表示装置
【課題】簡単な作業で壁掛け型と卓上型とを切り替えることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】支柱3Aを、水平面Hに対して傾斜した平面で上部支柱30と下部支柱40とに切断し、上部支柱30に対する下部支柱40の取付角度を可変とする。ねじ51を緩めることにより下部支柱40と上部支柱30との連結を緩め、下部支柱40を切断面50において上部支柱30の中心線CLの回りに回転させて上部支柱40に対する取付角度を変更したのち、下部支柱40をねじ51で上部支柱30に固定する。切断面50の水平面Hに対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構10による表示部2の最大傾斜角度)を満たす。初期状態で表示部2が水平面Hに対して最大傾斜角度に傾けられている場合に、卓上型から壁掛け型に変更したとき、表示部2が壁面に対して平行(傾斜角度0°)となる。
【解決手段】支柱3Aを、水平面Hに対して傾斜した平面で上部支柱30と下部支柱40とに切断し、上部支柱30に対する下部支柱40の取付角度を可変とする。ねじ51を緩めることにより下部支柱40と上部支柱30との連結を緩め、下部支柱40を切断面50において上部支柱30の中心線CLの回りに回転させて上部支柱40に対する取付角度を変更したのち、下部支柱40をねじ51で上部支柱30に固定する。切断面50の水平面Hに対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構10による表示部2の最大傾斜角度)を満たす。初期状態で表示部2が水平面Hに対して最大傾斜角度に傾けられている場合に、卓上型から壁掛け型に変更したとき、表示部2が壁面に対して平行(傾斜角度0°)となる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はテレビジョン装置などの表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、同じ構成部材で壁に掛けられ、かつ卓上に立てられる液晶表示器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3068198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来の液晶表示器では、壁掛け型から卓上型へ、またはその逆に変更する際に、ベースを分解して組み立て変える必要があり、作業が煩雑であるという問題があった。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡素な作業で壁掛け型と卓上型とを切り替えることが可能な表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による表示装置は、表示部と、支柱および基礎を有し前記表示部を支持する支持部とを備え、支柱は、水平面に対して垂直な方向に伸びる筒状の上部支柱と、水平面に対して傾斜した平面で上部支柱とは切断されており、切断面において上部支柱の中心線の回りに回転することにより上部支柱に対する取付角度が可変な筒状の下部支柱と、上部支柱の切断面とは反対側に設けられ、表示部の俯仰方向における傾斜角度を変更するチルト機構とを有し、切断面の水平面に対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構による表示部の最大傾斜角度)を満たすものである。
【0007】
本発明の表示装置では、下部支柱を切断面において上部支柱の中心線の回りに回転させて上部支柱に対する取付角度を変更することにより、壁掛け型と卓上型とが切り替え可能となる。また、切断面の水平面に対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構による表示部の最大傾斜角度)を満たすので、卓上型でチルト機構により表示部に傾斜角度θとされている場合、壁掛け型では表示部の傾斜角度は0°となる。よって、卓上型と壁掛け型とを切り替える際に、その都度チルト機構により表示部の傾斜角度を調整する必要がなくなる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の表示装置によれば、支柱を、水平面に対して傾斜した平面で上部支柱と下部支柱とに切断し、上部支柱に対する下部支柱の取付角度を可変とすると共に、切断面の水平面に対する傾斜角度αが、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構による表示部の最大傾斜角度)を満たすようにしたので、簡素な作業で壁掛け型と卓上型とを切り替えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表示装置の背面側から見た外観を表す斜視図である。
【図2】図1に示した表示装置の支持部を拡大して表す斜視図である。
【図3】図2に示した支柱の構成を表す断面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】図2に示したチルト機構による表示部の傾斜の一例を表す側面図である。
【図6】表示部の傾斜の他の例を表す側面図である。
【図7】図2に示した下部支柱の上部支柱に対する取付角度を変更した斜視図である。
【図8】図7に示した支柱の断面図である。
【図9】壁掛け型の場合の表示部の傾斜の一例を表す側面図である。
【図10】表示部の傾斜の他の例を表す側面図である。
【図11】図2に示した結合部材の構成を表す斜視図である。
【図12】図11のXII−XII線における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置(テレビジョン装置)を背面側から見た外観を表したものである。この表示装置1は、例えば、画像表示のための表示部2を、支持部3により支持した構成を有している。表示部2は、液晶,プラズマ,有機EL,無機EL,エレクトロデポジションもしくエレクトロクロミックなどの表示素子を用いた平板状の表示パネルである。支持部3は、結合部材4により表示部2の背面に取り付けられている。
【0012】
図2は、支持部3および結合部材4を拡大して表したものである。支持部3は、円筒状の支柱(ネック)3Aを有している。支柱3Aの一端(下端)は、平板状の基礎(ベース)3Bに固定されている。支持部3の他端(上端)には結合部材4が取り付けられている。
【0013】
図3および図4は、支柱3Aをその中心線CL3Aを含む平面で切断した断面構成を表したものである。支柱3Aは、例えば、上から順に、チルト機構10、スイーベル機構20、上部支柱30および下部支柱40を有している。上部支柱30と下部支柱40とは、切断面50で分断され、ねじ51により結合されている。
【0014】
チルト機構10は、上部支柱30の切断面50とは反対側に設けられ、表示部2の俯仰方向における傾斜角度を変更するものである。すなわち、この表示装置1では、チルト機構10により、図5に示したように表示部2を水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾けた初期状態S1から、矢印Atに示したように表示部2を前方に傾けて、図6に示したように表示部2が水平面Hに対して垂直(傾斜角度0°)な前傾状態S2にすることが可能となっている。チルト機構10による表示部2の最大傾斜角度θ(図5参照。)は、例えば6°程度であることが望ましい。なお、表示部2の傾斜角度は、最大傾斜角度θと0°との間で、2段階で切り替えるようにしてもよいし、無段階で調整可能であってもよい。
【0015】
チルト機構10は、例えば図4に示したように、上から順に、チルトプレート11と、二枚のL字形断面のチルトブラケット12および二枚のL字形断面のチルトベース13とを有している。チルトブラケット12の横方向の面はチルトプレート11に固定されている。チルトブラケット12の縦方向の面の間に、チルトベース13の縦方向の面が挟まれている。チルトブラケット12の縦方向の面およびチルトベース13の縦方向の面には、チルトワッシャ14およびウェーブワッシャ15を間にして、チルトシャフト16が貫通している。チルトベース13の横方向の面はスイーベル機構20の後述する上部スイーベルプレート21に連結されている。そのため、チルト機構10は、スイーベル機構20により表示部2と共に左右方向に回転可能となっている。
【0016】
スイーベル機構20は、上部支柱30とチルト機構10との間に設けられ、図1の矢印Asに示したように、表示部2の左右方向における回転角度を変更するものである。スイーベル機構20は、例えば、環状の上部スイーベルプレート21と、逆T字形断面の下部スイーベルプレート22とを、ワッシャ23を介してねじ24で固定した構成を有している。上部スイーベルプレート21は回転側の部品であり、下部スイーベルプレート22,ワッシャ23およびねじ24は固定側の部品である。上部スイーベルプレート21の回転量(表示部2のスイーベル回転角度)は、図4に示したように、下部スイーベルプレート22の上面に設けられたダボ22Aと、上部スイーベルプレート21の下面に設けられた円弧状の溝21Aとにより規定されている。下部スイーベルプレート22は、ねじ(図示せず)により上部支柱30に固定されている。また、下部スイーベルプレート22の下面には、上部支柱30の溝31との位置決めのためのダボ22Bが設けられている。
【0017】
上部支柱30は、水平面Hに対して垂直な方向に伸びる円筒状の部材であり、例えばアルミニウムダイキャストにより構成されている。上部支柱30には、ねじ51を通すためのねじ穴32が設けられている。
【0018】
下部支柱40は、上部支柱30と同様に、例えばアルミニウムダイキャストにより構成された円筒状の部材である。また、下部支柱40は、水平面Hに対して傾斜した平面である切断面50で上部支柱30とは切断されており、図7および図8に示したように、切断面50において上部支柱30の中心線CLの回りに回転することにより上部支柱30に対する取付角度が可変となっている。上部支柱30の中心線CLは、支柱3Aの中心線CL3Aと切断面50との交点を通り切断面50に垂直な直線である。なお、図8の切断面は、支柱3Aの直径を通る平面ではなく、支柱3Aの長手方向端面から見たときに中心角が180°よりも小さい扇形となっている。
【0019】
具体的には、下部支柱40は、図3および図4に示したように上部支柱30と下部支柱40とが一直線をなす第1位置P1と、図7および図8に示したように上部支柱30と下部支柱40とが切断面50で屈曲する第2位置P2との間で、上部支柱30の中心線CLの回りに回転するようになっている。
【0020】
下部支柱40が第1位置P1にある場合には、表示装置1は、図5および図6に示したように、基礎3Bを水平面Hに載置し、卓上型として設置可能である。一方、下部支柱40が第2位置P2にある場合には、表示装置1は、図9および図10に示したように、プーリ(図示せず)等の係止機構を用いて基礎3Bを鉛直面Vに取り付け、壁掛け型として利用可能である。これにより、支持部3は、表示部2を水平面Hに載置するためのスタンドと、表示部2を水平面Hに対して垂直な鉛直面Vに取り付けるための壁掛けブラケットとを兼ねる、いわゆる可変スタンドとして使用することが可能となっている。
【0021】
更に、図3および図8に示したように、切断面50の水平面Hに対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構10による表示部2の最大傾斜角度)を満たしている。例えば、表示部2の最大傾斜角度θが上述した6°である場合、切断面50の傾斜角度αは42°となる。これにより、この表示装置1では、簡素な作業で壁掛け型と卓上型とを切り替えることが可能となっている。
【0022】
すなわち、建築物の壁面は通常、床面(水平面H)とは垂直な鉛直面Vとなっているので、表示部2の水平面Hに対する傾斜角度が0°である場合には、切断面50の傾斜角度αを45°とすれば、壁掛け型とした場合に表示部2を壁面Vに対して平行とすることができる。しかしながら、図5に示したように初期状態S1として表示部2が水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾けられている場合には、切断面50の傾斜角度αを45°とすると、壁掛け型とした場合にも表示部2が後方に最大傾斜角度θ傾いた状態となる。そのため、表示部2が天井に向けて仰向いた状態となってしまうので、画面を視認しやすくするために、チルト機構10を用いて表示部2を鉛直面Vと平行または下向きに傾けるという追加の作業が必要となる。
【0023】
これに対して、上述したように切断面50の水平面Hに対する傾斜角度αを、α=45°−(θ/2)とすることにより、図5に示したように初期状態S1で表示部が水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾けられている場合に、卓上型から壁掛け型に変更すると、図9に示したように、表示部2の傾きが補正され、表示部2を鉛直面(壁面)Vに対して平行(傾斜角度0°)とすることが可能となる。壁掛け型から卓上型に戻す場合も同様である。よって、卓上型と壁掛け型とを切り替える際に、その都度チルト機構10を用いて表示部2の傾斜角度を調整する必要がなくなり、作業の簡素化により利便性が向上する。
【0024】
更に、表示部2の取付位置に応じて、図10に示したように表示部2を前方に最大傾斜角度−θ傾けて前傾状態S2とすることにより、画面をより視認しやすくすることも可能である。
【0025】
下部支柱40には、図3に示したように、上部支柱30のねじ穴32と整合する位置に、ねじ51を通すための凹部41および貫通孔42が設けられている。貫通孔42は、ねじ51の進入口近傍に、ねじ部42Aを有し、ねじ部42A以外の部分はフリーホール42Bとされている。これにより、下部支柱40の取付方向を変えるためにねじ51を緩めた場合に、ねじ51がねじ部42Aに係合した状態で貫通孔42内に保持される。よって、下部支柱40の取付方向を変えたのち直ちにねじ51をねじ穴32に留め直すことが可能となり、作業が更に簡素化される。また、ねじ51が貫通孔42から外れ落ちてしまうことがなくなり、ねじ51の脱落や紛失なども防止される。
【0026】
なお、下部支柱40の下端には、ボトムプレート43が、ねじ43Aにより取り付けられている。また、下部支柱40の下端には、基礎3Bとの仮固定用のダボ44が、倒れ防止のために設けられている。
【0027】
図3,図4および図8に示した支柱3Aの外面には、金属または樹脂よりなるチルトカバー61,中央部カバー62および下部カバー63が設けられている。チルトカバー61は、チルト機構10を収容している。中央部カバー62は、スイーベル機構20および上部支柱30を収容している。下部カバー63は、下部支柱40を被覆している。チルトカバー61には、表示部2を傾けた場合に中央部カバー62との干渉を防ぐための逃げ溝61Aが設けられている。
【0028】
図2に示した結合部材4は、表示部2および支持部3を連結するものである。結合部材4は、例えば図11および図12に示したように、表示部2に固定される固定部4Aと、支柱3Aの上端部が収容され固定される孔4Bとを有している。固定部4Aには、例えば3か所にねじ孔4A1が設けられている。孔4Bには、支柱3Aの上端面が、ねじ4B1等により固定される。孔4Bの両側には、必要に応じて、ケーブル70を保持するためのケーブル保持部4Cが設けられていてもよい。
【0029】
この表示装置1では、ねじ51を緩めることにより下部支柱40と上部支柱30との連結を緩め、下部支柱40を切断面50において上部支柱30の中心線CLの回りに回転させて上部支柱40に対する取付角度を変更したのち、下部支柱40をねじ51で上部支柱30に固定する。
【0030】
具体的には、下部支柱40を、図3および図4に示したように上部支柱30と下部支柱40とが一直線をなす第1位置P1にした場合には、表示装置1を、図5および図6に示したように、基礎3Bを水平面Hに載置し、卓上型として設置することが可能である。一方、下部支柱40を、図7および図8に示したように上部支柱30と下部支柱40とが切断面50で屈曲する第2位置P2にした場合には、表示装置1を、図9および図10に示したように、プーリ(図示せず)等の係止機構を用いて基礎3Bを鉛直面Vに取り付け、壁掛け型として利用することが可能である。このように、同一の支持部3を、表示部2を水平面Hに載置するためのスタンドと、表示部2を水平面Hに対して垂直な鉛直面Vに取り付けるための壁掛けブラケットとを兼ねる、いわゆる可変スタンドとして使用することが可能である。
【0031】
また、切断面50の水平面Hに対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構10による表示部2の最大傾斜角度)を満たすので、図5に示したように初期状態S1で表示部2が水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾けられている場合に、卓上型から壁掛け型に変更すると、図9に示したように、表示部2の傾きが補正され、表示部2が壁面Vに対して平行(傾斜角度0°)となる。逆に、図9に示したように、表示部2が壁面Vに対して平行(傾斜角度0°)となっている場合に、壁掛け型から卓上型に変更すると、図5に示したように表示部2が水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾いた初期状態S1となる。このように卓上型と壁掛け型とを切り替える際に、その都度チルト機構10を用いて表示部2の傾斜角度を調整する必要がなくなり、作業が簡素化され、利便性が向上する。
【0032】
このように本実施の形態では、支柱3Aを、水平面Hに対して傾斜した平面で上部支柱30と下部支柱40とに切断し、上部支柱30に対する下部支柱40の取付角度を可変とすると共に、切断面50の水平面に対する傾斜角度αが、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構10による表示部2の最大傾斜角度)を満たすようにしたので、簡素な作業で壁掛け型と卓上型とを切り替え可能となり、利便性の高い可変スタンドが実現される。
【0033】
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、説明を簡単にするために、表示部2の最大傾斜角度θを6°とした場合を例として説明したが、どのような傾斜角度θのチルト動作についても同じ仕組みで実現することが可能である。
【0034】
また、上記実施の形態では、表示装置1として薄型テレビジョン装置を例として説明したが、本発明は、テレビジョン装置に限らず、パーソナルコンピュータ等のモニター,カーナビゲーション装置などの表示装置、デジタルフォトフレームなど、他の電子機器にも適用可能である。また、絵画、看板など、平板状の支持対象物と、基礎および支柱を有する支持部とを有する構造物にも広く適用可能である。
【符号の説明】
【0035】
1…表示装置、2…表示部、3…支持部、3A…支柱、3B…基礎、4…結合部材、10…チルト機構、20…スイーベル機構、30…上部支柱、40…下部支柱、50…切断面。
【技術分野】
【0001】
本発明はテレビジョン装置などの表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、同じ構成部材で壁に掛けられ、かつ卓上に立てられる液晶表示器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3068198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来の液晶表示器では、壁掛け型から卓上型へ、またはその逆に変更する際に、ベースを分解して組み立て変える必要があり、作業が煩雑であるという問題があった。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡素な作業で壁掛け型と卓上型とを切り替えることが可能な表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による表示装置は、表示部と、支柱および基礎を有し前記表示部を支持する支持部とを備え、支柱は、水平面に対して垂直な方向に伸びる筒状の上部支柱と、水平面に対して傾斜した平面で上部支柱とは切断されており、切断面において上部支柱の中心線の回りに回転することにより上部支柱に対する取付角度が可変な筒状の下部支柱と、上部支柱の切断面とは反対側に設けられ、表示部の俯仰方向における傾斜角度を変更するチルト機構とを有し、切断面の水平面に対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構による表示部の最大傾斜角度)を満たすものである。
【0007】
本発明の表示装置では、下部支柱を切断面において上部支柱の中心線の回りに回転させて上部支柱に対する取付角度を変更することにより、壁掛け型と卓上型とが切り替え可能となる。また、切断面の水平面に対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構による表示部の最大傾斜角度)を満たすので、卓上型でチルト機構により表示部に傾斜角度θとされている場合、壁掛け型では表示部の傾斜角度は0°となる。よって、卓上型と壁掛け型とを切り替える際に、その都度チルト機構により表示部の傾斜角度を調整する必要がなくなる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の表示装置によれば、支柱を、水平面に対して傾斜した平面で上部支柱と下部支柱とに切断し、上部支柱に対する下部支柱の取付角度を可変とすると共に、切断面の水平面に対する傾斜角度αが、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構による表示部の最大傾斜角度)を満たすようにしたので、簡素な作業で壁掛け型と卓上型とを切り替えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表示装置の背面側から見た外観を表す斜視図である。
【図2】図1に示した表示装置の支持部を拡大して表す斜視図である。
【図3】図2に示した支柱の構成を表す断面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】図2に示したチルト機構による表示部の傾斜の一例を表す側面図である。
【図6】表示部の傾斜の他の例を表す側面図である。
【図7】図2に示した下部支柱の上部支柱に対する取付角度を変更した斜視図である。
【図8】図7に示した支柱の断面図である。
【図9】壁掛け型の場合の表示部の傾斜の一例を表す側面図である。
【図10】表示部の傾斜の他の例を表す側面図である。
【図11】図2に示した結合部材の構成を表す斜視図である。
【図12】図11のXII−XII線における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施の形態に係る表示装置(テレビジョン装置)を背面側から見た外観を表したものである。この表示装置1は、例えば、画像表示のための表示部2を、支持部3により支持した構成を有している。表示部2は、液晶,プラズマ,有機EL,無機EL,エレクトロデポジションもしくエレクトロクロミックなどの表示素子を用いた平板状の表示パネルである。支持部3は、結合部材4により表示部2の背面に取り付けられている。
【0012】
図2は、支持部3および結合部材4を拡大して表したものである。支持部3は、円筒状の支柱(ネック)3Aを有している。支柱3Aの一端(下端)は、平板状の基礎(ベース)3Bに固定されている。支持部3の他端(上端)には結合部材4が取り付けられている。
【0013】
図3および図4は、支柱3Aをその中心線CL3Aを含む平面で切断した断面構成を表したものである。支柱3Aは、例えば、上から順に、チルト機構10、スイーベル機構20、上部支柱30および下部支柱40を有している。上部支柱30と下部支柱40とは、切断面50で分断され、ねじ51により結合されている。
【0014】
チルト機構10は、上部支柱30の切断面50とは反対側に設けられ、表示部2の俯仰方向における傾斜角度を変更するものである。すなわち、この表示装置1では、チルト機構10により、図5に示したように表示部2を水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾けた初期状態S1から、矢印Atに示したように表示部2を前方に傾けて、図6に示したように表示部2が水平面Hに対して垂直(傾斜角度0°)な前傾状態S2にすることが可能となっている。チルト機構10による表示部2の最大傾斜角度θ(図5参照。)は、例えば6°程度であることが望ましい。なお、表示部2の傾斜角度は、最大傾斜角度θと0°との間で、2段階で切り替えるようにしてもよいし、無段階で調整可能であってもよい。
【0015】
チルト機構10は、例えば図4に示したように、上から順に、チルトプレート11と、二枚のL字形断面のチルトブラケット12および二枚のL字形断面のチルトベース13とを有している。チルトブラケット12の横方向の面はチルトプレート11に固定されている。チルトブラケット12の縦方向の面の間に、チルトベース13の縦方向の面が挟まれている。チルトブラケット12の縦方向の面およびチルトベース13の縦方向の面には、チルトワッシャ14およびウェーブワッシャ15を間にして、チルトシャフト16が貫通している。チルトベース13の横方向の面はスイーベル機構20の後述する上部スイーベルプレート21に連結されている。そのため、チルト機構10は、スイーベル機構20により表示部2と共に左右方向に回転可能となっている。
【0016】
スイーベル機構20は、上部支柱30とチルト機構10との間に設けられ、図1の矢印Asに示したように、表示部2の左右方向における回転角度を変更するものである。スイーベル機構20は、例えば、環状の上部スイーベルプレート21と、逆T字形断面の下部スイーベルプレート22とを、ワッシャ23を介してねじ24で固定した構成を有している。上部スイーベルプレート21は回転側の部品であり、下部スイーベルプレート22,ワッシャ23およびねじ24は固定側の部品である。上部スイーベルプレート21の回転量(表示部2のスイーベル回転角度)は、図4に示したように、下部スイーベルプレート22の上面に設けられたダボ22Aと、上部スイーベルプレート21の下面に設けられた円弧状の溝21Aとにより規定されている。下部スイーベルプレート22は、ねじ(図示せず)により上部支柱30に固定されている。また、下部スイーベルプレート22の下面には、上部支柱30の溝31との位置決めのためのダボ22Bが設けられている。
【0017】
上部支柱30は、水平面Hに対して垂直な方向に伸びる円筒状の部材であり、例えばアルミニウムダイキャストにより構成されている。上部支柱30には、ねじ51を通すためのねじ穴32が設けられている。
【0018】
下部支柱40は、上部支柱30と同様に、例えばアルミニウムダイキャストにより構成された円筒状の部材である。また、下部支柱40は、水平面Hに対して傾斜した平面である切断面50で上部支柱30とは切断されており、図7および図8に示したように、切断面50において上部支柱30の中心線CLの回りに回転することにより上部支柱30に対する取付角度が可変となっている。上部支柱30の中心線CLは、支柱3Aの中心線CL3Aと切断面50との交点を通り切断面50に垂直な直線である。なお、図8の切断面は、支柱3Aの直径を通る平面ではなく、支柱3Aの長手方向端面から見たときに中心角が180°よりも小さい扇形となっている。
【0019】
具体的には、下部支柱40は、図3および図4に示したように上部支柱30と下部支柱40とが一直線をなす第1位置P1と、図7および図8に示したように上部支柱30と下部支柱40とが切断面50で屈曲する第2位置P2との間で、上部支柱30の中心線CLの回りに回転するようになっている。
【0020】
下部支柱40が第1位置P1にある場合には、表示装置1は、図5および図6に示したように、基礎3Bを水平面Hに載置し、卓上型として設置可能である。一方、下部支柱40が第2位置P2にある場合には、表示装置1は、図9および図10に示したように、プーリ(図示せず)等の係止機構を用いて基礎3Bを鉛直面Vに取り付け、壁掛け型として利用可能である。これにより、支持部3は、表示部2を水平面Hに載置するためのスタンドと、表示部2を水平面Hに対して垂直な鉛直面Vに取り付けるための壁掛けブラケットとを兼ねる、いわゆる可変スタンドとして使用することが可能となっている。
【0021】
更に、図3および図8に示したように、切断面50の水平面Hに対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構10による表示部2の最大傾斜角度)を満たしている。例えば、表示部2の最大傾斜角度θが上述した6°である場合、切断面50の傾斜角度αは42°となる。これにより、この表示装置1では、簡素な作業で壁掛け型と卓上型とを切り替えることが可能となっている。
【0022】
すなわち、建築物の壁面は通常、床面(水平面H)とは垂直な鉛直面Vとなっているので、表示部2の水平面Hに対する傾斜角度が0°である場合には、切断面50の傾斜角度αを45°とすれば、壁掛け型とした場合に表示部2を壁面Vに対して平行とすることができる。しかしながら、図5に示したように初期状態S1として表示部2が水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾けられている場合には、切断面50の傾斜角度αを45°とすると、壁掛け型とした場合にも表示部2が後方に最大傾斜角度θ傾いた状態となる。そのため、表示部2が天井に向けて仰向いた状態となってしまうので、画面を視認しやすくするために、チルト機構10を用いて表示部2を鉛直面Vと平行または下向きに傾けるという追加の作業が必要となる。
【0023】
これに対して、上述したように切断面50の水平面Hに対する傾斜角度αを、α=45°−(θ/2)とすることにより、図5に示したように初期状態S1で表示部が水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾けられている場合に、卓上型から壁掛け型に変更すると、図9に示したように、表示部2の傾きが補正され、表示部2を鉛直面(壁面)Vに対して平行(傾斜角度0°)とすることが可能となる。壁掛け型から卓上型に戻す場合も同様である。よって、卓上型と壁掛け型とを切り替える際に、その都度チルト機構10を用いて表示部2の傾斜角度を調整する必要がなくなり、作業の簡素化により利便性が向上する。
【0024】
更に、表示部2の取付位置に応じて、図10に示したように表示部2を前方に最大傾斜角度−θ傾けて前傾状態S2とすることにより、画面をより視認しやすくすることも可能である。
【0025】
下部支柱40には、図3に示したように、上部支柱30のねじ穴32と整合する位置に、ねじ51を通すための凹部41および貫通孔42が設けられている。貫通孔42は、ねじ51の進入口近傍に、ねじ部42Aを有し、ねじ部42A以外の部分はフリーホール42Bとされている。これにより、下部支柱40の取付方向を変えるためにねじ51を緩めた場合に、ねじ51がねじ部42Aに係合した状態で貫通孔42内に保持される。よって、下部支柱40の取付方向を変えたのち直ちにねじ51をねじ穴32に留め直すことが可能となり、作業が更に簡素化される。また、ねじ51が貫通孔42から外れ落ちてしまうことがなくなり、ねじ51の脱落や紛失なども防止される。
【0026】
なお、下部支柱40の下端には、ボトムプレート43が、ねじ43Aにより取り付けられている。また、下部支柱40の下端には、基礎3Bとの仮固定用のダボ44が、倒れ防止のために設けられている。
【0027】
図3,図4および図8に示した支柱3Aの外面には、金属または樹脂よりなるチルトカバー61,中央部カバー62および下部カバー63が設けられている。チルトカバー61は、チルト機構10を収容している。中央部カバー62は、スイーベル機構20および上部支柱30を収容している。下部カバー63は、下部支柱40を被覆している。チルトカバー61には、表示部2を傾けた場合に中央部カバー62との干渉を防ぐための逃げ溝61Aが設けられている。
【0028】
図2に示した結合部材4は、表示部2および支持部3を連結するものである。結合部材4は、例えば図11および図12に示したように、表示部2に固定される固定部4Aと、支柱3Aの上端部が収容され固定される孔4Bとを有している。固定部4Aには、例えば3か所にねじ孔4A1が設けられている。孔4Bには、支柱3Aの上端面が、ねじ4B1等により固定される。孔4Bの両側には、必要に応じて、ケーブル70を保持するためのケーブル保持部4Cが設けられていてもよい。
【0029】
この表示装置1では、ねじ51を緩めることにより下部支柱40と上部支柱30との連結を緩め、下部支柱40を切断面50において上部支柱30の中心線CLの回りに回転させて上部支柱40に対する取付角度を変更したのち、下部支柱40をねじ51で上部支柱30に固定する。
【0030】
具体的には、下部支柱40を、図3および図4に示したように上部支柱30と下部支柱40とが一直線をなす第1位置P1にした場合には、表示装置1を、図5および図6に示したように、基礎3Bを水平面Hに載置し、卓上型として設置することが可能である。一方、下部支柱40を、図7および図8に示したように上部支柱30と下部支柱40とが切断面50で屈曲する第2位置P2にした場合には、表示装置1を、図9および図10に示したように、プーリ(図示せず)等の係止機構を用いて基礎3Bを鉛直面Vに取り付け、壁掛け型として利用することが可能である。このように、同一の支持部3を、表示部2を水平面Hに載置するためのスタンドと、表示部2を水平面Hに対して垂直な鉛直面Vに取り付けるための壁掛けブラケットとを兼ねる、いわゆる可変スタンドとして使用することが可能である。
【0031】
また、切断面50の水平面Hに対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構10による表示部2の最大傾斜角度)を満たすので、図5に示したように初期状態S1で表示部2が水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾けられている場合に、卓上型から壁掛け型に変更すると、図9に示したように、表示部2の傾きが補正され、表示部2が壁面Vに対して平行(傾斜角度0°)となる。逆に、図9に示したように、表示部2が壁面Vに対して平行(傾斜角度0°)となっている場合に、壁掛け型から卓上型に変更すると、図5に示したように表示部2が水平面Hに対して後方に最大傾斜角度θ傾いた初期状態S1となる。このように卓上型と壁掛け型とを切り替える際に、その都度チルト機構10を用いて表示部2の傾斜角度を調整する必要がなくなり、作業が簡素化され、利便性が向上する。
【0032】
このように本実施の形態では、支柱3Aを、水平面Hに対して傾斜した平面で上部支柱30と下部支柱40とに切断し、上部支柱30に対する下部支柱40の取付角度を可変とすると共に、切断面50の水平面に対する傾斜角度αが、α=45°−(θ/2)(θはチルト機構10による表示部2の最大傾斜角度)を満たすようにしたので、簡素な作業で壁掛け型と卓上型とを切り替え可能となり、利便性の高い可変スタンドが実現される。
【0033】
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、説明を簡単にするために、表示部2の最大傾斜角度θを6°とした場合を例として説明したが、どのような傾斜角度θのチルト動作についても同じ仕組みで実現することが可能である。
【0034】
また、上記実施の形態では、表示装置1として薄型テレビジョン装置を例として説明したが、本発明は、テレビジョン装置に限らず、パーソナルコンピュータ等のモニター,カーナビゲーション装置などの表示装置、デジタルフォトフレームなど、他の電子機器にも適用可能である。また、絵画、看板など、平板状の支持対象物と、基礎および支柱を有する支持部とを有する構造物にも広く適用可能である。
【符号の説明】
【0035】
1…表示装置、2…表示部、3…支持部、3A…支柱、3B…基礎、4…結合部材、10…チルト機構、20…スイーベル機構、30…上部支柱、40…下部支柱、50…切断面。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、支柱および基礎を有し前記表示部を支持する支持部とを備え、
前記支柱は、
水平面に対して垂直な方向に伸びる筒状の上部支柱と、
前記水平面に対して傾斜した平面で前記上部支柱とは切断されており、前記切断面において前記上部支柱の中心線の回りに回転することにより前記上部支柱に対する取付角度が可変な筒状の下部支柱と、
前記上部支柱の前記切断面とは反対側に設けられ、前記表示部の俯仰方向における傾斜角度を変更するチルト機構と
を有し、
前記切断面の前記水平面に対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θは前記チルト機構による前記表示部の最大傾斜角度)を満たす
表示装置。
【請求項2】
前記下部支柱は、前記上部支柱と前記下部支柱とが一直線をなす第1位置と、前記上部支柱と前記下部支柱とが前記切断面で屈曲する第2位置との間で、前記上部支柱の中心線の回りに回転する
請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記上部支柱と前記チルト機構との間に、前記表示部の左右方向における回転角度を変更するスイーベル機構を有する
請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記支持部は、前記表示部を前記水平面に載置するためのスタンドと、前記表示部を前記水平面に対して垂直な鉛直面に取り付けるための壁掛けブラケットとを兼ねている
請求項3記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示部および前記支持部を連結する結合部材を備え、
前記結合部材は、前記表示部に固定される固定部と、前記支柱の上端部が収容され固定される孔とを有する
請求項4記載の表示装置。
【請求項1】
表示部と、支柱および基礎を有し前記表示部を支持する支持部とを備え、
前記支柱は、
水平面に対して垂直な方向に伸びる筒状の上部支柱と、
前記水平面に対して傾斜した平面で前記上部支柱とは切断されており、前記切断面において前記上部支柱の中心線の回りに回転することにより前記上部支柱に対する取付角度が可変な筒状の下部支柱と、
前記上部支柱の前記切断面とは反対側に設けられ、前記表示部の俯仰方向における傾斜角度を変更するチルト機構と
を有し、
前記切断面の前記水平面に対する傾斜角度αは、α=45°−(θ/2)(θは前記チルト機構による前記表示部の最大傾斜角度)を満たす
表示装置。
【請求項2】
前記下部支柱は、前記上部支柱と前記下部支柱とが一直線をなす第1位置と、前記上部支柱と前記下部支柱とが前記切断面で屈曲する第2位置との間で、前記上部支柱の中心線の回りに回転する
請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記上部支柱と前記チルト機構との間に、前記表示部の左右方向における回転角度を変更するスイーベル機構を有する
請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記支持部は、前記表示部を前記水平面に載置するためのスタンドと、前記表示部を前記水平面に対して垂直な鉛直面に取り付けるための壁掛けブラケットとを兼ねている
請求項3記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示部および前記支持部を連結する結合部材を備え、
前記結合部材は、前記表示部に固定される固定部と、前記支柱の上端部が収容され固定される孔とを有する
請求項4記載の表示装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−68515(P2012−68515A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−214274(P2010−214274)
【出願日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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