説明

見えるカード

【課題】カードの材質
紙製のポイントカード・診察カード等は、使用する度に、劣化し、美観が損なわれる。よって利用者は紙製カードを、財布の目立たないポケットcへ収納する、又は財布に収納しない利用者もいる。結果、利用者が、カードを発行したお店・病院等を利用する際や、予約する際(電話予約など)、カードが見当たらない、カードを忘れるといったことが起こる。それは、利用者にとって、カードを探す手間や、利用したいタイミングを逃すことになる。
カードの形状
利用者は材質の良いカードを財布のカード入れdに収納する。だが、ポケットの数に限りがあり、その数を上回るカードは、重ねて収納しなければならない。
結果、下方のカードが認識できない・カードが取り出しにくいという問題に発展する。
【解決手段】
本発明には材質をプラスチック製、金属製などを使用し、カードの形状は、図1図2のような形状にする。さらに、aとbへ情報を印字する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗が発行する、ポイントカード・メンバーズカード、病院が発行する診察カード等の、カードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
店舗が発行する、ポイントカード・メンバーズカード、病院が発行する診察カード等は、まだ紙製のものが多く流通しているのが現状である。カードを発行する側にとっては、印刷物の中の1つという認識が強く、低コストの追及により、紙で製作される。
【0003】
しかし、利用者にとって紙製カードは、耐え

がたいストレスとなっている。何故なら、紙製カードを財布から出し入れする度に、劣化し、美観が損なわれるのだ。特に、利用頻度の高い利用者(常顧客)や、ブランド財布を持つ女性の利用者にとっては、大迷惑である。
【0004】
そのようなことが原因で、カードを発行する側にとっても、「カードの紛失が多いので、余計にコストがかかる」「利用者のリピート率が低い」などといった問題に発展する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は次の2点である。
課題(1)カードの材質
店舗が発行する紙製の、ポイントカード・メンバーズカード、病院が発行する紙製の診察カードなどの紙製カードは、耐久性に優れていない。よって財布から紙製カードを出し入れする度に、劣化し、美観が損なわれる。そのようなストレスにより、利用者は紙製カードを、財布の目立たないポケットcへ収納する、又は財布に収納しない利用者もいる。結果、利用者が次回、カードを発行したお店や病院を利用したい際、カードに記載された情報(電話番号など)を知りたい時(予約する為など)、カードが見当たらない(紛失)、カードを忘れるといったことが起こる。それは、利用者にとって、カードを探す手間や、利用したいタイミングを逃すことになる。
課題(2)カードの形状
利用者は頻繁に使用するカード(クレジットカード・キャッシュカード)や材質の良いカードを財布のカード入れdに収納する。だが、ポケットの数に限りがある為、数枚のカードを収納するには、カードを重ねて収納しなければならない。
結果、下方のカードが何のカードか分からない・カードが取り出しにくいといった問題に発展する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、課題(1)のカードの材質を解決する手段として、プラスチック製(塩化ビニル樹脂・PET樹脂など)、金属製などの、耐久性に優れたものを使用する。
そして、課題(2)に述べたカードの形状は、財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分aと、財布のカード入れ内に隠れる部分A・財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分bと、財布のカード入れ内に隠れる部分Bで構成された形状にする。そして財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分aと財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分bへ、見えるカードを発行する店舗や病院の屋号や電話番号・営業時間などの情報を印字する。
【発明の効果】
【0007】
本発明のカードは、紙に比べ耐久性の良い、プラスチック製(塩化ビニル樹脂・PET樹脂など)、金属製などを使用し、これにより利用者はストレスを感じることもなく、財布のカード入れdに収納することができる。さらに、カードの形状を図1・図2のように、財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分aと、財布のカード入れ内に隠れる部分A・財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分bと、財布のカード入れ内に隠れる部分Bで構成された形状にすることにより、図4にあるように、財布を開くだけで、a・bに印字されている店舗・病院などの情報(屋号・電話番号など)を確認することができる。よって利用者が次回、カードを発行したお店や病院を利用したい際、カードに記載された情報(電話番号など)を知りたい時(予約する為など)は、カードを取りださなくても、すぐ情報を確認することができる。(図4参照)
これにより、見えるカード利用者は「カードを探さなくていい」「利用したいタイミングに利用できる」
「カードを取り出さなくても情報が確認できる」
「カードが取り出しやすい」
「カードを重ねて収納しても、下方のカードの情報が見える」
といった効果を生むことができる。
見えるカード発行側は「カードの紛失が少なくなった」
「利用者が財布を開く度に、カードが見えて、利用者に利用を促す効果があり、利用頻度が増えた。」といった効果を生むことができる。

【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】見えるカードの表面である。
【図2】見えるカードの裏面である。
【図3】本内容を分かり易くする為の図である。
【図4】本内容を分かり易くする為の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
見えるカードの形状は、図1・図2のように、財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分aと財布のカード入れ内に隠れる部分bで構成されている形状である。尚、財布のカード入れには、本件のように、縦型収納するものもあれば、横型に収納するものもあるので、財布に合わせたカードの形状となる。材質は主にプラスチック製(塩化ビニル樹脂・PET樹脂など)、金属製などを使用する。aとbは見えるカードを発行する店舗や病院などの情報 (屋号・電話番号・URL・開店時間・閉店日等)を印字するスペースである。

【実施例1】
【0010】
図1は、見えるカード表面の図であり、材質はプラスチック製(塩化ビニル樹脂・PET樹脂など)、金属製などを使用する。形状や寸法は図に記載してある通りである。財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分aには見えるカードを発行する、店舗や病院などの情報(屋号・ロゴ・電話番号・URL・メールアドレスなど)を印字する。
【実施例2】
【0011】
図2は、図1の裏面であり、材質・形状・寸法は図1の通りである。
財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分bには、見えるカードを発行する、店舗や病院などの情報(屋号・ロゴ・電話番号・URL・メールアドレスなど)を印字する。
【実施例3】
【0012】
図3は、本内容を分かり易くする為の財布の図である。
【実施例4】
【0013】
図4は、見えるカードが、財布のカード入れdに収納された図である。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明の製品は、工場等での大量生産を要するので、産業上の利用可能性がある。
【符号の説明】
【0015】
a: 財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分〈情報(屋号・電話番号・URL・開店時間・閉店日等)を印字するスペース〉
A:財布のカード入れ内に隠れる部分
b: 財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分〈情報(屋号・電話番号・URL・開店時間・閉店日等)を印字するスペース〉
B:財布のカード入れ内に隠れる部分
c:財布の目立たないポケット
d:財布のカード入れ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
材質は主にプラスチック製(塩化ビニル樹脂・PET樹脂など)、金属製などを使用し、カードの形状は、図1図2のように、財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分aと、財布のカード入れ内に隠れる部分A・財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分bと、財布のカード入れ内に隠れる部分Bで構成されるのが特徴のカード。尚、財布のカード入れには、本件のように、縦型収納するものもあれば、横型に収納するものもあるので、財布に合わせたカードの形状となる。尚、図1に記載してあるカードの寸法は、これに限定されるものではない。
【請求項2】
財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分aと、財布のカード入れ(d)に収納した際に見える部分bに、情報(屋号・電話番号・URL・開店時間・閉店日等)などを印字することにより、利用者が財布からカードを出さなくても、財布を開くだけで、カードやカードに印字された情報が確認できる。さらにカードを重ねて財布のカード入れdへ収納した際も、下方のカードや下方のカードの情報が見えるのが特徴のカードである。(図4は実際に見えるカードを数枚重ねて収納した図である。)

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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