説明

製紙機械用ベルト

【課題】 より一層優れた耐摩耗性、耐永久歪、耐クラック性、耐圧縮疲労性等を備える製紙機械用ベルトを提供する。
【解決手段】 ポリウレタンと基体とからなる製紙機械用ベルトにおいて、該ポリウレタンが、ウレタンプレポリマーと、硬化剤と、前記ウレタンポリマーと前記硬化剤との合計量に対し0.5〜25質量%の割合で非反応性のポリジメチルシロキサン液状物とを配合してなる混合物を硬化させたものであることを特徴とする製紙機械用ベルト。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製紙機械用ベルト(以下、単に「ベルト」と記すこともある。)に関する。更に詳しくは、ベルトを構成するポリウレタンとして特定の配合物を原料に用いて製造され、これにより耐クラック性、耐摩耗性、耐永久歪等の物性に優れたベルトである。
【背景技術】
【0002】
製紙工場では、各製造工程において、基体とポリウレタンとからなるベルトが使用されている。即ち、プレスパートにおけるシュープレスベルトやトランスファーベルト、カレンダーパートにおけるソフトカレンダーベルトとして、基体とポリウレタンとからなるベルトが用いられている。
【0003】
これらのベルトは、基本的にはベルト全体の強度を発現させるための、織布等からなる基体と、基体の両面または片面に積層されたポリウレタンとから構成されている。また、これらのベルトは、使用パート、用途により多種のポリウレタンが使い分けられているが、何れの場合も、ロール上を高速で回転し、しかもロール間の強い圧力を受けるので、高度の物性が要求される。特に最近では、紙の生産性向上に起因した抄紙機械の運転速度の高速化や、プレス部の高圧化等に伴い、その使用環境は益々苛酷なものとなってきている。そのため、このような高性能の製紙機械に使用されるベルトは、一層高レベルの性能、具体的には耐摩耗性、耐永久歪、耐クラック性、耐圧縮疲労性等が要求されている。
【0004】
ポリウレタンを製造するには一般に、末端に2個のイソシアネート基を有するジイソシアネートと、末端に複数の水酸基を有するポリオールとを重付加反応させて、先ず末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを製造する。かくして得られた液状のウレタンプレポリマーは低分子量であり、これに硬化剤(連鎖延長剤)を加えて加熱することにより硬化し、固体状の高分子量ポリウレタンが得られる。
【0005】
従って、ポリウレタンの性能は、ジイソシアネート、ポリオール及び硬化剤の組み合わせに依存し、製紙機械用ベルトにおいても、これら各成分の選択及び組み合わせについて種々提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。しかし、上記の要求物性に対してまだ十分とはいえない状況にある。
【特許文献1】特開平11−247086号公報
【特許文献2】特開平2004−52204号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明は、より一層優れた耐摩耗性、耐永久歪、耐クラック性、耐圧縮疲労性等を備える製紙機械用ベルトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の製紙機械用ベルトは、ポリウレタンと基体とからなる製紙機械用ベルトにおいて、該ポリウレタンが、ウレタンプレポリマーと、硬化剤と、前記ウレタンポリマーと前記硬化剤との合計量に対し0.5〜25質量%の割合で非反応性のポリジメチルシロキサン液状物とを配合してなる混合物を硬化させたものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、使用するポリウレタンとして、ウレタンプレポリマーと硬化剤に加え、非反応性のポリジメチルシロキサン液状物を配合することにより、耐摩耗性、耐永久歪、耐クラック性等の点で従来品よりも優れた製紙機械用ベルトが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明に関して図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
本発明の製紙機械用ベルトでは、ポリウレタンとして、ウレタンプレポリマーと、硬化剤と、非反応性のポリジメチルシロキサン液状物との混合物を硬化させたものを用いる。
【0011】
ウレタンプレポリマーは、有機ジイソシアネートとポリオールとを、公知の方法を用いて反応させることによって調製することができる。
【0012】
好適な有機ジイソシアネートの例を挙げれば、パラフェニレンジイソシアネート(PPDI)、トリデンジイソシアネート(TODI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、4,4'−メチレンビス(フェニルイソシアネート)(MDI)、トルエン−2,4−ジイソシアネート(2,4−TDI)、トルエン−2,6−ジイソシアネート(2,6−TDI)、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート(NDI)、ジフェニル−4,4'−ジイソシアネート、ジベンジル−4,4'−ジイソシアネート、スチルベン−4,4'−ジイソシアネート、ベンゾフェノン−4,4'−ジイソシアネート、1,3−及び1,4−キシレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−シクロヘキシルジイソシアネート、1,4−シクロヘキシルジイソシアネート(CHDI)、1,1'−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)の3つの幾何異性体(まとめて、H12MDIと省略される)、及びこれらの混合物等がある。
【0013】
長鎖の高分子量ポリオール、例えば250を超える分子量(MW)を有するものは一般にプレポリマーを形成させるために使用される。長鎖の高分子量ポリオールが樹脂に可撓性とエラストマー的性質を与える。高分子量ポリオール、典型的にはポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、または炭化水素ポリオールで少なくとも250の数平均分子量を有するものが、プレポリマーを調製するのに使用されることが多い。約500〜約6000の分子量が好ましいが、分子量が約650〜約3000の範囲にあれば、最も好ましい。しかしながら、高分子量ポリオールの分子量は、高い方では10,000程度、低い方では250程度のものでもよい。さらに、分子量が60〜250の範囲の低分子量グリコール及びトリオールが含まれていてもよい。
【0014】
好適なポリアルキレンエーテルポリオールは一般式「HO(RO)H」で表すことができるが、ここでRはアルキレンラジカル、nはそのポリエーテルポリオールが少なくとも250の数平均分子量を有するような整数である。これらのポリアルキレンエーテルポリオールは、よく知られているポリウレタン製品成分であって、環状エーテル例えばアルキレンオキシドと、グリコール、ジヒドロキシエーテル等とを公知の方法で重合させることによって調製することができる。平均のヒドロキシル官能基数は、約2から約8まで、好ましくは約2から約3まで、より好ましくは約2から約2.5までの範囲である。
【0015】
ポリエステルポリオールは典型的には、二塩基酸(通常はアジピン酸であるが、他の成分例えばグルタル酸、コハク酸、アゼライン酸、セバチン酸または無水フタル酸等が存在していてもよい)を、ジオール例えばエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール等と反応させることによって調製される。鎖を分岐させたり、究極的に架橋させたりするつもりならば、ポリオール、例えばグリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等も使用することができる。二塩基酸の代わりにジエステルを使用することも可能である。ポリエステルポリオールのいくつかでは、それを製造するのにカプロラクトンや、二量化不飽和脂肪酸を使用することもできる。
【0016】
炭化水素ポリオールは、エチレン性不飽和モノマー、例えばエチレン、イソブチレン及び1,3−ブタジエン等から調製することができる。例を挙げれば、ポリブタジエンポリオールである、アトケム(Atochem)社製「ポリ−bdR−45HT(Poly−bd R−45HT)」及びアモコ社(Amoco Corp.)社製「ダイフォール(DIFOL)」;及びシェル・ケミカル(Shell Chemical Co.)社製「クレイトン(Kraton)Lポリオール」等がある。
【0017】
ポリカーボネートポリオールも使用可能であり、それらは、グリコール(例えば、1,6−ヘキシレングリコール)と有機カーボネート(例えば、ジフェニルカーボネート、ジエチルカーボネート、またはエチレンカーボネート)とを反応させることによって調製することができる。
【0018】
プレポリマーと共に使用する硬化剤または鎖延長剤は、通常使用されよく知られている、幅広い各種の有機ジアミンまたはポリオール原料から選択することが可能である。好ましい原料は、低融点の固体または液体のいずれかである。特に好ましいのは、ジアミン、ポリオール、またはそれらのブレンド物で融点が140℃未満のものである。それらのジアミンまたはポリオールは一般に、当業界においてポリウレタンのための硬化剤として現在使用されているものである。硬化剤は一般に、必要とされる反応性、特定の用途で必要な性質、必要とされる加工条件、及び所望のポットライフ等を基準に選択される。硬化剤と組み合わせて公知の触媒を使用してもよい。
【0019】
硬化剤としては水、脂肪族ジオール、芳香族ジアミン等が用いられる。脂肪族ジオールとしては、例えば1,4−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール等が好適に用いられる。また、芳香族ジアミンとしては、例えばジメチルチオトルエンジアミン(DMTDA)、3,3´−ジクロロ4,4´−ジアミノジフェニルメタン(MBOCA)等が好適に用いられる。中でも、DMTDA、MBOCAが好ましい。また、DMTDAはジメチルチオ基及びアミノ基の置換位置による各種異性体が存在するが、これら異性体混合物の形で使用することができ、米国アルベマール(Albemarle Corporation)社製の「エタキュア(ETHACURE)300」として入手可能である。
【0020】
上記ウレタンプレポリマーと硬化剤との使用割合は、硬化剤の活性水素基とウレタンプレポリマーのイソシアネート基との当量比が0.9〜1.10となるようにすることが好ましい。
【0021】
非反応性のポリジメチルシロキサン液状物は、シリコーンオイル、シリコーンゴム、シリコーンエラストマー等のシロキサンを含む高分子化合物が好ましい。このようなシリコーン類は、ワッカー・シリコーンズ(Wacker Silicones Corporation)社から「シリコーン・フルイズ(Silicone Fluids)SWS−101」の商品名で市販されているシリコーン流体の系統に属しているもの、あるいは信越化学社製「KF96」等が挙げられる。
【0022】
上記非反応性のポリジメチルシロキサン液状物は、それらを含む物品の摩擦特性を大きく損なうことなく、その物品の耐摩耗性を改良するのに効果があるのならば、どのような粘度(本明細書では、鎖長の目安として採用する)のものであってもよい。従って、その粘度は200,000cst、またはそれ以上に高くてもよいが、5,000〜100,000cstの範囲にあるのが好ましい。
【0023】
また、非反応性のポリジメチルシロキサン液状物は、ウレタンプレポリマーと硬化剤との合計量に対し、0.5〜25質量%の割合で使用される。
【0024】
製紙機械用ベルトとするには、それぞれ上述したウレタンプレポリマー、硬化剤及び非反応性のポリジメチルシロキサン液状物の混合物を織布等の基体に含浸させ、加熱して硬化させる。これにより、図1に示すような、基材30の両面に、ポリウレタン20(フェルト側樹脂21及びシュー側樹脂22)が積層されたベルト10となる。尚、基材30は、例えば、図示されるような、MD方向の糸材31と、CMD方向の糸材32とで織成された織布の他、両糸材31,32を織成せずに重ね合わせたもの、フィルムや編物、狭い幅の帯状体をスパイラルに巻いたもの等が用いられる。
【0025】
また、基体30の両面にポリウレタンを積層させるには、先ず、図2に示すように、ロール40,41間に基体30を掛け渡し、ロール40,41を回転させながら、基体30の上に樹脂塗布ノズル42から上記混合物を供給して乾燥固化させ、その後、図示は省略するが、基体30の表裏を反転させて、基体30の上に上記混合物を供給して乾燥固化させる。次いで、図3に示すように、熱源43で加熱して基体両面の上記混合物を硬化させる。そして、ベルト両面を研磨して所定の厚さに仕上げることにより、製紙機械用ベルトが得られる。
【0026】
尚、硬化のための加熱温度は通常20〜150℃、好ましくは90〜140℃であり、少なくとも30分以上加熱して十分に硬化させることが好ましい。
【0027】
また、本発明の製紙機械用ベルトは、フェルト側樹脂21の表面(ベルト外周面)に排水溝4を形成した構成を有することが好ましい。このような構成を有する製紙機械用ベルトとして、例えば、図6に示すものが挙げられる。排水溝形状は図6に示す形状に限定されるわけではなく、その他の排水溝形状として、US6296738Bや実用新案登録第3104830号に記載された製紙機械用ベルトの如く、溝側壁が曲線状にあるもの、外側に向って拡がっているもの、溝底部がフラットでその端部が曲線状にあるもの、溝底部が丸底状であるもの、などを適宜採用することができる。
【実施例】
【0028】
以下、実施例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれに制限されるものではない。
【0029】
[実施例1〜12及び比較例1〜3]
市販のポリウレタンプレポリマーとして、TDI:トリレンジイソシアネート又はMDI:ジフェニルメタンジイソシアネート(何れも、例えばポリテトラメチレンエーテルグリコールとからなるもの)を用意し、硬化剤として市販のDMTDA:ジメチルチオトルエンジアミン又はMBOCA:3,3´−ジクロロ4,4´−ジアミノジフェニルメタンを用意した。尚、ウレタンプレポリマーと硬化剤とは、硬化剤の活性水素基とウレタンプレポリマーのイソシアネート基との当量比が表1に示す割合となるような混合比で混合した。また、非反応性のポリジメチルシロキサンとして、信越化学社製「KF96H−3万(粘度約3万cst)」を用意した。
【0030】
そして、上記各成分を表1に示す組み合わせ及び配合比で混合し、初期混合物を調製した。その際、ウレタンプレポリマーと硬化剤とを混合する前に、非反応性のポリジメチルシロキサンを添加し、その後全体を混合して初期混合物とした。
【0031】
そして、図2に示すように、ロール40,41間に基体30を掛け渡し、ロールを回転させながら基体30上に上記で調製した初期混合物22を塗布し、乾燥させた後、基体30の表裏を反転させ、更にその基体上に上記で調製した初期混合物22を塗布し、乾燥させた。次いで、図3に示すように、熱源43により、先ず100℃で3時間加熱し、その後130℃で5時間加熱して初期混合物22を硬化させた。硬化後、ベルト表面を研磨し、さらに外周面すなわちフェルト側樹脂21に排水溝として、幅1mm、深さ1mm、ピッチ2.5mmの矩形溝を切削して、ベルト厚さ5mmのポリウレタンと基体からなるベルトサンプルを得た。
【0032】
得られたベルトサンプルの物性を測定した。物性の測定法は下記のとおりである。
(1)耐クラック性
図4に示す装置を用い、ベルトサンプル51の両端をクランプハンド52,52で挟持し、クランプハンド52,52を連動させて図中左右方向に往復移動させた。このとき、ベルトサンプル51に加わる張力を3kg/cm、往復速度を40cm/秒とした。また、ベルトサンプル51を回転ロール53とプレスシュー54とにより挟持し、プレスシュー54を回転ロール方向に移動させ、ベルトサンプル51を36kg/cmで加圧した。尚、往復運動中にプレスシュー側からベルトサンプル51に放水を行い、発熱を抑えた。ベルトサンプル51をこのように往復運動させ、ベルトサンプル51の回転ロール側の面にクラックが生じるまでの往復回数を測定した。結果を表1に示す。
【0033】
(2)耐摩耗性
図5に示す装置を用い、ベルトサンプル51をプレスボード55の下部に取り付け、その下の面(測定対象面)に、外周に摩擦子57を備える回転ロール56を押し付けながら回転させた。このとき、回転ロール57による圧力を3kg/cm、回転ロール56の回転速度100m/分とし、10分間回転させた。回転後に、ベルトサンプル51の厚み減少量を測定した。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】

【0035】
表1に示すように、ポリウレタンプレポリマーと硬化剤と、非反応性のポリジメチルシロキサンから成るベルトサンプルは、非反応性のポリジメチルシロキサンを含まない従来法によるベルトサンプルに比べて耐クラック性、耐摩耗性がいずれも良好であり、特に耐摩耗性が著しく優れている。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明により、従来使用されているものより耐クラック性、耐摩耗性、耐永久歪等が優れた製紙機械用ベルトが提供され、耐久性が増すので、製紙工程の生産性向上による製品の品質向上およびコスト削減が期待される。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の製紙機械用ベルトの構成を示す模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の製紙機械用ベルトの製造工程(塗布工程)を示す概略図である。
【図3】本発明の製紙機械用ベルトの製造工程(硬化工程)を示す概略図である。
【図4】耐クラック性を評価するための装置を示す概略図である。
【図5】耐摩耗性を評価するための装置を示す概略図である。
【図6】排水溝が形成された、本発明の製紙機械用ベルトの構成を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
【0038】
4 排水溝
10 ベルト
20 ポリウレタン
21 フェルト側樹脂
22 シュー側樹脂
30 基体
31 MD方向の糸材
32 CMD方向の糸材
40、41 ロール
42 樹脂塗布ノズル
43 熱源
51 ベルトサンプル
52 クランプハンド
53 回転ロール
54 プレスシュー
55 プレスボード
56 回転ロール
57 摩擦子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリウレタンと基体とからなる製紙機械用ベルトにおいて、該ポリウレタンが、ウレタンプレポリマーと、硬化剤と、前記ウレタンポリマーと前記硬化剤との合計量に対し0.5〜25質量%の割合で非反応性のポリジメチルシロキサン液状物とを配合してなる混合物を硬化させたものであることを特徴とする製紙機械用ベルト。
【請求項2】
硬化剤が、ジメチルチオトルエンジアミン(DMTDA)またはメチレンビスオルソクロロアニリン(BMOCA)であることを特徴とする請求項1記載の製紙機械用ベルト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−37328(P2006−37328A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−83478(P2005−83478)
【出願日】平成17年3月23日(2005.3.23)
【出願人】(000180597)イチカワ株式会社 (99)
【Fターム(参考)】