説明

虫捕獲器

【課題】虫を潰したり不快な後処理をせずに、簡単に捕獲と解放が可能な、虫捕獲器の提供。
【解決手段】突起の無い平面な底部をもつ容器1の底面2に虫捕獲用の穴を空け、この虫捕獲穴3を虫5にかぶせて容器自体を手でスライドさせる事により、虫5が容器1の中に移動し、虫5を捕獲する事ができ、また、虫5を捕獲後、虫逃走防止用蓋4を虫捕獲穴3にかぶせる事で捕獲した虫が容器1から逃げられないようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、虫を潰したり不快な後処理をせずに、簡単に捕獲と解放が可能な、虫捕獲器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、虫を捕獲する場合は、虫網やハエたたきや粘着剤や殺虫剤を使用していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開特許公開2008−22838
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
虫網で虫を捕獲する場合は壁に張り付いている虫の捕獲が困難であった。ハエたたきで叩いて虫を捕獲する場合は虫が潰れて体液で汚れてしまい、後始末も不快であった。粘着剤を使用する場合は後始末が不快であった。殺虫剤を使用する場合は空気が汚れて室内での利用では特に注意が必要であった。本発明は、この課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、突起の無い平面な底部をもつ容器1の底面2に虫捕獲用の穴3を空け、この虫捕獲穴3を虫5にかぶせて容器自体を手でスライドさせる事により虫5が容器1の中に移動する事で虫を捕獲する方式の虫捕獲器である。
請求項2の発明は、請求項1の虫捕獲器で虫5を捕獲後、虫5が逃げない様に一辺を底面2に接着して180度可動可能な虫逃走防止用蓋4を有する、蓋付き虫捕獲器である。
請求項3の発明は、請求項1の虫捕獲器で虫5を捕獲後、解放しやすくするための脱着式底面6を有する、底面脱着式虫捕獲器である。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、虫を潰す事なく簡単に捕獲し、解放する事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】四角形の底面を持つ、虫捕獲器の外観図である。
【図2】四角形の底面を持つ、蓋付き虫捕獲器の底面図である。
【図3】四角形の底面を持つ、蓋付き虫捕獲器の蓋が開いた状態を底面からみた外観図である。
【図4】四角形の底面を持つ、蓋付き虫捕獲器の蓋が閉じた状態を底面からみた外観図である。
【図5】円形の底面を持つ、虫捕獲器の外観図である。
【図6】四角形の底面を持つ、虫捕獲器で虫を捕獲中の図である。
【図7】底面を脱着し、虫を解放している図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の請求項1の実施形態を図6で説明する。容器1の虫捕獲穴3を虫にかぶせ、容器1を手でスライドさせる事により虫が容器内へ移動するので、虫5を潰す事なく捕獲出来る。
本発明の請求項2の実施形態を図3及び図4で説明する。図3のように容器1で虫5を捕獲後に、図4のように蓋4を虫捕獲穴3にかぶせて捕獲した虫5が容器の外へ逃げられないようにする。
本発明の請求項3の実施形態を図7で説明する。虫5を捕獲後に脱着式底面6を容器1から取り外す事で容器の開口部が大きくなり、虫5が解放しやすくなる。
他の実施形態として、虫捕獲器の容器1の形状は、底面2が平面であれば、四角柱型、四角錘型、円柱型、半球型などでも良い。容器1の形状を変形した場合は、底面2の形状も容器1の形状に適合するように変形する必要がある。
【符号の説明】
【0009】
1 容器
2 底面
3 虫捕獲穴
4 虫逃走防止用蓋
5 虫
6 脱着式底面
7 はめ合い凹部
8 はめ合い凸部
9 底面開閉用つまみ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
突起の無い平面な底部をもつ容器1の底面2に虫捕獲用の穴3を空け、この虫捕獲穴3を虫5にかぶせて容器自体を手でスライドさせる事により虫5が容器1の中に移動する事で虫を捕獲する方式の虫捕獲器。
【請求項2】
請求項1の虫捕獲器で虫5を捕獲後、虫5が逃げない様に、一辺を底面2に接着する事で180度可動可能な虫逃走防止用蓋4を有する、蓋付き虫捕獲器。
【請求項3】
請求項1の虫捕獲器で虫5を捕獲後、解放しやすくするための脱着式底面6を有する、底面脱着式虫捕獲器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−42698(P2013−42698A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−182405(P2011−182405)
【出願日】平成23年8月24日(2011.8.24)
【出願人】(506216132)
【Fターム(参考)】