複数の剥離可能な色層を備えた蝋燭を形成する方法
蝋核部を順に液体透明蝋および水に複数回浸ける。その後その蝋燭を液体着色蝋に複数回浸けて、第1着色層を形成する。所望の色合いを達成すると、1つまたは複数の層の透明蝋を加える。次いで最上部に透明層を備えた、冷却着色蝋層を複数回水に浸けて、周囲空気の約±1度の下塗り層を作り出す。ここで蝋燭を摩擦して、下塗り面上の任意層が剥離するのを助ける。次いで複数層の透明蝋を加え、続いて第2着色蝋を加える。この工程を着色蝋層の所望数分繰り返す。完成した蝋燭は、浸け塗りによって塗布する釉薬の外側層を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蝋燭の製造方法に関する。より詳しくは、本発明は、剥離可能な混合色の多層式蝋燭の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
何百年もの間、蝋燭を作るのにはパラフィン蝋が使用されてきた。初期の蝋燭は、鋳型の中に掬い入れた溶融パラフィンの中に蝋芯を浸けることによって作られた。冷却すると、蝋燭は使用できる状態となった。蝋に色付けをするために、溶融パラフィンに添加物が加えられたが、初期の添加物の多くは、蝋燭の燃焼を妨げ、または毒性ガスを生じて、蝋燭が燃焼する空気を汚染した。その後、鉱物または有機物のいずれかから作られた、蝋燭の燃焼を妨げない、または燃焼蝋燭の周りの空気を汚染しない色素が開発された。このような発見によって、その後間もなく蝋燭製造業者は、米国特許第2817225号、第2841972号、第4096299号、および第6450802号に示されるような蝋燭への装飾を開始した。1本の蝋燭の中の多数の様々な色彩は、より装飾性の高い模様をもたらし、極めて魅力的である。蝋燭を透明蝋の中に、次いで直接色付蝋の中に浸し、蝋燭を色付蝋から取り出す際にその表面に吹き付けるのが、蝋燭に装飾的な模様を作る従来的なやり方となっている。
【特許文献1】米国特許第2817225号
【特許文献2】米国特許第2841972号
【特許文献3】米国特許第4096299号
【特許文献4】米国特許第6450802号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、この手順では、蝋が混ざり、分離して、大理石様の効果が生じてしまう。この手順では、ある色が他の色で汚れ、時間が経過すると元の色が失われ、その色の精彩が無くなる。現在の技術では、ある色の層を他の色の層に滲み出させない蝋燭を生産することはできない。さらに、従来技術では、ある色の着色蝋を他の色の着色蝋の上に加える試みがなされてきた。しかしこれは、外側の着色層が下方の着色層に張り付き、したがってきれいに剥離することができないという点で、満足のいくものではないことが既に判明している。これらの問題に対する解決法が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、様々な色の層からなる蝋燭であって、簡単に剥離できるある色の層が、下にある他の色の層から剥離される蝋燭を作ることについての問題を解決するものである。本発明のステップは、綿の蝋芯を含む従来式の蝋球状核部から開始する。この核部を、液体透明蝋の中に3回から30回浸ける。この蝋燭を、一度浸ける毎に水中で冷却する。第1色層は、蝋燭を液体着色蝋の中に2回から10回浸けることによって形成する。
【0005】
着色が達成されたら、液体透明蝋に浸けることによって、透明蝋を一層加える。蝋燭の外側表面を水中で冷却した後、蝋燭を摩擦する。蝋燭は、周囲空気の±1度まで冷却し、その後摩擦する。
【0006】
液体透明蝋に3回から30回浸けることによって約3から30の透明蝋の層を加え、次いでこの工程を第2着色蝋で繰り返す。追加の着色層も同じやり方で加える。着色蝋の最後の層は、透明蝋および釉薬の1つまたは複数の層で覆う。
【0007】
本発明は、添付図面と併せて考察して、以下の詳しい説明を参照すれば、蝋燭作り技術の通常技量を有する人々によって最もよく理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下の詳しい説明を通じて、同じ参照番号は全ての図面で同じ要素を指す。
【0009】
図1〜3を参照すると、核部蝋球10は、蝋球のおおよそ中心線を通る蝋芯12を有する。蝋芯はさらなる加工のためにハンガー14に結びつける。最初に、蝋球10を、華氏約125度から195度の温度の液体透明蝋18を含む容器16の中に、その後水22を含む桶20に浸ける。図2および3のステップを連続して複数回繰り返す。透明蝋および水に約10回浸せば、通常、図4の外部透明蝋層24を形成するのに充分である。次いで、図5で分かるように、透明蝋層24を、華氏約125度から195度の温度の液体着色蝋28を含む桶26に浸け、その後水22を含む桶20に浸ける。図5および6のステップを、所望の着色の色合いを達成するまで1回または複数回繰り返す。所望の着色の色合いが得られると、図7および8で分かるように、周囲空気の華氏約±1度の蝋燭温度が得られるまで、色付蝋燭30を再度液体透明蝋18および水22の中に1回または複数回浸ける。
【0010】
好ましい着色はカリビアン・ブルーとクリスマス・レッドである。しかし他の多くの顔料も使用することができる。
【0011】
次いで、図9で分かるように蝋燭を手で摩擦して表面を滑らかにし、剥離用の下塗り層32を作り出す。これは下塗り層32で後続の層を剥離する助けとなる。
【0012】
次いで、下塗り層32を含む蝋燭は、液体透明蝋18および水に複数回、通常は2回から10回浸ける工程を経て別の層を作り出し、その後に第2着色層を塗布する(図10〜11参照)。次いで図12〜13で分かるように、蝋燭を、第2液体着色蝋36を含む第2着色蝋桶34に、続いて水22を含む桶20に浸ける。所望の第2の色合いを達成するまで、桶34および桶20に浸けることを続けて、図14で分かるように第2の外部色36を作り出す。底部液滴38をナイフ40で切り取って、蝋燭の底部に凹形窪42を形成する。
【0013】
追加の色層38を、図10〜14に示すステップを繰り返すことによって加えることができる。図16で分かるように、環状カッター44を使用して非切断域46に印を付ける。次いで外側着色域36を剥離して、装飾的なデザイン48を形成する。図17で分かるようにここで、層36が剥離されるにつれて着色蝋の第1層28が露出する。
【0014】
次いで図17の蝋燭を液体透明蝋18の中に1回から3回浸けて、外側透明蝋層を形成する。続いて、透明蝋層18を加えた後、蝋燭を、液体釉薬52を含む容器50の中に浸ける。好ましい釉薬は、ペンシルバニア州DoylestownのCandlewic Companyが販売するM−118 Candle Glaze IIである。釉薬52の滴りが止まると、図20で示すようにトップ・カッターが全ての層を通り抜ける。図21で分かるように、完成した蝋燭の製品54は、切取頂部56を除去し、蝋芯12を切り取っている。
【0015】
他の同等のステップを上述のステップに代えて、実質的に同じ結果を実質的に同じ形で生み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】蝋芯をハンガーに結びつけた蝋核部を示す図である。
【図2】核部を液体透明蝋の中に浸けているところを示す図である。
【図3】外部の透明蝋層を水の中に浸けている核部を示す図である。
【図4】蝋燭を液体着色蝋の中に浸けようとしているところを示す図である。
【図5】蝋燭を液体着色蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図6】蝋燭を水の中に浸けているところを示す図である。
【図7】蝋燭を液体透明蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図8】蝋燭を水の中に浸けたところを示す図である。
【図9】蝋燭を摩擦しているところを示す図である。
【図10】摩擦した蝋燭を液体透明蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図11】蝋燭を水の中に浸けているところを示す図である。
【図12】蝋燭を液体着色蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図13】蝋燭を水の中に浸けたところを示す図である。
【図14】所望の複数層を塗布した後の蝋燭を示す図である。
【図15】蝋燭の底層の液滴を除去して平坦な底部を作り出すところを示す図である。
【図16】トップ・カッターを使用して、蝋燭の頂部に非切断域の印を付けているところを示す図である。
【図17】ナイフが外側蝋層を剥離して、異なった内側層の色を露出させているところを示す図である。
【図18】蝋燭を液体透明蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図19】蝋燭を釉薬の中に浸けたところを示す図である。
【図20】蝋燭の頂部分を切り取るところを示す図である
【図21】蝋燭の切り取った部分と、本発明の完成した多層色彩式蝋燭とを示す図である。
【図22】図21の線22〜22に沿った多層色彩式蝋燭の断面図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、蝋燭の製造方法に関する。より詳しくは、本発明は、剥離可能な混合色の多層式蝋燭の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
何百年もの間、蝋燭を作るのにはパラフィン蝋が使用されてきた。初期の蝋燭は、鋳型の中に掬い入れた溶融パラフィンの中に蝋芯を浸けることによって作られた。冷却すると、蝋燭は使用できる状態となった。蝋に色付けをするために、溶融パラフィンに添加物が加えられたが、初期の添加物の多くは、蝋燭の燃焼を妨げ、または毒性ガスを生じて、蝋燭が燃焼する空気を汚染した。その後、鉱物または有機物のいずれかから作られた、蝋燭の燃焼を妨げない、または燃焼蝋燭の周りの空気を汚染しない色素が開発された。このような発見によって、その後間もなく蝋燭製造業者は、米国特許第2817225号、第2841972号、第4096299号、および第6450802号に示されるような蝋燭への装飾を開始した。1本の蝋燭の中の多数の様々な色彩は、より装飾性の高い模様をもたらし、極めて魅力的である。蝋燭を透明蝋の中に、次いで直接色付蝋の中に浸し、蝋燭を色付蝋から取り出す際にその表面に吹き付けるのが、蝋燭に装飾的な模様を作る従来的なやり方となっている。
【特許文献1】米国特許第2817225号
【特許文献2】米国特許第2841972号
【特許文献3】米国特許第4096299号
【特許文献4】米国特許第6450802号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、この手順では、蝋が混ざり、分離して、大理石様の効果が生じてしまう。この手順では、ある色が他の色で汚れ、時間が経過すると元の色が失われ、その色の精彩が無くなる。現在の技術では、ある色の層を他の色の層に滲み出させない蝋燭を生産することはできない。さらに、従来技術では、ある色の着色蝋を他の色の着色蝋の上に加える試みがなされてきた。しかしこれは、外側の着色層が下方の着色層に張り付き、したがってきれいに剥離することができないという点で、満足のいくものではないことが既に判明している。これらの問題に対する解決法が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、様々な色の層からなる蝋燭であって、簡単に剥離できるある色の層が、下にある他の色の層から剥離される蝋燭を作ることについての問題を解決するものである。本発明のステップは、綿の蝋芯を含む従来式の蝋球状核部から開始する。この核部を、液体透明蝋の中に3回から30回浸ける。この蝋燭を、一度浸ける毎に水中で冷却する。第1色層は、蝋燭を液体着色蝋の中に2回から10回浸けることによって形成する。
【0005】
着色が達成されたら、液体透明蝋に浸けることによって、透明蝋を一層加える。蝋燭の外側表面を水中で冷却した後、蝋燭を摩擦する。蝋燭は、周囲空気の±1度まで冷却し、その後摩擦する。
【0006】
液体透明蝋に3回から30回浸けることによって約3から30の透明蝋の層を加え、次いでこの工程を第2着色蝋で繰り返す。追加の着色層も同じやり方で加える。着色蝋の最後の層は、透明蝋および釉薬の1つまたは複数の層で覆う。
【0007】
本発明は、添付図面と併せて考察して、以下の詳しい説明を参照すれば、蝋燭作り技術の通常技量を有する人々によって最もよく理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下の詳しい説明を通じて、同じ参照番号は全ての図面で同じ要素を指す。
【0009】
図1〜3を参照すると、核部蝋球10は、蝋球のおおよそ中心線を通る蝋芯12を有する。蝋芯はさらなる加工のためにハンガー14に結びつける。最初に、蝋球10を、華氏約125度から195度の温度の液体透明蝋18を含む容器16の中に、その後水22を含む桶20に浸ける。図2および3のステップを連続して複数回繰り返す。透明蝋および水に約10回浸せば、通常、図4の外部透明蝋層24を形成するのに充分である。次いで、図5で分かるように、透明蝋層24を、華氏約125度から195度の温度の液体着色蝋28を含む桶26に浸け、その後水22を含む桶20に浸ける。図5および6のステップを、所望の着色の色合いを達成するまで1回または複数回繰り返す。所望の着色の色合いが得られると、図7および8で分かるように、周囲空気の華氏約±1度の蝋燭温度が得られるまで、色付蝋燭30を再度液体透明蝋18および水22の中に1回または複数回浸ける。
【0010】
好ましい着色はカリビアン・ブルーとクリスマス・レッドである。しかし他の多くの顔料も使用することができる。
【0011】
次いで、図9で分かるように蝋燭を手で摩擦して表面を滑らかにし、剥離用の下塗り層32を作り出す。これは下塗り層32で後続の層を剥離する助けとなる。
【0012】
次いで、下塗り層32を含む蝋燭は、液体透明蝋18および水に複数回、通常は2回から10回浸ける工程を経て別の層を作り出し、その後に第2着色層を塗布する(図10〜11参照)。次いで図12〜13で分かるように、蝋燭を、第2液体着色蝋36を含む第2着色蝋桶34に、続いて水22を含む桶20に浸ける。所望の第2の色合いを達成するまで、桶34および桶20に浸けることを続けて、図14で分かるように第2の外部色36を作り出す。底部液滴38をナイフ40で切り取って、蝋燭の底部に凹形窪42を形成する。
【0013】
追加の色層38を、図10〜14に示すステップを繰り返すことによって加えることができる。図16で分かるように、環状カッター44を使用して非切断域46に印を付ける。次いで外側着色域36を剥離して、装飾的なデザイン48を形成する。図17で分かるようにここで、層36が剥離されるにつれて着色蝋の第1層28が露出する。
【0014】
次いで図17の蝋燭を液体透明蝋18の中に1回から3回浸けて、外側透明蝋層を形成する。続いて、透明蝋層18を加えた後、蝋燭を、液体釉薬52を含む容器50の中に浸ける。好ましい釉薬は、ペンシルバニア州DoylestownのCandlewic Companyが販売するM−118 Candle Glaze IIである。釉薬52の滴りが止まると、図20で示すようにトップ・カッターが全ての層を通り抜ける。図21で分かるように、完成した蝋燭の製品54は、切取頂部56を除去し、蝋芯12を切り取っている。
【0015】
他の同等のステップを上述のステップに代えて、実質的に同じ結果を実質的に同じ形で生み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】蝋芯をハンガーに結びつけた蝋核部を示す図である。
【図2】核部を液体透明蝋の中に浸けているところを示す図である。
【図3】外部の透明蝋層を水の中に浸けている核部を示す図である。
【図4】蝋燭を液体着色蝋の中に浸けようとしているところを示す図である。
【図5】蝋燭を液体着色蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図6】蝋燭を水の中に浸けているところを示す図である。
【図7】蝋燭を液体透明蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図8】蝋燭を水の中に浸けたところを示す図である。
【図9】蝋燭を摩擦しているところを示す図である。
【図10】摩擦した蝋燭を液体透明蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図11】蝋燭を水の中に浸けているところを示す図である。
【図12】蝋燭を液体着色蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図13】蝋燭を水の中に浸けたところを示す図である。
【図14】所望の複数層を塗布した後の蝋燭を示す図である。
【図15】蝋燭の底層の液滴を除去して平坦な底部を作り出すところを示す図である。
【図16】トップ・カッターを使用して、蝋燭の頂部に非切断域の印を付けているところを示す図である。
【図17】ナイフが外側蝋層を剥離して、異なった内側層の色を露出させているところを示す図である。
【図18】蝋燭を液体透明蝋の中に浸けたところを示す図である。
【図19】蝋燭を釉薬の中に浸けたところを示す図である。
【図20】蝋燭の頂部分を切り取るところを示す図である
【図21】蝋燭の切り取った部分と、本発明の完成した多層色彩式蝋燭とを示す図である。
【図22】図21の線22〜22に沿った多層色彩式蝋燭の断面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の着色層を有する装飾的な蝋燭を作り出す方法であって、
(a)蝋芯を含む蝋核部を液体透明蝋の中に複数回浸け、続いて球状の前記蝋核部を水に浸けるステップと、
(b)ステップ(a)の処理によって被覆した前記蝋核部を第1液体着色蝋の中に複数回浸け、続いて水の中に浸けて着色蝋球を形成するステップと、
(c)ステップ(b)の前記着色蝋球を液体透明蝋に浸け、前記球をほぼ周囲温度まで冷却するステップと、
(d)前記球の外側表面を摩擦して下塗り層を形成するステップと、
(e)ステップ(d)の前記球を液体透明蝋に複数回浸け、次いで水に浸けるステップと、
(f)ステップ(e)の前記球を第2液体着色蝋に複数回浸け、続いて順に水に浸けるステップと、
(g)前記第2着色蝋を含む着色蝋球を液体透明蝋に浸け、前記球をほぼ周囲温度まで冷却して第2下塗り層を形成するステップと、
(h)ステップ(g)の前記球を複数回透明蝋に浸け、続いて順に水に浸けるステップと、
(i)ステップ(h)の前記球を、第2着色層を所望の形に剥離することによって装飾するステップとを含む方法。
【請求項2】
ステップ(i)の後に前記蝋燭を釉薬に浸ける、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項3】
(a)から(c)のステップを繰り返すことによって、前記第2下塗り層が中間層になる、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項4】
前記液体透明蝋が、華氏約125度から195度の温度に維持される容器内に置かれる、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項5】
前記液体着色蝋が、華氏約125度から195度の温度に維持される容器内に置かれる、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項6】
前記蝋燭の底部の液滴を、前記蝋燭の底部への凹形の切り込みによって除去する、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項7】
前記釉薬に浸けた後、前記蝋燭の頂部分を除去する、請求項2に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項1】
複数の着色層を有する装飾的な蝋燭を作り出す方法であって、
(a)蝋芯を含む蝋核部を液体透明蝋の中に複数回浸け、続いて球状の前記蝋核部を水に浸けるステップと、
(b)ステップ(a)の処理によって被覆した前記蝋核部を第1液体着色蝋の中に複数回浸け、続いて水の中に浸けて着色蝋球を形成するステップと、
(c)ステップ(b)の前記着色蝋球を液体透明蝋に浸け、前記球をほぼ周囲温度まで冷却するステップと、
(d)前記球の外側表面を摩擦して下塗り層を形成するステップと、
(e)ステップ(d)の前記球を液体透明蝋に複数回浸け、次いで水に浸けるステップと、
(f)ステップ(e)の前記球を第2液体着色蝋に複数回浸け、続いて順に水に浸けるステップと、
(g)前記第2着色蝋を含む着色蝋球を液体透明蝋に浸け、前記球をほぼ周囲温度まで冷却して第2下塗り層を形成するステップと、
(h)ステップ(g)の前記球を複数回透明蝋に浸け、続いて順に水に浸けるステップと、
(i)ステップ(h)の前記球を、第2着色層を所望の形に剥離することによって装飾するステップとを含む方法。
【請求項2】
ステップ(i)の後に前記蝋燭を釉薬に浸ける、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項3】
(a)から(c)のステップを繰り返すことによって、前記第2下塗り層が中間層になる、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項4】
前記液体透明蝋が、華氏約125度から195度の温度に維持される容器内に置かれる、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項5】
前記液体着色蝋が、華氏約125度から195度の温度に維持される容器内に置かれる、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項6】
前記蝋燭の底部の液滴を、前記蝋燭の底部への凹形の切り込みによって除去する、請求項1に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【請求項7】
前記釉薬に浸けた後、前記蝋燭の頂部分を除去する、請求項2に記載の装飾的な蝋燭を作り出す方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公表番号】特表2007−536400(P2007−536400A)
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−511423(P2007−511423)
【出願日】平成17年4月26日(2005.4.26)
【国際出願番号】PCT/US2005/014543
【国際公開番号】WO2005/114052
【国際公開日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【出願人】(506361915)グローバル キャンドル ギャラリー ライセンシング カンパニー (1)
【氏名又は名称原語表記】GLOBAL CANDLE GALLERY LICENSING CO.
【住所又は居所原語表記】6115 Marabella Blvd., Apollo Beach, FLORIDA 33573 US
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年4月26日(2005.4.26)
【国際出願番号】PCT/US2005/014543
【国際公開番号】WO2005/114052
【国際公開日】平成17年12月1日(2005.12.1)
【出願人】(506361915)グローバル キャンドル ギャラリー ライセンシング カンパニー (1)
【氏名又は名称原語表記】GLOBAL CANDLE GALLERY LICENSING CO.
【住所又は居所原語表記】6115 Marabella Blvd., Apollo Beach, FLORIDA 33573 US
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]