説明

襟付きTシャツの裏ポケット

【課題】 ポケットが少ないTシャツの不便を解消する為に携帯電話機やメガネ等、厚みがあり破損の危険がある身の回り品を安心して収納する事ができる、裏ポケットを設けた襟付きTシャツを提供する。
【解決手段】襟付きTシャツ1の左胸部に設けられた従来の胸ポケットとは別に,ゴム入りネット6により形成した裏ポケット5を,襟付きTシャツ1を裏返しにした胸部中央の裏地7に設け、裏ポケット5に収納した携帯電話機は、胸部中央の谷間にスッポリと無理がなく収まり、襟付きTシャツ1のボタン3を外して、胸元を大きく開くことにより簡単に出し入れする事ができ又、裏ポケット5を形成する材質には,伸縮自在のゴム入りネット6を使ったのでシャツの着たり脱いだりするときも落下しない。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明はTシャツ姿の軽装で外出する際に、携帯電話機等の身の回り品を収納する、ポケットの不足を解消することを目的とした襟付きTシャツの裏ポケットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
上着を脱いでTシャツ姿の軽装で外出する際に困るのは、財布、名刺入れ、メガネ等の、身の回り品を収納するポケットが少ないことです、特に携帯電話機を収納するためのポケットが欲しいと思うことがあります、今日では携帯電話機は必需品となっており、
外出する際には手放すことが出来なくなっています、財布や名刺入れのような破損の心配がない物はズボンの後ろポケットに入れますが、携帯電話機では無理があります、
やむなくセカンドバックや上着のポケットに入れて手に提げて持ち歩きます、そのために置き忘れをしたり落としたりする事があります、又、人中や車の運転中に着信音が鳴り響きますと,慌てて携帯電話機を探すために冷や汗をかく事があります、通常の襟付きTシャツには左胸部にポケットが設けられていますが、この部分は周囲よりも一段と盛り上がっておりますので、厚みのある携帯電話機を収納するとポケットが大きく膨らんで垂れ下がり、又、重量もあるために体を前に倒した時に簡単にスベリ落ちます。
【特許文献1】特開2003−239124号広報
【特許文献2】特開2003−147616号広報
【特許文献3】特開平11−81017号広報
【特許文献4】実新登録第3092281号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
発明が解決しようとする課題を整理すると次の4項目にまとめることができる
【0004】
▲1▼ 携帯電話機等の身の回り品を収納するポケット不足を解消し、重量のある携帯電話機がスベリ落ちるような事が無いようにしたい。
【0005】
▲2▼ 周囲よりも盛り上がっている左胸部に設けられている通常の胸ポケット(2)は、厚みのある携帯電話機を収納すると、圧迫感を覚えるのでその様な事を解消したい、
【0006】
▲3▼ 胸ポケット(2)に携帯電話機を収納すると、ポケットが大きく膨らんで突き出すために見やすいものではありません、ポケットに携帯電話機を収納していることを外部から気づかれる事がないようにしたい、
【0007】
▲4▼ 裏ポケット(5)を設けることにより、Tシャツを着たり脱いだりする際に頭部がくぐりにくく成らないようにしたい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、Tシャツの左胸部に設けられている従来の胸ポケット(2)とは別に,図2で示すようにゴム入りネット(6)で形成した裏ポケット(5)を,襟付きTシャツ(1)を裏返しにした胸部中央の裏地(7)に施し設けた、この場所は胸の中心であり左右に盛り上がっている乳部の中間に位置しますので、携帯電話機は胸の谷間にスッポリと無理がなく収まるのです、この事は、携帯電話機の形状が外部から目立たないために、人目を気にする事なく外出する事ができます、Tシャツの裏側は物を出し入れするのに極めて厄介な場所ですが、図3で示すように襟付Tシャツ(1)のボタン(3)を外して、胸元を大きく開くことにより簡単に出し入れする事ができるのです、又、裏ポケット(5)を設けたことにより、Tシャツを着たり脱いだりする際に頭がくぐりにくく成りますが、裏ポケット(5)の材質には伸縮自在なゴム入りネット(6)を使用したことにより解決しました。
【発明の効果】
【0009】
本考案は上述の通り構成されているので次ぎに記載する効果を奏する。
【0010】
▲1▼ 裏ポケット(5)に収納された携帯電話機は,胸の左右の盛り上がっている乳部の間の谷部にスッポリト収まるので違和感が少なく、携帯電話機の形状が外から目立たないので人目を気にする事がない、
【0011】
▲2▼ 襟付きTシャツ(1)のボタン(3)を外し胸元を開く事により、裏ポケット(5)への携帯電話機の出し入れが簡単にできます。
【0012】
▲3▼ 胸部中央は振動には敏感な所ですから、携帯電話機の着信を常にバイブレーター着信することにより、人中でも着信を確実に感知しますので慌てて恥をかくことがない、
【0013】
▲4▼ 裏ポケット(5)は胸部の中央に設けられているので左右のバランスが良く、重量のある携帯電話機を収納していても疲れませんので、長時間携帯電話機を肌身離さず持ち歩くことができます、
【0014】
▲5▼ 伸び縮みする裏ポケット(5)には携帯電話機ばかりでなく、メガネや、パスポートや財布等の貴重品を収納する事もできます、胸部の中央は敏感な所ですから落としたり、スリの被害に遭う事も少なく安心です、
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明のTシャツの裏ポケット(5)に携帯電話機を出し入れをするときは、襟付きTシャツ(1)のボタン(3)を外して、胸元を開いて出し入れをします、携帯電話機は胸の左右に盛り上がっている乳部の谷間にスッポリと収納する事ができますので、外見では人に気ずかれる心配はありません、携帯電話機は重量がありますが、裏ポケット(5)は胸の中心である事から、左右のバランスが良く疲れることは少ないので、長時間肌身離さず持ち歩くことができます、携帯電話機の着信は常にバイブレーター着信に切り替えておきますと、振動に敏感な胸の中央は着信を確実に感知します、慌てる事なく落ち着いて受信すれば良いのです、
【産業上の利用可能性】
【0016】
本発明の襟付きTシャツ(1)の裏ポケット(5)は、上着を脱いで軽装で外出の際に携帯電話機を始めとする身の回り品を収納するのに便利です、特に財布やパスポート等の貴重品は、裏ポケット(5)に収納した後で胸元のボタン(3)を掛けることにより、落としたりスリの被害に遭う事も避けられます、又、携帯電話機の着信は常にバイブレーター着信に切り替えておくことにより、人中で慌てて冷や汗をかく事もありません、軽装で外出の際に貴重な身の回り品を安心して収納する事のできる、襟付きTシャツ(1)を提供する事ができます。
【図面の簡単な説明】
【図1】 襟付きTシャツ(1)の正面図
【図2】 裏ポケット(5)を設けた襟付きTシャツ(1)の正面図
【図3】 ボタン(3)を外し胸元を開放した襟付きTシャツ(1)の正面図
【符号の説明】
1 襟付きTシャツ
2 胸ポケット
3 ボタン
4 縫い目
5 裏ポケット
6 ゴム入りネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
Tシャツ姿の軽装で外出する際に、携帯電話機やメガネ等の身の回り品を収納する適当なポケットが無く不便をすることがあります。この事を補うために襟付きTシャツ(1)の胸部中央の裏地(7)に、ポケットを施し設けた事を特徴とする襟付きTシャツ(1)の裏ポケット(5)
【請求項2】
裏ポケット(5)を設けたことにより、Tシャツを着たり脱いだりする際に、頭部がくぐりずらくなるのを防ぐために、裏ポケット(5)の材質には伸縮するゴム入りのネット(6)を用いた事を特徴とする請求項1記載の襟付きTシャツ(1)の裏ポケット(5)

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−28720(P2006−28720A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−238936(P2004−238936)
【出願日】平成16年7月21日(2004.7.21)
【出願人】(592227379)
【Fターム(参考)】