説明

表示タグ

【課題】図柄部分が非図柄部分より浮き上がって見える表示タグを、安価にかつ生産効率良く、提供する。
【解決手段】表示タグ20は、たとえば、基材1の他方の面に、黒色インクによるベタ印刷層4を形成し、図柄部分として文字をグロスニス印刷層7で形成したものである。図柄部分は、グロスニス印刷層7を透過して、黒色インクを見ることとなるので、黒色かつ光沢感の高い文字に見える。また、非図柄部分は、黒色インクのみを見ることとなる。したがって、同じ黒色であっても光沢感の高い図柄部分が、光沢感の低い黒色インクのみの非図柄部分よりも浮き上がって見えるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、図柄部分が非図柄部分より浮き上がって見える印刷物に関し、特に着色インクによるベタ印刷層とニス印刷層とを用いて、図柄部分が非図柄部分より浮き上がって見える表示タグに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、衣料品などの商品には、品番、品名、サイズ、品質、製造国、会社名などの情報を表示した表示タグが取り付けられている。商品の販売者はこの表示タグの表示をもとに商品を陳列し、商品の購入者はこの表示タグの表示をもとに商品を選択して購入するものである。このように表示タグは、販売者および購入者、そのいずれにとっても不可欠なものである。
【0003】
前記表示タグは、その一方の面に上述した各種の情報を表示し、他方の面に商標名や銘柄名や図柄などを表示している。前記販売者は、この表示タグの他方の面に表示する商標名や銘柄名や図柄などのデザインおよび印刷内容も、購入者を引きつけるための手段の一つとして考えており、このデザインや印刷内容にはさまざまな工夫が施されている場合が多い。
【0004】
このようなデザインや印刷内容のさまざまな工夫の一つとして、あえて多色印刷にせず、同系色または同色の印刷として購入者の注意を引きつける方法がある。このような同系色または同色の印刷では、強調したい図柄の部分が図柄以外の部分より浮き上がって見えるようにすると、より購入者の注意を引きつけることができる。
【0005】
図7は、前記強調したい図柄の部分が図柄以外の部分より浮き上がって見えるようにした、従来の表示タグの一方の面を示す平面図である。表示タグ50は、図示せぬ商品に関する所定の情報を表示して、前記商品に取り付けるものである。前記商品に取り付けるために貫通孔であるタグホール10が設けられており、前記所定の情報を表示した後、糸または樹脂製ピンを用いてこの商品に取り付けられる。
【0006】
前記表示タグ50は、基材1の一方の面に、商品に共通する表示項目として、たとえば、品番、品名、サイズ、品質、株式会社XYZ、などの固定情報2が印刷機などによってあらかじめ印刷(プレプリント)され、一枚ごとの枚葉状または複数枚が連なったロール状で、図示せぬプリンタにセットされ、この表示項目に対応する文字や数字やバーコードが、たとえば、123456789、シャツ、M、綿100%、品番などの情報をコード化したバーコード、など商品ごとの可変情報3がプリンタ印字されている。
【0007】
図8は、前記強調したい図柄の部分が図柄以外の部分より浮き上がって見えるようにした、従来の表示タグの他方の面を示す平面図であり、図9は、図8に示すD−D線概略断面図である。前記表示タグ50は、基材1の他方の面に、たとえば、着色インク(黒色インク)によるベタ印刷層4が形成されており、図柄部分5としてBという文字をホットスタンプ箔による箔(黒色箔)層9とし、非図柄部分6を前記ベタ印刷層4のみとしている。
【0008】
前記図柄部分5のBという文字を形成する箔層9は、ホットスタンプ箔によって形成されている。このホットスタンプ箔とは、熱板に図柄の金属板を取り付け、フィルムにコーティングされた箔を熱圧着するものであり、着色インクによる印刷とは異なった金属的光沢を表現することができるものである。たとえば、前記箔層9に用いる黒色箔の場合は、その上層より、黒色の着色層、アルミニウム蒸着層、接着層、からなり、前記黒色の着色層を透過してアルミニウム蒸着層を見ることになるので、黒色かつ金属的光沢が得られる。したがって、前記表示タグ50は、強調したい図柄部分5が黒色かつ金属的光沢によって表現され、非図柄部分6は黒色インクのベタ印刷層4のみによって表現されるため、前記図柄部分5が前記非図柄部分6より浮き上がって見えるものである。
【0009】
しかしながら、上記のホットスタンプ箔を用いた印刷方法では、ホットスタンプ箔が高価である、図柄を表現するための金属板が必要となる、ホットスタンプ工程が別工程となり生産効率が悪い、という問題点があった。
【0010】
なお、主として他の物体に取り付けて、文字、図形、記号等を表示する際に使用される表示用取付札に関して、札本体の少なくとも一方の面を印刷や箔押し等の加工面としている表示用取付札として以下の公報がある。
【0011】
【特許文献1】実用新案登録第3085411号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は以上のような諸問題に鑑みなされたもので、図柄部分が非図柄部分より浮き上がって見える表示タグを、安価にかつ生産効率良く、提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、基材の一方の面に、固定情報として共通する表示項目があらかじめ印刷され、可変情報としてこの表示項目に対応する文字や数字やバーコードがプリンタ印字され、前記基材の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層が形成され、前記ベタ印刷層上にニス印刷層が形成された表示タグであって、前記基材の他方の面は、図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたグロスニス印刷層とし、非図柄部分を前記ベタ印刷層のみとしたことを特徴とする表示タグに関する。
【0014】
請求項2記載の発明の要旨は、基材の一方の面に、固定情報として共通する表示項目があらかじめ印刷され、可変情報としてこの表示項目に対応する文字や数字やバーコードがプリンタ印字され、前記基材の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層が形成され、前記ベタ印刷層上にニス印刷層が形成された表示タグであって、前記基材の他方の面は、図柄部分を前記ベタ印刷層のみとし、非図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたマットニス印刷層としたことを特徴とする表示タグに関する。
【0015】
請求項3記載の発明の要旨は、基材の一方の面に、固定情報として共通する表示項目があらかじめ印刷され、可変情報としてこの表示項目に対応する文字や数字やバーコードがプリンタ印字され、前記基材の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層が形成され、前記ベタ印刷層上にニス印刷層が形成された表示タグであって、前記基材の他方の面は、図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたグロスニス印刷層とし、非図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたマットニス層としたことを特徴とする表示タグに関する。
【発明の効果】
【0016】
第1の発明は、基材の一方の面に、固定情報として共通する表示項目があらかじめ印刷され、可変情報としてこの表示項目に対応する文字や数字やバーコードがプリンタ印字され、前記基材の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層が形成され、前記ベタ印刷層上にニス印刷層が形成された表示タグであって、前記基材の他方の面は、図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたグロスニス印刷層とし、非図柄部分を前記ベタ印刷層のみとしたので、図柄部分が非図柄部分より浮き上がって見える表示タグを、安価にかつ生産効率良く、提供することができる。
【0017】
第2の発明は、基材の一方の面に、固定情報として共通する表示項目があらかじめ印刷され、可変情報としてこの表示項目に対応する文字や数字やバーコードがプリンタ印字され、前記基材の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層が形成され、前記ベタ印刷層上にニス印刷層が形成された表示タグであって、前記基材の他方の面は、図柄部分を前記ベタ印刷層のみとし、非図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたマットニス印刷層としたので、図柄部分が非図柄部分より浮き上がって見える表示タグを、安価にかつ生産効率良く、提供することができる。
【0018】
第3の発明は、基材の一方の面に、固定情報として共通する表示項目があらかじめ印刷され、可変情報としてこの表示項目に対応する文字や数字やバーコードがプリンタ印字され、前記基材の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層が形成され、前記ベタ印刷層上にニス印刷層が形成された表示タグであって、前記基材の他方の面は、図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたグロスニス印刷層とし、非図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたマットニス層としたので、図柄部分が非図柄部分より浮き上がって見える表示タグを、安価にかつ生産効率良く、提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
なお、以下の本発明にかかる表示タグに関する説明において、基材の一方の面に関しては、前述の図7で示した従来の表示タグの一方の面と同一構成につき説明を省略し、図柄部分が形成される面である基材の他方の面についてのみ説明する。まず、第1の発明の表示タグについて、図1および図2を用いて説明する。図1は、第1の発明の表示タグを示す平面図であり、図2は、図1に示すA−A線概略断面図である。
【0020】
図1および図2に示す第1の発明の表示タグ20は、基材1の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層4が形成され、前記ベタ印刷層4上にニス印刷層が形成された表示タグ20であって、前記基材1の他方の面は、図柄部分5を前記ベタ印刷層4および該ベタ印刷層4上に形成されたグロスニス印刷層7とし、非図柄部分6を前記ベタ印刷層4のみとしたものである。
【0021】
前記基材1は、紙製基材のほか、ポリエチレンやポリ塩化ビニルなどのプラスチック基材を用いることができるが、コスト面や加工適正から紙製基材を用いることが好ましい。この基材1の厚さについては特に限定しないが、紙製基材を用いる場合は、強度面から0.2mm以上あることが好ましい。また、基材1は、図7で示したとおり一方の面に固定情報2が印刷されるとともに可変情報3が印字されることから、この一方の面は印刷適正および印字適正を要する。詳しくは、この一方の面に、白色顔料と接着剤などを混ぜた塗料を塗って平滑性をもたせたり、このような平滑性をもたせた薄紙を表出面となるように接着して用いることができる。さらに、基材1の一方の面に感熱発色層を塗工して、プリンタのサーマルヘッドによって直接印字できる感熱性基材としても良い。
【0022】
前記ベタ印刷層4は、着色インクによって隙間なくインク層が形成されているものである。この着色インクの色については特に限定は無く、白や黒などを含む任意の色のインクを用いることができる。また、前記ベタ印刷層4の厚さについても特に限定は無く、その印刷方式によって異なり、スクリーン印刷では100μm程度、凹版印刷では数十μm程度、オフセット印刷では1μm程度、小ロット印刷に対応でき印刷コストも比較的安価な凸版印刷では数μm程度である。
【0023】
また、前記ベタ印刷層4を形成する着色インクは、紫外線硬化インク(UVインク)を用いることが好ましい。この紫外線硬化インクは、紫外線照射によって光重合開始剤からラジカルが発生し、反応性モノマーやオリゴマー同士が反応し高分子化され、これによって基材に定着されるもので、瞬時に硬化してベタ印刷層4を形成することができる。このようにベタ印刷層4が、後述するニス印刷層とともに瞬時に硬化するものであれば、一連の工程(ワンパス)で生産効率良く表示タグ20を生産することができる。
【0024】
前記グロスニス印刷層7は、顔料などの添加剤を含まないアクリル・エポキシ系塗料やエポキシ・エステル系塗料の合成樹脂塗料より構成され、光沢感を有することから意匠的効果を強調する際などに用いられる。また、前記グロスニス印刷層7は、前記ベタ印刷層4と同様にその厚さについては特に限定は無いものの、前述のとおり瞬時に硬化する紫外線硬化グロスニスを用いることが好ましい。
【0025】
前記表示タグ20は、たとえば、前記基材1の他方の面に、黒色インクによるベタ印刷層4を形成し、図柄部分5としてAという文字をグロスニス印刷層7で形成したものである。つまり、前記図柄部分5は、Aという文字に形成されたグロスニス印刷層7を透過して、前記黒色インクを見ることとなるので、黒色かつ光沢感の高いAという文字に見える。また、前記非図柄部分6は、前記黒色インクのみを見ることとなる。したがって、同じ黒色であっても光沢感の高い前記図柄部分5が、光沢感の低い黒色インクのみの前記非図柄部分6よりも浮き上がって見えるものである。
【0026】
次に、第2の発明の表示タグについて、図3および図4を用いて説明する。図3は、第2の発明の表示タグを示す平面図であり、図4は、図3に示すB−B線概略断面図である。図3および図4に示す第2の発明の表示タグ30は、基材1の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層4が形成され、前記ベタ印刷層4上にニス印刷層が形成された表示タグ30であって、前記基材1の他方の面は、図柄部分5を前記ベタ印刷層4のみとし、非図柄部分6を前記ベタ印刷層4および該ベタ印刷層4上に形成されたマットニス印刷層8としたものである。
【0027】
前記マットニス印刷層8は、シリカなどのつや消し剤が配合された、印刷インキの脂肪酸変性アルキッド樹脂などから構成され、このシリカなどのつや消し剤の部分が、微小粉となって印刷面の艶消しやぼかしの印刷効果を強調する際などに用いられる。また、前記マットニス印刷層8は、前記ベタ印刷層4と同様にその厚さについては特に限定は無いものの、前述のとおり瞬時に硬化する紫外線硬化マットニスを用いることが好ましい。また、前記印刷面の艶消しやぼかしの印刷効果を強調するために、前記マットニス印刷層8を形成するマットニスに白や黒などを含む任意の色のインクを添加しても良い。たとえば、前記マットニスに白色インクを添加して、白色がかったマットニス印刷層8とすることで、マットニス本来の光沢感を低減して印刷面の艶消しやぼかしの効果を強調することができる。なお、このマットニスに添加するインクは白色にかかわらず、前記ベタ印刷層4の同系色や反対色などを用いても良い。
【0028】
前記表示タグ30は、たとえば、前記基材1の他方の面に、黒色インクによるベタ印刷層4を形成し、非図柄部分6としてAという文字を除く形状にマットニス印刷層8で形成したものである。つまり、前記非図柄部分6は、Aという文字を除く形状に形成されたマットニス印刷層8を透過して、前記黒色インクを見ることとなるので、黒色かつ艶消し(光沢感の低い)にAという文字を除く形状に見える。また、前記図柄部分5は、前記黒色インクのみを見ることとなる。したがって、同じ黒色であってもインクそのものの光沢感を有する前記図柄部分5が、光沢感の低いマットニス印刷層8を透過して見る黒色インクの前記非図柄部分6よりも浮き上がって見えるものである。
【0029】
次に、第3の発明の表示タグについて、図5および図6を用いて説明する。図5は、第3の発明の表示タグを示す平面図であり、図6は、図5に示すC−C線概略断面図である。図5および図6に示す第3の発明の表示タグ40は、基材1の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層4が形成され、前記ベタ印刷層4上にニス印刷層が形成された表示タグ40であって、前記基材1の他方の面は、図柄部分5を前記ベタ印刷層4および該ベタ印刷層上4上に形成されたグロスニス印刷層7とし、非図柄部分6を前記ベタ印刷層4および該ベタ印刷層4上に形成されたマットニス印刷層8としたものである。なお、前述のとおり、前記印刷面の艶消しやぼかしの印刷効果を強調するために、前記マットニス印刷層8を形成するマットニスに白や黒などを含む任意の色のインクを添加しても良い。
【0030】
前記表示タグ40は、たとえば、前記基材1の他方の面に、黒色インクによるベタ印刷層4を形成し、図柄部分5としてAという文字をグロスニス印刷層7で形成するとともに、非図柄部分6としてAという文字を除く形状にマットニス印刷層8で形成したものである。つまり、前記図柄部分5は、Aという文字に形成されたグロスニス印刷層7を透過して、前記黒色インクを見ることとなるので、黒色かつ光沢感の高いAという文字に見える。また、前記非図柄部分6は、Aという文字を除く形状に形成されたマットニス印刷層8を透過して、前記黒色インクを見ることとなるので、黒色かつ艶消し(光沢感の低い)にAという文字を除く形状に見える。したがって、したがって、同じ黒色であっても光沢感の高い前記図柄部分5が、光沢感の低いマットニス印刷層8を透過して見る黒色インクの前記非図柄部分6よりも浮き上がって見えるものである。
【0031】
以上のとおり本発明の表示タグは、着色インクによるベタ印刷層4の光沢感と、グロスニス印刷層7を透過して見る前記着色インクによるベタ印刷層4の高い光沢感と、マットニス印刷層8を透過して見る前記着色インクによるベタ印刷層4の低い光沢感(艶消し感)と、異なる三つの光沢感を組み合わせて利用したものである。つまり、図柄部分5の光沢感を、非図柄部分6の光沢感より高めることによって、図柄部分5が非図柄部分6から浮き上がって見えるようにしたものである。
【0032】
このように、異なる三つの光沢感を組み合わせて利用するためには、図柄部分5および/または非図柄部分6を印刷する刷版を準備して、グロスニス印刷層7および/またはマットニス印刷層8を形成すれば良い。つまり、印刷機を用いて、まず着色インクによるベタ印刷層4を形成し、次にグロスニス印刷層7および/またはマットニス印刷層8を形成すれば良く、一連の工程(ワンパス)で生産効率良く表示タグを生産することができるものである。
【0033】
なお、本発明が上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態は適宜変更可能である。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。たとえば、上記の説明においては、単枚の表示タグを用いて説明したが、ロール状に巻回される表示タグ連続体であっても良いものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】第1の発明の表示タグを示す平面図である。
【図2】図1に示すA−A線概略断面図である。
【図3】第2の発明の表示タグを示す平面図である。
【図4】図3に示すB−B線概略断面図である。
【図5】第3の発明の表示タグを示す平面図である。
【図6】図5に示すC−C線概略断面図である。
【図7】従来の表示タグの一方の面を示す平面図である。
【図8】従来の表示タグの他方の面を示す平面図である。
【図9】図8に示すD−D線概略断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 基材
2 固定情報
3 可変情報
4 ベタ印刷層
5 図柄部分
6 非図柄部分
7 グロスニス層
8 マットニス層
9 箔層
10 タグホール
20、30、40 表示タグ
50 表示タグ(従来)




【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材の一方の面に、固定情報として共通する表示項目があらかじめ印刷され、可変情報としてこの表示項目に対応する文字や数字やバーコードがプリンタ印字され、
前記基材の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層が形成され、前記ベタ印刷層上にニス印刷層が形成された表示タグであって、
前記基材の他方の面は、図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたグロスニス印刷層とし、非図柄部分を前記ベタ印刷層のみとしたことを特徴とする表示タグ。
【請求項2】
基材の一方の面に、固定情報として共通する表示項目があらかじめ印刷され、可変情報としてこの表示項目に対応する文字や数字やバーコードがプリンタ印字され、
前記基材の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層が形成され、前記ベタ印刷層上にニス印刷層が形成された表示タグであって、
前記基材の他方の面は、図柄部分を前記ベタ印刷層のみとし、非図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたマットニス印刷層としたことを特徴とする表示タグ。
【請求項3】
基材の一方の面に、固定情報として共通する表示項目があらかじめ印刷され、可変情報としてこの表示項目に対応する文字や数字やバーコードがプリンタ印字され、
前記基材の他方の面に、着色インクによるベタ印刷層が形成され、前記ベタ印刷層上にニス印刷層が形成された表示タグであって、
前記基材の他方の面は、図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたグロスニス印刷層とし、非図柄部分を前記ベタ印刷層および該ベタ印刷層上に形成されたマットニス層としたことを特徴とする表示タグ。






【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2007−286560(P2007−286560A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−116938(P2006−116938)
【出願日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)