ。
【請求項14】
実質的に本明細書において添付の図面を参照して説明されている航空機操縦室ディスプレイ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2013−103713(P2013−103713A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−242285(P2012−242285)
【出願日】平成24年11月2日(2012.11.2)
【出願人】(509133300)ジーイー・アビエイション・システムズ・リミテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】GE AVIATION SYSTEMS LIMITED
【Fターム(参考)】