説明

蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体

【課題】 本発明は、ソケットカバーを移動させるに際して、係止状態の解除動作を行う必要のない蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体を提供することを目的とする。
【解決手段】ソケットカバー20の移動に従動して回転する球状の球体41と、球体41を係止穴22に向かって押す弾性力を備えた弾性力復帰手段42とを設けたので、ソケットカバーを移動をさせるだけの動作でソケットカバー20とソケット取付部30の係合が力を要することなく解除され、ソケットカバー20を容易に移動させることが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蛍光灯を用いる照明器具である蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から蛍光灯のソケットにはカバーが装着され、そのソケットのカバーがソケットと蛍光灯の一部を覆う被覆位置と、蛍光灯全体を露出し、ソケットの一部が現れる露出位置とに移動するものがある(例えば、特許文献1に記載)。また、これらの中には、蛍光灯ユニット全体の組み立て工程が容易となるように、蛍光灯ユニットの枠に複数のレールを設け、そのレールに沿って装着され固定されるソケット支持台と、ソケットカバーがそのレール上に沿って動き、ソケットと蛍光灯の一部を覆う被覆位置と、蛍光灯全体を露出し、ソケットの一部が現れる露出位置とに移動するようになっているものもある(例えば、特許文献2に記載)。
【0003】
これら構造により蛍光灯の保護や落下防止となると共に、蛍光灯の脱着が容易に行えるものである。また、デザイン上の自由度や機能美も向上することになり、車両用の照明や店舗での照明において直接照明はもちろん間接照明にも採用されている。
【0004】
【特許文献1】実開平4−116308号公報(図3乃至図5)
【特許文献2】特開2006−49042号公報(図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体には、以下のような問題があった。
従来のソケットカバーの取付構造体では、プラスチック又は金属の凹凸の嵌め合わせによって係止状態と非係止状態を構成している。図6(A)には特許文献1のソケットカバー120の係止状態が示されている。係止状態を解除してソケットカバー120を移動するには、爪部108を矢印の方向へ広げることにより係止状態を緩めてからソケットカバー120を移動させるようにすることが必要である。また、移動後に、爪部108が穴109に嵌合し係止した後の解除も、爪部108を広げ、係止状態を解除することが必要である。
【0006】
また、図6(B)には特許文献2のソケットカバー120の係止状態が示されている。この係止状態を解除してソケットカバー120を移動するには、ソケットカバー120を矢印の方向に両側から押して係止凹部122と係止突部125との係止状態を緩めてから移動させることが必要となる。
【0007】
以上のように、ソケットカバーを被覆位置と露出位置とに移動させるに際し、係止状態を解除させる動作が必要となり、蛍光灯ユニットの殆どが、高所に設けられていることから、力が入り難く係止状態が強固になされている場合には蛍光灯の交換作業の作業性が更に不便なものとなっていた。
【0008】
そこで、本発明は、ソケットカバーを移動させるに際して、係止状態の解除動作を行う必要のない蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1記載の蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体は、本体ケースに取り付けた蛍光灯のソケットを被覆する被覆位置と、前記ソケットを露出する露出位置との二位置間をスライド移動可能なソケットカバーを前記本体ケースに取り付けた蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体において、該ソケットカバーに設けられ前記ソケットカバーが前記被覆位置に位置する場合に係止状態を構成する係止穴と、前記本体ケースに前記ソケットを取付固定するためのソケット取付部に設けられ前記係止穴と嵌合して係止状態を構成する係止機構とを設け、当該係止機構は、前記ソケットカバーの移動に従動して回転する球状の球体と、当該球体を前記係止穴に向かって押す弾性力を備えた弾性力復帰手段とからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体は、本体ケースに取り付けた蛍光灯のソケットを被覆する被覆位置と、前記ソケットを露出する露出位置との二位置間をスライド移動可能なソケットカバーを前記本体ケースに取り付けた蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体において、前記ソケットカバーが前記被覆位置に位置する場合に係止状態を構成する係止穴と、前記本体ケースに前記ソケットを取付固定するためのソケット取付部に設けられ前記係止穴と嵌合して係止状態を構成する係止機構とを設け、当該係止機構は、前記ソケットカバーの移動に従動して回転する球状の球体と、当該球体を前記係止穴に向かって押す弾性力を備えた弾性力復帰手段とを設けたので、ソケットカバーを移動をさせるだけの動作でソケットカバーとソケット取付部の係合が力を要することなく解除され、ソケットカバーを容易に移動させることが出来る。また、係止機構の弾性力により安定した係止強度が保たれ、ソケットカバーとソケット取付部の係止状態が安定して保たれている。
以上の構成により作業性が向上し蛍光灯の取り外し作業が簡便となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1乃至図4に基づいて、本実施形態を以下に説明する。
図1(a)は、本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にある蛍光灯ユニット100を示す正面図である。図1(b)は、本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にある蛍光灯ユニット100を示す平面図である。図2(a)は、本実施形態のソケットカバー20を示す左側面図である。図2(b)は、本実施形態のソケットカバー20を示す正面図である。図3(a)は、本実施形態のソケット取付部30を示す左側面図である。図3(b)は、本実施形態のソケット取付部30を示す正面図である。図4は、図1(a)に示す蛍光灯ユニット100の右側面図である。
【0012】
図1(a)及び図1(b)に示すように、蛍光灯ユニット100は、本体ケース50に蛍光灯1と、トランスユニット70と、ソケットカバー体10とが組付けられ構成されている。
蛍光灯1は、蛍光塗料が発光する長軸管状の蛍光ガラス管2と、ソケット5に接続される円筒状のランプ口金3とで構成されており、蛍光灯ユニット100の両側に設けられたソケットカバー体10の間に装着されている。
【0013】
図1又は図4に基づいて本体ケース50を詳述する。
本体ケース50は、蛍光灯ユニット100全体を店舗の内壁・外壁や鉄道や車両の壁面や天井壁面に装着することが出来るようにユニット固定片55が、又そのユニット固定片55にはビスで固定できるようにユニット固定穴56が設けられている。ユニット固定片55と段差をおいて天井飾り部53が設けられ天井面としての飾り部となっている。その天井飾り部53の右上方には、蛍光灯1の光を上下方向に反射させるために、蛍光灯1を覆うような形状で蛍光灯ユニット100の長手方向に沿って上反射板51と下反射板52とが設けられている。
【0014】
また、上反射板51と下反射板52との間には、蛍光灯ユニット100の長手方向に沿って一部を切り欠いた断面円状の溝が中央と上下に設けられ、それぞれ中央レール58と上下レール57となっている。ソケット取付部30を溝に沿って移動可能とするため、中央レール58は、ソケット取付部30のソケットレール足33と嵌合する構造となっている。また、同様にソケット取付部30を上下の溝に沿って移動可能とするため、上下レール57は、ソケットカバー20の2本のソケットカバーレール足21と嵌合する構造となっている。上下レール57のソケットカバー20付近にはソケットカバー20が被覆位置から更に蛍光灯ユニット100の中央に移動しないように若しくは上下レール57から離脱しないように、棒状のストッパー59が溝に起立して埋め込まれている。
更に、上下レール57より内部には、蛍光灯ユニット100の長手方向に沿って溝が形成され、蛍光灯用ハーネス79が収納できる空間が設けられている。
【0015】
図1又は図4に基づいてトランスユニット70を詳述する。
トランスユニット70は、トランス71を内蔵するボックス状のトランスケース77と、トランス71から延びるハーネス73と、他の蛍光灯ユニット100や電源と連結するコネクタ75とで構成されている。
【0016】
トランスケース77は、蛍光灯ユニット100のほぼ中央に金属のL字状のトランス固定板76によって、ビスで本体ケース50に固定されている。ハーネス73は、トランス71からコネクタ75間をハーネスカバー72によって被覆されている。
コネクタ75は、金属のL字状のコネクタ取付板74によって、ビスで本体ケース50に固定されている。
【0017】
また、トランス71からはハーネス73だけでなくソケット5に接続される蛍光灯用ハーネス79も延設されている。
本体ケース50やトランスユニット70の外周には外部と内部に温度差が生じ結露を発生させないように断熱材60が取り付けられている。
【0018】
図1乃至図4に基づいて取付構造体としてのソケットカバー体10を詳述する。
ケットカバー体10は、ソケット5と、ソケットカバー20と、ソケット取付部30とで構成されている。
ランプ口金3と接続されるソケット5は、円筒状に形成され後述するソケット取付部30にビスで固定され、ソケット5内部で蛍光灯用ハーネス79と接続することで蛍光灯用ハーネス79を介してトランス71から蛍光灯1に電力を供給している。
【0019】
ソケットカバー20は、図2に示すようにソケット5や蛍光灯1を覆うように断面円状であって筒状のカバー体23が設けられており、そのカバー体23は一部上方を切り欠いて形成されている。その切り欠いた上方の両側には、ソケットカバーレール足21が2本設けられ、本体ケース50の上下レール57に嵌合する形状となっている。一方のソケットカバーレール足21とカバー体23との中間部分には、係止状態を構成するための係止穴22が穿設されている。
【0020】
ソケット取付部30は、図3又は図4に示すように、ソケット5の形状に合わせ断面円状であって筒状のソケット取付体31が設けられており、そのソケット取付体31は上方にソケット取付部30を支持するための支持体34が設けられている。ソケット取付体31の内周には、ソケット5を装着するためのソケット固定片38が厚み方向に亘って形成されており、そのソケット固定片38に沿うように、ビス又はボルトによりソケット5とソケット蓋39を共に固定するためのソケット固定溝32が形成されている。
【0021】
支持体34の上方中央には、ソケットレール足33が2本設けられ、本体ケース50の中央レール58に嵌合する形状となっている。ソケットレール足33は、中央レール58上にビスで固定できるように、固定孔37が穿設されている。また、支持体34の中間部分には係止状態を構成するためのロック構造体40が設けられている。
【0022】
係止機構としてのロック構造体40は、ロック用ボール41とバネ42が内蔵されている。ロック用ボール41は、球状の金属の球体で構成されており、バネ42は、金属製のスプリング状に構成されている。
ロック用ボール41は、バネ42の弾性力によって常に支持体34内部から外部に向かい押されており、ロック用ボール41の一部が支持体34外壁より突出している。また、ロック用ボール41は、図3にある位置以上に支持体34外部へ露出しないように支持体34の外壁で堰止められ、バネ42のスプリング状の端円で保持されている。
ロック構造体40の内部は、ロック用ボール41がバネ42の弾性力に抗して内部に入り込むことが出来るようにロック用ボール41の円周と同一よりやや大きめの円筒状の空間となっている。
【0023】
(本実施形態の作用及び効果)
以下、本実施形態の作用及び効果を図5に基づいて説明する。
図5(a)には、本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にある蛍光灯ユニット100の一部を示す正面図が示され、図5(b)には、本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にある蛍光灯ユニット100の一部を示す平面図が示され、図5(c)には、本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にあるソケット取付部30のロック構造体40の拡大作用図が示されている。
被覆位置では、ソケット5全体と、蛍光ガラス2の一部が被覆されている。
【0024】
図5(a)乃至図5(c)はソケットカバー20が被覆位置にある係止状態を示しており、ソケットカバー20に設けられている係止穴22に、ソケット取付部30にあるロック構造体40のロック用ボール41が係合した状態となっている。ロック用ボール41は、バネ42の弾性力により常に係止穴22の方向に押されているため、ソケットカバー20が、ソケット取付部30にあるロック構造体40により係止されている。このような構造により、ロック用ボール41と係止穴22の係合を解除する程度に弾性力を抗して、ロック用ボールがソケット取付部30の外壁まで沈み込む程度の力を掛けない限りは、ソケットカバー20が動くことがなく係止される。
また、バネ42の弾性力により常に係止穴22の方向に押されているために多少の振動があっても係止状態が解除されることはなく、安定した係止状態が保たれることになる。
【0025】
また、図5(d)には、本実施形態のソケットカバー20が露出位置にある蛍光灯ユニット100の一部を示す正面図が示され、図5(e)には、本実施形態のソケットカバー20が露出位置にある蛍光灯ユニット100の一部を示す平面図が示され、図5(f)には、本実施形態のソケットカバー20が露出位置にあるソケット取付体30のロック構造体40の拡大作用図が示されている。
露出位置では、ソケットカバー20の一部と、蛍光灯1全体が露出している。
【0026】
図5(d)乃至図5(f)はソケットカバー20が露出位置にある係止解除状態を示しており、ソケットカバー20に設けられている係止穴22と、ソケット取付部30にあるロック構造体40のロック用ボール41とが離れた状態となっている。
【0027】
前述した被覆位置から露出位置へ変化するまでの間に係止状態の解除が行われるが、被覆位置からソケットカバー20を上下レール57に沿ってスライド移動させるとき、スライド移動に伴い球体41が、回転し係止解除の案内をすると同時にバネの弾性力に抗じて球体41が沈み込み係止穴22から外れてゆく。そして、球体41は、ソケットカバー20の内面に沿って回転し、ソケットカバー20を案内する。
【0028】
このとき、球体41は、球状であるため、ソケットカバー20が移動する際の摩擦抵抗は、面ではなく点で接触するために抵抗が少なく、また、球体41が自由に回転することができるために、更に抵抗が少なくなる。従って、小さな力でソケットカバー20の係止状態を解除することができる。
以上のことからソケットカバー20を移動させる動作だけで被覆位置での係止状態を解除することができるので、蛍光灯1の交換作業が容易となる。
【0029】
また、この移動動作において、もし被覆位置を通り過ぎてもソケットカバー20は、ストッパー59に遮られ被覆位置から更に蛍光灯ユニット100の中央へ移動することはない。又、逆に、もし露出位置を通り過ぎてもソケットカバー20は、ストッパー59に遮られ露出位置から更に蛍光灯ユニット100の外部即ち蛍光灯ユニット100から外れることはない。
【0030】
(1)以上のことからソケットカバー20を移動させる動作だけで被覆位置での係止状態を解除することができるので、特に係止状態を解除する動作を行わなくともソケットカバー20の移動が簡単に行え、蛍光灯1の交換作業が容易となる。
【0031】
(2)ソケットカバー20の係止状態を解除する際、球体41の球形状によりソケットカバー20の内面との接触面が少なく摩擦抵抗が少ないため、小さな力でも係止状態の解除ができる。
【0032】
(3)ソケットカバー20の係止状態を解除する際、ソケットカバー20に従動して球体41が回転するため、ソケットカバー20の内面との摩擦抵抗が少くなり小さな力でも係止状態の解除ができる。
【0033】
(4)ソケットカバー20の係止状態を解除した後も、ソケットカバー20に従動して球体41が回転することにより、ソケットカバー20の内面との摩擦抵抗が少くなりスムーズにソケットカバー20を露出位置に案内誘導することができ、また少ない力での移動が可能となる。
【0034】
(5)上記(4)の効果に加え、ソケットカバー20が上下レール57上に沿って移動するため、偏って移動し難くなることはなく、更にソケットカバー20は容易に移動可能となる。
【0035】
(6)バネ42の弾性力により常に係止穴22の方向に押されているため、多少の振動があってもソケットカバー20とロック構造体40の係止状態が簡単に解除されることはない。特に鉄道車両、自動車、大型自動車、飛行機に代表される乗り物に使用されることで、上記の効果が更に発揮される。
【0036】
(7)図6の従来例のようにソケットカバー120に同一部材で係止爪108を設ける場合とは異なり、ロック構造体40をソケットカバー20やソケット取付部30とは別の部材で構成しているため、係止状態の強度調整が可能である。例えば、バネ42強度の変更により係止状態の強度が変更できる。
【0037】
(他の実施形態への変更例)
以上説明した実施形態を他の実施形態へ変更した例を以下に示す。
・以上の本実施形態では、弾性力復帰手段をスプリングによるバネ42で構成したが、板バネや弾性樹脂や油圧などの弾性力が発生するものであれば、特に素材又形状を限定する必要はない。
【0038】
・以上の本実施形態では、ロック構造体40(係止機構)をソケット取付部30に設けた例を示したが、ソケットカバー20にロック構造体40(係止機構)を設け、係止穴22をソケット取付部30又は本体ケース50に設ける構造であっても良く、上記(1)乃至(7)と同様な効果が得られる。
【0039】
・以上の本実施形態では、ロック構造体40(係止機構)をソケット取付部30に組み込んだ状態のものを示したが、修理による交換や係止強度の調整ができるように、ロック構造40体自体が脱着されるものであっても良い。
【0040】
・以上本実施形態の蛍光灯ユニット100におけるソケットカバー20の取付構造体は、鉄道の車両、自動車、乗り物、建物内や街頭などに用いられる蛍光灯1に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】(a)本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にある蛍光灯ユニット100を示す正面図である。 (b)本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にある蛍光灯ユニット100を示す平面図である。
【図2】(a)本実施形態のソケットカバー20を示す左側面図である。 (b)本実施形態のソケットカバー20を示す正面図である。
【図3】(a)本実施形態のソケット取付部30を示す左側面図である。 (b)本実施形態のソケット取付部30を示す正面図である。
【図4】蛍光灯ユニット100の右側面図である。
【図5】(a)本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にある蛍光灯ユニット100の一部を示す正面図。 (b)本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にある蛍光灯ユニット100の一部を示す平面図。 (c)本実施形態のソケットカバー20が被覆位置にあるソケット取付部30のロック構造体40の拡大作用図である。 (d)本実施形態のソケットカバー20が露出位置にある蛍光灯ユニット100の一部を示す正面図。 (e)本実施形態のソケットカバー20が露出位置にある蛍光灯ユニット100の一部を示す平面図。 (f)本実施形態のソケットカバー20が露出位置にあるソケット取付部30のロック構造体40の拡大作用図である。
【図6】(A)(B)従来のソケットカバー120の係止状態を解除するための作用図。
【符号の説明】
【0042】
1.・・・蛍光灯、2・・・蛍光ガラス管、3・・・ランプ口金、4・・・ランプピン、5・・・ソケット、
10・・・ソケットカバー体(取付構造体)、
20・・・ソケットカバー、21・・・ソケットカバーレール足、22・・・係止穴、
23・・・カバー体、24・・・固定ビス、
30・・・ソケット取付部、31・・・ソケット取付体、
32・・・ソケット固定溝、33・・・取付部レール足、34・・・支持体、
37・・・固定孔、38・・・ソケット固定片、39・・・ソケット蓋
40・・・ロック構造体(係止機構)、41・・・ロック用ボール(球体)、
42・・・バネ(弾性力復帰手段)、
50・・・本体ケース、51・・・上反射部、52・・・下反射部、
53・・・天井飾り部、54・・・引掛部、55・・・ユニット固定片、
56・・・ユニット固定孔、57・・・上下レール、58・・・中レール、
59・・・ストッパ、
60・・・断熱材、
70・・・トランスユニット、71・・・トランス、72・・・ハーネスカバー、
73・・・ハーネス、74・・・コネクタ取付板、75・・・コネクタ、
76・・・トランス固定板、77・・・トランスケース、79・・・蛍光灯用ハーネス、
100・・・蛍光灯ユニット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ケースに取り付けた蛍光灯のソケットを被覆する被覆位置と、前記ソケットを露出する露出位置との二位置間をスライド移動可能なソケットカバーを前記本体ケースに取り付けた蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体において、
該ソケットカバーに設けられ前記ソケットカバーが前記被覆位置に位置する場合に係止状態を構成する係止穴と、前記本体ケースに前記ソケットを取付固定するためのソケット取付部に設けられ前記係止穴と嵌合して係止状態を構成する係止機構とを設け、当該係止機構は、前記ソケットカバーの移動に従動して回転する球状の球体と、当該球体を前記係止穴に向かって押す弾性力を備えた弾性力復帰手段とからなることを特徴とする蛍光灯ユニットにおけるソケットカバーの取付構造体。

【図1】
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【図4】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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