説明

蓋材及び包装体

【課題】剥離用タブ8を引っ張って、環状裏面ハーフカット6が形成された領域の基材上を覆う表面材4の領域である開孔掩蓋部11を基材から剥離することにより、環状裏面ハーフカット6の内側部分を開孔掩蓋部11に随伴させて除去することで開孔を現出させる蓋材1において、開孔掩蓋部11の円滑な剥離が可能で、しかも包装体を構成した後に押圧されて撓んでも、開孔掩蓋部11の内端部分の剥離による捲れを生じにくい蓋材1とする。
【解決手段】蓋材1の外縁の剥離用タブ8を挟む位置から蓋材1の中央部に向かう二本のライン状表面ハーフカット9,9と、この二本のライン状表面ハーフカット9,9の先端間をつなぐ破線状表面ハーフカット10をそれぞれ表面材4に形成し、二本のライン状表面ハーフカット9,9と、破線状表面ハーフカット10とで開孔掩蓋部11を区画した蓋材1とし、開孔掩蓋部11の内端部分を破線状表面ハーフカット10で区画することで、剥離による捲れを生じにくくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全体を除去して全開封する前に液体を排出するための開孔を形成することができる蓋材及びそれを用いた包装体に関する。更に詳しくは、例えば蓋付の容器内に注湯した後に湯切りすることで調理される、焼きそばやスパゲティなどの即席食品や、水を排出してから取り出されるあんみつの寒天、野菜や卵類の水煮食品などの包装に適した蓋材及びそれを用いた包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、全体を除去して全開封する前に液体を排出するための開孔を形成することができる蓋材及びそれを用いた包装体としては、特許文献1の図7に示されるようなものが知られている。この特許文献1に示される蓋材は、環状のハーフカットが形成された基材と、この基材に剥離可能に積層された表面材とを備え、外縁に設けられた剥離用タブを引っ張って、環状のハーフカットが形成された領域の基材上を覆う表面材の領域(開孔掩蓋部)を基材から剥離することにより、環状のハーフカットの内側部分を開孔掩蓋部に随伴させて除去することで開孔を現出させるものとなっている。また、この蓋材における開孔掩蓋部は、剥離用タブを内側に挟み込むようにして表面材に形成されたU字形のハーフカットによって、除去可能に区画されている。更に、特許文献1の段落〔0016〕には、開孔掩蓋部を除去可能に区画するハーフカットとしては、ミシン目、断続的なスリット、連続したスリットのいずれでも良いことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4369713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、蓋材は、被包装物を収容した容器の開口部周縁に熱融着され、容器を封止するのに用いられる。この蓋材と容器で構成された包装体は、通常、段積されて搬送され、保管されるが、この段積状態での搬送、保管時に、下側の包装体の蓋材は、上側の包装体の容器の底部が当接して押圧され、下方へ湾曲させられることになる。
【0005】
従来の蓋材の場合、開孔掩蓋部を区画するU字形のハーフカットを連続したスリットとすると、上記湾曲に伴って、このハーフカットの内端部分(U字形の底部部分)で、開孔掩蓋部の剥離による捲れを生じやすい問題がある。この剥離は部分的なものではあるが、商品価値を低下させると共に、特に被包装物が食品である場合、衛生管理の面から好ましいものではない。また、開孔掩蓋部を区画するU字形のハーフカットをミシン目や断続的なスリットとすれば上記の剥離を防止できるが、開孔掩蓋部の剥離自体が行いにくくなりやすい。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、開孔掩蓋部の円滑な剥離が可能で、しかも包装体を構成した後に押圧されて撓んでも、開孔掩蓋部の剥離による捲れを生じにくい蓋材及びそれを用いた包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的のために、環状裏面ハーフカットが形成された基材と、この基材に剥離可能に積層された表面材とを備え、外縁に設けられた剥離用タブを引っ張って、環状裏面ハーフカットが形成された領域の基材上を覆う表面材の領域である開孔掩蓋部を基材から剥離することにより、環状裏面ハーフカットの内側部分を開孔掩蓋部に随伴させて除去することで開孔を現出させる蓋材において、
蓋材の外縁の剥離用タブを挟む位置から蓋材中央部に向かう二本のライン状表面ハーフカットと、この二本のライン状表面ハーフカットの先端間をつなぐ破線状表面ハーフカット又は直線状のエンボスラインが表面材に形成されており、二本のライン状表面ハーフカットと、破線状表面ハーフカット又は直線状のエンボスラインとで開孔掩蓋部が区画されていることを特徴とする蓋材を提供するものである。
【0008】
上記本発明に係る蓋材は、破線状表面ハーフカットが蓋材の中央部方向に凸形状の曲線状で、両端が対応するライン状表面ハーフカットとの接線方向に向いていることを好ましい態様として含むものである。
【0009】
また、本発明は、上記本発明の蓋材が、被包装物を収容した容器の開口部周縁に、基材を容器側にして熱融着されていることで、容器が封止されていることを特徴とする包装体を提供するものでもある。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る蓋材よれば、蓋材が押されて湾曲した場合に最も剥離して捲れやすい開孔掩蓋部の内端部分が、破線状表面ハーフカット又はエンボスラインで区画され、開孔掩蓋部以外の領域の表面材とつながった状態となっている。このため、湾曲させられても剥離して捲れ上がることがない。
【0011】
開孔掩蓋部の剥離による開孔の形成は、二本のライン状表面ハーフカットで挟まれた領域は容易に剥離して捲り上げることができるので、支障なく円滑に行うことができる。開孔掩蓋部の内端部分が破線状表面ハーフカットで区画されている場合、二本のライン状表面ハーフカットで挟まれた領域を剥離させた後、やや強く引くことで、破線状表面ハーフカットに沿って切り離して、基材から剥離した開孔掩蓋部を除去することができる。また、開孔掩蓋部の内端部分が直線状のエンボスラインで区画されている場合、二本のライン状表面ハーフカットで挟まれた領域を剥離させた後、このエンボスラインに沿って開孔掩蓋部を折り倒して、液体排出時の邪魔にならないようにすることができる。
【0012】
破線状表面ハーフカットが中央部方向に凸形状の曲線状で、両端が対応するライン状表面ハーフカットとの接線方向に向いていると、開孔掩蓋部を引っ張る方向を変えることなく、上記破線状表面ハーフカットに沿った開孔掩蓋部の切り離しを行うことが可能となる。
【0013】
本発明に係る包装体は、上記のように、段積して搬送したり保管しても、蓋材の開孔掩蓋部の剥離による捲れを生じないので、段積しての搬送や保管による商品価値の低下や衛生管理上の不都合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第一の例に係る蓋材を用いた包装体の一例を示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A拡大断面図である。
【図3】蓋材の開孔掩蓋部剥離して分離した状態の図1におけるA−Aに対応する拡大断面図である。
【図4】本発明の第二の例に係る蓋材を用いた包装体の一例を示す平面図である。
【図5】蓋材の開孔掩蓋部剥離した状態の図4におけるB−Bに対応する拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面に基づいて本発明を更に説明する。なお、以下に説明する図面において同じ符号は同様の構成要素を示す。また、図面上、表面に現れているハーフカットは太線で示す。
【0016】
まず、図1〜図3に基づいて、本発明に係る蓋材の第一の例と、それを用いた包装体について説明する。
【0017】
図1及び図2に示されるように、蓋材1は、容器2の開口部周縁にヒートシールされて、被包装物(図示されていない)が入った容器2内を密封している。また、蓋材1は、図2に示されるように、基材3上を覆って表面材4を剥離可能に積層した積層体で構成されている。
【0018】
本例の蓋材1及び容器2は、平面ほぼ四角形をなしており、蓋材1の一の角部の外縁は容器2よりも外方に延出して開封用タブ5を構成している。この開封用タブ5は、蓋材1を容器2から剥離するときの手掛かりとなるものである。蓋材1は、後述するように、容器2内への注湯時に部分的に容器2から剥離された後、喫食時に全体が容器2から剥離されて除去されることになる。開封用タブ5は、蓋材1を構成する基材3と表面材4の外縁の一部を容器2の外縁より外方に突出させることで形成されている。
【0019】
上記開封用タブ5とは反対側の角部付近の領域には、複数の環状裏面ハーフカット6が形成されている。環状裏面ハーフカット6は、連続した環状のハーフカットで、図2に示されるように、基材3側から基材3を貫通して形成されており、その内側部分が除去されることで現出する開孔7(図3参照)を規定するものである。図示される環状裏面ハーフカット6は、両側辺が平行で両端が円弧状の長円形の形状に形成されており、開孔7も環状裏面ハーフカット6と同じ長円形に形成されるものである。本発明における環状裏面ハーフカット6が規定する開孔7の形状は、長円形の他、円形、多角形、楕円形、卵形などとすることもできる。また、環状裏面ハーフカット6が区画する開孔7の大きさは、液体排出時に被包装物が流れ出にくい大きさであることが好ましい。開孔7の数は、単数でも複数でも良いが、スムーズな液体排出ができるように設定することが好ましい。
【0020】
蓋材1の開封用タブ5とは反対側の角部の外縁も容器2より外方へ延出しており、剥離用タブ8を構成している。蓋材1の外縁の剥離用タブ8を挟む位置から蓋材1の中央部に向かって、二本のライン状表面ハーフカット9,9が形成されている。ライン状表面ハーフカット9,9は、図1及び図2に示されるように、表面材4側から表面材4を貫通して形成されたハーフカットで、連続した直線、曲線又は両者の組合せで構成されている。また、二本のライン状表面ハーフカット9,9の先端(蓋材1の中央部側端部)をつないで、蓋材1の中央部方向に凸形状の円弧状の破線状表面ハーフカット10が形成されている。破線状表面ハーフカット10は、図1及び図2に示されるように、表面材4側から表面材4を貫通して形成された、断続的な線状又はミシン目状のハーフカットである。この破線状表面ハーフカット10は、蓋材1の中心より剥離用タブ8側で二本のライン状表面ハーフカット9,9の先端間をつないでいる。また、図示される二本のライン状表面ハーフカット9,9は、後端(蓋材1の外縁側の端部)が剥離用タブ8の基部に接して形成されているが、剥離用タブ8を挟む位置であれば、後端の位置を蓋材1の外縁に沿って剥離用タブ8の基部から離した位置とすることもできる。
【0021】
剥離用タブ8に連なり、ライン状表面ハーフカット9,9及び破線状表面ハーフカット10で区画された表面材4の領域は、環状裏面ハーフカット6が形成された領域の基材3上を覆う領域であり、開孔掩蓋部11を構成している。剥離用タブ8は、この開孔掩蓋部11を基材3から剥離する時の手掛かりとなるもので、剥離用タブ8を蓋材1の中央部方向へ引っ張ったときに、引っ張り力が基材3と表面材4の界面に加わるよう、剥離用タブ8の基部を横断して、ライン状裏面ハーフカット12が形成されている。ライン状裏面ハーフカット6は、連続したハーフカットで、図2に示されるように、基材3側から基材3を貫通して形成されている。
【0022】
本例の蓋材1は、包装体を構成した後、中央部を上方から押されることで最も剥離して捲れやすい開孔掩蓋部11の内端部分(蓋材1の中央部側端部)が破線状表面ハーフカット10で区画されている。このため、上記押圧を受けても簡単に剥離して捲れ上がることがなく、捲れ上がりによる外観の低下を防止することができる。
【0023】
次に、本例の包装体の使用手順を、被包装物が湯を注ぎ込むことで調理される即席食品である場合を例に図3で説明する。
【0024】
使用手順には二通りあり、その第一は、開封用タブ5を引っ張って、部分的に蓋材1を容器2から剥離して口を開け、容器2内に湯を注ぎ込んで所要時間おいた後、剥離用タブ8から開孔掩蓋部11を剥離して開孔7を現出させる手順である。第二は、上記と同様にして、部分的に蓋材1を容器2から剥離して口を開けると共に、開孔7を現出させた後、容器2内に湯を注ぎ込んで所要時間おく手順である。特に後者は、容器2内に湯を注ぎ込む前に開孔掩蓋部11を剥離することになるので、開孔掩蓋部11の剥離時に湯をこぼしにくい手順である。このいずれの手順を経た場合でも、所定時間経過後、容器2を開孔7側に傾けて容器2内の湯を排出し、湯切りをしてから蓋材1を総て除去して喫食に供されるものである。
【0025】
本例における開孔掩蓋部11の剥離は、剥離用タブ8を蓋材1の中央部方向へ引っ張ることで、外縁部から中央部へ向かって順次行われる。本例の環状裏面ハーフカット6(図1、図2参照)のように、規定する開孔7の形状が細長い形状である場合、環状裏面ハーフカット6が規定する開孔7の幅方向を開孔掩蓋部11の剥離方向とすることが好ましい。環状裏面ハーフカット6が規定する開孔7の長さ方向が開孔掩蓋部11の剥離方向を向いていると、環状裏面ハーフカット6の内側部分が大きく撓みながら基材3から分離されることになる。このため、環状裏面ハーフカット6の内側部分が、その弾性反発力によって、開孔掩蓋部11から剥離して基材3側に残留してしまいやすくなる。これに対して環状裏面ハーフカット6が規定する開孔7の幅方向を開孔掩蓋部11の剥離方向とすると、環状裏面ハーフカット6の内側部分が大きく撓むことなく基材3から分離されることで、確実に除去することができる。
【0026】
本例の場合、二本のライン状表面ハーフカット9,9(図1参照)で挟まれた領域の開孔掩蓋部11は、大きな抵抗なく容易に剥離でき、これに伴って環状裏面ハーフカット6の内側部分が開孔掩蓋部11に付着随伴して除去され、開孔7が現れる。二本のライン状表面ハーフカット9,9の先端部まで開孔掩蓋部11を捲り上げた状態で剥離をやめ、液体を排出することもできる。しかし、二本のライン状表面ハーフカット9,9の先端部まで捲り上げた後、それまでよりやや強く引っ張ることで、破線状表面ハーフカット10(図1、図2参照)に沿って開孔掩蓋部11を切り離して除去し、液体排出の邪魔にならないようにすることができる。
【0027】
破線状表面ハーフカット10は、曲線、直線又は両者の組合せのいずれでも良い。しかし、本例のように、蓋材1の中央部方向に凸形状の曲線状で、両端が対応するライン状表面ハーフカット9,9との接線方向を向いていると、開孔掩蓋部11を引っ張る方向を二本のライン状表面ハーフカット9,9で挟まれた領域の剥離時と変えることなく、破線状表面ハーフカット10に沿った切り離しを行うことができるので好ましい。但し、直線の破線状表面ハーフカット10とした場合でも、開孔掩蓋部11をライン状表面ハーフカット9,9の内端まで剥離した後、破線状表面ハーフカット10に沿った方向に引っ張ることで開孔掩蓋部11を切り離し除去することが可能である。
【0028】
次に、図4及び図5に基づいて本発明の蓋材の第二の例と、それを用いた包装体について説明する。
【0029】
本例の蓋材1’は、図4に示されるように、基本的には既に説明した第一の例に係る蓋材1と同様であるが、二本のライン状表面ハーフカット9,9の先端が、破線状表面ハーフカット10(図1、図2参照)ではなく、直線状のエンボスライン13でつながれている。つまり、本例における開孔掩蓋部11は、二本のライン状表面ハーフカット9,9と、直線状のエンボスライン13でと区画されている。エンボスライン13は、表面材4に形成されているものであれば、表面材4の外面側に形成されていても、内面側に形成されていても良い。
【0030】
本例の蓋材1は、包装体を構成した後、中央部を上方から押されることで最も剥離して捲れやすい開孔掩蓋部11の内端部分がエンボスライン13で区画されている。このため、上記押圧を受けても簡単に剥離して捲れ上がることがなく、捲れ上がりによる外観の低下を防止することができる。また、本例においては、開孔掩蓋部11をライン状表面ハーフカット9,9の先端まで捲り上げた後、図5に矢印で示されるように、エンボスライン13を介して開孔掩蓋部11を蓋材1’の中央部方向へ折り倒すことで、液体排出時の邪魔にならないようにすることができる。
【0031】
なお、本発明の蓋材1,1’を構成する積層体における基材3と表面材4は、それぞれ単層であっても積層体であっても良い。具体例としては、例えば紙層/PET層/接着層/易剥離性樹脂層/PET層/バリア層(例えばAl箔など)/シーラント層の積層体、紙層/PET層/易剥離性樹脂層/接着層/PET層/バリア層/シーラント層の積層体を挙げることができる。前者においては、紙層/PET層/接着層/易剥離性樹脂層が表面材4、PET層/バリア層/シーラント層が基材3で、表面材4側の易剥離性樹脂層と基材3側のPET層の界面が易剥離面である。後者においては、紙層/PET層が表面材4、易剥離性樹脂層/接着層/PET層/バリア層/シーラント層が基材3で、表面材4側のPET層と基材3側の易剥離性樹脂層の界面が易剥離面である。
【符号の説明】
【0032】
1,1’ 蓋材
2 容器
3 基材
4 表面材
5 開封用タブ
6 環状裏面ハーフカット
7 開孔
8 剥離用タブ
9 ライン状表面ハーフカット
10 破線状表面ハーフカット
11 開孔掩蓋部
12 ライン状裏面ハーフカット
13 エンボスライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
環状裏面ハーフカットが形成された基材と、この基材に剥離可能に積層された表面材とを備え、外縁に設けられた剥離用タブを引っ張って、環状裏面ハーフカットが形成された領域の基材上を覆う表面材の領域である開孔掩蓋部を基材から剥離することにより、環状裏面ハーフカットの内側部分を開孔掩蓋部に随伴させて除去することで開孔を現出させる蓋材において、
蓋材の外縁の剥離用タブを挟む位置から蓋材の中央部に向かう二本のライン状表面ハーフカットと、この二本のライン状表面ハーフカットの先端間をつなぐ破線状表面ハーフカット又は直線状のエンボスラインが表面材に形成されており、二本のライン状表面ハーフカットと、破線状表面ハーフカット又は直線状のエンボスラインとで開孔掩蓋部が区画されていることを特徴とする蓋材。
【請求項2】
破線状表面ハーフカットが蓋材の中央部方向に凸形状の曲線状で、両端が対応するライン状表面ハーフカットとの接線方向に向いていることを特徴とする請求項1に記載の蓋材。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の蓋材が、被包装物を収容した容器の開口部周縁に、基材を容器側にして熱融着されていることで、容器が封止されていることを特徴とする包装体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−106775(P2012−106775A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−258107(P2010−258107)
【出願日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(000162113)共同印刷株式会社 (488)
【Fターム(参考)】