説明

表示情報作成装置、表示情報作成方法及びプログラム

【課題】XMLデータに基づき表示データを作成する場合に、表示順番や表示位置の変更といった些細な変更について、スタイルシートの作成の知識を有さないものであっても容易に表示データを作成するためのスタイルシート適用技術を提供すること。
【解決手段】表示項目の選択及び選択された表示項目の表示位置、表示順を指定するためのユーザインタフェースを情報処理装置に表示し、その設定を受け付ける。そして、受け付けた設定情報をスタイルシート適用の際に反映させ、表示データの作成を行うことで、XML形式のデータに基づき表示データを作成する際に、項目の表示・非表示、表示順序や表示位置の変更といった些細な変更について、スタイルシートの作成の知識を有さないものであっても容易にスタイルシートを適用した表示データの作成が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタイルシートを用いて表示情報を作成する技術に関し、特に、表示情報に含ませるデータや表示順を指定して、表示情報の作成が可能な表示情報作成装置、表示情報作成方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
製品に関するさまざまな情報をホームページや、カタログ等に掲載することで、ユーザに提供することが一般的に行われている。その際には、データベースに商品に関するデータを予め登録しておき、登録されているデータをあるテンプレートに当てはめ、データを作成することが一般的である。例えば商品データをXML形式のデータとしてデータベース等に登録する場合、そのデータを表示する際には、スタイルシートと呼ばれるデータをXMLデータに適用することで表示用のデータを作成し、ブラウザアプリケーション等で表示を行うことになる。
【0003】
このような形でウェブブラウザで表示可能な表示データ(例えばHTMLデータ)を作成する場合、XMLデータの作成の知識とともに、スタイルシート作成の知識が不可欠になっている。そのような中で、特許文献1には専門知識が無くともXMLデータによるウェブブラウザへの表示データを作成、更新できる情報処理技術について開示されている。この発明では、入力される文字列に基づいてWebページの内容を表すXMLデータの作成の支援を行い、当該XMLデータに対応するスタイルシートを選択させることで表示形式を設定することが可能になっている。
【特許文献1】特開2002−222181号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スタイルシートは通常、表示形式ごとに用意してある。つまりは、表示形式が異なると、新たなスタイルシートを作成しなくてはならなかった。一部( 項目の表示・非表示、表示順序や位置の変更など) の些細な点であってもスタイルシートの変更が必要であり、また、その変更にはスタイルシートを作成するための知識が当然必要となる。前述の先行技術では、このような表示形式の微修正を行う際にはスタイルシートに修正を加えなければならなかった。当然修正を行う際にはスタイルシート作成の知識が必要となってくる。
【0005】
そこで、本発明は、項目の表示・非表示、表示順序や位置の変更といった些細な変更について、スタイルシートの作成の知識を有さないものであっても容易に表示用データを作成することが可能なスタイルシート適用技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本願発明の表示情報生成装置は以下の構成を備える。
【0007】
即ち、
XMLデータおよびスタイルシートデータに従って、表示情報を作成する表示情報作成装置であって、
前記表示情報の作成に使用されるデータの属性情報である第一のXMLデータをデータカテゴリー毎に記憶する第一の記憶手段と、
前記データカテゴリーに含まれるデータの各前記データ属性の詳細情報である第二のXMLデータを記憶する第二の記憶手段と、
前記データカテゴリーの指定、及び当該データカテゴリーの前記データ属性情報のうち前記表示情報に含ませるデータ属性の指定を受け付ける第一の受付手段と、
前記データ属性情報及び前記受付手段で受け付けた指定に従って、前記表示情報の作成に使用するデータ属性情報である第三のXMLデータを作成する作成手段と、
前記スタイルシートデータ、前記第三のXMLデータ及び前記第二のXMLデータに従って、前記表示情報の作成を行う作成手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】
上記の目的を達成するために、本願発明の表示情報作成方法は以下の構成を備える。
【0009】
即ち、
XMLデータおよびスタイルシートデータに従って、表示情報の作成を行う表示情報作成方法であって、
前記表示情報の作成に使用されるデータの属性情報である第一のXMLデータをデータカテゴリー毎に記憶装置に記憶する第一の記憶工程と、
前記データカテゴリーに含まれるデータの各前記データ属性の詳細情報である第二のXMLデータを記憶装置に記憶する第二の記憶工程と、
前記データカテゴリーの指定、及び当該データカテゴリーの前記データ属性情報のうち前記表示情報に含ませるデータ属性の指定を受け付ける第一の受付工程と、
前記データ属性情報及び前記受付工程で受け付けた指定に従って、前記表示情報の作成に使用するデータ属性情報である第三のXMLデータを作成する作成工程と、
前記スタイルシートデータ、前記第三のXMLデータ及び前記第二のXMLデータに従って、前記表示情報の作成を行う作成工程と
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本願発明によれば、XML形式のデータに基づき表示データを作成する際に、項目の表示・非表示、表示順序や表示位置の変更といった些細な変更について、スタイルシートの作成の知識を有さないものであっても容易にスタイルシートを適用した表示データの作成が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら、本発明に実施の形態の一例について説明する。
【0012】
図1は、本願発明のシステム構成の一例を示す図である。101はデータベースサーバであって、記憶装置に記録されているXMLデータとスタイルシートとに基づいて作成された表示情報(例えば、HTMLデータ)をネットワークで接続された情報処理装置(102−1、102−2及び105−1乃至105−3)に提供するウェブサーバ機能を備えるとともに、前記スタイルシートの修正を行う機能を備えている。このデータベースサーバ101が本発明の表示情報作成装置として機能する。
【0013】
102−1及び102−2は情報処理装置(以下、まとめて情報処理装置102とする)であって、データベースサーバ101で提供されているスタイルシート修正機能を使用してスタイルシートの修正処理を行うオペレータが使用する装置である。103はLAN(Local Area Network)であって、データベースサーバ101と情報処理装置102を相互に通信可能に接続するものである。
【0014】
104はインターネット等の広域ネットワークであって、Webクライアント105−1乃至105−3とデータベースサーバ101を相互に通信可能に接続するものである。
【0015】
105−1乃至105−3はWebクライアント(以下、まとめてWebクライアント105とする)であって、データベースサーバ101にアクセスすることによりデータベースサーバ101が提供している情報(HTMLデータ等)を取得、表示可能な装置である。
【0016】
次に、図2を参照して、図1におけるデータベースサーバ101のハードウェア構成について説明する。
【0017】
図2は、データベースサーバ101のハードウェア構成の一例を示す図である。201はCPUであり、RAM202やROM203に格納されているプログラムやデータを用いて、端末(コンピュータ)全体の制御を行うとともに、本コンピュータを適用するデータベースサーバ101が行う後述する各処理を実行する。202はRAMであり、HDD(ハードディスクドライブ)204からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するためのエリアを有するとともに、CPU201が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
【0018】
203はROMであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等の各種プログラムを記憶している。204はHDD(ハードディスクドライブ)であり、OS(オペレーティングシステム)や、本コンピュータを適用するデータベースサーバ101が行う後述の処理をCPU201に実行させるためのプログラムやデータ等の各種データを保存しており、これらは必要に応じてCPU201の制御によりRAM202に読み出され実行されることになる。205は記録媒体ドライブであり、CD−ROM、CD−R/RW、DVD―ROM、DVD−R/RW、DVD−RAM等から構成される。
【0019】
206はポインティングデバイス、207はキーボードであり、各種の指示をCPU201に入力することができる。これらは、入力部として機能する。208はネットワークI/F(インタフェース)であり、コンピュータをLAN103に接続するためのものである。コンピュータは、このネットワークI/F208を介してネットワーク上の他の機器とデータ通信を行うことが可能である。209はビデオI/F(インタフェース)であり、ここにディスプレイ装置210を接続する。ディスプレイ装置210はCRTや液晶画面等で構成されており、ビデオI/F209を介して送られた信号に基づいて、文字や画像等の情報を表示画面上に表示する機能を有する。
【0020】
211は外部機器I/F(インタフェース)であり、コンピュータに周辺機器を接続させるためのポートである。この外部機器I/F211を介してコンピュータは、周辺機器とのデータの送受信を行うことが可能である。SCSI、USB、IEEE1394等の各種インタフェースで構成することが可能であり、通常複数の外部機器I/F211を有する。また、周辺機器との接続形態は有線/無線を問わない。212はシステムバスであり、上述の各種構成要素を相互に接続するバスとして機能する。
【0021】
図3は、データベースサーバ101の機能ブロックの一例を示す図である。データベースサーバ101は図に示すように、表示項目設定手段301、表示製品選択手段302、HTMLデータ作成手段303を有している。
【0022】
301は表示項目設定手段であり、製品の属性項目のうちHTMLデータ作成手段303が作成するHTMLデータに含ませるデータ項目の設定を行う。この表示項目設定手段301により行われる処理の詳細については、図5を参照して説明する。
【0023】
302は表示製品設定手段であり、複数の製品の情報についてHTMLデータを作成する際に、当該製品をHTMLデータ作成対象の製品とするか否かの設定を行う。この表示製品設定手段302により行われる処理の詳細については、図6を参照して説明する。
【0024】
303はHTMLデータ作成手段であり、表示項目設定手段301で設定された表示項目、表示製品設定手段302で設定された表示製品及びスタイルシート情報DBに記録されているスタイルシートデータに基づいてHTMLデータの作成を行うことになる。このHTMLデータ作成手段303により行われる処理の詳細については図7を参照して説明する。
【0025】
また、データベースサーバ101のHDD204には、スタイルシート情報311、項目XMLデータ1200が登録されている項目情報DB312、製品XMLデータ1300が登録されている製品情報DB313、表示項目XMLデータが登録されている表示項目情報DB314、表示製品情報DB315が記録されている。これら各データは上述の各機能による処理に適宜利用されるものである。項目XMLデータ1200、製品XMLデータ1300、及び表示項目XMLデータ1400の詳細については、それぞれ図12、図13、図14を参照して説明する。
【0026】
以上がデータベースサーバ101の機能構成の一例である。なお、図3の各種データは一例であり、用途や目的に応じて、様々なデータが構成されることは言うまでもない。
【0027】
図12は、図3の項目情報DB312で管理されている項目XMLデータの一例を示す図である。項目XMLデータ1200は、図に示すようにタグ(<>)で階層化されているデータになっている。
【0028】
1201は項目定義タグであり、大項目の数だけこの項目定義タグが設定されることになる。1202はタイトルタグであり、当該項目定義の名称が設定されるタグである。この情報が、後述する図9の項目名称表示欄911に表示されることになる。1203はカテゴリ名称タグであり、当該項目XMLで指定される製品のカテゴリの名称が設定されている。このカテゴリ名称タグで設定されている値(若しくはカテゴリIDタグで設定されている値)をキーにして製品XMLを検索することで、後述する図10の製品名表示欄1002に表示する製品を取得することになる。1204は仕様タグであり、このタグ内にカテゴリ名称1203(若しくはカテゴリID)で示される製品カテゴリについての仕様に関する情報が登録される。例えば、このタグの直下の項目情報タグ中の各種タグ(例えば<_仕様A>1205)の更に直下にある名称タグに夫々登録されている値が、後述する図9の表示項目設定表903中の項目名904に設定されることになる。
【0029】
なお、図12のデータ構成は一例であり、用途や目的に応じて、様々なデータあるいは項目データが構成されることは言うまでもない。
【0030】
図13は、図3の項目情報DB313で管理されている、製品XMLデータの一例を示す図である。製品XMLデータ1300は、図に示すようにタグ(<>)で階層化されているデータになっている。
【0031】
1301はカテゴリIDタグであり、当該製品のカテゴリを示すID情報が設定されている。1302は基本情報タグであり、このタグ中には製品の名称や価格、製品画像データのパス情報などが登録されている。このタグ中に登録されるデータは複数の製品カテゴリで共通に設定されるデータが登録されることになる。1303は仕様値情報タグであり、このタグ中には各製品カテゴリ固有のデータが設定されることになる。この仕様値情報タグ中の項目情報タグの直下の各種タグ(例えば<_仕様A>1304)と、項目XMLデータ中の仕様タグ1204の直下の項目情報タグ中の各種タグ(例えば<_仕様A>1205)がタグの名称で関連付けられている。
【0032】
なお、図13のデータ構成は一例であり、用途や目的に応じて、様々なデータあるいは項目データが構成されることは言うまでもない。
【0033】
図14は、図3の表示項目DB314で管理されている、表示項目XMLデータの一例を示す図である。表示項目XMLデータ1400は、図に示すようにタグ(<>)で階層化されているデータになっている。
【0034】
表示項目XMLデータ1400中の仕様グループタグ1401中に前述の図9を介して入力された設定が登録されることになる。このタグでは図12の項目定義タグ1201での設定項目についての表示情報が登録されることになる。1411はレイアウトIDタグであり、後述する図9のスタイルシート選択リストボックス902で選択されたスタイルシートのIDが登録される。1412はタイトルタグであり、当該仕様グループの名称(図12の1202に相当)が登録される。
【0035】
1402は項目情報タグであり、夫々の項目についての表示制御設定が登録されている。このタグ中には後述する図9の表示項目設定表903で設定された項目が設定されることになる。この項目情報タグ1402には、各項目ごとの設定情報が項目タグ1403で管理されている。1403は項目タグであり、項目の名称(名称タグ1431:図9の項目名904と同一の名称)、項目の表示名(表示名称タグ1432:図9の出力名905で設定)、当該項目の表示/非表示情報(表示フラグタグ1433:図9の表示チェックボックスで設定。true(表示)/false(非表示))、表示位置(表示位置タグ1434:図9の表示位置指定欄907で設定)、表示順序(表示順序タグ1435:図9の表示順序設定欄908で設定)が登録されている。この項目タグ1403は後述する図9で表示設定を行った項目ごとに設定されることになる。
【0036】
なお、図14のデータ構成は一例であり、用途や目的に応じて、様々なデータあるいは項目データが構成されることは言うまでもない。
【0037】
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る表示情報作成装置(本実施例ではデータベースサーバ101)によって行われる表示データの作成処理について説明する。
【0038】
図4は、データベースサーバ101のCPU201によって行われる表示データ作成処理の一例を示すフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU201に実行させる為のプログラムやデータはHDD204に保存されており、これをCPU201による制御に従ってRAM202にロードし、ロードしたプログラムやデータを用いてCPU201が処理を行うことで、データベースサーバ101は以下説明する各処理を実行することになる。
【0039】
まず、CPU201は、情報処理装置102から表示情報の修正要求を受け付けたかを判断する(ステップS401)。CPU201は、情報処理装置102から特定URLへのアクセスの要求を受け付けたか否かで製品掲載情報の修正要求を受け付けたか否かの判断を行うことになる。
【0040】
CPU201がステップS401の判断処理でYES(特定URLへのアクセス要求を受け付けた)と判断した場合には、要求をおこなった情報処理装置102に対し、図8に示す表示情報変更画面を表示するための画面情報を送信する(ステップS402)。尚、情報処理装置102側では前記画面情報に基づいてディスプレイ装置に図8に示す表示情報変更画面が表示されることになる。
【0041】
図8は、情報処理装置102のディスプレイ装置に表示されることになる表示情報変更画面の一例を示す図である。
【0042】
表示画面変更画面800には、製品カテゴリ選択リストボックス801、スタイルシート・表示項目設定ボタン802、表示製品設定ボタン、HTMLプレビューボタン804、終了ボタン805が設定されている。
【0043】
801は製品カテゴリ選択リストボックスであり、このコントロールを使用してHTMLデータの変更を行う製品カテゴリを選択することになる。このリストボックスに設定されるデータは、前述の項目XML(図12)の<項目定義>→<カテゴリ名称>情報に基づいて設定されることになる。ここにはHDD204に登録されている項目XMLデータの情報が設定されることになるが、全ての項目XMLデータについての当該データを設定しなくてももちろん良い。
【0044】
802はスタイルシート・表示項目設定ボタンであり、情報処理装置102上でこのボタンがクリック指示されたという通知を情報処理装置102から受信すると、データベースサーバ101のCPU201は図9に示すスタイルシート・表示項目設定画面900の画面情報を作成し、当該情報処理装置102に対して画面情報を送信することになる。803は表示製品設定ボタンであり、情報処理装置102上でこのボタンがクリック指示されたという通知を情報処理装置102から受信すると、データベースサーバ101のCPU201は図10に示す表示製品設定画面1000の画面情報を作成し、当該情報処理装置102に対して画面情報を送信することになる。
【0045】
804はHTMLプレビュー設定ボタンであり、情報処理装置102上でこのボタンがクリック指示されたという通知を情報処理装置102から受信すると、データベースサーバ101のCPU201は、図11に示すプレビュー画面1100の画面情報を作成し、当該情報処理装置に対して画面情報を送信することになる。805は終了ボタンであり、情報処理装置102上でこのボタンがクリック指示されたという通知を情報処理装置102から受信すると、データベースサーバ101のCPU201は表示データの変更処理を終了する。
【0046】
表示情報修正要求を行った情報処理装置102は、操作するユーザの図8に示す画面を介した各種操作に基づいて、データベースサーバ101に対し表示情報の修正にかかる各種要求・指示を行うことになる。
【0047】
図4の説明に戻る。ステップS402での表示情報変更画面の画面情報の送信後、CPU201は、情報処理装置102からのスタイルシート・表示項目の変更要求(ステップS403)、表示製品の変更要求(ステップS405)、プレビュー要求(ステップS407)、終了ボタンの押下(ステップS409)の待ち状態に移行する。
【0048】
そして、情報処理装置102からスタイルシート・表示項目の変更要求を受け付けたと判断した場合には(ステップS403でYES)、ステップS404のスタイルシート・表示項目の設定処理を行う。この処理の詳細については図5を参照して後述する。スタイルシート・表示項目の変更要求は、情報処理装置102のディスプレイ装置に表示されている表示情報の変更画面800上のスタイルシート・表示項目ボタン802が、ユーザのポインティングデバイス207を介しての操作によりクリック指示されることで、情報処理装置102からデータベースサーバ101に対して通知される。
【0049】
また、CPU201は、情報処理装置102から表示製品の変更要求を受け付けたと判断した場合には(ステップS405でYES)、ステップS406の表示製品の設定処理を行う。この処理の詳細については、図6を参照して説明する。表示製品の変更要求は、情報処理装置102のディスプレイ装置に表示されている表示情報の変更画面800上の表示製品ボタン802が、ユーザのポインティングデバイス207を介しての操作によりクリック指示されることで、情報処理装置102からデータベースサーバ101に対して通知される。
【0050】
また、CPU201は、情報処理装置102からプレビュー要求を受け付けたと判断した場合には、ステップS408のHTMLデータの作成処理を行うことになる。この処理の詳細については、図7を参照して説明する。プレビュー要求は、情報処理装置102のディスプレイ装置に表示されている表示情報の変更画面800上のHTMLプレビューボタン804が、ユーザのポインティングデバイス207を介しての操作によりクリック指示されることで、情報処理装置102からデータベースサーバ101に対して通知される。
【0051】
また、CPU201は、情報処理装置102のディスプレイ装置に表示されている表示されている表示情報の変更画面800上の終了ボタン805が押下された通知を情報処理装置102から受信した(終了要求を受け付けた)判断した場合には、HTMLデータ保存を行うかを判断する(ステップS410)。例えば、データ保存の要否の回答を入力させるための不図示のメッセージボックス等を情報処理装置102のディスプレイ装置に表示させ、CPU201はその回答に従ってデータの保存を行う/行わないの判断を行うことになる。そして、HTMLデータの保存を行うと判断した場合には(ステップS410でYES)、HTMLデータの保存処理を行う(ステップS411)。ステップS411での保存終了後、若しくはステップS410でデータの保存を行わないと判断した場合に、本処理を終了する。
【0052】
以上が、表示情報の作成処理の概要説明である。
【0053】
次に、図4のステップS404のスタイルシート・表示項目の変更処理、ステップS406の表示製品選択処理、ステップS408のHTMLデータ作成処理について、それぞれ図5、図6、図7を参照して詳細に説明する。
【0054】
図5は、図4のステップS404のスタイルシート・表示項目変更処理の詳細を示すフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU201に実行させる為のプログラムやデータはHDD204に保存されており、これをCPU201による制御に従ってRAM202にロードし、ロードしたプログラムやデータを用いてCPU201が処理を行うことで、データベースサーバ101は以下説明する各処理を実行することになる。
【0055】
まず、CPU201はHDD204に登録されている項目XMLデータ1200(図12)のうち、編集対象となっている製品カテゴリを有する項目XMLデータを取得する(ステップS501)。この処理は、図8の801のカテゴリ選択ダイアログボックスで選択された製品カテゴリと項目XMLデータ中のカテゴリIDをキーにして選択されることになる。
【0056】
次いで、ステップS501で取得した項目XMLデータから、当該項目XMLデータに設定されている項目情報(項目情報タグ直下の各種タグ1205)の各情報を取得する(ステップS502)。そしてその後、ステップS502で取得した項目情報を基にして、表示設定用の画面情報を作成する(ステップS503)。この情報を元に表示されるのが図9のような図になる。
【0057】
図9はスタイルシート・表示項目設定画面の一例を示す図である。スタイルシート表示項目設定画面900には、カスタムスタイルシート選択コンボボックス901、スタイルシート選択コンボボックス902、項目情報表示欄903、項目名表示欄904、出力名設定欄905、表示/非表示設定チェックボックス906、表示位置指定欄907、表示順序指定欄908、OKボタン909、キャンセルボタン910が設定されている。本画面中で同一の機能をなすコントロールには、同一の符号を付している。
【0058】
901はカスタムスタイルシート選択コンボボックスであり、作成されるブラウザアプリケーションでの表示用のHTMLファイルに適用される、文字フォントや色等を指定するカスタムスタイルシートを選択するものである。902はスタイルシート選択コンボボックスであって、当該製品の各大項目に対応するスタイルシートを選択するためのコントロールである。このスタイルシート選択コンボボックスに設定されるデータは図16に示すスタイルシート情報DBを参照して、スタイルシートデータを取得し、当該スタイルシートデータを各スタイルシート選択コンボボックスに設定することになる。
【0059】
903は表示項目設定表であって、この表中の各項目の設定に基づいてHTMLファイルの作成に使用される項目やその表示位置、表示順序が設定されることになる。904は表示項目表示欄であり、当該項目XMLに設定されている各項目情報(<項目定義>→<仕様>→<項目情報>のサブノードとなる各ノードの(例えば<_仕様A>の<名称>タグで設定されている値が表示されることになる。905は出力名設定欄であり、作成されるHTMLにおいて各項目をどのように表示させるかの設定情報を入力するための入力欄である。この欄がブランクの場合には、表示項目表示欄に表示されている項目名称の名称で表示がなされることになる。
【0060】
906は表示/非表示設定チェックボックスであって、各項目をHTMLデータでの表示項目にする/しないの設定を行う。907は表示位置指定欄であり、スタイルシート中のどの表示位置に表示させるかの設定を行う。908は表示順序設定欄であって、同一の表示位置に表示すると設定されている各項目の表示順を設定するものである。
【0061】
909はOKボタンであり、情報処理装置102上でこのボタンがクリック指示されたという通知を受け取ると、データベースサーバ101のCPU201は、このスタイルシート・表示項目設定画面900を介して設定された情報を取得し、取得した情報に基づいて表示項目XMLを作成することになる。910はキャンセルボタンであり、情報処理装置102上でこのボタンがクリック指示されたという通知を受け取るとCPU201は情報処理装置に表示情報の変更画面800を送信し、本画面を介しての処理を終了する。
【0062】
911は項目名称表示欄であり、ここに各大項目の名称が表示される。ここには、図12に示す項目XMLデータ中のタイトルタグ1202で示されているデータが表示されることになる。
【0063】
スタイルシート・表示項目の変更要求を行った情報処理装置102は、操作するユーザの図9に示す画面を介した各種操作に基づいて、データベースサーバ101に対し表示情報の修正にかかる各種要求・指示を行うことになる。そして、ここで設定される表示位置や表示順序がスタイルシート適用の際に読み出され、その表示位置、順序に従った表示情報が作成されることになる。
【0064】
図5の説明に戻る。そして、当該画面を、スタイルシート・表示項目の変更要求を送信してきた情報処理装置102に対して送信する(ステップS504)。そして情報処理装置102ではこの画面を介して、表示項目の表示順や表示位置の設定等が行われ、その情報がデータベースサーバ101に対して送信される。その一方で、データベースサーバ101のCPU201は、情報処理装置102において、設定が行われるのを待機している(ステップS505)。
【0065】
CPU201は、情報処理装置102に表示されている図9に示すスタイルシート・表示項目設定画面のOKボタン909若しくはキャンセルボタン910が押されたという通知を受信したかを判断する(ステップS506)。受信した場合には(ステップS506でYES)、それがOKボタン909が押された通知であるか、それともキャンセルボタンが押された通知であるかを判断する(ステップS507)。
【0066】
ステップS507でOKの通知であると判断した場合には(ステップS507でYES)、情報処理装置102において図9に示す画面において設定された情報を取得する(ステップS508)。情報処理装置102からは図9に示す画面を介して設定された情報とは、各データ項目を表示対象にする/しないの指定情報、表示対象のデータ項目については、その表示位置や表示順に関する情報である。そして、ステップS508で取得した情報と、ステップS502で取得した項目XML1200の情報をもとに、図14に示す表示項目XMLを作成し、RAM202(若しくはHDD204)に記録する(ステップS509)。そしてその後、図8に示す表示情報の変更画面を情報処理装置102に送信する(ステップS510)。
【0067】
以上の処理を行うことで作成される表示項目XMLデータをスタイルシート適用に際し参照させることで、どの項目をどの位置にどの順番で表示させるかの設定が可能になる。また、図9のような設定のユーザインタフェースを用意しているので、コンピュータに不慣れなユーザであっても表示データに加える項目の指定や、表示データに加える項目の表示位置や表示順序の修正も容易に行うことが可能となる。
【0068】
図6は、図4のステップS406の表示製品選択処理の詳細を示すフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU201に実行させる為のプログラムやデータはHDD204に保存されており、これをCPU201による制御に従ってRAM202にロードし、ロードしたプログラムやデータを用いてCPU201が処理を行うことで、データベースサーバ101は以下説明する各処理を実行することになる。
【0069】
CPU201は、まず、製品情報DB313に登録されているそれぞれの製品XMLデータ1300を読み込む(ステップS601)。そして、ステップS601で読み込んだ製品XMLの製品カテゴリが、処理対象の商品カテゴリのものであるかを図13のカテゴリIDタグ1301に基づいて判断する(ステップS602)。
【0070】
ステップS601で読み込んだ製品XMLデータ1300の製品カテゴリが、処理対象の商品カテゴリのものと判断した場合には(ステップS602でYES)、は当該製品XMLデータ1300で定義されている商品を後述する図10の1002に表示する表示製品に追加する。その後、上記ステップS601乃至ステップS603処理をすべての製品XMLデータについて行った(ステップS604でYES)と判断するまで行うことになる。
そしてその後、ステップS603で追加した表示製品情報を基にして、表示製品選択画面情報を作成する(ステップS605)。ステップS605で作成した画面情報を情報処理装置102に送信する(ステップS606)。そして情報処理装置102ではこの画面を介して、表示する製品の選択処理が行われ、その情報がデータベースサーバ101に対して送信される。一方、データベースサーバ101のCPU201は、情報処理装置102において、選択が行われるのを待機することになる(ステップS607)。この画面情報をもとに表示されるのが図10のような画面になる。
【0071】
図10は表示製品選択画面の一例を示す図である。表示製品選択画面1000には、カテゴリ名表示欄1001、製品名表示欄1002、出力製品選択チェックボックス1003、OKボタン1004、キャンセルボタン1005が設定されている。
【0072】
1001はカテゴリ名表示欄であり、図8の製品カテゴリ選択リストボックス801で選択されたカテゴリの名称が表示される。1002は製品名表示欄であって、当該製品カテゴリに属する製品の名称が表示される。この情報は、選択した項目XMLの<項目ID>→<カテゴリID>と同一の<製品>→<カテゴリID>を有する製品を製品XMLデータ1300から抽出し、その<製品>→<品名>に設定されている値が表示されることになる。1003は出力製品選択チェックボックスであり、製品情報を表示データ(HTMLデータ)に追加する/しないの設定を行う。
【0073】
1004はOKボタンであり、情報処理装置102上でこのボタンがクリック指示されたという通知を受け取ると、データベースサーバ101のCPU201は、当該画面での入力情報を受け取り、害受け取ったデータに基づいて表示製品情報315を作成することになる。
【0074】
1005はキャンセルボタンであり、情報処理装置102上でこのボタンがクリック指示されたという通知を受け取るとCPU201は情報処理装置102に表示情報の変更画面800を送信し、本画面を介しての処理を終了する。
【0075】
図6の説明に戻る。その後、CPU201は、情報処理装置102に表示されている図10に示す表示製品設定画面1000のOKボタン1004若しくはキャンセルボタン1005が押されたという通知を受信したかを判断する(ステップS608)。受信したと判断した場合には(ステップS608でYES)、それがOKボタン1004が押された通知であるか、それともキャンセルボタン1005が押された通知であるかを判断する(ステップS609)。
【0076】
ステップS609の判断処理で、CPU201が、OKボタンが押された通知を受信したと判断した場合には、情報処理装置102において表示製品選択画面の出力欄1003で選択された製品情報を取得する(ステップS610)。そして、ステップS610で取得した選択された製品情報を表示製品情報として保存する(ステップS611)。
【0077】
ステップS611の処理終了後、若しくはステップS609の判断処理でキャンセルボタンが押された通知を受信したと判断した場合には、図8に示す表示情報の変更画面を情報処理装置102に送信する(ステップS612)。
【0078】
以上の処理で作成された表示製品情報を表示情報の作成の際に参照することで、同一の製品カテゴリに属する複数の製品で同一の条件のもと表示情報を作成する製品について、一度に表示用データの作成が可能になる。
【0079】
図7は、図4のステップS408のHTMLデータ(表示情報)作成処理の詳細を示すフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU201に実行させる為のプログラムやデータはHDD204に保存されており、これをCPU201による制御に従ってRAM202にロードし、ロードしたプログラムやデータを用いてCPU201が処理を行うことで、データベースサーバ101は以下説明する各処理を実行することになる。
【0080】
まず、CPU201は、表示データ(HTMLデータ)の作成対象となる表示項目XMLデータ1400を表示項目情報DB314から取得する(ステップS701)。そして、 ステップS701で取得した表示項目XMLデータに対応する表示製品情報を表示製品情報315から取得する(ステップS702)。
【0081】
表示製品数を示すカウンタ変数であるLに1を設定する(ステップS703)。そして、ステップS704乃至ステップS714の処理を表示製品分繰り返すことになる。
【0082】
CPU201は、製品情報DB313から表示順がL番目となる製品に対応する製品XMLデータ1300を取得する(ステップS704)。その後、表示項目XMLデータ中の仕様グループ数(基本項目タグ及び仕様値情報タグの直下である仕様グループタグの数)だけステップS705乃至ステップS712の処理を繰り返す。
【0083】
表示項目XMLデータから当該仕様グループに設定されているレイアウトIDを取得する(ステップS705)。そして、ステップS705で取得したレイアウトIDに対応するスタイルシートをスタイルシート情報DBから取得する(ステップS706)。
【0084】
図16はスタイルシート情報DBのファイル管理情報の一例を示す図である。
【0085】
ファイル管理情報には、登録項目としてレイアウトID1601とファイル名(ファイルのパス情報でももちろん良い)1602が登録されている。図16のデータ構成は一例であり、用途や目的に応じて、様々な項目データが構成されることは言うまでもない。
【0086】
ここで、本発明で用いられるスタイルシートについて簡単に触れておく。本発明で使用されるスタイルシートは、XSLTのスタイルシートであって、表示項目数の変更に対してはxsl:for−eachタグ等を、表示順の変更に対してはxsl:ifタグ等を使用することで、設定された条件に対して柔軟に対応可能なよう設計されている。そして、CPU201がスタイルシートをXMLデータに適用する過程で、XMLデータの各値を参照しながら論理演算を行い、XMLデータ中から表示対象のデータを検出し、検出したデータに基づき表示に使用されるHTMLデータが作成されることになる。
【0087】
図15は本発明におけるスタイルシートにおける可変項目の表示形態を説明するための図である。スタイルシート1500−1、1500−2は夫々、1以上の表示領域(図中では1501、1502−1、1502−2、1503)が存在する。その表示領域には表示項目が決定している領域、表示項目を可変に設定できる領域が設定されている。表示項目数を可変に出来る領域については、そのデータを横方向に追加していくパターン、縦方向に追加していくパターンあるいはその両方を行なうパターンなどを設定可能である。このスタイルシートは仕様グループごとに設定される。
【0088】
図7の説明に戻る。ステップS706で取得したスタイルシートに設定されている表示領域(表示位置)を示すカウンタ変数であるMに1を代入する(ステップS707)。そして、各表示領域についてステップS708乃至ステップS712の処理を繰り返し行う。
【0089】
処理対象となる表示領域に表示される項目を表示項目XMLデータから取得し、各項目の見出し(出力名)等を設定する(ステップS708)。スタイルシートの夫々の表示領域に表示項目として設定される各項目の表示順を示すカウンタ変数であるNに1を代入する(ステップS709)。そして、ステップS710乃至S712の処理を繰り返す。
【0090】
表示項目XMLデータを参照し、表示領域(表示位置)がMで、表示順がNとなっているデータ(処理中の仕様グループのデータ)を取得する。そして、当該データの名称をキーにして当該表示項目XMLデータと対応関係にある項目XMLデータを参照し、当該名称を含む項目情報を取得する。そして、表示順Lの製品に対応する製品XMLデータから当該項目の値を取得する(ステップS710)。その後、ステップS710で取得したデータをS706で取得した当該スタイルシートの表示領域、表示順になるように作成中のデータに追加する(ステップS711)。
【0091】
ステップS711の処理終了後、CPU201は、表示順を示す変数Nに1を追加する。そして、まだ処理を行っていない表示対象のデータ項目がある場合にはステップS710からの処理を繰り返す。
【0092】
全ての表示項目についてステップS710乃至ステップS712の処理終了後、CPU201は、表示領域(表示位置)を示す変数Mに1を追加する(ステップS713)。そして、まだ処理を行っていない表示領域がある場合にはステップS708からの処理を繰り返す。
【0093】
全ての表示領域について、ステップS708乃至ステップS713の処理終了後、表示製品を示す変数Lに1を追加する。そして、まだ処理を行っていない表示製品がある場合にはステップS704からの処理を繰り返す。
【0094】
全ての表示製品について、ステップS703乃至ステップS714の処理終了後、作成したHTMLデータに適用すると設定されているカスタムスタイルシートをHDD204から取得して、その設定を作成したHTMLデータに適用し(ステップS715)、作成されたHTMLデータをRAM202に保存する(ステップS716)。そして、この処理を通じて作成されたHTMLデータが情報処理端末102に送信され、表示処理されることになる。
【0095】
図11は、情報処理装置102でHTMLプレビューボタン804が押下された際にディスプレイ装置210に表示されるプレビュー画面の一例を示す図である。この画面では、図7の処理を通じて作成されたHTMLデータの表示処理が行われることになる。
【0096】
1101はカスタムスタイルシート選択コンボボックスであり、表示されているHTMLデータに適用されているカスタムスタイルシートが設定されている。尚、ここでの選択を変更すると、HTMLデータに適用されるカスタムスタイルシートが変更され、表示の更新が行われる。1102は表示製品選択コンボボックスであって、プレビュー画面で表示する製品を選択することが可能である。ここで製品が選択されていない場合には、表示対象となる全てのデータ(図10で設定)がプレビュー対象のデータとして設定される。
【0097】
1103はHTMLデータ表示欄であって、この欄に図7の処理で作成されたHTMLデータが表示されることになる。図11は、図9で設定された各項目の表示条件を元にプレビュー画面が作成されている。よって、製品仕様欄には図9の順序908に従ってカメラ部有効画素、デジタルズーム、レンズのサブ項目の焦点距離、レンズのサブ項目のF値の順に表示データが作成されている。
【0098】
以上説明したように、本発明では、表示項目の設定や、それらの表示位置、表示順序を指定するためのユーザインタフェースを用意し、そのユーザインタフェースを介して入力された表示設定情報を登録する。そして、スタイルシート適用の際に表示設定情報を参照しながらスタイルシートを適用することで、表示位置等の些細な修正について、スタイルシートの知識を有さないものであっても行うことを可能にしている。
【0099】
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0100】
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0101】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0102】
本実施形態における図4,図5,図6,図7に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0103】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0104】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0105】
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0106】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0107】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0108】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0109】
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0110】
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0111】
【図1】本願発明のシステム構成の一例を示す図である。
【図2】データベースサーバ101のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図3】データベースサーバ101の機能ブロックの一例を示す図である。
【図4】データベースサーバ101によって行われる表示データ作成処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】スタイルシート・表示項目変更処理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】表示製品選択処理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】HTMLデータ(表示情報)作成処理の詳細を示すフローチャートである。
【図8】表示情報の変更画面の一例を示す図である。
【図9】スタイルシート・表示項目設定画面の一例を示す図である。
【図10】表示製品選択画面の一例を示す図である。
【図11】プレビュー画面の一例を示す図である。
【図12】項目XMLデータの一例を示す図である。
【図13】製品XMLデータの一例を示す図である。
【図14】表示項目XMLデータの一例を示す図である。
【図15】本発明におけるスタイルシートにおける可変項目の表示形態を説明するための図である。
【図16】スタイルシート情報DBのファイル管理情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0112】
101 データベースサーバ
102−1、102−2 情報処理装置
103 LAN
104 広域回線
105−1、105−2、105−3 Webクライアント
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 HDD
205 記録媒体ドライブ
206 キーボード
207 ポインティングデバイス
208 ネットワークI/F
209 ビデオI/F
210 ディスプレイ装置
211 外部機器I/F

【特許請求の範囲】
【請求項1】
XMLデータおよびスタイルシートデータに従って、表示情報を作成する表示情報作成装置であって、
前記表示情報の作成に使用されるデータの属性情報である第一のXMLデータをデータカテゴリー毎に記憶する第一の記憶手段と、
前記データカテゴリーに含まれるデータの各前記データ属性の詳細情報である第二のXMLデータを記憶する第二の記憶手段と、
前記データカテゴリーの指定、及び当該データカテゴリーの前記データ属性情報のうち前記表示情報に含ませるデータ属性の指定を受け付ける第一の受付手段と、
前記データ属性情報及び前記受付手段で受け付けた指定に従って、前記表示情報の作成に使用するデータ属性情報である第三のXMLデータを作成する作成手段と、
前記スタイルシートデータ、前記第三のXMLデータ及び前記第二のXMLデータに従って、前記表示情報の作成を行う作成手段と
を備えることを特徴とする表示情報作成装置。
【請求項2】
前記受付手段は、更に、前記データ属性の表示順または表示位置うちの少なくとも1つの指定を受け付け、
前記作成手段は、さらに、前記受付手段で受け付けた表示順または表示位置うちの少なくとも1つの指定に基づいて前記表示情報の作成を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の表示情報作成装置。
【請求項3】
前記第二の記憶手段で記憶されている第二のXMLデータのうち、前記表示情報に含ませるデータの指定を受け付ける第二の受付手段を更に備え、
前記作成手段は、
前記作成手段は、前記第二の受付手段で受け付けた前記第二のXMLデータを含むように前記表示情報の作成を行うこと
を特徴とする請求項1または2に記載の表示情報作成装置。
【請求項4】
前記第一の受付手段で指定を受けたデータカテゴリーに属するデータの詳細情報を前記第二のXMLデータから取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記第二のXMLデータに従って、前記表示情報に含ませるデータの指定を受け付ける第一の画面の画面情報を作成する第一の画面作成手段とを備え、
前記第二の受付手段は、前記第一の画面に対してユーザより入力部を介して入力された指定に基づいて前記表示情報に含ませるデータの指定を受け付けること
を特徴とする請求項3に記載の表示情報作成装置。
【請求項5】
前記第一のXMLデータに従って、前記データ属性情報のうち前記表示情報に含ませるデータ属性の指定を受け付ける第二の画面の画面情報を作成する第二の画面情報作成手段を更に備え、
前記第一の受付手段は、表示装置に表示される前記第二の画面に対してユーザより入力部を介して入力された指定に基づいて前記表示情報に含ませるデータ属性の指定を受け付ける
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示情報作成装置。
【請求項6】
XMLデータおよびスタイルシートデータに従って、表示情報を作成する表示情報作成方法であって、
前記表示情報の作成に使用されるデータの属性情報である第一のXMLデータをデータカテゴリー毎に記憶装置に記憶する第一の記憶工程と、
前記データカテゴリーに含まれるデータの各前記データ属性の詳細情報である第二のXMLデータを記憶装置に記憶する第二の記憶工程と、
前記データカテゴリーの指定、及び当該データカテゴリーの前記データ属性情報のうち前記表示情報に含ませるデータ属性の指定を受け付ける第一の受付工程と、
前記データ属性情報及び前記受付工程で受け付けた指定に従って、前記表示情報の作成に使用するデータ属性情報である第三のXMLデータを作成する作成工程と、
前記スタイルシートデータ、前記第三のXMLデータ及び前記第二のXMLデータに従って、前記表示情報の作成を行う作成工程と
を備えることを特徴とする表示情報作成方法。
【請求項7】
請求項6に記載の表示情報作成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−163463(P2009−163463A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−341490(P2007−341490)
【出願日】平成19年12月29日(2007.12.29)
【出願人】(592135203)キヤノンITソリューションズ株式会社 (528)
【Fターム(参考)】