蝋燭及び発光体ライトショー
蝋燭組立品は、ベースから延出して内部空間を画定する光透過性側壁を有するベースを含む。光源は、内部空間内に配置された電源回路を含む。光透過性シースが側壁周囲に配置され、この側壁から放射状に離間されている。側壁の頂端は蝋燭取替部を保持するように用いられる。側壁及びシースの少なくとも一つは、蝋燭取替部の少なくとも頂部まで延びるようにその高さが調整され、光源からの光の透過によって蝋燭取替部の本体が見えないようにすることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2006年2月16日に出願された米国特許出願番号第11/355,585号の一部継続出願であり、2005年12月21日に出願の米国仮出願番号第60/754,088号の特典を請求する。米国特許出願番号第11/355,585号は、2004年2月17日に出願された米国特許出願番号第10/780,028号(1999年12月21日に出願された米国特許出願番号第09/468,970号の一部継続出願である、2000年12月20日に出願された米国特許出願番号第09/747,545号、現在、米国特許第6,802,707号の一部継続出願である)の一部継続出願であり、また、2005年5月31日に出願された米国特許出願番号第11/140,683号(2004年2月17日に出願された米国特許出願番号第10/780,028号の一部継続出願である)の一部継続出願であり、さらに、2005年3月31日に出願された米国特許出願番号第11/096,753号の一部継続出願である。
【0002】
本出願もまた、2005年10月3日に出願の米国仮出願番号第60/723,166号の特典を請求する。全ての上記の先行出願の特典を請求し、従って、これらの出願は、その全体が参照することによって本明細書に組み込まれている。
連邦政府支援による研究開発に関する引例
【0003】
該当なし
【0004】
該当なし
【0005】
本発明は、一般に、ボーティブ(votive:誓願)組立品(assemblies)に係り、より詳細には、サウンドショー及び/又はライトショーを有するボーティブ組立品に関する。
【背景技術】
【0006】
音及び/又は光を発する種々のマルチセンサー型の蝋燭組立品が公知である。一例としては、蝋燭組立品は、開口頂端部を取り囲む凹状段付リングを有する円筒形容器の内部に配置された芯を含む蝋燭を有する。円形遮光体は、開口頂端部に嵌入され、凹状段付リングに支持された外周フランジを有する。
【0007】
他の例としては、蝋燭ホルダは、蝋燭ホルダのベースから延出する蝋燭棒を受け取るための燭台(スタンダード)を有する。燭台は、その上端に、外側に湾曲したフランジを有する蝋燭棒を受け取るための受け口(ソケット)を有する。漏斗形の先割れ管が受け口内に配置されている。先割れ管は、受け口の湾曲したフランジに支持されている外側に湾曲した外周フランジを有する。キャップは、受け口の外側に湾曲したフランジに跨って、先割れ管の上方で離間された受け口の周縁部によって支持される。
【0008】
取付台から上へ延出する中空円筒形本体部分を有する電気蝋燭が知られている。ボーティブ蝋燭は、中心切頭円錐形リムから外側へ放射状に延出する複数の腕を有するブラケットによって本体部分開口上端部内に担持される。ボーティブ蝋燭は、リムの内部で担持され、腕の周縁部は、本体部分の開口上端部において凹状の内部環状リムによって支えられる。
【0009】
いくつかの場合において、蝋燭は、管状外被に含まれる蝋本体を有する一定して立炎する炎を有する。バネは、熱絶縁性カバーによって外被の開口端部に沿って支持されている芯に向かって上方へ蝋本体を付勢する。芯は、カバーの中心開口を介して延出し、ワイアによって一定の立炎位置で保持される。外側に湾曲した周囲リップが立面図の位置で保持される。カバーの外側に湾曲した周囲リップは、管状外被内の周囲凹部内で支持される。
【0010】
一例を挙げると、装飾用発光(luminary)製品は、蝋燭又は蝋燭を含む蝋燭ホルダを有する。発光製品は、発光製品の形状に合わせて変形可能な熱収縮ポリマーで成形された装飾的ウェブを有する。このウェブは、蝋燭が燃えるときに視覚的な効果を提供するために、蝋燭を燃焼させることによって発生する熱に反応する、熱発色性インク又は顔料によって装飾されている。
【0011】
他の例としては、メロディ蝋燭は、芯と並列されて蝋燭内に埋め込まれた光ファイバを有する。光ファイバは、蝋燭を点火した時、光が、光ファイバを通って、光センサに伝達されてメロディが演奏されるように、メロディ生成装置を制御する光センサに接続されている。光ファイバは、蝋燭が点火されていない時に感光センサに周囲光が伝達されるのを防止する濃暗色に変化する変色顔料が塗布されている。芯が点火されると、点火された芯から発生する熱によって変色顔料が透明になる。これによって、光ファイバを光が下方に移動し、メロディ再生装置を起動させて、メロディ演奏が開始される。
【0012】
他のメロディ蝋燭組立品は、軸方向に配置された芯を有する蝋燭と、芯に沿って配置された熱応答性圧電ストリップと、を有する。芯が点火されると、熱応答性ストリップによって炎からの熱が、蝋燭ベース内の電子を活性化することによって変換され、メロディ、歌、又は声楽演奏などが開始される。
【0013】
更に他のメロディ生成蝋燭は、音楽を奏でる埋込み式の集積回路を有する。より糸状の光学ファイバが、点火された芯から、集積回路に動作可能に接続された光センサへ、光を伝達する。蝋燭は、より糸状の光学ファイバを介してセンサへ伝達された光に合わせて、感光センサの感度を調整する光反射器を更に含む。
【0014】
更なるメロディ蝋燭組立品は、底面に一つ以上の凹部を有する蝋燭と、蝋燭の底面に延出する下端を有する芯と、を有する。蝋燭は、軸方向に埋め込まれた光ファイバを有する。更にまた、蝋燭組立品は、また、一つ以上の開口と芯が延びる中心穴とを更に有する。蝋燭組立品は、メロディ再生装置と、メロディ再生装置を作動させる用意をするために、芯からの光を感知するための芯の下端の反対側に形成された中心穴に挿入された光センサと、を有する。
【0015】
他のメロディ蝋燭は、通常の状態では光を遮蔽するために、黒っぽい色を保ち、蝋燭の燃焼した場合、熱が印加され透明色に変化する光ファイバをコーティグするための変色顔料を使用する。
【0016】
他の例において、蝋燭装置は、炎元に応答するように用いられる炎応答回路と、無線周波数信号に応答するように構成された受信回路と、を有する。炎応答回路と受信回路は、電子再生装置、電気機械装置、又は光源装置に結合される。
【0017】
更なる蝋燭装置は、底部と、底部に形成された集積回路を有する音楽ジェネレータを含む区画と、を有する容器内に格納された蝋燭本体を含む。この集積回路は、蝋燭の点火された芯の蝋燭炎の有無に応答して集積回路を起動させるスイッチ手段によって制御される。スイッチ手段は、感光レジスタに結合された光ファイバ部材、感熱レジスタに結合された伝熱線、又は赤外線レジスタに結合された伝熱線を有する。赤外線レジスタは、加熱された伝熱線によって発せられる赤外線輻射を検出する。
【0018】
変色蝋燭は、蝋燭本体内の芯と並列かつ隣接するように埋め込まれたより糸状の光ファイバを有する。光ファイバは、蝋燭本体内に埋め込まれた電子に動作可能に接続される。より糸状の光ファイバを透過する光の検出に応答して、電子は、蝋燭本体のカラーを一つ以上の点灯される発光ダイオードの、いずれかの色に変色させる一つ以上の発光ダイオードを起動させる。
【0019】
また他の例において、蝋燭は、蝋燭本体内で軸方向に配置された芯内に、光ファイバケーブルなどの光導体を含む。光導体は、蝋燭が点火された時、光導体に沿って伝送された蝋燭の光がトリガとなって音楽を再生させる、音楽生成電子回路に連結されている。
【0020】
他の例において、蝋燭は、蝋燭が磁石系メカニズムをトリガさせる程蝋量を燃焼した場合、蝋燭の炎を消すように作用する蝋燭消炎組立品を有する。磁石系蝋燭の消炎メカニズムは、芯ホルダを有する蝋燭と、第1の極性を有する第1の磁石と、を有する。蝋燭は、第2の極性を有し、蝋燭の下方に配置されている第2の磁石を覆うように、配置されている。第1と第2の磁石は、第1の磁石の第1の極性が第2の磁石の第2の極性によって反発されるように位置決めされる。しかしながら、蝋燭は、最初、第1と第2の磁石の反発力よりも大きく、蝋燭が直立した状態で保たれるだけの量を有する。蝋燭が十分に溶けると、溶けた蝋の溜まりができる。ある量の蝋が消費された後、両磁石間の反発力が、蝋燭の重量よりも大きくなり、これによって、蝋燭は、溶けた蝋の溜まりへ傾いて、炎が消される。
【0021】
他の例において、蝋燭支持構造は、蝋燭が地震などの振動によって、蝋燭がひっくり返ることを防止するように設計されている。構造は、従来の蝋を形態化した蝋燭本体のベースの穴に差し込む心環(シンブル)状の装置からなるように見える。心環と蝋燭とは受容体上で受け取られる。心環と蝋燭とが受け取られる受容本体上の位置には、燃焼している蝋燭から蝋燭の蝋滴を受け取る受け皿状の構造に、面一埋め込まれた永久磁石を有する。蝋燭は、最初に心環を受け取り、さらに、蝋燭がその下方にある心環及び永久磁石が過熱されないようにするための穴をベース内に有するように設計されている。
【0022】
また他の例において、磁気蝋燭ホルダ組立品は、そのベースに磁石が接着される蝋燭ホルダを有する。また、この組立品は、磁気材料を含む爪付受皿を有する。受皿は、従来の蝋タイプの蝋燭のベースへ挿入され、受皿と蝋燭とは磁石の上に置かれる。蝋燭ホルダに接着された磁石と、蝋燭のベースに挿入された磁気材料を備えた受皿との間の磁気引付け力によって、蝋燭が蝋燭ホルダに固着される。
【0023】
点灯された表示装置は、可視のスペクトルで同時に発色し、表示装置に配置された半透明の物体を選択的に照射することができる3個の発光ダイオードを含むベースを有する。これらのダイオードは、ベースの上面下と、ベース内に配置された中央位置光路内に位置決めされる。半透明の物体支持部は、ベースの上面の上に取り外し可能に配置され、LEDによって発光された光をさらに拡散及び分散させる。半透明の物体支持部は、平らなシート状の半透明材料又は蝋燭ホルダであってもよい。
【0024】
また更なる例において、蝋燭棒の要素は、離間された少なくとも二つの開口と、光ファイバの下端が延出される中心穴と、蝋燭棒の要素の上部に形成された各開口を覆って移動可能に突出するスイッチノブを有するメロディ生成装置と、を有する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0025】
本発明の一実施の形態によれば、蝋燭組立品は、内部空間を画定しベースから延出している光透過性側壁を有するベースを含む。電源回路を含む光源が内部空間内に配置される。光透過性シース(鞘部)が側壁周辺に配置され、シースは側壁から放射状に離間されている。側壁の頂端部は、蝋燭取替部(candle refill)を保持するように構成されている。側壁とシースの少なくとも一つの高さは、蝋燭取替部の本体の少なくとも頂部まで延出され、これにより、光源からの光の透過によって取替部の本体を見えないようにすることができる。
【0026】
本発明の他の実施の形態によれば、蝋燭組立品は、光の組立品と、この組立品と協働する制御装置と、を含む。また、蝋燭組立品には、底端と上端部光透過性側壁を含むライトパイプ(light pipe)が設けられ、このライトパイプは、蝋燭を支持するように構成され、内部空間を画定する。ライトパイプの底端は、光組立品の少なくとも一つの光源に隣接して配置され、少なくとも一つの光源からの光透過が可能となる。
【0027】
本発明のまた他の実施の形態によれば、内部空間を取り囲み、第1の端面と第2の端面の間を延びる、光伝導性側壁を含むライトパイプを含む。側壁の一部は、蝋燭取替部を支持するように構成されている。光源は、第1の端面に隣接するように位置決めされる。光伝導性シースは、ライトパイプの周囲に配置され、ライトパイプから放射状に離間され、光源から光の透過によって、蝋燭取替部の本体を見えないように構成されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
本発明の他の態様は、図面及び以下の詳細な説明を考慮に入れることによって、より明確となり、様々な図面において種々の実施の形態における同様の構成要素には、同様の参照番号が付される。
【0029】
図1〜5を参照すると、蝋燭組立品100は、支持台102、溶融皿104、芯ホルダ106、芯108、及び燃料要素(fuel element)110を含む。支持台102は、受け皿状に形成され,中央に配置された毛管台座(capillary pedestal)112を含む溶融皿104を支持する。任意の装飾的エッチング114が溶融皿104の上部露出面に施されることで、人を引きつけ、又は、視覚的な情報が与える。芯ホルダ106は、毛管台座112に嵌合するベース部116と、細長い円筒形胴部118形状の芯保持スリーブと、ひれ状部120などの熱伝導要素を含む。胴部118は、芯の一部が胴部より上に露出した状態でベース部116から延出するように、芯108を受け取る。燃料要素110は、芯ホルダ106に沿って、及びその周辺に配置され、芯108が延びるダクト(導管)又はスロット122を含む。スロット122は、芯108がこのスロット122を通って延びることができるだけの幅W1と、ひれ状部120の少なくとも一部を受け取ることができるだけの長さl1を有する。一実施の形態において、燃料要素110は、約15gの蝋量を有し、溶融皿の蝋燭100は、燃料が完全に消費されるまで、燃料要素110と同一の燃料において、約3時間〜約3時間半、連続的に燃焼する。
【0030】
図2に示すように、芯ホルダ106のベース部116は、略円錐形のベーススカート部126に取り囲まれた端板124と、ベーススカートから上方へ延びる胴部118ならびに胴部及び端板124から延びるひれ状部120を含む上部と、を含む。胴部118が毛管台座に配置された時に、直立、又は、略垂直の向きで維持されるように毛管台座112に沿って及びその周辺にぴったり嵌合するように用いられる。ベーススカート126は、端板124を貫く、凹み(indentation)又はスペーサ128と穴130とを含む。例えば、穴130によって、鋼鋲132又は磁石(図示せず)などの強磁性構造は、穴130を介して、ベース部116に固着され、これによって、芯ホルダ106は、磁力によって毛管台座130に沿って剥離可能に固着され得る。芯が端板を介して延びることができるように、胴部118は、芯を保持するように締まり嵌め又は締め代嵌めのいずれかによって芯108を受け取るように大きさが決定され、端板124を介して芯が延出できるように端板124内で開口134を画定する。ひれ状部120は、胴部118の反対側の両外側横方向に延出し、胴部より上方へ延出する。一実施の形態において、ひれ状部120は、炎の輪郭を模倣するように形付けられる。他の実施の形態において、ひれ状部120は、正方形、円形、楕円形、三角形、又は他の非幾何学的形状を有していてもよく、また他の実施の形態において、ひれ状部120は、2004年9月10日に出願され、その全体が本明細書中に参照することによって組み込まれている米国特許第特許出願第10/939,039号に全体が記載されているような、絶縁領域(図示しない)を有していてもよい。ひれ状部120は、芯108上で燃える炎から燃料要素110へ向かって外側へ熱を伝導するための相対的に薄肉の細片状の金属などの熱伝導性材料である。一実施の形態において、芯ホルダ106は、折返部136の回りでカットされ折られた一枚のアルミニウムシートから作られ、対向側部140及び142と、ベーススカート126内のチャネル又はギャップ144の間で毛管空間138を形成する。他の実施の形態において、芯ホルダ106は、セラミック、他の金属、耐熱プラスチックなどの他の耐熱材料から他の方法によって形成され得る。芯ホルダ106は、鋼(スチール)などの強磁性材料から形成される場合、スチールリベット132は、必要に応じて、省略されてもよい。二つの側面140と142は、任意の好適、例えば、熱ひれ状部120内の穴148を貫通してリベット146、半田付け、クリップ、耐熱接着剤などのような任意の便利な手段によって、互いに接着される。ギャップ144と穴130によって、燃料要素110から溶融した燃料材料は、ベーススカート126の下方へ滴下又は浸潤することができ、毛管空間138は、溶融した燃料材料が毛細管現象によって、ひれ状部120を上方へ渡ることができ、これによって消費されない芯領域150において燃料を提供する。このような毛管現象の例は、2004年9月10日に出願され、本明細書中にその全体が参照することによって組み込まれる米国特許第特許出願第10/938453号に記載されている。
【0031】
図3に詳細に示されているように、燃料要素110は、燃料材料の本体152を含み、上面154と下面156を有する。燃料要素110は、一実施の形態において、蝋パックであり、他の実施の形態おいては、他の形状を有してもよいし、固体もしくは半固体状、或いは、室温で固定された形態において維持可能な、パラフィン又は動物性脂肪などの他の溶解可能又は流動可能な燃料材料を含む。燃料要素110の下面156は、芯ホルダ106のベース部116にぴったり合うように形付けられる上部キャビティ壁160を有するキャビティ158を画定する。スロット122は、上面154からキャビティ壁160へ延出し、キャビティ壁の幅W2よりも小さい上面の幅W1を有する。幅W1は、燃料要素110からの溶融蝋が、芯108と係合しなくても、スロットから外れたり、下へ飛び散ったりしないように、又は、違うやり方を用いるようにする。幅W1は、スロットから外れたり、スロットから下へ飛び散ったりする時に、スロット122の上部近くから溶融された燃料材料が芯108との係合を確実とすることができるように狭小であることが好ましい。一実施の形態において、幅W1は、スロット122の上端において芯の直径よりも約0.02インチ(0.5mm)以上大きくなってはいけない。また他の実施の形態において、幅W1は、締め代嵌めが芯とスロット122の上端における本体152の間に存在するように芯108の幅よりも小さい。更なる実施の形態において、幅W1は、約0.12インチ(3mm)以下である。芯108は、約0.1インチ(2.5mm)の直径を有する。また、更なる実施の形態(図示なし)において、スロット122は、最初、芯108の直径よりも約0.02インチ(0.5mm)大きい幅を有し、これによって、スロット122への芯108と芯ホルダ106の挿入が容易になり、スロットは、引き続いて、幅W1が芯の直径よりも約0.02インチ(0.5mm)未満になるように第2の製造ステップにおいて更なる燃料材料を充填する。
【0032】
図4に示されるように、支持台102は、一般にボウル形である上部チャンバ162内において溶融皿104を支持する。一実施の形態において、接着剤166によって上部チャンバ162の側壁164に固着されることによって、溶融皿と支持台102の中間壁170との間にエアスペース168が形成される。エアスペース168が、溶融皿と支持台102の間に絶縁を提供し、溶融皿から支持台までの熱のロスが削減される。他の実施の形態(図示なし)において、溶融皿104は、接着剤166が両間に配置された中間壁170と隣接しており、溶融皿と中間壁の間にエアスペース168は全く形成されない。当然、溶融皿を支持するために溶融皿104の他の構成及び支持構造も好ましく適用される。
【0033】
燃料要素110の一実施の形態において、スロット122は、上部表面154において長さl1を有し、これが、下部表面156の長さl2より長い。長さl1は、ひれ状部120の最大幅Wfよりも短く、長さl2は、熱ひれ状部最大幅Wfより長い。上記に記載されている通りに、スロット幅w1とw2に加えて、wfに関してのこのようなスロット長l1と長さl2の構成は、芯ホルダ106を下部表面156からスロット内に完全に挿入することを容易にする。スロット122とキャビティ158のこのような構成によって、下部表面156よりむしろ上部表面154を介してスロットへひれ状部120が挿入された場合、スロットが芯ホルダを完全に受容しないようにし、これによって、燃料要素110及び芯ホルダ106が組立不良となることを防止又は阻止する。
【0034】
図5に示されるように、溶融皿104の一部、毛管台座112、芯ホルダ106、燃料要素110、及び芯108が組み立てられ、ユーザによって使用又は最初の点火の準備ができている状態が示されている。一実施の形態において、毛管台座112は、溶融皿104の床部176と、毛管台座112の頂壁178の間の中間位置で周りに伸びている環状溝174を有する傾斜側壁172とを含む。磁石180は、接着剤182によって頂壁166の下側に固着される。他の実施の形態では、磁石180は、頂壁178の上側又は芯ホルダ106を引き付けるに足る他の場所に配置されてもよい。芯108へ向かう溶け出した、又は、液状の燃料材料の毛細管動作を容易にするように大きさが決定されたベーススカート部126と傾斜側壁172間に毛管空間184を提供するために、スペーサ128は環状溝174に着座するように用いられる。スペーサ128は、環状溝174に着座することによって毛管台座112で芯ホルダ106を保持するのを補助する。更に、芯ホルダ106内のスチールリベット132は、毛管台座112に沿って置かれたときに磁石186に引き付けられ、これによって、芯ホルダが予期せずに毛管台座から落下したり、すべり落ちたりしないようにする。端板124の下側に配置された時、スチールリベット132も、毛管空間184を維持するよう補助するための毛管スペーサとして、作用する。他の実施の形態において、芯クリップ106を毛管台座112上の適正位置に保つために、磁石186は、任意の好適な手段、例えば、接着剤を用いて、又は、リベットを使って、端板124に固着され得る。燃料要素110のキャビティ壁160は、燃料要素と芯108、芯ホルダ106、並びに溶融皿床部176との間の開口空間188をできる限り小さくするために、芯ホルダ106のベーススカート126と胴部118との周辺を締まり嵌めして、溶融皿104の床部176に支持されるように形付けられる。開口空間188を最小限にすることによって、溶融した燃料材料(図示しない)が、床部176へ落下し、あるいは、開口空間へ蓄積され、これによって、燃焼中に芯の液体又は溶融した燃料材料の潜在的な不足を生じさせずに、むしろ、(溶融した燃料材料を)芯108へ直接送らせる確度が高くなる。しかしながら、溶融皿104からの溶融によるものであろうと、芯108上の炎109による直接の溶融によるものであろうと、溶融した燃料材料が毛管台座112のベース辺りに蓄積されると、溶融された燃料材料は、蝋燭が燃えている間、消費不可能な芯領域150に向かって毛細管現象によって毛管空間184に沿って上方へ引き上げられる。一実施の形態において、芯108は、胴部118の開口端134を介して延出して、毛管台座112の頂壁178に接触又は略接触する。これによって、毛管空間184を引き上げられた液状の燃料材料が芯と係合し、芯の上で燃焼する炎によって最終的に燃焼するように、その内部で引き上げられる。芯の胴部118は、芯108を受け取るに足る内径を有する。胴部118の内径は、芯の直径より大きくても、小さくても、又は、同じでもよく、その長さに沿って同等の又は異なる直径を有していてもよい。一実施の形態において、芯が胴部に挿入しやすいように、胴部118の内径は芯108の直径より大きい。他の実施形態では、胴部118の内径は、画一的に、芯108の直径より0.012インチ(0.3mm)大きい。さらに他の実施の形態において、胴部118の内径は、芯108と同じか、それより小さい。溶融した燃料材料は、抜き穴130を介して、毛管空間184へ浸出することができ、これによって、毛管空間184を通る上方への毛管現象の準備をしたり、これを容易にしたりすることができる。また、溶融された燃料材料は、ひれ状部120の対向側部140、142の間の毛管空間138において上方へ引き上げられ、溶融された燃料材料が気化し芯108上の炎によって点火される、不燃性の芯領域まで引き上げられてもよい。
【0035】
次に、図6を参照すると、他の芯ホルダ200及び溶融皿202が示されている。これらの芯ホルダ200と溶融皿202は、毛管台座204が環状溝174を設けない平滑な傾斜側壁206を含み、芯ホルダ200がベーススカート126内にスペーサ128を含まないこと以外は、図1〜図5に示された芯ホルダ106と溶融皿104に同様である。参照番号184と同様の毛管空間(図示せず)は、芯ホルダ200のベース部116の、例えば、端板124の下方に突出しているスチールリベット132によって、ベーススカート126と側壁206との間に維持される。本実施の形態において、芯ホルダ200は、スチールリベット132と、毛管台座内の磁石180(図6に示されない)との間の引力によって、毛管台座204上で実質的に維持される。
【0036】
次に、図7及び図8を参照すると、例えば、参照番号100の蝋燭組立品に使用するための他の実施の形態の芯ホルダ300が示され、芯胴部の他の部分の断面積より小さい断面積を有する胴部118の中間部を含むこと以外は、芯ホルダ106(又は芯ホルダ200)と同様である。胴部118の側壁304の凹み302は、胴部の対向端部308と310との中間に位置するか又は配置され、胴部の他のどの部分よりも小さい断面積を有する胴部のくびれ(締付)部306を画定する。芯108は、(溶融状態、さもなければ、流体状態にある場合の)燃料材料311を吸収するように用いられる芯の一部又は末端が、端部310を介して下方へ延出するように、点火用の芯の他の部分又は末端が、端部308を介して上方へ延出するように、胴部118を介して延出する。くびれ部306は、有効芯断面積を減らし、これによって、第1の開口端と第2の開口端の間の芯の毛管流体流量を削減又は制限し得る。次に、端部310から端部308までの芯108の流体燃料材料311の制限された流量、実質的に減少した流体流量によって、燃料材料の燃焼率が削減され、燃料要素の寿命を長くすることができる。断面積が大きいくびれ部306は、断面積が小さいくびれ部よりも、体積流量率が早く、あるいは、毛管流体流量が大きいので、芯108の毛管流体流量は、くびれ部分の断面積を減らすことによって実質的に削減され得る。側壁304が実質的に液体不透過性になった場合(例えば、側壁が芯108へ流体燃料材料を通さない場合)、くびれ部306を通る芯108に沿って上方へ流れる流体燃料材料311の流量が、このような収縮によって強化され、これにより、端板124に配置された端部310を介しての又は胴部108の端部308上での芯への流体燃料材料の流れが制限される。凹み302が、胴部118内の所定の位置で芯108が保持されることを補助してもよい。この場合、例えば、芯の端部が端部310を通って又は端部310まで延出して、芯が、胴部から引き出され、このため、流体燃料材料311の毛管空間184が滴穴130を通った芯方向への流れに潜在的に接触しなくなることを防止する。
【0037】
本明細書において詳細に説明されている蝋燭組立品と芯ホルダ300の他の変形及び実施の形態も具体的に考察される。例えば、一実施の形態において、胴部118は、他の断面積及び形状を有する円筒形状又は管状のスリーブの形態をとる場合もある。他の実施の形態においては、胴部118におけるくびれ部306は、内側環状隆起部(図示せず)によって形成される。内側環状隆起部は、芯胴部118周辺全体で側壁304に凹みを形成したりもしくはクリンプ(ひだ付け)したりすることによって、又は、側壁304の内面に配置された内部環状ショルダによって、形成されてもよい。他の実施の形態において、くびれ部306は、単一の凹み302によって形成されてもよいし、又は、対向する関係にあるか、互いからオフセットされるかのいずれかであってよい複数の凹みによって、形成されてもよい。他の実施の形態(図示せず)において、胴部118は、一般に管状ではなく、むしろ、芯108の一部を挿入し、芯が延出する側壁内に第1及び第2の開口を有する長手方向に湾曲する側壁を含む、芯外皮の形態を取ることもできる。
【0038】
他の態様によれば、図8に示される、本明細書中に説明されている芯ホルダのいずれかと毛管台座とのいずれかの任意の組み合わせに適用可能である、毛管空間184は、芯ホルダ300のベース部116と毛管台座204の間で容積又は毛管井戸(ウェル)350を画定する。毛管井戸350は、燃料材料311(例えば、蝋又は他の溶融可能な燃料)の溜まり352(ダッシュ線で示す)が外周スカート126の溶融皿202と毛管台座204内に形成された後、芯108の持続点火がうまく行くように予め選択され、固化可能とされる寸法を有する。持続して燃焼している間、燃料材料311の流体部分は、溜まり352から、毛管ウェル350に引き込まれ、毛管作用によって、芯108まで引き上げられ、芯108の炎354へ供給される。燃料要素110全体を使い果たす前に炎354が消えた場合、燃料材料311の溜まり352が、固化し、溶融皿202の底部を介して、毛管ウェル350を通って、芯108まで、延出される。一実施の形態において、燃料材料311の溜まり352が固化した後に芯108が再点火される場合、毛管空間184は、毛管ウェル内の燃料材料を交換するために液化燃料材料の補給を行うため、外周スカート126を囲む燃料材料が十分に溶けるまで芯108を通して炎354を供給するために燃料材料の流体供給が毛管ウェル内で迅速に形成され、使用可能となるように、毛管空間184の大きさが決定される。例えば、毛管空間184の寸法が小さすぎる場合、外周スカート126を囲む燃料材料311の溜まり352が芯108に液化した燃料を取替部できるほど十分に溶融していない時点では、持続的な再点火中に芯108の炎354を持続できるほど十分な燃料材料が毛管ウェル350内に存在しない。また、例えば、毛管空間184が大きすぎる場合、芯の燃料材料が燃焼していない時点では、毛管ウェル350の固化した燃料材料311を介しての伝熱に時間が掛かり、毛管空間184において芯108へ液化した燃料を送ることができるだけの十分な量の燃料材料が溶融されない。いずれの状況下でも、炎354に送るために、毛管空間184の外側から、毛管ウェル350へ、そして、芯108まで、流体燃料材料の実質的に連続する毛管動作を開始させ又は持続させることができる十分な量の燃料材料が溶融する前に、炎354は、燃料が不足して消えてしまう。従って、一実施の形態において、芯108の良好な持続的な再点火を補助するためには、毛管ウェル350が、外周スカート126に隣接している又はこれを囲んでいる固化した燃料材料311の溜まり352から、毛管空間184を介した毛管作用によって炎354を連続的に送ることができる十分な量の液化した燃料が形成されるまで、再点火された芯108へある一定量の溶融燃料を供給することができる十分な容積以上の容積を有する。他の実施の形態において、毛管ウェル350の容積は、炎354からの熱が、芯内に担持された固化した燃料材料311が燃焼した後に炎354を送ることができるように毛管空間184内に配置された固化した燃料材料311を十分な速さで溶融させることを可能とする容積以下である。
【0039】
更なる態様において、固化した蝋の溜まり352が持続する炎354の燃焼を維持するように芯108へ燃料の十分な流れをもたらすことができる位、十分に溶融するまで、芯108へ十分な量の溶融燃料源を提供するためには、毛管ウェル350の容積が、例えば、参照番号100の蝋燭組立品全体の熱容量と比例していれば、良好な再点火が達成可能である。蝋燭組立品100の熱容量は、溶融皿の蝋燭全体の温度を変えるために必要なエネルギー量を測定したものであって、その部分の比熱によって乗算される蝋燭組立品の各部分の質量の積の合計に等しい。例をあげて説明すると、毛管ウェル350の容積対蝋燭組立品全体の熱容量の比率は、約0.0006立方インチ/カロリー/摂氏温度(以下、in3/cal/℃)(1mm3/cal/℃)〜約0.0006in3/cal/℃(10mm3/cal/℃)、約0.0001in3/cal/℃(2mm3/cal/℃)〜約0.0004in3/cal/℃(6mm3/cal/℃)、又は約0.00018in3/cal/℃(3mm3/cal/℃)〜約0.00024in3/cal/℃(4mm3/cal/℃)である時に良好な再点火が達成され得る。したがって、一実施の形態において、蝋燭組立品の熱容量は、約135cal/℃〜約10cal/℃、約75cal/℃〜約40cal/℃、又は約61cal/℃〜約50cal/℃であり、毛管ウェル350の容積は、約0.006in3(100mm3)〜約0.03in3(500mm3)、約0.009in3(150mm3)〜0.018in3(300mm3)、又は約0.012in3(200mm3)である。
【0040】
例えば、参照番号100などの蝋燭組立品の実施の形態の熱容量は、総計約50cal/℃の熱容量を有する支持台102、溶融皿202、及び芯ホルダ300と、燃焼前の時点で約10.5cal/℃の熱容量を有する約0.53オンス(15g)の蝋からなる燃料要素110と、を含む。毛管台座204は、約0.39インチ(10mm)〜約0.04インチ(1mm)、又は0.2インチ(5mm)の高さh1、約1.18インチ(30mm)〜0.39インチ(10mm)、又は約0.83インチ(21mm)の下部半径Φl、約0.04インチ(1mm)〜約0.79インチ(20mm)、又は約0.43インチ(11mm)の上部半径Φ2を有する略切頭円錐形状を有する。ベース116は、約0.08インチ(2mm)〜約0.83インチ(21mm)、約0.43インチ(11mm)〜約0.55インチ(14mm)、又は約0.51インチ(13mm)の上部直径Φ3、約1.22インチ(31mm)〜約0.43インチ(11mm)、0.79インチ(20mm)〜約0.91インチ(23mm)、又は、約0.87インチ(22mm)の下部直径Φ4、約0.43インチ(11mm)〜約0.08インチ(2mm)、約0.28インチ(7mm)〜約0.16インチ(4mm)、又は、約0.2インチ(5mm)の高さh2、約0.004インチ(0.1mm)〜約0.04インチ(1mm)、約0.03インチ(0.8mm)〜約0.02はインチ(0.5mm)、又は約0.02インチ(0.6mm)の端板124からのリベット132までの高さh3を含む外周スカート126を装着した毛管台座に対して略相補的な切頭円錐形状を有する。他の実施の形態において、毛管台座204は、約0.18インチ(4.7mm)の高さh1、約0.81インチ(20.5mm)の下部半径Φl、約0.44インチ(11.1mm)の上部半径Φ2を有し、ベース126は、約0.5インチ(12.6mm)の上部直径Φ3を有し、約0.85インチ(21.6mm)の下部直径Φ4を有し、約0.2インチ(5.05mm)の高さh2を含むスカート126を有する。ベース116が毛管台座204の頂部に配置された時、端板124は、毛管台座の頂壁178から距離約0.03インチ(0.65mm)垂直に離間され、外周スカート126は、側壁206から距離約0.02インチ(0.38mm)垂直に離間される。これによって、約0.012in3(200mm3)の容積を有する毛管ウェル350を画定する。
【0041】
図9を参照すると、ホルダ又はベース402とベースの凹部406内に担持された略凹状の溶融皿404とを含む、他の態様による溶融皿蝋燭組立品400が示されている。本明細書中に既述されているものと同様である溶融皿に支持されている固体状の燃料要素と芯ホルダは、本発明を明確化するために図示しない。溶融皿404は、熱伝導性が高く、本明細書において前述されている他の溶融皿と同様であり、中央に配置された芯位置において上方に突出している毛管台座408を含む。ベース402は、溶融皿404の周りに延出し、溶融皿404から天頂角度θで外側へ配置され、溶融皿の上方に配置された最頂縁、即ち、頂縁312を有する壁410を含む。一つの態様において、ベース402と溶融皿404は、例えば、芯108のような芯上に存在している時のように炎が溜まりに密接した状態で配置された時、溶融又は液化した燃料の溜まりを覆って(静穏な大気環境に囲まれている時に)実質的に層流を増やしたり、発展させたりするように用いられる幾何学的寸法を有する。このような層流は、溜まりにかかる過状の流れを削減すること、及び溜まり内に部分的に集中したホットスポットを削減又は最小限にすることのいずれかによって、溜まりの全体温度をコントロールし、これによって、芳香剤又は殺虫剤などの燃料中の活性揮発性成分の揮発を遅らせることができ、燃料が完全燃焼するまでの燃料の有効芳香期間を延長することができる。溶融皿の蝋燭の燃焼中に溜まり内の全ての燃料が液化した時、空気は、毛管台座408上に配置される芯(図示しない)上の炎によって生じる熱煙突又は上昇気流によって、壁410の頂縁412を越える流れる実質的な層流となって、溶融皿404及び溶融蝋などの液化燃料の溜まりを越えて、凹部406へ引き込まれる。熱煙突を上昇する気流も揮発した活性成分を周囲環境に分配される。
【0042】
一実施の形態、ベース402及び溶融皿404は、実質的な層流を増加又は促進させるための以下の等式によって表される形状寸法を有する。
【0043】
【数1】
以上の式中、
Pmaxは、溶融皿404の最大幅である(mm)。
Pminは、溶融皿404の最小幅である(mm)。
SAは、溶融皿404の投影表面積又は二次元の外形投影表面積である(mm2)。
Hminは、ベース402の頂縁412における最小幅である(mm)。
Dpは、溶融皿404のベース402の頂縁412からの深さである(mm)。
Dpmaxは、Dpの最大値である(mm)。
Rは、ベース402の頂縁の外径である(mm)。
θは、壁410の天頂角度である(deg)。
【0044】
等式1は、層流を発展させるために、上下の一定した境界内で、溶融皿の投影表面積と溶融皿の幅の近似的な関係を定量化する。等式2は、層流を発展させるために、溶融皿404の投影表面積とベース402の頂縁412からの溶融皿404の深さとの近似的関係を定量化する。等式3は、層流を発展させるために、溶融皿を横切る最小溶融晩と頂縁412からの溶融皿404の深さとベース壁410の天頂角度との近似的関係を定量化する。等式4は、層流を発展させるために、溶融皿404とベースの形状寸法の関数として、ベース402の頂縁412における近似的最小幅を定量化する。上記の等式1〜4がほぼ矩形のベース及びホルダについて記載されているが、最適化された蝋燭アセンブルの寸法形状に近づけるために、これらの関係式は、楕円や円形などの他の蝋燭組立品に使用されてもよい。図4に示されるベース102と溶融皿104などの円形のベースと溶融皿を備えた一実施の形態において、Hminは約3.94インチ(100mm)であり、PmaxとPminは共に約3.15インチ(80mm)に等しく、Dpは約0.4インチ(10mm)であり、Rは約0.08インチ(2mm)であり、θは約45°である。
【0045】
図10及び図11は、蝋燭組立品500を示す。蝋燭組立品500は、溶融皿504がベース部502に適正に位置合わせされることを確実にするための位置合わせメカニズムを含むことを除いては、蝋燭組立品400に略類似している。蝋燭組立品500は、燃料要素110、芯ホルダ106、及び芯108の組合せのような宗教的用途の蝋燭を支持するためのベース部502及び溶融皿504を含む。ベース部502は、熱伝導率が低いガラス又はセラミックなどの不燃性材料で作られており、溶融皿は、熱伝導率が高いアルミニウム又は他の金属などの不燃性材料で作られているが、他の材料が用いられてもよい。ベース部は、その上端において、直立側壁508とこれら側壁の上部リム512の下で離間され側壁にかけて延びる内壁510とによって画定された凹部506を含む。ベース502の底端部において内壁510の下は中空である。側壁508及びベース502の底端部の特定の形状及び構成は殆ど任意の形状及び形態をとり得て、本明細書中に記載されている特定の形状に限定されないことが理解されよう。受皿又はボウル形に形成された溶融皿504は、作動位置において凹部で受け取られるように底面が凹部506と略相補形に形成されることによって上向きに凹んでいる。本明細書において前述されているものと同様に、溶融皿504は、相対的に平坦な底壁514が、外周縁518に隣接する隆起状又は上方へ湾曲した周囲部分516と中心に配置されたボーティブ蝋燭を受け取るためにこの底壁518の中心部から上方に突出している毛管出っ張り部(ローブ)520によって囲僥されている、略矩形のフットプリント(面積)を有する。ベース502の凹部506内の溶融皿504の位置合わせを確実にするための位置合わせメカニズムは、側壁の内部側面524から内側へ突出し、凹部506の周囲全体に延出する、水平ステップ522などのショルダ部と、このショルダ部によって支持されている水平レッジ(棚部)526などの相補形レッジと、を含む。レッジ526は、溶融皿周辺で延び、溶融皿504の外周縁518と底壁514との間に縦に配置され、外周縁を凹部全体506周辺の側壁508の内面524に押圧することによって水平ステップ522によって支持されている。毛管出っ張り部520と外周縁518とを含む溶融皿全体は、上部リム512の下に配置される。溶融皿504は、側壁508の内面524に押圧される隆起した周縁部516と、上方へ突出する毛管出っ張り部520とによって、凹部506の内壁510の上に離間される。溶融皿504は、レッジ526とショルダ部522の間に配置される接着剤166(図示しない)などの接着剤の液滴によってベース部502に固着される。接着剤は、溶融蝋や他の液体が溶融皿の下に透過しないように、溶融皿504の周縁部518と側壁508の内面524の間をシールする。位置合わせメカニズムとして、他の略相補形の位置合わせ構成が、追加されてもよいし、又は、代わりに使用されてもよい。例えば、溶融皿とベースの間に唯一の可能な正確な整合を提供するために、ベースショルダ部が、単に一つ以上の分離して離間されたステップ部分を含んでいてもよいし、又は、溶融皿レッジが、分離したレッジ部分と連続形成されたり、もしくは、整合されたりしてもよい。一実施の形態において、蝋燭組立品450が平らな支持面上に配置される時に溶融した蝋が毛管ローブの周辺に溜まることを確実とし、溶融蝋からベースまでのヒートロスを最小限にするために、溶融皿の底壁514が略平らで内壁510上で離間されるような所定の位置関係において、溶融皿504が確実にベース502内に配置されるのを補助する。当然であるが、位置合わせ特徴は、内壁510と接触している底壁514及び水平ではない角度で配置される底壁514のいずれかと位置合わせされるような他の位置合わせ構成において、溶融皿を凹部内で支持させるように容易に変更されてもよい。さらに他の実施の形態(図示しない)において、位置合わせ特徴は、ベース502と溶融皿の間に所定の位置合わせを提供するために、溶融皿504において相補的なレッジやキャビティと係合する凹部506内の任意の場所において配置される一つ以上の隆起した突出部を含むことができる。また、突出部は、ベース502と一体化していてもよいし、キャビティ内に配置されるワイアやボタン(図示しない)などの独立した物体によって形成されてもよい。他の位置合わせメカニズム(図示しない)は、それぞれが、対向する相補的ショルダ又はレッジを設けていないレッジ及びショルダの少なくとも一つを含んでいてもよい。ここで、レッジ又はショルダは、ベースに対して所定の位置合わせ又は配向を有するように、溶融皿を付勢する。
【0046】
内壁510の中心領域から上方へ突出する円形リング530のような磁石528に対する保持器特徴は、毛管出っ張り部(ローブ)520の下方の溶融皿504の底面のキャビティ532の下に配置される。リング530は、溶融皿の底面と係合することなく、キャビティ532内を上方へ延出する。リング530は、キャビティ532内部で溶融皿504に接着されている磁石528が、溶融皿から剥がれた場合を考慮して、磁石528の保持器として作用する。一実施の形態において、リング530は、溶融した蝋からベースまでのヒートロスを最小限にするために、溶融皿の底面とは係合しないか、又は、離間される。保持器は、図面に示されている特定の円形リングに限定されるものではなく、毛管ローブ520の下の所定の位置において磁気528を保持できれば、他の形状に形成されてもよい。例えば、保持器は、磁石528を部分的に囲む複数の離間された突起部であってもよいし、磁石が、所定の配向で離間される突起部と嵌合されるように形成されてもよい。他の例において、保持器は、ショルダ522とレッジ526以外に、キャビティ532の底面と係合して、凹部506内で溶融皿504が位置合わせるように補助することができる。さらに、位置合わせ特徴と保持器特徴は、本実施の形態の特定のベース及び溶融皿に限定されることがなく、ベース102と円形の溶融皿104などの本明細書中に開示されているベースと溶融皿の任意の他の組み合わせによって作用できるように容易に対応されてもよい。
【0047】
図12〜図14は、他の実施の形態による蝋燭組立品600を示す。蝋燭組立品600は、支持台602、任意の光拡散器604、及び制御装置606を含む。一実施の形態において、ベース602は、前もって記載されたベース102、402、及び502と同様であるか又は一致しており、溶融皿608は、前述の実施の形態に関連して説明されているように、ベース602内で固着される。図示されていないが、磁石は台座610の下で配置されてもよいし、芯クリップ、芯、燃料要素は、取り外し可能に台座610に配置され、磁石によって展開される磁力によってそれらの上で保持される。
【0048】
他の実施の形態において、ベース602はクリア又は透明なガラスで作られている。但し、同じ又は異なる光学特性を有する他の材料が使用されてもよい。
【0049】
分散器604(図14)は、ベース602内に配置され、一実施の形態において、その凹部にぴったり整合して嵌入される。分散器604は、射出成形によって、又は、それ以外の方法で成形される半透明の熱可塑性物質から作成され得る。分散器604が、耐接着性の材料、及び同一材料及び/又は異なる材料のいずれかの材料から作られる他の対象物に接着不可能であると考えられる材料のいずれかから作成される時、幾何学的な表面特性605が分散器内内に含まれ、従来の及び/又は現在に至る接着剤を使用することによって、例えば、ベース602を含む他の対象物に分散器を接着することを可能となる。具体的には、図14〜図17に示されるように、分散器604は、左側側表面612から垂れ下がっている一対のタブ610a及び610bを含む(本明細書中に使用されているように、左右前後頂底上下などの用語は、様々な要素の相対的な配置を示すために便宜上使用されているにすぎず、本発明を限定することを意図するものではない)。また、スロット614は、分散器604の右側側壁616の下部に配置されている。右側側壁616の下縁624が制御装置606の支持表面626から上方へ離間されるように分散器604を傾斜又は角度付けした状態で、対応する凹部622a、622bそれぞれにタブ610aと610bの外側に湾曲したフランジ620aと620bのそれぞれを配置することによって、分散器604が制御装置606上に取り付けられる。次に、分散器604は、右側側壁616の下縁624が支持表面626に向かって下がるように回転し、そこで、分散器604の下部634の内面632とぶつかることによって、タブ630の外側に湾曲したフランジ628が制御装置606の中心に向かって徐々に偏向される。分散器604の連続する下方旋回によって、タブ630の外側に湾曲したフランジ628がスロット614に入り込み、そこで、分散器604の右側側壁616の下縁624のみならず、前面642、左側側面612、及び後面644それぞれの下縁636、638、及び640のそれぞれが、支持面626によって支えられる。
【0050】
分散器604は、前面642と後面644を内側へ変位させることによって制御装置606から取り外され、これによって、タブ630の外側に湾曲したフランジ628が、下部634の内部表面632との干渉する接触から外れるように右側側側壁616の方向を少なくとも外側に偏向させる。次に、分散器604は、上方へ旋回され、タブ610aと610bは、凹部622aと622bのそれぞれから取り外され得る。
【0051】
具体的に、図16及び図17を参照すると、分散器604は、上部壁654の内面652から垂れ下がる中空円筒形部材650を更に含む。円筒形部材650は、部材650が内面652に一致するところでは閉成端となり、その下端では開口端となる。一実施の形態において、円筒形部材650は、分散器604と同じ材料で作製され、いずれか又は両方が半透明であるか、もしくは、必要に応じて透明である。他の実施の形態において、必ずしもそうではないが、円筒形部材650の下縁656が、制御装置606の電池ホルダ662(図14、図15及び図18参照)の平面660と接触している。あるいは、必要に応じて、分散器604が制御装置606に取り付けられる時、下縁656は、平面660から、離間されていてもよい。
【0052】
次に、図14、図15、及び図18〜図21を参照すると、電池ホルダ662は、4個のAAサイズ(単三形)の電池664a〜664dを受容するための凹部を含む。所望があれば、電気的な必要条件に応じて、4個より多いか又は少ない数の電池が提供され得る。
【0053】
電池664a〜664dは、すべてが、第1の印刷回路基板666(図18及び図19)及び第2の印刷回路基板668(図18、図20及び図21)によって担持される電気部品に直列接続される。
【0054】
第1の印刷回路基板666は、LED組立品670(簡単化のために図示されていない印刷回路基板666によって担持される電気部品の残り)を含む多数の電気部品を担持する。図18及び図19を詳細に参照すると、第1の印刷回路基板666は、凹部672(図19)にスナップフィット(弾性締結)され、クリップ674a、674によって保持される(クリップ674aが図14、図18及び図19に示されているが、クリップ674bが図15に示されている)。具体的には、第1の印刷回路基板666は、縁部676a、676bが、クリップ674a、674bの内側に湾曲するフランジ678a、678bにぶつかるまで、上方移動して凹部672内に挿入される。印刷回路基板666の連続的な上方移動によって、クリップ674a、674bが、印刷回路基板666の縁部676a、676bが内側に湾曲するフランジ678a、678bから離れて、クリップが元の位置に戻るまで、クリップ674a、674bが強制的に外側へ押し出され、これによって、電池ホルダ662の中心平面680の下部表面679とクリップ674a、674bの内側へ湾曲したフランジ678a、678bの間の印刷回路基板666が閉じ込められる(トラップされる)。第1の印刷回路基板666がこのように取り付けられた時、電池ホルダ662の中心平面680を通って延出する開口684内にLED670が位置決めされる。
【0055】
一実施の形態において、LED670は、相互に密接して離間されている赤、緑、青の発光ダイオードを含む。LED670は、可変スペクトルコンテンツ及び/又は輝度において光を発展させるために、以下に極めて詳細に説明されているように付勢される。このような光が観察者によって目視されるように、光は、円筒形部材650、分散器604の残留部分、及びベース602を介して伝送される。また、一実施の形態において、各LED670に分配された電流は、このようなLED670によって特定の大きさの光輝度を発揮させるように制御される。各LED 670に分配される電流の量を制御するために多数の方法があるが、他の実施の形態においては、電池ドレインを最小限とするためにパルス幅変調(PWM)動作が使用される。
【0056】
具体的には、図20及び図21に示すように、第2の印刷回路基板668は、ねじ690a、690bによってスタンドオフ692a、692bのそれぞれに取り付けられている。ショルダタブ693(図19〜図21)は、スタンドオフ692a、692bに対しての第2の印刷回路基板668の配置を維持することを補助する。また、スタンドオフ692は、係止板694に一体化されるか、又は固着され、これがまた、制御装置606のハウジング698の正面側壁696に一体成形されるか、あるいは、固着される。第1〜第4のスイッチ700a〜700dは、第2の印刷回路基板668によって担持され、ボタン702a〜702dのそれぞれ(図12〜図15、図18、図20及び図21)によって接触可能な起動部材を含む。ボタン702a〜702dの一つの押し下げることによって、協働するスイッチ700a〜700dの一つが閉成される。
【0057】
電池ホルダ662は、電池ホルダ662に一体化しており、そうでなければ、バッテイルホルダ662に固着されているねじボス712a〜712dのそれぞれに、ワッシャ71la〜711dのそれぞれを通って、延びる一続きの四つのねじ710a〜710dによって、ハウジング698内で保持される。組立中、外側へ湾曲されたフランジ628が、図14に示される適正位置に来るまで、外側へ湾曲されたフランジ628が、対向する中空部材716a及び716b(図18及び図19)によって画定されるスロット714の一部分を通って延びるように、電池ホルダ662がハウジング698に挿入される。これによって、裏面718(図19)が外側に湾曲したフランジ628(図18、図20及び図21)の内側部分722の上縁720によって支えられる。ねじ710a〜710dは、ハウジング698内の開口を介して、次に、位置合わせされたねじボス7122a〜712dに挿入され、図14に示される適正位置において電池ホルダ662を固着するように締付けられる。
【0058】
次に、図18〜図21を参照すると、図19に具体的に示されるように、スピーカ730は、任意の好適な手段によってハウジング698内に取り付けられ、図19に具体的に示されるように、一連の開口がハウジング698の下部表円724の中心部732に設けられる。
【0059】
制御装置ハウジング698は、蝋燭組立品600にサポートを提供し、スピーカ730によって発せられる音が蝋燭組立品600の下に容積から逃げることができるように部分732の底部から離間される、4個の脚部740a〜740d(図13及び図19)を更に含む。
【0060】
図22〜図30は、蝋燭組立品900の他の実施の形態を示す。蝋燭組立品900は、図12から図23の実施の形態において、より詳細に説明されているものと同一又は同様の溶融皿903が内部に固着された支持台902と、(取り外し可能であってもようし、そうでなくともよい)任意の光分散器904と、及び制御装置906を含む。図12から図21、図45、及び図50の蝋燭組立品と同一の蝋燭組立品900の特性についてはそれ以上の記載は省略する。
【0061】
分散器904(図23)は、ベース902内に配置され、一実施の形態において、その凹部にぴったり整合して嵌合される。より詳細には、図23及び図24を参照すると、分散器904は、左側側壁912から垂れ下がる一対のタブ910a、910bを含む(本明細書中に使用されているように、左右前後頂底上下などの用語は、様々な要素の相対的な配置を示すために便宜上使用されているにすぎず、本発明を限定することを意図するものではないことに再度注目されたい)。また、図25に示されているように、くぼみ914は、分散器904の右側側壁916の下部の内面915に配置されている。分散器904が右側側壁916の下縁924が制御装置906の支持面926から上方へ離間されるように傾斜されるかもしくは角度付けされた状態で、タブ910a、910bの外側へ湾曲したフランジ920a、920bのそれぞれを対応する凹部922a、922bのそれぞれに配置することによって、分散器904は、制御装置906に取り付けられる。次に、分散器904は、右側側壁916の下縁924が支持面926に向かって下がるように回転され、これによって、結局、タブ930の外側へ湾曲したフランジ928(図23)が、分散器904の下部934の内面932とぶつかることによって、制御装置906の中心に向かって次第に偏向される。あるいは、又は、さらに加えて、右側側壁916自体の部分が外側に偏向することによって、フランジ928と分散器904が互いに向かって移動することが可能となる。分散器904が連続して下方へ旋回することによって、タブ930の外側へ湾曲したフランジ928がくぼみ914へ入り込み、そこで、分散器904の右側側壁916の下縁924のみならず、前壁942、左側側壁912、及び後壁944それぞれの下縁936、938、及び940のそれぞれが、支持面926によって支えられる。本実施の形態の分散器904が制御装置906から容易に取り外されるように設計されていないことに注目されたい。
【0062】
次に、図26及び図27を参照する。電池ホルダ962は、制御装置906の底部963に配置され、4個のAAサイズ(単3形)の電池964a〜964dを受け取るための凹部を含む。電池964a〜964dは、電池ドア965を介して制御装置906の底部963からのみ接近可能である。図26Aに示すように、第1及び第2の延出部967a、967bは、制御装置906の第1及び第2の凹部969a、969b内へ延びるように、電池ドア965を傾けることによって、制御装置906に装着される。その後、電池ドア965から延出するタブ977a、977bの外側に湾曲したフランジ975a、975bが制御装置906の対応する凹部979a、979b内に嵌めこまれるまで、電池ドア965の可撓部973が内側へ屈曲されるように、電池ドア965は回転して制御装置906と接触する。電池964a〜964dの交換又はそれ以外の目的のために電池ドア965を取り外す時、上方へ延出するタブ981が内側に押圧され、これによって、可撓性部分973を内方へ屈曲させ、タブ977a、977bを凹部979a、979bから引き離し、これによって、電池ドア965が取り外される。
【0063】
上記のように、電池は、多数でも少数でも、電気必要条件に応じて、提供され得る。電池964a〜964dは、全体が、第1の印刷回路基板966(図18及び図19)と第2の印刷回路基板968(図18、図20及び図21)によって担持される電気部品に直列に接続される。
【0064】
第1の印刷回路基板966は、LED組立品970(印刷回路基板966によって担持される他の電気部品は簡単化のために図示しない)を含む多数の電気部品を担持する。図28を詳細に参照すると、組み立て中、第1の印刷回路基板966は、2本のねじ972a、972bを開口974a、974bに挿入することによって、制御装置906に取り付けられ、ここで、ねじ972a、972bは、制御装置906から上方へ延びるねじボス976a、976b内へ延出する。第1の印刷回路基板966がこのように取り付けられる時、LED 970は、制御装置906のカバー部982の中心平面980を貫通して延びる開口978内に位置決めされる。LED 970は、同じ色を発色し、図12〜図21、図45及び図50の実施の形態に関して説明されているのと同様に、離間され、付勢される。
【0065】
更に、図28及び図29に示すように、それぞれ、制御装置906のカバー部982は、一組の4個のねじ984a〜984dによって、制御装置906の底部963に保持される。一組の4個のねじ984a〜984dは、ワッシャ985a〜985dのそれぞれを介して、延びており、底部963に一体化されているか、そうでなければ、底部963に固着されている、ねじボス986a〜986dのそれぞれの内部に延出している。
【0066】
第2の印刷回路基板968は、図29に詳細に示されており、ねじ990a及び990bによってスタンドオフ992a及び992bのそれぞれに取り付けられている。スタンドオフ992a、992bは、係止板993と一体化しているか又は固着されている。第2の印刷回路基板968の第1と第2の下部隅部994a、994b(図30)は、制御装置906内に形成された第1と第2のスロット996a、996b内に挿入され、その内部で第2の印刷回路基板968を保持する。第1と第2のスイッチ1000a〜1000dは、第2の印刷回路基板968によって担持され、ボタン1002a〜1002dのそれぞれによって接触可能とされる起動部材を含む。ボタン1002aと1002bを押し下げることによって、関連するスイッチ1000aと1000bのそれぞれを閉成させる。第1のボタン1002aを押し下げることによって蝋燭組立品900のライトショーモードを起動させ選択し、さらに、上記に詳細に説明したように、様々なモードを介してスクロールした後に、このライトショーを停止させる。第2のボタン1002bは、ライトショーにおけるカラー変形を休止又は停止させ、これによって、現在表示されているカラーを維持する。再び第2のボタン102bを押し下げることによって、選択されたライトショーのモードにおける動作を反復する。
【0067】
図31及び32は、両方ではないが、光又は音声を発することができる蝋燭組立品1100のさらに他の実施の形態を示す。具体的には、図31及び図32における実施の形態は、ボタン1104a、1104bの作動に応答して、領域1102(図32)内の図12〜図21、図45及び図50の実施の形態において示されている方法において光を発展させるための回路及びLEDを含む。ボタン904aは、押し下げられると、蝋燭ホルダ110内のLEDの付勢を生じる一方、ボタン1104bが作動すると、図12〜図21、図45及び図50に関して上記に記載されているモードのような異なる付勢モードにおいて、LEDが点火されるようにする。
【0068】
当然、図31及び図32のLED及び回路の代わりとしてスピーカ及び適切な回路を使用することによって、これらの図に示されている実施の形態は変更することができ、これによって、例えば、図12〜図21、図45及び図50の実施の形態において記載されているように、光に対して、蝋燭組立品1100によって、音声を発生させるために変更されてもよい。また、本明細書中に記載されている電気部品を制御するために、必要に応じて、任意の構成及び任意数のスイッチ及び/又はボタンを使用してもよい。例えば、光及び音声を発するように構成されている蝋燭組立品1100は、制御装置906の底部963(又は任意の他の部分)内に配置される三つのコントロール(図示しない)を有するように構成されてもよい。一つのコントロール、例えば、オンオフスイッチとポテンショメータを組み合わせたものがサウンドショーの電源をオンオフし、サウンドの音量を調整するために使用され得る。第1のボタンは、ライトショーの電源をオンオフし、(複数のライトショーを表示する能力があれば)様々なライトショーから一つを選択可能にするために提供され得る。(例えば、ライトショーモードを選択するために第1のボタンがその最初の押し下げの第1の期間内で特定の回数だけ押下げられ、その後、第1のボタンが最初の期間の後にさらに押し続けると、ライトショーを休止することができる。第1のボタンの更に別のも押し下げによって、ライトショーが繰り返され、引き続き第1のボタンを押し下げることによって、異なるライトショーモードの選択又はライトショーの停止が可能となる。サウンドショーモードをスクロールするために第2のボタンが提供されてもよい。蝋燭組立品1100上の任意の所望の位置にコントロール、スイッチ、及び/又はボタンが配置されてもよい。
【0069】
さて、図33から図38Aを参照すると、蝋燭組立品1200は、詰め替えホルダ1216の上に配置され、芯1208が貫通しており、詰め替えホルダ1216の上に配置された燃料材料1211を充填した蝋燭取替部1202を含む。取替部ホルダ1216は、制御装置1206に配置された分散器1214の上面に隣接して配置されている。制御装置1206は上記に示され記載されたものと同様の電子部品を含んでいるので、このような同様の電子部品については図示せず、その説明も省略する。光透過性もしくは半透明のシース1230が、制御装置1206に載置され、蝋燭取替部1202、取替部ホルダ1216、及び分散器1214を囲む。3つのLED(図示せず)は、制御装置1206の上面の穴又はカットアウト1236より上に位置する。また、雌要素1224及び雄要素1226などの施錠メカニズムは制御装置1206を蝋燭取替部1202に位置合わせする。本実施の形態において、施錠メカニズムは、取替部ホルダ1216の上面に形成された雄要素1226と相補的な蝋燭取替部1202の底面上に雌要素1224を含む。雌要素1224及び雄要素1226の結合は、制御装置1206内に配置された電気部品に芯1208に配置されている炎1254を動作可能に連結するために後述するメカニズムを、機能的に位置合わせに役に立つ。蝋燭組立品1200のさまざまな部品を位置合わせするために、施錠メカニズムが必ずしも必要とされない場合、及び/又は、蝋燭組立品(例えば、図38参照)に組み込まれない場合、4オンスのガラス製のボーティブ蝋燭取替部1202が蝋燭組立品1200と共に使用され得る。例えば、S.C.Johonson and Sonによって製造されるような、様々な形状及びサイズを有する他のガラス製のボーティブも蝋燭組立品1200とともに使用され得る。
【0070】
図33及び図36を参照すると、芯1208に配置されている炎1254の有無を検出するための実施の形態が示されている。蝋燭組立品1200は、光ファイバ1204が、芯1208に横に沿って配置されている蝋燭取替部1202を含む。炎1254から発光される方向Aに移動する光は、光ファイバ1204によって取替部1202の底部に向けられる。光は光ファイバ1204から方向Bに発光され、光路を介して、取替部1202の底部を通過する。光路を通過する光は、感感光センサ1210などの感光センサによって検出される。光路は、例えば、クリア(透明)ガラス、つや消し、有色及び/又は半透明の蝋燭取替部1202のつや消しではない及び/又は無色部分、又は他の光透過性媒体であってもよい。一実施の形態において、炎1254が燃料1211を溶かすにつれて、燃料、芯1208及び/又は光ファイバ1204が同様の割合で消費され(図示しない)、これによって、燃料の高さが下がるが、蝋燭取替部1202がある限り、光ファイバが芯上の炎から感光センサ1210まで光を方向付けるように、芯と光ファイバが互いに動作可能な空間関係で維持される。
【0071】
図示しないが、他の実施の形態において、光ファイバ1204が、芯1208に織込まれてもよい。また、光ファイバ1204は、環境光が感光センサ1210によって移動されたり、検出されたりしないように、熱染色(thermochromatic)インク(図示しない)によってコーティングされていてもよい。本実施の形態において、熱染色インクは、第1の温度(例えば、約120°F〜約140°F)以下で、光ファイバ1204にコーティング又は塗布されたときに、光不透過性又は光吸収性のカラーを有する。芯1208を点灯した時、炎1254は第1の温度より高い第2の温度に熱染色インクを加熱し、これによって、熱染色インクは、光を透過しない又は光吸収性のカラーから、光ファイバ1204を介して光を通過させることができるカラー(例えば、透明色)へ、変更させる。本実施の形態において、熱染色インクが炎1254から十分な熱を露出された時、光は、光ファイバ1204を介して感光センサ1210へ移動してもよい。本発明において有用である熱染色インクは、例えば、米国特許出願公開第2004/0160764号に記載されているインクを含む。本発明において有用である更なる熱染色インクは、例えば、米国特許第特許出願公開第2005/0024859号に記載されているインクを含む。また、本発明において有用な熱染色インクは、Chromicolor(クロミカラー(登録商標))インクなどのマツイインターナショナル社製の熱染色インクを含む。更なる実施の形態において、芯1208は、感光センサ1210へ光を伝達する透明のマイクロ蝋(例えば、ポリエチレン及び/又はポリプロピレン)シース(図示しない)を有していてもよい。
【0072】
図36に表される実施の形態と同様の他の実施の形態として、図34及び図37に示されているように、感光センサ1210は、芯1208上に配置された炎1254を直接検出できるように芯1208に十分近接して配置される。ここで、感光センサ1210は、芯1208に(例えば、蝋燭取替部1202の壁1222の頂部1228内又は上において)動作可能に配置されている。感光センサ1210は、炎1254から発光される(例えば)方向Cを有する光が感光センサ1210によって感知されるように位置決めされる。
【0073】
図35及び図38に示されている他の実施の形態において、蝋燭組立品1200が示されている。蝋燭組立品1200は、直径が約1/2インチであり、芯1208に隣接して配置され、蝋燭取替部1202のベースに延出される光透過性の透明ジェル蝋燭芯1232を有する、蝋燭取替部1202を含む。炎から発光する方向Aの光は、透明ジェル蝋燭芯1232によって取替部1202の底部へ連絡され、取替部1202の光路を介して方向Bに向かって通過する。次に光路を通過する光は、電子ベース1206上又はその内部に配置された感光センサ1210によって検出され、これが電気部品を起動状態、及び/又は、停止状態にする。一実施の形態において、最初に使用した後、透明ジェル蝋燭芯1232と蝋1211部品は、混合され、蝋燭取替部1202の頂部において冷却された時(図示しない)に固化した時に不透明の膜を形成する。不透明膜は、光が透明のジェルの蝋燭芯1232を通過しないように、光を阻止又は遮断し、これによって、制御装置1206内の電子部品を停止状態にすることができる。光を透過しない蝋膜(図示しない)が、製造作用オブジェクト間に蝋燭詰め替え部1202の最頂部に塗布され、これによって、周囲光が電気部品を使用する前に起動されないようにすることができる。本発明において有用である光透過性透明ジェル蝋燭芯材料は、米国特許第6,827,474号に開示されている。本発明において有用な更なる光透過性材料は、米国特許第6,050,812号に開示されている。
【0074】
感光センサ1210は、さまざまな電気部品を起動させるか又は有効とするために、コネクタ1212(例えば、当業者に公知の電線又は他の装置)を介して、制御装置1206内の電気部品に接続される。光通信技術の組合せによって、例えば、蝋燭の点火時、又は、不点火時に、光ファイバ1204、透明ジェル芯1232、感光センサ1210、制御装置1206内の部品が動作可能に連結され、制御装置1206内で電気部品を起動及び/又は停止状態にするため、及び/又は、本発明に開示されている個別のスイッチメカニズムによって電気部品が起動されるのを有効とするために使用されてもよい。光ファイバ1204と感光センサ1210の組み合わせの不連続な構造特性によって、制御装置1206が複数の蝋燭取替部1202によって再使用されることが可能となる。
【0075】
例えば、図37に示されているように、感光センサ1210が、蝋燭取替部1202の一体的な部分である時の実施の形態において、コネクタ1212は、コネクタの一部1212aが取替部1202の底部の接続界面1218に接続するように感光センサ1210から接続界面1218を跨いだ状態で不連続とされる。接続界面1218は、制御装置1206に一体形成されているか又は装着されている分散器1214上に配置された取替部ホルダ1216内又はその上で対応する接続界面1220に接続される。制御装置1206内の感光センサ1210と電子部品の接続を完了するには、制御装置1206上の接続界面1220は、分散器1214と協働する他の接続断面1212bを介して制御装置1206に動作可能に接続される。
【0076】
図38Aに示される他の実施の形態において、蝋燭組立品1200は、例えば、柱状蝋燭の形態において蝋燭取替部1260を含む。蝋燭取替部1260は、芯1208と、本明細書中のどこかに記載されているものと同様の光伝送及び/又は伝熱要素1274(例えば、光ファイバ、ライトパイプ、サーミスタ、及び/又は導線)を含む。本実施の形態において、施錠メカニズムが相補の雌ねじ要素1264に対応する雄ねじ要素1266という形をとることができることが考えられされる。例をあげると、例えば、雌ねじ要素1264を有する蝋燭取替部1260は、制御装置1206の雄ねじ要素1266上へ外嵌され得る。更に、例えば、感光センサ及び/又は熱センサを含む炎検出センサ1210は、芯1208上の炎1254の存在を検出するたに雄ねじ要素ジェされ得る7に配置されていてもよい。更なる実施の形態において、LED(図示せず)は、雄ねじ要素1266内又はその上に配置され得る。
【0077】
例えば、感光センサ1210が蝋燭取替部の一部ではない時、感光センサがシース1230(図示しない)に装着されるか又は配置されている場合、コネクタ1212は、感光センサ1210から制御装置1206内の電気部品までつながっていてもよい。感光センサ1210以外に又はこれに代えて、他の熱センサ、光センサ、及び/又は熱及び感光センサが用いられてもよい。例えば、本発明に有用な熱及び/又は感光センサは、米国特許第6,491,516号に記載されているものを含む。本発明に有用な他の感光センサは、MINI−BEAM(ミニビーム(登録商標))感光センサ(例えば、型番号SME312の全てのバリエーション)などのバナーエンジニアリング社(Banner Engineering Co.,)から入手可能な感光センサを含む。本発明において有用な光センサの例としては、JP 408185710Aに記載されている光センサが挙げられる。本発明に有用な光ファイバ及び感光センサとしては、米国特許出願公開番号2005/0111217に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第5,807,096号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第6,033,209号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。例えば、本発明に有用な更なる感光センサとしては、米国特許第6,468,071号に記載されている感光センサが挙げられる。例えば、本発明に有用な光ファイバ及び感光センサとしては、米国特許出願公開番号2002/0119413に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第カ特許出願公開番号2005/0093834に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第4,804,323号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサは、例えば、米国特許第4,477,249号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第5,921,767号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な付加的な感光センサとしては、例えば、米国特第6,050,812号に記載されているそれらが挙げられる。
【0078】
次に、図39〜図43を参照する。蝋燭組立品1300は、溶融皿1304を支持し、電気部品(図示しないが、上記のものと同様)を収容する制御装置1306の上に配置されている(ガラス、樹脂、ポリマー、金属、木、岩、中空材料、多孔質材料、液体充填材料等で作成された)支持台1316を含む。分散器1322は、支持台1316の下で配置される。溶融皿1304上では、芯ホルダ1314が、炎1354が配置された芯1308を保持している。電気部品によって制御される3個の発光ダイオード(LED)(図示しないが前述されている)が制御装置1306の上面の穴又は切り抜き部1336に又はこの上方に配置されている。
【0079】
図39〜図43に示される実施の形態において、蝋燭組立品1300内の電気部品に炎1354を動作可能に連結させる。蝋燭組立品1300は、コネクタ1312(例えば、支持台1316に装着されたワイア)を介して、支持台1316に装着された接続界面1313に動作可能に接続された炎及び/又は熱センサ1310を含む。制御装置1306内の熱センサ1310と電気部品の結合を完了するために、接続界面1313は、コネクタ1317によって制御装置1306の電気部品に動作可能に連結された相補的接続界面1315に接続される。
【0080】
図39に示される実施の形態において、蝋燭組立品1300には、溶融皿1304と熱的に連通している熱センサ1310が組み込まれている。熱センサ1310は、芯1308上の炎1354の有無による溶融皿の温度の上昇を検知する。熱センサ1310によって熱を検知することによって、制御装置1306内に配置された電気部品の起動又は有効化が生じる。一旦、炎1354が消炎すると、溶融皿1304は冷却され、これによって熱センサ1310が電気部品を停止又は非有効化する。熱センサ1310の例としては、サーミスタ、ホール効果センサ、及び/又はリードスイッチなどを含むが、これらに限定されない。
【0081】
他の実施形態において、図40に示すように、蝋燭組立品1300は、熱センサ1310に隣接して配置されている、磁石1328の熱における変化と協働する磁界における変化を検出するためにホール効果センサなどの、熱センサ1310を含む。熱センサ1310は、制御装置1306内の電気部品を起動、停止、有効化及び/又は非有効化する。この実施の形態において、単一磁石1328は、芯ホルダ1314を保持するために機能するだけでなく、電気部品の制御に応じて炎1354を連係させるために熱センサ1310を併用して機能する。炎1354との直接的又は間接的に熱連通している更なる磁石は、熱センサ1310と併用され、これによって、炎を電気部品と動作可能に連係すると考えられる。更なる実施の形態において、ホール効果センサ1310は、芯ホルダ1314の有無を感知するために用いてもよい。例えば、蝋燭組立品1300に芯ホルダ1314が無い場合、ホール効果センサ1310は、磁石1328の変化した磁界によって、芯ホルダの不在を感知することができる。芯ホルダ1314の不在の情報が制御装置1306の電気部品に伝達され、次に、可聴及び/又は視覚的な催促となって、ユーザに燃料要素の交換を喚起する。
【0082】
図39及び図40に示された実施の形態と同様に、図41は、支持板1320(例えば、ガラス製)を含む蝋燭組立品1300を示す。支持板1320には、穴1338が貫通しており、熱センサ1310が炎1354又は磁石1328の近傍に位置決めすることが可能となり、結果的に、炎に応答した熱における変化又は磁石の磁力における変化に対する熱センサの感度が高くなる。
【0083】
例えば、本発明に有用な感熱センサは、米国特許第5,015,175号に記載されているものを含む。本発明に有用な更なる熱センサは、例えば、米国特許第4,983,119号に記載されているものを含む。本発明に有用な更なる感熱センサは、例えば、米国特許第5,057.005号に記載されているものを含む。
【0084】
制御装置1307内の電気部品の起動、停止、有効化、及び/又はディスエーブル化に対して炎1354を動作可能に連係させるための他のメカニズムは、図42に示されている。ここで、蝋燭組立品1300は、溶融皿1304の下方に装着され、溶融皿1304と熱的に連通する熱染色(thermochromatic)ストリップ1318と、光電センサ1324を具備している。芯1308を点灯するときに、溶融可能な燃料(図示しない)が溶けて溶融皿1304を満たす。溶融した燃料から発生する熱によって熱染色ストリップ1318が第1のカラーから第2のカラーへ変化する。熱染色ストリップ1318の第1のカラー(例えば、約100°F以下、約110°F以下、約120°F以下、約130°F以下、約140°F以下、又は約150°F以下の温度)から第2のカラー(例えば、約100°F以上、約110°F以上、約120°F以上、約130°F以上、約140°F以上、又は約150°F以上の温度)までの変化は、光電センサ1324によって感知される。光電センサ1324は、LED1325から熱染色ストリップ1318へ向かうD方向に光線(例えば、赤外線又は可視光線)を発する。熱染色ストリップ1318からE方向に反射した光のカラーは、光電センサ1324内の感光セル1327(例えば、フォトレジスタ及び/又はフォトダイオード)によって検出される。コネクタ1312は、光電センサ1324を制御装置1306内の電気部品に接続する。図44に示されている実施の形態と同様の実施の形態において、溶融皿1304は、支持板1320の表面に形成され、熱染色ストリップ1318は、直接、支持台1316と一体形成されている支持板の下側に直接取り付けられているこれによって、熱染色ストリップとガラス製の支持板が熱的に連通可能となる。所望されれば、周囲光からの妨害を低減するために、発光光線が、主波長を有するように(例えば、ブルーペクトルにおいて)調整されてもよい。或いは、主波長を有する発光光線を得るために、フルスペクトルの光源が適切なカラーの更なる光学フィルタ(図示しない)と一緒に使用されてもよい。
【0085】
炎を本明細書中に記載されているさまざまな電気部品の起動と動作可能に連係させるための上記のメカニズムが、これらの電気部品の一つ以上が、炎が存在している時にのみ、及び/又は所定の温度(例えば、約100°F以上、約110°F以上、約120°F以上、約130°F以上、約140°F以上、又は約150°F以上)に達した時にのみ、動作可能となるように、電池の寿命を最大化する更なる機能を有していてもよいと考えられる。また、蝋燭組立品が、炎を電気部品の起動に動作可能に連係させるためのメカニズムを具備している時、光と音のスイッチ(例えば、図18の700c、d及び702c、d)は取り外すことができ、音声レベルのボタンセットのみが製品上に残る(例えば、図18の700a、b及び702a、b)と考えられる。
【0086】
施錠メカニズムの他の例が図43に示されている。ここで、蝋燭組立品1300は、毛管出っ張り部1334の下方の溶融皿1304の底面のキャビティ1332内に配置される第1の極性を有する第1の磁石1328を有する。上記同様、支持台1316の下、そして、制御装置1306の上には、表面に第2の極性を有する第2の磁石又は鉄材料1330が配置された光分散器1322が配置されている。第1の磁石1328の第1の極性と第2の磁石又は鉄材料1330の第2の極性は、支持台1316を制御装置1306に固着させる引力を両極性間に有するような配向にある。この固着システムによって、組み立てミスを起こさずに、支持台1316を取り外して清掃し、その後、制御装置1306の上へうまく戻すことができる。
【0087】
次に、図44を参照すると、図39〜図43に示される蝋燭組立品1300と同様の蝋燭組立品1400は、上記と同様の制御装置1406に組み込まれた電気通信リンク1402を有し、これによって、ユーザが、制御装置と協働する、制御装置の頂面において又はその上の穴1436を介して配置されている(図示されていないが前述されている)LEDからの光の効果及び/又は制御装置内で保持されているスピーカ1436が発する音響効果のような発揮する電気部品を再プログラムすることができる。本実施の形態において、溶融皿1404は、支持台1420の表面に形成される。また、溶融皿は、本明細書に記載されているように、溶融皿の動作を十分に容易にできる任意の材料から作成され得ることが考えられる。
【0088】
電気通信リンク1402を介して、制御装置1406と協働する電気部品の再プログラムは、例えば、ユーザの自宅、インターネット、店舗内(例えば、再プログラムキオスク又は陳列棚装置)、及び/又は遠隔地を介して、当業者に公知の方法において、実行される。図示されていないが、本実施の形態において使用できると考えられる電気通信リンクの例としては、例えば、取り外し可能なデータ記憶媒体、ケーブル、USBポート、無線周波センサ、赤外線センサ、有効なブルートゥース(登録商標)のリンク、電気的誘導通信リンク、音響スイッチ、振動検出スイッチ、(例えば、iPod(登録商標)(アイポッド)又は他の携帯装置に接続される)フォノ(蓄音機型)ジャックが挙げられ、及び/又は、制御装置は、制御装置1406の再プログラムを容易にするためにドッキングベイで取り外し可能に接続されてもよい。リンク1402を設けることによって、季節ごとに再プログラム(例えば、クリスマスの音と光のテーマやハロウィーンの音と光のテーマを再プログラム)が可能となり、消費者が蝋燭を詰め替えることを思い出させることができる。プログラムには、例えば、話し言葉、言語レッスン、テープに吹き込まれた本、及び/又は、詩を含む任意のサウンドショー又はライトショーがプログラムの対象として考えられる。制御装置がライトショー及び/又はサウンドショーを動作させるためにプロセッサを使用するので、(例えば、本明細書において記載されているような)任意の共通インターフェースがライトショー及び/又はサウンドショーをコントロールする電気部品及びソフトウェアに組み込まれてもよい。また、電気通信リンク1402を介して制御装置と電気的接続を設立すること及び/又は一連のボタンを押し下げることによって、新しいライトショー及び/又はサウンドプログラムをダウンロードし、及び/又は、これを使用可能とする一連のインターフェースを開始することができると考えられる。例えば、個人用のディジタルアシスタント、パソコン又は他の装置を使用した電気的通信リンクを介して、制御装置に入力され得る個人用のライトショー及び/又はサウンドショーのプログラムをユーザが作成することを可能にするソフトウェアベースのアプリケーションプログラムも提供することができる。また、蝋燭組立品1400上の任意の適切な場所に電気通信リンク1402を配置して、その動作を容易にすることもできる。
【0089】
図54に示される他の実施の形態において、蝋燭組立品1300は、制御装置1306の電気部品(図示しない)の再プログラムを有効とするために、通信リンクとして使用され得るホール効果センサ1310を含む。本実施の形態において、ユーザは、コンピュータ及び/又は同様の装置(図示しない)に接続されている芯ホルダ状トランスデューサ1360を、コネクタ1380を介して、溶融皿1304の毛管出っ張り部1334上へ配置する。情報伝達可能な方法(例えば、2値法)で、磁界を変化させることによって、蝋燭組立品1300のライト及び/又はサウンドエフェクトを制御する符号化されたプログラムを再プログラム(例えば、追加、消去、及び/又は変更)するために、情報は制御装置1306の電気部品へ送られる。
【0090】
さらに他の実施の形態においては、本明細書中に記載されている電気部品に電力供給するために、充電可能な電池及び/又はACアダプタが含まれていてもよい。
【0091】
また他の実施の形態では、蝋燭組立品(図示せず)は、蝋燭組立品が液体の表面を浮遊する液体内に配置され得る。本実施の形態において、液体とは、例えば、水溜まり、湖、流れ、浴槽、水及び/又は他の液体の容器などを含むと考えられる。
【0092】
他の実施の形態では、異なる香りを持つオイル及び/又は芳香を含み得る複数の燃料要素が組み込まれた蝋燭組立品(図示しない)が考えられる。多数の燃料要素はモジュール式であり、例えば、これらは、一緒に組み込まれて、一つの燃料要素を形成することもできる。燃料要素がモジュール式である場合、燃料要素が同時に燃焼した時、特定の比率の異なる香りの燃料要素が組み合わされ、特定の香り及び/又は芳香のブレンドを作成することができると考えられる。また、蝋燭組立品は、多数の燃料要素に受容するために多数の芯ホルダを有することもできる。後者の実施の形態において、例えば、消費者は、香りのブレンドを作成するために、同じ蝋燭組立品の異なる芯ホルダ上で異なって香り付けされた燃料要素を同時に燃焼させることを選択してもよい。予め選択された燃料要素の組み合わせとして、ユーザが、異なる香りを有する複数の燃料要素を含むキットを利用可能であること、又は、ユーザが、個人的な好みに応じて個人用の芳香のブレンドを作成可能であることがさらに想定される。
【0093】
他の実施の形態において、制御装置1406のライトショー及び/又はサウンドショーにおいて変化を出すために、制御装置内で取り外し可能に設置される外部ハードディスク、PDA(パーソナルディジタルアシスタント)、携帯電話、フラッシュドライブ、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、及び/又はメモリースティックを含む取り外し可能なデータ記憶媒体(図示しない)が使用され得る。取り外し可能な装データ記憶媒体は、製造時に設置された制御装置のメモリと組み合わされて使用され、これによって、制御装置のメモリを増加させ、従って、制御装置のライトショー及び/又はサウンドショーの個数が増え、複雑化される。更に、取り外し可能なデータ記憶媒体は、例えば、話し言葉、語学レッスン、詩、祝日のライトショー及び/又はサウンドショー、大衆文化用のライトショー及び/又はサウンドショー(例えば、映画又は他の人気のあるイベントに対応するショー)、国際的なライトショー及び/又はサウンドショー、特定文化のライトショー及び/又はサウンドショーなどを含む任意の想定範囲のライト及び/又はサウンド情報を有することができる。取り外し可能なデータ記憶媒体は、パソコン又は当業者に知られている他の方法によってライトショー及び/又はサウンドショーに応じて再プログラムされてもよい。このようなショーは、取り外し可能な記憶媒体上で予めプログラムされてもよいし、及び/又は、取り外し可能な記憶媒体が、一つ以上のソースからショー及び/又はライト及び/又はサウンドのテーマを、無料で、ダウンロード代金を支払って、又は予約サービスを支払って、組み込むことができるように、必要に応じて変更され得る。
【0094】
本明細書中に記載されている実施の形態のさまざまな組合せが、例えば、異なる構成及び/又はキットの状態で消費者が利用可能であることが想定される。これらの構成及び/又はキットには、例えば、燃料要素取替部、蝋燭ジャー取替部、取り外し可能なデータ記憶媒体、説明書、(例えば、前述されたものを含む)ソフトウェアベースのアプリケーションプログラム、電池、取替部品、カスタマイズできるエレメントが含まれ、これらには、さらに、デカール、塗料、ステッカー、文字、数字、図、及びこれらを組み合わせたものが含まれる。また、想定される構成及び/又はキットは、祭日のテーマ、(例えば、誕生日、特別な日、スポーツイベント、映画、及び他の人気の娯楽のような)イベントテーマ、私的なテーマなどを有し得る。キットは、完全な蝋燭組立品と、この蝋燭組立品に関連するアクセサリを有していてもよいし、キットは、蝋燭組立品の(例えば、溶融皿、電池、燃料要素、取り外し可能なデータ記憶媒体などの)個別の構成部品に向かって配向されてもよい。
【0095】
種々の電気部品の起動に炎を動作可能に連係させるための本明細書中に開示されている種々のメカニズムは、記載されている蝋燭組立品又はその任意の変形のいずれかに組み込まれるように構成され得る。例えば、図45〜図49を参照すると、(電気部品を格納する制御装置を有する本明細書に記載された全ての実施の形態に共通に示されている図18〜図21に示された)プリント回路基板666と668上の構成部品は、図示去れているように一般的な方法でスピーカ730と電池664a〜664d(図14及び図15参照)に相互接続されている。プリント回路基板666及び668に配置されている回路は、部品番号HT86192の下でホルテックセミコンダクタ社(Holtek Semiconductor Inc.)によって製造されるマイクロプロセッサのようなプロセッサ800(図45〜図49参照)を含む。プロセッサ800は、LED 670(緑LED670a、赤LED670b、及び青LED670cを含む)を選択的に照らし、及び/又は、ディジタル式に符号化されたサウンドを、スピーカ730を介して再生することができるように、スイッチ700a−700d又は後述する補助スイッチの起動に応答するようにプログラムされる。一実施の形態において、スイッチ700cを一瞬閉とすると、プロセッサ800によって、以下に詳細に記載される動作の四つのモードのうちの一つのモードで、LED 670を作動させる。スイッチ700dを一瞬閉とすると、4つのサウンドパターンのうちの1パターンを再生するために、プロセッサ800がスピーカ730に分配されるアナログ波形を展開する。スイッチ700a又は700bを閉とすることによって、スピーカ730によって再生される音量が増減される。
【0096】
一実施の形態において、プロセッサ800は、さらに、数列の接続電池664a〜664dによって出力される結合電圧が所定レベル未満に下がる時を判断する検出回路802に応答する。
【0097】
次に、図46を参照すると、回路に組み込まれた補助スイッチは、光センサ1210及び/又は熱センサ1310を含む。光センサ1210及び/又は熱センサ1310は、スイッチ700a〜d及び検出回路802と協働して、LED670の選択的な照明を制御し、及び/又は、スピーカ730を介して、ディジタル式に符号化されたサウンドを再生するために、プロセッサ800を介して制御装置の電気部品と相互接続される。
【0098】
熱及び/又は光の検出方法以外に、Clapper(クラッパ)(登録商標)の音響作動スイッチのような音声検出センサは、制御装置1206内で電気部品を起動及び/又は停止させるように開示されている光検出スイッチ方法を含む、本明細書中に開示されている実施の形態とは無関係に、又は、これらの実施の形態のいずれかと接続されて、用いられてもよい。可能性のある音声検出センサは、電子フィルタ(例えば、ASIC及び/又はディジタル信号プロセッサ)又は電気部品の他の組合せに機能的に連係されたマイクロフォンを含むことができる。機能上、音声検出メカニズムは、先行の設定からライトショー及び/又はサウンドショーを再スタートすることができ、又は、現行の選択をターンオン及び/又はターンオフさせることができる。他の実施の形態において、連続的に符号化された音声シーケンスが各スイッチ700700a〜dの動作をシミュレーションする。本発明の開示において有用な音響スイッチは、米国特許第5,493,618号に記載されたスイッチを含む。例えば、更なる有用な音響スイッチは、米国特許第5,615,271号に記載されたスイッチを含む。
【0099】
一実施の形態において、音声検出センサ1800は、図47に示されるように、図46に示したセンサと同様にプロセッサ800に相互接続される。一実施の形態において、当業者に公知であるソフトウェアは、音声の検出を実行することができ、次に、表示されている音声検出ボックス1802は、信号コンディショナ(図示しない)及びアナログ/ディジタルコンバータ(図示せず)から形成される。
【0100】
図48は、図42に示された実施の形態のための回路構成を示す概要図である。ここで、光電センサ1324は、LED1325からD方向への光線を射出し、光線は、支持板1320を通って、熱染色ストリップ1318からE方向へ反射する。反射光は、スイッチ700a〜700dと検出回路802に接続されているプロセッサ800を協働的に調整する光電センサ1324内の感光セル1327によって検出される。
【0101】
図49は、ライトショー及び/又はサウンドショーのプログラムを変更するために電子通信リンクを介してプロセッサの再プログラミンングを有効とする、電子通信リンク1402とプロセッサ800の相互接続を示す。
【0102】
図50〜図53は、プロセッサ800内に記憶されたプログラムの実行に応答しているプロセッサ800の動作を示すフローチャートである。ブロック810は就寝及び/又はセツデンモードの動作を実施し、これによって、電池が交換されたばかりで、十分な電圧が送られているかを検出するための回路を除いて、プロセッサ800の大部分の機能が停止される。この動作は、ブロック812によって図示され、ブロック812は、電池電圧が低いかどうかを判断チェックする。電池電圧が低い場合、結合電池電圧が所定レベルを超過するまで、コントロールはブロック810へ戻る。結合バッテイル電圧が所定レベルを超過すると、一連のブロック814、816、818及び820が、ボタン702a〜702dのどのボタンが押し下げられたかを判断チェックする。ブロック814、816、818及び820のいずれかが、ボタン702a〜702dのいずれかが押し下げられたと判断した場合、コントロールは、一連のブロック814、816、818及び820のうちの一つへ進む。具体的には、ブロック814が、サウンドボタン702dが押し下げられたと判断した場合、ブロック822は、プロセッサ800に記憶された表に従って符号化されたサウンドエフェクトを再生する。ブロック816が、ライトボタン702cが押し下げられたと判断した場合、プロセッサ800内に記憶された表によって決定されるライトショーなどのライトエフェクトがLED670を好適に付勢することによって再生される。
【0103】
サウンドボタン702d及びライトボタン702cは、プロセッサ800が、異なるサウンドエフェクト及びライトエフェクトを介してサウンドもライト条件もない状態に遭遇させる。一実施の形態において、特定のライトエフェクトの選択が結果的には特定のサウンドエフェクトを選択することにはならないという意味でサウンドエフェクトとは無関係である。また、その逆も言える。一実施の形態において、サウンドボタン702dの瞬間的な押下げによってプロセッサ800は以下のように動作する。
ノーサウンド=>サウンド1 =>サウンド2 =>サウンド3 =>サウンド4 =>ノーサウンド
同様に、ライトボタン702cを何度も瞬間的に押下げることによって、プロセッサ800は以下のようなシーケンスを受ける。
ノーライト=>ライトシーケンス1=>ライトシーケンス2=>ライトシーケンス3=>ライトシーケンス4=>ノーライト
【0104】
プロセッサが同数のサウンドシーケンスとライトシーケンスとを受ける必要は、ないことに注目されたい。また、サウンドシーケンスとライトシーケンスの数は、より多かったり少なかったりする。
【0105】
ボリュームアップボタン702a又はボリュームダウンボタン702dが押下げられると判断された場合、ブロック826及び828は、それぞれ、スピーカ730から発せられるサウンドのレベルを増減させる。
【0106】
ブロック822、824、826又は828からの制御は、ブロック830へ渡され、ブロック830は、蝋燭組立品制御装置606が、例えば、3時間などの所定の時間、動作したかを判断チェックする。そうである場合は、コントロールはブロック810へ戻る。そうでない場合、サウンド機能及びライト機能の両方がオフ状態であるかを判断チェックする。そうである場合、コントロールはブロック810へ進み、そうでない場合、コントロールはブロック812へ渡され、ブロック812は、電池664の結合電圧が所定レベより上であるかどうかを判断チェックする。
【0107】
一実施の形態において、LED670は、ユーザによって個別に選択され得る複数のライトショーを提供するように動作する。例えば、LED670a〜670cの各々は、任意の特定の時間において256個の個別の電流値のうちの一つを受信し、これによって特定のLED670によって発せられたカラーに対してその時間において256回の光の輝度レベルの一つの展開を生じることができる。LED670は小型で互いにから密着して離間されているとともにこれによって展開されるライトが分散されるので、人間の目は、LED670によって発せられる個別のカラーとは反対に、組み合わされたカラーを知覚する。従って、このような実施の形態において、LEDは約1670万色を示すことができる。明らかに、個別の付勢方法が使用され、これによって、必要があれば、(無限のカラー数を含む)過剰又は過少のカラー数が表示されてもよい。
【0108】
例示しているように、プロセッサ800は、特定数のライトショーを表示するようにプログラムされてもよい。その場合、ライトショーは、特定のカラーが表示されるまで、ボタン702cを押下げることによって、個別に選択可能であり、所望のライトショーが選択されたことを示す。その後、一つのカラーから次のカラーまでの両間で、表示されたカラーが変化し、又は、「モルフィング」されることによって、ライトショーは自動的に進行され得る。例えば、赤みがかったオレンジ色は、最初、約7秒間、表示され、その後、変移によってオレンジ色に変あり、次に、明るいイエローオレンジ色に変化し、再度、赤みがかったオレンジ色に戻る。各カラーは、例えば、14秒間の持続期間表示され、14秒間と14秒間の間に10秒の変移部間隔がおかれる。LEDの輝度は、開始と終了のレベル間の変移部間隔に対して線形又は非線形に変化し得る。さらに必要があれば、この14秒間の表示期間は異なる期間を有してもよい。実際、期間から期間までの長さは一定であってもよいし、変化してもよい。さらに、10秒間の間隔はその期間がより長くても短くてもよいし、間隔と間隔との間は、一定であっても、変化してもよい。更なる例としては、オレンジ色は最初の6秒間表示され、次の6秒間は消え、黄色が12秒間続く。この後、6秒間無色となり、次に、緑色が12秒間、続く。さらに6秒間無色が続き、青色とピンク色が連続して12秒間維持され、この後、無色が6秒間続き、次にオレンジ色が6秒間続き、この周期全体が反復される。任意数のカラーの任意の他のモルフィングも必要に応じて取り扱うことができる。
【0109】
ユーザは、カラーモルフィングを休止又は停止するための手段を設けており、これによって、休止又は停止ボタンを押下げることによって現在表示されているカラーを維持することができる。例えば、二つのボタンが設けられ、第1のボタンは、ユーザによって最初に押下げられた時にライトショーを起動すると共に、引き続いて押下げることによってライトショーからライトショーへスクロールするように構成された第1のボタンを設けている。最終のライトショーモードを全体と通した後で、第1のボタンを押下げることによって、ライトショーが停止する。ライトショーのカラーモルフィングの間に押下げられた時、第2のボタンは、カラーモルフィングが現在表示されているカラーのまま休止又は停止されるように構成され得る。第2ボタンを再度押下げると、ライトショートカラーモルフィングは、ライトショーが休止され、又は、ライトショーが停止された時点から続けて行われる。休止又は停止モードの間に第1のボタンを押下げることによって、カラーモルフィングを連続させた状態で、ライトエフェクトを次のライトショーへ進行させ得るライトエフェクトが最終のライトショーモードで動作している場合は、ライトエフェクトが終了する。
【0110】
図51は、以下に説明される熱染色ストリップを含む実施の形態を除く、光検出センサ(図33から図38)を含む実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。図50と異なって、ブロック834は、蝋燭が点火されるかどうかを判断するためにブロック812とブロック814とを仲裁する。蝋燭が点火されていなければ、制御は、ブロック810へ戻る。そうでない場合、蝋燭が点火されていて、ブロック814、816、818又は820のいずれかが、ボタン702a〜702dのいずれかのボタンが押下げられたと判断した場合、コントロールは、一連のブロックブロック822、824、826又は828のいずれか一つへ渡される。蝋燭が点火されていて、ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a〜702dのいずれかが押下げられたと判断しなかった場合、コントロールはブロック832へ渡される。
【0111】
図52は、ライトショー及び/又はサウンドショーのコントロールにおいて音声検出センサの動作を示すフローチャートである。ブロック836は、遠隔「オン」のリクエスト(例えば、可聴コマンド又は他の音声信号)が発生したかを判断する。遠隔「オン」のリクエストが発生した場合、コントロールはブロック840へ進み、遠隔「オフ」のリクエストが発生したかを判断する。遠隔「オフ」のリクエストが発生した場合、コントロールはブロック810へ戻る。遠隔「オフ」のリクエストが発生していない場合、コントロールはブロック830へ渡される。ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a〜702dのいずれかが押下げられたと判断しなかった場合、図50に示されるように、コントロールは、ブロック810ではなくブロック836へ送られる。
【0112】
図53は、熱センサ(例えば、上記のような熱センサ)の動作だけでなく、熱染色ストリップ1318と組み合わされて使用される光センサ1324の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a〜702dのいずれかが押下げられたと判断しなかった場合に、コントロールがブロック830へ戻って、システムが、10分間、作動していたかどうか(ライトショー及び/又はサウンドショーを再生したかどうか)を判断することを除いては、図50のフローチャートと同様である。10分間の動作が発生していなかった場合、コントロールは、ブロック832へ戻る。ブロック832は、任意の制御ボタンが押下げられたかどうかを判断し、ボタンが押下げられていない場合、コントロールはブロック810へ戻り、ボタンが押下げられていた場合、コントロールはブロック812へ戻る。ブロック830によって判断された通りに、10分間の動作が発生していた場合、コントロールはブロック834へ戻り、蝋燭が点火したかどうかをテストする。蝋燭が点火していた場合、コントロールはブロック832へ戻り、そうでない場合、コントロールは、ブロック810へ戻る。この10分間の動作タイムアウト特性は本発明を説明するために例示されているにすぎない。ただし、このタイムアウト期間は、炎センサ又は他の制御メカニズムと連係する制御装置の必要とされる動作に対して適切な時間の長さであってもよいことが想定できる。
【0113】
図55に戻ると、本発明の一実施の形態による蝋燭組立品1500が示されている。蝋燭組立品1500は、発光ダイオード(LED)などの一つ以上の光源、電源、電源内の点火回路、及び/又は光組立品1504を起動させるための制御装置1506を含むベース1502を含む。制御装置1506は、既に図解され記載されている電子部品と同様の電子部品を含むので、その図解又は説明は省略した。また、光組立品1504は、本明細書に記載されているような任意の構成のLEDと回路を含んでいてもよい。しかしながら、3色のLEDは、本明細書中に示されている実施の形態のいずれかと組み合わされて使用され得る。
【0114】
円筒形中空ライトパイプ又は取替部ホルダ1508は、内部空間1512を画定する側壁1510を有する。円形の上壁1514は、側壁1510の頂端部を横切って延出する。光組立品1504及び制御装置1506の少なくとも一部は、内部空間1512内に配置される。側壁1510及び上壁1514は、ガラス及び/又はポリマー樹脂のような光透過性の高い材料から形成され、これによって一実施の形態における中空ライトパイプ1508は透明であり、他の実施の形態においては半透明となる。ベース1502は、ライトパイプ1508の下端1515において(ベースと)一体形成され、又は、レッジやブラケットによって取り付けられるなど任意の適切な方法によって、中空ライトパイプ1508を担持する。
【0115】
芯1520と燃料材料1522が配置された円筒形容器1518を含む蝋燭取替部1516が提供されている。容器1518の底端部1524は、動作中は、上壁1514に支持されている。実施の形態において、容器1518は、ガラス材料を含み、円筒状に形成されている。燃料材料1522は、燃料として使用される任意の公知のゲル状、流体状、又は固体状の材料を含む。本実施の形態において、燃料材料1522は、S.C.Johnson&Son(S.C.ジョンソン&サン)によって販売されているガラス製のボーティブ蝋燭取替部と同様の蝋を含む。しかしながら、蝋燭リフィルは、サイズや形状が異なり、ガラス以外の光透過性の材料で作られた容器を有する他の蝋燭取替部も本発明の蝋燭組立品1500に使用することができる。
【0116】
透明又は半透明の光透過性材料から成るシース1526は、中空のライトパイプ1508を囲僥し、ベース1502によって担持される。シース(鞘)1526は、シース1526の内部表面1528が中空のライトパイプ1508から放射状に離間されるように、ベース1502に配置されている。具体的に説明すると、シース1526は、ライトパイプ1508と蝋燭取替部1516の周り及びこれらを越えて上方へ伸びる。図55は、軸方向長さの周辺で変化する直径を有する略円筒形のシース1524を示す。別の実施の形態において、シース1526の内部表面1528とライトパイプ1508の側壁1510が、互いの間で略一定の距離を提供することができるように、同様に形付けられる。例えば、一実施の形態においては、中空ライトパイプ1508の側壁1510とシース1526の内部表面1528は略矩形であり、他の実施の形態においては、両方とも、略円筒形、球形、三角形、さもなければ、同様の形状を有していてよい。さらに他の実施の形態において、シース1526の中空ライトパイプ1508と内部表面1528との距離も、シースの球形であるか矩形の内部表面内に円筒形のライトパイプを配置させるなどによって、いくらかのばらつきが出てくる。また他の実施形態においては、シース1526が完全に省略される。
【0117】
使用上、既述されているように、制御装置1506は、光組立品1504の一つ以上の光を起動又は停止させするために用いる。光組立品1504が起動された時、光は、ライトパイプ1508の側壁1510及び上壁1514のさまざまな位置を介して透過される。次に、ライトパイプ1508を透過した光は、シース1526及び蝋燭取替部1516の一つ以上を介して、透過される。蝋燭取替部1516によって拡散された光は、容器1518及び燃料材料1522の一つ以上を介して透過される。本実施の形態において、蝋燃料材料1522を介した光透過は不可能とされる。蝋燭取替部1516を介して拡散された光の可視特性は、光の透過を可能とする蝋材料を提供することによって、光反射性及び/又は光吸収性の光透過性蝋材料の粒子を懸濁させることによって、及び/又は、光透過性の蝋燃料材料1522を着色することによって、変えることができる。詳細に上述された種々の分散器と関連して記載されているさまざまな光分散による効果は、本実施の形態においても同様に裏付けることができる。
【0118】
他の使用条件において、蝋燭取替部1516の芯1520は点火され、燃料材料1522は、ある一定時間が過ぎると、使い切られる。蝋燭を点火することによって、炎は、円筒形の容器1518の内外へ出現する。炎からの光は、蝋燭取替部1516とシース1526の一つ以上を介して透過され、上述した効果と同様の様々な光分散効果を発揮する。しかしながら、蝋燭取替部1516が光組立品1504の一つ以上の光と併用されて点火された場合、光混合の効果も明らかとなる。一実施の形態において、蝋燭取替部1516からの光は、より高い強度を有する又はより明るいライトショーをもたらすために使用されるか、又は、側壁1510、蝋燭取替部1516及びシース1526の一つ以上を介して光が移動する時に光組立品からの光の強度における損失を補償するために使用され得る「輝度」を高めることができる。他の実施の形態において、蝋燭取替部1516の炎から発する光は、強度及び光の位置がある一定の期間にわたってランダムに変化するような点滅効果を発揮する。炎からの光が蝋燭取替部1516とシース1526を介して放射されると、この光は、蝋燭組立品1504からの相対的に一定した発光と混合され、これによって、蝋燭組立品1500から発光される光の強度に変化が生じる。また他の実施の形態において、蝋燭取替部1516からの光が光組立品1504からの光と混合され、カラー移行効果が発揮される。蝋燭取替部1516からの発せられる可視光が第1のカラーを生成し、光組立品1504から発せられる可視光が第2のカラーを生成し、これらのカラーが混合されて、ユーザが目視できる第3のカラーが生成される。カラー移行効果は、蝋燭取替部1516及び光組立品1504の一つ又は両方から発せられる可視光を変更することによって、及び/又は、側壁1510、蝋燭取替部1516、又はシース1526のいずれかの着色を変更することによって、調整され得る。
【0119】
図55Aは、ライトパイプ1508’が上壁を含まないこと以外は、図55に示されている実施の形態と同様の蝋燭組立品1500’を示す。適切には、光組立品1504によって透過される光がライトパイプ1508’の頂端部1530を介して、蝋燭取替部1516の底端部1524に直接透過されるように、ライトパイプ1508’の頂端部1530は開口している。同様に、光は側壁1510とシース1526を介して、透過される
【0120】
図55及び図55Aに示されている実施の形態は、本明細書中に記載されているさまざまな他の実施の形態の開示に照らして変更することができる。図55及び図55Aについては記載されている、上述の実施の形態に関して記載されている電子的又は構造的部品のいずれも本実施の形態の開示に含むことができる。例えば、ライトショー又はサウンドショーに関連する部品及び構造、蝋燭と組立品間の施錠メカニズムに関する構造、センサの使用、ライトショー又はサウンドショーのためのタイムシーケンスなどが本実施の形態及び以下に記載される他の実施の形態に関連して、利用することができる。
【0121】
図56は、蝋燭組立品1600の異なる実施の形態を示す。本実施の形態において、ライトパイプ1602は、ベース1606から延出する円筒形側壁1604を含む。円形壁1608は、側壁1604の内部中間部分1610を横切って延出する。蝋燭取替部1614の底端部1612は、動作中は、円形壁1608上に配置されている。蝋燭取替部1614の周りで壁1608から上方へ延出する側壁1604の部分は、保持壁1616として作用する。したがって、蝋燭取替部1614は、壁1608と保持壁1616によって画定された空隙1618内に配置され、使用中の蝋燭取替部1614を安定的に保持する。本実施の形態の蝋燭取替部1614は、S.C.Johnson&Son(S.C.ジョンソン&サン)製のGlade (登録商標) Candles(グレード蝋燭)と同様の柱状蝋蝋燭である。しかしながら、例えば、ガラス製の容器又は他の透明又は半透明の容器内に配置される蝋蝋燭を空隙1618に差し込むことによって使用するなどして、本実施の形態においては、任意の蝋燭を使用することができる。動作上、ライトパイプ1602の中空部分1624内で配置された制御装置1622に接続された光組立品1620は、ライトパイプ1602及び蝋燭取替部1614を介して光を伝達する。他の実施の形態において、蝋燭取替部は、部分的に光透過性であってもよいし、完全に光不透過性であってもよい。保持壁1616の高さは、蝋燭取替部1614の全て又は一部だけをカバーするように変更されてもよい。保持壁1616の高さを変えることによって、蝋燭取替部1614を透過した光がライトパイプ1602を透過した光と混合された時に、数え切れないほどの照明効果を実現することができる。また、保持壁1616の部分は、保持壁1616又は取替部ホルダ1602の他の部分と同様の厚み、又は、これらと異なる厚みが設けられ、即ち、外形付けられ、これによって、変化する光透過特性が提供される。例えば、保持壁1616の遠位端1626は、炎が外側に燃える部分1628を設けており、感覚的に気持ちの良い光拡散特性を付与することができる。
【0122】
図56Aは、図56に関連して記載されている実施の形態と同様の蝋燭組立品1600’を示す。しかしながら、本実施の形態の保持壁1616’は、その軸方向の全長の断面が均一である。また、図55と図55Aに関して記載されているシースと同様の光透過性又は半透明のシース1630は、蝋燭組立品1600のベース1606によって支持され、取替えホルダ1602と蝋燭取替部1614の周りで上方へ延出する。
【0123】
図55〜図56Aにおいて示されているいくつかの実施の形態を適用している時、蝋燭取替部1516、1614は、光組立品1504、1620のそれぞれから発せられる光によって視界から遮られる。特に、図56Aを参照すると、シース1630の高さは、蝋燭取替部1614の頂端部1632を越えて延出する。使用状態では、光組立品1620からの光は、シース1630の全長にわたってシース1630を介して放射される。シース1630を透過して伝達される光は、蝋燭取替部1614の全て又は一部を遮ることによって、蝋燭取替部1614にグローイング又は照明効果を付与する。一実施の形態において、シース1630によって、蝋燭組立品1600’が作動状態にあるときにシースから眺める人は、蝋燭取替部1614の本体1634を見ることができない。他の実施の形態において、眺める人は、蝋燭取替部1614の一部だけを見ることができるか、又は、蝋燭取替部1614を全く見ることができない。眺める人がシース1630を通して見る方法については、蝋燭組立品1600’の底端と頂端1636、1638の間のシース1630の軸方向の長さをほぼ横切る視覚ラインに沿って見た時、蝋燭取替部1614の眺めは、部分的に遮られると考えられる。本明細書中に開示されている実施の形態のいずれかにおいて、ライトパイプ又はシースのうちの少なくとも1つの高さは、蝋燭取替部の少なくとも頂端部まで延出することができるように調整され、これによって、光源からの光の透過が蝋燭取替部の全て又は一部を遮ることができるようになる。また、蝋燭取替部は、容器内に配置された柱状蝋燭もしくは燃料材料又は本発明に開示されている任意の他のタイプの蝋燭取替部を含む。
【0124】
図57を参照すると、蝋燭組立品1700が示されている。本実施の形態において、ライトパイプ1702は、ベース1706から延出する円筒形側壁1704を含む。上壁1708は、側壁1706の頂端部1710にわたって延出する。上壁1708は、湾曲した環状の外周壁部1714、環状中間壁部1716、及び切頭球形内壁部1718によって画定された凹部1712を含む。凹部1712は変化する深さを有しており、例えば、凹部1712は、外周壁部1714又は内壁部1718のどちらよりも中間壁部1716に隣接している位置で深くなっている。上記の蝋燭取替部1502と同様の蝋燭取替部1720も提供されている。蝋燭取替部1720の底端部1722は、上壁1708の凹部1712に挿入される。一実施の形態において、蝋燭取替部1720の底端部1722は、上壁1708の外周壁部1714、環状中間壁部1716、及び切頭球形内壁部1718と位置合わせされるように輪郭が付けられ、これによって、使用中の蝋燭組立品1700に安定性が提供される。動作上、ライトパイプ1702の内部空間中空部1726内に配置され制御装置1728によって作動されるLED組立品1724は、ライトパイプ1702と蝋燭取替部1720の容器1730を介して光を透過させる。
【0125】
次に、図58を参照すると、図55に示される蝋燭組立品1500と同様の蝋燭組立品1800が示され、同様の構成要素が同一の参照番号によって提供されている。しかしながら、本実施の形態は、ライトパイプ1508の内部空間1512内に光組立品1504を位置決めしない。むしろ、側壁1510の底端部1802は、光組立品1504の一つ以上のLEDに直接隣り合って又はこれらを覆って配置される。本実施の形態において、底端部1802は、ベース1502に隣接しており、側壁1510の他の環状部分1806より大きい直径を有する、環状部分1804を含む。2つの環状部分1804、1806間の直径における変化によって、複数の等間隔で離間されているLED(二つのLEDがLED 1810a及び1810bとして図58に示されている)を受容するための凹部1808が提供される。異なる実施の形態において、側壁1510は、図55に示される側壁と同様の均一な断面を有し、一つ以上のLEDは、ベース1502と並列に配置された側壁1510の下端1515の下方のベース1502内に位置決めされている。側壁1510の頂端部を横切って延出する円形上壁1514は、湾曲した光導変移部分1812によって側壁1510の頂端部に一体的に接続されている。本実施の形態において、湾曲する変移部1812は、丸い角を含み、側壁1510と上壁1514の間の連結部に配置された少なくとも90度以内の角度に沿って透過される光の方向を変えることができる。湾曲した変移部1812は、側壁1510の隣接部分の厚みと少なくとも同じか又はこの厚みよりも2倍大きい内径と、湾曲変移部1812に沿ってライトパイプ1508内の光の大きな部分を保持するためにこの内径+側壁1510の各厚みの合計と少なくとも同じ外形を有する。更に、湾曲変移部1812は、上壁1514又はその近傍の厚みよりも大きい側壁1510又はその近傍における厚みを有する。他の実施の形態において、湾曲変移部1812は、四角い角、平らな対角面、及び/又は複数の平ら及び/又は湾曲した小面)を有する連結部を含む。
【0126】
使用上、コントロール回路1506は、光組立品1504の光の一つ以上を起動及び停止するために使用される。光組立品1504が起動された時、光は、側壁1510の底端部1802に入射し、光の一部は、側壁1510を介して、上壁1514へ向かって移行される。側壁1510とライトパイプ1508の上壁1514を介して移行した光は、上記と同様に、様々な位置で、これらの位置に沿って、ライトパイプ1508から出射し、シース1526及び/又は蝋燭取替部1516を通過する。今説明したように、シース1526、中空ライトパイプ1508、蝋燭取替部1516、及び光組立品1504を組み合わせることによって、上述のような方法で、シース1526を通して目視されるように、相対的に少数の光が、より大きく、相対的に均一に拡散されたライトショー又はエフェクト(効果)を作り出すように使用され得る。更に、中空ライトパイプ1508の内側表面1814及び/又は外側表面1816のそれぞれは、サンドブラストなどによって、平滑研磨、釉の塗布、及び/又は、つや消しを施すことができ、均一に拡散された表面を形成して、シース1526を介して拡散する光の分配能力をさらに高めることができる。更に、つや消しされた表面は、外部の位置から見られることから制御装置1506を隠すこともでき、蝋燭組立品1800の美的効果をさらに高めることができる。
【0127】
それぞれの光組立品の位置とは無関係に本明細書中に開示されている蝋燭組立品1800のみならず他の蝋燭組立品に対して、数多くの変更を行うことが可能である。例えば、軸方向長さにおいて均一の断面を有するシースは、シースの表面全体に沿った高輝度領域と低輝度領域の間で行われる変更を最小限に抑えて、相対的に均一な輝度の光が通過できるより大きな領域を提供することができる。異なる実施の形態において、シース1526の内部表面1528及び/又は外部表面1818のそれぞれが、平滑研磨、釉の塗布、及び/又はつや消しを施すことができる。さらに他の実施の形態において、シース1526の底端部1820に隣接する外部表面1818が様々な色に着色された光からのカラー混合を助長するに足りる長さにわたって研磨され、外部表面1818の他の部分は、光の拡散をより均一にするためにつや消しが施される。他の実施の形態において、光源は、シース1526の底端部820の下に追加的又は代替的に配置される。また、中空ライトパイプ1508及び/又はシース1526の部分には、例えば、塗料、エッチング及び/又はデカールなどの不透明な断面が含まれ、シース1526を通して示される光の中で可視のインデックス(indicia)設計、又は、他の可視のアウトラインを形成してもよい。例えば、印刷、エンボス加工、及び/又は表面処理設計が施された薄壁の部分的に半透明のプラ棒又は紙カバー(図示しない)によって、ライトパイプ1508をカバーし、これによって、制御装置1506を隠すとともに、視覚的デザインをシース1526に伝達するのを補助することができる。表紙カバーは、蝋燭組立品1800に異なるデザインを施すことができるように、着脱可能である。更に、制御装置1506は、陰影又はそこから投影される光のスポットを削減するように処理することもできる。この処理には、例えば、反射光遮断材料、部分的な半透明の材料、表面スカッフィング加工、及び/又はサンドブラスト加工が含まれる。
【0128】
次に、図59を参照すると、図56に示されている蝋燭組立品1600と同様の他の蝋燭組立品1900が示されている。しかしながら、本実施の形態は、ライトパイプ1602の中空部分1624内に光組立品1620を位置決めしていない。むしろ、側壁1604の底端部1902は、図58に関連して上記に記述されているように、光組立品1620の一つ以上のLEDに直接隣接して、又はこれらを覆うように、配置される。一実施の形態において、複数の等間隔に離間されたLEDは、底端部1902に隣接した側壁1604の内部1906の凹部1904内に配置されている(図59には、LED1908a及び1908bが示されている)。側壁1604の内部中間部分1610を横切って延出する円形壁1608は、湾曲する光導変移部1910によって、側壁1604の内部中間部分1610に一体的に接続されている。
【0129】
図59Aは、図56A及び図59と関して記載されている実施の形態と同様の蝋燭組立品1900’を示す。しかしながら、図56Aに関して記載されている保持壁1616’と光透過性又は半透明のシース1630が、図59と関して記載されている光組立品1620の配置に組み合わされている。
【0130】
さらに他の実施の形態による蝋燭組立品1900''が図59Bに示されている。蝋燭組立品1900''は、保持壁1616’の上端1914から上方へ延出する複数の円周方向に離間された支柱1912を追加したこと以外は、蝋燭組立品1900’と略同様である。支柱1912は、複数の異なる高さを有し、各支柱1912は、シース1630へ向かって径方向外側に光組立品1720から光の一部を反射するように角度付けされた光の反射ファセット1916を形成する斜めの上端を含む。シース1630を通して見た時、中空ライトパイプ1602は、一実施の形態において都会のスカイラインを思わせる、複数の異なる高さで配置される複数の高輝度の光の領域、又は、「ホットスポット」のエフェクトを再生することができる。また、光組立品のLED1908a及び1908bの配置は、本発明の開示によって含まれている更に他の可能性のある構成を記述するために変形されたものである。LED1908a及び1908bは、これらのLEDを透過する光が、蝋燭組立品1900''を通って伝達される前に、側壁1604の端面1918へ入射するように、ベース1606内に配置されている。
【0131】
図60は、蝋燭組立品2000の異なる実施の形態を示す。本実施の形態において、ベース2002は、頂端部2006から延びる環状周囲壁2004を有する円筒形部分を含む。ライトパイプ2008は、ベース2002の頂端部2006から上方へ延びる円筒側壁2010を含む。円形壁2012は、側壁2010の頂部2014を横切って延出する。本明細書中で説明されているものと同様の光組立品2016と制御装置2018が蝋燭組立品2000内にも設けられる。本実施の形態において、制御装置2018は、ライトパイプ2008の内部空間2020内に設けられ、2個のLED2022a及び2022bを含むライト組立品2016は、図59Bに示したLEDと同様にベース2002内に配置される。
【0132】
図60に示されている実施の形態においては、上記に説明されている柱状蝋蝋燭と同様の蝋燭取替部2024を含む。蝋燭取替部2024は、蝋燃料材料2028を含む本体2026と蝋燭取替部2024の頂端部2032から上方へ延びる芯2030とを含む。しかしながら、本実施の形態の蝋燭取替部2024は、芯2030の下で蝋燭取替部2024の底端部2036から蝋燭取替部2024の一部まで延出される本体2026内に中空の円筒形部分2034、即ち、キャビティも含んでいる。中空部分2034の内径及び内側の高さは、蝋燭取替部2024が、ライトパイプ2008に全体わたって配置され得るように、側壁の直径及び高さのそれぞれと略同じになるように寸法が決定される。他の実施の形態において、側壁2010と中空部分2034の少なくとも一つの直径は、ライトパイプ2008と中空部分2026間に隙間嵌め又は締まり嵌めを提供するように調整され、これによって、中空部分2026が画定される。また、他の実施の形態において、側壁2010と中空部分2034の少なくとも一つの高さは、蝋燭取替部2024の底端部2036が、例えば、図60に示されるようなベース2002の頂端部2006によって支持されるように調整される。更に、蝋燭取替部2024の外径は、ベース2002の頂端部であって、環状壁2004の内部に配置されるように、適切に大きさが決定される。同様に、蝋燭取替部2024の外径又は環状壁2004の直径の少なくとも一つは、蝋燭取替部2024の外壁2038と環状壁2004の間に隙間嵌め又は締まり嵌めを提供するように調整され得る。
【0133】
動作上、光は、蝋燭取替部2024と側壁2010の頂部2014を通って伝達される前に、側壁2010の端面2040を介して伝達される。蝋燭取替部2024は略光透過性であり、その透過度は、本発明の蝋燭組立品2000の光度を変えるために当業者によって変えることができる。更に、蝋燭取替部2024を介して拡散される光の可視特性は、蝋材2028の内で粒子を懸濁することによって、及び/又は、蝋材2028の色を変えることによって、変えることができる。また、本実施の形態が、本明細書中に開示されている実施の形態のいずれかの構造又は機能のいずれかを含むように変更され得ることが想定され得る。例えば、シースは、ベース2002から蝋燭取替部2020の周辺まで上へ向かって延びる蝋燭組立品2000を備える。異なる実施の形態において、図55〜図57に関連して記載されているもとの同様に、光組立品は、ライトパイプ2008の中空部分2020内で設けられてもよい。さらに他の実施の形態では、容器は、蝋燭取替部2024を全体的又は部分的に保持及び/又は支持するように提供される。さらに他の実施の形態では、一つ以上の芯は、蝋燭取替部2024の外壁2038とライトパイプ2008の側壁2010から離間されている蝋燭取替部2024の底端部2036に隣接した領域から上方へ延出する。使用時には、一つ以上の芯の炎は、側壁2010と同じ高さになり、燃焼又は煤が溜まることによって炎が急冷したり、側壁2010にダメージを与えたりしないように、側壁からは十分に離間される。
【0134】
本発明において使用されている用語は、本来、本発明を限定することを意図するものではなく、説明することのみを意図するものであることが理解されよう。全ての特許、公開されている特許出願、及び本明細書に開示されている他の文献はその全体が参照することによって組み込まれている。本明細書中に記載されている種々の蝋燭組立品の種々の構成部品は、構成部品の全て又は一部を含む未組立てキットとして、個別の構成要素として、及び/又はこれらを組み合わせたものとして、パッケージングされてもよい。種々の蝋燭組立品の本明細書に述べられている構成部品の異なる又は様々な組み合わせが本明細書に記載されている装置、方法、キット又はこれらを組み合わせたものにおいて使用することもできる。励ます
【産業上の利用可能性】
【0135】
本発明に開示されている蝋燭組立品は、本明細書中に説明されている燃料要素のようなボーティブ型の蝋燭を支持するために使用される。音及び/又は光特性は、ユーザにとって心地良い体感を提供するために追加され、制御され得る。
【0136】
以上の記載から、数多くの変更が可能であることが当業者に明確である。従って、以上の説明は例示することのみを目的としている。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1】図1は、第1の実施の形態による蝋燭組立品を示す分解等角図である。
【図2】図2は、図1に示された芯ホルダを示す拡大等角図である。
【図3】図3は、図1の線3−3に沿って見たときの燃料要素を示す断面図である。
【図4】図4は、組み立てられた形態の蝋燭組立品を図1の線3-3に略直角に切断したときの断面図である。
【図5】図5は、図4の線5-5に沿って見たときの拡大部分断面図である。
【図6】図6は、他の実施の形態による芯ホルダと溶融皿の一部を示す拡大等角図である。
【図7】図7は、また他の実施の形態によるまた他の芯ホルダを示す等角図である。
【図8】図8は、図7の芯ホルダを図5に示されたものと同様に示した拡大断面図である。
【図9】図9は、他の実施の形態による蝋燭組立品を示す等角図である。
【図10】図10は、さらに他の実施の形態による蝋燭組立品を示す分解等角図である。
【図11】図11は、中央線の垂直面に沿った図10の蝋燭組立品の分解断面図である。
【図12】図12は、音及び/又は光特性を含んでいる蝋燭組立品の更なる実施の形態を示す等角図である。
【図13】図13は、図12の蝋燭組立品の側面立面図である。
【図14】図14は、図12の蝋燭組立品の様々な部分の上面、正面、及び右側面を示す分解等角図である。
【図15】図15は、図12の蝋燭組立品の制御装置及び拡散器の上面、正面、及び右側面を示す分解等角図である。
【図16】図16は、下から見た図12の拡散器を示す等角図である。
【図17】図17は、図12の拡散器の底面立面図である。
【図18】図18は、図12の蝋燭組立品の制御装置及び拡散器の上面、正面、及び右側面を示す分解等角図である。
【図19】図19は、下から見た図12の蝋燭組立品の制御装置の部分の下面、後面、及び右側面を示す分解等角図である。
【図20】図20は、図18及び図19の制御装置のハウジングと制御装置の種々の構成部品を上から見たときの拡大等角図であって、その上面、後面、及び左側面を示す図である。
【図21】図21は、図20の制御装置を示す平面図である。
【図22】図22は、更なる実施の形態による光特性を含む蝋燭組立品を示す拡大等角図である。
【図23】図23は、更なる実施の形態による光特性を含む蝋燭組立品を示す拡大等角図である。
【図26】図26は、図22の蝋燭組立品のさまざまな部分の上面、後面、及び左側面を示す分解等角図である。
【図27】図27は、下から見た図22の拡散器を示す等角図である。
【図28】図28は、図22の制御装置を下から見たときの拡大等角図である。
【図28A】図28Aは、図22の制御装置を下から見たときの分解等角図である。
【図29】図29は、図22の制御装置とその部品を下から見たときの拡大等角図である。
【図30】図30は、図22の蝋燭組立品の様々な部分を示す分解等角図である。
【図31】図31は、図22の制御装置を示す平面図である。
【図32】図32は、図22の制御装置を示す拡大分解図である。
【図33】他の実施の形態による、光又は音の特性を含む蝋燭組立品を示す等角図である。
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2006年2月16日に出願された米国特許出願番号第11/355,585号の一部継続出願であり、2005年12月21日に出願の米国仮出願番号第60/754,088号の特典を請求する。米国特許出願番号第11/355,585号は、2004年2月17日に出願された米国特許出願番号第10/780,028号(1999年12月21日に出願された米国特許出願番号第09/468,970号の一部継続出願である、2000年12月20日に出願された米国特許出願番号第09/747,545号、現在、米国特許第6,802,707号の一部継続出願である)の一部継続出願であり、また、2005年5月31日に出願された米国特許出願番号第11/140,683号(2004年2月17日に出願された米国特許出願番号第10/780,028号の一部継続出願である)の一部継続出願であり、さらに、2005年3月31日に出願された米国特許出願番号第11/096,753号の一部継続出願である。
【0002】
本出願もまた、2005年10月3日に出願の米国仮出願番号第60/723,166号の特典を請求する。全ての上記の先行出願の特典を請求し、従って、これらの出願は、その全体が参照することによって本明細書に組み込まれている。
連邦政府支援による研究開発に関する引例
【0003】
該当なし
【0004】
該当なし
【0005】
本発明は、一般に、ボーティブ(votive:誓願)組立品(assemblies)に係り、より詳細には、サウンドショー及び/又はライトショーを有するボーティブ組立品に関する。
【背景技術】
【0006】
音及び/又は光を発する種々のマルチセンサー型の蝋燭組立品が公知である。一例としては、蝋燭組立品は、開口頂端部を取り囲む凹状段付リングを有する円筒形容器の内部に配置された芯を含む蝋燭を有する。円形遮光体は、開口頂端部に嵌入され、凹状段付リングに支持された外周フランジを有する。
【0007】
他の例としては、蝋燭ホルダは、蝋燭ホルダのベースから延出する蝋燭棒を受け取るための燭台(スタンダード)を有する。燭台は、その上端に、外側に湾曲したフランジを有する蝋燭棒を受け取るための受け口(ソケット)を有する。漏斗形の先割れ管が受け口内に配置されている。先割れ管は、受け口の湾曲したフランジに支持されている外側に湾曲した外周フランジを有する。キャップは、受け口の外側に湾曲したフランジに跨って、先割れ管の上方で離間された受け口の周縁部によって支持される。
【0008】
取付台から上へ延出する中空円筒形本体部分を有する電気蝋燭が知られている。ボーティブ蝋燭は、中心切頭円錐形リムから外側へ放射状に延出する複数の腕を有するブラケットによって本体部分開口上端部内に担持される。ボーティブ蝋燭は、リムの内部で担持され、腕の周縁部は、本体部分の開口上端部において凹状の内部環状リムによって支えられる。
【0009】
いくつかの場合において、蝋燭は、管状外被に含まれる蝋本体を有する一定して立炎する炎を有する。バネは、熱絶縁性カバーによって外被の開口端部に沿って支持されている芯に向かって上方へ蝋本体を付勢する。芯は、カバーの中心開口を介して延出し、ワイアによって一定の立炎位置で保持される。外側に湾曲した周囲リップが立面図の位置で保持される。カバーの外側に湾曲した周囲リップは、管状外被内の周囲凹部内で支持される。
【0010】
一例を挙げると、装飾用発光(luminary)製品は、蝋燭又は蝋燭を含む蝋燭ホルダを有する。発光製品は、発光製品の形状に合わせて変形可能な熱収縮ポリマーで成形された装飾的ウェブを有する。このウェブは、蝋燭が燃えるときに視覚的な効果を提供するために、蝋燭を燃焼させることによって発生する熱に反応する、熱発色性インク又は顔料によって装飾されている。
【0011】
他の例としては、メロディ蝋燭は、芯と並列されて蝋燭内に埋め込まれた光ファイバを有する。光ファイバは、蝋燭を点火した時、光が、光ファイバを通って、光センサに伝達されてメロディが演奏されるように、メロディ生成装置を制御する光センサに接続されている。光ファイバは、蝋燭が点火されていない時に感光センサに周囲光が伝達されるのを防止する濃暗色に変化する変色顔料が塗布されている。芯が点火されると、点火された芯から発生する熱によって変色顔料が透明になる。これによって、光ファイバを光が下方に移動し、メロディ再生装置を起動させて、メロディ演奏が開始される。
【0012】
他のメロディ蝋燭組立品は、軸方向に配置された芯を有する蝋燭と、芯に沿って配置された熱応答性圧電ストリップと、を有する。芯が点火されると、熱応答性ストリップによって炎からの熱が、蝋燭ベース内の電子を活性化することによって変換され、メロディ、歌、又は声楽演奏などが開始される。
【0013】
更に他のメロディ生成蝋燭は、音楽を奏でる埋込み式の集積回路を有する。より糸状の光学ファイバが、点火された芯から、集積回路に動作可能に接続された光センサへ、光を伝達する。蝋燭は、より糸状の光学ファイバを介してセンサへ伝達された光に合わせて、感光センサの感度を調整する光反射器を更に含む。
【0014】
更なるメロディ蝋燭組立品は、底面に一つ以上の凹部を有する蝋燭と、蝋燭の底面に延出する下端を有する芯と、を有する。蝋燭は、軸方向に埋め込まれた光ファイバを有する。更にまた、蝋燭組立品は、また、一つ以上の開口と芯が延びる中心穴とを更に有する。蝋燭組立品は、メロディ再生装置と、メロディ再生装置を作動させる用意をするために、芯からの光を感知するための芯の下端の反対側に形成された中心穴に挿入された光センサと、を有する。
【0015】
他のメロディ蝋燭は、通常の状態では光を遮蔽するために、黒っぽい色を保ち、蝋燭の燃焼した場合、熱が印加され透明色に変化する光ファイバをコーティグするための変色顔料を使用する。
【0016】
他の例において、蝋燭装置は、炎元に応答するように用いられる炎応答回路と、無線周波数信号に応答するように構成された受信回路と、を有する。炎応答回路と受信回路は、電子再生装置、電気機械装置、又は光源装置に結合される。
【0017】
更なる蝋燭装置は、底部と、底部に形成された集積回路を有する音楽ジェネレータを含む区画と、を有する容器内に格納された蝋燭本体を含む。この集積回路は、蝋燭の点火された芯の蝋燭炎の有無に応答して集積回路を起動させるスイッチ手段によって制御される。スイッチ手段は、感光レジスタに結合された光ファイバ部材、感熱レジスタに結合された伝熱線、又は赤外線レジスタに結合された伝熱線を有する。赤外線レジスタは、加熱された伝熱線によって発せられる赤外線輻射を検出する。
【0018】
変色蝋燭は、蝋燭本体内の芯と並列かつ隣接するように埋め込まれたより糸状の光ファイバを有する。光ファイバは、蝋燭本体内に埋め込まれた電子に動作可能に接続される。より糸状の光ファイバを透過する光の検出に応答して、電子は、蝋燭本体のカラーを一つ以上の点灯される発光ダイオードの、いずれかの色に変色させる一つ以上の発光ダイオードを起動させる。
【0019】
また他の例において、蝋燭は、蝋燭本体内で軸方向に配置された芯内に、光ファイバケーブルなどの光導体を含む。光導体は、蝋燭が点火された時、光導体に沿って伝送された蝋燭の光がトリガとなって音楽を再生させる、音楽生成電子回路に連結されている。
【0020】
他の例において、蝋燭は、蝋燭が磁石系メカニズムをトリガさせる程蝋量を燃焼した場合、蝋燭の炎を消すように作用する蝋燭消炎組立品を有する。磁石系蝋燭の消炎メカニズムは、芯ホルダを有する蝋燭と、第1の極性を有する第1の磁石と、を有する。蝋燭は、第2の極性を有し、蝋燭の下方に配置されている第2の磁石を覆うように、配置されている。第1と第2の磁石は、第1の磁石の第1の極性が第2の磁石の第2の極性によって反発されるように位置決めされる。しかしながら、蝋燭は、最初、第1と第2の磁石の反発力よりも大きく、蝋燭が直立した状態で保たれるだけの量を有する。蝋燭が十分に溶けると、溶けた蝋の溜まりができる。ある量の蝋が消費された後、両磁石間の反発力が、蝋燭の重量よりも大きくなり、これによって、蝋燭は、溶けた蝋の溜まりへ傾いて、炎が消される。
【0021】
他の例において、蝋燭支持構造は、蝋燭が地震などの振動によって、蝋燭がひっくり返ることを防止するように設計されている。構造は、従来の蝋を形態化した蝋燭本体のベースの穴に差し込む心環(シンブル)状の装置からなるように見える。心環と蝋燭とは受容体上で受け取られる。心環と蝋燭とが受け取られる受容本体上の位置には、燃焼している蝋燭から蝋燭の蝋滴を受け取る受け皿状の構造に、面一埋め込まれた永久磁石を有する。蝋燭は、最初に心環を受け取り、さらに、蝋燭がその下方にある心環及び永久磁石が過熱されないようにするための穴をベース内に有するように設計されている。
【0022】
また他の例において、磁気蝋燭ホルダ組立品は、そのベースに磁石が接着される蝋燭ホルダを有する。また、この組立品は、磁気材料を含む爪付受皿を有する。受皿は、従来の蝋タイプの蝋燭のベースへ挿入され、受皿と蝋燭とは磁石の上に置かれる。蝋燭ホルダに接着された磁石と、蝋燭のベースに挿入された磁気材料を備えた受皿との間の磁気引付け力によって、蝋燭が蝋燭ホルダに固着される。
【0023】
点灯された表示装置は、可視のスペクトルで同時に発色し、表示装置に配置された半透明の物体を選択的に照射することができる3個の発光ダイオードを含むベースを有する。これらのダイオードは、ベースの上面下と、ベース内に配置された中央位置光路内に位置決めされる。半透明の物体支持部は、ベースの上面の上に取り外し可能に配置され、LEDによって発光された光をさらに拡散及び分散させる。半透明の物体支持部は、平らなシート状の半透明材料又は蝋燭ホルダであってもよい。
【0024】
また更なる例において、蝋燭棒の要素は、離間された少なくとも二つの開口と、光ファイバの下端が延出される中心穴と、蝋燭棒の要素の上部に形成された各開口を覆って移動可能に突出するスイッチノブを有するメロディ生成装置と、を有する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0025】
本発明の一実施の形態によれば、蝋燭組立品は、内部空間を画定しベースから延出している光透過性側壁を有するベースを含む。電源回路を含む光源が内部空間内に配置される。光透過性シース(鞘部)が側壁周辺に配置され、シースは側壁から放射状に離間されている。側壁の頂端部は、蝋燭取替部(candle refill)を保持するように構成されている。側壁とシースの少なくとも一つの高さは、蝋燭取替部の本体の少なくとも頂部まで延出され、これにより、光源からの光の透過によって取替部の本体を見えないようにすることができる。
【0026】
本発明の他の実施の形態によれば、蝋燭組立品は、光の組立品と、この組立品と協働する制御装置と、を含む。また、蝋燭組立品には、底端と上端部光透過性側壁を含むライトパイプ(light pipe)が設けられ、このライトパイプは、蝋燭を支持するように構成され、内部空間を画定する。ライトパイプの底端は、光組立品の少なくとも一つの光源に隣接して配置され、少なくとも一つの光源からの光透過が可能となる。
【0027】
本発明のまた他の実施の形態によれば、内部空間を取り囲み、第1の端面と第2の端面の間を延びる、光伝導性側壁を含むライトパイプを含む。側壁の一部は、蝋燭取替部を支持するように構成されている。光源は、第1の端面に隣接するように位置決めされる。光伝導性シースは、ライトパイプの周囲に配置され、ライトパイプから放射状に離間され、光源から光の透過によって、蝋燭取替部の本体を見えないように構成されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
本発明の他の態様は、図面及び以下の詳細な説明を考慮に入れることによって、より明確となり、様々な図面において種々の実施の形態における同様の構成要素には、同様の参照番号が付される。
【0029】
図1〜5を参照すると、蝋燭組立品100は、支持台102、溶融皿104、芯ホルダ106、芯108、及び燃料要素(fuel element)110を含む。支持台102は、受け皿状に形成され,中央に配置された毛管台座(capillary pedestal)112を含む溶融皿104を支持する。任意の装飾的エッチング114が溶融皿104の上部露出面に施されることで、人を引きつけ、又は、視覚的な情報が与える。芯ホルダ106は、毛管台座112に嵌合するベース部116と、細長い円筒形胴部118形状の芯保持スリーブと、ひれ状部120などの熱伝導要素を含む。胴部118は、芯の一部が胴部より上に露出した状態でベース部116から延出するように、芯108を受け取る。燃料要素110は、芯ホルダ106に沿って、及びその周辺に配置され、芯108が延びるダクト(導管)又はスロット122を含む。スロット122は、芯108がこのスロット122を通って延びることができるだけの幅W1と、ひれ状部120の少なくとも一部を受け取ることができるだけの長さl1を有する。一実施の形態において、燃料要素110は、約15gの蝋量を有し、溶融皿の蝋燭100は、燃料が完全に消費されるまで、燃料要素110と同一の燃料において、約3時間〜約3時間半、連続的に燃焼する。
【0030】
図2に示すように、芯ホルダ106のベース部116は、略円錐形のベーススカート部126に取り囲まれた端板124と、ベーススカートから上方へ延びる胴部118ならびに胴部及び端板124から延びるひれ状部120を含む上部と、を含む。胴部118が毛管台座に配置された時に、直立、又は、略垂直の向きで維持されるように毛管台座112に沿って及びその周辺にぴったり嵌合するように用いられる。ベーススカート126は、端板124を貫く、凹み(indentation)又はスペーサ128と穴130とを含む。例えば、穴130によって、鋼鋲132又は磁石(図示せず)などの強磁性構造は、穴130を介して、ベース部116に固着され、これによって、芯ホルダ106は、磁力によって毛管台座130に沿って剥離可能に固着され得る。芯が端板を介して延びることができるように、胴部118は、芯を保持するように締まり嵌め又は締め代嵌めのいずれかによって芯108を受け取るように大きさが決定され、端板124を介して芯が延出できるように端板124内で開口134を画定する。ひれ状部120は、胴部118の反対側の両外側横方向に延出し、胴部より上方へ延出する。一実施の形態において、ひれ状部120は、炎の輪郭を模倣するように形付けられる。他の実施の形態において、ひれ状部120は、正方形、円形、楕円形、三角形、又は他の非幾何学的形状を有していてもよく、また他の実施の形態において、ひれ状部120は、2004年9月10日に出願され、その全体が本明細書中に参照することによって組み込まれている米国特許第特許出願第10/939,039号に全体が記載されているような、絶縁領域(図示しない)を有していてもよい。ひれ状部120は、芯108上で燃える炎から燃料要素110へ向かって外側へ熱を伝導するための相対的に薄肉の細片状の金属などの熱伝導性材料である。一実施の形態において、芯ホルダ106は、折返部136の回りでカットされ折られた一枚のアルミニウムシートから作られ、対向側部140及び142と、ベーススカート126内のチャネル又はギャップ144の間で毛管空間138を形成する。他の実施の形態において、芯ホルダ106は、セラミック、他の金属、耐熱プラスチックなどの他の耐熱材料から他の方法によって形成され得る。芯ホルダ106は、鋼(スチール)などの強磁性材料から形成される場合、スチールリベット132は、必要に応じて、省略されてもよい。二つの側面140と142は、任意の好適、例えば、熱ひれ状部120内の穴148を貫通してリベット146、半田付け、クリップ、耐熱接着剤などのような任意の便利な手段によって、互いに接着される。ギャップ144と穴130によって、燃料要素110から溶融した燃料材料は、ベーススカート126の下方へ滴下又は浸潤することができ、毛管空間138は、溶融した燃料材料が毛細管現象によって、ひれ状部120を上方へ渡ることができ、これによって消費されない芯領域150において燃料を提供する。このような毛管現象の例は、2004年9月10日に出願され、本明細書中にその全体が参照することによって組み込まれる米国特許第特許出願第10/938453号に記載されている。
【0031】
図3に詳細に示されているように、燃料要素110は、燃料材料の本体152を含み、上面154と下面156を有する。燃料要素110は、一実施の形態において、蝋パックであり、他の実施の形態おいては、他の形状を有してもよいし、固体もしくは半固体状、或いは、室温で固定された形態において維持可能な、パラフィン又は動物性脂肪などの他の溶解可能又は流動可能な燃料材料を含む。燃料要素110の下面156は、芯ホルダ106のベース部116にぴったり合うように形付けられる上部キャビティ壁160を有するキャビティ158を画定する。スロット122は、上面154からキャビティ壁160へ延出し、キャビティ壁の幅W2よりも小さい上面の幅W1を有する。幅W1は、燃料要素110からの溶融蝋が、芯108と係合しなくても、スロットから外れたり、下へ飛び散ったりしないように、又は、違うやり方を用いるようにする。幅W1は、スロットから外れたり、スロットから下へ飛び散ったりする時に、スロット122の上部近くから溶融された燃料材料が芯108との係合を確実とすることができるように狭小であることが好ましい。一実施の形態において、幅W1は、スロット122の上端において芯の直径よりも約0.02インチ(0.5mm)以上大きくなってはいけない。また他の実施の形態において、幅W1は、締め代嵌めが芯とスロット122の上端における本体152の間に存在するように芯108の幅よりも小さい。更なる実施の形態において、幅W1は、約0.12インチ(3mm)以下である。芯108は、約0.1インチ(2.5mm)の直径を有する。また、更なる実施の形態(図示なし)において、スロット122は、最初、芯108の直径よりも約0.02インチ(0.5mm)大きい幅を有し、これによって、スロット122への芯108と芯ホルダ106の挿入が容易になり、スロットは、引き続いて、幅W1が芯の直径よりも約0.02インチ(0.5mm)未満になるように第2の製造ステップにおいて更なる燃料材料を充填する。
【0032】
図4に示されるように、支持台102は、一般にボウル形である上部チャンバ162内において溶融皿104を支持する。一実施の形態において、接着剤166によって上部チャンバ162の側壁164に固着されることによって、溶融皿と支持台102の中間壁170との間にエアスペース168が形成される。エアスペース168が、溶融皿と支持台102の間に絶縁を提供し、溶融皿から支持台までの熱のロスが削減される。他の実施の形態(図示なし)において、溶融皿104は、接着剤166が両間に配置された中間壁170と隣接しており、溶融皿と中間壁の間にエアスペース168は全く形成されない。当然、溶融皿を支持するために溶融皿104の他の構成及び支持構造も好ましく適用される。
【0033】
燃料要素110の一実施の形態において、スロット122は、上部表面154において長さl1を有し、これが、下部表面156の長さl2より長い。長さl1は、ひれ状部120の最大幅Wfよりも短く、長さl2は、熱ひれ状部最大幅Wfより長い。上記に記載されている通りに、スロット幅w1とw2に加えて、wfに関してのこのようなスロット長l1と長さl2の構成は、芯ホルダ106を下部表面156からスロット内に完全に挿入することを容易にする。スロット122とキャビティ158のこのような構成によって、下部表面156よりむしろ上部表面154を介してスロットへひれ状部120が挿入された場合、スロットが芯ホルダを完全に受容しないようにし、これによって、燃料要素110及び芯ホルダ106が組立不良となることを防止又は阻止する。
【0034】
図5に示されるように、溶融皿104の一部、毛管台座112、芯ホルダ106、燃料要素110、及び芯108が組み立てられ、ユーザによって使用又は最初の点火の準備ができている状態が示されている。一実施の形態において、毛管台座112は、溶融皿104の床部176と、毛管台座112の頂壁178の間の中間位置で周りに伸びている環状溝174を有する傾斜側壁172とを含む。磁石180は、接着剤182によって頂壁166の下側に固着される。他の実施の形態では、磁石180は、頂壁178の上側又は芯ホルダ106を引き付けるに足る他の場所に配置されてもよい。芯108へ向かう溶け出した、又は、液状の燃料材料の毛細管動作を容易にするように大きさが決定されたベーススカート部126と傾斜側壁172間に毛管空間184を提供するために、スペーサ128は環状溝174に着座するように用いられる。スペーサ128は、環状溝174に着座することによって毛管台座112で芯ホルダ106を保持するのを補助する。更に、芯ホルダ106内のスチールリベット132は、毛管台座112に沿って置かれたときに磁石186に引き付けられ、これによって、芯ホルダが予期せずに毛管台座から落下したり、すべり落ちたりしないようにする。端板124の下側に配置された時、スチールリベット132も、毛管空間184を維持するよう補助するための毛管スペーサとして、作用する。他の実施の形態において、芯クリップ106を毛管台座112上の適正位置に保つために、磁石186は、任意の好適な手段、例えば、接着剤を用いて、又は、リベットを使って、端板124に固着され得る。燃料要素110のキャビティ壁160は、燃料要素と芯108、芯ホルダ106、並びに溶融皿床部176との間の開口空間188をできる限り小さくするために、芯ホルダ106のベーススカート126と胴部118との周辺を締まり嵌めして、溶融皿104の床部176に支持されるように形付けられる。開口空間188を最小限にすることによって、溶融した燃料材料(図示しない)が、床部176へ落下し、あるいは、開口空間へ蓄積され、これによって、燃焼中に芯の液体又は溶融した燃料材料の潜在的な不足を生じさせずに、むしろ、(溶融した燃料材料を)芯108へ直接送らせる確度が高くなる。しかしながら、溶融皿104からの溶融によるものであろうと、芯108上の炎109による直接の溶融によるものであろうと、溶融した燃料材料が毛管台座112のベース辺りに蓄積されると、溶融された燃料材料は、蝋燭が燃えている間、消費不可能な芯領域150に向かって毛細管現象によって毛管空間184に沿って上方へ引き上げられる。一実施の形態において、芯108は、胴部118の開口端134を介して延出して、毛管台座112の頂壁178に接触又は略接触する。これによって、毛管空間184を引き上げられた液状の燃料材料が芯と係合し、芯の上で燃焼する炎によって最終的に燃焼するように、その内部で引き上げられる。芯の胴部118は、芯108を受け取るに足る内径を有する。胴部118の内径は、芯の直径より大きくても、小さくても、又は、同じでもよく、その長さに沿って同等の又は異なる直径を有していてもよい。一実施の形態において、芯が胴部に挿入しやすいように、胴部118の内径は芯108の直径より大きい。他の実施形態では、胴部118の内径は、画一的に、芯108の直径より0.012インチ(0.3mm)大きい。さらに他の実施の形態において、胴部118の内径は、芯108と同じか、それより小さい。溶融した燃料材料は、抜き穴130を介して、毛管空間184へ浸出することができ、これによって、毛管空間184を通る上方への毛管現象の準備をしたり、これを容易にしたりすることができる。また、溶融された燃料材料は、ひれ状部120の対向側部140、142の間の毛管空間138において上方へ引き上げられ、溶融された燃料材料が気化し芯108上の炎によって点火される、不燃性の芯領域まで引き上げられてもよい。
【0035】
次に、図6を参照すると、他の芯ホルダ200及び溶融皿202が示されている。これらの芯ホルダ200と溶融皿202は、毛管台座204が環状溝174を設けない平滑な傾斜側壁206を含み、芯ホルダ200がベーススカート126内にスペーサ128を含まないこと以外は、図1〜図5に示された芯ホルダ106と溶融皿104に同様である。参照番号184と同様の毛管空間(図示せず)は、芯ホルダ200のベース部116の、例えば、端板124の下方に突出しているスチールリベット132によって、ベーススカート126と側壁206との間に維持される。本実施の形態において、芯ホルダ200は、スチールリベット132と、毛管台座内の磁石180(図6に示されない)との間の引力によって、毛管台座204上で実質的に維持される。
【0036】
次に、図7及び図8を参照すると、例えば、参照番号100の蝋燭組立品に使用するための他の実施の形態の芯ホルダ300が示され、芯胴部の他の部分の断面積より小さい断面積を有する胴部118の中間部を含むこと以外は、芯ホルダ106(又は芯ホルダ200)と同様である。胴部118の側壁304の凹み302は、胴部の対向端部308と310との中間に位置するか又は配置され、胴部の他のどの部分よりも小さい断面積を有する胴部のくびれ(締付)部306を画定する。芯108は、(溶融状態、さもなければ、流体状態にある場合の)燃料材料311を吸収するように用いられる芯の一部又は末端が、端部310を介して下方へ延出するように、点火用の芯の他の部分又は末端が、端部308を介して上方へ延出するように、胴部118を介して延出する。くびれ部306は、有効芯断面積を減らし、これによって、第1の開口端と第2の開口端の間の芯の毛管流体流量を削減又は制限し得る。次に、端部310から端部308までの芯108の流体燃料材料311の制限された流量、実質的に減少した流体流量によって、燃料材料の燃焼率が削減され、燃料要素の寿命を長くすることができる。断面積が大きいくびれ部306は、断面積が小さいくびれ部よりも、体積流量率が早く、あるいは、毛管流体流量が大きいので、芯108の毛管流体流量は、くびれ部分の断面積を減らすことによって実質的に削減され得る。側壁304が実質的に液体不透過性になった場合(例えば、側壁が芯108へ流体燃料材料を通さない場合)、くびれ部306を通る芯108に沿って上方へ流れる流体燃料材料311の流量が、このような収縮によって強化され、これにより、端板124に配置された端部310を介しての又は胴部108の端部308上での芯への流体燃料材料の流れが制限される。凹み302が、胴部118内の所定の位置で芯108が保持されることを補助してもよい。この場合、例えば、芯の端部が端部310を通って又は端部310まで延出して、芯が、胴部から引き出され、このため、流体燃料材料311の毛管空間184が滴穴130を通った芯方向への流れに潜在的に接触しなくなることを防止する。
【0037】
本明細書において詳細に説明されている蝋燭組立品と芯ホルダ300の他の変形及び実施の形態も具体的に考察される。例えば、一実施の形態において、胴部118は、他の断面積及び形状を有する円筒形状又は管状のスリーブの形態をとる場合もある。他の実施の形態においては、胴部118におけるくびれ部306は、内側環状隆起部(図示せず)によって形成される。内側環状隆起部は、芯胴部118周辺全体で側壁304に凹みを形成したりもしくはクリンプ(ひだ付け)したりすることによって、又は、側壁304の内面に配置された内部環状ショルダによって、形成されてもよい。他の実施の形態において、くびれ部306は、単一の凹み302によって形成されてもよいし、又は、対向する関係にあるか、互いからオフセットされるかのいずれかであってよい複数の凹みによって、形成されてもよい。他の実施の形態(図示せず)において、胴部118は、一般に管状ではなく、むしろ、芯108の一部を挿入し、芯が延出する側壁内に第1及び第2の開口を有する長手方向に湾曲する側壁を含む、芯外皮の形態を取ることもできる。
【0038】
他の態様によれば、図8に示される、本明細書中に説明されている芯ホルダのいずれかと毛管台座とのいずれかの任意の組み合わせに適用可能である、毛管空間184は、芯ホルダ300のベース部116と毛管台座204の間で容積又は毛管井戸(ウェル)350を画定する。毛管井戸350は、燃料材料311(例えば、蝋又は他の溶融可能な燃料)の溜まり352(ダッシュ線で示す)が外周スカート126の溶融皿202と毛管台座204内に形成された後、芯108の持続点火がうまく行くように予め選択され、固化可能とされる寸法を有する。持続して燃焼している間、燃料材料311の流体部分は、溜まり352から、毛管ウェル350に引き込まれ、毛管作用によって、芯108まで引き上げられ、芯108の炎354へ供給される。燃料要素110全体を使い果たす前に炎354が消えた場合、燃料材料311の溜まり352が、固化し、溶融皿202の底部を介して、毛管ウェル350を通って、芯108まで、延出される。一実施の形態において、燃料材料311の溜まり352が固化した後に芯108が再点火される場合、毛管空間184は、毛管ウェル内の燃料材料を交換するために液化燃料材料の補給を行うため、外周スカート126を囲む燃料材料が十分に溶けるまで芯108を通して炎354を供給するために燃料材料の流体供給が毛管ウェル内で迅速に形成され、使用可能となるように、毛管空間184の大きさが決定される。例えば、毛管空間184の寸法が小さすぎる場合、外周スカート126を囲む燃料材料311の溜まり352が芯108に液化した燃料を取替部できるほど十分に溶融していない時点では、持続的な再点火中に芯108の炎354を持続できるほど十分な燃料材料が毛管ウェル350内に存在しない。また、例えば、毛管空間184が大きすぎる場合、芯の燃料材料が燃焼していない時点では、毛管ウェル350の固化した燃料材料311を介しての伝熱に時間が掛かり、毛管空間184において芯108へ液化した燃料を送ることができるだけの十分な量の燃料材料が溶融されない。いずれの状況下でも、炎354に送るために、毛管空間184の外側から、毛管ウェル350へ、そして、芯108まで、流体燃料材料の実質的に連続する毛管動作を開始させ又は持続させることができる十分な量の燃料材料が溶融する前に、炎354は、燃料が不足して消えてしまう。従って、一実施の形態において、芯108の良好な持続的な再点火を補助するためには、毛管ウェル350が、外周スカート126に隣接している又はこれを囲んでいる固化した燃料材料311の溜まり352から、毛管空間184を介した毛管作用によって炎354を連続的に送ることができる十分な量の液化した燃料が形成されるまで、再点火された芯108へある一定量の溶融燃料を供給することができる十分な容積以上の容積を有する。他の実施の形態において、毛管ウェル350の容積は、炎354からの熱が、芯内に担持された固化した燃料材料311が燃焼した後に炎354を送ることができるように毛管空間184内に配置された固化した燃料材料311を十分な速さで溶融させることを可能とする容積以下である。
【0039】
更なる態様において、固化した蝋の溜まり352が持続する炎354の燃焼を維持するように芯108へ燃料の十分な流れをもたらすことができる位、十分に溶融するまで、芯108へ十分な量の溶融燃料源を提供するためには、毛管ウェル350の容積が、例えば、参照番号100の蝋燭組立品全体の熱容量と比例していれば、良好な再点火が達成可能である。蝋燭組立品100の熱容量は、溶融皿の蝋燭全体の温度を変えるために必要なエネルギー量を測定したものであって、その部分の比熱によって乗算される蝋燭組立品の各部分の質量の積の合計に等しい。例をあげて説明すると、毛管ウェル350の容積対蝋燭組立品全体の熱容量の比率は、約0.0006立方インチ/カロリー/摂氏温度(以下、in3/cal/℃)(1mm3/cal/℃)〜約0.0006in3/cal/℃(10mm3/cal/℃)、約0.0001in3/cal/℃(2mm3/cal/℃)〜約0.0004in3/cal/℃(6mm3/cal/℃)、又は約0.00018in3/cal/℃(3mm3/cal/℃)〜約0.00024in3/cal/℃(4mm3/cal/℃)である時に良好な再点火が達成され得る。したがって、一実施の形態において、蝋燭組立品の熱容量は、約135cal/℃〜約10cal/℃、約75cal/℃〜約40cal/℃、又は約61cal/℃〜約50cal/℃であり、毛管ウェル350の容積は、約0.006in3(100mm3)〜約0.03in3(500mm3)、約0.009in3(150mm3)〜0.018in3(300mm3)、又は約0.012in3(200mm3)である。
【0040】
例えば、参照番号100などの蝋燭組立品の実施の形態の熱容量は、総計約50cal/℃の熱容量を有する支持台102、溶融皿202、及び芯ホルダ300と、燃焼前の時点で約10.5cal/℃の熱容量を有する約0.53オンス(15g)の蝋からなる燃料要素110と、を含む。毛管台座204は、約0.39インチ(10mm)〜約0.04インチ(1mm)、又は0.2インチ(5mm)の高さh1、約1.18インチ(30mm)〜0.39インチ(10mm)、又は約0.83インチ(21mm)の下部半径Φl、約0.04インチ(1mm)〜約0.79インチ(20mm)、又は約0.43インチ(11mm)の上部半径Φ2を有する略切頭円錐形状を有する。ベース116は、約0.08インチ(2mm)〜約0.83インチ(21mm)、約0.43インチ(11mm)〜約0.55インチ(14mm)、又は約0.51インチ(13mm)の上部直径Φ3、約1.22インチ(31mm)〜約0.43インチ(11mm)、0.79インチ(20mm)〜約0.91インチ(23mm)、又は、約0.87インチ(22mm)の下部直径Φ4、約0.43インチ(11mm)〜約0.08インチ(2mm)、約0.28インチ(7mm)〜約0.16インチ(4mm)、又は、約0.2インチ(5mm)の高さh2、約0.004インチ(0.1mm)〜約0.04インチ(1mm)、約0.03インチ(0.8mm)〜約0.02はインチ(0.5mm)、又は約0.02インチ(0.6mm)の端板124からのリベット132までの高さh3を含む外周スカート126を装着した毛管台座に対して略相補的な切頭円錐形状を有する。他の実施の形態において、毛管台座204は、約0.18インチ(4.7mm)の高さh1、約0.81インチ(20.5mm)の下部半径Φl、約0.44インチ(11.1mm)の上部半径Φ2を有し、ベース126は、約0.5インチ(12.6mm)の上部直径Φ3を有し、約0.85インチ(21.6mm)の下部直径Φ4を有し、約0.2インチ(5.05mm)の高さh2を含むスカート126を有する。ベース116が毛管台座204の頂部に配置された時、端板124は、毛管台座の頂壁178から距離約0.03インチ(0.65mm)垂直に離間され、外周スカート126は、側壁206から距離約0.02インチ(0.38mm)垂直に離間される。これによって、約0.012in3(200mm3)の容積を有する毛管ウェル350を画定する。
【0041】
図9を参照すると、ホルダ又はベース402とベースの凹部406内に担持された略凹状の溶融皿404とを含む、他の態様による溶融皿蝋燭組立品400が示されている。本明細書中に既述されているものと同様である溶融皿に支持されている固体状の燃料要素と芯ホルダは、本発明を明確化するために図示しない。溶融皿404は、熱伝導性が高く、本明細書において前述されている他の溶融皿と同様であり、中央に配置された芯位置において上方に突出している毛管台座408を含む。ベース402は、溶融皿404の周りに延出し、溶融皿404から天頂角度θで外側へ配置され、溶融皿の上方に配置された最頂縁、即ち、頂縁312を有する壁410を含む。一つの態様において、ベース402と溶融皿404は、例えば、芯108のような芯上に存在している時のように炎が溜まりに密接した状態で配置された時、溶融又は液化した燃料の溜まりを覆って(静穏な大気環境に囲まれている時に)実質的に層流を増やしたり、発展させたりするように用いられる幾何学的寸法を有する。このような層流は、溜まりにかかる過状の流れを削減すること、及び溜まり内に部分的に集中したホットスポットを削減又は最小限にすることのいずれかによって、溜まりの全体温度をコントロールし、これによって、芳香剤又は殺虫剤などの燃料中の活性揮発性成分の揮発を遅らせることができ、燃料が完全燃焼するまでの燃料の有効芳香期間を延長することができる。溶融皿の蝋燭の燃焼中に溜まり内の全ての燃料が液化した時、空気は、毛管台座408上に配置される芯(図示しない)上の炎によって生じる熱煙突又は上昇気流によって、壁410の頂縁412を越える流れる実質的な層流となって、溶融皿404及び溶融蝋などの液化燃料の溜まりを越えて、凹部406へ引き込まれる。熱煙突を上昇する気流も揮発した活性成分を周囲環境に分配される。
【0042】
一実施の形態、ベース402及び溶融皿404は、実質的な層流を増加又は促進させるための以下の等式によって表される形状寸法を有する。
【0043】
【数1】
以上の式中、
Pmaxは、溶融皿404の最大幅である(mm)。
Pminは、溶融皿404の最小幅である(mm)。
SAは、溶融皿404の投影表面積又は二次元の外形投影表面積である(mm2)。
Hminは、ベース402の頂縁412における最小幅である(mm)。
Dpは、溶融皿404のベース402の頂縁412からの深さである(mm)。
Dpmaxは、Dpの最大値である(mm)。
Rは、ベース402の頂縁の外径である(mm)。
θは、壁410の天頂角度である(deg)。
【0044】
等式1は、層流を発展させるために、上下の一定した境界内で、溶融皿の投影表面積と溶融皿の幅の近似的な関係を定量化する。等式2は、層流を発展させるために、溶融皿404の投影表面積とベース402の頂縁412からの溶融皿404の深さとの近似的関係を定量化する。等式3は、層流を発展させるために、溶融皿を横切る最小溶融晩と頂縁412からの溶融皿404の深さとベース壁410の天頂角度との近似的関係を定量化する。等式4は、層流を発展させるために、溶融皿404とベースの形状寸法の関数として、ベース402の頂縁412における近似的最小幅を定量化する。上記の等式1〜4がほぼ矩形のベース及びホルダについて記載されているが、最適化された蝋燭アセンブルの寸法形状に近づけるために、これらの関係式は、楕円や円形などの他の蝋燭組立品に使用されてもよい。図4に示されるベース102と溶融皿104などの円形のベースと溶融皿を備えた一実施の形態において、Hminは約3.94インチ(100mm)であり、PmaxとPminは共に約3.15インチ(80mm)に等しく、Dpは約0.4インチ(10mm)であり、Rは約0.08インチ(2mm)であり、θは約45°である。
【0045】
図10及び図11は、蝋燭組立品500を示す。蝋燭組立品500は、溶融皿504がベース部502に適正に位置合わせされることを確実にするための位置合わせメカニズムを含むことを除いては、蝋燭組立品400に略類似している。蝋燭組立品500は、燃料要素110、芯ホルダ106、及び芯108の組合せのような宗教的用途の蝋燭を支持するためのベース部502及び溶融皿504を含む。ベース部502は、熱伝導率が低いガラス又はセラミックなどの不燃性材料で作られており、溶融皿は、熱伝導率が高いアルミニウム又は他の金属などの不燃性材料で作られているが、他の材料が用いられてもよい。ベース部は、その上端において、直立側壁508とこれら側壁の上部リム512の下で離間され側壁にかけて延びる内壁510とによって画定された凹部506を含む。ベース502の底端部において内壁510の下は中空である。側壁508及びベース502の底端部の特定の形状及び構成は殆ど任意の形状及び形態をとり得て、本明細書中に記載されている特定の形状に限定されないことが理解されよう。受皿又はボウル形に形成された溶融皿504は、作動位置において凹部で受け取られるように底面が凹部506と略相補形に形成されることによって上向きに凹んでいる。本明細書において前述されているものと同様に、溶融皿504は、相対的に平坦な底壁514が、外周縁518に隣接する隆起状又は上方へ湾曲した周囲部分516と中心に配置されたボーティブ蝋燭を受け取るためにこの底壁518の中心部から上方に突出している毛管出っ張り部(ローブ)520によって囲僥されている、略矩形のフットプリント(面積)を有する。ベース502の凹部506内の溶融皿504の位置合わせを確実にするための位置合わせメカニズムは、側壁の内部側面524から内側へ突出し、凹部506の周囲全体に延出する、水平ステップ522などのショルダ部と、このショルダ部によって支持されている水平レッジ(棚部)526などの相補形レッジと、を含む。レッジ526は、溶融皿周辺で延び、溶融皿504の外周縁518と底壁514との間に縦に配置され、外周縁を凹部全体506周辺の側壁508の内面524に押圧することによって水平ステップ522によって支持されている。毛管出っ張り部520と外周縁518とを含む溶融皿全体は、上部リム512の下に配置される。溶融皿504は、側壁508の内面524に押圧される隆起した周縁部516と、上方へ突出する毛管出っ張り部520とによって、凹部506の内壁510の上に離間される。溶融皿504は、レッジ526とショルダ部522の間に配置される接着剤166(図示しない)などの接着剤の液滴によってベース部502に固着される。接着剤は、溶融蝋や他の液体が溶融皿の下に透過しないように、溶融皿504の周縁部518と側壁508の内面524の間をシールする。位置合わせメカニズムとして、他の略相補形の位置合わせ構成が、追加されてもよいし、又は、代わりに使用されてもよい。例えば、溶融皿とベースの間に唯一の可能な正確な整合を提供するために、ベースショルダ部が、単に一つ以上の分離して離間されたステップ部分を含んでいてもよいし、又は、溶融皿レッジが、分離したレッジ部分と連続形成されたり、もしくは、整合されたりしてもよい。一実施の形態において、蝋燭組立品450が平らな支持面上に配置される時に溶融した蝋が毛管ローブの周辺に溜まることを確実とし、溶融蝋からベースまでのヒートロスを最小限にするために、溶融皿の底壁514が略平らで内壁510上で離間されるような所定の位置関係において、溶融皿504が確実にベース502内に配置されるのを補助する。当然であるが、位置合わせ特徴は、内壁510と接触している底壁514及び水平ではない角度で配置される底壁514のいずれかと位置合わせされるような他の位置合わせ構成において、溶融皿を凹部内で支持させるように容易に変更されてもよい。さらに他の実施の形態(図示しない)において、位置合わせ特徴は、ベース502と溶融皿の間に所定の位置合わせを提供するために、溶融皿504において相補的なレッジやキャビティと係合する凹部506内の任意の場所において配置される一つ以上の隆起した突出部を含むことができる。また、突出部は、ベース502と一体化していてもよいし、キャビティ内に配置されるワイアやボタン(図示しない)などの独立した物体によって形成されてもよい。他の位置合わせメカニズム(図示しない)は、それぞれが、対向する相補的ショルダ又はレッジを設けていないレッジ及びショルダの少なくとも一つを含んでいてもよい。ここで、レッジ又はショルダは、ベースに対して所定の位置合わせ又は配向を有するように、溶融皿を付勢する。
【0046】
内壁510の中心領域から上方へ突出する円形リング530のような磁石528に対する保持器特徴は、毛管出っ張り部(ローブ)520の下方の溶融皿504の底面のキャビティ532の下に配置される。リング530は、溶融皿の底面と係合することなく、キャビティ532内を上方へ延出する。リング530は、キャビティ532内部で溶融皿504に接着されている磁石528が、溶融皿から剥がれた場合を考慮して、磁石528の保持器として作用する。一実施の形態において、リング530は、溶融した蝋からベースまでのヒートロスを最小限にするために、溶融皿の底面とは係合しないか、又は、離間される。保持器は、図面に示されている特定の円形リングに限定されるものではなく、毛管ローブ520の下の所定の位置において磁気528を保持できれば、他の形状に形成されてもよい。例えば、保持器は、磁石528を部分的に囲む複数の離間された突起部であってもよいし、磁石が、所定の配向で離間される突起部と嵌合されるように形成されてもよい。他の例において、保持器は、ショルダ522とレッジ526以外に、キャビティ532の底面と係合して、凹部506内で溶融皿504が位置合わせるように補助することができる。さらに、位置合わせ特徴と保持器特徴は、本実施の形態の特定のベース及び溶融皿に限定されることがなく、ベース102と円形の溶融皿104などの本明細書中に開示されているベースと溶融皿の任意の他の組み合わせによって作用できるように容易に対応されてもよい。
【0047】
図12〜図14は、他の実施の形態による蝋燭組立品600を示す。蝋燭組立品600は、支持台602、任意の光拡散器604、及び制御装置606を含む。一実施の形態において、ベース602は、前もって記載されたベース102、402、及び502と同様であるか又は一致しており、溶融皿608は、前述の実施の形態に関連して説明されているように、ベース602内で固着される。図示されていないが、磁石は台座610の下で配置されてもよいし、芯クリップ、芯、燃料要素は、取り外し可能に台座610に配置され、磁石によって展開される磁力によってそれらの上で保持される。
【0048】
他の実施の形態において、ベース602はクリア又は透明なガラスで作られている。但し、同じ又は異なる光学特性を有する他の材料が使用されてもよい。
【0049】
分散器604(図14)は、ベース602内に配置され、一実施の形態において、その凹部にぴったり整合して嵌入される。分散器604は、射出成形によって、又は、それ以外の方法で成形される半透明の熱可塑性物質から作成され得る。分散器604が、耐接着性の材料、及び同一材料及び/又は異なる材料のいずれかの材料から作られる他の対象物に接着不可能であると考えられる材料のいずれかから作成される時、幾何学的な表面特性605が分散器内内に含まれ、従来の及び/又は現在に至る接着剤を使用することによって、例えば、ベース602を含む他の対象物に分散器を接着することを可能となる。具体的には、図14〜図17に示されるように、分散器604は、左側側表面612から垂れ下がっている一対のタブ610a及び610bを含む(本明細書中に使用されているように、左右前後頂底上下などの用語は、様々な要素の相対的な配置を示すために便宜上使用されているにすぎず、本発明を限定することを意図するものではない)。また、スロット614は、分散器604の右側側壁616の下部に配置されている。右側側壁616の下縁624が制御装置606の支持表面626から上方へ離間されるように分散器604を傾斜又は角度付けした状態で、対応する凹部622a、622bそれぞれにタブ610aと610bの外側に湾曲したフランジ620aと620bのそれぞれを配置することによって、分散器604が制御装置606上に取り付けられる。次に、分散器604は、右側側壁616の下縁624が支持表面626に向かって下がるように回転し、そこで、分散器604の下部634の内面632とぶつかることによって、タブ630の外側に湾曲したフランジ628が制御装置606の中心に向かって徐々に偏向される。分散器604の連続する下方旋回によって、タブ630の外側に湾曲したフランジ628がスロット614に入り込み、そこで、分散器604の右側側壁616の下縁624のみならず、前面642、左側側面612、及び後面644それぞれの下縁636、638、及び640のそれぞれが、支持面626によって支えられる。
【0050】
分散器604は、前面642と後面644を内側へ変位させることによって制御装置606から取り外され、これによって、タブ630の外側に湾曲したフランジ628が、下部634の内部表面632との干渉する接触から外れるように右側側側壁616の方向を少なくとも外側に偏向させる。次に、分散器604は、上方へ旋回され、タブ610aと610bは、凹部622aと622bのそれぞれから取り外され得る。
【0051】
具体的に、図16及び図17を参照すると、分散器604は、上部壁654の内面652から垂れ下がる中空円筒形部材650を更に含む。円筒形部材650は、部材650が内面652に一致するところでは閉成端となり、その下端では開口端となる。一実施の形態において、円筒形部材650は、分散器604と同じ材料で作製され、いずれか又は両方が半透明であるか、もしくは、必要に応じて透明である。他の実施の形態において、必ずしもそうではないが、円筒形部材650の下縁656が、制御装置606の電池ホルダ662(図14、図15及び図18参照)の平面660と接触している。あるいは、必要に応じて、分散器604が制御装置606に取り付けられる時、下縁656は、平面660から、離間されていてもよい。
【0052】
次に、図14、図15、及び図18〜図21を参照すると、電池ホルダ662は、4個のAAサイズ(単三形)の電池664a〜664dを受容するための凹部を含む。所望があれば、電気的な必要条件に応じて、4個より多いか又は少ない数の電池が提供され得る。
【0053】
電池664a〜664dは、すべてが、第1の印刷回路基板666(図18及び図19)及び第2の印刷回路基板668(図18、図20及び図21)によって担持される電気部品に直列接続される。
【0054】
第1の印刷回路基板666は、LED組立品670(簡単化のために図示されていない印刷回路基板666によって担持される電気部品の残り)を含む多数の電気部品を担持する。図18及び図19を詳細に参照すると、第1の印刷回路基板666は、凹部672(図19)にスナップフィット(弾性締結)され、クリップ674a、674によって保持される(クリップ674aが図14、図18及び図19に示されているが、クリップ674bが図15に示されている)。具体的には、第1の印刷回路基板666は、縁部676a、676bが、クリップ674a、674bの内側に湾曲するフランジ678a、678bにぶつかるまで、上方移動して凹部672内に挿入される。印刷回路基板666の連続的な上方移動によって、クリップ674a、674bが、印刷回路基板666の縁部676a、676bが内側に湾曲するフランジ678a、678bから離れて、クリップが元の位置に戻るまで、クリップ674a、674bが強制的に外側へ押し出され、これによって、電池ホルダ662の中心平面680の下部表面679とクリップ674a、674bの内側へ湾曲したフランジ678a、678bの間の印刷回路基板666が閉じ込められる(トラップされる)。第1の印刷回路基板666がこのように取り付けられた時、電池ホルダ662の中心平面680を通って延出する開口684内にLED670が位置決めされる。
【0055】
一実施の形態において、LED670は、相互に密接して離間されている赤、緑、青の発光ダイオードを含む。LED670は、可変スペクトルコンテンツ及び/又は輝度において光を発展させるために、以下に極めて詳細に説明されているように付勢される。このような光が観察者によって目視されるように、光は、円筒形部材650、分散器604の残留部分、及びベース602を介して伝送される。また、一実施の形態において、各LED670に分配された電流は、このようなLED670によって特定の大きさの光輝度を発揮させるように制御される。各LED 670に分配される電流の量を制御するために多数の方法があるが、他の実施の形態においては、電池ドレインを最小限とするためにパルス幅変調(PWM)動作が使用される。
【0056】
具体的には、図20及び図21に示すように、第2の印刷回路基板668は、ねじ690a、690bによってスタンドオフ692a、692bのそれぞれに取り付けられている。ショルダタブ693(図19〜図21)は、スタンドオフ692a、692bに対しての第2の印刷回路基板668の配置を維持することを補助する。また、スタンドオフ692は、係止板694に一体化されるか、又は固着され、これがまた、制御装置606のハウジング698の正面側壁696に一体成形されるか、あるいは、固着される。第1〜第4のスイッチ700a〜700dは、第2の印刷回路基板668によって担持され、ボタン702a〜702dのそれぞれ(図12〜図15、図18、図20及び図21)によって接触可能な起動部材を含む。ボタン702a〜702dの一つの押し下げることによって、協働するスイッチ700a〜700dの一つが閉成される。
【0057】
電池ホルダ662は、電池ホルダ662に一体化しており、そうでなければ、バッテイルホルダ662に固着されているねじボス712a〜712dのそれぞれに、ワッシャ71la〜711dのそれぞれを通って、延びる一続きの四つのねじ710a〜710dによって、ハウジング698内で保持される。組立中、外側へ湾曲されたフランジ628が、図14に示される適正位置に来るまで、外側へ湾曲されたフランジ628が、対向する中空部材716a及び716b(図18及び図19)によって画定されるスロット714の一部分を通って延びるように、電池ホルダ662がハウジング698に挿入される。これによって、裏面718(図19)が外側に湾曲したフランジ628(図18、図20及び図21)の内側部分722の上縁720によって支えられる。ねじ710a〜710dは、ハウジング698内の開口を介して、次に、位置合わせされたねじボス7122a〜712dに挿入され、図14に示される適正位置において電池ホルダ662を固着するように締付けられる。
【0058】
次に、図18〜図21を参照すると、図19に具体的に示されるように、スピーカ730は、任意の好適な手段によってハウジング698内に取り付けられ、図19に具体的に示されるように、一連の開口がハウジング698の下部表円724の中心部732に設けられる。
【0059】
制御装置ハウジング698は、蝋燭組立品600にサポートを提供し、スピーカ730によって発せられる音が蝋燭組立品600の下に容積から逃げることができるように部分732の底部から離間される、4個の脚部740a〜740d(図13及び図19)を更に含む。
【0060】
図22〜図30は、蝋燭組立品900の他の実施の形態を示す。蝋燭組立品900は、図12から図23の実施の形態において、より詳細に説明されているものと同一又は同様の溶融皿903が内部に固着された支持台902と、(取り外し可能であってもようし、そうでなくともよい)任意の光分散器904と、及び制御装置906を含む。図12から図21、図45、及び図50の蝋燭組立品と同一の蝋燭組立品900の特性についてはそれ以上の記載は省略する。
【0061】
分散器904(図23)は、ベース902内に配置され、一実施の形態において、その凹部にぴったり整合して嵌合される。より詳細には、図23及び図24を参照すると、分散器904は、左側側壁912から垂れ下がる一対のタブ910a、910bを含む(本明細書中に使用されているように、左右前後頂底上下などの用語は、様々な要素の相対的な配置を示すために便宜上使用されているにすぎず、本発明を限定することを意図するものではないことに再度注目されたい)。また、図25に示されているように、くぼみ914は、分散器904の右側側壁916の下部の内面915に配置されている。分散器904が右側側壁916の下縁924が制御装置906の支持面926から上方へ離間されるように傾斜されるかもしくは角度付けされた状態で、タブ910a、910bの外側へ湾曲したフランジ920a、920bのそれぞれを対応する凹部922a、922bのそれぞれに配置することによって、分散器904は、制御装置906に取り付けられる。次に、分散器904は、右側側壁916の下縁924が支持面926に向かって下がるように回転され、これによって、結局、タブ930の外側へ湾曲したフランジ928(図23)が、分散器904の下部934の内面932とぶつかることによって、制御装置906の中心に向かって次第に偏向される。あるいは、又は、さらに加えて、右側側壁916自体の部分が外側に偏向することによって、フランジ928と分散器904が互いに向かって移動することが可能となる。分散器904が連続して下方へ旋回することによって、タブ930の外側へ湾曲したフランジ928がくぼみ914へ入り込み、そこで、分散器904の右側側壁916の下縁924のみならず、前壁942、左側側壁912、及び後壁944それぞれの下縁936、938、及び940のそれぞれが、支持面926によって支えられる。本実施の形態の分散器904が制御装置906から容易に取り外されるように設計されていないことに注目されたい。
【0062】
次に、図26及び図27を参照する。電池ホルダ962は、制御装置906の底部963に配置され、4個のAAサイズ(単3形)の電池964a〜964dを受け取るための凹部を含む。電池964a〜964dは、電池ドア965を介して制御装置906の底部963からのみ接近可能である。図26Aに示すように、第1及び第2の延出部967a、967bは、制御装置906の第1及び第2の凹部969a、969b内へ延びるように、電池ドア965を傾けることによって、制御装置906に装着される。その後、電池ドア965から延出するタブ977a、977bの外側に湾曲したフランジ975a、975bが制御装置906の対応する凹部979a、979b内に嵌めこまれるまで、電池ドア965の可撓部973が内側へ屈曲されるように、電池ドア965は回転して制御装置906と接触する。電池964a〜964dの交換又はそれ以外の目的のために電池ドア965を取り外す時、上方へ延出するタブ981が内側に押圧され、これによって、可撓性部分973を内方へ屈曲させ、タブ977a、977bを凹部979a、979bから引き離し、これによって、電池ドア965が取り外される。
【0063】
上記のように、電池は、多数でも少数でも、電気必要条件に応じて、提供され得る。電池964a〜964dは、全体が、第1の印刷回路基板966(図18及び図19)と第2の印刷回路基板968(図18、図20及び図21)によって担持される電気部品に直列に接続される。
【0064】
第1の印刷回路基板966は、LED組立品970(印刷回路基板966によって担持される他の電気部品は簡単化のために図示しない)を含む多数の電気部品を担持する。図28を詳細に参照すると、組み立て中、第1の印刷回路基板966は、2本のねじ972a、972bを開口974a、974bに挿入することによって、制御装置906に取り付けられ、ここで、ねじ972a、972bは、制御装置906から上方へ延びるねじボス976a、976b内へ延出する。第1の印刷回路基板966がこのように取り付けられる時、LED 970は、制御装置906のカバー部982の中心平面980を貫通して延びる開口978内に位置決めされる。LED 970は、同じ色を発色し、図12〜図21、図45及び図50の実施の形態に関して説明されているのと同様に、離間され、付勢される。
【0065】
更に、図28及び図29に示すように、それぞれ、制御装置906のカバー部982は、一組の4個のねじ984a〜984dによって、制御装置906の底部963に保持される。一組の4個のねじ984a〜984dは、ワッシャ985a〜985dのそれぞれを介して、延びており、底部963に一体化されているか、そうでなければ、底部963に固着されている、ねじボス986a〜986dのそれぞれの内部に延出している。
【0066】
第2の印刷回路基板968は、図29に詳細に示されており、ねじ990a及び990bによってスタンドオフ992a及び992bのそれぞれに取り付けられている。スタンドオフ992a、992bは、係止板993と一体化しているか又は固着されている。第2の印刷回路基板968の第1と第2の下部隅部994a、994b(図30)は、制御装置906内に形成された第1と第2のスロット996a、996b内に挿入され、その内部で第2の印刷回路基板968を保持する。第1と第2のスイッチ1000a〜1000dは、第2の印刷回路基板968によって担持され、ボタン1002a〜1002dのそれぞれによって接触可能とされる起動部材を含む。ボタン1002aと1002bを押し下げることによって、関連するスイッチ1000aと1000bのそれぞれを閉成させる。第1のボタン1002aを押し下げることによって蝋燭組立品900のライトショーモードを起動させ選択し、さらに、上記に詳細に説明したように、様々なモードを介してスクロールした後に、このライトショーを停止させる。第2のボタン1002bは、ライトショーにおけるカラー変形を休止又は停止させ、これによって、現在表示されているカラーを維持する。再び第2のボタン102bを押し下げることによって、選択されたライトショーのモードにおける動作を反復する。
【0067】
図31及び32は、両方ではないが、光又は音声を発することができる蝋燭組立品1100のさらに他の実施の形態を示す。具体的には、図31及び図32における実施の形態は、ボタン1104a、1104bの作動に応答して、領域1102(図32)内の図12〜図21、図45及び図50の実施の形態において示されている方法において光を発展させるための回路及びLEDを含む。ボタン904aは、押し下げられると、蝋燭ホルダ110内のLEDの付勢を生じる一方、ボタン1104bが作動すると、図12〜図21、図45及び図50に関して上記に記載されているモードのような異なる付勢モードにおいて、LEDが点火されるようにする。
【0068】
当然、図31及び図32のLED及び回路の代わりとしてスピーカ及び適切な回路を使用することによって、これらの図に示されている実施の形態は変更することができ、これによって、例えば、図12〜図21、図45及び図50の実施の形態において記載されているように、光に対して、蝋燭組立品1100によって、音声を発生させるために変更されてもよい。また、本明細書中に記載されている電気部品を制御するために、必要に応じて、任意の構成及び任意数のスイッチ及び/又はボタンを使用してもよい。例えば、光及び音声を発するように構成されている蝋燭組立品1100は、制御装置906の底部963(又は任意の他の部分)内に配置される三つのコントロール(図示しない)を有するように構成されてもよい。一つのコントロール、例えば、オンオフスイッチとポテンショメータを組み合わせたものがサウンドショーの電源をオンオフし、サウンドの音量を調整するために使用され得る。第1のボタンは、ライトショーの電源をオンオフし、(複数のライトショーを表示する能力があれば)様々なライトショーから一つを選択可能にするために提供され得る。(例えば、ライトショーモードを選択するために第1のボタンがその最初の押し下げの第1の期間内で特定の回数だけ押下げられ、その後、第1のボタンが最初の期間の後にさらに押し続けると、ライトショーを休止することができる。第1のボタンの更に別のも押し下げによって、ライトショーが繰り返され、引き続き第1のボタンを押し下げることによって、異なるライトショーモードの選択又はライトショーの停止が可能となる。サウンドショーモードをスクロールするために第2のボタンが提供されてもよい。蝋燭組立品1100上の任意の所望の位置にコントロール、スイッチ、及び/又はボタンが配置されてもよい。
【0069】
さて、図33から図38Aを参照すると、蝋燭組立品1200は、詰め替えホルダ1216の上に配置され、芯1208が貫通しており、詰め替えホルダ1216の上に配置された燃料材料1211を充填した蝋燭取替部1202を含む。取替部ホルダ1216は、制御装置1206に配置された分散器1214の上面に隣接して配置されている。制御装置1206は上記に示され記載されたものと同様の電子部品を含んでいるので、このような同様の電子部品については図示せず、その説明も省略する。光透過性もしくは半透明のシース1230が、制御装置1206に載置され、蝋燭取替部1202、取替部ホルダ1216、及び分散器1214を囲む。3つのLED(図示せず)は、制御装置1206の上面の穴又はカットアウト1236より上に位置する。また、雌要素1224及び雄要素1226などの施錠メカニズムは制御装置1206を蝋燭取替部1202に位置合わせする。本実施の形態において、施錠メカニズムは、取替部ホルダ1216の上面に形成された雄要素1226と相補的な蝋燭取替部1202の底面上に雌要素1224を含む。雌要素1224及び雄要素1226の結合は、制御装置1206内に配置された電気部品に芯1208に配置されている炎1254を動作可能に連結するために後述するメカニズムを、機能的に位置合わせに役に立つ。蝋燭組立品1200のさまざまな部品を位置合わせするために、施錠メカニズムが必ずしも必要とされない場合、及び/又は、蝋燭組立品(例えば、図38参照)に組み込まれない場合、4オンスのガラス製のボーティブ蝋燭取替部1202が蝋燭組立品1200と共に使用され得る。例えば、S.C.Johonson and Sonによって製造されるような、様々な形状及びサイズを有する他のガラス製のボーティブも蝋燭組立品1200とともに使用され得る。
【0070】
図33及び図36を参照すると、芯1208に配置されている炎1254の有無を検出するための実施の形態が示されている。蝋燭組立品1200は、光ファイバ1204が、芯1208に横に沿って配置されている蝋燭取替部1202を含む。炎1254から発光される方向Aに移動する光は、光ファイバ1204によって取替部1202の底部に向けられる。光は光ファイバ1204から方向Bに発光され、光路を介して、取替部1202の底部を通過する。光路を通過する光は、感感光センサ1210などの感光センサによって検出される。光路は、例えば、クリア(透明)ガラス、つや消し、有色及び/又は半透明の蝋燭取替部1202のつや消しではない及び/又は無色部分、又は他の光透過性媒体であってもよい。一実施の形態において、炎1254が燃料1211を溶かすにつれて、燃料、芯1208及び/又は光ファイバ1204が同様の割合で消費され(図示しない)、これによって、燃料の高さが下がるが、蝋燭取替部1202がある限り、光ファイバが芯上の炎から感光センサ1210まで光を方向付けるように、芯と光ファイバが互いに動作可能な空間関係で維持される。
【0071】
図示しないが、他の実施の形態において、光ファイバ1204が、芯1208に織込まれてもよい。また、光ファイバ1204は、環境光が感光センサ1210によって移動されたり、検出されたりしないように、熱染色(thermochromatic)インク(図示しない)によってコーティングされていてもよい。本実施の形態において、熱染色インクは、第1の温度(例えば、約120°F〜約140°F)以下で、光ファイバ1204にコーティング又は塗布されたときに、光不透過性又は光吸収性のカラーを有する。芯1208を点灯した時、炎1254は第1の温度より高い第2の温度に熱染色インクを加熱し、これによって、熱染色インクは、光を透過しない又は光吸収性のカラーから、光ファイバ1204を介して光を通過させることができるカラー(例えば、透明色)へ、変更させる。本実施の形態において、熱染色インクが炎1254から十分な熱を露出された時、光は、光ファイバ1204を介して感光センサ1210へ移動してもよい。本発明において有用である熱染色インクは、例えば、米国特許出願公開第2004/0160764号に記載されているインクを含む。本発明において有用である更なる熱染色インクは、例えば、米国特許第特許出願公開第2005/0024859号に記載されているインクを含む。また、本発明において有用な熱染色インクは、Chromicolor(クロミカラー(登録商標))インクなどのマツイインターナショナル社製の熱染色インクを含む。更なる実施の形態において、芯1208は、感光センサ1210へ光を伝達する透明のマイクロ蝋(例えば、ポリエチレン及び/又はポリプロピレン)シース(図示しない)を有していてもよい。
【0072】
図36に表される実施の形態と同様の他の実施の形態として、図34及び図37に示されているように、感光センサ1210は、芯1208上に配置された炎1254を直接検出できるように芯1208に十分近接して配置される。ここで、感光センサ1210は、芯1208に(例えば、蝋燭取替部1202の壁1222の頂部1228内又は上において)動作可能に配置されている。感光センサ1210は、炎1254から発光される(例えば)方向Cを有する光が感光センサ1210によって感知されるように位置決めされる。
【0073】
図35及び図38に示されている他の実施の形態において、蝋燭組立品1200が示されている。蝋燭組立品1200は、直径が約1/2インチであり、芯1208に隣接して配置され、蝋燭取替部1202のベースに延出される光透過性の透明ジェル蝋燭芯1232を有する、蝋燭取替部1202を含む。炎から発光する方向Aの光は、透明ジェル蝋燭芯1232によって取替部1202の底部へ連絡され、取替部1202の光路を介して方向Bに向かって通過する。次に光路を通過する光は、電子ベース1206上又はその内部に配置された感光センサ1210によって検出され、これが電気部品を起動状態、及び/又は、停止状態にする。一実施の形態において、最初に使用した後、透明ジェル蝋燭芯1232と蝋1211部品は、混合され、蝋燭取替部1202の頂部において冷却された時(図示しない)に固化した時に不透明の膜を形成する。不透明膜は、光が透明のジェルの蝋燭芯1232を通過しないように、光を阻止又は遮断し、これによって、制御装置1206内の電子部品を停止状態にすることができる。光を透過しない蝋膜(図示しない)が、製造作用オブジェクト間に蝋燭詰め替え部1202の最頂部に塗布され、これによって、周囲光が電気部品を使用する前に起動されないようにすることができる。本発明において有用である光透過性透明ジェル蝋燭芯材料は、米国特許第6,827,474号に開示されている。本発明において有用な更なる光透過性材料は、米国特許第6,050,812号に開示されている。
【0074】
感光センサ1210は、さまざまな電気部品を起動させるか又は有効とするために、コネクタ1212(例えば、当業者に公知の電線又は他の装置)を介して、制御装置1206内の電気部品に接続される。光通信技術の組合せによって、例えば、蝋燭の点火時、又は、不点火時に、光ファイバ1204、透明ジェル芯1232、感光センサ1210、制御装置1206内の部品が動作可能に連結され、制御装置1206内で電気部品を起動及び/又は停止状態にするため、及び/又は、本発明に開示されている個別のスイッチメカニズムによって電気部品が起動されるのを有効とするために使用されてもよい。光ファイバ1204と感光センサ1210の組み合わせの不連続な構造特性によって、制御装置1206が複数の蝋燭取替部1202によって再使用されることが可能となる。
【0075】
例えば、図37に示されているように、感光センサ1210が、蝋燭取替部1202の一体的な部分である時の実施の形態において、コネクタ1212は、コネクタの一部1212aが取替部1202の底部の接続界面1218に接続するように感光センサ1210から接続界面1218を跨いだ状態で不連続とされる。接続界面1218は、制御装置1206に一体形成されているか又は装着されている分散器1214上に配置された取替部ホルダ1216内又はその上で対応する接続界面1220に接続される。制御装置1206内の感光センサ1210と電子部品の接続を完了するには、制御装置1206上の接続界面1220は、分散器1214と協働する他の接続断面1212bを介して制御装置1206に動作可能に接続される。
【0076】
図38Aに示される他の実施の形態において、蝋燭組立品1200は、例えば、柱状蝋燭の形態において蝋燭取替部1260を含む。蝋燭取替部1260は、芯1208と、本明細書中のどこかに記載されているものと同様の光伝送及び/又は伝熱要素1274(例えば、光ファイバ、ライトパイプ、サーミスタ、及び/又は導線)を含む。本実施の形態において、施錠メカニズムが相補の雌ねじ要素1264に対応する雄ねじ要素1266という形をとることができることが考えられされる。例をあげると、例えば、雌ねじ要素1264を有する蝋燭取替部1260は、制御装置1206の雄ねじ要素1266上へ外嵌され得る。更に、例えば、感光センサ及び/又は熱センサを含む炎検出センサ1210は、芯1208上の炎1254の存在を検出するたに雄ねじ要素ジェされ得る7に配置されていてもよい。更なる実施の形態において、LED(図示せず)は、雄ねじ要素1266内又はその上に配置され得る。
【0077】
例えば、感光センサ1210が蝋燭取替部の一部ではない時、感光センサがシース1230(図示しない)に装着されるか又は配置されている場合、コネクタ1212は、感光センサ1210から制御装置1206内の電気部品までつながっていてもよい。感光センサ1210以外に又はこれに代えて、他の熱センサ、光センサ、及び/又は熱及び感光センサが用いられてもよい。例えば、本発明に有用な熱及び/又は感光センサは、米国特許第6,491,516号に記載されているものを含む。本発明に有用な他の感光センサは、MINI−BEAM(ミニビーム(登録商標))感光センサ(例えば、型番号SME312の全てのバリエーション)などのバナーエンジニアリング社(Banner Engineering Co.,)から入手可能な感光センサを含む。本発明において有用な光センサの例としては、JP 408185710Aに記載されている光センサが挙げられる。本発明に有用な光ファイバ及び感光センサとしては、米国特許出願公開番号2005/0111217に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第5,807,096号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第6,033,209号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。例えば、本発明に有用な更なる感光センサとしては、米国特許第6,468,071号に記載されている感光センサが挙げられる。例えば、本発明に有用な光ファイバ及び感光センサとしては、米国特許出願公開番号2002/0119413に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第カ特許出願公開番号2005/0093834に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第4,804,323号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサは、例えば、米国特許第4,477,249号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な更なる光ファイバ及び感光センサとしては、例えば、米国特許第5,921,767号に記載されている光ファイバ及び感光センサが挙げられる。本発明に有用な付加的な感光センサとしては、例えば、米国特第6,050,812号に記載されているそれらが挙げられる。
【0078】
次に、図39〜図43を参照する。蝋燭組立品1300は、溶融皿1304を支持し、電気部品(図示しないが、上記のものと同様)を収容する制御装置1306の上に配置されている(ガラス、樹脂、ポリマー、金属、木、岩、中空材料、多孔質材料、液体充填材料等で作成された)支持台1316を含む。分散器1322は、支持台1316の下で配置される。溶融皿1304上では、芯ホルダ1314が、炎1354が配置された芯1308を保持している。電気部品によって制御される3個の発光ダイオード(LED)(図示しないが前述されている)が制御装置1306の上面の穴又は切り抜き部1336に又はこの上方に配置されている。
【0079】
図39〜図43に示される実施の形態において、蝋燭組立品1300内の電気部品に炎1354を動作可能に連結させる。蝋燭組立品1300は、コネクタ1312(例えば、支持台1316に装着されたワイア)を介して、支持台1316に装着された接続界面1313に動作可能に接続された炎及び/又は熱センサ1310を含む。制御装置1306内の熱センサ1310と電気部品の結合を完了するために、接続界面1313は、コネクタ1317によって制御装置1306の電気部品に動作可能に連結された相補的接続界面1315に接続される。
【0080】
図39に示される実施の形態において、蝋燭組立品1300には、溶融皿1304と熱的に連通している熱センサ1310が組み込まれている。熱センサ1310は、芯1308上の炎1354の有無による溶融皿の温度の上昇を検知する。熱センサ1310によって熱を検知することによって、制御装置1306内に配置された電気部品の起動又は有効化が生じる。一旦、炎1354が消炎すると、溶融皿1304は冷却され、これによって熱センサ1310が電気部品を停止又は非有効化する。熱センサ1310の例としては、サーミスタ、ホール効果センサ、及び/又はリードスイッチなどを含むが、これらに限定されない。
【0081】
他の実施形態において、図40に示すように、蝋燭組立品1300は、熱センサ1310に隣接して配置されている、磁石1328の熱における変化と協働する磁界における変化を検出するためにホール効果センサなどの、熱センサ1310を含む。熱センサ1310は、制御装置1306内の電気部品を起動、停止、有効化及び/又は非有効化する。この実施の形態において、単一磁石1328は、芯ホルダ1314を保持するために機能するだけでなく、電気部品の制御に応じて炎1354を連係させるために熱センサ1310を併用して機能する。炎1354との直接的又は間接的に熱連通している更なる磁石は、熱センサ1310と併用され、これによって、炎を電気部品と動作可能に連係すると考えられる。更なる実施の形態において、ホール効果センサ1310は、芯ホルダ1314の有無を感知するために用いてもよい。例えば、蝋燭組立品1300に芯ホルダ1314が無い場合、ホール効果センサ1310は、磁石1328の変化した磁界によって、芯ホルダの不在を感知することができる。芯ホルダ1314の不在の情報が制御装置1306の電気部品に伝達され、次に、可聴及び/又は視覚的な催促となって、ユーザに燃料要素の交換を喚起する。
【0082】
図39及び図40に示された実施の形態と同様に、図41は、支持板1320(例えば、ガラス製)を含む蝋燭組立品1300を示す。支持板1320には、穴1338が貫通しており、熱センサ1310が炎1354又は磁石1328の近傍に位置決めすることが可能となり、結果的に、炎に応答した熱における変化又は磁石の磁力における変化に対する熱センサの感度が高くなる。
【0083】
例えば、本発明に有用な感熱センサは、米国特許第5,015,175号に記載されているものを含む。本発明に有用な更なる熱センサは、例えば、米国特許第4,983,119号に記載されているものを含む。本発明に有用な更なる感熱センサは、例えば、米国特許第5,057.005号に記載されているものを含む。
【0084】
制御装置1307内の電気部品の起動、停止、有効化、及び/又はディスエーブル化に対して炎1354を動作可能に連係させるための他のメカニズムは、図42に示されている。ここで、蝋燭組立品1300は、溶融皿1304の下方に装着され、溶融皿1304と熱的に連通する熱染色(thermochromatic)ストリップ1318と、光電センサ1324を具備している。芯1308を点灯するときに、溶融可能な燃料(図示しない)が溶けて溶融皿1304を満たす。溶融した燃料から発生する熱によって熱染色ストリップ1318が第1のカラーから第2のカラーへ変化する。熱染色ストリップ1318の第1のカラー(例えば、約100°F以下、約110°F以下、約120°F以下、約130°F以下、約140°F以下、又は約150°F以下の温度)から第2のカラー(例えば、約100°F以上、約110°F以上、約120°F以上、約130°F以上、約140°F以上、又は約150°F以上の温度)までの変化は、光電センサ1324によって感知される。光電センサ1324は、LED1325から熱染色ストリップ1318へ向かうD方向に光線(例えば、赤外線又は可視光線)を発する。熱染色ストリップ1318からE方向に反射した光のカラーは、光電センサ1324内の感光セル1327(例えば、フォトレジスタ及び/又はフォトダイオード)によって検出される。コネクタ1312は、光電センサ1324を制御装置1306内の電気部品に接続する。図44に示されている実施の形態と同様の実施の形態において、溶融皿1304は、支持板1320の表面に形成され、熱染色ストリップ1318は、直接、支持台1316と一体形成されている支持板の下側に直接取り付けられているこれによって、熱染色ストリップとガラス製の支持板が熱的に連通可能となる。所望されれば、周囲光からの妨害を低減するために、発光光線が、主波長を有するように(例えば、ブルーペクトルにおいて)調整されてもよい。或いは、主波長を有する発光光線を得るために、フルスペクトルの光源が適切なカラーの更なる光学フィルタ(図示しない)と一緒に使用されてもよい。
【0085】
炎を本明細書中に記載されているさまざまな電気部品の起動と動作可能に連係させるための上記のメカニズムが、これらの電気部品の一つ以上が、炎が存在している時にのみ、及び/又は所定の温度(例えば、約100°F以上、約110°F以上、約120°F以上、約130°F以上、約140°F以上、又は約150°F以上)に達した時にのみ、動作可能となるように、電池の寿命を最大化する更なる機能を有していてもよいと考えられる。また、蝋燭組立品が、炎を電気部品の起動に動作可能に連係させるためのメカニズムを具備している時、光と音のスイッチ(例えば、図18の700c、d及び702c、d)は取り外すことができ、音声レベルのボタンセットのみが製品上に残る(例えば、図18の700a、b及び702a、b)と考えられる。
【0086】
施錠メカニズムの他の例が図43に示されている。ここで、蝋燭組立品1300は、毛管出っ張り部1334の下方の溶融皿1304の底面のキャビティ1332内に配置される第1の極性を有する第1の磁石1328を有する。上記同様、支持台1316の下、そして、制御装置1306の上には、表面に第2の極性を有する第2の磁石又は鉄材料1330が配置された光分散器1322が配置されている。第1の磁石1328の第1の極性と第2の磁石又は鉄材料1330の第2の極性は、支持台1316を制御装置1306に固着させる引力を両極性間に有するような配向にある。この固着システムによって、組み立てミスを起こさずに、支持台1316を取り外して清掃し、その後、制御装置1306の上へうまく戻すことができる。
【0087】
次に、図44を参照すると、図39〜図43に示される蝋燭組立品1300と同様の蝋燭組立品1400は、上記と同様の制御装置1406に組み込まれた電気通信リンク1402を有し、これによって、ユーザが、制御装置と協働する、制御装置の頂面において又はその上の穴1436を介して配置されている(図示されていないが前述されている)LEDからの光の効果及び/又は制御装置内で保持されているスピーカ1436が発する音響効果のような発揮する電気部品を再プログラムすることができる。本実施の形態において、溶融皿1404は、支持台1420の表面に形成される。また、溶融皿は、本明細書に記載されているように、溶融皿の動作を十分に容易にできる任意の材料から作成され得ることが考えられる。
【0088】
電気通信リンク1402を介して、制御装置1406と協働する電気部品の再プログラムは、例えば、ユーザの自宅、インターネット、店舗内(例えば、再プログラムキオスク又は陳列棚装置)、及び/又は遠隔地を介して、当業者に公知の方法において、実行される。図示されていないが、本実施の形態において使用できると考えられる電気通信リンクの例としては、例えば、取り外し可能なデータ記憶媒体、ケーブル、USBポート、無線周波センサ、赤外線センサ、有効なブルートゥース(登録商標)のリンク、電気的誘導通信リンク、音響スイッチ、振動検出スイッチ、(例えば、iPod(登録商標)(アイポッド)又は他の携帯装置に接続される)フォノ(蓄音機型)ジャックが挙げられ、及び/又は、制御装置は、制御装置1406の再プログラムを容易にするためにドッキングベイで取り外し可能に接続されてもよい。リンク1402を設けることによって、季節ごとに再プログラム(例えば、クリスマスの音と光のテーマやハロウィーンの音と光のテーマを再プログラム)が可能となり、消費者が蝋燭を詰め替えることを思い出させることができる。プログラムには、例えば、話し言葉、言語レッスン、テープに吹き込まれた本、及び/又は、詩を含む任意のサウンドショー又はライトショーがプログラムの対象として考えられる。制御装置がライトショー及び/又はサウンドショーを動作させるためにプロセッサを使用するので、(例えば、本明細書において記載されているような)任意の共通インターフェースがライトショー及び/又はサウンドショーをコントロールする電気部品及びソフトウェアに組み込まれてもよい。また、電気通信リンク1402を介して制御装置と電気的接続を設立すること及び/又は一連のボタンを押し下げることによって、新しいライトショー及び/又はサウンドプログラムをダウンロードし、及び/又は、これを使用可能とする一連のインターフェースを開始することができると考えられる。例えば、個人用のディジタルアシスタント、パソコン又は他の装置を使用した電気的通信リンクを介して、制御装置に入力され得る個人用のライトショー及び/又はサウンドショーのプログラムをユーザが作成することを可能にするソフトウェアベースのアプリケーションプログラムも提供することができる。また、蝋燭組立品1400上の任意の適切な場所に電気通信リンク1402を配置して、その動作を容易にすることもできる。
【0089】
図54に示される他の実施の形態において、蝋燭組立品1300は、制御装置1306の電気部品(図示しない)の再プログラムを有効とするために、通信リンクとして使用され得るホール効果センサ1310を含む。本実施の形態において、ユーザは、コンピュータ及び/又は同様の装置(図示しない)に接続されている芯ホルダ状トランスデューサ1360を、コネクタ1380を介して、溶融皿1304の毛管出っ張り部1334上へ配置する。情報伝達可能な方法(例えば、2値法)で、磁界を変化させることによって、蝋燭組立品1300のライト及び/又はサウンドエフェクトを制御する符号化されたプログラムを再プログラム(例えば、追加、消去、及び/又は変更)するために、情報は制御装置1306の電気部品へ送られる。
【0090】
さらに他の実施の形態においては、本明細書中に記載されている電気部品に電力供給するために、充電可能な電池及び/又はACアダプタが含まれていてもよい。
【0091】
また他の実施の形態では、蝋燭組立品(図示せず)は、蝋燭組立品が液体の表面を浮遊する液体内に配置され得る。本実施の形態において、液体とは、例えば、水溜まり、湖、流れ、浴槽、水及び/又は他の液体の容器などを含むと考えられる。
【0092】
他の実施の形態では、異なる香りを持つオイル及び/又は芳香を含み得る複数の燃料要素が組み込まれた蝋燭組立品(図示しない)が考えられる。多数の燃料要素はモジュール式であり、例えば、これらは、一緒に組み込まれて、一つの燃料要素を形成することもできる。燃料要素がモジュール式である場合、燃料要素が同時に燃焼した時、特定の比率の異なる香りの燃料要素が組み合わされ、特定の香り及び/又は芳香のブレンドを作成することができると考えられる。また、蝋燭組立品は、多数の燃料要素に受容するために多数の芯ホルダを有することもできる。後者の実施の形態において、例えば、消費者は、香りのブレンドを作成するために、同じ蝋燭組立品の異なる芯ホルダ上で異なって香り付けされた燃料要素を同時に燃焼させることを選択してもよい。予め選択された燃料要素の組み合わせとして、ユーザが、異なる香りを有する複数の燃料要素を含むキットを利用可能であること、又は、ユーザが、個人的な好みに応じて個人用の芳香のブレンドを作成可能であることがさらに想定される。
【0093】
他の実施の形態において、制御装置1406のライトショー及び/又はサウンドショーにおいて変化を出すために、制御装置内で取り外し可能に設置される外部ハードディスク、PDA(パーソナルディジタルアシスタント)、携帯電話、フラッシュドライブ、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、及び/又はメモリースティックを含む取り外し可能なデータ記憶媒体(図示しない)が使用され得る。取り外し可能な装データ記憶媒体は、製造時に設置された制御装置のメモリと組み合わされて使用され、これによって、制御装置のメモリを増加させ、従って、制御装置のライトショー及び/又はサウンドショーの個数が増え、複雑化される。更に、取り外し可能なデータ記憶媒体は、例えば、話し言葉、語学レッスン、詩、祝日のライトショー及び/又はサウンドショー、大衆文化用のライトショー及び/又はサウンドショー(例えば、映画又は他の人気のあるイベントに対応するショー)、国際的なライトショー及び/又はサウンドショー、特定文化のライトショー及び/又はサウンドショーなどを含む任意の想定範囲のライト及び/又はサウンド情報を有することができる。取り外し可能なデータ記憶媒体は、パソコン又は当業者に知られている他の方法によってライトショー及び/又はサウンドショーに応じて再プログラムされてもよい。このようなショーは、取り外し可能な記憶媒体上で予めプログラムされてもよいし、及び/又は、取り外し可能な記憶媒体が、一つ以上のソースからショー及び/又はライト及び/又はサウンドのテーマを、無料で、ダウンロード代金を支払って、又は予約サービスを支払って、組み込むことができるように、必要に応じて変更され得る。
【0094】
本明細書中に記載されている実施の形態のさまざまな組合せが、例えば、異なる構成及び/又はキットの状態で消費者が利用可能であることが想定される。これらの構成及び/又はキットには、例えば、燃料要素取替部、蝋燭ジャー取替部、取り外し可能なデータ記憶媒体、説明書、(例えば、前述されたものを含む)ソフトウェアベースのアプリケーションプログラム、電池、取替部品、カスタマイズできるエレメントが含まれ、これらには、さらに、デカール、塗料、ステッカー、文字、数字、図、及びこれらを組み合わせたものが含まれる。また、想定される構成及び/又はキットは、祭日のテーマ、(例えば、誕生日、特別な日、スポーツイベント、映画、及び他の人気の娯楽のような)イベントテーマ、私的なテーマなどを有し得る。キットは、完全な蝋燭組立品と、この蝋燭組立品に関連するアクセサリを有していてもよいし、キットは、蝋燭組立品の(例えば、溶融皿、電池、燃料要素、取り外し可能なデータ記憶媒体などの)個別の構成部品に向かって配向されてもよい。
【0095】
種々の電気部品の起動に炎を動作可能に連係させるための本明細書中に開示されている種々のメカニズムは、記載されている蝋燭組立品又はその任意の変形のいずれかに組み込まれるように構成され得る。例えば、図45〜図49を参照すると、(電気部品を格納する制御装置を有する本明細書に記載された全ての実施の形態に共通に示されている図18〜図21に示された)プリント回路基板666と668上の構成部品は、図示去れているように一般的な方法でスピーカ730と電池664a〜664d(図14及び図15参照)に相互接続されている。プリント回路基板666及び668に配置されている回路は、部品番号HT86192の下でホルテックセミコンダクタ社(Holtek Semiconductor Inc.)によって製造されるマイクロプロセッサのようなプロセッサ800(図45〜図49参照)を含む。プロセッサ800は、LED 670(緑LED670a、赤LED670b、及び青LED670cを含む)を選択的に照らし、及び/又は、ディジタル式に符号化されたサウンドを、スピーカ730を介して再生することができるように、スイッチ700a−700d又は後述する補助スイッチの起動に応答するようにプログラムされる。一実施の形態において、スイッチ700cを一瞬閉とすると、プロセッサ800によって、以下に詳細に記載される動作の四つのモードのうちの一つのモードで、LED 670を作動させる。スイッチ700dを一瞬閉とすると、4つのサウンドパターンのうちの1パターンを再生するために、プロセッサ800がスピーカ730に分配されるアナログ波形を展開する。スイッチ700a又は700bを閉とすることによって、スピーカ730によって再生される音量が増減される。
【0096】
一実施の形態において、プロセッサ800は、さらに、数列の接続電池664a〜664dによって出力される結合電圧が所定レベル未満に下がる時を判断する検出回路802に応答する。
【0097】
次に、図46を参照すると、回路に組み込まれた補助スイッチは、光センサ1210及び/又は熱センサ1310を含む。光センサ1210及び/又は熱センサ1310は、スイッチ700a〜d及び検出回路802と協働して、LED670の選択的な照明を制御し、及び/又は、スピーカ730を介して、ディジタル式に符号化されたサウンドを再生するために、プロセッサ800を介して制御装置の電気部品と相互接続される。
【0098】
熱及び/又は光の検出方法以外に、Clapper(クラッパ)(登録商標)の音響作動スイッチのような音声検出センサは、制御装置1206内で電気部品を起動及び/又は停止させるように開示されている光検出スイッチ方法を含む、本明細書中に開示されている実施の形態とは無関係に、又は、これらの実施の形態のいずれかと接続されて、用いられてもよい。可能性のある音声検出センサは、電子フィルタ(例えば、ASIC及び/又はディジタル信号プロセッサ)又は電気部品の他の組合せに機能的に連係されたマイクロフォンを含むことができる。機能上、音声検出メカニズムは、先行の設定からライトショー及び/又はサウンドショーを再スタートすることができ、又は、現行の選択をターンオン及び/又はターンオフさせることができる。他の実施の形態において、連続的に符号化された音声シーケンスが各スイッチ700700a〜dの動作をシミュレーションする。本発明の開示において有用な音響スイッチは、米国特許第5,493,618号に記載されたスイッチを含む。例えば、更なる有用な音響スイッチは、米国特許第5,615,271号に記載されたスイッチを含む。
【0099】
一実施の形態において、音声検出センサ1800は、図47に示されるように、図46に示したセンサと同様にプロセッサ800に相互接続される。一実施の形態において、当業者に公知であるソフトウェアは、音声の検出を実行することができ、次に、表示されている音声検出ボックス1802は、信号コンディショナ(図示しない)及びアナログ/ディジタルコンバータ(図示せず)から形成される。
【0100】
図48は、図42に示された実施の形態のための回路構成を示す概要図である。ここで、光電センサ1324は、LED1325からD方向への光線を射出し、光線は、支持板1320を通って、熱染色ストリップ1318からE方向へ反射する。反射光は、スイッチ700a〜700dと検出回路802に接続されているプロセッサ800を協働的に調整する光電センサ1324内の感光セル1327によって検出される。
【0101】
図49は、ライトショー及び/又はサウンドショーのプログラムを変更するために電子通信リンクを介してプロセッサの再プログラミンングを有効とする、電子通信リンク1402とプロセッサ800の相互接続を示す。
【0102】
図50〜図53は、プロセッサ800内に記憶されたプログラムの実行に応答しているプロセッサ800の動作を示すフローチャートである。ブロック810は就寝及び/又はセツデンモードの動作を実施し、これによって、電池が交換されたばかりで、十分な電圧が送られているかを検出するための回路を除いて、プロセッサ800の大部分の機能が停止される。この動作は、ブロック812によって図示され、ブロック812は、電池電圧が低いかどうかを判断チェックする。電池電圧が低い場合、結合電池電圧が所定レベルを超過するまで、コントロールはブロック810へ戻る。結合バッテイル電圧が所定レベルを超過すると、一連のブロック814、816、818及び820が、ボタン702a〜702dのどのボタンが押し下げられたかを判断チェックする。ブロック814、816、818及び820のいずれかが、ボタン702a〜702dのいずれかが押し下げられたと判断した場合、コントロールは、一連のブロック814、816、818及び820のうちの一つへ進む。具体的には、ブロック814が、サウンドボタン702dが押し下げられたと判断した場合、ブロック822は、プロセッサ800に記憶された表に従って符号化されたサウンドエフェクトを再生する。ブロック816が、ライトボタン702cが押し下げられたと判断した場合、プロセッサ800内に記憶された表によって決定されるライトショーなどのライトエフェクトがLED670を好適に付勢することによって再生される。
【0103】
サウンドボタン702d及びライトボタン702cは、プロセッサ800が、異なるサウンドエフェクト及びライトエフェクトを介してサウンドもライト条件もない状態に遭遇させる。一実施の形態において、特定のライトエフェクトの選択が結果的には特定のサウンドエフェクトを選択することにはならないという意味でサウンドエフェクトとは無関係である。また、その逆も言える。一実施の形態において、サウンドボタン702dの瞬間的な押下げによってプロセッサ800は以下のように動作する。
ノーサウンド=>サウンド1 =>サウンド2 =>サウンド3 =>サウンド4 =>ノーサウンド
同様に、ライトボタン702cを何度も瞬間的に押下げることによって、プロセッサ800は以下のようなシーケンスを受ける。
ノーライト=>ライトシーケンス1=>ライトシーケンス2=>ライトシーケンス3=>ライトシーケンス4=>ノーライト
【0104】
プロセッサが同数のサウンドシーケンスとライトシーケンスとを受ける必要は、ないことに注目されたい。また、サウンドシーケンスとライトシーケンスの数は、より多かったり少なかったりする。
【0105】
ボリュームアップボタン702a又はボリュームダウンボタン702dが押下げられると判断された場合、ブロック826及び828は、それぞれ、スピーカ730から発せられるサウンドのレベルを増減させる。
【0106】
ブロック822、824、826又は828からの制御は、ブロック830へ渡され、ブロック830は、蝋燭組立品制御装置606が、例えば、3時間などの所定の時間、動作したかを判断チェックする。そうである場合は、コントロールはブロック810へ戻る。そうでない場合、サウンド機能及びライト機能の両方がオフ状態であるかを判断チェックする。そうである場合、コントロールはブロック810へ進み、そうでない場合、コントロールはブロック812へ渡され、ブロック812は、電池664の結合電圧が所定レベより上であるかどうかを判断チェックする。
【0107】
一実施の形態において、LED670は、ユーザによって個別に選択され得る複数のライトショーを提供するように動作する。例えば、LED670a〜670cの各々は、任意の特定の時間において256個の個別の電流値のうちの一つを受信し、これによって特定のLED670によって発せられたカラーに対してその時間において256回の光の輝度レベルの一つの展開を生じることができる。LED670は小型で互いにから密着して離間されているとともにこれによって展開されるライトが分散されるので、人間の目は、LED670によって発せられる個別のカラーとは反対に、組み合わされたカラーを知覚する。従って、このような実施の形態において、LEDは約1670万色を示すことができる。明らかに、個別の付勢方法が使用され、これによって、必要があれば、(無限のカラー数を含む)過剰又は過少のカラー数が表示されてもよい。
【0108】
例示しているように、プロセッサ800は、特定数のライトショーを表示するようにプログラムされてもよい。その場合、ライトショーは、特定のカラーが表示されるまで、ボタン702cを押下げることによって、個別に選択可能であり、所望のライトショーが選択されたことを示す。その後、一つのカラーから次のカラーまでの両間で、表示されたカラーが変化し、又は、「モルフィング」されることによって、ライトショーは自動的に進行され得る。例えば、赤みがかったオレンジ色は、最初、約7秒間、表示され、その後、変移によってオレンジ色に変あり、次に、明るいイエローオレンジ色に変化し、再度、赤みがかったオレンジ色に戻る。各カラーは、例えば、14秒間の持続期間表示され、14秒間と14秒間の間に10秒の変移部間隔がおかれる。LEDの輝度は、開始と終了のレベル間の変移部間隔に対して線形又は非線形に変化し得る。さらに必要があれば、この14秒間の表示期間は異なる期間を有してもよい。実際、期間から期間までの長さは一定であってもよいし、変化してもよい。さらに、10秒間の間隔はその期間がより長くても短くてもよいし、間隔と間隔との間は、一定であっても、変化してもよい。更なる例としては、オレンジ色は最初の6秒間表示され、次の6秒間は消え、黄色が12秒間続く。この後、6秒間無色となり、次に、緑色が12秒間、続く。さらに6秒間無色が続き、青色とピンク色が連続して12秒間維持され、この後、無色が6秒間続き、次にオレンジ色が6秒間続き、この周期全体が反復される。任意数のカラーの任意の他のモルフィングも必要に応じて取り扱うことができる。
【0109】
ユーザは、カラーモルフィングを休止又は停止するための手段を設けており、これによって、休止又は停止ボタンを押下げることによって現在表示されているカラーを維持することができる。例えば、二つのボタンが設けられ、第1のボタンは、ユーザによって最初に押下げられた時にライトショーを起動すると共に、引き続いて押下げることによってライトショーからライトショーへスクロールするように構成された第1のボタンを設けている。最終のライトショーモードを全体と通した後で、第1のボタンを押下げることによって、ライトショーが停止する。ライトショーのカラーモルフィングの間に押下げられた時、第2のボタンは、カラーモルフィングが現在表示されているカラーのまま休止又は停止されるように構成され得る。第2ボタンを再度押下げると、ライトショートカラーモルフィングは、ライトショーが休止され、又は、ライトショーが停止された時点から続けて行われる。休止又は停止モードの間に第1のボタンを押下げることによって、カラーモルフィングを連続させた状態で、ライトエフェクトを次のライトショーへ進行させ得るライトエフェクトが最終のライトショーモードで動作している場合は、ライトエフェクトが終了する。
【0110】
図51は、以下に説明される熱染色ストリップを含む実施の形態を除く、光検出センサ(図33から図38)を含む実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。図50と異なって、ブロック834は、蝋燭が点火されるかどうかを判断するためにブロック812とブロック814とを仲裁する。蝋燭が点火されていなければ、制御は、ブロック810へ戻る。そうでない場合、蝋燭が点火されていて、ブロック814、816、818又は820のいずれかが、ボタン702a〜702dのいずれかのボタンが押下げられたと判断した場合、コントロールは、一連のブロックブロック822、824、826又は828のいずれか一つへ渡される。蝋燭が点火されていて、ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a〜702dのいずれかが押下げられたと判断しなかった場合、コントロールはブロック832へ渡される。
【0111】
図52は、ライトショー及び/又はサウンドショーのコントロールにおいて音声検出センサの動作を示すフローチャートである。ブロック836は、遠隔「オン」のリクエスト(例えば、可聴コマンド又は他の音声信号)が発生したかを判断する。遠隔「オン」のリクエストが発生した場合、コントロールはブロック840へ進み、遠隔「オフ」のリクエストが発生したかを判断する。遠隔「オフ」のリクエストが発生した場合、コントロールはブロック810へ戻る。遠隔「オフ」のリクエストが発生していない場合、コントロールはブロック830へ渡される。ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a〜702dのいずれかが押下げられたと判断しなかった場合、図50に示されるように、コントロールは、ブロック810ではなくブロック836へ送られる。
【0112】
図53は、熱センサ(例えば、上記のような熱センサ)の動作だけでなく、熱染色ストリップ1318と組み合わされて使用される光センサ1324の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、ブロック814、816、818又は820のいずれも、ボタン702a〜702dのいずれかが押下げられたと判断しなかった場合に、コントロールがブロック830へ戻って、システムが、10分間、作動していたかどうか(ライトショー及び/又はサウンドショーを再生したかどうか)を判断することを除いては、図50のフローチャートと同様である。10分間の動作が発生していなかった場合、コントロールは、ブロック832へ戻る。ブロック832は、任意の制御ボタンが押下げられたかどうかを判断し、ボタンが押下げられていない場合、コントロールはブロック810へ戻り、ボタンが押下げられていた場合、コントロールはブロック812へ戻る。ブロック830によって判断された通りに、10分間の動作が発生していた場合、コントロールはブロック834へ戻り、蝋燭が点火したかどうかをテストする。蝋燭が点火していた場合、コントロールはブロック832へ戻り、そうでない場合、コントロールは、ブロック810へ戻る。この10分間の動作タイムアウト特性は本発明を説明するために例示されているにすぎない。ただし、このタイムアウト期間は、炎センサ又は他の制御メカニズムと連係する制御装置の必要とされる動作に対して適切な時間の長さであってもよいことが想定できる。
【0113】
図55に戻ると、本発明の一実施の形態による蝋燭組立品1500が示されている。蝋燭組立品1500は、発光ダイオード(LED)などの一つ以上の光源、電源、電源内の点火回路、及び/又は光組立品1504を起動させるための制御装置1506を含むベース1502を含む。制御装置1506は、既に図解され記載されている電子部品と同様の電子部品を含むので、その図解又は説明は省略した。また、光組立品1504は、本明細書に記載されているような任意の構成のLEDと回路を含んでいてもよい。しかしながら、3色のLEDは、本明細書中に示されている実施の形態のいずれかと組み合わされて使用され得る。
【0114】
円筒形中空ライトパイプ又は取替部ホルダ1508は、内部空間1512を画定する側壁1510を有する。円形の上壁1514は、側壁1510の頂端部を横切って延出する。光組立品1504及び制御装置1506の少なくとも一部は、内部空間1512内に配置される。側壁1510及び上壁1514は、ガラス及び/又はポリマー樹脂のような光透過性の高い材料から形成され、これによって一実施の形態における中空ライトパイプ1508は透明であり、他の実施の形態においては半透明となる。ベース1502は、ライトパイプ1508の下端1515において(ベースと)一体形成され、又は、レッジやブラケットによって取り付けられるなど任意の適切な方法によって、中空ライトパイプ1508を担持する。
【0115】
芯1520と燃料材料1522が配置された円筒形容器1518を含む蝋燭取替部1516が提供されている。容器1518の底端部1524は、動作中は、上壁1514に支持されている。実施の形態において、容器1518は、ガラス材料を含み、円筒状に形成されている。燃料材料1522は、燃料として使用される任意の公知のゲル状、流体状、又は固体状の材料を含む。本実施の形態において、燃料材料1522は、S.C.Johnson&Son(S.C.ジョンソン&サン)によって販売されているガラス製のボーティブ蝋燭取替部と同様の蝋を含む。しかしながら、蝋燭リフィルは、サイズや形状が異なり、ガラス以外の光透過性の材料で作られた容器を有する他の蝋燭取替部も本発明の蝋燭組立品1500に使用することができる。
【0116】
透明又は半透明の光透過性材料から成るシース1526は、中空のライトパイプ1508を囲僥し、ベース1502によって担持される。シース(鞘)1526は、シース1526の内部表面1528が中空のライトパイプ1508から放射状に離間されるように、ベース1502に配置されている。具体的に説明すると、シース1526は、ライトパイプ1508と蝋燭取替部1516の周り及びこれらを越えて上方へ伸びる。図55は、軸方向長さの周辺で変化する直径を有する略円筒形のシース1524を示す。別の実施の形態において、シース1526の内部表面1528とライトパイプ1508の側壁1510が、互いの間で略一定の距離を提供することができるように、同様に形付けられる。例えば、一実施の形態においては、中空ライトパイプ1508の側壁1510とシース1526の内部表面1528は略矩形であり、他の実施の形態においては、両方とも、略円筒形、球形、三角形、さもなければ、同様の形状を有していてよい。さらに他の実施の形態において、シース1526の中空ライトパイプ1508と内部表面1528との距離も、シースの球形であるか矩形の内部表面内に円筒形のライトパイプを配置させるなどによって、いくらかのばらつきが出てくる。また他の実施形態においては、シース1526が完全に省略される。
【0117】
使用上、既述されているように、制御装置1506は、光組立品1504の一つ以上の光を起動又は停止させするために用いる。光組立品1504が起動された時、光は、ライトパイプ1508の側壁1510及び上壁1514のさまざまな位置を介して透過される。次に、ライトパイプ1508を透過した光は、シース1526及び蝋燭取替部1516の一つ以上を介して、透過される。蝋燭取替部1516によって拡散された光は、容器1518及び燃料材料1522の一つ以上を介して透過される。本実施の形態において、蝋燃料材料1522を介した光透過は不可能とされる。蝋燭取替部1516を介して拡散された光の可視特性は、光の透過を可能とする蝋材料を提供することによって、光反射性及び/又は光吸収性の光透過性蝋材料の粒子を懸濁させることによって、及び/又は、光透過性の蝋燃料材料1522を着色することによって、変えることができる。詳細に上述された種々の分散器と関連して記載されているさまざまな光分散による効果は、本実施の形態においても同様に裏付けることができる。
【0118】
他の使用条件において、蝋燭取替部1516の芯1520は点火され、燃料材料1522は、ある一定時間が過ぎると、使い切られる。蝋燭を点火することによって、炎は、円筒形の容器1518の内外へ出現する。炎からの光は、蝋燭取替部1516とシース1526の一つ以上を介して透過され、上述した効果と同様の様々な光分散効果を発揮する。しかしながら、蝋燭取替部1516が光組立品1504の一つ以上の光と併用されて点火された場合、光混合の効果も明らかとなる。一実施の形態において、蝋燭取替部1516からの光は、より高い強度を有する又はより明るいライトショーをもたらすために使用されるか、又は、側壁1510、蝋燭取替部1516及びシース1526の一つ以上を介して光が移動する時に光組立品からの光の強度における損失を補償するために使用され得る「輝度」を高めることができる。他の実施の形態において、蝋燭取替部1516の炎から発する光は、強度及び光の位置がある一定の期間にわたってランダムに変化するような点滅効果を発揮する。炎からの光が蝋燭取替部1516とシース1526を介して放射されると、この光は、蝋燭組立品1504からの相対的に一定した発光と混合され、これによって、蝋燭組立品1500から発光される光の強度に変化が生じる。また他の実施の形態において、蝋燭取替部1516からの光が光組立品1504からの光と混合され、カラー移行効果が発揮される。蝋燭取替部1516からの発せられる可視光が第1のカラーを生成し、光組立品1504から発せられる可視光が第2のカラーを生成し、これらのカラーが混合されて、ユーザが目視できる第3のカラーが生成される。カラー移行効果は、蝋燭取替部1516及び光組立品1504の一つ又は両方から発せられる可視光を変更することによって、及び/又は、側壁1510、蝋燭取替部1516、又はシース1526のいずれかの着色を変更することによって、調整され得る。
【0119】
図55Aは、ライトパイプ1508’が上壁を含まないこと以外は、図55に示されている実施の形態と同様の蝋燭組立品1500’を示す。適切には、光組立品1504によって透過される光がライトパイプ1508’の頂端部1530を介して、蝋燭取替部1516の底端部1524に直接透過されるように、ライトパイプ1508’の頂端部1530は開口している。同様に、光は側壁1510とシース1526を介して、透過される
【0120】
図55及び図55Aに示されている実施の形態は、本明細書中に記載されているさまざまな他の実施の形態の開示に照らして変更することができる。図55及び図55Aについては記載されている、上述の実施の形態に関して記載されている電子的又は構造的部品のいずれも本実施の形態の開示に含むことができる。例えば、ライトショー又はサウンドショーに関連する部品及び構造、蝋燭と組立品間の施錠メカニズムに関する構造、センサの使用、ライトショー又はサウンドショーのためのタイムシーケンスなどが本実施の形態及び以下に記載される他の実施の形態に関連して、利用することができる。
【0121】
図56は、蝋燭組立品1600の異なる実施の形態を示す。本実施の形態において、ライトパイプ1602は、ベース1606から延出する円筒形側壁1604を含む。円形壁1608は、側壁1604の内部中間部分1610を横切って延出する。蝋燭取替部1614の底端部1612は、動作中は、円形壁1608上に配置されている。蝋燭取替部1614の周りで壁1608から上方へ延出する側壁1604の部分は、保持壁1616として作用する。したがって、蝋燭取替部1614は、壁1608と保持壁1616によって画定された空隙1618内に配置され、使用中の蝋燭取替部1614を安定的に保持する。本実施の形態の蝋燭取替部1614は、S.C.Johnson&Son(S.C.ジョンソン&サン)製のGlade (登録商標) Candles(グレード蝋燭)と同様の柱状蝋蝋燭である。しかしながら、例えば、ガラス製の容器又は他の透明又は半透明の容器内に配置される蝋蝋燭を空隙1618に差し込むことによって使用するなどして、本実施の形態においては、任意の蝋燭を使用することができる。動作上、ライトパイプ1602の中空部分1624内で配置された制御装置1622に接続された光組立品1620は、ライトパイプ1602及び蝋燭取替部1614を介して光を伝達する。他の実施の形態において、蝋燭取替部は、部分的に光透過性であってもよいし、完全に光不透過性であってもよい。保持壁1616の高さは、蝋燭取替部1614の全て又は一部だけをカバーするように変更されてもよい。保持壁1616の高さを変えることによって、蝋燭取替部1614を透過した光がライトパイプ1602を透過した光と混合された時に、数え切れないほどの照明効果を実現することができる。また、保持壁1616の部分は、保持壁1616又は取替部ホルダ1602の他の部分と同様の厚み、又は、これらと異なる厚みが設けられ、即ち、外形付けられ、これによって、変化する光透過特性が提供される。例えば、保持壁1616の遠位端1626は、炎が外側に燃える部分1628を設けており、感覚的に気持ちの良い光拡散特性を付与することができる。
【0122】
図56Aは、図56に関連して記載されている実施の形態と同様の蝋燭組立品1600’を示す。しかしながら、本実施の形態の保持壁1616’は、その軸方向の全長の断面が均一である。また、図55と図55Aに関して記載されているシースと同様の光透過性又は半透明のシース1630は、蝋燭組立品1600のベース1606によって支持され、取替えホルダ1602と蝋燭取替部1614の周りで上方へ延出する。
【0123】
図55〜図56Aにおいて示されているいくつかの実施の形態を適用している時、蝋燭取替部1516、1614は、光組立品1504、1620のそれぞれから発せられる光によって視界から遮られる。特に、図56Aを参照すると、シース1630の高さは、蝋燭取替部1614の頂端部1632を越えて延出する。使用状態では、光組立品1620からの光は、シース1630の全長にわたってシース1630を介して放射される。シース1630を透過して伝達される光は、蝋燭取替部1614の全て又は一部を遮ることによって、蝋燭取替部1614にグローイング又は照明効果を付与する。一実施の形態において、シース1630によって、蝋燭組立品1600’が作動状態にあるときにシースから眺める人は、蝋燭取替部1614の本体1634を見ることができない。他の実施の形態において、眺める人は、蝋燭取替部1614の一部だけを見ることができるか、又は、蝋燭取替部1614を全く見ることができない。眺める人がシース1630を通して見る方法については、蝋燭組立品1600’の底端と頂端1636、1638の間のシース1630の軸方向の長さをほぼ横切る視覚ラインに沿って見た時、蝋燭取替部1614の眺めは、部分的に遮られると考えられる。本明細書中に開示されている実施の形態のいずれかにおいて、ライトパイプ又はシースのうちの少なくとも1つの高さは、蝋燭取替部の少なくとも頂端部まで延出することができるように調整され、これによって、光源からの光の透過が蝋燭取替部の全て又は一部を遮ることができるようになる。また、蝋燭取替部は、容器内に配置された柱状蝋燭もしくは燃料材料又は本発明に開示されている任意の他のタイプの蝋燭取替部を含む。
【0124】
図57を参照すると、蝋燭組立品1700が示されている。本実施の形態において、ライトパイプ1702は、ベース1706から延出する円筒形側壁1704を含む。上壁1708は、側壁1706の頂端部1710にわたって延出する。上壁1708は、湾曲した環状の外周壁部1714、環状中間壁部1716、及び切頭球形内壁部1718によって画定された凹部1712を含む。凹部1712は変化する深さを有しており、例えば、凹部1712は、外周壁部1714又は内壁部1718のどちらよりも中間壁部1716に隣接している位置で深くなっている。上記の蝋燭取替部1502と同様の蝋燭取替部1720も提供されている。蝋燭取替部1720の底端部1722は、上壁1708の凹部1712に挿入される。一実施の形態において、蝋燭取替部1720の底端部1722は、上壁1708の外周壁部1714、環状中間壁部1716、及び切頭球形内壁部1718と位置合わせされるように輪郭が付けられ、これによって、使用中の蝋燭組立品1700に安定性が提供される。動作上、ライトパイプ1702の内部空間中空部1726内に配置され制御装置1728によって作動されるLED組立品1724は、ライトパイプ1702と蝋燭取替部1720の容器1730を介して光を透過させる。
【0125】
次に、図58を参照すると、図55に示される蝋燭組立品1500と同様の蝋燭組立品1800が示され、同様の構成要素が同一の参照番号によって提供されている。しかしながら、本実施の形態は、ライトパイプ1508の内部空間1512内に光組立品1504を位置決めしない。むしろ、側壁1510の底端部1802は、光組立品1504の一つ以上のLEDに直接隣り合って又はこれらを覆って配置される。本実施の形態において、底端部1802は、ベース1502に隣接しており、側壁1510の他の環状部分1806より大きい直径を有する、環状部分1804を含む。2つの環状部分1804、1806間の直径における変化によって、複数の等間隔で離間されているLED(二つのLEDがLED 1810a及び1810bとして図58に示されている)を受容するための凹部1808が提供される。異なる実施の形態において、側壁1510は、図55に示される側壁と同様の均一な断面を有し、一つ以上のLEDは、ベース1502と並列に配置された側壁1510の下端1515の下方のベース1502内に位置決めされている。側壁1510の頂端部を横切って延出する円形上壁1514は、湾曲した光導変移部分1812によって側壁1510の頂端部に一体的に接続されている。本実施の形態において、湾曲する変移部1812は、丸い角を含み、側壁1510と上壁1514の間の連結部に配置された少なくとも90度以内の角度に沿って透過される光の方向を変えることができる。湾曲した変移部1812は、側壁1510の隣接部分の厚みと少なくとも同じか又はこの厚みよりも2倍大きい内径と、湾曲変移部1812に沿ってライトパイプ1508内の光の大きな部分を保持するためにこの内径+側壁1510の各厚みの合計と少なくとも同じ外形を有する。更に、湾曲変移部1812は、上壁1514又はその近傍の厚みよりも大きい側壁1510又はその近傍における厚みを有する。他の実施の形態において、湾曲変移部1812は、四角い角、平らな対角面、及び/又は複数の平ら及び/又は湾曲した小面)を有する連結部を含む。
【0126】
使用上、コントロール回路1506は、光組立品1504の光の一つ以上を起動及び停止するために使用される。光組立品1504が起動された時、光は、側壁1510の底端部1802に入射し、光の一部は、側壁1510を介して、上壁1514へ向かって移行される。側壁1510とライトパイプ1508の上壁1514を介して移行した光は、上記と同様に、様々な位置で、これらの位置に沿って、ライトパイプ1508から出射し、シース1526及び/又は蝋燭取替部1516を通過する。今説明したように、シース1526、中空ライトパイプ1508、蝋燭取替部1516、及び光組立品1504を組み合わせることによって、上述のような方法で、シース1526を通して目視されるように、相対的に少数の光が、より大きく、相対的に均一に拡散されたライトショー又はエフェクト(効果)を作り出すように使用され得る。更に、中空ライトパイプ1508の内側表面1814及び/又は外側表面1816のそれぞれは、サンドブラストなどによって、平滑研磨、釉の塗布、及び/又は、つや消しを施すことができ、均一に拡散された表面を形成して、シース1526を介して拡散する光の分配能力をさらに高めることができる。更に、つや消しされた表面は、外部の位置から見られることから制御装置1506を隠すこともでき、蝋燭組立品1800の美的効果をさらに高めることができる。
【0127】
それぞれの光組立品の位置とは無関係に本明細書中に開示されている蝋燭組立品1800のみならず他の蝋燭組立品に対して、数多くの変更を行うことが可能である。例えば、軸方向長さにおいて均一の断面を有するシースは、シースの表面全体に沿った高輝度領域と低輝度領域の間で行われる変更を最小限に抑えて、相対的に均一な輝度の光が通過できるより大きな領域を提供することができる。異なる実施の形態において、シース1526の内部表面1528及び/又は外部表面1818のそれぞれが、平滑研磨、釉の塗布、及び/又はつや消しを施すことができる。さらに他の実施の形態において、シース1526の底端部1820に隣接する外部表面1818が様々な色に着色された光からのカラー混合を助長するに足りる長さにわたって研磨され、外部表面1818の他の部分は、光の拡散をより均一にするためにつや消しが施される。他の実施の形態において、光源は、シース1526の底端部820の下に追加的又は代替的に配置される。また、中空ライトパイプ1508及び/又はシース1526の部分には、例えば、塗料、エッチング及び/又はデカールなどの不透明な断面が含まれ、シース1526を通して示される光の中で可視のインデックス(indicia)設計、又は、他の可視のアウトラインを形成してもよい。例えば、印刷、エンボス加工、及び/又は表面処理設計が施された薄壁の部分的に半透明のプラ棒又は紙カバー(図示しない)によって、ライトパイプ1508をカバーし、これによって、制御装置1506を隠すとともに、視覚的デザインをシース1526に伝達するのを補助することができる。表紙カバーは、蝋燭組立品1800に異なるデザインを施すことができるように、着脱可能である。更に、制御装置1506は、陰影又はそこから投影される光のスポットを削減するように処理することもできる。この処理には、例えば、反射光遮断材料、部分的な半透明の材料、表面スカッフィング加工、及び/又はサンドブラスト加工が含まれる。
【0128】
次に、図59を参照すると、図56に示されている蝋燭組立品1600と同様の他の蝋燭組立品1900が示されている。しかしながら、本実施の形態は、ライトパイプ1602の中空部分1624内に光組立品1620を位置決めしていない。むしろ、側壁1604の底端部1902は、図58に関連して上記に記述されているように、光組立品1620の一つ以上のLEDに直接隣接して、又はこれらを覆うように、配置される。一実施の形態において、複数の等間隔に離間されたLEDは、底端部1902に隣接した側壁1604の内部1906の凹部1904内に配置されている(図59には、LED1908a及び1908bが示されている)。側壁1604の内部中間部分1610を横切って延出する円形壁1608は、湾曲する光導変移部1910によって、側壁1604の内部中間部分1610に一体的に接続されている。
【0129】
図59Aは、図56A及び図59と関して記載されている実施の形態と同様の蝋燭組立品1900’を示す。しかしながら、図56Aに関して記載されている保持壁1616’と光透過性又は半透明のシース1630が、図59と関して記載されている光組立品1620の配置に組み合わされている。
【0130】
さらに他の実施の形態による蝋燭組立品1900''が図59Bに示されている。蝋燭組立品1900''は、保持壁1616’の上端1914から上方へ延出する複数の円周方向に離間された支柱1912を追加したこと以外は、蝋燭組立品1900’と略同様である。支柱1912は、複数の異なる高さを有し、各支柱1912は、シース1630へ向かって径方向外側に光組立品1720から光の一部を反射するように角度付けされた光の反射ファセット1916を形成する斜めの上端を含む。シース1630を通して見た時、中空ライトパイプ1602は、一実施の形態において都会のスカイラインを思わせる、複数の異なる高さで配置される複数の高輝度の光の領域、又は、「ホットスポット」のエフェクトを再生することができる。また、光組立品のLED1908a及び1908bの配置は、本発明の開示によって含まれている更に他の可能性のある構成を記述するために変形されたものである。LED1908a及び1908bは、これらのLEDを透過する光が、蝋燭組立品1900''を通って伝達される前に、側壁1604の端面1918へ入射するように、ベース1606内に配置されている。
【0131】
図60は、蝋燭組立品2000の異なる実施の形態を示す。本実施の形態において、ベース2002は、頂端部2006から延びる環状周囲壁2004を有する円筒形部分を含む。ライトパイプ2008は、ベース2002の頂端部2006から上方へ延びる円筒側壁2010を含む。円形壁2012は、側壁2010の頂部2014を横切って延出する。本明細書中で説明されているものと同様の光組立品2016と制御装置2018が蝋燭組立品2000内にも設けられる。本実施の形態において、制御装置2018は、ライトパイプ2008の内部空間2020内に設けられ、2個のLED2022a及び2022bを含むライト組立品2016は、図59Bに示したLEDと同様にベース2002内に配置される。
【0132】
図60に示されている実施の形態においては、上記に説明されている柱状蝋蝋燭と同様の蝋燭取替部2024を含む。蝋燭取替部2024は、蝋燃料材料2028を含む本体2026と蝋燭取替部2024の頂端部2032から上方へ延びる芯2030とを含む。しかしながら、本実施の形態の蝋燭取替部2024は、芯2030の下で蝋燭取替部2024の底端部2036から蝋燭取替部2024の一部まで延出される本体2026内に中空の円筒形部分2034、即ち、キャビティも含んでいる。中空部分2034の内径及び内側の高さは、蝋燭取替部2024が、ライトパイプ2008に全体わたって配置され得るように、側壁の直径及び高さのそれぞれと略同じになるように寸法が決定される。他の実施の形態において、側壁2010と中空部分2034の少なくとも一つの直径は、ライトパイプ2008と中空部分2026間に隙間嵌め又は締まり嵌めを提供するように調整され、これによって、中空部分2026が画定される。また、他の実施の形態において、側壁2010と中空部分2034の少なくとも一つの高さは、蝋燭取替部2024の底端部2036が、例えば、図60に示されるようなベース2002の頂端部2006によって支持されるように調整される。更に、蝋燭取替部2024の外径は、ベース2002の頂端部であって、環状壁2004の内部に配置されるように、適切に大きさが決定される。同様に、蝋燭取替部2024の外径又は環状壁2004の直径の少なくとも一つは、蝋燭取替部2024の外壁2038と環状壁2004の間に隙間嵌め又は締まり嵌めを提供するように調整され得る。
【0133】
動作上、光は、蝋燭取替部2024と側壁2010の頂部2014を通って伝達される前に、側壁2010の端面2040を介して伝達される。蝋燭取替部2024は略光透過性であり、その透過度は、本発明の蝋燭組立品2000の光度を変えるために当業者によって変えることができる。更に、蝋燭取替部2024を介して拡散される光の可視特性は、蝋材2028の内で粒子を懸濁することによって、及び/又は、蝋材2028の色を変えることによって、変えることができる。また、本実施の形態が、本明細書中に開示されている実施の形態のいずれかの構造又は機能のいずれかを含むように変更され得ることが想定され得る。例えば、シースは、ベース2002から蝋燭取替部2020の周辺まで上へ向かって延びる蝋燭組立品2000を備える。異なる実施の形態において、図55〜図57に関連して記載されているもとの同様に、光組立品は、ライトパイプ2008の中空部分2020内で設けられてもよい。さらに他の実施の形態では、容器は、蝋燭取替部2024を全体的又は部分的に保持及び/又は支持するように提供される。さらに他の実施の形態では、一つ以上の芯は、蝋燭取替部2024の外壁2038とライトパイプ2008の側壁2010から離間されている蝋燭取替部2024の底端部2036に隣接した領域から上方へ延出する。使用時には、一つ以上の芯の炎は、側壁2010と同じ高さになり、燃焼又は煤が溜まることによって炎が急冷したり、側壁2010にダメージを与えたりしないように、側壁からは十分に離間される。
【0134】
本発明において使用されている用語は、本来、本発明を限定することを意図するものではなく、説明することのみを意図するものであることが理解されよう。全ての特許、公開されている特許出願、及び本明細書に開示されている他の文献はその全体が参照することによって組み込まれている。本明細書中に記載されている種々の蝋燭組立品の種々の構成部品は、構成部品の全て又は一部を含む未組立てキットとして、個別の構成要素として、及び/又はこれらを組み合わせたものとして、パッケージングされてもよい。種々の蝋燭組立品の本明細書に述べられている構成部品の異なる又は様々な組み合わせが本明細書に記載されている装置、方法、キット又はこれらを組み合わせたものにおいて使用することもできる。励ます
【産業上の利用可能性】
【0135】
本発明に開示されている蝋燭組立品は、本明細書中に説明されている燃料要素のようなボーティブ型の蝋燭を支持するために使用される。音及び/又は光特性は、ユーザにとって心地良い体感を提供するために追加され、制御され得る。
【0136】
以上の記載から、数多くの変更が可能であることが当業者に明確である。従って、以上の説明は例示することのみを目的としている。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1】図1は、第1の実施の形態による蝋燭組立品を示す分解等角図である。
【図2】図2は、図1に示された芯ホルダを示す拡大等角図である。
【図3】図3は、図1の線3−3に沿って見たときの燃料要素を示す断面図である。
【図4】図4は、組み立てられた形態の蝋燭組立品を図1の線3-3に略直角に切断したときの断面図である。
【図5】図5は、図4の線5-5に沿って見たときの拡大部分断面図である。
【図6】図6は、他の実施の形態による芯ホルダと溶融皿の一部を示す拡大等角図である。
【図7】図7は、また他の実施の形態によるまた他の芯ホルダを示す等角図である。
【図8】図8は、図7の芯ホルダを図5に示されたものと同様に示した拡大断面図である。
【図9】図9は、他の実施の形態による蝋燭組立品を示す等角図である。
【図10】図10は、さらに他の実施の形態による蝋燭組立品を示す分解等角図である。
【図11】図11は、中央線の垂直面に沿った図10の蝋燭組立品の分解断面図である。
【図12】図12は、音及び/又は光特性を含んでいる蝋燭組立品の更なる実施の形態を示す等角図である。
【図13】図13は、図12の蝋燭組立品の側面立面図である。
【図14】図14は、図12の蝋燭組立品の様々な部分の上面、正面、及び右側面を示す分解等角図である。
【図15】図15は、図12の蝋燭組立品の制御装置及び拡散器の上面、正面、及び右側面を示す分解等角図である。
【図16】図16は、下から見た図12の拡散器を示す等角図である。
【図17】図17は、図12の拡散器の底面立面図である。
【図18】図18は、図12の蝋燭組立品の制御装置及び拡散器の上面、正面、及び右側面を示す分解等角図である。
【図19】図19は、下から見た図12の蝋燭組立品の制御装置の部分の下面、後面、及び右側面を示す分解等角図である。
【図20】図20は、図18及び図19の制御装置のハウジングと制御装置の種々の構成部品を上から見たときの拡大等角図であって、その上面、後面、及び左側面を示す図である。
【図21】図21は、図20の制御装置を示す平面図である。
【図22】図22は、更なる実施の形態による光特性を含む蝋燭組立品を示す拡大等角図である。
【図23】図23は、更なる実施の形態による光特性を含む蝋燭組立品を示す拡大等角図である。
【図26】図26は、図22の蝋燭組立品のさまざまな部分の上面、後面、及び左側面を示す分解等角図である。
【図27】図27は、下から見た図22の拡散器を示す等角図である。
【図28】図28は、図22の制御装置を下から見たときの拡大等角図である。
【図28A】図28Aは、図22の制御装置を下から見たときの分解等角図である。
【図29】図29は、図22の制御装置とその部品を下から見たときの拡大等角図である。
【図30】図30は、図22の蝋燭組立品の様々な部分を示す分解等角図である。
【図31】図31は、図22の制御装置を示す平面図である。
【図32】図32は、図22の制御装置を示す拡大分解図である。
【図33】他の実施の形態による、光又は音の特性を含む蝋燭組立品を示す等角図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースから延出し内部空間を画定する光透過性側壁を有するとともに、前記内部空間内に電源回路を含む光源が配置されている前記ベースと、
前記側壁周辺に配置され、前記側壁から放射状に離間されている光透過性シースと、
を含む蝋燭組立品において、
前記側壁の頂端部が蝋燭取替部を保持するように構成され、
前記側壁及び前記シースの少なくとも一つの高さが、前記光源からの光の透過によって前記蝋燭取替部の本体が見えないように、前記蝋燭取替部の少なくとも頂部へ延出するように構成された、
蝋燭組立品。
【請求項2】
前記光源は、3色の発光ダイオード(LED)を含む、請求項1に記載の蝋燭組立品。
【請求項3】
前記蝋燭取替部からの炎を含む第2の光源を更に含む、請求項1に記載の蝋燭組立品。
【請求項4】
前記蝋燭取替部を支持するように構成された壁は、前記側壁の一部を横切って前記内部空間にわたって延出している、請求項1に記載の蝋燭組立品。
【請求項5】
保持壁は、前記側壁の前記頂端部から上方に延びている、請求項4に記載の蝋燭組立品。
【請求項6】
光組立品及び前記光組立品と協働可能である制御装置と、
底端部と、頂端部と、蝋燭を支持し内部空間を画定するように構成された光透過側壁と、を含むライトパイプと、
を含む蝋燭組立品において、
前記底端部は、前記光組立品の少なくとも一つの光源に隣接するように配置され、前記少なくとも一つの光源から前記底端部を通って光を透過させることを可能とする、
蝋燭組立品。
【請求項7】
前記側壁は、ベース部分から上方へ延出しており、前記制御装置の少なくとも一部は、前記内部空間に配置されている、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項8】
前記光組立品は、前記側壁の前記底端部に隣接するように配置された複数の光源を含む、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項9】
前記蝋燭からの炎を含む第2の光源を更に含む、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項10】
前記光透過性側壁は、外側位置から見られないように前記制御装置を遮蔽する、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項11】
前記蝋燭は、前記燃料と芯とが配置された容器を含む、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項12】
前記蝋燭は、柱状蝋燭取替部を含む、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項13】
壁は、前記内部空間に跨っている前記側壁の一部を横切って延出している、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項14】
湾曲変移部は、前記側壁の前記壁面の間に延び、前記湾曲変移部が前記側壁の隣接部分の厚みの二倍以上の内径を有し、前記湾曲変移部が、少なくとも、前記内径と前記側壁の前記隣接部分の厚みの合計に等しい外径である、請求項13に記載の蝋燭組立品。
【請求項15】
前記蝋燭は、内部に配置されたキャビティを有する柱状蝋燭取替部を含み、前記キャビティ内に前記壁面と前記側壁との少なくとも一部が挿入されている、請求項13に記載の蝋燭組立品。
【請求項16】
内部空間を取り囲み、第1の端面と第2の端面との間を延びる、光伝導性側壁を含むライトパイプであって、前記側壁の一部が蝋燭取替部を支持するように構成された前記ライトパイプと、
前記第1の端面に隣接するように位置決めされた光源と、
前記ライトパイプの周囲に配置される光伝導性シースであって、前記シースは、前記ライトパイプから放射状に離間され、前記光源から光の透過によって前記蝋燭取替部の本体が見えないように構成された前記光伝導性シースと、
を含む蝋燭組立品。
【請求項17】
前記蝋燭取替部は、燃料材料と芯とを内部に配置した容器を含む、請求項16に記載の蝋燭組立品。
【請求項18】
前記蝋燭取替部は、柱状蝋燭を含む、請求項16に記載の蝋燭組立品。
【請求項19】
壁面は、前記内部空間を横切って前記側壁の前記一部を介して延出しており、保持壁は、前記側壁の前記一部から上方へ延出している、請求項16に記載の蝋燭組立品。
【請求項20】
前記保持壁から、異なる長さを有する複数の光伝導性支柱が延出している、請求項16に記載の蝋燭組立品。
【請求項1】
ベースから延出し内部空間を画定する光透過性側壁を有するとともに、前記内部空間内に電源回路を含む光源が配置されている前記ベースと、
前記側壁周辺に配置され、前記側壁から放射状に離間されている光透過性シースと、
を含む蝋燭組立品において、
前記側壁の頂端部が蝋燭取替部を保持するように構成され、
前記側壁及び前記シースの少なくとも一つの高さが、前記光源からの光の透過によって前記蝋燭取替部の本体が見えないように、前記蝋燭取替部の少なくとも頂部へ延出するように構成された、
蝋燭組立品。
【請求項2】
前記光源は、3色の発光ダイオード(LED)を含む、請求項1に記載の蝋燭組立品。
【請求項3】
前記蝋燭取替部からの炎を含む第2の光源を更に含む、請求項1に記載の蝋燭組立品。
【請求項4】
前記蝋燭取替部を支持するように構成された壁は、前記側壁の一部を横切って前記内部空間にわたって延出している、請求項1に記載の蝋燭組立品。
【請求項5】
保持壁は、前記側壁の前記頂端部から上方に延びている、請求項4に記載の蝋燭組立品。
【請求項6】
光組立品及び前記光組立品と協働可能である制御装置と、
底端部と、頂端部と、蝋燭を支持し内部空間を画定するように構成された光透過側壁と、を含むライトパイプと、
を含む蝋燭組立品において、
前記底端部は、前記光組立品の少なくとも一つの光源に隣接するように配置され、前記少なくとも一つの光源から前記底端部を通って光を透過させることを可能とする、
蝋燭組立品。
【請求項7】
前記側壁は、ベース部分から上方へ延出しており、前記制御装置の少なくとも一部は、前記内部空間に配置されている、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項8】
前記光組立品は、前記側壁の前記底端部に隣接するように配置された複数の光源を含む、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項9】
前記蝋燭からの炎を含む第2の光源を更に含む、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項10】
前記光透過性側壁は、外側位置から見られないように前記制御装置を遮蔽する、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項11】
前記蝋燭は、前記燃料と芯とが配置された容器を含む、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項12】
前記蝋燭は、柱状蝋燭取替部を含む、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項13】
壁は、前記内部空間に跨っている前記側壁の一部を横切って延出している、請求項6に記載の蝋燭組立品。
【請求項14】
湾曲変移部は、前記側壁の前記壁面の間に延び、前記湾曲変移部が前記側壁の隣接部分の厚みの二倍以上の内径を有し、前記湾曲変移部が、少なくとも、前記内径と前記側壁の前記隣接部分の厚みの合計に等しい外径である、請求項13に記載の蝋燭組立品。
【請求項15】
前記蝋燭は、内部に配置されたキャビティを有する柱状蝋燭取替部を含み、前記キャビティ内に前記壁面と前記側壁との少なくとも一部が挿入されている、請求項13に記載の蝋燭組立品。
【請求項16】
内部空間を取り囲み、第1の端面と第2の端面との間を延びる、光伝導性側壁を含むライトパイプであって、前記側壁の一部が蝋燭取替部を支持するように構成された前記ライトパイプと、
前記第1の端面に隣接するように位置決めされた光源と、
前記ライトパイプの周囲に配置される光伝導性シースであって、前記シースは、前記ライトパイプから放射状に離間され、前記光源から光の透過によって前記蝋燭取替部の本体が見えないように構成された前記光伝導性シースと、
を含む蝋燭組立品。
【請求項17】
前記蝋燭取替部は、燃料材料と芯とを内部に配置した容器を含む、請求項16に記載の蝋燭組立品。
【請求項18】
前記蝋燭取替部は、柱状蝋燭を含む、請求項16に記載の蝋燭組立品。
【請求項19】
壁面は、前記内部空間を横切って前記側壁の前記一部を介して延出しており、保持壁は、前記側壁の前記一部から上方へ延出している、請求項16に記載の蝋燭組立品。
【請求項20】
前記保持壁から、異なる長さを有する複数の光伝導性支柱が延出している、請求項16に記載の蝋燭組立品。
【図32】図32は、図31の蝋燭組立品を示す側面立面図である。
【図33】図33は、他の実施の形態による蝋燭組立品の平面図である。
【図34】図34は、他の実施の形態による蝋燭組立品の平面図である。
【図35】図35は、他の実施の形態による蝋燭組立品の平面図である。
【図36】図36は、図33の線36−36に沿って見たときの他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図37】図37は、図34の線37−37に沿って見たときの他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図38】図38は、図35の線38−38に沿って見たときの他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図38A】図38Aは、他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図39】図39は、熱センサを含む他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面立面図である。
【図40】図40は、ホール効果センサを含む他の実施の形態による蝋燭組立品の他の断面立面図である。
【図41】図41は、熱センサを含む他の実施の形態による蝋燭組立品の他の断面立面図である。
【図42】図42は、熱染色ラベルを含む他の実施の形態による蝋燭組立品を示す他の断面図である。
【図43】図43は、分散器と蝋燭ホルダの間に配置された磁石又は鉄の材料を含む他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面立面図である。
【図44】図44は、制御装置内に電子通信リンクを含む他の実施の形態による蝋燭組立品を示す他の断面図である。
【図45】図45は、図14、図15及び図18〜図21のLED及びスピーカの作動回路を示す回路構成概要図である。
【図46】図46は、光及び/又は熱センサを含む実施の形態による蝋燭組立品のLED及びスピーカの作動回路を示す回路構成概要図である。
【図47】図47は、音声検出調節センサを含む実施の形態による蝋燭組立品のLED及びスピーカの作動回路を示す回路構成概要図である。。
【図48】図48は、光センサ及び熱染色ストリップを組み込んだ実施の形態による蝋燭組立品のLED及びスピーカの作動回路を示す回路構成概要図である。
【図49】図49は、電子通信リンクを組み込む実施の形態による蝋燭組立品のLED及びスピーカの作動回路の回路構成概要図である。
【図50】図50は、図45のプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。
【図51】図51は、図35〜図40において示されている実施の形態によるプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。
【図52】図52は、音声検出センサを組み込む実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。
【図53】図53は、図42〜図45において示された実施の形態よるプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。
【図54】図54は、制御装置内の電気部品の通信リンクとしてホール効果センサを用いた、他の実施の形態による蝋燭組立品を示す他の断面立面図である。
【図55】図55は、他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図55A】図55Aは図55に示したものの同様の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図56】図56は、異なる実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図56A】図56Aは、図56に示したものと同様の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図57】図57は、また他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図58】図58は、さらに他の実施の形態による図55に示したものと同様の蝋燭組立品を示す断面図である。
【図59】図59は、他の実施の形態による図56に示したものと同様の蝋燭組立品を示す断面図である。
【図59A】図59Aは、図56Aに示したものと同様の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図59B】図59Bは、図59Aで示したものと同様の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。及び
【図60】図60は、異なる実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図26A】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図38A】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図55A】
【図56】
【図56A】
【図57】
【図58】
【図59】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図33】図33は、他の実施の形態による蝋燭組立品の平面図である。
【図34】図34は、他の実施の形態による蝋燭組立品の平面図である。
【図35】図35は、他の実施の形態による蝋燭組立品の平面図である。
【図36】図36は、図33の線36−36に沿って見たときの他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図37】図37は、図34の線37−37に沿って見たときの他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図38】図38は、図35の線38−38に沿って見たときの他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図38A】図38Aは、他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図39】図39は、熱センサを含む他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面立面図である。
【図40】図40は、ホール効果センサを含む他の実施の形態による蝋燭組立品の他の断面立面図である。
【図41】図41は、熱センサを含む他の実施の形態による蝋燭組立品の他の断面立面図である。
【図42】図42は、熱染色ラベルを含む他の実施の形態による蝋燭組立品を示す他の断面図である。
【図43】図43は、分散器と蝋燭ホルダの間に配置された磁石又は鉄の材料を含む他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面立面図である。
【図44】図44は、制御装置内に電子通信リンクを含む他の実施の形態による蝋燭組立品を示す他の断面図である。
【図45】図45は、図14、図15及び図18〜図21のLED及びスピーカの作動回路を示す回路構成概要図である。
【図46】図46は、光及び/又は熱センサを含む実施の形態による蝋燭組立品のLED及びスピーカの作動回路を示す回路構成概要図である。
【図47】図47は、音声検出調節センサを含む実施の形態による蝋燭組立品のLED及びスピーカの作動回路を示す回路構成概要図である。。
【図48】図48は、光センサ及び熱染色ストリップを組み込んだ実施の形態による蝋燭組立品のLED及びスピーカの作動回路を示す回路構成概要図である。
【図49】図49は、電子通信リンクを組み込む実施の形態による蝋燭組立品のLED及びスピーカの作動回路の回路構成概要図である。
【図50】図50は、図45のプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。
【図51】図51は、図35〜図40において示されている実施の形態によるプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。
【図52】図52は、音声検出センサを組み込む実施の形態のプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。
【図53】図53は、図42〜図45において示された実施の形態よるプロセッサによって実行されるプログラムを示すフローチャートである。
【図54】図54は、制御装置内の電気部品の通信リンクとしてホール効果センサを用いた、他の実施の形態による蝋燭組立品を示す他の断面立面図である。
【図55】図55は、他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図55A】図55Aは図55に示したものの同様の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図56】図56は、異なる実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図56A】図56Aは、図56に示したものと同様の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図57】図57は、また他の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図58】図58は、さらに他の実施の形態による図55に示したものと同様の蝋燭組立品を示す断面図である。
【図59】図59は、他の実施の形態による図56に示したものと同様の蝋燭組立品を示す断面図である。
【図59A】図59Aは、図56Aに示したものと同様の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図59B】図59Bは、図59Aで示したものと同様の実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。及び
【図60】図60は、異なる実施の形態による蝋燭組立品を示す断面図である。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図26A】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図38A】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図55A】
【図56】
【図56A】
【図57】
【図58】
【図59】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【公表番号】特表2009−521784(P2009−521784A)
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547415(P2008−547415)
【出願日】平成18年12月19日(2006.12.19)
【国際出願番号】PCT/US2006/048319
【国際公開番号】WO2007/075613
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月19日(2006.12.19)
【国際出願番号】PCT/US2006/048319
【国際公開番号】WO2007/075613
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】
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