表示装置
【課題】
本発明は、床面上で環状に配置された複数のサテライトの環状中心に表示装置の表示部が配置された表示装置に関するものである。
【解決手段】
床面上で複数のサテライト4が環状または無端状に配置され、該サテライトに隣接して配置される表示装置1において、該表示装置1の表示体10は、前記環状または無端状に配置されたサテライト4の中心上方にて、上下方向軸を中心として回転駆動される表示装置である。
本発明は、床面上で環状に配置された複数のサテライトの環状中心に表示装置の表示部が配置された表示装置に関するものである。
【解決手段】
床面上で複数のサテライト4が環状または無端状に配置され、該サテライトに隣接して配置される表示装置1において、該表示装置1の表示体10は、前記環状または無端状に配置されたサテライト4の中心上方にて、上下方向軸を中心として回転駆動される表示装置である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、床面上で環状に配置された複数のサテライトの環状中心に表示装置の表示部が配置された表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
環状に配列された複数のサテライトに隣接して表示装置が配置されているゲーム機は、特許文献1および特許文献2に開示されている。
【0003】
この特許文献1および特許文献2記載のゲーム機では、表示部および操作部を有するサテライトが4個ずつ対向して8個配置され、対向するサテライト群のいずれか一方の端部にゲーム全体を表示する表示装置たるスクリーンが鉛直面に沿って立設されていた。
【0004】
【特許文献1】実開平5−29575号公報
【特許文献2】特開平9−122352号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した特許文献1および特許文献2記載のゲーム機においては、スクリーンがサテライトの一方に偏し側方に向い配置されているため、スクリーンの近くのサテライトに対峙しているプレーヤは、正面より側方に顔を向けなければ、スクリーン上の画像をはっきりと見ることができない。
【0006】
本発明は、このような不具合を解消した表示装置の改良に係り、サテライトに対峙したプレーヤまたは操作者やその付近の傍観者が、どのサテライトに対峙しまたはその付近に居ても、表示装置の表示画面に対し正対して容易に見ることができる表示装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、床面上で複数のサテライトが環状または無端状に配置され、該サテライトに隣接して配置される表示装置において、該表示装置の表示体には、発光素子が表示体の母線方向に沿って多数配設され、前記環状または無端状に配置されたサテライトの中心上方にて、上下方向軸を中心として回転駆動されることを特徴とする表示装置である。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記表示装置の表示体の外側部が画く回転面の外側に隣接して、該回転面と相似の形状のカバーが固定して配置されたことを特徴とする請求項1記載の表示装置である。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記表示体は、前記カバーと相似の形状の回転面に形成されたことを特徴とする請求項2記載の表示装置である。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記表示体および前記カバーは、上方より吊下されたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の表示装置である。
【0011】
請求項5記載の発明は、前記表示装置のカバーは、前記表示体の表示画面を見る所定位置の観察者の目から略等距離に位置するように形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか記載の表示装置である。
【0012】
請求項6記載の発明は、前記表示装置のカバーの径は、上部で大きくそれより下方の部分では、下方に進むにつれて次第に小さく、前記カバーの径の変化の度合いは、上部で著しく大きく、下方に進むにつれて次第に小さな龍巻状に形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか記載の表示装置である。
【0013】
請求項7記載の発明は、前記表示体の外側部には、回転軸を含む平面に沿って多数のLEDが間隔を存して配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項6いずれか記載の表示装置である。
【0014】
請求項8記載の発明は、前記表示体はLEDが付設された部分を除いて濃厚色に色付けされたことを特徴とする請求項7記載の表示装置である。
【0015】
請求項9記載の発明は、前記LEDの点滅を制御するLED制御基盤は、前記回転表示部に配設されたことを特徴とする請求項7または請求項8記載の表示装置である。
【0016】
請求項10記載の発明は、環状に配置されたサテライトの中心にゲーム機本体またはゲーム全体の進行状況を表示するゲーム進行状況表示装置が配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項9いずれか記載のゲーム機の表示装置である。
【発明の効果】
【0017】
請求項1記載の発明では、どのサテライトに対峙しまたはその付近にいる表示体観察者でも、表示装置の表示体に表示された画面を正面で楽に見ることができる。
【0018】
請求項2記載の発明では、表示体の回転に伴なう風切る音を遮断し、その騒音レベルを低下させることができるとともに、表示体を保護することができる。
【0019】
請求項3記載の発明では、表示体表示画面を見る観察者の目に達する表示体の表示画面の映像をカバーによって乱されること正確に見ることができる。
【0020】
請求項4記載の発明では、表示体およびカバーに邪魔されずに、必要な機器を表示体およびカバーの下方に配置することができる。
【0021】
請求項5記載の発明では、表示体の表示画面を見る観察者が、遠近差による表示画面の歪なしに正確に表示画面を視認することができる。
【0022】
請求項6記載の発明では、請求項5記載の発明の機能を達成することができる。
【0023】
請求項7記載の発明では、カバー上に動的画像を鮮明に表示することができる。
【0024】
請求項8記載の発明では、LEDで表示された画像と他とのコントラストを鮮やかに表示することができる。
【0025】
請求項9記載の発明では、回転表示体の外部固定部分からスリップリングを介して回転表示体内のLEDに信号を送る信号線の数を減少させて、コストダウンと信頼性向上とを図ることができる。
【0026】
請求項10記載の発明では、各サテライトに対峙するプレーヤがゲーム機本体に表示されたゲームの全体的情報やゲーム全体の進行状況をサテライトの位置に関係なく平等に視認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、図1ないし図10に図示された本発明の一実施形態について説明する。
【0028】
本発明の表示装置10は、図1および図2に図示されるビンゴ遊戯機1に付設されるもので、ビンゴ遊戯機1の中央には、鉛直軸を中心に一方向へ回転可能にターンテーブル2が配設され、このターンテーブル2には、番号がそれぞれ付された多数の孔(図示されず)が形成されており、ターンテーブル2の上面の外周縁近くで、ターンテーブル2の回転方向と逆方向へ図示されないボールが放出され、該ボールがターンテーブル2の上面を転がりながらいずれかの孔に入ることにより、番号が選別されるようになっている。
【0029】
ターンテーブル2の外周を囲んで円環を4分割した扇形状の水平板3が張設され、この各水平板3上には、2個のサテライトユニット4、全体で8個のサテライトユニット4が周方向に亘り略等間隔に配設され、このサテライトユニット4には、それぞれ操作部5が配設され、操作部5よりターンテーブル2寄りに表示部6が付設され、各操作部5の右側にメダル投入受け具7と、メダル投入受け具7から水平板3の外周縁寄りにメダル払い出し箱8とがそれぞれ設けられ、サテライトユニット4の表示部6には、5行・5列に番号が無作為に付されたマスが配列された状態が表示されており、ターンテーブル2で選別された番号がマス上の番号と一致したとき、そのマスが点灯表示され、点灯表示されたマスが縦、横、対角線上に配列された場合には、ビンゴとなって所定枚数のメダルのいずれかがメダル払い出し箱に払い出されるようになっている。
【0030】
ターンテーブル2、水平板3およびサテライトユニット4を跨ぐように支持体9が架設され、この支持体9の上部中央から下方へ表示部10が垂設されている。
【0031】
図3ないし図8に図示の表示装置10を上方から吊り下げて支持する支持体9は、図9および図10に図示するように、水平部分の一方の端部を下方に弯曲した2対のメインパイプ51を所定間隔毎に多数の連結パイプ52で相互に一体に結合してなる左右1対の支持枠体50と、該左方の支持枠体50の水平端部に固着された水平継手53と、前記右方の支持枠体50の水平端部に固着された図7に図示の水平継手54と、図7に図示するように、両水平継手53、54を相互に結合・分離可能に結合するボルトナット55と、前記水平継手53、54にそれぞれ一体に架設された支持部材56、57と、メインパイプ51に設けられた化粧板取り付け部片58と、この化粧板取り付け部片58に着脱自在に装着される図1に図示の化粧板59とよりなっている。
【0032】
表示装置10の基枠11は、図3、図4、図6、図7および図8に図示されるように、金属製角パイプを立体的に組立て、端部を溶接でもって一体に結合することにより構成され、基枠11の左右方向に指向する上部水平杆12の水平突出部12aの外側面に、図6、図7に図示のように、アングル片13が一体に装着され、アングル片13の水平部片13aの下面に当て金14が装着され、支持部材56、57に連結片15が装着され、アングル片13の水平部片13aおよび当て金14を貫通した調整ボルト16が連結片15に螺着されており、前後左右4個の調整ボルト16の螺回により、基枠11の水平面に対する水平度が調整されるようになっている。
【0033】
基枠11の水平杆17は、図4および図8に図示されるように、左右方向に指向した上部水平杆12に対し直角方向に指向し、その外側に連結片18(図8参照)を介してアングル状部材19が一体に装着されている。
【0034】
水平杆17よりさらに下方の左右下部水平杆20に、図4、図6、図7および図8に図示されるように、基板21が架設され、基板21にモータ22と回転支持体23とが据え付けられている。
【0035】
図6および図7に図示されるように、回転支持体23は、基板21を上方から下方へ貫通し、この基板21に一体に固定された枢支管24と、該枢支管24の上下部にボールベアリング25を介して枢支された回転軸26と、枢支管24の外周に遊嵌されるとともに、下端でナット27により回転軸26に一体に結合された回転筒体28とよりなり、図6に図示されるように、モータ22の回転軸22aに駆動プーリ29が嵌着されるとともに、回転軸26に従動プーリ30が嵌装され、駆動プーリ29と従動プーリ30とに無端ベルト31が架渡されており、モータ22が稼動状態となって回転軸22aが回転すると、駆動プーリ29、無端ベルト31および従動プーリ30を介して回転軸26が一方向へ回転駆動されるようになっている。
【0036】
回転筒体28の上部と下部とに、中央に孔の開いた連結円板32と連結円板33との内周部が一体に固着され、連結円板32の外周部に回転表示殻体34のリング状上部回転表示殻体35の下方内周部35aが一体に結合され、このリング状上部回転表示殻体35の下方内周部35aにリング状中部回転表示殻体36の上方外周部36aが一体に結合され、リング状中部回転表示殻体36の下方内周部36bが連結円板33の外周部に一体に固着され、このリング状中部回転表示殻体36の下方内周部36bにリング状下部回転表示殻体37の上方外周部37aが一体に結合され、これらリング状上部回転表示殻体35、リング状中部回転表示殻体36、リング状下部回転表示殻体37とで、龍巻状の回転表示殻体34が構成され、この回転表示殻体34は上部の径が大きく、下方に進むにつれて減少し、この径の減少の度合いは、上部では急激に下方に進むにつれて次第に緩やかな形状になっている。
【0037】
図5に図示されるように、回転表示殻体34の母線に沿った形状に形成された4本のLED支持部材38が、回転表示殻体34の母線方向に指向し周方向へ等間隔に連結円板32、33に装着され、図6に図示されるように4本のLED支持部材38に回転表示殻体34の母線方向すなわちLED支持部材38の長手方向に亘り、複数のLED39が所要間隔毎に配置されている。
【0038】
図6に図示されるように、連結円板32に取り付け片40が装着され、基枠11の下部水平杆20に、円板の外周部に周方向に亘って多数の切り欠きを形成した、アクチエータ43が一体に装着され、アクチエータ43にホームポジションセンサ41と旋回角度センサ42とが隣接するように、取り付け片40にホームポジションセンサ41と旋回角度センサ42が取り付けられており、回転表示殻体34が1回転したときのホームポジションと回転表示殻体34の回転角度とが、ホームポジションセンサ41と旋回角度センサ42とで検出されるようになっている。
【0039】
このホームポジションセンサ41と旋回角度センサ42により、回転表示殻体34の回転速度と無関係に所定の回転角度位置にLED39による表示をタイミング良く表示させて、表示画像にブレを生じさせることなく、残像を明瞭に表示することができる。
【0040】
回転筒体28、連結円板32、33、回転表示殻体34およびLED支持部材38のいずれかに、多数のLED39を個別にかつ順次点滅制御する図示されないLED制御基盤が設置され、このLED制御基盤に接続される図示されない通信線は、ロータリコネクター44を介してビンゴ遊戯機1の制御装置(図示されず)に接続されている。
【0041】
図5ないし図8に図示されるように、リング状上部回転表示殻体35、リング状中部回転表示殻体36、リング状中部回転表示殻体37を相互に一体に結合してなる回転表示殻体34に対し所定の大きな寸法で略相似形に拡大した半割り状(図5に図示)のカバー45が形成され、該カバー45の上部8個所に取り付け部45aが形成され、この取り付け部45aがアングル状部材19の先端に当てがわれ、アングル状の装着片46を介してアングル状部材19の先端に取り付け部45aが一体に固着され、カバー45の下端に下端カバー47が一体に装着されている。
【0042】
LED支持部材38に隣接している回転表示殻体34の一部34aのみ透明で、他の部分は、色の濃い黒等の色彩に着色されており、カバー45は透明また乳白色の如き半透明に形成されている。
【0043】
ビンゴ遊戯機1では、ターンテーブル2の下方にビンゴゲームを制御するとともに、ゲームの進行に対応して、表示装置10の多数のLED39を逐時点滅制御するLED点滅制御基盤(図示されず)が回転表示殻体34に内蔵されており、表示装置10に所要の画像が表示されるようになっている。
【0044】
図1ないし図10に図示の実施形態では、ビンゴ遊戯機1が稼動状態になると、モータ22が動作して、回転表示殻体34がLED支持部材38とともに一方向へ回転駆動される。
【0045】
回転表示殻体34は、モータ22によって、毎分220回転され、回転表示殻体34には4本のLED支持部材38が付設され、このLED支持部材38の長手方向に多数のLED39が付設され、各LED39は、それぞれ回転表示装置10に設けられている図示されないLED点滅制御装置により次々に点滅されるため、LED39で点滅表示される画像をカバー45を通してプレーヤは見ることができる。
【0046】
また、LED支持部材38およびLED39は、リング状上部回転表示殻体35、リング状中部回転表示殻体36、およびリング状下部回転表示殻体37なる回転表示殻体34で被覆されているため、LED支持部材38およびLED39が回転表示殻体34とともに回転駆動されても、回転表示殻体34内の空気は、回転表示殻体34とともに回転して、LED支持部材38およびLED39は回転表示殻体34内の空気に対し相対的に回転しない結果、LED支持部材38およびLED39の回転に伴なう風切り音の発生が抑制されるとともに、モータ22の動力損失が節減される。
【0047】
回転表示殻体34は毎分200回転し、かつLED支持部材38は周方向に亘って4本配設され、かつLED支持部材38に隣接している回転表示殻体34の一部34aのみが透明で他の部分が、色の濃い黒等の色彩に着色されているため、LED39で表示される表示画像は鮮明である。
【0048】
なお、回転表示殻体34の回転数を増大し、LED支持部材38の本数を増せば、LED39で表示される表示画像の鮮明度をさらに向上させることができる。
【0049】
LED39を点滅制御する図示されないLED点滅基盤を回転表示殻体34に内蔵し、この回転表示殻体34と外部のビンゴ遊戯機1の図示されない制御装置とをロータリコネクター44を介して相互に接続しているため、外部のビンゴ遊戯機1の制御装置と回転表示殻体34に内蔵されたLED点滅制御基盤とを接続する信号線の本数とスリップリングとを節減できる結果、故障防止とコストダウンとを達成することができる。
【0050】
図1ないし図10に図示の実施形態では、サテライトユニット4に対峙したプレーヤに対し、表示装置10の回転表示殻体34が略等距離となるように、龍巻状に形成したが、図11に図示するように、ビンゴ遊戯機1の外周上部に観客席設置部分48を設けた場合には、回転表示体49の外周面が観客席から等距離となるように、鼓状に回転表示体49を形成してもよい。
【0051】
また、図1ないし図11に図示の実施形態では、回転表示殻体34は支持体9から下方へ吊下されているが、図12に図示するように、支持体60の上方に回転表示体61を回転自在に支持するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の表示装置10を具備したビンゴ遊戯機1の全体斜視図である。
【図2】図1の要部拡大斜視図である。
【図3】本発明の表示装置10の斜視図である。
【図4】本発明の表示装置10を斜上方から見た斜視図である。
【図5】本発明の表示装置10を分解した分解斜視図である。
【図6】図8のVI−VI線に沿って裁断した断面図である。
【図7】図8のVII−VII線に沿って裁断した断面図である。
【図8】本発明の表示装置10の平面図である。
【図9】本発明の表示装置10を支持する支持体9の要部側面図である。
【図10】図9のX−X矢視図である。
【図11】本発明の他の実施形態の全体斜視図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態の全体斜視図である。
【符号の説明】
【0053】
1…ビンゴ遊戯機、2…ターンテーブル、3…水平板、4…サテライトユニット、5…操作部、6…表示部、7…メダル投入受け具、8…メダル払い出し箱、9…支持体、
10…表示装置、11…基枠、12…上部水平杆、13…アングル片、14…当て金、15…連結片、16…調整ボルト、17…水平杆、18…連結片、19…アングル状部材、
20…下部水平杆、21…基板、22…モータ、23…回転支持体、24…枢支管、25…ボールベアリング、26…回転軸、27…ナット、28…回転筒体、29…駆動プーリ、
30…従動プーリ、31…無端ベルト、32…連結円板、33…連結円板、34…回転表示殻体、35…リング状上部回転表示殻体、36…リング状中部回転表示殻体、37…リング状下部回転表示殻体、38…LED支持部材、39…LED、40…取り付け片、41…ホームポジションセンサ、42…旋回角度センサ、43…アクチエータ、44…ロータリコネクター、45…カバー、46…装着片、47…下端カバー、48…観客席設置部分、49…回転表示体、50…支持枠体、51…メインパイプ、52…連結パイプ、53…水平継手、54…水平継手、55…ボルトナット、56…支持部材、57…支持部材、58…化粧板取り付け部片、59…化粧板、60…支持体、61…回転表示体。
【技術分野】
【0001】
本発明は、床面上で環状に配置された複数のサテライトの環状中心に表示装置の表示部が配置された表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
環状に配列された複数のサテライトに隣接して表示装置が配置されているゲーム機は、特許文献1および特許文献2に開示されている。
【0003】
この特許文献1および特許文献2記載のゲーム機では、表示部および操作部を有するサテライトが4個ずつ対向して8個配置され、対向するサテライト群のいずれか一方の端部にゲーム全体を表示する表示装置たるスクリーンが鉛直面に沿って立設されていた。
【0004】
【特許文献1】実開平5−29575号公報
【特許文献2】特開平9−122352号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した特許文献1および特許文献2記載のゲーム機においては、スクリーンがサテライトの一方に偏し側方に向い配置されているため、スクリーンの近くのサテライトに対峙しているプレーヤは、正面より側方に顔を向けなければ、スクリーン上の画像をはっきりと見ることができない。
【0006】
本発明は、このような不具合を解消した表示装置の改良に係り、サテライトに対峙したプレーヤまたは操作者やその付近の傍観者が、どのサテライトに対峙しまたはその付近に居ても、表示装置の表示画面に対し正対して容易に見ることができる表示装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、床面上で複数のサテライトが環状または無端状に配置され、該サテライトに隣接して配置される表示装置において、該表示装置の表示体には、発光素子が表示体の母線方向に沿って多数配設され、前記環状または無端状に配置されたサテライトの中心上方にて、上下方向軸を中心として回転駆動されることを特徴とする表示装置である。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記表示装置の表示体の外側部が画く回転面の外側に隣接して、該回転面と相似の形状のカバーが固定して配置されたことを特徴とする請求項1記載の表示装置である。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記表示体は、前記カバーと相似の形状の回転面に形成されたことを特徴とする請求項2記載の表示装置である。
【0010】
請求項4記載の発明は、前記表示体および前記カバーは、上方より吊下されたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の表示装置である。
【0011】
請求項5記載の発明は、前記表示装置のカバーは、前記表示体の表示画面を見る所定位置の観察者の目から略等距離に位置するように形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか記載の表示装置である。
【0012】
請求項6記載の発明は、前記表示装置のカバーの径は、上部で大きくそれより下方の部分では、下方に進むにつれて次第に小さく、前記カバーの径の変化の度合いは、上部で著しく大きく、下方に進むにつれて次第に小さな龍巻状に形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか記載の表示装置である。
【0013】
請求項7記載の発明は、前記表示体の外側部には、回転軸を含む平面に沿って多数のLEDが間隔を存して配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項6いずれか記載の表示装置である。
【0014】
請求項8記載の発明は、前記表示体はLEDが付設された部分を除いて濃厚色に色付けされたことを特徴とする請求項7記載の表示装置である。
【0015】
請求項9記載の発明は、前記LEDの点滅を制御するLED制御基盤は、前記回転表示部に配設されたことを特徴とする請求項7または請求項8記載の表示装置である。
【0016】
請求項10記載の発明は、環状に配置されたサテライトの中心にゲーム機本体またはゲーム全体の進行状況を表示するゲーム進行状況表示装置が配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項9いずれか記載のゲーム機の表示装置である。
【発明の効果】
【0017】
請求項1記載の発明では、どのサテライトに対峙しまたはその付近にいる表示体観察者でも、表示装置の表示体に表示された画面を正面で楽に見ることができる。
【0018】
請求項2記載の発明では、表示体の回転に伴なう風切る音を遮断し、その騒音レベルを低下させることができるとともに、表示体を保護することができる。
【0019】
請求項3記載の発明では、表示体表示画面を見る観察者の目に達する表示体の表示画面の映像をカバーによって乱されること正確に見ることができる。
【0020】
請求項4記載の発明では、表示体およびカバーに邪魔されずに、必要な機器を表示体およびカバーの下方に配置することができる。
【0021】
請求項5記載の発明では、表示体の表示画面を見る観察者が、遠近差による表示画面の歪なしに正確に表示画面を視認することができる。
【0022】
請求項6記載の発明では、請求項5記載の発明の機能を達成することができる。
【0023】
請求項7記載の発明では、カバー上に動的画像を鮮明に表示することができる。
【0024】
請求項8記載の発明では、LEDで表示された画像と他とのコントラストを鮮やかに表示することができる。
【0025】
請求項9記載の発明では、回転表示体の外部固定部分からスリップリングを介して回転表示体内のLEDに信号を送る信号線の数を減少させて、コストダウンと信頼性向上とを図ることができる。
【0026】
請求項10記載の発明では、各サテライトに対峙するプレーヤがゲーム機本体に表示されたゲームの全体的情報やゲーム全体の進行状況をサテライトの位置に関係なく平等に視認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、図1ないし図10に図示された本発明の一実施形態について説明する。
【0028】
本発明の表示装置10は、図1および図2に図示されるビンゴ遊戯機1に付設されるもので、ビンゴ遊戯機1の中央には、鉛直軸を中心に一方向へ回転可能にターンテーブル2が配設され、このターンテーブル2には、番号がそれぞれ付された多数の孔(図示されず)が形成されており、ターンテーブル2の上面の外周縁近くで、ターンテーブル2の回転方向と逆方向へ図示されないボールが放出され、該ボールがターンテーブル2の上面を転がりながらいずれかの孔に入ることにより、番号が選別されるようになっている。
【0029】
ターンテーブル2の外周を囲んで円環を4分割した扇形状の水平板3が張設され、この各水平板3上には、2個のサテライトユニット4、全体で8個のサテライトユニット4が周方向に亘り略等間隔に配設され、このサテライトユニット4には、それぞれ操作部5が配設され、操作部5よりターンテーブル2寄りに表示部6が付設され、各操作部5の右側にメダル投入受け具7と、メダル投入受け具7から水平板3の外周縁寄りにメダル払い出し箱8とがそれぞれ設けられ、サテライトユニット4の表示部6には、5行・5列に番号が無作為に付されたマスが配列された状態が表示されており、ターンテーブル2で選別された番号がマス上の番号と一致したとき、そのマスが点灯表示され、点灯表示されたマスが縦、横、対角線上に配列された場合には、ビンゴとなって所定枚数のメダルのいずれかがメダル払い出し箱に払い出されるようになっている。
【0030】
ターンテーブル2、水平板3およびサテライトユニット4を跨ぐように支持体9が架設され、この支持体9の上部中央から下方へ表示部10が垂設されている。
【0031】
図3ないし図8に図示の表示装置10を上方から吊り下げて支持する支持体9は、図9および図10に図示するように、水平部分の一方の端部を下方に弯曲した2対のメインパイプ51を所定間隔毎に多数の連結パイプ52で相互に一体に結合してなる左右1対の支持枠体50と、該左方の支持枠体50の水平端部に固着された水平継手53と、前記右方の支持枠体50の水平端部に固着された図7に図示の水平継手54と、図7に図示するように、両水平継手53、54を相互に結合・分離可能に結合するボルトナット55と、前記水平継手53、54にそれぞれ一体に架設された支持部材56、57と、メインパイプ51に設けられた化粧板取り付け部片58と、この化粧板取り付け部片58に着脱自在に装着される図1に図示の化粧板59とよりなっている。
【0032】
表示装置10の基枠11は、図3、図4、図6、図7および図8に図示されるように、金属製角パイプを立体的に組立て、端部を溶接でもって一体に結合することにより構成され、基枠11の左右方向に指向する上部水平杆12の水平突出部12aの外側面に、図6、図7に図示のように、アングル片13が一体に装着され、アングル片13の水平部片13aの下面に当て金14が装着され、支持部材56、57に連結片15が装着され、アングル片13の水平部片13aおよび当て金14を貫通した調整ボルト16が連結片15に螺着されており、前後左右4個の調整ボルト16の螺回により、基枠11の水平面に対する水平度が調整されるようになっている。
【0033】
基枠11の水平杆17は、図4および図8に図示されるように、左右方向に指向した上部水平杆12に対し直角方向に指向し、その外側に連結片18(図8参照)を介してアングル状部材19が一体に装着されている。
【0034】
水平杆17よりさらに下方の左右下部水平杆20に、図4、図6、図7および図8に図示されるように、基板21が架設され、基板21にモータ22と回転支持体23とが据え付けられている。
【0035】
図6および図7に図示されるように、回転支持体23は、基板21を上方から下方へ貫通し、この基板21に一体に固定された枢支管24と、該枢支管24の上下部にボールベアリング25を介して枢支された回転軸26と、枢支管24の外周に遊嵌されるとともに、下端でナット27により回転軸26に一体に結合された回転筒体28とよりなり、図6に図示されるように、モータ22の回転軸22aに駆動プーリ29が嵌着されるとともに、回転軸26に従動プーリ30が嵌装され、駆動プーリ29と従動プーリ30とに無端ベルト31が架渡されており、モータ22が稼動状態となって回転軸22aが回転すると、駆動プーリ29、無端ベルト31および従動プーリ30を介して回転軸26が一方向へ回転駆動されるようになっている。
【0036】
回転筒体28の上部と下部とに、中央に孔の開いた連結円板32と連結円板33との内周部が一体に固着され、連結円板32の外周部に回転表示殻体34のリング状上部回転表示殻体35の下方内周部35aが一体に結合され、このリング状上部回転表示殻体35の下方内周部35aにリング状中部回転表示殻体36の上方外周部36aが一体に結合され、リング状中部回転表示殻体36の下方内周部36bが連結円板33の外周部に一体に固着され、このリング状中部回転表示殻体36の下方内周部36bにリング状下部回転表示殻体37の上方外周部37aが一体に結合され、これらリング状上部回転表示殻体35、リング状中部回転表示殻体36、リング状下部回転表示殻体37とで、龍巻状の回転表示殻体34が構成され、この回転表示殻体34は上部の径が大きく、下方に進むにつれて減少し、この径の減少の度合いは、上部では急激に下方に進むにつれて次第に緩やかな形状になっている。
【0037】
図5に図示されるように、回転表示殻体34の母線に沿った形状に形成された4本のLED支持部材38が、回転表示殻体34の母線方向に指向し周方向へ等間隔に連結円板32、33に装着され、図6に図示されるように4本のLED支持部材38に回転表示殻体34の母線方向すなわちLED支持部材38の長手方向に亘り、複数のLED39が所要間隔毎に配置されている。
【0038】
図6に図示されるように、連結円板32に取り付け片40が装着され、基枠11の下部水平杆20に、円板の外周部に周方向に亘って多数の切り欠きを形成した、アクチエータ43が一体に装着され、アクチエータ43にホームポジションセンサ41と旋回角度センサ42とが隣接するように、取り付け片40にホームポジションセンサ41と旋回角度センサ42が取り付けられており、回転表示殻体34が1回転したときのホームポジションと回転表示殻体34の回転角度とが、ホームポジションセンサ41と旋回角度センサ42とで検出されるようになっている。
【0039】
このホームポジションセンサ41と旋回角度センサ42により、回転表示殻体34の回転速度と無関係に所定の回転角度位置にLED39による表示をタイミング良く表示させて、表示画像にブレを生じさせることなく、残像を明瞭に表示することができる。
【0040】
回転筒体28、連結円板32、33、回転表示殻体34およびLED支持部材38のいずれかに、多数のLED39を個別にかつ順次点滅制御する図示されないLED制御基盤が設置され、このLED制御基盤に接続される図示されない通信線は、ロータリコネクター44を介してビンゴ遊戯機1の制御装置(図示されず)に接続されている。
【0041】
図5ないし図8に図示されるように、リング状上部回転表示殻体35、リング状中部回転表示殻体36、リング状中部回転表示殻体37を相互に一体に結合してなる回転表示殻体34に対し所定の大きな寸法で略相似形に拡大した半割り状(図5に図示)のカバー45が形成され、該カバー45の上部8個所に取り付け部45aが形成され、この取り付け部45aがアングル状部材19の先端に当てがわれ、アングル状の装着片46を介してアングル状部材19の先端に取り付け部45aが一体に固着され、カバー45の下端に下端カバー47が一体に装着されている。
【0042】
LED支持部材38に隣接している回転表示殻体34の一部34aのみ透明で、他の部分は、色の濃い黒等の色彩に着色されており、カバー45は透明また乳白色の如き半透明に形成されている。
【0043】
ビンゴ遊戯機1では、ターンテーブル2の下方にビンゴゲームを制御するとともに、ゲームの進行に対応して、表示装置10の多数のLED39を逐時点滅制御するLED点滅制御基盤(図示されず)が回転表示殻体34に内蔵されており、表示装置10に所要の画像が表示されるようになっている。
【0044】
図1ないし図10に図示の実施形態では、ビンゴ遊戯機1が稼動状態になると、モータ22が動作して、回転表示殻体34がLED支持部材38とともに一方向へ回転駆動される。
【0045】
回転表示殻体34は、モータ22によって、毎分220回転され、回転表示殻体34には4本のLED支持部材38が付設され、このLED支持部材38の長手方向に多数のLED39が付設され、各LED39は、それぞれ回転表示装置10に設けられている図示されないLED点滅制御装置により次々に点滅されるため、LED39で点滅表示される画像をカバー45を通してプレーヤは見ることができる。
【0046】
また、LED支持部材38およびLED39は、リング状上部回転表示殻体35、リング状中部回転表示殻体36、およびリング状下部回転表示殻体37なる回転表示殻体34で被覆されているため、LED支持部材38およびLED39が回転表示殻体34とともに回転駆動されても、回転表示殻体34内の空気は、回転表示殻体34とともに回転して、LED支持部材38およびLED39は回転表示殻体34内の空気に対し相対的に回転しない結果、LED支持部材38およびLED39の回転に伴なう風切り音の発生が抑制されるとともに、モータ22の動力損失が節減される。
【0047】
回転表示殻体34は毎分200回転し、かつLED支持部材38は周方向に亘って4本配設され、かつLED支持部材38に隣接している回転表示殻体34の一部34aのみが透明で他の部分が、色の濃い黒等の色彩に着色されているため、LED39で表示される表示画像は鮮明である。
【0048】
なお、回転表示殻体34の回転数を増大し、LED支持部材38の本数を増せば、LED39で表示される表示画像の鮮明度をさらに向上させることができる。
【0049】
LED39を点滅制御する図示されないLED点滅基盤を回転表示殻体34に内蔵し、この回転表示殻体34と外部のビンゴ遊戯機1の図示されない制御装置とをロータリコネクター44を介して相互に接続しているため、外部のビンゴ遊戯機1の制御装置と回転表示殻体34に内蔵されたLED点滅制御基盤とを接続する信号線の本数とスリップリングとを節減できる結果、故障防止とコストダウンとを達成することができる。
【0050】
図1ないし図10に図示の実施形態では、サテライトユニット4に対峙したプレーヤに対し、表示装置10の回転表示殻体34が略等距離となるように、龍巻状に形成したが、図11に図示するように、ビンゴ遊戯機1の外周上部に観客席設置部分48を設けた場合には、回転表示体49の外周面が観客席から等距離となるように、鼓状に回転表示体49を形成してもよい。
【0051】
また、図1ないし図11に図示の実施形態では、回転表示殻体34は支持体9から下方へ吊下されているが、図12に図示するように、支持体60の上方に回転表示体61を回転自在に支持するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の表示装置10を具備したビンゴ遊戯機1の全体斜視図である。
【図2】図1の要部拡大斜視図である。
【図3】本発明の表示装置10の斜視図である。
【図4】本発明の表示装置10を斜上方から見た斜視図である。
【図5】本発明の表示装置10を分解した分解斜視図である。
【図6】図8のVI−VI線に沿って裁断した断面図である。
【図7】図8のVII−VII線に沿って裁断した断面図である。
【図8】本発明の表示装置10の平面図である。
【図9】本発明の表示装置10を支持する支持体9の要部側面図である。
【図10】図9のX−X矢視図である。
【図11】本発明の他の実施形態の全体斜視図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態の全体斜視図である。
【符号の説明】
【0053】
1…ビンゴ遊戯機、2…ターンテーブル、3…水平板、4…サテライトユニット、5…操作部、6…表示部、7…メダル投入受け具、8…メダル払い出し箱、9…支持体、
10…表示装置、11…基枠、12…上部水平杆、13…アングル片、14…当て金、15…連結片、16…調整ボルト、17…水平杆、18…連結片、19…アングル状部材、
20…下部水平杆、21…基板、22…モータ、23…回転支持体、24…枢支管、25…ボールベアリング、26…回転軸、27…ナット、28…回転筒体、29…駆動プーリ、
30…従動プーリ、31…無端ベルト、32…連結円板、33…連結円板、34…回転表示殻体、35…リング状上部回転表示殻体、36…リング状中部回転表示殻体、37…リング状下部回転表示殻体、38…LED支持部材、39…LED、40…取り付け片、41…ホームポジションセンサ、42…旋回角度センサ、43…アクチエータ、44…ロータリコネクター、45…カバー、46…装着片、47…下端カバー、48…観客席設置部分、49…回転表示体、50…支持枠体、51…メインパイプ、52…連結パイプ、53…水平継手、54…水平継手、55…ボルトナット、56…支持部材、57…支持部材、58…化粧板取り付け部片、59…化粧板、60…支持体、61…回転表示体。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面上で複数のサテライトが環状または無端状に配置され、該サテライトに隣接して配置される表示装置において、
該表示装置の表示体には、発光素子が表示体の母線方向に沿って多数配設され、前記環状または無端状に配置されたサテライトの中心上方にて、上下方向軸を中心として回転駆動されることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示装置の表示体の外側部が画く回転面の外側に隣接して、該回転面と相似の形状のカバーが固定して配置されたことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記表示体は、前記カバーと相似の形状の回転面に形成されたことを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示体および前記カバーは、上方より吊下されたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示装置のカバーは、前記表示体の表示画面を見る所定位置の観察者の目から略等距離に位置するように形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示装置のカバーの径は、上部で大きくそれより下方の部分では、下方に進むにつれて次第に小さく、前記カバーの径の変化の度合いは、上部で著しく大きく、下方に進むにつれて次第に小さな龍巻状に形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか記載の表示装置。
【請求項7】
前記表示体の外側部には、回転軸を含む平面に沿って多数のLEDが間隔を存して配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項6いずれか記載の表示装置。
【請求項8】
前記カバーは濃厚色に色付けされたことを特徴とする請求項7記載の表示装置。
【請求項9】
前記LEDの点滅を制御するLED制御基盤は、前記回転表示部に配設されたことを特徴とする請求項7または請求項8記載の表示装置。
【請求項10】
環状に配置されたサテライトの中心にゲーム機本体またはゲーム全体の進行状況を表示するゲーム進行状況表示装置が配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項9いずれか記載のゲーム機の表示装置。
【請求項1】
床面上で複数のサテライトが環状または無端状に配置され、該サテライトに隣接して配置される表示装置において、
該表示装置の表示体には、発光素子が表示体の母線方向に沿って多数配設され、前記環状または無端状に配置されたサテライトの中心上方にて、上下方向軸を中心として回転駆動されることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記表示装置の表示体の外側部が画く回転面の外側に隣接して、該回転面と相似の形状のカバーが固定して配置されたことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記表示体は、前記カバーと相似の形状の回転面に形成されたことを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示体および前記カバーは、上方より吊下されたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示装置のカバーは、前記表示体の表示画面を見る所定位置の観察者の目から略等距離に位置するように形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示装置のカバーの径は、上部で大きくそれより下方の部分では、下方に進むにつれて次第に小さく、前記カバーの径の変化の度合いは、上部で著しく大きく、下方に進むにつれて次第に小さな龍巻状に形成されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか記載の表示装置。
【請求項7】
前記表示体の外側部には、回転軸を含む平面に沿って多数のLEDが間隔を存して配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項6いずれか記載の表示装置。
【請求項8】
前記カバーは濃厚色に色付けされたことを特徴とする請求項7記載の表示装置。
【請求項9】
前記LEDの点滅を制御するLED制御基盤は、前記回転表示部に配設されたことを特徴とする請求項7または請求項8記載の表示装置。
【請求項10】
環状に配置されたサテライトの中心にゲーム機本体またはゲーム全体の進行状況を表示するゲーム進行状況表示装置が配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項9いずれか記載のゲーム機の表示装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−68172(P2006−68172A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−253637(P2004−253637)
【出願日】平成16年8月31日(2004.8.31)
【出願人】(000132471)株式会社セガ (811)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年8月31日(2004.8.31)
【出願人】(000132471)株式会社セガ (811)
【Fターム(参考)】
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