複雑な運動の歯ブラシ
【課題】複数の洗浄又はブラッシング活動を提供する一方、製造が単純であると共に、可動部分が少ない歯ブラシを提供する。
【解決手段】電気で駆動する歯ブラシは、好ましくはシャフト820の遠位端に、毛ホルダ814のスロットに適合するカムを有する回転シャフトを有する。ホルダが、回転のために歯ブラシ頭部に取り付けられる。シャフトが回転すると、カムが円を描き、駆動するようにスロットに嵌合して、第1ブラッシング運動でホルダを震動させる。第2毛ホルダ822も、第2の種類のブラッシング運動のためにシャフトによって駆動する。第2毛ホルダは駆動し、遠位端の一部分と、及び/又はシャフトに含まれる追加の1つまたはそれ以上のカム若しくはカム部分と嵌合する。
【解決手段】電気で駆動する歯ブラシは、好ましくはシャフト820の遠位端に、毛ホルダ814のスロットに適合するカムを有する回転シャフトを有する。ホルダが、回転のために歯ブラシ頭部に取り付けられる。シャフトが回転すると、カムが円を描き、駆動するようにスロットに嵌合して、第1ブラッシング運動でホルダを震動させる。第2毛ホルダ822も、第2の種類のブラッシング運動のためにシャフトによって駆動する。第2毛ホルダは駆動し、遠位端の一部分と、及び/又はシャフトに含まれる追加の1つまたはそれ以上のカム若しくはカム部分と嵌合する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は歯ブラシの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、より詳細には、ブラシの毛が歯ブラシの柄に対して動くように配置された、電気で駆動する歯ブラシに関する。米国特許第2,215,031号における回転駆動毛に関する1939年の開示を含む、そのような歯ブラシの多くの例がある。同様の回転駆動の配置は、米国特許第4,845,795号、米国特許第4,156,620号にも示され、これらは、いかにして回転モータの駆動が往復の線状運動に変換されて、毛を時計方向及び反時計方向に駆動するかを説明し、米国特許第3,577,579号は、歯ブラシ頭部がブラシホルダに対して動かされて、ブラシ頭部に取り付けられたすべての毛が共に、ホルダに対して前後左右に動く歯ブラシを開示している。米国特許第5,625,916号は、単一の毛ホルダを有する歯ブラシを開示している。毛ホルダは、シャフト付近を回転する手法で震動するように駆動する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの参考資料において開示された駆動機構及びブラシ運動は、相対的に単純なものから相対的に複雑なものに及ぶ。開示された歯ブラシの最も複雑なものは、精巧なブラッシング運動を提供するために使用されている。提供されたブラッシング運動は、有益である一方、それを提供するために開示された手段は、複雑過ぎると共に、多くの用途で実用的なブラッシングの解法となるには多くの可動部を含みすぎている。開示された歯ブラシのより単純なものは、1つだけのブラッシング活動を提供する。これらの単一のブラッシング活動は、製造には実用的である一方、ブラッシングの用途によっては不適切なことがある。例えば、歯と歯の間の空間を適切に洗浄しないことがあり得る。
【0004】
従って、複数の歯洗浄課題を達成するための、複数の洗浄又はブラッシング活動を提供する一方、製造が単純であると共に、可動部分が少ない歯ブラシを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
新規の歯ブラシの一実施形態は、歯ブラシの第1末端部における柄部分、歯ブラシの第2末端部における頭部分、柄部分から頭部分まで伸び、第1長手方向中央軸線を有する回転シャフト、頭部分に旋回可能に取り付けられ、旋回する震動運動で第1毛ホルダを駆動させるために第1毛ホルダのスロットで受け止められる、シャフトの遠位端を結合している第1毛ホルダ、及び頭部分に可動的に取り付けられ、シャフト上に位置するカムによって駆動するように嵌合している第2毛ホルダを含む。
【0006】
電動歯ブラシのもう1つの実施形態は、シャフトを含む。シャフトは第一カム及び第2カムを含む。シャフトを回転させるように作用するモータも歯ブラシに含まれる。第1ブラシ部分は、第1運動のために第1カムに作用するように連結されている。第2ブラシ部分は、第1ブラシ部分から長手方向に分離し、第2カムと別個に結合して、第2運動において第2ブラシ部分を駆動させる。第2運動は、第1運動とは異なる。
【0007】
電動歯ブラシの第3実施形態はシャフトを含む。シャフトはカムを含む。モータは、シャフトを回転させるように作用する。第1ブラシ部分は、第1運動のためにカムに作用するように連結している。第2ブラシ部分は、第1ブラシ部分から長手方向に分離し、第2運動のために別個に作用するようにカムに連結している。第2運動は、第1運動とは異なる。
【0008】
例えば、第2ブラシ部分は、第2ブラシ部分の本体に位置し、第2ブラシ部分の長手方向軸線に横断方向に配置された旋回部分を含むことができ、旋回部分は、第2ブラシ部分を旋回可能に前記歯ブラシの頭部分と接続するように作用する。第2ブラシ部分は、その底部表面上にカム接触表面を含む。カム接触表面は、カムの表面の上に載るように作用して、第2ブラシ部分を旋回部分の付近で揺り動かす。
【0009】
本発明の1つの利点は、第1毛ホルダ及び第2毛ホルダ各々によって提供される別個の、補足的な洗浄運動にある。
【0010】
本発明のもう1つの利点は、別個の、補足的な洗浄運動が単純で経済的な歯ブラシにおいて提供されることである。
【0011】
次の詳細な説明を熟読して理解すれば、本発明の更に他の利点が、当業者には明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明は、様々な構成要素及び構成要素の配置と、様々な手順及び手順の配置の形体を取ってもよい。図面は、好ましい実施形態を説明する目的のためだけであって、本発明を制限するものと判断及び解釈されるべきでない。
【0013】
図面に関し、図1では、歯ブラシは、歯ブラシの第1末端部における柄10、歯ブラシの第2末端部における頭部11、それらの間で伸びている首部9、柄から頭部まで伸びる回転シャフト12、及び中に埋め込まれた毛の複数の房を有するほぼ円形の毛ホルダ13を具備し、各房8は、複数の毛を含む。再充電可能な電源は、バッテリー15及び16と置き換え可能ではあるが、柄は、電動モータ14と2個のバッテリー15及び16を保有するための区画を提供する。シャフトの連結17は、シャフト12の一方の末端部を把持するために配置されると共に、次に説明されるような洗浄又は置き換えのためにシャフトが引き出されるのを可能にする。
【0014】
頭部11は、図2でよりよく見えるように、柱18を支持し、これは毛ホルダ13に回転の又は振動の旋回軸線40を提供する。毛19は、図2では説明的な目的だけのために示されている。シャフト12は、シャフトの中央の長手方向軸線21から外れている、一体成形された遠位端20を有する。遠位端20は、毛ホルダ13の側面に形成されたスロット22(図3参照)に適合する。末端部20は、第1軸線21と柱18の旋回軸線40との交差点を指すことが注目される。一実施形態では、旋回軸線40がシャフトの中央の長手方向軸線21にほぼ垂直であるように、柱が配置される。旋回軸線40はまた、毛19が伸びる方向にほぼ平行である。この配置が好ましいものの、柱18が異なって配置されてもよいことが考察される。例えば、柱18は、旋回軸線40がシャフトの長手方向軸線21にほぼ垂直ではないが、旋回軸線40の周囲で揺れる又は旋回する活動を提供するためにそれらの間で鋭角を形成する角度であってもよい。シャフト12がモータ14によって回転する時、遠位端20はシャフト12の周囲で円を描き、駆動させるようにスロット22と嵌合して、毛ホルダ13の旋回軸線の周囲で毛ホルダ13を震動又は振動させる。この点で、形成された遠位端20は、カム又はギアの歯であると考えられてもよい。震動するとは、前後又は左右に動くことである。振動するとは、2地点間で前後に動く又は移動することである。カムは、従動部の動きを決定する、形成された構成要素又は構成要素の一部分である。図3に見られるように、スロット22は閉じて終わり、ホルダの外側周辺部から中心までの距離より少なく、内向きに放射状に、隣接する一対の毛穴の間を伸びる。故に、毛ホルダ13は、柱18の中心付近で前後に旋回し、振動し、又は回転する。旋回するとは、旋回軸で回る又はあたかも旋回軸で回るかのようなことである。回転するとは、軸線又は中心の周囲を回ることである。このような動きは、頭部11と毛19との間に第1の関連する運動を提供すると共に、一般に、歯の有効な洗浄に有益である。スロット22の幅は好ましくは、末端部20の直径とほぼ同一であって、最小限の遊びを残し、これが使用中のノイズを最小限に保つ。
【0015】
好ましくはモータ14は、毎分約6000回転で作動する。所望する場合、モータは、他の速度でも作動することができるか、又はユーザによる選択が可能な2以上の速度で作動するように配置され得る。図1は、ホルダ13が震動する、振動する、又は30°の角度まで回転する歯ブラシを示している。図2では、角度は35°であり、図5では、角度は15°である。故に、回転の角度は、様々なシャフト12を取り付けることにより選択され得ると共に、同一の毛ホルダが、全ての角度について使用され得ることが理解される。
【0016】
各毛ホルダ13は、図3に見られるように、よりよく釣り合わせるために、又は1つのスロットが磨耗した場合若しくは使用中に毛がむらになって磨耗した場合に異なるスロットが使用され得るように、互いに対向する1より多いスロット22を備えてもよい。換言すれば、ホルダ13はその時、2以上の回転位置に据え付けられ得る。ホルダ13は好ましくは、例えば、柱18にクリップで留めたばねによって、頭部11から容易に取り外し可能である。このように取り外すことによって、よりよい洗浄及び衛生的な容器での保管を可能にすると共に、必要な時にシャフト12が容易に引き出されて、取り換えられるのも可能にする。
【0017】
説明されたシャフト12は、好ましくは一体成形される、すなわち、単一の長さの細い棒であり、示されるように形成される。しかし、遠位端又はカム20は別個に形成又は提供されて、シャフトのまっすぐな末端部分又はシャフト上の他の場所に固着されるように配置することが可能である。そのような別個の部分は、シャフトの軸線21と一致する中央軸線と、中央から外れた駆動柱とを有するブラシであってもよい。駆動柱はその時、遠位端又はカム20の位置及び機能を取る。故に、駆動柱及びスロット22はその時、シャフトとホルダ13との間の駆動嵌合を形成し、駆動柱は、シャフトの遠位端とみなされ得る。
【0018】
本発明の幾つかの実施形態では、ホルダ13が一側面、例えばシャフトの反対側で、蝶番式に旋回するように配置することもまた可能ではあるが、通常はあまり便利ではない。そのような場合、蝶番式の旋回軸の近くに取り付けられた毛は、実際にはシャフトの隣の面の毛程には動かないが、それでも有意に震動する。
【0019】
旋回して回転しようと又は蝶番式に動こうと、毛ホルダ13は、円形である必要がないことも理解される。しかし、円形ホルダ13が通常は好ましく、その回転位置は、所望する場合に上述したように変えられ得る。上述のシャフトの配置が好ましい一方で、他のシャフトの配置が本発明と共に使用され得ることが考察される。例えば、その要旨を参考として引用し本明細書に組み込まれる米国特許第5,732,432号に説明されている配置が、使用中のシャフトの機械的調整不良及び機械的ひずみに適応するために代用されてもよい。更に、頭部11は、柄10から容易に取り外し得る形体で提供されてもよい。これは、頭部のシャフトと本体部分とを連結する配置を使用して達成され得る。そのような配置は当該技術分野で既知である。例えば、頭部分及び柄部分は、噛み合うスロット、及び突出部、及び/又はロックする若しくは固定するタブ及び溝を含み得る。シャフトは2部分に分割されることができ、各部分が連結要素を含む。連結は例えば、鍵付きの配置で達成される。例えば、連結要素は、各シャフト部分末端部に付加されたオスメスの噛み合うスプライン(薄板)を含み得る。更に、スロット22は、その要旨を参考として引用し本明細書に組み込む米国特許第5,784,743号に説明されているような揺れプレートによって置き換えられてもよい。
【0020】
次に図8〜図18を更に参照し、強化電動歯ブラシ810の実施形態は、上述の毛ホルダ13に類似している第1毛ホルダ814を含む。強化歯ブラシ810は、頭部816、及び本体又は柄817を有する。勿論、強化歯ブラシは、モータ819、及びモータに動力を提供するバッテリーを含む。頭部分816は、長手方向軸線818を有する。第1毛ホルダ814は、円形として説明されている。しかし、他の形体の毛ホルダも考察されると共に、本発明の範囲内にある。第1毛ホルダ814は、遠位端を受け止めるための、上述のような少なくとも1つのスロット(図3参照)を含むか、又は図1〜図7を参照して説明されるような駆動シャフト820であり得る。駆動シャフトの遠位端(図3参照)は、上述のように駆動シャフト820の中央の長手方向軸線21(図3参照)から曲がっている又は外れている。モータ819は、シャフト820を回転させるように作用する。要するに、第1毛ホルダ814に関するシャフト820の構造及び作用について、強化歯ブラシ810は、図1〜図7を参照して説明された歯ブラシに類似している。しかし、強化電動歯ブラシ810の実施形態は、第2毛ホルダ822のような、第1毛ホルダに隣接して配置された第2毛ホルダもまた含む。第2毛ホルダを第1毛ホルダに直接隣接して配置することが望ましい一方、第1毛ホルダと第2毛ホルダとの間に隙間が提供されてもよいことが考察される。加えて、可動第1毛ホルダと可動第2毛ホルダとの間の空間は、歯ブラシ頭部の一部分を形成する固定された又は静止した第3毛ホルダ(図示せず)に埋め込まれている静止した又は固定された毛で充填されてもよい。強化電動歯ブラシの多くの実施形態では、第2毛ホルダは可動であり、駆動シャフト820などの駆動シャフトと別個に結合し、またそれによって別個に駆動する。可動第2毛ホルダは、図1〜図7を参照して説明された回転する運動又は蝶番式に旋回する震動運動のどちらが特定の実施形態で使用されようとも、それとは異なる別個の方向及び/又は手法で動くことができる。
【0021】
例えば、図9に関し、第2毛ホルダ910が、歯ブラシ頭部816のスロット912に可動的に取り付けられ、駆動シャフト918に含まれる離心円のカム914によって、長手方向軸線818の方向にほぼ垂直な方向に震動性の横運動で別個に駆動する。次に説明されるカム914及び他のカムは、例えば、図9Aの例に示されるように、また次に説明される、図12、図13、図15に見られるような他の実施形態を考慮して見られるように、シャフト918に1つまたはそれ以上の屈曲を含み得る。あるいは、カム914は、別個の部分として提供されて、接着剤、プレス若しくはスナップ嵌め、共成形、又は当該技術分野で既知の他の機械的若しくは化学的手段によってシャフト918に取り付けられることができる。任意選択的に、駆動シャフトはシャフト支持体920によって支持される。カム従動部922は、第2毛ホルダ910の底部表面924から垂れ下がっている。カム従動部922は、第2毛ホルダの長手方向軸線926から外れている。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト918を回転させると、カム914はカム従動部922のカム接触表面928と接触してカム従動部922を駆動させて、その結果第2毛ホルダ910を、強化歯ブラシ810の一側面930に向けて、頭部分816の長手方向軸線818から離す。シャフト918が回転し続けると、カム914は、カム従動部922から離れる。頭部分816の壁とカム従動部の第2表面との間にある、ばね934のような弾性のある偏倚部材がカム従動部922を押し、従って第2毛ホルダ910を押して頭部分816の長手方向軸線818の方へ戻す。この前後又は左右の運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である掃く又はブラッシング運動が提供される。第2毛ホルダ910のストローク(前後往復運動)及び/又は頻度は、ばねの構成と、カム914及びカム従動部922の配置及び/又は寸法とを変化させることによって変えることができる。例えば、カム従動部922は、軸線926のより近くに配置されて、より短いストロークを提供してもよく、又はカム従動部922若しくはより強いばねが提供されて、第2毛ホルダ910の戻る速度を増してもよく、又は1つまたはそれ以上のばねが提供されてもよい。あるいは、カム従動部922は、第2毛ホルダ910の底部表面924と鋭角を形成してもよく、又は第1表面が的確な曲線状として、若しくは他の複雑な形体では図9に示される平坦な表面に対向して提供され得る。
【0022】
図10に関し、強化歯ブラシ810の第2実施形態では、第2毛ホルダ1010が、歯ブラシ頭部816のスロット1012に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1018に含まれるカム1016によって、蝶番又は旋回軸1014付近の震動性の、揺れる、又は旋回する運動で別個に駆動する。カム1016は、シャフト1018に1つまたはそれ以上の屈曲を含み得るか、又は上記で検討したような別個の部分として提供され得る。任意選択的に、駆動シャフトはシャフト支持体1020によって支持される。カム接触表面1022は、第2毛ホルダ1010の底部表面に位置している。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1018を回転させると、カム1016はカム接触表面1022と接触し、第2毛ホルダ1010を駆動させる又は押して、蝶番又は旋回軸1014付近で第2毛ホルダを揺らす又は旋回させる。シャフト1018が回転し続けると、カム1016はカム接触表面1022から離れる。使用中、カム1016がカム接触表面1022と接触すると、第2毛ホルダ1010の毛は、より大きい力でユーザの歯に押し付けられる。好ましくは、第2毛ホルダ1010の毛は、ユーザの歯と歯の間に押し付けられて、洗浄する及び磨く機能を提供する。カムが接触表面1022から離れると、ユーザの歯を押している毛は、第2毛ホルダをユーザの歯から離す。この揺れる又は旋回する運動が繰り返されると(シャフト1018が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である磨く又は深く洗浄する運動が提供される。
【0023】
図11に関し、強化歯ブラシ810の第3実施形態では、第2毛ホルダ1110が歯ブラシ頭部816のスロット1112に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1118に含まれるカム1116によって、スロット1112内の震動性の、持ち上げる、又は垂直の拍動する運動で(例えば、図11の例によって示されるように、長手方向軸線1114にほぼ垂直で、第2毛ホルダ1110の表面1115にほぼ平行な方向に)別個に駆動する。任意選択的に、駆動シャフトはシャフト支持体1120によって支持される。カム1116は、シャフト1118に1つまたはそれ以上の屈曲を含み得るか、又は上記で検討したように別個の部分として提供され得る。カム接触表面1122は、第2毛ホルダ1110の底部表面に位置している。強化歯ブラシ810のモータ819(図8参照)がシャフト1118を回転させると、カム1116が、カム接触表面1122と接触して、震動性の、持ち上げる、又は垂直の拍動する運動で第2毛ホルダ1110を駆動させる又は持ち上げて、第2毛ホルダを、頭部分816から離し、歯ブラシのユーザ(図示せず)の歯に向かう方向に持ち上げる又は拍動させる。シャフト1118が回転し続けると、カム1116は、カム接触表面1122から離れる。使用中、カム1016がカム接触表面1122に接触すると、第2毛ホルダ1110の毛は、様々な程度の力でユーザの歯に押し付けられる。好ましくは、第2毛ホルダ1110の毛は、ユーザの歯と歯の間に押し付けられて、洗浄する及び磨く機能を提供する。カムが接触表面1122から離れると、ユーザの歯を押している毛は、第2毛ホルダをユーザの歯から離して頭部分816の方へ戻す。この持ち上げ又は垂直な拍動運動が繰り返されると(シャフト1018が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供された運動と異なって、補足的である磨く又は深く洗浄する運動が提供される。
【0024】
図12に関し、強化歯ブラシ810の第4実施形態では、第2毛ホルダ1210が、歯ブラシ頭部816のスロット(図示しないが、図9に説明されているスロット912に類似している)に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1218に含まれるカム1216によって、溝内の長手方向の往復又は移動運動で別個に駆動する。任意選択的に、シャフトはシャフト支持体1217によって支持される。シャフト支持体は、シャフトの周囲で受け止めてパチンと閉まるように作用するC又はU字形部分(図示せず)を含んでもよい。支持体にシャフトを保持するための他の手段は、当該技術分野において既知である。カム1216は、シャフト1218の上に配置又は成形され、それにしっかりと固定された、適切な離心円形体を有する形成されたビーズを含み得る。一実施形態では、カム1216は、同方向に傾斜し、同じ傾斜角度ではあるが、カム1216の対向する末端部に配置されている、鋭角をなす一対の表面1219、1220を含む。傾斜の方向及び角度は、所望するように変えて、第2毛ホルダ1210の頻度及びストロークを変えることができる。第1及び第2カム従動部1222、1226は、第2毛ホルダ1210の底部表面から垂れ下がっている。カム従動部1222、1226は、第2毛ホルダの横断方向軸線1230から外れるか、又は間隔をあけている。カム従動部1222、1226は、カム1216を跨ぐ及び/又は捕らえ、角度をなす表面1219、1220は、カム従動部1222及び1226の自由端と滑動可能に嵌合する。強化歯ブラシ810のモータ819(図8参照)がシャフト1218を回転させると、カム1216の鋭角をなす第1表面1220が第1カム従動部1222の表面と接触してカム従動部を駆動させて、その結果第2毛ホルダ1210を頭部分816の長手方向軸線818に沿って第1毛ホルダ814から離す。シャフト918が回転し続けると、カム1216は、第1カム従動部1222から離れる。カム1216の鋭角をなす第2表面1219は、次に、第2カム従動部1226の表面と接触して第2カム従動部1226を駆動させ、従って第2毛ホルダ1210を駆動させて第1毛ホルダ814の方へ戻す。この前後運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である往復又は移動運動によって、こする動きが提供される。
【0025】
図13及び図14に関し、強化歯ブラシ810の第5実施形態では、第2毛ホルダ1310が、歯ブラシ頭部816のスロット(図示しないが、図9に説明されているスロット912に類似している)に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1318に含まれるカム1316によって、長手方向の往復又は移動運動で別個に駆動する。任意選択的に、シャフトはシャフト支持体1317によって支持される。シャフト支持体は、シャフトの周囲で受け止めてパチンと閉まるように作用する、C又はU字形部分(図示せず)を含んでもよい。支持体にシャフトを保持するための他の手段は、当該技術分野において既知である。カム1316は本来、正弦曲線状又は曲線状であり、シャフト1318に、隣接する弓形の1つまたはそれ以上の屈曲1319及び1320を有する。弓形の屈曲1319、1320は各々、頂点1321を有し、頂点1321は、駆動シャフト1318の対向する側面に配置されている。カム従動部1322は、第2毛ホルダ1310の底部表面1323から垂れ下がり、カム1316の頂点1321の間に配置されている。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1318を回転させると、カム1316の第1表面1325は、カム従動部1322の第1表面1324と接触してカム従動部1322を駆動させ、その結果、第2毛ホルダ1310を果頭部分816の長手方向軸線818に沿う方向に第1毛ホルダ814から離す。シャフト918が回転し続けると、カム1316の第1表面1325は頂点1321に到達すると共に、第1カム従動部表面1324から離れる。カム1316の第2表面1326は次に、カム従動部1322の第2表面1426と接触してカム従動部1322を駆動させ、従って第2毛ホルダ1310を駆動させて第1毛ホルダ814の方へ戻す。この前後運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である往復又は移動運動によって、こする動きが提供される。往復又は移動運動のストローク及び頻度は、頂点間の空隙部、及び/又は頂点の振幅若しくは高さを変えることによって変えることができる。図15に関し、強化歯ブラシ810の第6実施形態では、ピン又は蝶番の形体で提供されることができ、第2毛ホルダ1508の中央に位置する横断方向軸線で取り付けられる旋回軸1510で、第2毛ホルダ1508が歯ブラシ頭部816に可動的に取り付けられる。1実施形態では、第2毛ホルダ1508は、第2毛ホルダ1508の中間点で歯ブラシの首部又は頭部816の側壁に固定されているピンの周囲で旋回する。第2毛ホルダ1508は、駆動シャフト1518に含まれる、第1及び第2カム部分1512、1514を含むカムによって、震動性の、揺れる、ぐらつく、又は揺れ動く運動で別個に駆動する。任意選択的に、シャフトはシャフト支持体1519によって支持される。シャフト支持体は、シャフトの周囲で受け止めてパチンと閉まるように作用するC又はU字形部分(図示せず)を含んでもよい。支持体にシャフトを保持するための他の手段は、当該技術分野において既知である。カム部分1512、1514は、シャフト1518に直線の、曲線の、又は他の1つまたはそれ以上の屈曲を含み得る。図15に説明されているように、第1カム部分1512は、旋回軸の第1側面に隣接して位置し、第2カム部分1514は、旋回軸の第2側面に隣接して位置する。第2カム部分1514は、シャフト1518の遠位端又はカム(図示しないが、図3の遠位端又はカム20に類似している)の一部分を含み得る。第1及び第2カム接触表面1520、1522は、第2毛ホルダ1508の底部表面に位置している。全ての説明された実施形態の場合にあることだが、第1及び第2カム部分1512、1514を作成する屈曲若しくは離心円の、振幅又は高さは、関係するカム接触表面に到達して、歯ブラシユーザの歯に向かって、その中へ、それを横切って、又はそれに沿って所望の距離まで第2毛ホルダを駆動させるのに十分大きい。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1518を回転させると、第1カム部分1512が第1カム接触表面1520と接触して、第2毛ホルダ1510の第1末端部1522を駆動させる又は持ち上げて(図に関して)、旋回軸1510の周囲で、頭部分816から離れて歯ブラシユーザ(図示せず)の歯に向かう方向に第1末端部1522を揺り動かす又は動かす。この動きは、第2毛ホルダの第2末端部1526を低くして頭部分816の方へ戻す。シャフト1518が回転し続けると、第1カム部分1512は、第一カム接触表面1520から離れ、第2カム部分1514は第2カム接触表面1522と嵌合する。第2カム部分1514は、第2毛ホルダ1508の第2末端部1526を駆動させる又は持ち上げて(この図に関して)、第2末端部1522を旋回軸1510の周囲で頭部分816から離して歯ブラシユーザの歯に向かう方向に揺らす又は動かす。この動きは、第2毛ホルダの第1末端部1530を低くして頭部分816の方へ戻す。使用中、第1及び第2カム部分1512、1514が交互に第1及び第2カム接触表面1520、1522と接触すると、第2毛ホルダ1508の毛は、様々な程度の力でユーザの歯に押し付けられる。好ましくは、第2毛ホルダ1508の毛は、ユーザの歯と歯の間に押し付けられて、洗浄する及び磨く機能を提供する。揺れ動く又は旋回運動が繰り返されると(シャフト1518が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である磨く又は深く洗浄する運動が提供される。
【0026】
図16に関し、強化歯ブラシ810の第7実施形態では、第2毛ホルダ1608の横断方向軸線に取り付けられたピン又は蝶番の形体で提供され得る旋回軸1610で、第2毛ホルダ1608が歯ブラシ頭部816に可動的に取り付けられる。一実施形態では、第2毛ホルダ1608は、第2毛ホルダ1608の中間点で歯ブラシの首部の側壁に固定されているピンの周囲で旋回する。横断方向軸線は、例えば、第2毛ホルダ1608の第1末端部1612に隣接している。第2毛ホルダ1608は、駆動シャフト1618に含まれるカム1614によって、震動性の、揺れる、旋回する、又は揺れ動く運動で別個に駆動する。任意選択的に、シャフトはシャフト支持体1619によって支持される。シャフト支持体は、シャフトの周囲で受け止める又はパチンと閉まるように作用するC又はU字形部分(図示せず)を含んでもよい。シャフトを支持体に保持するための他の手段は、当該技術分野で既知である。カム1614は、シャフト1618の遠位端(図示しないが、図3の遠位端又はカム20に類似している)の一部分であってもよい。カム1614は、シャフト1618に1つまたはそれ以上の屈曲を含み得る。例えば、屈曲は、直線の、曲線の、又は他種類の屈曲であってもよい。カム接触表面1622は、その第2末端部1626に隣接する第2毛ホルダ1608の底部表面に位置する。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1618を回転させると、カム1614はカム接触表面1622と接触して、第2毛ホルダ1608の第2末端部1626を駆動させる又は持ち上げて(この図面に関して)、第2毛ホルダ1608の第2末端部1626を、旋回軸1610の周囲で頭部分816から離して歯ブラシユーザの歯(図示せず)に向かう方向に揺り動かす又は動かす。シャフト1618が回転し続けると、カム1614は、カム接触表面1622から離れる。使用中にカム1614がカム接触表面1622と接触すると、第2毛ホルダ1608の毛は、様々な程度の力でユーザの歯に押し付けられる。好ましくは、第2毛ホルダ1608の毛は、ユーザの歯と歯の間に押し付けられて、洗浄する及び磨く機能を提供する。カムが接触表面1622から離れると、ユーザの歯を押している毛は、第2毛ホルダをユーザの歯から離して頭部分816の方へ戻す。この揺れ動く又は旋回する運動が繰り返されると(シャフト1618が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である磨く又は深く洗浄する運動が提供される。
【0027】
図17及び図18に関し、強化歯ブラシ810の第8実施形態では、第2毛ホルダ1810は、歯ブラシ頭部816のスロット1812に可動的に取り付けられて、駆動シャフト1818に含まれるカム1816によって、スロット1812内で往復又は移動する横断方向の運動で別個に駆動する。カム1816は、シャフト1818の上に配置又は成形されてそれにしっかり固定された、適切に形成されたビーズを含み得る。例えば、ビーズは離心円のカムとして形成される。あるいは、カムは、直線の、曲線の、又は他の種類の1つまたはそれ以上の屈曲を含み得る。第1及び第2カム従動部1822、1826は、第2毛ホルダ1810の底部表面から垂れ下がっている。カム従動部は、例えば、第2毛ホルダの長手方向軸線818から外れて、カム1816に跨る又はそれを捕らえる。モータ819(図8参照)がシャフト1818を回転させると、カム1816は、第1カム従動部1822の表面1821と接触して第1カム従動部1822を駆動させ、その結果第2毛ホルダ1810を頭部分816の横断方向軸線1830に沿って頭部分816の第1側面1828から離す。シャフト1818が回転し続けると、カム1816は、第1カム従動部1822から離れる。次にカム1816は第2カム従動部1826の表面1825に接触して、第2カム従動部1826を駆動させ、従って第2毛ホルダ1810を駆動させて頭部分816の第1側面1828の方へ戻す。この前後又は左右の運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である掃く運動が提供される。
【0028】
図19に関し、強化歯ブラシ810の第9実施形態では、第2毛ホルダ1910が、歯ブラシ頭部816のスロット(図示せず)に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1918に含まれるカム1916によって、往復する又は移動する長手方向の運動で別個に駆動する。カム1916は、適切な形体で形成され、シャフト1918の上に配置又は成形され、それにしっかりと固定されたビーズを含み得る。カム1916は、逆螺旋の又は螺線形の溝1920を含む。螺旋又は螺旋形の溝は、ビーズの周囲で伸びてビーズの長手方向軸線の付近で螺旋状になる。例えば、長手方向軸線は、シャフト1918と一致する。カム従動部1922は、第2毛ホルダ1910の底部表面1923から垂れ下がっている。カム従動部1922は、螺旋の溝1920内で滑って受け止められる。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1918を回転させると、螺旋の溝1920の第1表面1924がカム従動部1922の第1表面1925と接触してカム従動部1922を駆動させ、その結果第2毛ホルダ1910を、頭部分816の長手方向軸線818に沿って第1毛ホルダ814から離す。シャフト1918が回転し続けると、カム従動部1922が螺旋の溝1920の頂点1926に到達して、螺線の溝1920の第1表面1924は、第1カム表面1925から離れる。その後、螺旋の溝1920の第2表面1928は、カム従動部1922の第2表面1930と接触してカム従動部1922を駆動させ、従って第2毛ホルダ1910を第1毛ホルダ814の方へ戻す。この前後運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的であるこする運動が提供される。任意選択的に、カム1916はシャフト1918に離心的に取り付けられ、ビーズ又はカム1916の長手方向軸線は、シャフト1918と一致しない。この場合、カム従動部1922が、螺旋の溝1920の底部に載るのに十分長く作成される場合、離心的に取り付けられたカムがシャフトによって回転すると、持ち上げる又は垂直の拍動する力が第2毛ホルダに提供される。あるいは、又は更に、溝の深さは変えられる。深さの変化は、カム従動部、故に、第2毛ホルダに持ち上げる又は垂直の拍動する力を提供する。螺旋の溝がビーズを取り囲む時、ビーズの長手方向軸線に沿って前後に数回循環する溝とそれを置き換えてもよい。この種の溝は、第2毛ホルダの往復運動の頻度を増すために使用され得る。
【0029】
本発明の実施形態は、単純化のために長手方向軸線818及び毛ホルダの表面(例えば、図11の1115参照)にほぼ垂直な方向に伸びる毛で説明されるものの、第1及び/又は第2毛ホルダの運動を補足する又は更に強化するために、毛は異なる配置がされてもよいことが考察される。図20に関し、毛の数本又は全てが、毛ホルダの表面2006に対して鋭角2008を形成する方向に伸びてもよいと共に、毛2010及び2014各々に関しては、図20の例によって示されるように、柄に向かう又はそれから離れる方向に伸びる。図21に関して、もう1つの実施形態では、毛2110及び2114について図21で示されるように、毛の数本が、頭部から離れて外向きに別の方向に伸びて、更に毛ホルダの表面に対して鋭角2108を形成してもよい。米国特許意匠第330,286号、意匠第434,563号に説明されているようなマッサージ用の毛又は様々な高さの毛も使用してもよく、その要旨を参考として引用し本明細書に組み込む。使用に好適な他の好ましい毛の配置には、米国特許第6,006,394号、第4,081,876号、第5,046,213号、第5,335,389号、第5,392,483号、第5,446,940号、第4,894,880号、及びPCT国際公開特許WO99/23910号の全て又は一部分に説明されている配置が挙げられ、これらの要旨を参考として引用し本明細書に組み込む。
【0030】
本発明は特定の実施形態を参照して説明された。本明細書を熟読して理解すると、改良及び変更が出てくる。例えば、あるカムはシャフトに屈曲を含むと説明されている一方で他のカムはシャフトに固定された、適切に形成されたビーズを含むと説明されているが、カムは示された形体には制限されない。実際、屈曲がビーズに置き換えられてもよいし、ビーズが屈曲に置き換えられてもよい。例えば、図22は、図13及び図14に説明されている第5実施形態に類似する第10実施形態を説明している。しかし、第10実施形態では、カム2216は、シャフト2218の上に固定して配置された又は共に成形された、適切に形成された複雑なビーズとして形成される。第1及び第2カム部分又は表面が説明又は参照される場合、それらの部分又は表面は、別個のカムと考えられるか又は別個のカムとして実行され得る。カム又はカム部分が1つの離心円又は屈曲形で説明される場合、多数の離心円又は屈曲形が含まれ得る。加えられた各離心円又は屈曲形は、関連する毛ホルダが、震動する、拍動する、旋回する、ぐるぐる回る、揺れ動く、振動する、往復運動する、又は移動する頻度を増す。更に、多数の離心円が含まれる場合、それらは様々な振幅を有し、様々な毛ホルダ運動の振幅を提供してもよい。全てのそのような改良及び変更は、添付された請求項又はその等価のものの範囲内にある限り、含まれることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】歯ブラシの断面底面図である。
【図2】図1の歯ブラシの一部分の横断側面図を示している。
【図3】図2の断面底面図である。
【図4】図2の、対向する側面図である。
【図5】異なる歯ブラシの、異なる尺度での図2と同じ図である。
【図6】異なる歯ブラシの、異なる尺度での図3と同じ図である。
【図7】異なる歯ブラシの、異なる尺度での図4と同じ図である。
【図8】第2毛ホルダを有する強化歯ブラシの底面図である。歯ブラシは部分的な区分で示されている。
【図9】歯ブラシの頭部分の第1実施形態の、図8のA〜Aに沿って取った断面図である。
【図9A】第1実施形態の部分的断面側面図である。
【図10】歯ブラシの頭部分の第2実施形態の、図8のA〜Aに沿って取った断面図である。
【図11】歯ブラシの頭部分の第3実施形態の、図8のA〜Aに沿って取った断面図である。
【図12】歯ブラシ頭部の第4実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図13】歯ブラシ頭部の第5実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図14】歯ブラシ頭部の第5実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。シャフトは、図13に示される位置とは異なる位置に回転しているのが示されている。
【図15】歯ブラシ頭部の第6実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図16】歯ブラシ頭部の第7実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図17】歯ブラシの第9実施形態の頭部分の底面図である。
【図18】歯ブラシ頭部の第9実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図19】歯ブラシ頭部の第10実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図20】代表的な第1の交互の毛の配置を示す歯ブラシの側面図である。
【図21】代表的な第2の毛の配置を示す、図8のD〜Dに沿って取った末端部の図である。
【図22】交互のカムのデザインを示す第5実施形態の第2の実施の、図8のB〜Bに沿って取った部分断面図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は歯ブラシの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明は、より詳細には、ブラシの毛が歯ブラシの柄に対して動くように配置された、電気で駆動する歯ブラシに関する。米国特許第2,215,031号における回転駆動毛に関する1939年の開示を含む、そのような歯ブラシの多くの例がある。同様の回転駆動の配置は、米国特許第4,845,795号、米国特許第4,156,620号にも示され、これらは、いかにして回転モータの駆動が往復の線状運動に変換されて、毛を時計方向及び反時計方向に駆動するかを説明し、米国特許第3,577,579号は、歯ブラシ頭部がブラシホルダに対して動かされて、ブラシ頭部に取り付けられたすべての毛が共に、ホルダに対して前後左右に動く歯ブラシを開示している。米国特許第5,625,916号は、単一の毛ホルダを有する歯ブラシを開示している。毛ホルダは、シャフト付近を回転する手法で震動するように駆動する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの参考資料において開示された駆動機構及びブラシ運動は、相対的に単純なものから相対的に複雑なものに及ぶ。開示された歯ブラシの最も複雑なものは、精巧なブラッシング運動を提供するために使用されている。提供されたブラッシング運動は、有益である一方、それを提供するために開示された手段は、複雑過ぎると共に、多くの用途で実用的なブラッシングの解法となるには多くの可動部を含みすぎている。開示された歯ブラシのより単純なものは、1つだけのブラッシング活動を提供する。これらの単一のブラッシング活動は、製造には実用的である一方、ブラッシングの用途によっては不適切なことがある。例えば、歯と歯の間の空間を適切に洗浄しないことがあり得る。
【0004】
従って、複数の歯洗浄課題を達成するための、複数の洗浄又はブラッシング活動を提供する一方、製造が単純であると共に、可動部分が少ない歯ブラシを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
新規の歯ブラシの一実施形態は、歯ブラシの第1末端部における柄部分、歯ブラシの第2末端部における頭部分、柄部分から頭部分まで伸び、第1長手方向中央軸線を有する回転シャフト、頭部分に旋回可能に取り付けられ、旋回する震動運動で第1毛ホルダを駆動させるために第1毛ホルダのスロットで受け止められる、シャフトの遠位端を結合している第1毛ホルダ、及び頭部分に可動的に取り付けられ、シャフト上に位置するカムによって駆動するように嵌合している第2毛ホルダを含む。
【0006】
電動歯ブラシのもう1つの実施形態は、シャフトを含む。シャフトは第一カム及び第2カムを含む。シャフトを回転させるように作用するモータも歯ブラシに含まれる。第1ブラシ部分は、第1運動のために第1カムに作用するように連結されている。第2ブラシ部分は、第1ブラシ部分から長手方向に分離し、第2カムと別個に結合して、第2運動において第2ブラシ部分を駆動させる。第2運動は、第1運動とは異なる。
【0007】
電動歯ブラシの第3実施形態はシャフトを含む。シャフトはカムを含む。モータは、シャフトを回転させるように作用する。第1ブラシ部分は、第1運動のためにカムに作用するように連結している。第2ブラシ部分は、第1ブラシ部分から長手方向に分離し、第2運動のために別個に作用するようにカムに連結している。第2運動は、第1運動とは異なる。
【0008】
例えば、第2ブラシ部分は、第2ブラシ部分の本体に位置し、第2ブラシ部分の長手方向軸線に横断方向に配置された旋回部分を含むことができ、旋回部分は、第2ブラシ部分を旋回可能に前記歯ブラシの頭部分と接続するように作用する。第2ブラシ部分は、その底部表面上にカム接触表面を含む。カム接触表面は、カムの表面の上に載るように作用して、第2ブラシ部分を旋回部分の付近で揺り動かす。
【0009】
本発明の1つの利点は、第1毛ホルダ及び第2毛ホルダ各々によって提供される別個の、補足的な洗浄運動にある。
【0010】
本発明のもう1つの利点は、別個の、補足的な洗浄運動が単純で経済的な歯ブラシにおいて提供されることである。
【0011】
次の詳細な説明を熟読して理解すれば、本発明の更に他の利点が、当業者には明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明は、様々な構成要素及び構成要素の配置と、様々な手順及び手順の配置の形体を取ってもよい。図面は、好ましい実施形態を説明する目的のためだけであって、本発明を制限するものと判断及び解釈されるべきでない。
【0013】
図面に関し、図1では、歯ブラシは、歯ブラシの第1末端部における柄10、歯ブラシの第2末端部における頭部11、それらの間で伸びている首部9、柄から頭部まで伸びる回転シャフト12、及び中に埋め込まれた毛の複数の房を有するほぼ円形の毛ホルダ13を具備し、各房8は、複数の毛を含む。再充電可能な電源は、バッテリー15及び16と置き換え可能ではあるが、柄は、電動モータ14と2個のバッテリー15及び16を保有するための区画を提供する。シャフトの連結17は、シャフト12の一方の末端部を把持するために配置されると共に、次に説明されるような洗浄又は置き換えのためにシャフトが引き出されるのを可能にする。
【0014】
頭部11は、図2でよりよく見えるように、柱18を支持し、これは毛ホルダ13に回転の又は振動の旋回軸線40を提供する。毛19は、図2では説明的な目的だけのために示されている。シャフト12は、シャフトの中央の長手方向軸線21から外れている、一体成形された遠位端20を有する。遠位端20は、毛ホルダ13の側面に形成されたスロット22(図3参照)に適合する。末端部20は、第1軸線21と柱18の旋回軸線40との交差点を指すことが注目される。一実施形態では、旋回軸線40がシャフトの中央の長手方向軸線21にほぼ垂直であるように、柱が配置される。旋回軸線40はまた、毛19が伸びる方向にほぼ平行である。この配置が好ましいものの、柱18が異なって配置されてもよいことが考察される。例えば、柱18は、旋回軸線40がシャフトの長手方向軸線21にほぼ垂直ではないが、旋回軸線40の周囲で揺れる又は旋回する活動を提供するためにそれらの間で鋭角を形成する角度であってもよい。シャフト12がモータ14によって回転する時、遠位端20はシャフト12の周囲で円を描き、駆動させるようにスロット22と嵌合して、毛ホルダ13の旋回軸線の周囲で毛ホルダ13を震動又は振動させる。この点で、形成された遠位端20は、カム又はギアの歯であると考えられてもよい。震動するとは、前後又は左右に動くことである。振動するとは、2地点間で前後に動く又は移動することである。カムは、従動部の動きを決定する、形成された構成要素又は構成要素の一部分である。図3に見られるように、スロット22は閉じて終わり、ホルダの外側周辺部から中心までの距離より少なく、内向きに放射状に、隣接する一対の毛穴の間を伸びる。故に、毛ホルダ13は、柱18の中心付近で前後に旋回し、振動し、又は回転する。旋回するとは、旋回軸で回る又はあたかも旋回軸で回るかのようなことである。回転するとは、軸線又は中心の周囲を回ることである。このような動きは、頭部11と毛19との間に第1の関連する運動を提供すると共に、一般に、歯の有効な洗浄に有益である。スロット22の幅は好ましくは、末端部20の直径とほぼ同一であって、最小限の遊びを残し、これが使用中のノイズを最小限に保つ。
【0015】
好ましくはモータ14は、毎分約6000回転で作動する。所望する場合、モータは、他の速度でも作動することができるか、又はユーザによる選択が可能な2以上の速度で作動するように配置され得る。図1は、ホルダ13が震動する、振動する、又は30°の角度まで回転する歯ブラシを示している。図2では、角度は35°であり、図5では、角度は15°である。故に、回転の角度は、様々なシャフト12を取り付けることにより選択され得ると共に、同一の毛ホルダが、全ての角度について使用され得ることが理解される。
【0016】
各毛ホルダ13は、図3に見られるように、よりよく釣り合わせるために、又は1つのスロットが磨耗した場合若しくは使用中に毛がむらになって磨耗した場合に異なるスロットが使用され得るように、互いに対向する1より多いスロット22を備えてもよい。換言すれば、ホルダ13はその時、2以上の回転位置に据え付けられ得る。ホルダ13は好ましくは、例えば、柱18にクリップで留めたばねによって、頭部11から容易に取り外し可能である。このように取り外すことによって、よりよい洗浄及び衛生的な容器での保管を可能にすると共に、必要な時にシャフト12が容易に引き出されて、取り換えられるのも可能にする。
【0017】
説明されたシャフト12は、好ましくは一体成形される、すなわち、単一の長さの細い棒であり、示されるように形成される。しかし、遠位端又はカム20は別個に形成又は提供されて、シャフトのまっすぐな末端部分又はシャフト上の他の場所に固着されるように配置することが可能である。そのような別個の部分は、シャフトの軸線21と一致する中央軸線と、中央から外れた駆動柱とを有するブラシであってもよい。駆動柱はその時、遠位端又はカム20の位置及び機能を取る。故に、駆動柱及びスロット22はその時、シャフトとホルダ13との間の駆動嵌合を形成し、駆動柱は、シャフトの遠位端とみなされ得る。
【0018】
本発明の幾つかの実施形態では、ホルダ13が一側面、例えばシャフトの反対側で、蝶番式に旋回するように配置することもまた可能ではあるが、通常はあまり便利ではない。そのような場合、蝶番式の旋回軸の近くに取り付けられた毛は、実際にはシャフトの隣の面の毛程には動かないが、それでも有意に震動する。
【0019】
旋回して回転しようと又は蝶番式に動こうと、毛ホルダ13は、円形である必要がないことも理解される。しかし、円形ホルダ13が通常は好ましく、その回転位置は、所望する場合に上述したように変えられ得る。上述のシャフトの配置が好ましい一方で、他のシャフトの配置が本発明と共に使用され得ることが考察される。例えば、その要旨を参考として引用し本明細書に組み込まれる米国特許第5,732,432号に説明されている配置が、使用中のシャフトの機械的調整不良及び機械的ひずみに適応するために代用されてもよい。更に、頭部11は、柄10から容易に取り外し得る形体で提供されてもよい。これは、頭部のシャフトと本体部分とを連結する配置を使用して達成され得る。そのような配置は当該技術分野で既知である。例えば、頭部分及び柄部分は、噛み合うスロット、及び突出部、及び/又はロックする若しくは固定するタブ及び溝を含み得る。シャフトは2部分に分割されることができ、各部分が連結要素を含む。連結は例えば、鍵付きの配置で達成される。例えば、連結要素は、各シャフト部分末端部に付加されたオスメスの噛み合うスプライン(薄板)を含み得る。更に、スロット22は、その要旨を参考として引用し本明細書に組み込む米国特許第5,784,743号に説明されているような揺れプレートによって置き換えられてもよい。
【0020】
次に図8〜図18を更に参照し、強化電動歯ブラシ810の実施形態は、上述の毛ホルダ13に類似している第1毛ホルダ814を含む。強化歯ブラシ810は、頭部816、及び本体又は柄817を有する。勿論、強化歯ブラシは、モータ819、及びモータに動力を提供するバッテリーを含む。頭部分816は、長手方向軸線818を有する。第1毛ホルダ814は、円形として説明されている。しかし、他の形体の毛ホルダも考察されると共に、本発明の範囲内にある。第1毛ホルダ814は、遠位端を受け止めるための、上述のような少なくとも1つのスロット(図3参照)を含むか、又は図1〜図7を参照して説明されるような駆動シャフト820であり得る。駆動シャフトの遠位端(図3参照)は、上述のように駆動シャフト820の中央の長手方向軸線21(図3参照)から曲がっている又は外れている。モータ819は、シャフト820を回転させるように作用する。要するに、第1毛ホルダ814に関するシャフト820の構造及び作用について、強化歯ブラシ810は、図1〜図7を参照して説明された歯ブラシに類似している。しかし、強化電動歯ブラシ810の実施形態は、第2毛ホルダ822のような、第1毛ホルダに隣接して配置された第2毛ホルダもまた含む。第2毛ホルダを第1毛ホルダに直接隣接して配置することが望ましい一方、第1毛ホルダと第2毛ホルダとの間に隙間が提供されてもよいことが考察される。加えて、可動第1毛ホルダと可動第2毛ホルダとの間の空間は、歯ブラシ頭部の一部分を形成する固定された又は静止した第3毛ホルダ(図示せず)に埋め込まれている静止した又は固定された毛で充填されてもよい。強化電動歯ブラシの多くの実施形態では、第2毛ホルダは可動であり、駆動シャフト820などの駆動シャフトと別個に結合し、またそれによって別個に駆動する。可動第2毛ホルダは、図1〜図7を参照して説明された回転する運動又は蝶番式に旋回する震動運動のどちらが特定の実施形態で使用されようとも、それとは異なる別個の方向及び/又は手法で動くことができる。
【0021】
例えば、図9に関し、第2毛ホルダ910が、歯ブラシ頭部816のスロット912に可動的に取り付けられ、駆動シャフト918に含まれる離心円のカム914によって、長手方向軸線818の方向にほぼ垂直な方向に震動性の横運動で別個に駆動する。次に説明されるカム914及び他のカムは、例えば、図9Aの例に示されるように、また次に説明される、図12、図13、図15に見られるような他の実施形態を考慮して見られるように、シャフト918に1つまたはそれ以上の屈曲を含み得る。あるいは、カム914は、別個の部分として提供されて、接着剤、プレス若しくはスナップ嵌め、共成形、又は当該技術分野で既知の他の機械的若しくは化学的手段によってシャフト918に取り付けられることができる。任意選択的に、駆動シャフトはシャフト支持体920によって支持される。カム従動部922は、第2毛ホルダ910の底部表面924から垂れ下がっている。カム従動部922は、第2毛ホルダの長手方向軸線926から外れている。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト918を回転させると、カム914はカム従動部922のカム接触表面928と接触してカム従動部922を駆動させて、その結果第2毛ホルダ910を、強化歯ブラシ810の一側面930に向けて、頭部分816の長手方向軸線818から離す。シャフト918が回転し続けると、カム914は、カム従動部922から離れる。頭部分816の壁とカム従動部の第2表面との間にある、ばね934のような弾性のある偏倚部材がカム従動部922を押し、従って第2毛ホルダ910を押して頭部分816の長手方向軸線818の方へ戻す。この前後又は左右の運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である掃く又はブラッシング運動が提供される。第2毛ホルダ910のストローク(前後往復運動)及び/又は頻度は、ばねの構成と、カム914及びカム従動部922の配置及び/又は寸法とを変化させることによって変えることができる。例えば、カム従動部922は、軸線926のより近くに配置されて、より短いストロークを提供してもよく、又はカム従動部922若しくはより強いばねが提供されて、第2毛ホルダ910の戻る速度を増してもよく、又は1つまたはそれ以上のばねが提供されてもよい。あるいは、カム従動部922は、第2毛ホルダ910の底部表面924と鋭角を形成してもよく、又は第1表面が的確な曲線状として、若しくは他の複雑な形体では図9に示される平坦な表面に対向して提供され得る。
【0022】
図10に関し、強化歯ブラシ810の第2実施形態では、第2毛ホルダ1010が、歯ブラシ頭部816のスロット1012に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1018に含まれるカム1016によって、蝶番又は旋回軸1014付近の震動性の、揺れる、又は旋回する運動で別個に駆動する。カム1016は、シャフト1018に1つまたはそれ以上の屈曲を含み得るか、又は上記で検討したような別個の部分として提供され得る。任意選択的に、駆動シャフトはシャフト支持体1020によって支持される。カム接触表面1022は、第2毛ホルダ1010の底部表面に位置している。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1018を回転させると、カム1016はカム接触表面1022と接触し、第2毛ホルダ1010を駆動させる又は押して、蝶番又は旋回軸1014付近で第2毛ホルダを揺らす又は旋回させる。シャフト1018が回転し続けると、カム1016はカム接触表面1022から離れる。使用中、カム1016がカム接触表面1022と接触すると、第2毛ホルダ1010の毛は、より大きい力でユーザの歯に押し付けられる。好ましくは、第2毛ホルダ1010の毛は、ユーザの歯と歯の間に押し付けられて、洗浄する及び磨く機能を提供する。カムが接触表面1022から離れると、ユーザの歯を押している毛は、第2毛ホルダをユーザの歯から離す。この揺れる又は旋回する運動が繰り返されると(シャフト1018が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である磨く又は深く洗浄する運動が提供される。
【0023】
図11に関し、強化歯ブラシ810の第3実施形態では、第2毛ホルダ1110が歯ブラシ頭部816のスロット1112に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1118に含まれるカム1116によって、スロット1112内の震動性の、持ち上げる、又は垂直の拍動する運動で(例えば、図11の例によって示されるように、長手方向軸線1114にほぼ垂直で、第2毛ホルダ1110の表面1115にほぼ平行な方向に)別個に駆動する。任意選択的に、駆動シャフトはシャフト支持体1120によって支持される。カム1116は、シャフト1118に1つまたはそれ以上の屈曲を含み得るか、又は上記で検討したように別個の部分として提供され得る。カム接触表面1122は、第2毛ホルダ1110の底部表面に位置している。強化歯ブラシ810のモータ819(図8参照)がシャフト1118を回転させると、カム1116が、カム接触表面1122と接触して、震動性の、持ち上げる、又は垂直の拍動する運動で第2毛ホルダ1110を駆動させる又は持ち上げて、第2毛ホルダを、頭部分816から離し、歯ブラシのユーザ(図示せず)の歯に向かう方向に持ち上げる又は拍動させる。シャフト1118が回転し続けると、カム1116は、カム接触表面1122から離れる。使用中、カム1016がカム接触表面1122に接触すると、第2毛ホルダ1110の毛は、様々な程度の力でユーザの歯に押し付けられる。好ましくは、第2毛ホルダ1110の毛は、ユーザの歯と歯の間に押し付けられて、洗浄する及び磨く機能を提供する。カムが接触表面1122から離れると、ユーザの歯を押している毛は、第2毛ホルダをユーザの歯から離して頭部分816の方へ戻す。この持ち上げ又は垂直な拍動運動が繰り返されると(シャフト1018が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供された運動と異なって、補足的である磨く又は深く洗浄する運動が提供される。
【0024】
図12に関し、強化歯ブラシ810の第4実施形態では、第2毛ホルダ1210が、歯ブラシ頭部816のスロット(図示しないが、図9に説明されているスロット912に類似している)に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1218に含まれるカム1216によって、溝内の長手方向の往復又は移動運動で別個に駆動する。任意選択的に、シャフトはシャフト支持体1217によって支持される。シャフト支持体は、シャフトの周囲で受け止めてパチンと閉まるように作用するC又はU字形部分(図示せず)を含んでもよい。支持体にシャフトを保持するための他の手段は、当該技術分野において既知である。カム1216は、シャフト1218の上に配置又は成形され、それにしっかりと固定された、適切な離心円形体を有する形成されたビーズを含み得る。一実施形態では、カム1216は、同方向に傾斜し、同じ傾斜角度ではあるが、カム1216の対向する末端部に配置されている、鋭角をなす一対の表面1219、1220を含む。傾斜の方向及び角度は、所望するように変えて、第2毛ホルダ1210の頻度及びストロークを変えることができる。第1及び第2カム従動部1222、1226は、第2毛ホルダ1210の底部表面から垂れ下がっている。カム従動部1222、1226は、第2毛ホルダの横断方向軸線1230から外れるか、又は間隔をあけている。カム従動部1222、1226は、カム1216を跨ぐ及び/又は捕らえ、角度をなす表面1219、1220は、カム従動部1222及び1226の自由端と滑動可能に嵌合する。強化歯ブラシ810のモータ819(図8参照)がシャフト1218を回転させると、カム1216の鋭角をなす第1表面1220が第1カム従動部1222の表面と接触してカム従動部を駆動させて、その結果第2毛ホルダ1210を頭部分816の長手方向軸線818に沿って第1毛ホルダ814から離す。シャフト918が回転し続けると、カム1216は、第1カム従動部1222から離れる。カム1216の鋭角をなす第2表面1219は、次に、第2カム従動部1226の表面と接触して第2カム従動部1226を駆動させ、従って第2毛ホルダ1210を駆動させて第1毛ホルダ814の方へ戻す。この前後運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である往復又は移動運動によって、こする動きが提供される。
【0025】
図13及び図14に関し、強化歯ブラシ810の第5実施形態では、第2毛ホルダ1310が、歯ブラシ頭部816のスロット(図示しないが、図9に説明されているスロット912に類似している)に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1318に含まれるカム1316によって、長手方向の往復又は移動運動で別個に駆動する。任意選択的に、シャフトはシャフト支持体1317によって支持される。シャフト支持体は、シャフトの周囲で受け止めてパチンと閉まるように作用する、C又はU字形部分(図示せず)を含んでもよい。支持体にシャフトを保持するための他の手段は、当該技術分野において既知である。カム1316は本来、正弦曲線状又は曲線状であり、シャフト1318に、隣接する弓形の1つまたはそれ以上の屈曲1319及び1320を有する。弓形の屈曲1319、1320は各々、頂点1321を有し、頂点1321は、駆動シャフト1318の対向する側面に配置されている。カム従動部1322は、第2毛ホルダ1310の底部表面1323から垂れ下がり、カム1316の頂点1321の間に配置されている。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1318を回転させると、カム1316の第1表面1325は、カム従動部1322の第1表面1324と接触してカム従動部1322を駆動させ、その結果、第2毛ホルダ1310を果頭部分816の長手方向軸線818に沿う方向に第1毛ホルダ814から離す。シャフト918が回転し続けると、カム1316の第1表面1325は頂点1321に到達すると共に、第1カム従動部表面1324から離れる。カム1316の第2表面1326は次に、カム従動部1322の第2表面1426と接触してカム従動部1322を駆動させ、従って第2毛ホルダ1310を駆動させて第1毛ホルダ814の方へ戻す。この前後運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である往復又は移動運動によって、こする動きが提供される。往復又は移動運動のストローク及び頻度は、頂点間の空隙部、及び/又は頂点の振幅若しくは高さを変えることによって変えることができる。図15に関し、強化歯ブラシ810の第6実施形態では、ピン又は蝶番の形体で提供されることができ、第2毛ホルダ1508の中央に位置する横断方向軸線で取り付けられる旋回軸1510で、第2毛ホルダ1508が歯ブラシ頭部816に可動的に取り付けられる。1実施形態では、第2毛ホルダ1508は、第2毛ホルダ1508の中間点で歯ブラシの首部又は頭部816の側壁に固定されているピンの周囲で旋回する。第2毛ホルダ1508は、駆動シャフト1518に含まれる、第1及び第2カム部分1512、1514を含むカムによって、震動性の、揺れる、ぐらつく、又は揺れ動く運動で別個に駆動する。任意選択的に、シャフトはシャフト支持体1519によって支持される。シャフト支持体は、シャフトの周囲で受け止めてパチンと閉まるように作用するC又はU字形部分(図示せず)を含んでもよい。支持体にシャフトを保持するための他の手段は、当該技術分野において既知である。カム部分1512、1514は、シャフト1518に直線の、曲線の、又は他の1つまたはそれ以上の屈曲を含み得る。図15に説明されているように、第1カム部分1512は、旋回軸の第1側面に隣接して位置し、第2カム部分1514は、旋回軸の第2側面に隣接して位置する。第2カム部分1514は、シャフト1518の遠位端又はカム(図示しないが、図3の遠位端又はカム20に類似している)の一部分を含み得る。第1及び第2カム接触表面1520、1522は、第2毛ホルダ1508の底部表面に位置している。全ての説明された実施形態の場合にあることだが、第1及び第2カム部分1512、1514を作成する屈曲若しくは離心円の、振幅又は高さは、関係するカム接触表面に到達して、歯ブラシユーザの歯に向かって、その中へ、それを横切って、又はそれに沿って所望の距離まで第2毛ホルダを駆動させるのに十分大きい。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1518を回転させると、第1カム部分1512が第1カム接触表面1520と接触して、第2毛ホルダ1510の第1末端部1522を駆動させる又は持ち上げて(図に関して)、旋回軸1510の周囲で、頭部分816から離れて歯ブラシユーザ(図示せず)の歯に向かう方向に第1末端部1522を揺り動かす又は動かす。この動きは、第2毛ホルダの第2末端部1526を低くして頭部分816の方へ戻す。シャフト1518が回転し続けると、第1カム部分1512は、第一カム接触表面1520から離れ、第2カム部分1514は第2カム接触表面1522と嵌合する。第2カム部分1514は、第2毛ホルダ1508の第2末端部1526を駆動させる又は持ち上げて(この図に関して)、第2末端部1522を旋回軸1510の周囲で頭部分816から離して歯ブラシユーザの歯に向かう方向に揺らす又は動かす。この動きは、第2毛ホルダの第1末端部1530を低くして頭部分816の方へ戻す。使用中、第1及び第2カム部分1512、1514が交互に第1及び第2カム接触表面1520、1522と接触すると、第2毛ホルダ1508の毛は、様々な程度の力でユーザの歯に押し付けられる。好ましくは、第2毛ホルダ1508の毛は、ユーザの歯と歯の間に押し付けられて、洗浄する及び磨く機能を提供する。揺れ動く又は旋回運動が繰り返されると(シャフト1518が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である磨く又は深く洗浄する運動が提供される。
【0026】
図16に関し、強化歯ブラシ810の第7実施形態では、第2毛ホルダ1608の横断方向軸線に取り付けられたピン又は蝶番の形体で提供され得る旋回軸1610で、第2毛ホルダ1608が歯ブラシ頭部816に可動的に取り付けられる。一実施形態では、第2毛ホルダ1608は、第2毛ホルダ1608の中間点で歯ブラシの首部の側壁に固定されているピンの周囲で旋回する。横断方向軸線は、例えば、第2毛ホルダ1608の第1末端部1612に隣接している。第2毛ホルダ1608は、駆動シャフト1618に含まれるカム1614によって、震動性の、揺れる、旋回する、又は揺れ動く運動で別個に駆動する。任意選択的に、シャフトはシャフト支持体1619によって支持される。シャフト支持体は、シャフトの周囲で受け止める又はパチンと閉まるように作用するC又はU字形部分(図示せず)を含んでもよい。シャフトを支持体に保持するための他の手段は、当該技術分野で既知である。カム1614は、シャフト1618の遠位端(図示しないが、図3の遠位端又はカム20に類似している)の一部分であってもよい。カム1614は、シャフト1618に1つまたはそれ以上の屈曲を含み得る。例えば、屈曲は、直線の、曲線の、又は他種類の屈曲であってもよい。カム接触表面1622は、その第2末端部1626に隣接する第2毛ホルダ1608の底部表面に位置する。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1618を回転させると、カム1614はカム接触表面1622と接触して、第2毛ホルダ1608の第2末端部1626を駆動させる又は持ち上げて(この図面に関して)、第2毛ホルダ1608の第2末端部1626を、旋回軸1610の周囲で頭部分816から離して歯ブラシユーザの歯(図示せず)に向かう方向に揺り動かす又は動かす。シャフト1618が回転し続けると、カム1614は、カム接触表面1622から離れる。使用中にカム1614がカム接触表面1622と接触すると、第2毛ホルダ1608の毛は、様々な程度の力でユーザの歯に押し付けられる。好ましくは、第2毛ホルダ1608の毛は、ユーザの歯と歯の間に押し付けられて、洗浄する及び磨く機能を提供する。カムが接触表面1622から離れると、ユーザの歯を押している毛は、第2毛ホルダをユーザの歯から離して頭部分816の方へ戻す。この揺れ動く又は旋回する運動が繰り返されると(シャフト1618が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である磨く又は深く洗浄する運動が提供される。
【0027】
図17及び図18に関し、強化歯ブラシ810の第8実施形態では、第2毛ホルダ1810は、歯ブラシ頭部816のスロット1812に可動的に取り付けられて、駆動シャフト1818に含まれるカム1816によって、スロット1812内で往復又は移動する横断方向の運動で別個に駆動する。カム1816は、シャフト1818の上に配置又は成形されてそれにしっかり固定された、適切に形成されたビーズを含み得る。例えば、ビーズは離心円のカムとして形成される。あるいは、カムは、直線の、曲線の、又は他の種類の1つまたはそれ以上の屈曲を含み得る。第1及び第2カム従動部1822、1826は、第2毛ホルダ1810の底部表面から垂れ下がっている。カム従動部は、例えば、第2毛ホルダの長手方向軸線818から外れて、カム1816に跨る又はそれを捕らえる。モータ819(図8参照)がシャフト1818を回転させると、カム1816は、第1カム従動部1822の表面1821と接触して第1カム従動部1822を駆動させ、その結果第2毛ホルダ1810を頭部分816の横断方向軸線1830に沿って頭部分816の第1側面1828から離す。シャフト1818が回転し続けると、カム1816は、第1カム従動部1822から離れる。次にカム1816は第2カム従動部1826の表面1825に接触して、第2カム従動部1826を駆動させ、従って第2毛ホルダ1810を駆動させて頭部分816の第1側面1828の方へ戻す。この前後又は左右の運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的である掃く運動が提供される。
【0028】
図19に関し、強化歯ブラシ810の第9実施形態では、第2毛ホルダ1910が、歯ブラシ頭部816のスロット(図示せず)に可動的に取り付けられ、駆動シャフト1918に含まれるカム1916によって、往復する又は移動する長手方向の運動で別個に駆動する。カム1916は、適切な形体で形成され、シャフト1918の上に配置又は成形され、それにしっかりと固定されたビーズを含み得る。カム1916は、逆螺旋の又は螺線形の溝1920を含む。螺旋又は螺旋形の溝は、ビーズの周囲で伸びてビーズの長手方向軸線の付近で螺旋状になる。例えば、長手方向軸線は、シャフト1918と一致する。カム従動部1922は、第2毛ホルダ1910の底部表面1923から垂れ下がっている。カム従動部1922は、螺旋の溝1920内で滑って受け止められる。強化歯ブラシ810のモータ819がシャフト1918を回転させると、螺旋の溝1920の第1表面1924がカム従動部1922の第1表面1925と接触してカム従動部1922を駆動させ、その結果第2毛ホルダ1910を、頭部分816の長手方向軸線818に沿って第1毛ホルダ814から離す。シャフト1918が回転し続けると、カム従動部1922が螺旋の溝1920の頂点1926に到達して、螺線の溝1920の第1表面1924は、第1カム表面1925から離れる。その後、螺旋の溝1920の第2表面1928は、カム従動部1922の第2表面1930と接触してカム従動部1922を駆動させ、従って第2毛ホルダ1910を第1毛ホルダ814の方へ戻す。この前後運動が繰り返されると(シャフト918が回転し続けると)、第1毛ホルダ814によって提供される運動とは異なって、補足的であるこする運動が提供される。任意選択的に、カム1916はシャフト1918に離心的に取り付けられ、ビーズ又はカム1916の長手方向軸線は、シャフト1918と一致しない。この場合、カム従動部1922が、螺旋の溝1920の底部に載るのに十分長く作成される場合、離心的に取り付けられたカムがシャフトによって回転すると、持ち上げる又は垂直の拍動する力が第2毛ホルダに提供される。あるいは、又は更に、溝の深さは変えられる。深さの変化は、カム従動部、故に、第2毛ホルダに持ち上げる又は垂直の拍動する力を提供する。螺旋の溝がビーズを取り囲む時、ビーズの長手方向軸線に沿って前後に数回循環する溝とそれを置き換えてもよい。この種の溝は、第2毛ホルダの往復運動の頻度を増すために使用され得る。
【0029】
本発明の実施形態は、単純化のために長手方向軸線818及び毛ホルダの表面(例えば、図11の1115参照)にほぼ垂直な方向に伸びる毛で説明されるものの、第1及び/又は第2毛ホルダの運動を補足する又は更に強化するために、毛は異なる配置がされてもよいことが考察される。図20に関し、毛の数本又は全てが、毛ホルダの表面2006に対して鋭角2008を形成する方向に伸びてもよいと共に、毛2010及び2014各々に関しては、図20の例によって示されるように、柄に向かう又はそれから離れる方向に伸びる。図21に関して、もう1つの実施形態では、毛2110及び2114について図21で示されるように、毛の数本が、頭部から離れて外向きに別の方向に伸びて、更に毛ホルダの表面に対して鋭角2108を形成してもよい。米国特許意匠第330,286号、意匠第434,563号に説明されているようなマッサージ用の毛又は様々な高さの毛も使用してもよく、その要旨を参考として引用し本明細書に組み込む。使用に好適な他の好ましい毛の配置には、米国特許第6,006,394号、第4,081,876号、第5,046,213号、第5,335,389号、第5,392,483号、第5,446,940号、第4,894,880号、及びPCT国際公開特許WO99/23910号の全て又は一部分に説明されている配置が挙げられ、これらの要旨を参考として引用し本明細書に組み込む。
【0030】
本発明は特定の実施形態を参照して説明された。本明細書を熟読して理解すると、改良及び変更が出てくる。例えば、あるカムはシャフトに屈曲を含むと説明されている一方で他のカムはシャフトに固定された、適切に形成されたビーズを含むと説明されているが、カムは示された形体には制限されない。実際、屈曲がビーズに置き換えられてもよいし、ビーズが屈曲に置き換えられてもよい。例えば、図22は、図13及び図14に説明されている第5実施形態に類似する第10実施形態を説明している。しかし、第10実施形態では、カム2216は、シャフト2218の上に固定して配置された又は共に成形された、適切に形成された複雑なビーズとして形成される。第1及び第2カム部分又は表面が説明又は参照される場合、それらの部分又は表面は、別個のカムと考えられるか又は別個のカムとして実行され得る。カム又はカム部分が1つの離心円又は屈曲形で説明される場合、多数の離心円又は屈曲形が含まれ得る。加えられた各離心円又は屈曲形は、関連する毛ホルダが、震動する、拍動する、旋回する、ぐるぐる回る、揺れ動く、振動する、往復運動する、又は移動する頻度を増す。更に、多数の離心円が含まれる場合、それらは様々な振幅を有し、様々な毛ホルダ運動の振幅を提供してもよい。全てのそのような改良及び変更は、添付された請求項又はその等価のものの範囲内にある限り、含まれることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】歯ブラシの断面底面図である。
【図2】図1の歯ブラシの一部分の横断側面図を示している。
【図3】図2の断面底面図である。
【図4】図2の、対向する側面図である。
【図5】異なる歯ブラシの、異なる尺度での図2と同じ図である。
【図6】異なる歯ブラシの、異なる尺度での図3と同じ図である。
【図7】異なる歯ブラシの、異なる尺度での図4と同じ図である。
【図8】第2毛ホルダを有する強化歯ブラシの底面図である。歯ブラシは部分的な区分で示されている。
【図9】歯ブラシの頭部分の第1実施形態の、図8のA〜Aに沿って取った断面図である。
【図9A】第1実施形態の部分的断面側面図である。
【図10】歯ブラシの頭部分の第2実施形態の、図8のA〜Aに沿って取った断面図である。
【図11】歯ブラシの頭部分の第3実施形態の、図8のA〜Aに沿って取った断面図である。
【図12】歯ブラシ頭部の第4実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図13】歯ブラシ頭部の第5実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図14】歯ブラシ頭部の第5実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。シャフトは、図13に示される位置とは異なる位置に回転しているのが示されている。
【図15】歯ブラシ頭部の第6実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図16】歯ブラシ頭部の第7実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図17】歯ブラシの第9実施形態の頭部分の底面図である。
【図18】歯ブラシ頭部の第9実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図19】歯ブラシ頭部の第10実施形態の、図8のB〜Bに沿って取った部分的断面図である。
【図20】代表的な第1の交互の毛の配置を示す歯ブラシの側面図である。
【図21】代表的な第2の毛の配置を示す、図8のD〜Dに沿って取った末端部の図である。
【図22】交互のカムのデザインを示す第5実施形態の第2の実施の、図8のB〜Bに沿って取った部分断面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動歯ブラシであって、
内部に配置されるモータを有する、前記電動歯ブラシの第1末端部にある柄と、
前記電動歯ブラシの第2末端部にある頭部であって、長手方向軸線を有し、複数の毛の房を含む第1毛ホルダと複数の毛の房を含む第2毛ホルダとを有する、頭部と、
前記モータに作用的に接続されるとともに、長手方向軸線及びカムを有する回転可能なシャフトであって、前記カムは、前記第2毛ホルダと係合して前記第2毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線に対してほぼ垂直な方向に動かし、前記回転可能なシャフトは、前記第1毛ホルダと係合して前記第1毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線にほぼ垂直な軸線の周囲で振動又は回転させ、前記第2毛ホルダは、前記第1毛ホルダの軸線とほぼ平行な方向に動く、回転可能なシャフトと
を備える、電動歯ブラシ。
【請求項2】
前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に隙間が画定される、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項3】
前記頭部は静止毛をさらに備える、請求項2に記載の電動歯ブラシ。
【請求項4】
前記静止毛は前記隙間内に設けられる、請求項3に記載の電動歯ブラシ。
【請求項5】
前記第2毛ホルダは、前記柄と前記第1毛ホルダとの間に位置する、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項6】
前記カムは、前記回転可能なシャフトにおける屈曲である、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項7】
前記第2毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの前記屈曲と係合するカム接触表面を有する、請求項6に記載の電動歯ブラシ。
【請求項8】
前記カム接触表面は前記第2毛ホルダの底面に位置する、請求項7に記載の電動歯ブラシ。
【請求項9】
前記第1毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの最遠端によって駆動される、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項10】
前記最遠端は前記カムから変位する、請求項9に記載の電動歯ブラシ。
【請求項11】
前記頭部は、前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に位置するシャフト支持体をさらに備える、請求項10に記載の電動歯ブラシ。
【請求項12】
前記回転可能なシャフトの前記最遠端は、前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線から外れており、前記第1毛ホルダ内のスロットと係合する、請求項9に記載の電動歯ブラシ。
【請求項13】
前記回転可能なシャフトは、前記第2毛ホルダの下部を通り、前記第1毛ホルダの下部を通らない、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項14】
前記カムは、前記カムが前記第2毛ホルダから外れる際に、前記第2毛ホルダが前記電動歯ブラシの前記頭部に向かって可動であるように前記第2毛ホルダから外れる、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項15】
前記第2毛ホルダは複数列の毛の房を含む、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項16】
前記頭部は、前記第2毛ホルダが内部に可動に取り付けられるスロットを有する、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項17】
電動歯ブラシであって、
内部に配置されるモータを有する、前記電動歯ブラシの第1末端部にある柄と、
前記電動歯ブラシの第2末端部にある頭部であって、長手方向軸線を有し、複数の毛の房を含む第1毛ホルダと複数の毛の房を含む第2毛ホルダとを有する、頭部と、
前記モータに作用的に接続されるとともに、長手方向軸線及びカムを有する回転可能なシャフトであって、前記カムは、前記第2毛ホルダのカム接触表面と係合して前記第2毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線に対してほぼ垂直な方向に動かし、前記回転可能なシャフトは、前記第1毛ホルダと係合して前記第1毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線にほぼ垂直な軸線の周囲で振動又は回転させ、前記第2毛ホルダは、前記第1毛ホルダの軸線とほぼ平行な方向に往復運動する、回転可能なシャフトと
を備える、電動歯ブラシ。
【請求項18】
前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に隙間が画定され、前記電動歯ブラシは、前記隙間内に設けられる静止毛をさらに備える、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項19】
前記カムは前記回転可能なシャフトにおける屈曲である、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項20】
前記第2毛ホルダは、前記柄と前記第1毛ホルダとの間に位置し、前記回転可能なシャフトは、前記第2毛ホルダの下部を通り、前記第1毛ホルダの下部を通らない、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項21】
前記第1毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの最遠端によって駆動される、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項22】
前記最遠端は前記カムから変位する、請求項21に記載の電動歯ブラシ。
【請求項23】
前記頭部は、前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に位置するシャフト支持体をさらに備える、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項24】
前記回転可能なシャフトの最遠端は、前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線から外れており、前記第1毛ホルダ内のスロットと係合する、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項25】
前記カムは、前記カムが前記第2毛ホルダから外れる際に、前記第2毛ホルダが前記電動歯ブラシの前記頭部に向かって可動であるように前記第2毛ホルダから外れる、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項26】
前記第2毛ホルダは複数列の毛の房を含む、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項27】
前記頭部は、前記第2毛ホルダが内部に可動に取り付けられるスロットを有する、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項28】
電気モータを有する柄に連結するようになっている電動歯ブラシ頭部アセンブリであって、
前記柄に連結するようになっている第1末端部と、
前記第1末端部とは反対の第2末端部とを有する頭部であって、長手方向軸線を有し、複数の毛の房を含む第1毛ホルダ、及び複数の毛の房を含む第2毛ホルダを有する、頭部と、
前記モータに作用的に接続されるとともに、長手方向軸線及びカムを有する回転可能なシャフトであって、前記カムは、前記第2毛ホルダのカム接触表面と係合して前記第2毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線に対してほぼ垂直な方向に動かし、前記回転可能なシャフトは、前記第1毛ホルダと係合して前記第1毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線にほぼ垂直な軸線の周囲で振動又は回転させ、前記第2毛ホルダは、前記第1毛ホルダの軸線とほぼ平行な方向に動く、回転可能なシャフトと
を備える、電動歯ブラシ頭部アセンブリ。
【請求項29】
前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に隙間が画定される、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項30】
前記頭部は静止毛をさらに備える、請求項29に記載の電動歯ブラシ。
【請求項31】
前記静止毛は前記隙間内に設けられる、請求項30に記載の電動歯ブラシ。
【請求項32】
前記第2毛ホルダは、前記柄と前記第1毛ホルダとの間に位置する、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項33】
前記カムは前記回転可能なシャフトにおける屈曲である、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項34】
前記第2毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの前記屈曲と係合するカム接触表面を有する、請求項33の電動歯ブラシ。
【請求項35】
前記カム接触表面は前記第2毛ホルダの底面に位置する、請求項34に記載の電動歯ブラシ。
【請求項36】
前記第1毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの最遠端によって駆動される、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項37】
前記最遠端は前記カムから変位する、請求項36に記載の電動歯ブラシ。
【請求項38】
前記頭部は、前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に位置するシャフト支持体をさらに備える、請求項37に記載の電動歯ブラシ。
【請求項39】
前記回転可能なシャフトの前記最遠端は、前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線から外れており、前記第1毛ホルダ内のスロットと係合する、請求項36に記載の電動歯ブラシ。
【請求項40】
前記回転可能なシャフトは、前記第2毛ホルダの下部を通り、前記第1毛ホルダの下部を通らない、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項41】
前記第2毛ホルダは複数列の毛の房を含む、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項42】
前記頭部は、前記第2毛ホルダが内部に可動に取り付けられるスロットを有する、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項43】
前記カムは、前記カムが前記第2毛ホルダから外れる際に、前記第2毛ホルダが前記電動歯ブラシの前記頭部に向かって可動であるように前記第2毛ホルダから外れる、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項1】
電動歯ブラシであって、
内部に配置されるモータを有する、前記電動歯ブラシの第1末端部にある柄と、
前記電動歯ブラシの第2末端部にある頭部であって、長手方向軸線を有し、複数の毛の房を含む第1毛ホルダと複数の毛の房を含む第2毛ホルダとを有する、頭部と、
前記モータに作用的に接続されるとともに、長手方向軸線及びカムを有する回転可能なシャフトであって、前記カムは、前記第2毛ホルダと係合して前記第2毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線に対してほぼ垂直な方向に動かし、前記回転可能なシャフトは、前記第1毛ホルダと係合して前記第1毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線にほぼ垂直な軸線の周囲で振動又は回転させ、前記第2毛ホルダは、前記第1毛ホルダの軸線とほぼ平行な方向に動く、回転可能なシャフトと
を備える、電動歯ブラシ。
【請求項2】
前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に隙間が画定される、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項3】
前記頭部は静止毛をさらに備える、請求項2に記載の電動歯ブラシ。
【請求項4】
前記静止毛は前記隙間内に設けられる、請求項3に記載の電動歯ブラシ。
【請求項5】
前記第2毛ホルダは、前記柄と前記第1毛ホルダとの間に位置する、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項6】
前記カムは、前記回転可能なシャフトにおける屈曲である、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項7】
前記第2毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの前記屈曲と係合するカム接触表面を有する、請求項6に記載の電動歯ブラシ。
【請求項8】
前記カム接触表面は前記第2毛ホルダの底面に位置する、請求項7に記載の電動歯ブラシ。
【請求項9】
前記第1毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの最遠端によって駆動される、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項10】
前記最遠端は前記カムから変位する、請求項9に記載の電動歯ブラシ。
【請求項11】
前記頭部は、前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に位置するシャフト支持体をさらに備える、請求項10に記載の電動歯ブラシ。
【請求項12】
前記回転可能なシャフトの前記最遠端は、前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線から外れており、前記第1毛ホルダ内のスロットと係合する、請求項9に記載の電動歯ブラシ。
【請求項13】
前記回転可能なシャフトは、前記第2毛ホルダの下部を通り、前記第1毛ホルダの下部を通らない、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項14】
前記カムは、前記カムが前記第2毛ホルダから外れる際に、前記第2毛ホルダが前記電動歯ブラシの前記頭部に向かって可動であるように前記第2毛ホルダから外れる、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項15】
前記第2毛ホルダは複数列の毛の房を含む、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項16】
前記頭部は、前記第2毛ホルダが内部に可動に取り付けられるスロットを有する、請求項1に記載の電動歯ブラシ。
【請求項17】
電動歯ブラシであって、
内部に配置されるモータを有する、前記電動歯ブラシの第1末端部にある柄と、
前記電動歯ブラシの第2末端部にある頭部であって、長手方向軸線を有し、複数の毛の房を含む第1毛ホルダと複数の毛の房を含む第2毛ホルダとを有する、頭部と、
前記モータに作用的に接続されるとともに、長手方向軸線及びカムを有する回転可能なシャフトであって、前記カムは、前記第2毛ホルダのカム接触表面と係合して前記第2毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線に対してほぼ垂直な方向に動かし、前記回転可能なシャフトは、前記第1毛ホルダと係合して前記第1毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線にほぼ垂直な軸線の周囲で振動又は回転させ、前記第2毛ホルダは、前記第1毛ホルダの軸線とほぼ平行な方向に往復運動する、回転可能なシャフトと
を備える、電動歯ブラシ。
【請求項18】
前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に隙間が画定され、前記電動歯ブラシは、前記隙間内に設けられる静止毛をさらに備える、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項19】
前記カムは前記回転可能なシャフトにおける屈曲である、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項20】
前記第2毛ホルダは、前記柄と前記第1毛ホルダとの間に位置し、前記回転可能なシャフトは、前記第2毛ホルダの下部を通り、前記第1毛ホルダの下部を通らない、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項21】
前記第1毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの最遠端によって駆動される、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項22】
前記最遠端は前記カムから変位する、請求項21に記載の電動歯ブラシ。
【請求項23】
前記頭部は、前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に位置するシャフト支持体をさらに備える、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項24】
前記回転可能なシャフトの最遠端は、前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線から外れており、前記第1毛ホルダ内のスロットと係合する、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項25】
前記カムは、前記カムが前記第2毛ホルダから外れる際に、前記第2毛ホルダが前記電動歯ブラシの前記頭部に向かって可動であるように前記第2毛ホルダから外れる、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項26】
前記第2毛ホルダは複数列の毛の房を含む、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項27】
前記頭部は、前記第2毛ホルダが内部に可動に取り付けられるスロットを有する、請求項17に記載の電動歯ブラシ。
【請求項28】
電気モータを有する柄に連結するようになっている電動歯ブラシ頭部アセンブリであって、
前記柄に連結するようになっている第1末端部と、
前記第1末端部とは反対の第2末端部とを有する頭部であって、長手方向軸線を有し、複数の毛の房を含む第1毛ホルダ、及び複数の毛の房を含む第2毛ホルダを有する、頭部と、
前記モータに作用的に接続されるとともに、長手方向軸線及びカムを有する回転可能なシャフトであって、前記カムは、前記第2毛ホルダのカム接触表面と係合して前記第2毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線に対してほぼ垂直な方向に動かし、前記回転可能なシャフトは、前記第1毛ホルダと係合して前記第1毛ホルダを前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線にほぼ垂直な軸線の周囲で振動又は回転させ、前記第2毛ホルダは、前記第1毛ホルダの軸線とほぼ平行な方向に動く、回転可能なシャフトと
を備える、電動歯ブラシ頭部アセンブリ。
【請求項29】
前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に隙間が画定される、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項30】
前記頭部は静止毛をさらに備える、請求項29に記載の電動歯ブラシ。
【請求項31】
前記静止毛は前記隙間内に設けられる、請求項30に記載の電動歯ブラシ。
【請求項32】
前記第2毛ホルダは、前記柄と前記第1毛ホルダとの間に位置する、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項33】
前記カムは前記回転可能なシャフトにおける屈曲である、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項34】
前記第2毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの前記屈曲と係合するカム接触表面を有する、請求項33の電動歯ブラシ。
【請求項35】
前記カム接触表面は前記第2毛ホルダの底面に位置する、請求項34に記載の電動歯ブラシ。
【請求項36】
前記第1毛ホルダは、前記回転可能なシャフトの最遠端によって駆動される、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項37】
前記最遠端は前記カムから変位する、請求項36に記載の電動歯ブラシ。
【請求項38】
前記頭部は、前記第1毛ホルダと前記第2毛ホルダとの間に位置するシャフト支持体をさらに備える、請求項37に記載の電動歯ブラシ。
【請求項39】
前記回転可能なシャフトの前記最遠端は、前記回転可能なシャフトの前記長手方向軸線から外れており、前記第1毛ホルダ内のスロットと係合する、請求項36に記載の電動歯ブラシ。
【請求項40】
前記回転可能なシャフトは、前記第2毛ホルダの下部を通り、前記第1毛ホルダの下部を通らない、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項41】
前記第2毛ホルダは複数列の毛の房を含む、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項42】
前記頭部は、前記第2毛ホルダが内部に可動に取り付けられるスロットを有する、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【請求項43】
前記カムは、前記カムが前記第2毛ホルダから外れる際に、前記第2毛ホルダが前記電動歯ブラシの前記頭部に向かって可動であるように前記第2毛ホルダから外れる、請求項28に記載の電動歯ブラシ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図9A】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図9A】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2008−18261(P2008−18261A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−230594(P2007−230594)
【出願日】平成19年9月5日(2007.9.5)
【分割の表示】特願2003−541489(P2003−541489)の分割
【原出願日】平成14年11月6日(2002.11.6)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年9月5日(2007.9.5)
【分割の表示】特願2003−541489(P2003−541489)の分割
【原出願日】平成14年11月6日(2002.11.6)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】
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