説明

製紙原料用濃縮機及び製紙原料の濃縮方法

【課題】製紙原料用濃縮機の濃縮効果を向上させる。
【解決手段】濃縮機1を、(1)原料受入槽、(2)回転軸3で回転すると共に対向設置した第1、2回転体4、5、(3)第1回転体の内周部から外周部に向かって放射状に設けた複数の第1支持部材42、(4)隣接する第1支持部材に傾斜して取り付けた複数の第1分割フィルター44(第1回転体の回転方向の後方に位置するフィルターの取付部位が、回転方向の前方に位置するフィルターの取付部位より、第2回転体に向かうように取り付ける)、(5)第2回転体の内周部から外周部に向かって放射状に設けた複数の第2支持部材52、(6)隣接する第2支持部材に傾斜して取り付けた複数の第2分割フィルター54(第2回転体の回転方向の後方に位置するフィルターの取付部位が、回転方向の前方に位置するフィルターの取付部位より、第1回転体に向かうように取り付ける)、から構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製紙原料用濃縮機及び製紙原料の濃縮方法に係り、特に、濃縮効果の向上を図った製紙原料用濃縮機及び製紙原料の濃縮方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、円形の枠組に金網のフィルターを張ったディスクを2枚組み合わせ、その2枚のディスクの内側に製紙原料を流し、製紙原料中の水を金網のフィルターからディスクの外側に排出して分離し、製紙原料の濃度を高めた2枚型ディスクフィルターの製紙原料用濃縮機がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述の製紙原料用濃縮機にあっては、ディスクに張られた金網のフィルターは、フラットで互いに平行な面となっているため、対向する金網のフィルターで製紙原料を持ち上げることができず、濃縮効果を高めることができないという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記の問題点に基づき、濃縮効果の向上を図った製紙原料用濃縮機及び製紙原料の濃縮方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の製紙原料用濃縮機は、製紙原料を受け入れる槽と、この槽には、回転軸により回転すると共に、対向して設けられた第1、第2の回転体と、前記第1の回転体の内周部と外周部とにそれぞれ取り付けられ、前記内周部から前記外周部に向かって放射状に設けられた複数の第1の支持部材と、この複数の第1の支持部材の内、隣接する第1の支持部材にそれぞれ傾斜して取り付けられた複数の第1の分割フィルターと、傾斜して取り付けられた複数の前記第1の分割フィルターは、それぞれ、隣接する前記第1の支持部材の内、前記第1の回転体の回転方向の後方に位置する前記第1の支持部材の前記第1の分割フィルターの取付部位が前記第1の回転体の回転方向の前方に位置する前記第1の支持部材の前記第1の分割フィルターの取付部位より前記第2の回転体に向かうように傾斜して取り付けられたものであり、前記第1の回転体の前記第1の分割フィルターに向かって水を散布する第1の水散布手段と、前記第2の回転体の内周部と外周部とにそれぞれ取り付けられ、前記内周部から前記外周部に向かって放射状に設けられた複数の第2の支持部材と、この複数の第2の支持部材の内、隣接する第2の支持部材にそれぞれ傾斜して取り付けられた複数の第2の分割フィルターと、傾斜して取り付けられた複数の前記第2の分割フィルターは、それぞれ、隣接する前記第2の支持部材の内、前記第2の回転体の回転方向の後方に位置する前記第2の支持部材の前記第2の分割フィルターの取付部位が前記第2の回転体の回転方向の前方に位置する前記第2の支持部材の前記第2の分割フィルターの取付部位より前記第1の回転体に向かうように傾斜して取り付けられたものであり、前記第2の回転体の前記第2の分割フィルターに向かって水を散布する第2の水散布手段と、前記槽内の前記第1の回転体と前記第2の回転体との間であって、前記第1の回転体及び前記第2の回転体の下降側に位置する入口部に連通する原料導入通路と、前記槽内の前記第1の回転体と前記第2の回転体との間であって、前記第1の回転体及び前記第2の回転体の上昇側に位置する出口部に連通する原料導出通路と、前記第1の分割フィルター及び前記第2の分割フィルターを介して前記槽の外へと排出された前記製紙原料中の水の水排出通路とを備えているものである。
【0006】
また、請求項2記載の製紙原料用濃縮機は、請求項1記載の製紙原料用濃縮機において、第1の分割フィルターの第2の分割フィルターに向かう先端が凸形状に、前記第2の分割フィルターの前記第1の分割フィルターに向かう先端が凸形状に、それぞれ形成されているものである。
【0007】
また、請求項3記載の製紙原料の濃縮方法は、槽内に受け入れた製紙原料を対向する第1、第2のディスク型フィルターを介して製紙原料の濃縮を濃くする製紙原料の濃縮方法であって、前記第1のディスク型フィルターを略扇状に複数分割した第1の分割フィルターとし、前記第2のディスク型フィルターを略扇状に複数分割した第2の分割フィルターとし、前記第1の分割フィルターと前記第2の分割フィルターとが、前記第1、第2のディスク型フィルターの回転方向に対して末広がりとなる略V字形状になすように構成され、前記槽内の前記製紙原料を前記略V字形状の部位で持ち上げ、持ち上げられた前記製紙原料は、前記第1のフィルター及び前記第2のフィルターを介して、前記製紙原料の水が分離されて濃縮されるものである。
【0008】
また、請求項4記載の製製紙原料の濃縮方法は、請求項3記載の製紙原料の濃縮方法において、第1の分割フィルターの第2の分割フィルターに向かう先端が第1の凸形状に、前記第2の分割フィルターの前記第1の分割フィルターに向かう先端が第2の凸形状に、それぞれ形成され、持ち上げられた製紙原料を、前記第1の凸形状の部位又は前記第2の凸形状の部位又は前記第1の凸形状の部位及び前記第2の凸形状の部位に係止させるものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の製紙原料用濃縮機によれば、槽内に受け入れられた濃度の薄い製紙原料の水は、第1の分割フィルター及び第2の分割フィルターを介して、水排出通路から槽外へと排出され、濃度の濃い製紙原料は、槽内に留まると共に、槽内の製紙原料は、上に向かって末広がりに構成された第1の分割フィルター及び第2の分割フィルターにより持ち上げられ、持ち上げられた製紙原料は、第1の分割フィルター及び第2の分割フィルターを介して、製紙原料の水は分離され、濃縮効果を高めて、濃度の高い製紙原料は、第1の回転体及び第2の回転体の上昇側に位置する出口部を介して、原料導出通路へと導かれる。
【0010】
また、請求項2記載の製紙原料用濃縮機によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、第1の分割フィルターの第2の分割フィルターに向かう先端が凸形状に、前記第2の分割フィルターの前記第1の分割フィルターに向かう先端が凸形状に、形成されているため、第1の分割フィルター及び第2の分割フィルターにより持ち上げられ製紙原料を捕捉して、濃縮効果を高めることができる。
【0011】
また、請求項3記載の製紙原料の濃縮方法によれば、槽内の製紙原料を第1の分割フィルターと第2の分割フィルターとが、第1、第2のディスク型フィルターの回転方向に対して末広がりとなる略V字形状の部位で持ち上げ、持ち上げられた製紙原料は、第1の分割フィルター及び第2の分割フィルターを介して、製紙原料の水は分離され、濃縮効果を高めることができる。
【0012】
また、請求項4記載の製紙原料の濃縮方法によれば、上述した請求項3記載の発明の効果に加え、第1の分割フィルターの第2の分割フィルターに向かう先端が凸形状に、前記第2の分割フィルターの前記第1の分割フィルターに向かう先端が凸形状に、形成されているため、第1の分割フィルター及び第2の分割フィルターにより持ち上げられ製紙原料を捕捉して、濃縮効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の一実施例の製紙原料用濃縮機の概略的斜視図である。
【図2】図2は、図1の製紙原料用濃縮機の概略的断面図である。
【図3】図3は、図1の製紙原料用濃縮機の概略的平面図である。
【図4】図4は、図1の製紙原料用濃縮機の概略的正面図である。
【図5】図5は、図1の第1の回転体と第2の回転体を拡大して示す概略的一部拡大斜視図である。
【図6】図6は、図5の第1の分割フィルターと第2の分割フィルターとが、第1、第2の回転体の回転方向に対して末広がりとなる略V字形状になすように構成された状態を示す概略的構成図である。
【図7】図7は、図2のA−A線による概略的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の一実施例の製紙原料用濃縮機及び製紙原料の濃縮方法を参照して説明する。
図1に示す1は、製紙原料用中から水を分離して、製紙原料の濃度を濃くする濃縮機で、濃縮機1は、製紙原料を受け入れる槽2を有している。
この槽2には、回転軸3により回転する第1の回転体4、第2の回転体5が設けられている。
なお、槽2は、第1の壁2a、第2の壁2b、第3の壁2c、第4の壁2dで囲まれて形成され(図1参照)、第1の壁2aと第2の回転体5との間には第1のシール部材S1が、第2の壁2bと第1の回転体4との間には第2のシール部材S2が、それぞれ設けられ、シールされている(図4参照)。また、回転軸3は、モーター6の回転をベルト7を介して回転するようになっている。
【0015】
また、図5に示す42は第1の支持部材で、第1の支持部材42は、第1の回転体4の内周部(ボス)40と外周部41とにそれぞれ取り付けられ、内周部40から外周部41に向かって放射状に複数設けられている。本実施例では、第1の支持部材42は、8個設けられている。
この複数の第1の支持部材42の内、隣接する第1の支持部材42、42にそれぞれ傾斜して複数の第1の分割フィルター44が取り付けられている。
傾斜して取り付けられた複数の第1の分割フィルター44、44、44、44、44、44、44、44は、それぞれ、隣接する第1の支持部材42、42の内、第1の回転体4の回転方向の後方に位置する第1の支持部材42(B)の第1の分割フィルター44の取付部位が第1の回転体4の回転方向の前方に位置する第1の支持部材42(F)の第1の分割フィルター44の取付部位より第2の回転体5に向かうように傾斜して取り付けられている(図5及び図6参照)。
つまり、第1の回転体4(第1のディスク型フィルター)は、略扇状に複数分割され、分割されたものが、第1の分割フィルター44となって、隣接する第1の支持部材42、42に傾斜して取り付けられている。
【0016】
第1の分割フィルター44は、例えば、ウェッジワイヤで形成したもので、後述する第2の分割フィルター54に向かう先端44aが凸形状となっている(図7参照)。
また、図1及び図3に示す8は、第1の回転体4の第1の分割フィルター44に向かって水を散布する第1の水散布手段で、第1の水散布手段8は、第1の分割フィルター44の両面から水を散布し、第1の分割フィルター44の目詰まりを除去するものである。
【0017】
図5に示す52は、第2の支持部材で、第2の支持部材52は、第2の回転体5の内周部(ボス)50と外周部51とにそれぞれ取り付けられ、内周部50から外周部51に向かって放射状に複数設けられている。本実施例では、第2の支持部材52は、8個設けられている。
この複数の第2の支持部材52の内、隣接する第2の支持部材52、52にそれぞれ傾斜して複数の第2の分割フィルター54が取り付けられている。
傾斜して取り付けられた複数の第2の分割フィルター54、54、54、54、54、54、54、54は、それぞれ、隣接する第2の支持部材52、52の内、第2の回転体5の回転方向の後方に位置する第2の支持部材52(B)の第2の分割フィルター54の取付部位が第2の回転体5の回転方向の前方に位置する第2の支持部材52(F)の第2の分割フィルター54の取付部位より第1の回転体4に向かうように傾斜して取り付けられている。
つまり、第2の回転体5(第2のディスク型フィルター)は、略扇状に複数分割され、分割されたものが、第2の分割フィルター54となって、隣接する第2の支持部材52、52に傾斜して取り付けられている。
【0018】
第2の分割フィルター54は、第1の分割フィルター44と同様、第1の分割フィルター44に向かう先端54aが凸形状に形成されている(図7参照)。
そして、第1の分割フィルター44と第2の分割フィルター54とは、図4、図6及び図7に示すように、第1の回転体4(第1のディスク型フィルター)、第2の回転体5(第2のディスク型フィルター)の回転方向に対して末広がりとなる略V字形状になすように構成されている。
そのため、槽2内の製紙原料を前記略V字形状の部位で持ち上げ、持ち上げられた製紙原料100は、図7に示すように、第1の回転体4(第1のディスク型フィルター)の第1の分割フィルター44及び第2の回転体5(第2のディスク型フィルター)の第2の分割フィルター54を介して、前記製紙原料の水が分離されて濃縮されることとなる。
また、図1及び図3に示す9は、第2の回転体5の第2の分割フィルター54に向かって水を散布する第2の水散布手段で、第2の水散布手段9は、第2の分割フィルター54の両面から水を散布し、第2の分割フィルター54の目詰まりを除去するものである。
【0019】
また、図1及び図4に示す21は、槽2内の第1の回転体4と第2の回転体5との間であって、第1の回転体4及び第2の回転体5の下降側に位置する製紙原料の槽2内への入口部で、入口部21は、原料導入通路22に連通している。
また、図1に示す23は、槽2内の第1の回転体4と第2の回転体5との間であって、第1の回転体4及び第2の回転体5の上昇側に位置する製紙原料の槽2外への出口部で、出口部23は、原料導出通路24に連通している。
また、図1に示す25は、第1の分割フィルター44及び第2の分割フィルター54を介して槽2の外へと排出された製紙原料中の水の水排出通路である。
【0020】
従って、上述した製紙原料用濃縮機1によれば、槽2内に受け入れられた濃度の薄い製紙原料中の水は、第1の分割フィルター44及び第2の分割フィルター54を介して、槽2、水排出通路25から外へと排出される。
その結果、濃度の濃い製紙原料は、槽2内に留まることとなる。
【0021】
槽2内に留まった製紙原料100は、図7に示すように、上に向かって末広がりに構成された第1の分割フィルター44及び第2の分割フィルター54により持ち上げられ、持ち上げられた製紙原料100は、第1の分割フィルター44及び第2の分割フィルター54を介して、製紙原料の水は分離され、濃縮効果を高めて、濃度の高い製紙原料は、第1の回転体4及び第2の回転体5の上昇側に位置する出口部23を介して、原料導出通路24へと導かれる(図1及び図2参照)。
このようにして、槽2内に受け入れた製紙原料は、対向する第1の回転体4(第1のディスク型フィルター)、第2の回転体5(第2のディスク型フィルター)を介して製紙原料は濃縮されることとなる。
【符号の説明】
【0022】
1 製紙原料用濃縮機
2 槽
3 回転軸
4 第1の回転体
5 第2の回転体
42 第1の支持部材
44 第1の分割フィルター
52 第2の支持部材
54 第2の分割フィルター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製紙原料を受け入れる槽と、
この槽には、回転軸により回転すると共に、対向して設けられた第1、第2の回転体と、
前記第1の回転体の内周部と外周部とにそれぞれ取り付けられ、前記内周部から前記外周部に向かって放射状に設けられた複数の第1の支持部材と、
この複数の第1の支持部材の内、隣接する第1の支持部材にそれぞれ傾斜して取り付けられた複数の第1の分割フィルターと、
傾斜して取り付けられた複数の前記第1の分割フィルターは、それぞれ、隣接する前記第1の支持部材の内、前記第1の回転体の回転方向の後方に位置する前記第1の支持部材の前記第1の分割フィルターの取付部位が前記第1の回転体の回転方向の前方に位置する前記第1の支持部材の前記第1の分割フィルターの取付部位より前記第2の回転体に向かうように傾斜して取り付けられたものであり、
前記第1の回転体の前記第1の分割フィルターに向かって水を散布する第1の水散布手段と、
前記第2の回転体の内周部と外周部とにそれぞれ取り付けられ、前記内周部から前記外周部に向かって放射状に設けられた複数の第2の支持部材と、
この複数の第2の支持部材の内、隣接する第2の支持部材にそれぞれ傾斜して取り付けられた複数の第2の分割フィルターと、
傾斜して取り付けられた複数の前記第2の分割フィルターは、それぞれ、隣接する前記第2の支持部材の内、前記第2の回転体の回転方向の後方に位置する前記第2の支持部材の前記第2の分割フィルターの取付部位が前記第2の回転体の回転方向の前方に位置する前記第2の支持部材の前記第2の分割フィルターの取付部位より前記第1の回転体に向かうように傾斜して取り付けられたものであり、
前記第2の回転体の前記第2の分割フィルターに向かって水を散布する第2の水散布手段と、
前記槽内の前記第1の回転体と前記第2の回転体との間であって、前記第1の回転体及び前記第2の回転体の下降側に位置する入口部に連通する原料導入通路と、
前記槽内の前記第1の回転体と前記第2の回転体との間であって、前記第1の回転体及び前記第2の回転体の上昇側に位置する出口部に連通する原料導出通路と、
前記第1の分割フィルター及び前記第2の分割フィルターを介して前記槽の外へと排出された前記製紙原料中の水の水排出通路と、
を備えていることを特徴とする製紙原料用濃縮機。
【請求項2】
第1の分割フィルターの第2の分割フィルターに向かう先端が凸形状に、
前記第2の分割フィルターの前記第1の分割フィルターに向かう先端が凸形状に、
形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の製紙原料用濃縮機。
【請求項3】
槽内に受け入れた製紙原料を対向する第1、第2のディスク型フィルターを介して製紙原料の濃縮を濃くする製紙原料の濃縮方法であって、
前記第1のディスク型フィルターを略扇状に複数分割した第1の分割フィルターとし、
前記第2のディスク型フィルターを略扇状に複数分割した第2の分割フィルターとし、
前記第1の分割フィルターと前記第2の分割フィルターとが、前記第1、第2のディスク型フィルターの回転方向に対して末広がりとなる略V字形状になすように構成され、
前記槽内の前記製紙原料を前記略V字形状の部位で持ち上げ、持ち上げられた前記製紙原料は、前記第1のフィルター及び前記第2のフィルターを介して、前記製紙原料の水が分離されて濃縮される
ことを特徴とする製紙原料の濃縮方法。
【請求項4】
第1の分割フィルターの第2の分割フィルターに向かう先端が第1の凸形状に、
前記第2の分割フィルターの前記第1の分割フィルターに向かう先端が第2の凸形状に、それぞれ形成され、
持ち上げられた製紙原料を、前記第1の凸形状の部位又は前記第2の凸形状の部位又は前記第1の凸形状の部位及び前記第2の凸形状の部位に係止させる
ことを特徴とする請求項3記載の製紙原料の濃縮方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−38200(P2011−38200A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−185361(P2009−185361)
【出願日】平成21年8月10日(2009.8.10)
【出願人】(591032208)株式会社サトミ製作所 (5)
【Fターム(参考)】