説明

視力矯正用コンタクトレンズキット

【課題】角膜中央部や水晶体中央部に局所的な混濁により視力が不良であるような場合、手術せずに視力を矯正できるコンタクトレンズを提供する。
【解決手段】透明なコンタクトレンズ本体3と、そのコンタクトレンズ本体3の中央部分に不透明レンズ部位2を設けたコンタクトレンズ1であって、散瞳状態で用いることを特徴とする、コンタクトレンズとする。コンタクトレンズ本体3の直径は8〜24mmであるのが好ましい。また、コンタクトレンズ1は強角膜コンタクトレンズであるのが好ましい。さらに、不透明レンズ部位2は円形状であるのが好ましく、前記円形状の直径は2〜6mmであるのがよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、透明なコンタクトレンズ本体と、そのコンタクトレンズ本体の中央部分に不透明レンズ部位を設けたコンタクトレンズであって、散瞳状態で用いることを特徴とするコンタクトレンズに関するものである。
【背景技術】
【0002】
角膜や水晶体に混濁があると、光が眼内に入りにくくなったり、光が混濁により乱反射することにより、視力が障害される。このため、透明なコンタクトレンズ本体の中央部分にある瞳孔部を、日光などが目に当たると、スリガラスのように乱反射現象によって眼の前が白くなって見えなくなるのを防ぐことができるサングラス効果のあるカラーレンズとした白内障用カラーコンタクトレンズが知られている(例えば、特許文献1を参照)。しかし、前記カラーコンタクトレンズは、サングラス効果を目的とするものであり、角膜中央部や水晶体中央部に混濁がある視力不良を矯正することは困難である。
【0003】
瞳孔部分を遮蔽するコンタクトレンズとして、周辺視野機能を有する遮蔽コンタクトレンズが知られている(例えば、特許文献2を参照)。しかし、前記遮蔽コンタクトレンズは、脳の標的部分を更生または訓練するためのコンタクトレンズであって、このコンタクトレンズは、脳の非標的領域に対応する中心視野の一部を選択的に目隠しするための遮蔽領域を有して、脳の特定部分に対して視覚処理を強制し、それによってその脳の特定部分を刺激することにより、脳機能の訓練および更生を行うことを目的としている。このため、眼球の瞳孔部分を覆うコンタクトレンズは、少なくとも一部は透明であり、瞳孔部分を完全に遮蔽するものではない。
【0004】
角膜中央部や水晶体中央部に混濁がある場合の視力回復方法としては、例えば、混濁した水晶体を取り除き眼内レンズに置き換える白内障手術や、角膜移植という外科的手術が一般的である。しかし、外科的手術は、肉体的、精神的負担が大きいなどの問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11-253480号公報
【特許文献2】特表2005-509898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、角膜中央部や水晶体中央部に局所的な混濁があることにより視力が不良であるような場合、手術せずに視力を矯正できるコンタクトレンズを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題を解決するため、鋭意研究した結果、コンタクトレンズ中央部に不透明レンズ部位を作り、視力不良の原因となる眼の混濁部上を遮蔽し、散瞳薬を用いて散瞳すると、視力を矯正できることを知見し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
[1]透明なコンタクトレンズ本体と、そのコンタクトレンズ本体の中央部分に不透明レンズ部位を設けたコンタクトレンズであって、散瞳状態で用いることを特徴とする、コンタクトレンズ;
[2]コンタクトレンズ本体の直径が8〜24mmである、前記[1]記載のコンタクトレンズ;
[3]コンタクトレンズ本体の直径が11〜24mmである、前記[1]記載のコンタクトレンズ;
[4]強角膜コンタクトレンズである、前記[1]〜[3]のいずれかに記載のコンタクトレンズ;
[5]不透明レンズ部位が円形状である、前記[1]〜[4]のいずれかに記載のコンタクトレンズ;
[6]前記円形状の直径が2〜6mmである、前記[5]記載のコンタクトレンズ;および
[7]角膜中央部または水晶体中央部に局所的な混濁を有する眼用である、前記[1]〜[6]のいずれかに記載のコンタクトレンズ、
に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明のコンタクトレンズは、角膜中央部や水晶体中央部の局所的な混濁により視力が不良な眼に対して、コンタクトレンズの中央部に不透明レンズ部位を作り、視力不良の原因となる眼の混濁部上を遮蔽し、散瞳薬を用いて散瞳することにより、以下の効果が得られる。
(1)散瞳しない定常時には、瞳孔領の上ではなく、虹彩で遮られていた光が、散瞳することにより虹彩で遮られることなく眼内入射が可能となり、入射光は角膜の中央部を除く部分(以下、単に角膜周辺部という。)および水晶体の中央部を除く部分における屈折力によって網膜上に像を結ぶことが可能となり、視力を得ることができる。
(2)前記(1)の視力は、眼鏡または本発明のコンタクトレンズの度数を調整することにより、矯正視力の向上を図ることができる。
(3)コンタクトレンズの中央部を不透明にすることにより、角膜中央部から入射する光が遮光、遮断されるため、角膜または水晶体中央部の混濁により生じる乱反射現象を防止、抑制できる。
(4)瞳孔は通常、暗闇では散大し、光の下で収縮するが、散瞳剤を点眼すると瞳孔は眩しい光の下でも過度に広がったままであるので、羞明がみられる。しかし、本発明のコンタクトレンズは、コンタクトレンズ中心部が不透明であるので、コンタクトレンズ中心部から光が眼内に入らない。従って、本発明のコンタクトレンズを装着すると、瞳孔が開いた状態であって、かつ眩しい光の下でも、羞明を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】コンタクトレンズ1の正面図である。(実施例1)
【図2】図1のコンタクトレンズ1の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明のコンタクトレンズについて図面を参照しながら説明する。図1および図2に示すコンタクトレンズ1(実施例1)は、コンタクトレンズ本体3とそのコンタクトレンズ本体の中央部に不透明レンズ部位2を有する。
【0011】
前記コンタクトレンズ本体の材質は、特に限定されない。このため、コンタクトレンズ本体は、例えば、ハードコンタクトレンズ、酸素透過性ハードコンタクトレンズ、含水性ソフトコンタクトレンズ、非含水性ソフトコンタクトレンズなどを含む。これらコンタクトレンズ本体は、商業的に販売されているコンタクトレンズ、またはメディカルオーダーシステムにより製造されるコンタクトレンズなどが含まれ、本発明のコンタクトレンズ本体として使用できる。メディカルオーダーシステムにより製造されるコンタクトレンズとしては、例えば、ドクターズEX−GタイプLD(株式会社エイコー製)、ドクターズEX−GタイプKC(株式会社エイコー製)、ドクターズEXタイプMF(株式会社エイコー製)、カスタムメイドハードコンタクトレンズ(サンコンタクトレンズ社製)などが挙げられる。
【0012】
コンタクトレンズ本体の直径は、眼を散瞳させた時の瞳部分を覆うことができる大きさであれば、特に限定されないが、8〜24mmが好ましく、特に11〜24mmの直径の大きいコンタクトレンズがさらに好ましい。前記直径の大きいコンタクトレンズとしては、強角膜コンタクトレンズまたは強膜コンタクトレンズなどが含まれる。強膜コンタクトレンズは、セミ強膜コンタクトレンズ、ミニ強膜コンタクトレンズを含む。直径の大きいコンタクトレンズ(例えば、強角膜コンタクトレンズ、強膜コンタクトレンズなど)は、眼に装着したときにコンタクトレンズの動きが小さい。このため、角膜周辺部の透明な部分がコンタクトレンズ本体の光透過部と合致し、コンタクトレンズ中央部の不透明レンズ部位を固定させやすくできるため、本発明のコンタクトレンズ本体として好適に用いることができる。
【0013】
前記不透明は、レンズが透明でなく、レンズを通してものを識別できないことをいい、光非透過(光の遮断、遮蔽、阻止)を含む。コンタクトレンズ中央部の不透明レンズ部位は、円形状が好ましい。円形状は楕円、多角形などのほぼ円形状を含む。前記円形の直径は約2〜6mmが好ましく、約2〜5mmがより好ましく、約3〜5mmがさらに好ましい。不透明レンズ部位が前記範囲内であると、視力不良の原因となる角膜中央部または水晶体中央部の混濁部上を遮蔽でき、かつ角膜または水晶体中央部の混濁による入射光の乱反射現象を防止、抑制できる。また、散瞳剤投与後の羞明を抑制できる。
【0014】
コンタクトレンズ本体中央部の不透明レンズ部位2のレンズを不透明にする手段は、不透明レンズ部位のレンズの透明性、光透過性を遮断、遮蔽、阻止できれば限定されない。前記手段は、不透明レンズ部位の透明なレンズを不透明にできれば限定されないが、不透明レンズ部位のレンズ表面が不透明となるよう加工されていてもよく、不透明レンズ部位のレンズ材質が不透明となるよう加工されていてもよい。不透明レンズ部位のレンズ表面の加工方法は、例えば、(1)レンズ表面をフライス加工や平削り加工により不透明(例えば、スリガラス状など)にする方法、並びに(2)レンズ表面に染料、インクまたは顔料などをプリントまたは塗被して着色(例えば、黒色、茶色など)し、不透明にする方法を含む。フライス加工や平削り加工と、染料、インクまたは顔料による着色は組み合わせてもよく、例えば、フライス加工または平削り加工後、加工面に染料、インクまたは顔料などをプリントまたは塗被してもよい。不透明レンズ部位のレンズ材質の加工は、前記染料、インクまたは顔料などをレンズ材料に混合することを含む。前記加工は不透明レンズ部位のレンズを、例えば、着色レンズ(例えば、黒色)またはスリガラス状レンズに入れ替えることを含む。また、レンズを不透明にする手段には、例えば、予め着色された樹脂フィルムあるいは樹脂シートなどを用い、不透明レンズ部位に、接着剤などを用いて接着する方法、熱や超音波を用いて溶着する方法、インサート技術などにより、張り合わせて一体化する方法を含む。
【0015】
前記フライス加工や平削り加工は、フライス盤などを用いることにより実施できる。フライス盤としては、限定されないが、例えば、CAMM−3(ローランド社製)などが好ましく挙げられる。
【0016】
前記染料、インクまたは顔料は、コンタクトレンズの使用に安全性の確認されたものが好ましい。染料、インクの好ましい例としては、リアクティブブラック5、リアクティブブラック14、リアクティブブルー4、リアクティブブルー19、リアクティブレッド11、リアクティブブルー21、リアクティブブルー77、リアクティブブルー163、リアクティブイエロー15、リアクティブイエロー42、リアクティブイエロー76、リアクティブイエロー86、リアクティブオレンジ78などが挙げられるが、これらに限定されない。前記顔料としては、好ましくは酸化鉄ブラック、酸化鉄ブラウン、酸化鉄イエロー、酸化鉄レッドまたは二酸化チタンなどの無機顔料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、カルバゾールバイオレット、バットオレンジ#1、ピグメントブルー15、ピグメントブルー36などの有機顔料が挙げられるが、これらに限定されない。前記染料、インクおよび/または顔料は、1種または2種以上を組み合わせて、任意の色彩に着色にすることができる。前記色彩は、レンズを不透明にできれば特に限定されないが、好ましくは、瞳と同系色、例えば黒〜茶褐色が好ましい。瞳と同系色であれば、本発明のコンタクトレンズを装着したときに、自然な外観となり好ましい。
【0017】
必要に応じて硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、非イオン性ポリアルキレンオキシド界面活性剤などの染色助剤を添加することができる。この助剤の使用によって、前記染料、インク、インクのレンズ内部への浸透または付着を助け、容易にムラなく均一にレンズ中央部を着色できる。染料、インクまたは顔料溶液中の染料、インクまたは顔料の濃度は0.01〜50%が適当であり、より好ましくは0.1〜20%が適当である。前記範囲内であれば、コンタクトレンズ中央部を不透明にでき好ましい。
【0018】
前記染料、インクまたは顔料のコンタクトレンズへのプリントまたは塗被は、公知の方法(例えば、特開平08−194191、特開平6−222304、特開2000−329901、特表2008−511025、特表2007−507758などに記載の方法など)により実施できる。
【0019】
本発明のコンタクトレンズは、散瞳状態で用いることを特徴とする。前記散瞳状態は、散瞳剤を点眼することにより、得ることができる。散瞳剤としては、例えば、硫酸アトロピン、塩酸フェニレフリン、トロピカミド、シクロペントラート塩酸塩、臭化水素酸ホマトロピンなどが挙げられる。前記散瞳剤は、2種以上を混合して使用することもできる。また、市販の散瞳点眼剤を好ましく使用できる。市販の散瞳点眼剤としては、好ましくは、例えば、日点アトロピン点眼液1%(株式会社日本点眼薬研究所製)、ミドリンP点眼液(参天製薬株式会社製)、サイプレジン1%(参天製薬株式会社製)、サンドールP点眼液(株式会社日本点眼薬研究所製)、ミドリンM点眼液0.4%(参天製薬株式会社製)、サンドールMY点眼液0.4%(株式会社日本点眼薬研究所製)、オフミック点眼液(わかもと製薬株式会社製)、ネオシネジンコーワ5%(興和株式会社製)、リュウアト1%眼軟膏(参天製薬株式会社製)などが挙げられる。また、前記散瞳剤は、マイクロカプセルなどの徐放性製剤の形態であってもよい。
【0020】
前記散瞳剤の投与量は、角膜又は白内障の中央部の混濁の程度、点眼剤中の散瞳剤の濃度などにより異なるが、散瞳が得られれば限定されず、通常、前記点眼剤を1〜数滴、好ましくは、1〜3滴(1滴、2滴、3滴)を1日1〜3回程度である。眼軟膏は、1日1〜3回程度、適量を点入することが好ましい。
【実施例】
【0021】
以下に実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、実施例は、本発明を限定するものではない。
【0022】
(実施例1)
直径15mmの酸素透過性ハードコンタクトレンズ(エイコー社製;図1、2)をコンタクトレンズ本体として使用した。図2中の略後は、以下:
DIA:直径(diameter)
PZ:周辺部(peripheral zone)
BOZ:後面光学部(back optical zone)
CT:中心厚(central thickness)
FOA:前面光学部(front optical zone)
を示し、数値単位はミリメータ(mm)示す。
前記コンタクトレンズ本体の中央部(直径約5mm)の角膜と接しない前面光学部表面を、フライス盤(CAMM−3;ローランド社製)を用いて、コンタクトレンズ中央部から半径約2.5mmの円形状(直径約5mm)に、ダイヤモンドチップを埋め込んだスタイラス(打刻針)で打刻した。打刻は、スリガラス状になるまで、すなわち、コンタクトレンズを正常眼に装着した時、目で物を識別できなくなるまでおこなった。得られたコンタクトレンズは、正常眼に装着されると、装着者は明るさを感じるが、目で物を識別できず視力を喪失した。
【0023】
(実施例2)
擬似角膜混濁作成コンタクトレンズ:
直径15mmの酸素透過性ハードコンタクトレンズ(エイコー社製;図2)を用い、実施例1と同様にコンタクトレンズの中央部(直径約5mm)の角膜と接しない前面光学部表面を、フライス盤(CAMM−3;ローランド社製)を用いて、コンタクトレンズ中央部から半径約2.5mmの円形状(直径約5mm)に、ダイヤモンドチップを埋め込んだスタイラス(打刻針)で打刻した。打刻は、前記円形状(直径約5mm)にコンタクトレンズの透明部分が約10〜20%均一に残る状態までおこなった。このようにして得られたコンタクトレンズを装着した眼を擬似角膜混濁眼とした。
視力測定:
正常眼(視力:1.0)に実施例1のコンタクトレンズ又は前記擬似角膜混濁作成コンタクトレンズを装着し、視力測定した。その後、日点アトロピン点眼液(アトロピン硫酸塩水和物1w/v%;株式会社日本点眼薬研究所製)を1滴点眼し、1時間後に瞳孔径を測定した後、視力測定及び視力矯正をおこなった。視力測定は、字詰まり視力検査器CV−5000(株式会社トーメーコーポレーション製)を用いて行った。視力矯正は、球面度数(−;近視、+:遠視)を測定し、度数に基づく眼鏡を作製した。
結果を表1に示す。本発明のコンタクトレンズを装着すると、瞳部分が遮蔽されるため視力測定はできなかった。しかし、散瞳剤で散瞳させると、視力(0.6)を得ることができ、散瞳による副作用の羞明も認められなかった。また、視力の矯正のため、遠視度数+0.75に基づく眼鏡装着により、視力は0.8まで回復できた。
【0024】
【表1】

*遠視度数
【産業上の利用可能性】
【0025】
角膜中央部又は水晶体中央部に混濁した眼の視力を回復できるコンタクトレンズとして利用できる。
【符号の説明】
【0026】
1 コンタクトレンズ
2 コンタクトレンズ本体中央部の不透明レンズ部位
3 コンタクトレンズ本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明なコンタクトレンズ本体と、そのコンタクトレンズ本体の中央部分に不透明レンズ部位を設けたコンタクトレンズであって、散瞳状態で用いることを特徴とする、コンタクトレンズ。
【請求項2】
コンタクトレンズ本体の直径が8〜24mmである、請求項1記載のコンタクトレンズ。
【請求項3】
コンタクトレンズ本体の直径が11〜24mmである、請求項1記載のコンタクトレンズ。
【請求項4】
強角膜コンタクトレンズである、請求項1〜3のいずれかに記載のコンタクトレンズ。
【請求項5】
不透明レンズ部位が円形状である、請求項1〜4のいずれかに記載のコンタクトレンズ。
【請求項6】
前記円形状の直径が2〜6mmである、請求項5記載のコンタクトレンズ。
【請求項7】
角膜中央部又は水晶体中央部の局所的な混濁を有する眼用である、請求項1〜6のいずれかに記載のコンタクトレンズ。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−45105(P2012−45105A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−188713(P2010−188713)
【出願日】平成22年8月25日(2010.8.25)
【特許番号】特許第4768075号(P4768075)
【特許公報発行日】平成23年9月7日(2011.9.7)
【出願人】(504357945)
【Fターム(参考)】