複数の共刺激分子を発現する組換えベクターおよびその利用
【課題】本発明は、少なくとも三つあるいはそれ以上の共刺激分子をコードし、また発現する、組換えベクターである。さらに、組換えベクターは、一つあるいはそれ以上の標的抗原またはその免疫学的エピトープをコードする遺伝子を含む。
【解決手段】T細胞の活性化を増強することに対するこれら共刺激分子の相乗効果が証明される。三つの共刺激分子をコードする遺伝子を含む組換えベクターを使用する、T細胞活性化の程度は、一つの共刺激分子を含む組換えベクター構築物の和よりもはるかに大きく、また、二つの共刺激分子の使用よりも大きかった。三つの共刺激ベクターを使用した結果は、低レベルの第一のシグナル、あるいは、低量の刺激細胞対T細胞の比の、どちらかの条件下において、最も劇的だった。この現象は、単離されたCD4+およびCD8+T細胞の両方において見られた。本発明の組換えベクターは、癌、および、病原性微生物に対する免疫原、および、ワクチンとして有用であり、また、樹状細胞および脾細胞を含む、宿主細胞に、増強された抗原提示機能を提供するために有用である。
【解決手段】T細胞の活性化を増強することに対するこれら共刺激分子の相乗効果が証明される。三つの共刺激分子をコードする遺伝子を含む組換えベクターを使用する、T細胞活性化の程度は、一つの共刺激分子を含む組換えベクター構築物の和よりもはるかに大きく、また、二つの共刺激分子の使用よりも大きかった。三つの共刺激ベクターを使用した結果は、低レベルの第一のシグナル、あるいは、低量の刺激細胞対T細胞の比の、どちらかの条件下において、最も劇的だった。この現象は、単離されたCD4+およびCD8+T細胞の両方において見られた。本発明の組換えベクターは、癌、および、病原性微生物に対する免疫原、および、ワクチンとして有用であり、また、樹状細胞および脾細胞を含む、宿主細胞に、増強された抗原提示機能を提供するために有用である。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
癌胎児性抗原(6D)(CEA(6D))をコードする核酸配列を含む、単離された核酸分子。
【請求項2】
さらに、B7.1、LFA−3及びICAM−1をコードする核酸配列を含む、請求項1記載の核酸分子。
【請求項3】
請求項1又は2記載の核酸分子を含む、組換えベクター。
【請求項4】
ベクターが、細菌、ウイルス及び核酸ベースのベクターからなる群から選択される、請求項3記載の組換えベクター。
【請求項5】
ベクターが、核酸ベースのベクターである、請求項4記載の組換えベクター。
【請求項6】
ベクターが、ポックスウイルス、アデノウイルス、ヘルペスウイルス、アルファウイルス、レトロウイルス、ピコルナウイルス、およびイリドウイルスからなる群から選択される、請求項4記載の組換えベクター。
【請求項7】
組換えベクターが、組換えポックスウイルスである、請求項6記載の組換えベクター。
【請求項8】
組換えポックスウイルスが、オルトポックス、アビポックス、カプリポックス又はスイポックスである、請求項7記載の組換えベクター。
【請求項9】
組換えポックスウイルスが、ニワトリポックス、カナリアポックス又はそれらの誘導体である、請求項8記載の組換えベクター。
【請求項10】
組換えポックスウイルスが、ワクシニア、ワクシニア−コペンハーゲン株、ワクシニア−Wyeth株、NYVAC、ワクシニア−MVA株、アライグマポックス又はウサギポックスである、請求項8記載の組換えベクター。
【請求項11】
請求項3〜10のいずれか1項記載の組換えベクターを含む、単離細胞。
【請求項1】
癌胎児性抗原(6D)(CEA(6D))をコードする核酸配列を含む、単離された核酸分子。
【請求項2】
さらに、B7.1、LFA−3及びICAM−1をコードする核酸配列を含む、請求項1記載の核酸分子。
【請求項3】
請求項1又は2記載の核酸分子を含む、組換えベクター。
【請求項4】
ベクターが、細菌、ウイルス及び核酸ベースのベクターからなる群から選択される、請求項3記載の組換えベクター。
【請求項5】
ベクターが、核酸ベースのベクターである、請求項4記載の組換えベクター。
【請求項6】
ベクターが、ポックスウイルス、アデノウイルス、ヘルペスウイルス、アルファウイルス、レトロウイルス、ピコルナウイルス、およびイリドウイルスからなる群から選択される、請求項4記載の組換えベクター。
【請求項7】
組換えベクターが、組換えポックスウイルスである、請求項6記載の組換えベクター。
【請求項8】
組換えポックスウイルスが、オルトポックス、アビポックス、カプリポックス又はスイポックスである、請求項7記載の組換えベクター。
【請求項9】
組換えポックスウイルスが、ニワトリポックス、カナリアポックス又はそれらの誘導体である、請求項8記載の組換えベクター。
【請求項10】
組換えポックスウイルスが、ワクシニア、ワクシニア−コペンハーゲン株、ワクシニア−Wyeth株、NYVAC、ワクシニア−MVA株、アライグマポックス又はウサギポックスである、請求項8記載の組換えベクター。
【請求項11】
請求項3〜10のいずれか1項記載の組換えベクターを含む、単離細胞。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29A】
【図29B】
【図29C】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29A】
【図29B】
【図29C】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【公開番号】特開2009−254390(P2009−254390A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−187330(P2009−187330)
【出願日】平成21年8月12日(2009.8.12)
【分割の表示】特願2000−586927(P2000−586927)の分割
【原出願日】平成11年11月12日(1999.11.12)
【出願人】(502006782)アメリカ合衆国 (47)
【出願人】(501233710)セリオン・バイオロジックス・コーポレーション (4)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年8月12日(2009.8.12)
【分割の表示】特願2000−586927(P2000−586927)の分割
【原出願日】平成11年11月12日(1999.11.12)
【出願人】(502006782)アメリカ合衆国 (47)
【出願人】(501233710)セリオン・バイオロジックス・コーポレーション (4)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]